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迷子の警察音楽隊(2007)

THE BAND'S VISIT

メディア映画
上映時間87分
製作国イスラエル/フランス
公開情報劇場公開(日活)
初公開年月2007/12/22
ジャンルコメディ/ドラマ
エジプトからやってきた 音楽隊が届けたものは、 人が恋しくて、 家族が大切で、 そんな当たり前のことが 大事に思える 素敵な夜でした。

カンヌの審査員も一目惚れした、平和と希望の物語
迷子の警察音楽隊 [DVD]
参考価格:¥ 3,990
価格:¥ 9,800
USED価格:¥ 1,270
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【解説】
 アラブの国エジプトの警察音楽隊が、平和交流のために招かれたイスラエルで迷子になり、図らずも一般家庭で一晩を過ごす中で、地元の人々とぎこちなくも心温まる交流を繰り広げる姿をユーモラスに描いたイスラエル製ヒューマン・コメディ。監督はこれが長編デビューとなったイスラエルの新鋭エラン・コリリン。
 ちょっと昔の話。イスラエルに新しくできたアラブ文化センターでの演奏を依頼されたエジプトの警察音楽隊。さっそく揃いのスーツに身を包み、イスラエルの空港に降り立つ一行。しかし何かの手違いか、空港に出迎えの姿はなく、誇り高き団長トゥフィークは自力で目的地を目指すことに。ところがたどり着いた先は、目的地と似た名前の全く別の場所。そこは、ホテルなんて一軒もない辺境の町。途方に暮れた一行は、食堂の美しい女主人ディナの計らいで、3組に分かれ、食堂、ディナの家、そして常連客イツィクの家に分宿して一夜を過ごすことになるのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
544 8.80
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2014-11-18 22:28:13
レイチェル・ワイズみたいな女主人が良かった。
投稿者:いまそのとき投稿日:2012-01-08 13:54:00
3つの言語が入り混じる微妙なこの間合い。しかし、コミュニケーションは案外簡単にできるのだ。ともかくも、肩肘張った音楽隊団長トゥフィークが浮き上がって見える。その風貌。その頑なさ。これもアラブの男なのだろう。ディナの誘いになかなか勇気が出ない。そのあたりの描き方が、他国の映画とは明らかに違う。新鮮で初老男の内面をくすぐるのだ。2つの国は近いのに、全く異なる文化を持つ国ということなのだろう。死んだベィト・ティクバの町並が面白い。チェット・ベーカーはちょっと古いけどね。
投稿者:bond投稿日:2010-04-06 09:19:16
【ネタバレ注意】

ハデさはないが、クスクスと笑ってしまうユーモアとしんみりとした優しさがいい。さすがチェット、エジプトにもファンいたねー。エンディングテーマがいいね。

投稿者:gapper投稿日:2009-12-11 14:35:19
 低予算であろう作品。

 映画の場合、低予算だと大きく制限がかかる。
どうしてもこういった作品になりがちだ。
これは、邦画にも当てはまることが多い。
それゆえに、私の場合見るのは洋画が殆どだ。
 邦画好きの方が、きっと気に入る。

 コメディとしているが、笑うような場面は殆どなくシリアスなドラマと言ってもおかしくない感じだ。
3ヶ国語が入り乱れ、日本人としては細かなところでは理解できない部分もあった。

 副団長はその後指揮できるようになったのか、カーレドは(サーレフ・バクリ)は音楽隊を辞めずにいるのか、それが分かりやすくなっている作品の方が好みだ。
投稿者:kuro投稿日:2009-10-12 19:32:26
模範警官たる姿勢を崩せない中年男の純愛話。
この映画の広告パンフレット写真になっているベンチに座って手を振って踊るシーン。
ただそれだけなのですが、この中年男には一生忘れられない幸福な一夜だろう。
そんな想像をかきたててくれて、しかも情景がどこか懐かしさすら感じるほのぼのとした映画です。
人は誰でも他人には言えないプライベートなトラブルを抱えているもの。
それを癒してくれる出会いと純愛、映画を観ている者の願望を満たしてくれます。
精力では若い男に負ける、それは仕方がないが中年男は女の本当の愛を掴めると思いたい。
そんな中年男のコンプレックスも満たしてくれます。
本当はこの映画の背景には中東問題があるのですが、そんなことは個人同士の心の交流には関係ないと主張してくれている心温まる良い映画です。
投稿者:ジーナ投稿日:2009-02-15 22:17:36
たった一晩の出来事を描いた作品ながら、言葉も文化も違うエジプト人とイスラエル人の交流に心が温まりました。
ストーリー自体はとても簡素なのですが、ところどころ滑稽な面白さがあるので飽きませんでしたね。
特にスケート場でのシーンがお気に入りです。

