allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008)

THE SKY CRAWLERS

メディア映画 Anime
上映時間121分
製作国日本
公開情報劇場公開(ワーナー)
初公開年月2008/08/02
ジャンルSF/アクション/青春
スカイ・クロラ コレクターズ・エディション (生産限定) [Blu-ray]
参考価格:¥ 44,280
価格:¥ 31,731
USED価格:¥ 13,000
amazon.co.jpへ

 Photos

【クレジット】
監督:押井守
演出:西久保利彦
製作プロデューサ
ー:
奥田誠治
石川光久
製作指揮:小杉善信
石川光久
プロデューサー:石井朋彦
ラインプロデュー
サー:
川口徹
原作:森博嗣
脚本:伊藤ちひろ
脚本監修:行定勲
キャラクターデザ
イン:
西尾鉄也
作画監督:西尾鉄也
CGIスーパーバ
イザー:
林弘幸
メカニックデザイ
ン:
竹内敦志
撮影:荒井栄児
谷内潤
大貫守健
高木宏紀
美術監督:永井一男
美術設定:永井一男
久保田正宏
色彩設定:遊佐久美子
編集:植松淳一
音響監督:若林和弘
音楽:川井憲次
主題歌:絢香
『今夜も星に抱かれて…』
ビジュアルエフェ
クト:
江面久
整音:井上秀司
レイアウト設定:渡部隆
軍事監修:岡部いさく
声の出演:菊地凛子草薙水素
加瀬亮函南優一
谷原章介土岐野尚文
山口愛草薙瑞季
平川大輔湯田川亜伊豆・合原
竹若拓磨篠田虚雪
麦人山極麦朗
大塚芳忠本田
安藤麻吹フーコ
兵藤まこクスミ
下野紘パイロット
藤田圭宣パイロット
長谷川歩パイロット
杉山大パイロット
水沢史絵娼婦
渡辺智美娼婦
望月健一警備員
西尾由佳理バスガイド
ひし美ゆり子ユリ
竹中直人マスター
榊原良子笹倉永久
栗山千明三ツ矢碧
【解説】
 「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の世界的クリエイター、押井守が豪華スタッフ・キャストとタッグを組み手掛けた長編アニメーション。原作は、ベストセラー作家・森博嗣による同名人気シリーズ。平和を実感させるための見世物として“戦争”が行われている世界を舞台に、思春期の姿のまま戦闘機のパイロットとして永遠に生き続けることを定められた“キルドレ”と呼ばれる者たちの運命を叙情的世界観で綴る。
 現代に似たもう一つの世界。平和を享受する人々は“ショーとしての戦争”を求め、それがビジネスとして成り立つ時代となっていた。そんな中、戦争請負会社のロストック社に所属する戦闘機パイロット、カンナミ・ユーイチはヨーロッパの前線基地、兎離洲(ウリス)に配属される。しかし、彼にはこの基地に赴任する前の記憶がなく、分かっているのは自分が思春期の姿で成長をやめ、空で死なない限り生き続ける宿命にある“キルドレ”であることと、戦闘機の操縦法だけだった。そしてユーイチは、ミステリアスな女性司令官クサナギ・スイトに惹かれていく。彼女もまたキルドレのひとりで、かつてはエース・パイロットだった。一方、彼らの戦況は、“ティーチャー”と呼ばれるラウテルン社のパイロットに翻弄され、日増しに厳しくなっていくのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
640 6.67
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:HABBY投稿日:2018-03-26 20:10:45
【ネタバレ注意】

森博嗣meets押井守&川井憲次(&絢香)。最高峰の反戦ドラマ。純真無垢な若者が考える間もなく問答無用に戦地に追いやられる様を通じて大人(というか人類、かな)の無責任さ、現実逃避ぶりなどを炙り出す。いつ命を落とすとも知らぬ少年少女たちの細やかな恋模様、束の間の逢瀬がなんとも切ない。冷ややかでちょっと退廃的なアニメーションが儚くも美しい。煙草の描き方もうまいなあ。2008年度の日本アカデミー賞では『崖の上のポニョ』に惜しくも敗れたが、こちらを推す人間も多かろう。

