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ぜんぶ、フィデルのせい(2006)

LA FAUTE A FIDEL!

メディア映画
上映時間99分
製作国イタリア/フランス
公開情報劇場公開(ショウゲート)
初公開年月2008/01/19
ジャンルドラマ
やっぱり大人は判ってくれない
ぜんぶ、フィデルのせい [DVD]
参考価格:¥ 3,990
価格:¥ 9,200
USED価格:¥ 2,390
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【解説】
 政治・社会情勢の激動が続いた70年代初頭のフランス・パリを舞台に、時代の波に揺れ動く一家族の姿を9歳の少女の困惑と心の成長を通して描いた感動ドラマ。監督は「戒厳令」「ミッシング」などで知られる社会派監督コスタ=ガヴラスの実娘、ジュリー・ガヴラス。本作が初の長編劇映画となる。
 1970年のパリ。9歳の少女アンナは、名門カトリック女子小学校に通う成績優秀なお嬢様。スペインの貴族階級出身で弁護士の父フェルナンドと雑誌記者の母マリーの下、弟のフランソワと共に何不自由ない幸せな毎日を送っていた。そんなある日、長年スペインでフランコ独裁政権を相手に反政府運動を行っていた伯父が亡くなり、残された叔母と従姉妹がアンナの家で暮らすことに。これを境に、フェルナンドとマリーは次第に共産主義的な価値観に目覚めていく。アンナは、どうやらフィデル・カストロという人が原因らしいと知るが、おかげで彼女の日常は一変、両親からお気に入りの宗教学の授業を禁じられたり、小さなアパルトマンへの引っ越しを強いられたりと不自由な生活を余儀なくされてしまい…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
218 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:william投稿日:2011-04-06 00:33:13
フィデル役の女の子ははまり役。
自分も子供の頃戦争の映像を見た時、誰が一番悪いんだろうと思ってそれを天皇だと決めつけて、悪い事が起きるのは全部天皇のせいだと決めつけてた事があった。
そんな子供の純粋さとか素直さを思い出させてくれる作品。
投稿者:ローランド投稿日:2009-09-24 23:01:40
 もしフィデルに出遭うことがあったなら爐覆砲茲叩 あんたのせ
いで・・・・瓩辰匿って掛かって抗議しそうなアンナのふくれっ面が
いいですね。 この子役、97年生まれだから今は12歳、うまく成長
したらジャンヌ・モローのタイプになりそうです。 その弟のフランソワ
の、まったく演技臭を感じさせない可愛く素直な子供っぷり、これも
好感度の高いものだったし、それに映像も綺麗だったし、話の内容
とは違った明るく楽しい作品に仕上がってます。  

 宗教教育の教師や共産主義者の教条的な弁舌は滑稽で、
進歩的活動家なんて髭面のヘンな人でしかなく、団結なんて言葉は
自由を束縛するだけ。 タイトルからしてそうだけど、物語りもカメラ
アングルも子供目線になっていて、そのカメラがラストは俯瞰ショット
になって孤立したアンナを際立たせ、うむ、こういう終わり方をするか
と思っていたら・・・・・ と、ここから先はまだ観ていない人のために
伏せておきましょうか。  

 一般的な映画に比べたら音楽の使われ方が少なく、この作品の
語り口にはこれくらいがマッチしているのかなって気がしましたが、
イタリアとフランスの合作ということから、こと音楽に関してはあまり
期待をしていなくて、それもあってか、オープニングやエンディングな
ど、少なめに流れるその音楽はなかなか気持ちのよいものでした。
投稿者:msang投稿日:2009-09-03 00:55:33
もちろん、子供目線で見ないと意味がありません。そうすれば感動作です。
投稿者:幸村和投稿日:2009-08-17 23:49:28
とにかく「なんでなんで」と聞く度に「文句言い」となじられたかつての自分は大人にとってはこんな感じだったんだろうなあとアンナちゃんを見てしみじみ。アンナちゃんみたいに可愛くもなければ気も強くないし、そして何より裕福でも両親がインテリでもないところがアンナちゃんと私が決定的に違うところですが(関係ないか)。

少ない人生経験と知識でなんとか幼いながらも事態を理解しようと、大人に煙たがられながらも奮闘するアンナちゃん、勿論子どもらしい自分勝手なわがままもありながらも(食事の前に風呂!とかね)、時々ドキリとする問いかけをアンナちゃんは放ちます。

こういう子どもに対峙するとき、大人の真価が問われるような気がします。わかった顔して本当はわかってないんじゃないの?という化けの皮が剥がれそうな。こういう子どもにはフンドシ締めてかからにゃあいけません。

「団結と人マネの違い」を問われて、思わず私は選択を迫られたとき純粋な自分の意志で選択しているのか?ううむ…と考えてしまったり。
それなりにもっともな意見があって、多数の人間がそれを支持したら、じっくり検証する前にそのムードでそっちになびいてしまうことって私ならありそうです。

