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ぐるりのこと。(2008)

メディア映画
上映時間140分
製作国日本
公開情報劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月2008/06/07
ジャンルドラマ
めんどうくさいけど、いとおしい。
いろいろあるけど、一緒にいたい。
ぐるりのこと。 [DVD]
参考価格:¥ 5,040
価格:¥ 3,480
USED価格:¥ 950
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 Photos

【クレジット】
監督:橋口亮輔
製作:山上徹二郎
大和田廣樹
定井勇二
久松猛朗
宮下昌幸
安永義郎
企画:山上徹二郎
プロデューサー:渡辺栄二
原作:橋口亮輔
脚本:橋口亮輔
撮影:上野彰吾
美術:磯見俊裕
衣装デザイン:小川久美子
編集:橋口亮輔
音楽:Akeboshi
音楽プロデューサ
ー:
北原京子
主題歌:Akeboshi
『Peruna』
照明:矢部一男
録音:小川武
出演:木村多江佐藤翔子
リリー・フランキー佐藤カナオ
倍賞美津子吉田波子
寺島進吉田勝利
安藤玉恵吉田雅子
八嶋智人諸井康文
寺田農吉田栄一
柄本明安田邦正
木村祐一夏目先輩
斎藤洋介橋本浩二
温水洋一和久井寛人
峯村リエ生方圭子
山中崇小久保健二
加瀬亮田中ツヨシ
光石研幼女誘拐殺人事件の弁護士
田辺誠一売春事件の裁判長
横山めぐみ資産家の母親
片岡礼子小山悦子
新井浩文大間真治
【解説】
 「二十才の微熱」「ハッシュ!」の橋口亮輔監督が、一組の夫婦を主人公に、生まれたばかりの子どもの死という悲劇を乗り越え再生していくまでの10年の軌跡を、90年代を代表する様々な社会的事件を背景に綴る感動ドラマ。主演は「大奥」の木村多江とイラストや文筆業以外にもマルチに活躍するリリー・フランキー。
 1993年。小さな出版社に勤める几帳面な性格の妻・翔子と根は優しいけど優柔不断で生活力に乏しい夫・カナオ。2人は初めての子どもの誕生を控え、それなりに幸せな日々を送っていた。日本画家を目指しながら靴修理屋でバイトをしていたカナオは、先輩から法廷画家の仕事をもらう。戸惑いながらも少しずつ仕事を覚えていくカナオ。そんなある日、生まれたばかりの子どもが亡くなるという悲劇が2人を襲う。悲しみのあまり、翔子は次第にうつになっていく。そんな翔子を静かに見守るカナオ。一方で彼は法廷画家として、連続幼女誘拐殺人事件や地下鉄毒ガス事件といった様々な大事件の裏側を目の当たりにしていくのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
868 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:ストーカー投稿日:2013-10-31 07:18:01
アイデアもキャラも面白いのだが、いかんせん140分は長すぎる、リリーフランキーという個性を楽しめるのもを90分が限界。後半はひたすら、「もういいよ。」「まだやるのかよ。」とのイライラ感。映画の長さがこれほど気になった作品も珍しい。
まずそうなカレーを紙コップに入れ食パンを浸して食べたり、味噌汁に青痰を入れて飲ませたり、感覚的に許せない汚らしさも多見。
投稿者:ピースケ投稿日:2013-02-07 22:20:17
Akeboshiの曲と、映画全体の雰囲気が好み。
投稿者:いまそのとき投稿日:2012-03-11 11:00:28
淡々と描いた夫婦の10年にわたる心象風景。過去の悪夢から逃れられず覚めきった夫。子を亡くした妻の空漠。何故二人が一緒にいるのか。薄光がさすにはかくも長き時を踏み越えるということなのだろう。ある意味描かれなかった心の闇だ。監督自身が体験しただろうと思われる静かで穏やかな再生物語となっている。いくつかのエピソード、例えばサイン会の小学生、加瀬亮の宮崎勤、病院屋上での柄本明などにはかなり引いた。
投稿者:陸将投稿日:2011-09-02 13:36:56
【ネタバレ注意】