最後に流れる曲も哀愁の中にあるカッコ悪さが良かったし、劇中で流れる曲もどこか寂しげで、生活感の無い町の雰囲気と絶妙にマッチしていました。

決して愛想が良いとは言えないイスラエルの人々と口数の少ないエジプトの楽団員たちの空気感もGOOD

さらに邦題のセンスもナイス♪

全体的に地味なので万人受けはしないと思いますが、人の心が触れ合う瞬間を目撃する事の出来るほっこり系コメディドラマです。
スローテンポだし、これと言った盛り上がりも無いので、、何がどう面白いのかという説明は出来ませんが、記憶に残る、、印象に残る作品でしたね。

人間同士ならこんなに近づき合う事が出来るのに、ナゼ国家同士になるとそれが難しくなってしまうのかホントに不思議です。
投稿者:irony投稿日:2009-02-12 21:27:04
 警察音楽隊が迷子になり、現地の人との交流を描いた作品 個人的には琴線には触れず、全然記憶に残りそうもないなぁ ユリアは人によってはベッピンかも?
投稿者:なちら投稿日:2008-12-30 14:52:25
【ネタバレ注意】

整備された空港に人通りは無く、コンクリートの街並みに吹く風が、いきなり寒い…。
この映画は人の不安や寂しさを刺激する。

ガチガチの団長がディナに誘われ出掛けて行くけど、どうにもぎこちなくて息が詰まりそうだよ。
釣りの話題でようやく硬さが取れたと思ったら、彼女とカーレドが…。
あの表情は何とも言い様の無い顔だよね〜。

結局、一度は「ディナ」と呼んだのに、翌日には「奥さん」へ戻っていたけど、
今までのガチな団長ではやらなかったであろう“手を振って別れる”が出来て良かった。
♪私の心が解き放たれてゆくよ〜だね。

投稿者:クリモフ投稿日:2008-09-24 02:18:02
この手の映画は弱いな。違う国の人々の交流モノなんですが、大仰にならずに淡々と物語は進んでゆく。中東戦争で戦った国同士(劇中でもチラッと示唆)なわけだから、たぶん当事国の人のほうが感じるところは多いのでしょうけど、そんなことに関係なく楽しめるようになってます。人生ってのはそんなに劇的なこともないし、人は思っているより淡白だったりしますが、ふとしたことで通じ合ったり、考えが変わったりするものです。コメディ仕立てだけど目線は鋭い。
音楽隊の来訪は両国の関係にとってはなんの変化ももたらさないし、彼等自身も特に変わったとはいえないでしょう、確実に彼等は同じ時を過ごしました。
ラストはほろ苦さを残していますが、決して希望がないわけではない。
傑作とされるような映画ではないですが、良い映画です。
投稿者:さち投稿日:2008-08-29 08:39:16
余暇tt
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-02-02 23:17:49
【ネタバレ注意】

舞台は1990年代初頭だという。79年のキャンプ・デービッド合意によって画期的な和平条約を結んだエジプトとイスラエルだったが、81年和平に尽力したエジプト・サダト大統領がイスラム過激派によって暗殺される。だが、その後の“冷たい平和”のなか、中東和平に向けてイスラエルとPLOの対話が進み、わずかながらも中東に希望が見えていたのが90年代初頭だ。
この作品は73年生まれのエラン・コリリン監督の実体験も反映されている。彼自身、少年時代の80年代、イスラエル家庭で一般的に観られていたアラブ(エジプト)映画に魅せられていたという。イスラエルでは差別の対象にすらなっていうというアラブ系ユダヤ人にとって、アラブ文化は決して遠いものではなかった。イスラエルとアラブは、政治的にはともかく、人間としては決して断絶しているわけではない、というのがこの映画から伝わってくる。

