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サルバドールの朝(2006)

SALVADOR

メディア映画
上映時間135分
製作国スペイン/イギリス
公開情報劇場公開(CKエンタテインメント)
初公開年月2007/09/22
ジャンルドラマ
もっと、生きたい。
サルバドールの朝 [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 3,950
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【解説】
 フランコ独裁政権に反発してアナーキスト集団の活動に身を投じ、わずか25歳の若さで死刑に処せられた実在の青年サルバドール・ブッチ・アンティックの最期の瞬間を見つめた人間ドラマ。主演は「グッバイ、レーニン!」「ベルリン、僕らの革命」のダニエル・ブリュール。
 1970年代初頭、フランコ独裁政権下のスペイン。自由を愛し正義感にあふれた青年サルバドール・ブッチ・アンティックは、世の中を変えたいという純粋な気持ちから無政府主義グループに参加、反体制活動に関わるようになる。そして、活動資金を得るために銀行強盗にも手を染めることに。やがて警察にマークされたサルバドールは、ついに追い詰められ、激しい銃撃戦に巻き込まれる。その混乱の中、彼の撃った銃弾は若い警官を直撃、サルバドール自身も瀕死の重傷を負ってしまう。結局、撃たれた警官は死亡し、一命を取り留めたサルバドールは逮捕され、軍事法廷にかけられる。その後、死亡した警官には別の銃弾も残っていたことが明らかとなるが、死刑判決を覆すことは出来なかった。減刑を求める家族や世論の声もむなしく、死刑執行の時は刻一刻と迫っていくが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
220 10.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:irony投稿日:2009-01-24 01:06:27
スペインの絞首刑は嫌だなぁ(執行する人も嫌じゃないのかね?) ありゃ拷問道具のようだ 
投稿者:ジーナ投稿日:2008-11-15 23:25:10
久々に映画を観て泣いた気がする。
これはストーリーもさることながら、主人公を演じたダニエル・ブリュールの存在感によるモノも大きい。
個人的には「青い棘」以来のブリュール底力炸裂!って感じです(笑)
強い信念と繊細な心をもつサルバトール青年がブリュールの素朴な中にあるスペシャルな人間性にピッタリ合っていました。

家族背景やスペインのフランコ政権の詳細など描ききれていないという不足感はありますが、恋愛や情熱(活動)に重点を置いた前半の社会派青春テイストと重厚なヒューマンを感じさせる後半のバランスは見事で見応えがありました。
テーマとは不釣合いなタッチの軽さが微妙・・・なんて言われたりしているみたいですが、私はこのくらいのタッチで十分です。
ブリュールの魅力を味わうにはちょうどイイ塩梅でしょう。

「白バラの祈り」「ベルリン、僕らの革命」など国家権力に立ち向かった人々を描いた作品は色々あるけれども泣いた作品は初めてでしたね。

こういうジャンルの作品にしては音楽のチョイスが良かったのも印象的です。

白黒ハッキリした作品が好きな方にはオススメできませんが、私にとっては妹の存在など地味に感動できる作品となりました。
投稿者:ビリジョ投稿日:2007-11-17 17:33:32
【ネタバレ注意】

 不思議な映画を見た、という感じがする。
 パンフを読むと、基本的にはこの青年の死刑に抗議する立場の人たちが作った映画、らしい。であれば、サルバドールをもっと格好良く描いても良かったんでないか。恐らく、制作者たちはヒーローを描こうとしたのではなく、出来るだけ事実に即して描こうとしたのだろう。
 で、その結果、なかなか他に類を見ない映画に仕上がった感じである。前半、サルバドールの姿は滑稽で、哀れで、非常に格好悪い。30年「も」経った後の東洋の異国の観客としては、感情移入しにくい。好意的に解釈すれば「普通の青年」として描くことに徹した、ということか。当時の過激派の姿を、称えるのではなく批判するのでもなく、できるだけありのままに、という意図だったのだろう。

 で、最後までリアリズムが貫かれるのかと思ったら、後半はちょっと違ったのでとまどった。死刑判決を受け、執行されるまでの課程が丁寧に描写される。冗長と言ってもいいぐらい、ゆっくりと時が刻まれる。看守までも変化する。青年は愚かな面もあったが、しかしこの死刑はおかしいではないか、という主張のようだ。

 正直、「まあ、独裁政権下であれば、これぐらいのことは起こるだろう」という感想を抱いてしまう。戦時中の日本はもっとひどかったし、戦後もしばらくはひどい冤罪事件が頻発した。サルバドールのケースは100%の「冤罪」とは言い難い。

 70年代のスペイン、というあたりがポイントなのだろう。日本人には分かりにくい、のがもどかしい。

投稿者:黒美君彦投稿日:2007-10-21 22:27:22
【ネタバレ注意】

1939年以降、36年にわたって独裁を続けたフランコ(1892〜1975)。その独裁に反発して生まれた反政府集団のひとつが、サルバドール・プッチ・アンティック(1948〜74)が参加したアナーキスト集団MIL(イベリア解放運動)だった。もっとも60年代から70年代にかけてのスペインは、ファシズム化した戦前戦中、国際社会から孤立した戦後から脱却し、急激に経済成長した時期ではあるのだが。

サルバドール(ダニエル・ブリュール)は明るく家族から愛される青年である一方、銀行強盗の運転手役を担い、過激な活動家のひとりとして生きる。このあたり、スペイン史に詳しくないこともあって、彼らアナーキストの何ともいえないお気楽さに今ひとつ共感を得ないのが残念。フランコ体制の弾圧もやや描写が弱いので、彼らの活動の必然性に結びつかないのだ。彼らの活動は国内ではどう評価されているのかも知りたいところだが…。

逮捕後、死刑判決からラストに至るまでは、思想犯に対する国家による死刑の意味を考えさせられた。独裁下にあっての死刑宣告は逃れようがない。様々な支援活動が無に終わり、国家の手によって命が奪われる。
老いた死刑執行人の投げやりな態度が印象的だ。「早くやってしまおう」と、自らの仕事を終えることのみを考える老人は、従順な独裁の僕(しもべ)である。この処刑方法が鉄環絞首刑(ガローテ)と呼ばれるもの。鉄の首環をしてそれをネジで締め上げ、最終的に首の骨を折るという残酷なもので、このガローテを使った処刑は彼が最後だったとか。
国家による殺人ということを強く意識させられた。かつて同じように死刑宣告を受け、恩赦を受けた父親の横顔が印象的だ。
ちなみに私は、冤罪やこうした思想犯の弾圧を考えると、死刑は廃止すべきと考えている(その代わり、本当の意味での終身刑を導入し、徹底的に労働させるべきだろう)。
刑務所でのヘススと次第に打ち解けていく展開や、姉妹たちの深い愛情は悪くないが、少々感傷的に過ぎたか。
ただそれはともかく、サルバドールが逃亡を図って警官を射殺させたのも事実である(警官による誤射があったとしてもだ)。そこに思いが全く至らないのもいかがかと思うのだが。権力の手先だからそこまでは何とも思わないか。うーん。

フランコはよく75年死去し、スペインが急速に民主化するのは70年代後半からである。ダニエル・ブリュールは好演している。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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