主人公の男に扮するリリー・フランキーは言わば傍観者だ。

彼は劇中で、ぼそっと呟く。
“人の心の中なんて分かりっこない”と。

うつ病で苦しむ妻の姿を見、裁判所で様々な被告人の姿を見る。
ただし、それに対して声高に意思表明することはない。
ただ、そこにいるだけ。
あるいは、目の前の人物を書いているだけ。

だからこそ、うつ病に侵されていく妻に寄り添ってあげられない夫の姿が歯痒い。
感情の起伏も見えづらく、何を考えているのかも見えにくい。

ただし、妻を愛しているのだけは感じられる。
2人の価値観や結婚観が微妙に違うからこそ、些細な心のすれ違いが生じる。
だからこそ2人が一緒にいる場面の会話は、もどかしくもあり、可笑しくもある。

自分の気持ちをどのように表現し、相手にどのように伝えればよいか。
それは映画という媒体の永遠のテーマであり、また我々人間が生きている世の中にも通ずるものである。

本作に登場する人物たちは皆面白い。
それは人間というものがよく描けているからだろう。
人間に興味が持てるからこそ、観客は登場人物たちの心の中を感じ取ろうとし、相手が伝えようとしているものを読み取ろうとする。

確かに“人の心の中なんて分かりっこない”かもしれない。
けれど、“分かりっこない人の心の中を分かろうとする”姿勢が大切なのではないか。
それはわずかな変化に過ぎないかもしれないが、この夫婦はそうして確実に再生への一歩を踏み出している。

本作の舞台はバブルが崩壊し、不景気になっていく時期の日本である。
自分本位で、金のことしか目がない人間たち。
あるいは、悪いのは世の中だと言って、凶悪犯罪を引き起こす人間たち。

社会の中の個人という関係を感じながら、そんな世の中において最も大切なことは何かを考えずにはいられない。

投稿者:クリモフ投稿日:2010-01-04 02:17:48
長年連れ添った夫婦を「ぐるりのこと」を通じて描くスタンスは冷静に観ると成功してないんじゃないでしょうかね。苦しいこともあった、辛い時もあったけどつかづ離れず二人いるっていうのにはとんでもなく説得力不足だと思います。
苦難って言っても流産などがポイントとして雰囲気だけで、結局のところ主役二人は凄く恵まれていて運がいいめったにいない幸せ夫婦です。正直ぬるい。絵上手くて、一応それが生業で経済的にひどい苦労してるわけじゃない。リリー・フランキーみたいな旦那実際いたらやっていけないと思うんだけどなぁ。
話もなんか最初幸せで、話を転がすために不幸を入れて、二人で話したら上手いこといきました。みたいに単純じゃないと思います、人生って。この映画は辛い時は辛いしかないし、幸せな時は幸せのベクトルしかない。結局、それっぽい(飯拾ったり、慰めあい、集合住宅のシーン)雰囲気だけで、人間のドロドロした複雑さみたいなものは皆無な優等生的な絵空事。
「ぐるりのこと」を描く前に描かなきゃならんことがあると思います。普通に思い返してみてああいうラストは納得いきません。あれがジジババならまだわからんでもないけど。あんなのんきな30代なんかうそ臭い。
投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 18:26:42
木村多江
投稿者:ジェームス投稿日:2009-09-15 23:35:19
木村多江とリリー・フランキーのキャラクター設定も良く、どちらも好演。他の出演者も好演。夫役のリリー・フランキーは法廷画家という設定なので、10年の社会事件を絡ませる脚本の素晴らしさ。スケッチや絵画も効果的に生かされている。ただ2時間20分は長い。少々中だるみする。もう少し刈り込んだ方が引き締まった作品になっただろう。
投稿者:はまま投稿日:2009-06-06 11:17:03
【ネタバレ注意】