そんなこんなでぶつかって、凹んで、またぶつかって、気が付けばアンナちゃんは彼女なりに成長していきます。きっとアンナちゃんは素敵な大人になると思う。
皆さんのコメントにもありますが、愛想のいいちゃっかり屋の弟がまた剽軽で最高。私は断然アンナちゃんタイプだったので、こういう天然な子は誰からも愛されるんだよなーと、逆立ちしてもこういうキャラになれないので微笑ましく思いながらも、心底羨ましかったりして。
投稿者:喜頓投稿日:2009-04-10 00:18:14
仏頂面の中にも、素直に驚いたり怪訝な表情をしたりのアンナが何とも微笑ましい。
弟のフランソワが図書館で眺めていた時計はデジタルだったけど、この時代にあったのだろうか?
投稿者:ジーナ投稿日:2009-04-10 00:14:44
冒頭から最後までアンナのしかめっ面がとにかく印象に残った。

何の不自由も無く育ったお嬢さんと突然共産主義に走った両親の日々を綴ったドラマは社会派なテイストもありつつ家族のゴタゴタもありつつ人間ってやっぱりイイよねって思える作品に仕上がっていました。

自分が優位でいたい子供特有のエゴや環境が変わる事への苛立ち、その一方で見せる子供特有の好奇心や順応性など子供の長所と短所が盛りだくさんのドラマです。
身勝手な親たちにイライラしつつも親の愛情を求めるいじらしさ、率直に疑問や怒りをぶつけ両親の行動(団結)を理解しようとする少女の姿は感慨深いモノがありました。

アンナを演じた子役のコも要注目ですね。
ついでに言えば、他の子役たちも可愛いコばかりでしたし、子供たちの洋服も洗練されていて素敵&キュートでした。
個人的に私は弟くんが大好きです☆

幼い子供に共産主義を教える両親や仲間たちの言葉は興味深いモノがある一方、買い物ごっこなど笑いもあって良かったです。
家政婦さんの意見やお話も効果的に絡んでいてGOODでした。

ただ子供を持つ親の目線で見てしまうと、両親の身勝手さに腹が立ち通しでしょうね。
まぁ、「バカンスはボルドーよ」とか言っちゃうブルジョワ時代の子育て法のほうが私にはイラッときましたが(笑)
だって、思想の変化後はきっちり電気のスイッチを切るイイ子になりましたからね。

共産主義に染まった家族、上流階級の祖父と祖母、そして学校生活と友情関係など見応えのあるエピソードがたくさんあるので全く飽きずに鑑賞できました。
何となく分かってはいたけど具体的に共産主義とかアカって何?って思っている方にも優しい、自然に観客とアンナの視点が一致する作りが見事だと思います。

子供が主役だからと言って生温い作品を期待すると裏切られる内容ですが、音楽も良いですし社会派ファミリードラマに興味がある方にはオススメですね。

結論;聞きかじりぐらいの情報で即何かを否定してはいけない。よく観察し、自分の中で消化してから決断するべきである。
投稿者:irony投稿日:2009-04-09 02:13:23
キョーサン主義がどうたらこうたらなんてどうでもいい題材、アンナの環境が劇的に変わり理不尽な場所に放り込まれ、順応し考える力を持つ成長物語りだと思います 主演の女の子はあの年ですでに美が完成されとるのね 成長してもあまり印象は変わらなさそうだね
投稿者:ghost-fox投稿日:2008-11-05 22:33:52
描写が非常に丹念
投稿者:satotax投稿日:2008-07-08 23:47:40
映画のデキはいいです
優秀作でしょう
だけど、何が分からないと言って、何でいまさら1970年代なんだろう
制作意図が分からない
どうも トリュフォーをはじめとして
フランス映画人て、後ろ向きというか回顧的というか・・・
投稿者:replicant投稿日:2008-02-24 01:30:17
【ネタバレ注意】

とにかく主演のアンナを演じたニナ・ケルヴェルがキュートですわ!その表情はもちろん、言動も行動もキュートなんですわ!キョーサン主義、団結、革命等、数少ない自分の経験から一生懸命理解しようとしている姿は微笑ましい限りです。幼き頃、耳に挟んだ大人の会話に自分の知らない未知の世界を垣間見たような、そんな懐かしい気持ちを思い起こさせてくれました。ただ、全体に展開が早いと言うか、雑な印象が残るのがちょっと残念でしたね。監督はあのコスタ・ガヴラスの娘ジュリー・ガヴラス。これが初めての長編だそうですから、出来に物足りなさを感じるのは仕方ないのかもしれません。それでも、その観察眼の確かさは目を見張るものがありますし、血は争えないというか、やっぱり社会派なんですね。それも、そういう父を持った娘の視点という意味では実に興味深い作品でした。次回作も期待したいです。