昔森博嗣の作品を集めていた時代があって、美しい装丁が施されたこの作品のハードカバー版も発表直後に手に入れたのを思い出した。久しぶりに書庫から引っ張り出して再度鑑賞してみよう。

投稿者:ピースケ投稿日:2014-08-19 21:34:21
テレビ画面で観たけど、空中戦は実写にも劣らない迫力だった。
ただ登場人物がどいつもこいつも魅力ナシ。
投稿者:真壁 六郎太投稿日:2012-05-29 00:12:42
「初めて若い人に優しい映画を作ったと思う」と押井守は言っています。若い人に問いたい!そう思いますか?

最近思うのは「攻殻」は士郎正宗の原作が面白かったからで、それを押井の手柄とするのは間違ってるんじゃないか?ということです。それは「イノセンス」あたりから顕著なりますが、押井による脚色が作品を面白くなくしていると私は感じます。
投稿者:クリモフ投稿日:2012-05-02 02:00:53
空中戦はカッコいいし、しっかりSFしているし、やや青春(というか若モノ向け)ながらしっかりドラマはある、ただ決して退屈しないのになのにしっくりこない感触。
なんだかこの作品の場合は押井監督のディティールへのこだわりと若者へのメッセージがイマイチ噛み合っているとは思えず、第二次大戦をモチーフとした空中戦も無駄に凝り過ぎでその労力を作品全体にバランスよく配分した方が良かったんじゃないかと思えてしまいます。
ドラマ部分はベタながらもエンドロール後も含めて悪くはないものの、これまた作画が淡白で(それが現代の若者の象徴としても)、キャラクタにあまり惹かれないのもマイナスポイント。メッセージを重視するならもっとキャラの掘り下げもいるんじゃないかと。
良作になるポイントはあるのにどれもうまく機能してないという結果に。菊池凛子、加瀬亮が上手くないのもやや残念。
投稿者:Ni-Ho=SAGARU投稿日:2011-10-13 17:56:13
のだが、押井だから面白くない。
って結論に到達するまで4半世紀。
あのオヤジの面白いと思うものは
自分の感覚では面白くないので、
もう行くのやめよう。
イノセントあたりで気付くべきだった。

投稿者:フラーティ投稿日:2010-05-10 01:32:20
【ネタバレ注意】

 空はあんなに青く広いのに、彼等の世界はどうしようもなく灰色で狭い。

 説明不足の世界観、平板で動きのない地上風景、能面のように無表情な登場人物、抑揚のない台詞回しなど、(圧倒的な情報量で押しまくる押井流の演出とは異なる)「あえて描き込まない」禁欲的な演出が功を奏している。閉じられた日常の中で、生きる実感を得られないまま殺されるまで殺し続けるキルドレたちの空虚な毎日を描くには、これが最適だったと思う。

 一般にCGは綺麗だけれど、どこか作り物めいていて、今ひとつ現実感がない(だからSFに向いているわけだが)。しかし、この映画ではむしろ逆。手書きのアニメ部分よりも、CGで作られた空中戦シーンの方が生々しいなんて、なんとも皮肉ではないか。けれども無限の輪廻を生きる運命にあるキルドレたちにとって、地上で繰り返される単調な生活よりも、空戦の方が遙かにリアルなのだ。