目的地のペタハ・ティクバではなく、「ベイト」・ティクバに来てしまったアレクサンドリア警察音楽隊の面々。真面目だけが取り柄の頑固な団長トゥフィーク(サッソン・ガーベイ)は、小さな食堂を営むディナ(ロニ・エルカベッツ)に町に誘われ、いつしか心を開く。一方女に目のないカーレド(サーレフ・バクリ)は、地元の青年パピ(シュロミ・アブラハム)に手とり足とり口説き方を教える…。
食堂に飾られた中東戦争の写真がさりげなく背景を語り、しかし一方でひと夜の心の交流は、音楽という万国共通の言語を媒介により互いの気持ちを引き寄せる。
奔放だが寂しさを抱えるディナ。息子を自死させてしまい妻をも喪ったトゥフィーク。
政治状況を超えて、人生を生きる者同士が一瞬近づく。

この作品はある意味ファンタジーと考えるべきなのだろう。イスラエルの市井の人々はアラブ(エジプト)人を全く拒絶しているわけではない、というのはきっとそうなのだろう。国境を越えて語り合えたら…そんな切ない思いが伝わってくる。
トゥフィークを演じたサッソン・ガーベイ、ディナ役のロニ・エルカベッツが好演だ。

「かつて小さなエジプトの警察音楽隊がイスラエルに舞い降りた。もう憶えている人は少ないかもしれない。それは大したことではないのだから…」というのは作品の冒頭のナレーションだ。「大したことではない」ことに意味を見出す。それが映画の本質の一つだといえるかも知れない。

投稿者:ビリジョ投稿日:2008-02-01 15:48:09
 楽しい映画だが、難しい。
 イスラエルの所業を考えると、楽観的にすぎるという気もするし。
 北朝鮮の楽団が日本で迷子になった(逆でも可)というようなシチュエーションを想像するといいのかもしれんが。
投稿者:ノブ投稿日:2008-02-01 11:30:35
【ネタバレ注意】

「迷子の警察音楽隊」(監督:エラン・コリリン。87分)
話の内容は、エジプトから来たアラブ人の警察音楽隊が、目的地を間違え、イスラエルで砂漠の田舎町に迷い込み、そこで地元のユダヤ人の人達と交流していく話。
車が移動すると、車の奥に整列していた警察音楽隊が現れるオープニングはちょっとコミカルさがあった。
空港で、花をもって迎えにきている家族を、自分たちのお迎えだと勘違いし音楽隊の隊長が1歩踏み出した時に、その家族が本当に待っていた人が現れ、バツが悪い感じを描いていた所がコミカルだった。
写真を撮るために音楽隊が横一列に整列していると、その前を清掃の人が横切り、ゴミ箱のゴミを回収している所でシャッターが切られるシーン演出がコミカルだった
空港のチケット売り場で、若い隊員が歌を歌って売り場の女の人を口説くところは良い雰囲気があった。
砂漠が広がる田舎町で、黒いケースに入った重たくてかさばる楽器を、キャスターをゴロゴロいわせながら引っ張って音楽隊が歩くシーンは「途方に暮れている」感じを上手くだしていた
パンを食べながら応対したり、リンゴをナイフで切って食べながら話をする店の女主人が魅力的だった
食後にタバコを吸っている年寄りの隊員の顔がいい味を出していた(最後の方で夜椅子に座って切ない感じの歌も歌う)
家に招かれ、テーブルで家族と音楽隊3人が、最初はぎこちなく会話しながら食事をしているが、歌をきっかけに一緒に歌いだし和気藹々となっていくシーン・演出は良い雰囲気が出ていた(カタコトの共通語の英語でぎこちなく会話したり、ユダヤの家族はヘブライ語でアラブ人に分らないように会話したりする感じが良かった)
ユダヤ人が分らないのにアラブ人がアラビア語で一方的に話す演出が良かった(隊長が女主人に「音楽のように聴くからアラビア語で何かしゃべって」と言われてアラビア語でしゃべる所や若い隊員がユダヤ人の青年に愛についてアラビア語で語る所。しゃべっている内容もとてもシャレていた)
薄暗い照明がいい雰囲気をだしていた(真っ暗な夜に街頭の灯りの下にあるベンチで女主人と隊長が話すシーンや女主人の家で、隊長と女主人と若い隊員が三人で座ってしゃべるシーン)
ローラースケート場でのデートは面白いロケーションだと思った(ローラースケート場で滑る人達と舞台上で機材を使って一人で音楽をかけているDJ)
ローラースケート場で、若い隊員・ユダヤの青年・友達が青年に紹介してくれた女の子三人が並んで座り、伝言ゲームのように若い隊員がユダヤの青年に女の子の扱い方をレクチャーしていくシーン・演出が面白かった(最初ハンカチを渡し涙を拭くように教え、次に酒を渡して飲ませ、そして足をなでるように教え、最後は肩を抱き寄せキスさせる)
隊長と若い隊員が、女主人の部屋で、チェット・ベイカーの音楽をきっかけに少しだけ話がはずむ演出が印象に残った。
最後女主人と別れる時に、整列していた隊員達が、女主人の手を振るのに応えて、ぎこちなくバラバラに手を振るシーン演出がコミカルでいい雰囲気がでていた
最後に音楽隊が演奏していた民俗音楽の歌詞がとてもポジティブな歌詞だった事もあり、映画の終わり方もとても良かった
全般的に
もっとアラブとイスラエルの対立など政治性が強いかと思っていたが、ほとんど政治色がないのがかえって良かった(女主人の店にそれらしい写真が飾られていた程度)
イスラエルの砂漠の大した娯楽もない田舎町のシチュエーション・ロケーションが抜群に良かった
アラビア語とヘブライ語で会話が通じないというだけでなく、ぎこちない共通語の英語でアラブ人とユダヤ人がコミュニケーションを図るという演出がとてもうまいと思った。
出演者もみんな味のある人達で良かった(厳格な隊長・気さくで人恋しい女主人・プレイボーイの若い隊員・タバコを吸っていた味のある顔をした年寄りの隊員など)
音楽も、口説く時のチェット・ベイカーの歌や最後の民俗音楽などセンスが良かった
演出も面白く、シーンもイスラエルの砂漠の田舎町のいい雰囲気や薄暗い照明を使った寂しく静かな街という感じが凄く良く出ていて良かった。
87分と短く面白い演出や良いシーンも多々散りばめられており、最後まで楽しく観れるかなり面白い作品。この監督の次回作は絶対に観にいこうと思った
http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:三葉十四郎投稿日:2008-01-27 20:26:16
【ネタバレ注意】

