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長江哀歌(エレジー)(2006)

三峽好人
STILL LIFE

メディア映画
上映時間113分
製作国中国
公開情報劇場公開(ビターズ・エンド=オフィス北野)
初公開年月2007/08/18
ジャンルドラマ
どんなに世界が変わろうと、人は精一杯に生き続ける。
長江哀歌 (ちょうこうエレジー) [DVD]
参考価格:¥ 5,400
価格:¥ 5,400
USED価格:¥ 3,100
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 Photos

【クレジット】
監督:ジャ・ジャンクー
脚本:ジャ・ジャンクー
撮影:ユー・リクウァイ
音楽:リン・チャン
出演:チャオ・タオシェン・ホン
ハン・サンミンハン・サンミン
ワン・ホンウェイワン・トンミン
リー・チュウビングォ・ビン
マー・リーチェンヤオメイ
チョウ・リンマーク
ホァン・ヨン歌う少年
【解説】
 2009年の完成に向けて着々と工事が進む長江の三峡ダム建設プロジェクト。万里の長城以来とも言われる中国の一大国家事業により水没する運命にある古都・奉節(フォンジェ)を舞台に、「プラットホーム」「青の稲妻」のジャ・ジャンクー監督が、時代の大きなうねりの中で繰り広げられる名も無き人々のかけがえのない人生を見つめた感動ドラマ。それぞれに愛する人を捜してこの街にやってきた2人の男女の物語を軸に、移住を強いられ困難に直面してもなお、たくましく懸命に生きる市井の人々の暮らしを詩情豊かに綴る。2006年のヴェネチア国際映画祭グランプリ受賞作。
 三峡ダム建設が進む街、奉節。山西省の炭鉱夫ハン・サンミンは、16年前に別れた妻子を捜してこの街にやってきた。しかし昔妻が住んでいた場所はすでに水に沈んでいた。サンミンは安宿に寝泊まりしながら、妻子の行方を捜すことにするが…。同じ頃、こちらも山西省からやってきた女、シェン・ホンが、三峡の工場に働きに出て2年間も音信不通の夫グォ・ビンを捜していた。夫はすでに工場にはいなかった。彼女は夫の友人ワン・トンミンを訪ねて協力を仰ぎ、一緒に夫を捜してもらうのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
539 7.80
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【ユーザーコメント】
投稿者:きらきら投稿日:2016-06-04 13:50:14
【ネタバレ注意】

ジャ・ジャンクーは『プラットホーム』を見たとき、「お、ひさしぶりに活きのいいのが出てきたぞ」と思った覚えがあります。
この『長江エレジー』もその期待を裏切らない作品でした。

「ダム工事によって変わっていくこの土地が、変わってしまう前に撮りたかった」とジャ・ジャンクーが言っているように、この映画の主人公はダム建設の行われはじめている奉節という場でもあります。
山々、そして廃墟のようなビル群にほんのりと霞がかかり、それが閉ざされた空間であると同時に、長江(湖のようにデカい!)の存在が開かれた存在にもしています(主人公の男女二人はこの長江を渡って奉節にやって来ます)。

物語はシンプルで、二人の男女が長年会っていなかったそれぞれの連れ合いを探すものです。
女はかつての夫を見つけ、離婚したいことを告げます。
また男の方はかつての妻を見つけ、妻の兄が借りた借金の返済を約束することで、妻とよりを戻すことにします。

変わっていく人間とは別に、奉節という街も国家プロジェクトのダムの建設のために、建物がどんどんと壊され、変化をしていきます。
(変化を物語るために、主人公の男が十元札に描かれた長江を眺めるシーンはきれいです。)
人間と街との変化が並行していきます。

最後に仲間と一緒に主人公の男は街を去っていきます。
それは人間を包みこんでいた街から、人が去っていき、街が建物がなくなるばかりか人もいなくなっていき、変化をしていくことでもあります。
そうした経緯がゆっくりと静かに流れるように描かれていきます。
(「ゆっくりと流れるように」を表現できるディレクターは稀です)

見てよかったなあ、と思えた作品です。

投稿者:いまそのとき投稿日:2011-05-16 13:35:57
眠い。このかったるさは何だ。傑作と評価が高いのが信じがたい。「プラットホーム」「世界」ジャ・ジャンクー監督は自分に合わない。笑えないシュールな画。無言の間は苦痛になり早送りしたくなるのをやっとこ我慢した。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-25 18:39:45
ジャ・ジャンクー
投稿者:イノセント投稿日:2008-07-26 14:10:38
【ネタバレ注意】

映画を観ながら、僕は自分の胸の内がじわじわと熱くなるのを覚えた。それがどういう理由によるものか上手く説明がつかぬままに・・・

冒頭、長江を航行する定期船のアナウンスが一円にこだまするシーンに始まり、街の雑踏と悠々と水をたたえる長江の対比、ダム建設で埋没した地域と二次工事で新たに埋没する地区、埋没する建物をハンマーでひたすら解体する労働者の姿・・・これらの映像が脳裏に焼きつく。

そんな街へ人探しにやってくる男と女。第三者を介してわずかにすれ違うだけの二人の主人公は、それぞれ目的の人物を探し当て、そしてこれからの人生の方向を定めてまた帰っていく。ただそれだけの展開なのに・・・