 子供が兵士として戦う違和感を象徴する煙草の使い方も巧み。

投稿者:nabeさん投稿日:2010-05-09 19:34:21
押井守の光と影の繰り返しは、全編に荘厳な印象をもたらす。それに比べて脚本が弱く、単調な演技の繰り返し。実にもったいないなぁ。
投稿者:mototencho投稿日:2010-04-14 08:44:29
アニメ界の巨匠、押井守
最新作「スカイクロラ」を観ると
実は職人気質の人だということが良く分かる
 
http://mototencho.web.fc2.com/2008/skyclo.html
投稿者:S&H投稿日:2010-03-21 03:26:16
戦闘シーンのCGでお金をかけすぎちゃったんでしょうか。
キャラの絵は雑。役者は台詞を棒読み。
対峙した人物に問答させて話をすすめる、
素人臭い、いわゆる「低予算」演出。
世界観も描写不足。
アニメなんだから、もう少し絵や活劇で魅せてほしかった。
投稿者:さち投稿日:2009-12-11 20:33:07
yokatta
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-08-24 14:13:23
「イノセンス」が興行的に成功しなかった為か、本作では予算の大半が空中戦のCGと声優に抜擢された役者陣のギャラに廻されたと見え、地上のシーンの映像の平板さ(全く印象に残らない街など)が残念だった。この点は徹底して異世界を表現した「王立宇宙軍」の方がずっと上。
それとSF好きに取って空中戦より重要なキルドレ達のアイデンティティーの描写が非常に少なく、そもそもキルドレの設定の説明をなぜ後半に持って来たかが解らない。こうした部分の情感を丁寧に描けばもっと印象に残る佳作になっていたかも知れないし、何よりキャラデザインをどうにかして欲しかった。設定は良かったのだから違う監督と脚本家とキャラによるTVシリーズを観たかったなあ。あと栗山と谷原は声優向きだった。




投稿者:uptail投稿日:2009-05-26 15:50:23
押井守
投稿者:4531731投稿日:2009-05-23 17:05:37
【ネタバレ注意】

自分に秘められた幼さを自覚する者と自覚しない者。その2つの悲劇が軸になったドラマだと感じました。
主人公がサテンの前でうなだれる老人とすれ違う場面は地味ながら非常に重要だと思います。主人公は老人を
自分の将来の姿とは認めず、老人は主人公を自分の過去だと認めていない。

そして、戦闘機のシルエットを見ると丸で逆向きに飛んでいるように見えますが、押井はコレも意識していると思います。

誰かの代わりでやってきたという始まり方は欧州のアート系映画にはありがちですが、押井はそういう手法を
意識した上でゲーム少年の日常を加味しているように思いました。ゲームは何度死んでも生き返ることが出来ます。
まあ、ゲームでやられても「生き返る」とは誰も言わないと思いますが。

投稿者:ghost-fox投稿日:2009-05-05 22:16:36
それなり
投稿者:Bava44投稿日:2009-04-17 19:19:09
【ネタバレ注意】

予備知識なしで観賞。ようやくレンタルDVDで見た。オープニングで日テレのダサいロゴが出た時点で、嫌になる。商業的な日本アニメのダメな部分が中途半端に押井守と混ざっている感じがして、どう評価していいのか微妙な状態が中盤まで続く。(押井の好きなようにしてやれよ。)ジュブナイルな雰囲気がさっくりした演出と合っていない。でも、これも狙っているのかも知れない。淡々とした愛のないセックスがある反面、死んだ恋人のベッドに顔をうずめるヒロインが繊細に描かれたりする。人間の感情を無視しているわけではない。

それで、これって『ブレードランナー』ですね。あの映画ではレプリカントは寿命が限られていることが問題だったが、この映画では永遠に生き続ける。“キルドレ”を「ピーター・パン」みたいなファンタジーとしてではなく、ハードSFの素材として使ったことが、終わり近くになってようやく明らかにされる。だから、ルトガー・ハウアーの方を主演にした『ブレードランナー』だと思って観れば良い。彼は永遠に人間のために“戦争ごっこ”し続けるのだ。そうとは気づかずに。

私が勝手に思ったことだが、敵側の企業の凄腕パイロットというのは、恐らく子供たちを殺すことが彼らを解放することになると思っているのではないだろうか。オープニングの戦闘シーンで脱出したパイロットを撃ち殺している。ハリソン・フォードの役柄はこいつかな。登場しないけど。
もしくは、企業間で戦争を演出しているだけ。管理社会を描いているわけだから。ここら辺の世界観は全く示されないので分からない。思いきりネタバレだが、最後、撃墜される主人公の機体が十字架のようになるのが印象的。
製作したスタッフ・キャストの果たして何人までが監督の意図を理解していたのか、作品の出来にスタッフの迷いみたいのが出ているような気がする。(声優使ってないのかよ!)

