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アウェイ・フロム・ハー 君を想う(2006)

AWAY FROM HER

メディア映画
上映時間110分
製作国カナダ
公開情報劇場公開(ヘキサゴン・ピクチャーズ=アニープラネット)
初公開年月2008/05/31
ジャンルドラマ
君を幸せにできるなら、
この孤独を受け入れよう
アウェイ・フロム・ハー 君を想う <デラックス版> [DVD]
USED価格:¥ 650
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 Photos
アウェイ・フロム・ハー 君を想うアウェイ・フロム・ハー 君を想うアウェイ・フロム・ハー 君を想うアウェイ・フロム・ハー 君を想う

【クレジット】
監督:サラ・ポーリー
製作:ジェニファー・ワイス
シモーン・アードル
ダニエル・アイロン
製作総指揮:アトム・エゴヤン
原作:アリス・マンロー
『クマが山を越えてきた』(新潮社刊『イラクサ』所収)
脚本:サラ・ポーリー
撮影:リュック・モンテペリエ
プロダクションデ
ザイン:
キャスリーン・クリミー
衣装デザイン:デブラ・ハンソン
編集:デヴィッド・ワーンズビー
音楽:ジョナサン・ゴールドスミス
出演:ジュリー・クリスティフィオーナ・アンダーソン
ゴードン・ピンセントグラント・アンダーソン
オリンピア・デュカキスマリアン
マイケル・マーフィオーブリー
クリステン・トムソンクリスティ
ウェンディ・クルーソンモンペリエ
アルバータ・ワトソンフィッシャー医師
クレア・コールター
【解説】
 「死ぬまでにしたい10のこと」「あなたになら言える秘密のこと」の実力派女優サラ・ポーリーが、弱冠27歳にして記念すべき長編映画監督デビューを飾った感動ヒューマン・ドラマ。原作はアリス・マンローの短編『クマが山を越えてきた』。認知症という悲劇に直面した老夫婦の心の葛藤と深い愛を静かに見つめる。認知症の妻を演じたジュリー・クリスティには多くの賞賛が寄せられ、ゴールデングローブ賞主演女優賞をはじめ数々の映画賞を受賞した。共演は「リトル・ランナー」「シッピング・ニュース」のゴードン・ピンセント。
 結婚して44年になるグラントとフィオーナ。決して良き夫とは言えない過去もあるグラントだったが、いまはフィオーナを深く愛し、夫婦仲良く穏やかな日々を送っていた。ところがやがて、フィオーナをアルツハイマー型認知症の悲劇が襲う。物忘れが激しくなったフィオーナは、ついに自ら老人介護施設への入所を決断する。施設の規則で入所後30日間、面会を許されなかったグラント。そしてようやく訪れた面会の時、フィオーナはグラントを覚えていないばかりか、彼の前で車椅子の男性オーブリーに対し親しげな振る舞いを見せるのだった。その後も日増しに深まっていく2人の仲を目の当たりにして動揺を隠せないグラントだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:ジーナ投稿日:2009-08-03 03:06:13
アルツハイマーを軸に夫婦愛を描いた何とも言えない悲哀感と純粋さが滲む作品です。

ジュリー・クリスティーから漂う品格が施設に入ってから少しずつ乱れていく様子はとてもリアルに感じました。
「毎日ドレスアップするわね」のセリフから程なくして変わる妻の姿、最後まで妻の幸せだけを願い行動する夫の姿・・・恐ろしいまでに現実を見据えた描写と直接的すぎない描き方が絶妙でした。
丁寧な演出も説得力を増すことに成功していたと思います。

後半の展開に違和感があった事と時間軸が入れ替わる構成にやや混乱したので評価はマイナスしましたが、ヒューマン・ドラマが好きな方にとっては見応えのある作品に仕上がっていると思います。

「昔の記憶は残るのか・・・」「彼女はフリをしているような気がする・・・」などなど印象に残るセリフを吐く夫ゴードン・ビンセントの哀愁は胸に迫りました。

静かな展開とナチュラルで美しい映像は見事にマッチしていますし、そこに居る俳優たちの表情の機微も素晴らしかったです。
沁みる音楽も作風に合っていましたね。

忘れてしまう不安と忘れられてしまう不安・・・どちらの側からも鑑賞する事ができ、どちらの側にも感情移入することのできる心理描写も巧みでした。

お涙頂戴系の作品では無いですが、深いところで揺さぶりが起こること必至です。
投稿者:なちら投稿日:2009-06-09 12:54:30
【ネタバレ注意】

束縛したくないからと半ば強引に入所を決めた彼女。
老人ホームへ向かう日の車内で、今まで話を避けてきた女性関係について触れるシーンがある。
彼を責める一方で、感謝の気持ちを伝える彼女。昨日の記憶がある内の、最後の別れという感じが寂しい。

