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サラエボの花(2006)

GRBAVICA
GRBAVICA: THE LAND OF MY DREAMS

メディア映画
上映時間95分
製作国ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/オーストリア/ドイツ/クロアチア
公開情報劇場公開(アルバトロス・フィルム=ツイン)
初公開年月2007/12/01
ジャンルドラマ
映倫PG-12
サラエボBOX~愛と戦争の記憶~ [DVD]
参考価格:¥ 7,344
価格:¥ 5,300
USED価格:¥ 3,980
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【解説】
 第二次世界大戦後のヨーロッパで最悪の紛争となったボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦によってもたらされた深い爪痕に苦しむ母娘の再生と希望の物語を描く衝撃と感動のヒューマン・ドラマ。主演は「アンダーグラウンド」のミリャナ・カラノヴィッチと新人ルナ・ミヨヴィッチ。監督は、地元サラエボ出身で、これがデビューとなる弱冠32歳の女性監督、ヤスミラ・ジュバニッチ。2006年のベルリン国際映画祭では、グランプリの金熊賞、エキュメニカル賞、平和映画賞を受賞した。
 ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボのグルバヴィッツァ地区。女性たちの集団セラピーに通いながら12歳の娘サラと2人で暮らしているシングルマザーのエスマ。生活は苦しく、子どもがいることを隠してナイトクラブで深夜まで働く日々。一方、父親がシャヒード(殉教者)であることを誇りに思っている活発な少女サラは、サッカー中のケンカがきっかけとなり、同じシャヒードの遺児、サミルと友情を深めていく。そんな中、サミルから父の最期を訊かれ、何も答えられなかったサラは、父のことを話そうとしないエスマに、次第に不満を募らせていくのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
544 8.80
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【ユーザーコメント】
投稿者:mototencho投稿日:2010-04-11 07:33:56
もしかしたら、撮ることが出来るのは
女性監督なのかもしれない
「サラエボの花」は紛れもなく反戦映画です
http://mototencho.web.fc2.com/2007/saraevo.html
投稿者:bond投稿日:2009-03-12 09:34:41
いまいち泣けなかった。「やわらかい手」と雰囲気似てる。戦争中におけるレイプ問題をとりあげた映画は他にもいいのがあった。「あなたになら言える秘密のこと」とか、、、。
投稿者:ジーナ投稿日:2008-12-06 03:08:01
母親の抱える秘密に重点を置いてしまうと想定内の事なので面白みに欠けるかもしれませんが、母と娘のドラマに重点を置けばリアリズムに徹した内容に見応えを感じられるでしょう。
静かに進むストーリー展開ですが、重苦しい雰囲気と深い心の闇を力強く描いているので自然と作品に引き付けられました。
サラエボに住む母娘の日々を淡々と描いているだけで戦闘シーンはありません。
過去の出来事を表現する手法も極めて控えめなのですが、その控えめな表現だけでズッシリとした苦しみを感じ取れるのが巧み。
その点でも「あなたになら言える秘密のこと」と共通した作風です。
戦争による殉教者たちの子供たちが優遇される制度や風潮なども興味深かったですね。

キャストに関しては、娘役のコに要注目!!
『クドい、しつこい、ワガママ』と子供嫌いにはイライラさせられるコでありますが、思春期特有の女の子らしい表情は素晴らしいモノがありました。
不安や寂しさ、ストレスや苛立ちなどをストレートに感じられましたね。
「父親に似ているのは髪の色」と言われた時の嬉しそうな表情とその髪を剃り落としている時の表情は特に秀逸です。
母役の方は、気を張っている役柄なので終始難しい顔をしていますが、、だからこそ最後に見せた表情は胸に響いてきます。
この母親の愛情を知ってしまうと、私が愛だと思っていたモノが物凄〜く小さなモノに感じられます(汗)
・・・と言うか、私はまだ愛を知らないかも!!!(爆)

ヒューマン系が好きな方にはオススメ出来る作品ですが、ボスニア紛争に関する知識が無いと全てを堪能することが出来ないかもしれません。
投稿者:なちら投稿日:2008-06-07 00:47:06
煮え切らない母の言葉を不審に思いながらも、父親と髪の色が似ていると知った時、
サラの笑顔は本当に嬉しそうで輝いていた。
真実を知り、髪と笑顔は失われてしまったけど、ぎこちなく旅立つ彼女に希望を見た。

泣きそうな笑顔で送り出す母は、不幸でありながら幸福そうに見え、言葉にならない。
投稿者:veinm投稿日:2008-02-12 22:44:36
この映画は母娘の愛を描いているという捉え方や宣伝のされ方をしているが、
実は違っている。核心は戦争が残した性暴力の傷跡という普遍的なテーマを
ドキュメンタリー出身の監督がドキュメンタリーでは描けないドラマ(劇映画)
という方法で描こうとしたことにある。何よりも見なければいけないのは、
人々の日常性の中の繊細な<傷跡>である。
劇映画をドラマ作品としてのみ観るタイプの観客には、どこか物足りないと感じる
かもしれない。ある程度物語は予測のつく展開だと思うかもしれない。
しかし、この作品がすばらしいのは、一人の女性であるエスマをはじめとした
登場人物が抱える個別の代りのない<傷跡>を、ある種のリアリズムをもって
描いたからに他ならない。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、歴史、戦争と性暴力、女性・男性、労働、シングルマザーなど、考える材料をたくさん与えてくれる。