あと、看板の文字で予想していたが、ポーランド語を利用していたことがエンドクレジットで分かる。『アヴァロン』以来の腐れ縁。普通の日本人が気付かないこととして、劇中ビッグ・ベンを高くしたような時計塔がでるが、明らかにスターリン様式の建物であり、調べてみたら、ワルシャワに文化科学宮殿というそっくりのものがありました。この上を戦闘機の編隊が飛ぶという構図は明らかに象徴的。凄い演出。

クレジット後のシーンは蛇足。作品がループ構造になっていることは本篇中で暗示されているので、改めて示す必要はない。この構造の計算された密度の高さだけでも、一言で“駄作”と済ますことが出来ない作品である。

投稿者:特機隊投稿日:2008-12-22 22:53:18
「ビューティフル・ドリーマー」、「パトレイバー」、「攻殻機動隊」は素晴らしいゆえに、押井守を尊敬していた。
「イノセンス」も素晴らしく、何度も劇場で見た。
実写のケルベロスシリーズや立喰師も見たし、押井作品のDVDは数多く揃えてる。
でもこの「スカイクロラ」を見た感想は・・・「あ、終わった・・・。」です。
ストーリーは全く盛り上がらない。感動もしない。迫力も無い。
そしてやってしまった、素人タレント声優。
登場人物に感情移入できない。
ただでさえ盛り上がらないストーリーなのに、棒読み台詞でさらにテンション下がる。
「インセンス」や「パトレイバー2」も暗い映画だよ。
でも声優の演技やストーリーや演出が映画を盛り上げて、観客を魅了してくれていた。
「スカイクロラ」には全くそれが無い。押井作品で一番期待はずれだった。
1回見て、「2度見ることはない、DVD不要。」と思った。
ヴェネチアかどっかの映画祭に行ったらしいが、そんなのは押井の過去の名声があったから。
打倒ポニョとか言っといてジブリみたいに国民向け風に作ろうとして、結局ポニョの足元にも及ばず興行的にもコケただろ。
次回作コケたら引退するしかないよ。
もう国民向けは無理だから本来のファン向けに戻ってくれ。
ケルベロス騒乱を描いた「人狼」の続編でも作って、押井節の復活を期待する。
投稿者:replicant投稿日:2008-09-22 01:03:38
ストーリーは相変わらずの押井守哲学が展開されていますので、オイラには意味不明ですし、いつものように“しゃらくせぇ〜”だけです。空中戦を始めとする映像は、こちらも相変わらず美しく溜息が出るほどですし、スカイウォーカー・サウンドが手がけた音声面も迫力十分に楽しめます。だから、オイラのように「音と映像が楽しめればいいや!レシプロの空中戦好きだし!」みたいな人にならお薦めです(空中戦はちょっと短いですけど・・・(T_T))。個人的には、主人公の一人・草薙水素の声も仕草も鳥肌が立つほど気持ち悪かったです。っつーか、“キルドレ”って子供じゃないじゃん!この映画に登場する“子供”は大人が都合良く使う「子供のくせに!」という場合の“子供”であって、自分達は“子供”と思っていない連中です。それって、どうなの?狙いなの?だいたい声優に谷原章介とか使ってるのって可笑しくないですか?彼はいい声の持ち主ですけど、どう考えても落ち着いた大人の声でしょ!それにしても、洋画アニメが声優にハリウッドのビッグネームを起用しているのを真似しているワケじゃないでしょうけど、邦画アニメにそこら辺のタレントや声優の勉強していない役者等を起用するのはいい加減止めましょうよ!下手糞さが気になって気持ちが内容から外れちゃうんですよ!ま、どーでもいいか、今回は。そんな映画でした。
投稿者:じゃんじゃん小僧投稿日:2008-09-21 17:59:58
本作品の原作は未読だったが、難解ながら、鑑賞後、何かが心に残る佳作と感じた。CGを多様しリアルを追及した空中戦と、二次元的な描画で淡くまったりとした雰囲気をかもしだす地上での生活を対比させた点もよかった。後で原作を読んだが、原作は原作なりの深い世界があり、一読をおすすめしたい。
投稿者:FFF投稿日:2008-08-28 00:59:19
キルドレと言葉は違えど定番レプリカントの自我探し+耽美的世界ここに極まるといった感じで嫌いにはなれませんが、現実を駆逐するほどのパワーや説得力があったかというとあまり感じられず。
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-08-19 01:05:35
たまたま同時期に宮崎アニメを観たこともあり、だからといって比較したって仕方がないことは百も承知でいうと、動きにこだわった宮崎アニメとは対照的に「静」にこだわったアニメというべきか。
押井監督としては、キャラクターたちに演技をさせるべく「間」や「表情」などに情熱を傾けたようだが、それなら生身の人間を使えばいいじゃん、と思ってしまった(個人的な意見です)。
「キルドレ」の設定など、原作未読の者としてはそれなりに面白かったのだが、思わせぶりな「間」や台詞回しは仕事に疲れていた私には睡魔となって襲いかかって来たのでした。
翻って空中戦は相当の迫力。空中戦になるとパッと目が覚め、ぐだぐだ会話しているシーンになるとうつらうつらしてしまうという悪循環。それゆえ伏線となっているであろう数々の台詞を聞き洩らしてしまったような気がする…(自業自得だ)。