人恋しくなる映画だ。 イスラエルの荒涼な景色が一層寂しさを掻き立てた。 警察音楽隊の八名が佇む、近代化された空港での様子もぽつねんと心許ないが、訪れた先のバス停では更に背景に何も無い。 砂漠ならまだ景色だけど、ここは本当にただの荒野。 しかし街路灯とかのインフラはしっかりされているので印象としては簡素さを感じさせる。

トゥフィーク(サッソン・ガーベイ)率いる楽隊は唯一の若手カーレドの尋ね間違いでこの郊外地に来たのだが、仕方もなしにそこで一軒のカフェを頼る事となる。
交渉するメル・ブルックスの若い頃みたいなガーベイの訥々としたイントネーションが面白く親しみ持てた、全体的にも自然なペーソスで可笑しさを生む語り口が成功している。
手を差し伸べるディナは捌けた女主人で、演じるロニ・エルカベッツもまた台詞回しに性格が巧く出て聞いていて感じ良い。

ディナはカフェを溜まり場にしているイツィクとパピの元へ団員を振り分けして一晩預からせ、団長とカーレドは自分の家に引き受ける。 ディナはトゥフィークを誘い、カーレドは迷惑顔のパピにくっ付いて各々夜の街へ出る。

イスラエルとエジプトは過去に戦争を繰り返していた間柄だけど、意外にも本作では全く触れていない。 戦車の写真に楽団員が帽子を被せるシーンがあるが、あんなのは目障りに思った程度でしょう。 この映画は他国の人の間柄であって尚、共通普遍な孤独を描いている。

出かけ先の食堂でディナとトゥフィークは気詰まりな会話を続け、関心持って話すのはディナの方でちょっと見に不自然に思えるかもしれないが、彼女は聡明である反面、人恋しさを募らせている女性でもある。 食堂に来た家族連れを指して、あの旦那の浮気相手は自分だとトゥフィークに打ち明けたりもする。
トゥフィークは孤独を内面に抱えて人にこぼさないタイプだ。 それでも呼応して、自分達が扱っている音楽を大事にしている事を話していて、
僕はこの場面を見て、言葉で無く"寂しさ"を交し合っている、と感じた。
そして立ち去り際にディナがムード歌謡を掛けるのだけど、これは浮気相手への面当てかな、とここでは思っていた。