彼らの台詞はむしろ些細なものであり、ダム湖に消失する寸前の街の変貌と共に、あるいは悠久の時を刻む川の流れと共に、ストーリーとは別次元のエネルギーによって、主人公と彼等に関わった街の住人達の「生き様」が照らし出されていく。

画中に挿入されるシュールな映像も、ダム湖に沈む膨大な建物がすべて人力で崩されていくという途方もないプロジェクトの前では何の違和感もなく、
「生きる」ことの重みを映画ならではのアプローチでしっかり心に刻んでくれる映画だった。

投稿者:さち投稿日:2008-07-25 01:44:50
不打つ
投稿者:ghost-fox投稿日:2008-05-11 16:23:03
伝わりません、最後まで
投稿者:Bava44投稿日:2007-10-31 19:22:38
途中のロケット発射のバカCGの時、劇場で笑っていたの俺だけだった。
演出力は一応あると思うが、間延びし過ぎ。携帯電話と水を飲むのがよく出る映画。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-10-17 19:23:48
【ネタバレ注意】

浅学にしてジャ・ジャンクー監督作品を観るのは、『世界』(04年)に続いて2作目に過ぎない。前作は北京を舞台にしていたが、この作品では北京を遠く離れた三峡・奉節(フォンジェ)を舞台にしながら、同じように「変貌する中国」を強烈に感じた。
16年前に子供を連れて逃げ出した妻を追って山西省からやって来た冴えない男(ハン・サンミン)2年以上連絡がない夫を捜しにやって来た女シェン・ホン(チャオ・タオ)。
人々はダム建設によって故郷を奪われ、それを穴埋めするかのように「金」を求める。心は通い合わず、バラバラに立ち尽くしている。
薄汚れた建物は、重機ではなく人力で解体が進められている。妻を捜しにやって来て、そのまま解体現場で働き始めるハン・サンミン。

冒頭、元札がユーロやドル札に変わる手品は、中国と世界の関わり(それも経済的な連関に留まる)を暗示したものか。
10元札に使われるほど美しい風景を誇っていた三峡の変貌。
それは現代中国の急速な(異様な)変貌と重なる。

…と、それなりに私は面白く受けとめたが、Longislandさんが指摘するように万人受けするような作品では全くない。中国に関心のない人も同様だろう。
ドキュメンタリー風でありながら、突然飛んでいくタワーには私も違和感(あのモニュメント?は、住民の移住を記念して市が建てたもので未完成だそうだ)。同じようにサンミンと妻のヤオメイが話しているビルの裂け目から見えていたビルが、突然崩れ落ちるシーンも少々演出があざといように思った。

ジャ・ジャンクーが描く変貌する中国はなかなか面白い。ただ、敢えていうならもう少しだけ娯楽性も加えてもいいのでは、と思ってしまった。それにしてもこうした、ある種難渋な作品がヴェネチア映画祭でグランプリを受賞したという事実に驚いてしまう。

投稿者:Longisland投稿日:2007-08-30 23:48:31
昨年のヴェネチア映画祭金獅子受賞作品。 公開初週末のシャンテは全回満員だったとか・・・おいおいジャ・ジャンクー監督作品だぜ? 2週目平日シャンテシネも善良そうな老人達(失礼、シニア層)で満員・・・しつこいようだがジャ・ジャンクーの映画だぜ? シャンテで上映することも、満員になることも信じられん。
 
確かに表面的なストーリーは巨大ダムによって水没する街を舞台に妻娘を捜しにきた純朴な炭鉱夫、夫を探しにきた看護婦の再会ドラマってことになるんだろうが、ジャ・ジャンクー監督らしく作家性が強い作品となっている、ありていに言えば万人受けしない小難しい作品。水没する街は2千年の歴史を持つ古都らしいが、単なる薄汚い廃墟ビル街にしか見えんし、妻娘探しにきた炭鉱夫(監督の従弟)はほぼ全シーン白いランニング姿、ドキュメンタリー風の演出と映像、特に再会のシーンなんて映画的盛り上がりゼロ。 
上映後、ほのぼのとした映画を期待していただろうシニア達の当惑顔、期待と違った云々と会話を交わすシニア達の姿はなんか哀れ。

思うに、映画製作・配給・興業に携わる全ての人々にとって一人でも多くの観客に劇場で観てもらいたいはず、ムビオラ(宣伝)もビターズエンド&オフィス北野(配給)も虚偽宣伝したのではない(ポスター&チラシのアートワークは良質、HPは丁寧)。 公開前金曜夕刊の好意的な映画評も意図したのではないだろうが無邪気な老人達をミスリードしたんだと思う。
一部のシネフィル向けと映画を型にはめる、観客を選ぶことは良くないことだとわかっているが、映画とビジネスについて考えさせられた・・・。

で作品はといえば
本作品は小型のHDVで撮影され35mmにキネコされたとか、スクリーン映像を観る限りフィルム撮りとの差異は感じられず。過去のジャジャンクー作品に多かった極端な長廻や突飛な構図といった観辛さが減ったのと同時に、映画に対する真摯さが薄い感じがした。変な廃墟ビル(オブジェらしい)の発射CGは違和感。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 金獅子賞ジャ・ジャンクー 
■ 外国映画賞 
 ■ 撮影賞ユー・リクウァイ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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