しかしながら冒頭のシーンなどは川井憲次の音楽と相まって、ゾクゾクする美しさ。ここまでアニメが美しくなるのか…と感服した。やはりそうなるとスジとキャラ造形に感情移入できなかったということになるのだろうか。
平和を実感するための戦争。最近平和ボケを揶揄する声をよく聞くが、安全地帯にいる目の前で殺し合いをすれば平和ボケじゃないってことになるのだろうかね。身勝手な論理を振り回す自己中心的な心性をも、この作品は衝いているように思う。
投稿者:ASH投稿日:2008-08-18 12:21:49
【ネタバレ注意】

 アニヲタ的な観方もできなければ、押井守という監督の「作家性」に準じて論ずることもできない。ましてや、原作なんて存在すら知らん。そんなまっさらな状態で鑑賞に臨むとどうなるか。熱心な信奉者からすればトンチンカンなことを言ってるのかもしれんが、ま、素人の戯言ってことで許してちょんまげ。

 出来の方は割と評判が芳しくないようだけど、確かに、原作を知らないと分らないことだらけだけなんだけど、しばらくするとその世界観を把握することはできたよ。この世界がどうゆう状況に置かれているのか、いったい何の目的で戦争をしているのか、そもそもキルドレとはいったい何なのか、そういった謎が次第に明かされていくという展開が堪らなく魅力的なのね。こういう愉しみ方は、原作を知らない場合の強みだわな。で、謎と伏線がそこかしこ。お陰で要らん推測と深読みをしちまうし、そう仕向けられているところもあるみたいだね。

 確かに、全体的に淡々としているし、声優を務めた俳優陣も感情の起伏が欠しい喋り方なのでヘタすると睡魔を誘発する恐れがあるが、まあ、それは昨今の邦画(退屈なんで金払ってまで観ないが)にもよくあることなんで仕方ないんでないの。脚本監修に行定勲の名前があるくらいだから推して知るべし。