いままで作られたすべての戦争映画の、旧ユーゴをめぐって作られた(例えば、クストリッツァを始めとする!)複数の映画の、100倍素晴らしい。

ここ10年の現代映画のベスト・オブ・ベスト、最高の作品であると思う。
(大作ではないけどね、それは原題のGrbavica…が示している)

聞くところによると、ボスニア国内では、ただ1カ所だけ、上映妨害にあって
上映中止になったらしい。すぐれた作品は鋭い政治性をも含んでいる。
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-01-11 22:16:36
【ネタバレ注意】

バルカン半島を襲ったあの惨劇、憎しみのその後を、日常の中から炙り出す良心的な作品である。エスマを演じたミリャナ・カラノヴィッチは熱演だ。民族浄化の熱を帯びた狂気は、時限爆弾のようにボスニア・ヘルツェゴビナの母親たちを苦しめ続けている。そしてその苦悩は次の世代へと引き継がれる。
悪魔的ともいえる受難を超え、尚かつ愛し合おうとする母娘の物語は、そのモチーフだけで十分価値があるといえる。

ただ、この作品は私にはなぜか今ひとつ伝わって来なかった。それはこの作品が、ついにその予告編を超えていない、と感じたからかも知れない。いい意味での裏切りに出遭わなかったこともあって、この作品についに入り込めなかったのではないだろうか。
敢えていうなら、普遍的なテーマがあまりにエスマの心情に収斂され過ぎてはいないだろうか。語られない(語られたくない)事実の蓄積が、彼女と娘の関係性に留まってしまったが故に、みえなくなった側面がありはしないだろうか。
良心的作品であり、北欧の作品を思わせる端正な作りの作品であるからこそ、私は何かが足りない、と思わずにいられなかったのだった。

投稿者:ビリジョ投稿日:2008-01-07 15:34:37
 かの国で何が起こったのか、ある程度の予備知識はあったものの、圧倒的な事実の重さに私のようなちっぽけな一個人はただただ言葉を飲み込むだけである。世界は広く大きい。こんなことまで起きなければいいのに、ということが次々と発生する。映画は、そのうちのわずかな断面を伝えるだけだが、それだけで私は吹き飛ばされてしまう感じだ。

 津波にでも遭った気分である。
投稿者:投稿日:2007-12-23 06:35:46
【ネタバレ注意】

 今ある自分はどこから来ているのか。

 自分の起源をたどったときに誇りを持てなかったとき、人は一体どうすればいいのだろうか。

 父のいない母子家庭であっても、父がシャヒード(殉教者)であるのか敵であるのかでは、子供にとって天と地ほどの差があるということだ。
 自分の存在自体を否定したくなるような状況。このような中でどうやって生きていけばいいのだろう。

 楽しみにしていた修学旅行に、坊主になっても行き、バスの後ろから母を見るその眼差しに、その答えはあるだろう。

 ボスニア紛争から10年。この紛争では、敵の民族の子を生ませ、所属民族までを辱め、後世に影響を残すことが作戦として組織的に行われたということである。
 2万人の女性がレイプされ、各地に収容された女性は連日多くの兵士にレイプされたとのことである。その一人としてエスマを描いているわけだ。

 レイプ自体は思い出したくもない。トラウマになっている。しかし、生まれてきた子を見たとたん、美しい、宝物だと思った。

 だから、起源を問う必要は無いのだろう。そして人を愛せる心が最も大切なのだと言っているのだろう。

 ヤスミラ・ジュバニッチ監督は33歳。
 同世代に李相日、西川美和、グロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクがいる。まさに注目すべき世代である。 

投稿者:リEガン投稿日:2007-12-10 17:43:14
ボスニア内戦は、サラエボ市街の近代的なビルや橋などに撃ち込まれる小火器や迫撃砲の映像が衝撃的で、単なる宗教や地域紛争では説明できない非道ぶりを伝えるニュースには暗澹たる思いにさせられた。和平から12年。非戦闘員が与えられた心の傷は想像以上に深く、時を経ても全てを癒すことは不可能に違いない。本作のような話は現実にもあるのだろう。映画はその痛みや苦しみ悲しみ、そして希望を正攻法で伝えている。悲惨な過去に向き合わざるを得なかった母と娘の未来に幸あれと願わずにはいられない。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 金熊賞ヤスミラ・ジュバニッチ 
□ 作品賞 
 □ 女優賞ミリャナ・カラノヴィッチ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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