自分の人生を前向きに生きようとする彼を絶対に非難できないが、彼女の感謝が大きければ大きいほど、
彼のこれからの人生を束縛してしまうとは、皮肉な話だね。
最後にあんな事を言われたらね…、立ち往生しちゃうよ。

投稿者:黒美君彦投稿日:2008-06-12 01:08:04
【ネタバレ注意】

認知症の妻とそれを見守る夫をモチーフにした作品といえば、ニック・カサヴェテス監督『きみに読む物語』(04年米)が記憶に新しい。予告編を観る限り、認知症と夫婦愛を描いた同工異曲の作品かと受け取めていたが、とんでもない。実にシニカルに人間と愛を描いた巧みな傑作だった。

『ダーリング』(65年英、J・シュレシンジャー監督)での奔放な役柄が忘れられないジュリー・クリスティは64歳(撮影時)になったが、老いの中にも品格を失わない老婦人フィオーナ役を巧演。
「彼女が18歳のときに求婚されたんだ」と夫のグラント・アンダーソン(ゴードン・ピンセント)が問わず語りに追憶するシーンがあるが、そりゃ若い頃のJ・クリスティなら無条件で応諾するでしょうよ(作品内の若い頃のフィオーナは別人ですが)。

フィオーナがオーブリー(マイケル・マーフィー)の不在にショックを受けふさぎ込んでしまうシーン(ある程度認知症が進むと直近で知った人物がいなくなってもそのこと自体を忘れてしまう)など、認知症の描き方に一部難がないわけではないが、とりわけJ・クリスティの演技は指先まで緻密に計算され尽くされていて感心した。夫の耳たぶに触れるさりげない癖の描写は、実は物語の中核に関わる演出だったりするのだから(驚)。医師の前で曖昧な笑みを浮かべて対応する姿も印象的。

しかしこの作品が凄いのは、予告編で予感させた夫婦愛の物語を見事に裏切るところだ。いや、ここに描かれているのは間違いなく「夫婦愛」である。グラントは44年連れ添った妻フィオーナを心から愛している。たとえ、若い頃浮気しまくったとしてもだ。実際二人の会話から、20年前に夫は悔い改め、大学を辞めて湖畔の家に移り住んできたことが示唆される。
だが、そうした夫の過去を推し量った看護師クリスティ(クリステン・トムソン)はグラントに厳しく迫る。「悪くない人生だった、と最期にいうのは大概男よ。女は違うわ」。

記憶を失い、人間性が次第に廃絶していく認知症は、関係が近い人間であればあるほど絶望的につらい。死別とは異なり、残された者は愛する者が壊れていく姿を見続けなくてはならない。そしてその一方で自らは生きなくてはならない。ある時点であきらめ、新たな一歩を踏み出そうとしたとして、誰がそれを責められようか。
ところがこの作品では、最後の最後にどんでん返しが待っている。戸惑い、動揺するグラント。何とシニカルなラストだろうか。ひと筋縄ではいかない愛の形が、美しい雪原に放り出される。

監督・脚本のサラ・ポーリーはこの作品のとき、まだ26歳!!!どうしてここまで深い洞察力を持ち得ているのか、驚愕するしかない。
女優としての美貌と類稀なる才能を神は彼女に与え賜うた。ハリウッド嫌いを公言する彼女の今後からますます目が離せない。

投稿者:Longisland投稿日:2008-06-05 23:47:31
あのサラ・ポーリーが脚本初監督し、主演のJ・クリスティ(懐かしい!)のゴールデングローブ受賞等々 公開を待ちわびてた作品。
長年連れ添った妻がアルツハイマーによって夫を忘れてゆく…なんかありがちのお涙頂戴夫婦物と思いきや、さすが政治活動家にしてインディー巨匠たちの作品を渡り歩いたインディペンデント女王サラ・ポーリー(まあ、ゾンビ映画にも出てたけど)らしく奥が深い。 
老夫婦の人物描写が鋭く、人間の持つ弱さと愛する人への無償の愛が見事に描かれている秀作。
懐かしいといえばO・デュカキスおば様もベットシーンを熱演(あまり見たくはなかったが)。
公開初週の銀座テアトルは初老女性を中心に満員、男性客は5人とは…。
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