 しかしだ、さすがにドッグファイト・シーンになると水を得た魚の如しで、ものすごい迫力と臨場感が体感できるでないのさ。この辺のCG多用を快く思わない連中もいるようだが、実写と見紛うようなシーンもあったりで、僕は結構、満足。よく分んないんだけど、もしかしてミニチュア撮影もしてるんでないの、なんて思えたんだけど…。

 それにしても、月並みな言葉で声高に反戦を訴えるよりも、平和を実感するために戦争が存在するという方が心にズシンと響くと思うのだが、いかかでしょう? こうゆう状況下では、自分の存在価値を問い詰めるよりも、むしろその状況を享楽的に受け入れていた方が破綻しないで済むんじゃないの、なんてね。

 凛子の、あの独特のツンケンした喋り声が最高にマッチしていたな。千明ちゃんもよかった。対して加瀬亮の、あの突起のない朴訥とした喋り声は苦手なんだよな。

 まあ、なんであれ、僕は飛行フェチ(決して飛行機フェチ、ではない)の気があるので、空を駆け巡るという映画にはどうも惹かれる傾向があるみたいなんだな。で、気付いたんだけど、この映画に出てくる戦闘機って、プロペラが前方ではなくて後方に付いてるのね。飛行機一般にはそんなに詳しくないんだけど、こういうタイプって実在するんですかねぇ?

 それと、この映画、やたらと喫煙するシーンが出てくる。押井監督がヘビースモーカーなのかは知らんが、世に蔓延る嫌煙促進へのアンチテーゼだったりなんかして。ちなみに、僕は煙草は吸わんが嫌煙家ではない(誰も訊いてねぇつーの!!)。

 日テレが製作しただけに、出てくるのが読売新聞とは、芸が細かい。

 そうそう、エンド・クレジットが始まっても席を立っちゃダメよ、て、ここに書き込みをするような連中は館内が明るくなるまで席を立たない、よね?

投稿者:sakur`a`投稿日:2008-08-18 01:35:26
押井守監督の作品を観たのは初めて
ヴェネチア国際映画祭に出品する作品の1つだと聞いて観ることに
無知のまま観るには難解なアニメでした
ラスト20分くらいで「ああ、こういうヲチ・・・」と。
淡々と、綺麗というより儚い感じで描かれているためにドキドキする事があまりなく睡魔が襲います
空のシーンは本当に綺麗で魅入るんですが・・・押井監督初体験の自分には魅力がイマイチ理解できませんでした
http://love-cinema.jugem.jp/
投稿者:pao投稿日:2008-08-17 16:07:00
押井監督作品を初めて見ました。
よく話題になる人なので、過去の作品のワンシーンはTVで見た事はありますが、全編は初めて。
それほど評価される監督さんなのかな? 手書きシーンは普通。飛行シーンもCGを使用しているので、あれだけできてあたりまえ。なにも突出したものを感じない。キツイ言い方かもしれないが、今日甥っ子と見たナルトよりは良くできた作品だと思う。…批判的な話ばかりですが、ラストの空中戦のカット割は新鮮でした。これは上手いと思いました。
投稿者:アイル投稿日:2008-08-14 21:26:55
【ネタバレ注意】

「GOHST IN THE SHELL」と「イノセンス」と比べると押井監督の成長が明らかに認められる。

そのことは、まず第一にセリフに用いられる言葉の選択に見受けられるが、その思想においても、優一は素子やバトーを上回っている。

小難しい言葉の使用、登場人物に言葉を多く語らせるセリフ作り、戦闘シーンへの過度の依存。押井監督は、本作品においてこれらのものをできる限り取り除こうとしている。「スカイクロラ」にそのようなものを認めるのは間違っている。戦闘シーンや暴力シーン、ひいては登場人物への感情移入など観賞者の心を躍らせるような映画作りは極力排除されている。