一方のカーレドもまた寂しい、けど彼の場合は女が居なくて寂しいのだ。 イイなと思った相手にはチェット・ベイカーは好きかい?と声掛けする。 スケート場で女の扱いが判らずに泣かせてしまうパピを指導する場面は、並んで座った面々を正対して撮り上げて面白く、情味も湧いた。
カメラは夜の風景も含めてしっかり腰を据えて撮影していて、近頃流行りのハンディでグラグラと被写体を撮る連中には手本にして欲しいぐらい。

イツィクの家に向かった副長シモンたちも同様で、作曲に悩むシモンにイツィクが、この小部屋の様な静けさはどうか、とアドバイスする。 シモンが改めてその部屋を見渡すと、夫婦の居ないベッドに一人眠り続ける赤ちゃん。 彼はその沁みいる寂しさで曲を編む。 日本で言う"侘び"を見るシーン。

自宅の前に帰り着いても話し続けるディナにトゥフィークは胸襟を開き自分の孤独の内実を語る、と、そこへカーレドも帰り3人で部屋に戻る。 カーレドがディナに、チェット・ベイカーは好きか、と尋ねるとトゥフィークに促されてトランペットに吹く、この場面は三者三様の孤独が集って陰影も濃く、ジャズ自体が持つ物憂げさも表現にした瞬間だろう。
ディナとカーレドは互いで寂しさを埋め合うがトゥフィークは残される。 この心情を団員のメンバーが外で歌っているのは洒落た演出だ。

夜が明けて別れが来る。 握手やハグでさよならしたら"良い思い出"にはなるだろう。 しかし監督は、ここで小さく手を振り合って別れさせた。 だからやはり寂しさが滲んで出る。 何ともやさしく撮られたシークェンス。

ではトゥフィークは寂しく枯れたままの人間として終わってしまうのか、それはラストの演奏で否定される。
晴れて聴衆を前に自分で守って来たアラビアの歌には"私の愛"が歌われて意気揚々、いや正直痺れましたね。

映画はトゥフィークの歌を続けて終幕するのですが途中から前出のムード歌謡になって、その訳詞を見ていたら、それはそっくりディナの心境が歌われていたのだと気づいた。 本作は物凄く巧緻に作られているんです。 エラン・コリリン監督おそるべし。

投稿者:replicant投稿日:2008-01-03 00:47:17
個人的には、ちょっと地味過ぎでした。想像以上のコトは何もありません。もちろん、悪い作品ではありませんが期待値が高かった分、評価は厳しくなりました。大体、演奏が出来るんだから、もうちょっと音楽をフューチャーして欲しかった気もします。もっと脚本を練ってくれいなとなぁ・・・・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ...
投稿者:Longisland投稿日:2007-10-24 00:29:08
イスラエルに迷い込んだエジプト警察音楽隊の一夜を描いた秀作。
冒頭「かつてイスラエルにエジプトの警察音楽隊が訪れたことがある。大したことではない」(正確ではないかも)テロップではじまるあたたかい一夜の物語。  なんぞカンヌ映画祭ある視点で「一目惚れ賞」(聞いたこと無い)他3賞を受賞したとか、う〜ん確かに一目惚れしてしまう作品だ。

イスラエルにアラブ人達が迷い込む…かなり政治的に波乱をきたしそうな設定も人と人の関係に特化させた構成は実に巧み。とはいえ4度にわたる戦争を無視したわけでなく食堂に飾られた一枚の写真で表現、そのさりげなさが上手い。
国、言葉、宗教、年齢、性別、都市と田舎等の価値観の相違はあれど、人恋しさ、家族への愛情、映画と音楽への愛は変わらないんだ〜、そんな当たり前のことを奇を衒うことなく正面から描いてゆく潔さは立派。

今年のT!FFコンペはプログラミングディレクターが変わった為か、(全部観たわけではないけど)どれも人間に対する愛情が溢れた作品で優しさが感じられる。 個人的には本作品にグランプリとって欲しい。

追記 08.01.02
T!FFコンペグランプリは当然
07年洋画 My best 4
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 男優賞サッソン・ガーベイ 
 □ 脚本賞エラン・コリリン 
 ■ ディスカバリー賞エラン・コリリン 
□ 外国映画賞 
■ 東京サクラグランプリ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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