この夫婦は、何かを描くということで同じ世界を生きることができるようになったようだ。そして、その何かとは、「花」ではなかろうか、と私は思う。犯罪者を「花」に例えるのは、いささか気が引けるが、社会から突出して見出されるという意味からすると、よく似ているような気がする。本作は、個と社会とそれをとりまく世界を俯瞰して、現代を「描く」ことに成功しているように思う「。

投稿者:すぎうら投稿日:2009-06-03 12:58:02
【ネタバレ注意】

木村多江には不幸が似合う。

投稿者:Bu--yan投稿日:2008-09-07 04:03:40
見終わって「血行不良」という言葉が頭にあった。
映画制作が人間を作る、というか描く作業とするならば、
この映画で描き出された人間は、どうも血の流れが良くない気がする。

一つ一つのプロットは面白かったとは思うんだけど、
全体で見るといまいち不格好というか、つぎはぎだらけで見栄えが悪い感じ。

映画好きとして大興奮するには至りませんでした。
終盤は退屈でした。
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-08-03 21:20:21
【ネタバレ注意】

リリー・フランキー、木村多江の巧演と、橋口亮輔監督の微細な演出。見事な作品だ。
女好きで、決してしっかりしているとはいえない夫カナオとしっかり者の翔子。しかし翔子が流産してしまったところから立ち位置が微妙に変わる。カナオは何をするでもなく、ただいい人であり続ける。翔子との関係でも無理をするわけでもなく、淡々と相対し続けるだけだ。
だが、精神のバランスを崩したとき、「変わらない」ことが意味を持つ。強迫的に「上を目指す」わけでも「自己実現を目指す」わけでもなく、淡々とぐるりにいること。そのことにどれだけ助けられることか。
法廷画家としてカナオが目撃する、時代を象徴する事件の主犯たちもまた人間の負の部分を体現している。カナオは凶悪事件を起こした人間をただ描くだけだ。ことさらに事件に対する意見を表明するわけではないが、時折反発したり戯画化する姿が、彼なりの視線のありようを意識させる。関心がないわけではないが、ある一定の距離を持ち、客観的に捉える画家の目。実はそんなカナオの姿は、一般的な私たちの視線にも通じるのではないか。

出版社で勝手に作家の原稿を書き換えた後輩を叱ったあと、気持ちを整理しきれない翔子の頬に、窓の外の高架を走る赤い電車の反射がよぎるシーンなど、思わず唸ってしまうような演出もあって感心した。壺が割れるシーンはさすがにちょっと読めたけど。
やさしい気持ちになれる秀作だ。

投稿者:ビリジョ投稿日:2008-07-25 14:53:19
【ネタバレ注意】

 個人の内省に特化する日本映画が苦手で、その一種と思ったら、社会性もあった。ちょっと安心。
 であるが、夫婦の問題と社会の問題のかかわりのなさに、どうにも首をかしげた。次々と起こる事件に対し、夫はひたすら傍観者だし、妻は傍観者ですらない。人間と人間とのかかわりが一番大切だというのが監督のメッセージのようだが、それにしても、夫婦と社会との関係がどうなのか、私にはよくわからなかった。そういう意味で難解な映画だった。

 イラク人質事件の時に、「自業自得」と書かれた紙を掲げて空港で出迎えた若者に対し、「いつから日本はこんな国になったのか」と憤りを覚えた監督の心は何となくは伝わったが、しかしこの映画は、社会に関心を持てとも持つなとも言わない。果ては、仏教的なものが提示される。うーん、そっちに行くかね。
 それと、男根の話がしつこすぎると思った。夫婦の問題を描くのだから避けて通れないテーマだが、もう少しさらりと触れればよかったのではないか。

 脇役に、ずらりと名優が配置されているのにびっくり。特に寺田農が秀逸。

投稿者:FFF投稿日:2008-07-08 23:09:29
【ネタバレ注意】

橋口作品は久しぶり。その間わたしも離婚した。とにかく主役ふたりがすばらしい。リリーは団らんのシーンでも存在感が全く希薄。チューを止める所なんかやたらリアル。リズムで言えば後ノリな感じがよく出てる。木村多江はもうすごいです。逆に法廷のシーンは事件の巨大さ故リアル感が私に伝わらなかったのだが実際こんなものなのだろう。あとツボのシーンはびっくりしました。