とりわけ強く感じられるものは、映画の冒頭から終盤まで続く、まったりとした感覚だ。画面に施された映像処理や登場人物の言動などによって、単調すぎるとも言える場面作りがなされており、戦闘シーンはその中においてその劇的さを押さえ込まれている。おそらく押井監督は、観賞者に感情の高揚を与える場面を描けないのではなく、描かないのではないだろうか。一貫して描かれる単調な場面の中に、戦闘シーンや登場人物の死という通常は感情を移入せずにはいられないシーンを非常にうまく入れ込むことができている。

劇的なシーンを排しつつ、登場人物と映画の印象を強く感じ取らせる作品作りが為されている。次回作が楽しみだ。

投稿者:座間投稿日:2008-08-11 09:49:23
感想を単純に言えば,“つまらない”の一言.

押井作品に特有の独断的で自己陶酔型の演出は,“ハマル”と面白いのだけれども,
“ハズス”と“ダメ!ダメ!!”という典型例的な作品.

正直,原作未読でわからないという事実をさっ引いても全然面白くない.

そのせいで,原作を改めて読みたいとも感じられない程に魅力がない.

映画作品単体で成立しない上に,原作が野のものとも山のものとも知れない不可解
な作品で,少なくともこの映画をみる限り,原作自身が腐っているのか,脚本が破
綻したのか,監督が自己陶酔で寝言を映画にしたのかよく判らない.

一点期待した,“飛ぶ(翔ぶ)”描写についても,記者会見で“宮さん(宮崎駿監
督)には負けない”というようなことを言っていたのを記憶しているが,技術頼み
で,視覚描写(技術)が勝っているだけで,演出(躍動感・緊張感)では,まるで
劣っている.

あの発言はハッキリ断言して押井監督の“アクの強い自己主張”あるいは“客観的
に自己評価できない寝言”といえる.

正直に言って“飛ぶ(翔ぶ)”描写においては,宮崎監督の方が数段上であると断
じざる負えない.

ちなみに,空の描写で一つ気のついた点がある.押井監督のことだから恣意的にや
ったのだろうが,原作を知らなければなぜああした演出をしたのか判然としない.

観る価値の乏しい作品と思うが,それでも観に行く向きには意識されたい.
投稿者:リEガン投稿日:2008-08-08 16:16:23
原作未読で疑問噴出。800円の劇場パンフレットが大いに理解を助けてくれた。ディテールの細かさとこだわりは相変わらず凄いが、ストーリーは薄く、『木を見て森を見ず』の印象が拭えないのは自分だけかな。
投稿者:Longisland投稿日:2008-08-08 00:44:50
なんぞ今年のベネチアのコンペは本作・ポニョ・北野武の新作が選出されたとか…脚本家スト影響で米国勢が躓いているとの与件もあるが先ずは喜ばしい。ただね〜審査委員長はヴェンダースだからな〜ぁ&後記した不安箇所が審査員&欧州人にどう受け止められるか心配。

そんなことを思いつつ新宿ミラノへ。

押井監督らしくメカへのこだわりというか偏愛爆発!。スリムになった旧帝国海軍震電と外付過給器フォッケウルフ?の空中戦は迫力あるも原作同様戦闘シーンはごくわずか(超残念)。個人的には過去がどうとかめんどくさいことはさておき大空中戦がもっと観たかった・・・。
原作に忠実な映画化、小説既読者としてストーリーを理解できたが未読観客には解りづらくないか? 押井監督らしい、架空設定を偏執的ディテール描きこみで独特の世界を構築する芸風は健在も観念的にして小難しい長セリフは封印、過去作品に比べ一般受けはしやすいだろう。ただね〜「子供」ってところがね〜ぇ、直接的な性描写や暴力描写は薄いけど欧米人にどう評価されるか心配。
投稿者:愛媛の伊藤投稿日:2008-08-07 17:27:24
絵に関しては日本のアニメではトップクラス
しかし、内容に関しては微妙にわかりずらい部分あり
予備知識が必要だったかもしれません