投稿者:黒美君彦投稿日:2008-02-08 00:38:30
【ネタバレ注意】

とても面白かった。500人のオーディションから選ばれた生意気アンナ・9歳
(ニネ・ケルヴェル)のふてくされた表情がとにかくいい。

軍政批判や女性運動など様々な市民運動が活発化し混沌としたフランスの70年を、9歳の女の子の目からユーモラスに描いた作品。ブルジョア家庭に舞い込んできた“キョーサン主義”の嵐。チリの圧政に抗議するスペイン出身の弁護士の父フェルナンド(ステファノ・アコルシ)、中絶合法化を目指す雑誌記者マリー(ジュリー・ドパルデュー)に、アンナは思い切り反発する。
運動に奔走し、理不尽な要求を娘にまで求める両親。それを冷ややかに見る娘を中心におきながら、次第に彼女がいろいろなことを自ら考え始めるところはちょっと感動的。
「団結と人マネはどう違うの!!」と鋭く両親に突っ込むアンナは、そうした本質的な問いを通じて、熱情のみの運動のあり方にまで疑義を呈する。

大人は理不尽だ…と思いながら、でも親子の絆はとても深い。時々放っとかれたりもするが、それでも肝心な時には近くにいてくれる。そんな親の姿を見ながら、アンナは自分なりに考える。そして自己中心的なワガママ娘だった彼女も少しずつ成長していくのだ。

イデオロギーやプロテストとアンナの関わりを描きながら、もうひとつこの映画では「手をつなぐ」行為にとても深い意味が与えられている。弱っているとき、困っているとき、悲しんでいるとき、登場人物たちはごく自然に手を重ね、手をつなぐ。反発していてもごく自然に親子で手をつなぐ行為は、結局相手を信頼するつながりこそが基本なのだということを意識させる。
そうした「手をつなぐ」ことの意味性は、姉弟で手をつないでアンナが一直線に歩いていくシーンはもとより、ラストシーンで転校先で子供たちの環に加わり、アンナが見知らぬ子供たちと手をつなぐシーンにも象徴されている。

で、子供同士のいかにもありそうなやりとりも卓抜なのだが、弟のフランソワ(バンジャマン・フイエ)がもう最高!彼の存在が深刻になってしまいそうな局面を何度救っていることか。彼の無垢な自然な演技には参りました。

偉大な父を持ったジュリー・ガヴラスが、父親と同じ映画の道に進むというのは相当にプレッシャーにさらされたことだろう。しかし、チリのアジェンデ政権成立から軍事クーデターまでの体験が彼女の経験に基づくように、自伝的要素も加えられたこの作品の完成度は、単に「二世」ではない才能溢れる若手監督としての輝きを見せている。

投稿者:Longisland投稿日:2008-02-06 22:24:36
本作は社会派監督として著名なコスタ・ガヴラス監督の実娘の初長編商業映画。や〜ぁ「血」は争えんもんだと感心した見事な作品。

70年代の政治の季節を舞台に、乗り遅れてしまった父親の後悔と焦り、社会や政治に目覚めた母親、政治に振り回された異国からのお手伝いさん、価値観を変えれない祖父母、そしてそんな大人たちを幼いながら理解しようと努め、大人たちの理不尽な行動や環境変化に怒る少女…実に見事な人物描写。

「少女が弟の手を引いてひたすら歩み続ける場面」に私も感動、素晴らしいシーン。

何気ないシーンだが、ぎこちない泳ぎのアンナがだんだん上手く泳げるようになってゆく、泳ぎと彼女の内面的成長がオーバーラップしていくところが好きです。
投稿者:kumirin投稿日:2008-01-30 23:54:24
 よく練られた脚本やと思いました。原作本があることの強みかもあるかも、ですが、場面の切替と説得力のある映像が印象的です。特に、主人公が弟の手を引いてひたすら歩み続ける場面の心情表現は、非常に巧みでした。
 子供の目線で世界を眺めることのフシギさと大切さを改めてかみしめさせてくれた作品です。


投稿者:ビリジョ投稿日:2008-01-24 15:41:33
【ネタバレ注意】

 人間を描くということはこういうことである。これだけの盛りだくさんのテーマを、よくまあこれだけ重厚に描き込めたものだ。
 人間は、図らずも、金持ちだったり貧乏だったり、親が共産主義者だったり金持ちの篤志家だったりキリスト教徒だったりウーマンリブ運動家だったり、友達とケンカしたりおしっこしたり腹が減ったりオチンチンや子供の作り方が気になったり、家政婦が亡命キューバ人だったりギリシャ人だったりベトナム人だったりするわけだが、それでも日々を生きていかなければならないわけだ。大変だな。
 思うに、マルクスやサルトルが考えていたより、人間は恐らくちょっとだけ複雑にできていて、必ずしもいつでも主体的に生きられるわけではないわけだ。自分は真面目なのに、誠実なのに、何故か夫婦げんかしたり、何故か子供が。子供が。ああもう。

 マルキストや実存主義者や志位委員長やネット右翼の方々の感想が聞きたい。いや、どうでもいい。人それぞれ。

 時代と社会と政治と宗教と教育と外交を、ある視点で描いた映画。ラストで、その視点が変異するが、賛否分かれるところだと思う。素晴らしいラストですけどね。

 愛すべき作品、生涯の傑作がまた1本。

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