投稿者:イノセント投稿日:2008-07-08 00:51:14
【ネタバレ注意】

断片的なエピソードを丁寧に重ねて紡ぎだされる物語。僕にとって橋口監督の映画は、まず物語りありきだと思う。

本屋では新刊書のサイン会・・・「本当の愛を知っていますか?」と宣伝する店員、サインを求める熱烈なファンの列。まるで新興宗教が生まれるんじゃないかと思わせる不気味さ。親子の愛情を綴ったであろう著書に歓声をあげる母子の群集と祥子の対比、子供を亡くした翔子の悲しみを凶器のような鋭さで我々に突きつける。家蜘蛛のエピソードもしかり。そこには悲しみを突き抜けた絶望と無力が漂う。

美女にちょっとだらしなく、面倒くさいことはうやむやに、のらりくらりと生きているように見えるカナオだが、実は周囲の状況を極めて客観的に見ている。それは新聞記者の中でも妥協知らずの厄介者として左遷された記者の筋のとおった部分を見抜き、財産に血眼になっている親族の集まりで、死ぬ予定だった義父の幸せな様子を淡々と語るエピソードなどにあらわれている。法廷画家のカナオは、世相を反映した事件を淡々とスケッチしているようにも見える。しかしそれは、幼少の頃両親を亡くし、多分悲しみすら突き破ってしまうほどの経験が感情を露にすることを拒み、必要以上に他人の心に踏み込まず、自他の距離を保ちながら周囲の事実を客観的に受け止めるカナオの生き様そのものなのだ。

感情のあらわな祥子と飄々と生きるカナオ、一見対象的な性格をもつ二人だが・・・。僕は祥子とカナオの両者に共感し、両者の言動に自身の心のうちを暴露されたような気にさえなった。過去の自分と今の自分・・・僕には、祥子とカナオが時折同一人物にも思えてくるのだが、それは性格的には対照的であっても、心の内に宿る悲しみとそこからの脱出の経験を持つ、あるいは経験しようとしているという点で、二人が似たもの同士だからなのかもしれない。

『ハッシュ』の撮影後に鬱になってしまったという橋口監督は、祥子とカナオの両者に監督自身の心を投影したのではないだろうか?祥子とカナオの絆の深まりは、見方を変えれば、過去の自分を受け入れた今の自分ということになるのかもしれない。

ラストに描かれた二人のささやかな幸せ・・・大袈裟でない、ささやかさが身に染みる。

投稿者:replicant投稿日:2008-07-07 03:36:32
橋口亮輔監督は着実に成長しています。鬱に襲われた後の6年ぶりの新作はある夫婦の10年に渡る物語。それまで気ままに暮らしていたカナオ(リリー・フランキー)と翔子(木村多江)。ところが、初めて授かった子供を亡くしてことで、微妙に二人の調和がズレ始めます。多くは語らないカナオに不安を募らせる翔子は徐々に精神のバランスを崩していく・・・。夫婦における“子供”がテーマになっているのは間違いないです。それは法廷画家である夫カナオ(リリー・フランキー)の仕事を通して1988年から89年にかけての連続幼女誘拐殺人事件、1999年の音羽幼女殺害事件(明らかに加害者サイドに肩入れしていました・・・個人的には同じ考えです)、2001年の池田小児童殺傷事件などがストーリーの背景に描かれているのでも分かります(1995年のオウム地下鉄サリン事件等も描かれていますが・・・)。橋口氏のプライベートを考えると奥深いモノも感じます。今までのこの手の映画では避けられていたセックスの生々しい会話や演出は橋口監督だから出来たようなモノですし、そういう部分も含めてこの夫婦の存在感は実にリアルです。ただ、同じように女性の崩壊から再生を描いた『シークレット・サンシャイン』と比べてしまうと・・・ヌルく感じてしまいます。もちろん、それぞれ作品の狙いは違いますし、比較すること自体間違ってはいるんですけどね。でも、なんかね、気になってしまいました。それでも、この映画は観る価値十分です。人は“赤い糸”で繋がっている相手を探し求めているのかも知れませんが、それは捜し求めるモノではなく、そう思うことなのかもしれません。この映画には“性”が違う上に、他人でもあるカップルが作り出す“夫婦”という男と女の状態が正しいコトなのかどうか分からないけど、その状態が織り成す人生が決して悪いモノではないんじゃないの!というメッセージが感じられます。

“めんどうくさいけど、いとおしい。いろいろあるけど、一緒にいたい。”
映画のキャッチコピーはシンプルでありながら、力強いです。まぁ、2度も結婚に失敗しているオイラが言っても説得力は無いですけどね(苦笑)。“ぐるり”とは自分の身の回り、自分を取り巻く環境のことだそうです。自分を取り巻く環境を自然のまま受け入れるコトが出来れば人間は幸せになれるんでしょうね。誰かが言っていた「期待するから腹が立つ!」・・・そんな言葉も思い浮かびました。結局は“ひとりよりはふたり”(遠い昔の丸井のコピーですね。)なのかもしれませんが、それは相手に期待するコトではなく、支えあうコトなんでしょう。何だか結婚式の挨拶みたいな感想ですが、素人なモンんで・・・(6 ̄  ̄)ポリポリ とても良い作品なのですが、ちょっと尻すぼみの印象も残りました。でも、心静かに落ち着いた生活こそが“幸せ”ってことなんでしょう。

最後に一言だけ!リリー・フランキーは信じられないほど良い味を出していますし、木村多江も今までで最高のパフォーマンスです。観て損はありません!
投稿者:Longisland投稿日:2008-06-09 01:53:43
傑作「ハッシュ!」からもう6年も経ったんだ。なんぞ精神的に病んでしまって映画界から距離を置いてしまった橋口監督。待ちくたびれちゃったよ、でも本当に素晴らしい映画をありがとう、待ってたかいがありました。
前2作は主人公達が同性愛者、でも同性愛が主題だったわけではない「性」が同じか違うかなんて問題より「友情」とか「恋愛」とか人の繋がりを、口幅ったい言い方をするようだが「愛」についての映画だった。 そして本作も「愛」がテーマ。同性間だろうが異性間だろうが恋人・夫婦って所詮は赤の他人2人の関係、特に夫婦なんて自分の相手の家族との関係も生じるし、同僚や友人なんて社会ともかかわらなくてはいけない。時に情けなく、時に苛立ち面倒臭いけど人を愛さずにはいられない…そんな人間の本質を見事に描いた大傑作。

冒頭の決められた日についてのシークエンスは見事。観手として映画であること、演じられていること、長廻しであることを忘れてしまう。変な言い方だが他人夫婦の日常生活を傍観している、まるで「神」の目線で観ているような印象を持った。
本作品はかなり長い時間を掛けてエチュード(台本を使わずその場の受け答えを基に役者が動作や台詞を創造する)を行ったんだとか。どうりでセリフというより人間の肉声が伝わってくる。あの「好きだから」ってシーン、「鼻ベタベタじゃん」のシーンには落涙。

そんでもって主演二人が凄すぎ。 リリー・フランキーは画家にしか見えないし(?) 木村多江については見事の一言。今年の主演女優賞レースは「接吻」の小池栄子で決まりと思っていたんだが…木村多江の方が上かもしんない。 

今年の日本映画は凄いことになってるね、「接吻」「人のセックス」本作、正に超弩級作品が目白押し。後半も楽しみ。

追記 09.01.05
08年邦画 マイベスト3 
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 主演女優賞木村多江 
■ 主演女優賞木村多江 
 ■ 新人賞リリー・フランキー 
■ ベスト10第4位
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】ぐるりのこと。2009/02/25\4,800amazon.co.jpへ
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