もっと強調するべきあったのだが
ラストは押井監督らしくない演出で残念
投稿者:rT2k投稿日:2008-08-05 22:17:49
【ネタバレ注意】

プッシャー式レシプロ戦闘機の陰影は甲虫みたいなテカりかたで複数飛んでいるときは反射は皆一様なテリ返しだった。このような描写はすでにTVゲームのほうがリアルになっている。
劇場でみたときの背景はほぼTV名作劇場レベルの作画で美しいにはとど遠いベタ塗りっぽかった。
閉ざされた空間での戦闘に女上官以下が苛立ってくるわけだが、それもなにか主人公のDNA操作的輪廻愛によって救われた?

こういうエヴァンゲリオンみたいなセカイ系アニメはいいからプロレタリア的な金の臭いのする経済アニメでもどんどんやって永遠に終わらない日常じゃなくて世界圧迫的グロテスクさをねちっこく動画的に展開してほしい。

投稿者:まくらK投稿日:2008-08-04 14:15:29
終わってみたらどうってことないオチでした。
戦闘シーンも、ガイナックスが数十年前に「オネアミス」でやってるし
(しかもむこうは手書きで)映像的にもどうってことない。
対抗意識を燃やす相手がミヤザキハヤオやなんて
(よわいもんいじめでしかないし)
どうなんやろう。ココロザシが低くないかい?
イノセンスでわけわからんかったのに比べたらかなりマシですが、
終わった瞬間の感動などはなかった。
どうってことない。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ アニメーション作品賞 
【サウンド】
『今夜も星に抱かれて…』
歌 :絢香
【レンタル】
 【Blu-ray】スカイ・クロラレンタル有り
 【DVD】スカイ・クロラレンタル有り
【書籍】
■原作
【文庫】 フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life (中公文庫)
新品:
2新品:¥ 700より   101中古品¥ 1より 

【単行本】 フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life
新品:
3新品:¥ 1,944より   34中古品¥ 1より 

【新書】 ナ・バ・テア―None But Air (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
新品:
23中古品¥ 1より 

【文庫】 ナ・バ・テア (中公文庫)
新品:
2新品:¥ 700より   118中古品¥ 1より 

【単行本】 ナ・バ・テア
新品:
3新品:¥ 1,944より   35中古品¥ 1より 

【単行本】 ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven
新品:
2新品:¥ 1,944より   27中古品¥ 1より 

【文庫】 ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)
新品:
2新品:¥ 421より   96中古品¥ 1より 

【文庫】 スカイ・クロラ (中公文庫)
新品:
2新品:¥ 637より   152中古品¥ 1より 

【新書】 スカイ・クロラ (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
新品:
30中古品¥ 1より 

【単行本】 スカイ・クロラ
新品:
4新品:¥ 2,052より   41中古品¥ 1より 

■映像関連書籍
【単行本】 アニメはいかに夢を見るか―『スカイ・クロラ』制作現場から
新品:
2新品:¥ 1,728より   13中古品¥ 307より 

【単行本(ソフトカバー)】 スカイ・クロラ オフィシャルガイド-Surface
新品:¥ 1,512
4中古品¥ 10,742より 

【大型本】 スカイ・クロラ オフィシャルガイドMaterial
新品:
8中古品¥ 408より 

【単行本】 押井守監督作品スカイ・クロラ総設定資料
新品:
5中古品¥ 2,355より 

【単行本】 押井守ワークス+スカイ・クロラ The Sky Crawlers (別冊宝島 1546 カルチャー&スポーツ)
新品:¥ 1,008
1新品:¥ 46,339より   11中古品¥ 1より 

【単行本(ソフトカバー)】 スカイ・クロラ ナビゲーター (日テレbooks)
新品:
1新品:¥ 1,749より   14中古品¥ 1より 

【単行本】 スカイ・クロラ-The Sky Crawlers-絵コンテ―ANIMESTYLE ARCHIVE
新品:
11中古品¥ 2,424より 

Amazonで「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」を更に検索する
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION