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接吻(2006)

メディア映画
上映時間108分
製作国日本
公開情報劇場公開(ファントム・フィルム)
初公開年月2008/03/08
ジャンルドラマ/サスペンス/ロマンス
この愛は理解されなくてもいい。
やっとあなたという人に巡り会えたのです。

究極の愛が行き着いた、衝撃の結末。
接吻 デラックス版 [DVD]
USED価格:¥ 2,073
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 Photos

【クレジット】
監督:万田邦敏
プロデューサー:仙頭武則
ラインプロデュー
サー:
佐藤公美
協力プロデューサ
ー:
古賀俊輔
脚本:万田珠実
万田邦敏
美術:清水剛
撮影監督:渡部眞
衣裳:高橋さやか
音楽:長嶌寛幸
照明:和田雄二
装飾:龍田哲児
録音:臼井勝
助監督:久保朝洋
出演:小池栄子遠藤京子
豊川悦司坂口秋生
仲村トオル長谷川
篠田三郎
大西武志
青山恵子
馬場有加
菅原大吉
佐藤貢三
平栗里美
宮田亜紀
美月まどか
杉山彦々
八波一起
【解説】
 孤独なヒロインが、無差別殺人の凶悪犯に自分と同じ孤独を見いだし、直情的に恋心をエスカレートさせていくさまを緊張感溢れるタッチで描いた異色ドラマ。主演は「犬猫」の小池栄子と「犯人に告ぐ」の豊川悦司、共演に仲村トオル。監督は「UNloved」「ありがとう」の万田邦敏。
 都内の会社に勤める若い女性、遠藤京子は、幼い頃から対人関係に問題を抱え、孤独な日々を送ってきた。ある日彼女は、無差別にある親子3人を惨殺した坂口秋生という犯人の逮捕劇を生中継するテレビを目にする。そこで坂口がカメラに向けて放った謎めいた笑みを見て、自分と同じ孤独と絶望感を見いだした京子。すぐさま事件に関する記事のスクラップを開始し、坂口に関する情報収集に夢中になっていく。そして公判が始まると、弁護士の長谷川のもとを訪れ、坂口への差し入れを取り次いでほしいと依頼するまでに彼への想いを募らせていくのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
434 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2014-05-22 22:28:11
 カッティングの映画。勿論、カッティングの映画と云っても何をどう撮ったのか、繋ぎ合せる画面と不可分な上での物云いなのだが、しかし、例えば小池栄子、仲村トオル、篠田三郎の会話シーンの切り返しの素晴らしさ。或いはアクション繋ぎもバストショットからロングショットへと繋ぐダイナミックさは、滑らかな時間的継続を実装するためのアクション繋ぎではなく、明らかにカッティングで観客を瞠目させることを意識していると思える。私は『宗方姉妹』等の小津のアクション繋ぎを想い起した。というように、作り手も画面の充実と共にカッティング自体を相当意識していると思えるのだ。しかも、それは例えば、ラシュモア山で引っ張り上げられたエバ・マリー・セイントが列車の寝台に引き上げられるような、マッチカットのような(成瀬的と云ってもいい)プリプロダクションで作りこまれた繋ぎではない、撮影現場での厳格なコントロールが作り上げた繋ぎなのだ。演出の緊密さは一瞬も弛緩しない画面を生み、エンディングの唐突かつ強烈な運動で頂点をむかえる。これは恐るべき傑作だ。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:hayate9投稿日:2013-08-16 20:17:08
【ネタバレ注意】

途中までは引き込まれたんだけど、最後まで観てう〜ん・・・。

あとからグジグジするくらいなら残業くらい断ればいいのに〜。嫌われてもいいじゃ〜ん。と思う方なので、少しもヒロインには感情移入出来ず。
同僚の関西弁の役の人が下手でテンション↓。
死体で食卓を囲んで「ハッピーバースデー」のとこで、「誕生日はもう来ない」を思い出して更にテンション↓。

小池栄子がマスコミに囲まれた時に見せる笑顔がホラー!うまい!!
ラストの「ハッピーバースデー」の所も他の方もコメントされていますが、あんなに上手く事は運ばないだろうし、接吻の相手も納得いかんし。
なんかスッキリしませんでした。(そういう狙い?)

投稿者:uptail投稿日:2011-06-08 10:40:29
小池栄子
投稿者:クリモフ投稿日:2010-08-02 12:03:11
女性でしかありえない話というのはあって、これもそんな作品だと思います。獄中の犯人にシンパシーを抱くというのは実際にあるらしいし。
勝手に共感し、愛し始め、自分の想像と実物をすり合わせていく女が気持ち悪いけど、絶対いるという気にさせられるリアルさはもっていると思います。一方の男性犯人もサイコキラーのようで、男ならではの突っ切れない弱さを持っており、男女の意識の違いからくる終盤の展開は非常にスリリングでした。
演者の達者さもリアリティに貢献大だと思います。小池栄子は陰に突き進む女を上手くやってるし、こういう暗い役結構はまる(ヤジキタとか)。大きな胸がこの場合マイナスポイントですが、そりゃしょうがない(笑)。トヨエツ(へたれさがあるのが重要)、中村トオルもきっちりこなしています。
概ね面白かったのですが、台詞が全体的に舞台っぽかったのが、残念でした。あと犯人の造詣をもう少し深くできたら、よりラストがゾーっとするものになったかなと思います。演出<演者になっている気がする。佳作良作ってことろでしょうか。
投稿者:QUNIO投稿日:2009-12-09 17:10:59
結構、ベタな引用が目に付くが面白い。万田さんはスコセッシの映画に触発されて本作を作ったとは思えないが(どちらかというと増村保造の信者みたい)モロに設定が『タクドラ』と被って見えた。省略の仕方はロベール・ブレッソン風。まあ僕はブレッソンとかドライヤーとかストローブ=ユイレなんて真剣に見るタイプじゃないし、内容が面白くないと駄目なのほうなので途中で投げるのだが、この映画は格が違う。基本的にストーカーを描いた映画が好きなのもあるが、肝である「接吻」シーンの唐突さと突き放したラストが圧倒的迫力。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-09-25 02:31:22
【ネタバレ注意】

小池栄子扮する女性に共感出来る所もあったが、自分の事しか考えていない点に一番リアリティがあった。終盤の展開も見応え充分だが、キスする相手が何で彼なのかよく解らん。

投稿者:新・映画の都投稿日:2009-05-06 12:26:15
共感するのは確かに難しいが、不思議と物語に引き込まれる。小池栄子は上手ですね。ラストの展開、タイトルは色々と解釈できるのも魅力だ。
投稿者:gosto de cinemas投稿日:2009-04-29 02:05:48
【ネタバレ注意】

最近は映画の監督の「力量」をみるようになりました。それだけ日本映画も進歩したというか、映画そのものが進歩してきたというか、韓国映画の躍進が刺激になってかユニークな素材の供給とそれを映像化する才能の両面で活況を呈している、と、僕は思っています。題材の欠陥(完璧なシナリオなんて完全試合並に希少なわけで)をカバーする才能が、後者に当りますが近年多いのはこの範疇に入る作品で、「接吻」もそれに入ります。これは監督を褒めている事になるのだろうか・・それには触れずにおきます。
小池栄子扮する遠藤京子に感情移入しなければ終盤まで見続ける事は出来ないだろう、その意味で結末で暴露される狂気の予兆は、できるだけ伏せておくのは(見せ方として)正解でした。弁護士の強い言葉(彼は人を殺したんですよ)に背を向ける所で「おや」と、怪しい予感はさせますが。。その事実を省いた所での「共感関係」の幻想にひた走って行く彼女のほうに観客はまだ共鳴している。だが犯人である坂口のほうが「真っ当」に傾き、京子の思いが浮いてしまう。そして辻褄を合わせようとした彼女が「狂気」な行動に出る。その時点で、それまで疎ましかった弁護士の(常識的な)言葉がいかにまともであったかが、分かる。
豊悦の坂口が「人を殺しても何も感じない自分」を、嘆き始めた瞬間をとらえて仲村トオル弁護士が「控訴しますね」と決断を告げて去るシーン、そこに表われた坂口と京子の「違い」は、すなわち「犯してしまった」坂口と「まだ犯していない」京子の違いに他ならない。「フツウの」人間関係を結べない「空白」を抱えた人間は実は相当に屈折しているものを封印したりシンプルに解釈してやり過ごしているがいつかその「空白」と向かい合う時を迎える。その解決のために犯罪に手を染めるという事もあり得るわけだが、小池=京子はまずはそれを殺人犯への親近感を形にすること、互いの共通性を根拠にした特殊な関係の構築に見出そうとした。人生半ばでの一大事業であったが、それは幻想に基づいており彼女の「空白」を埋めるべき相手は人間として変化して行く、彼女は幻想を見た分、その喪失に耐えられず相手を殺す事となった。だが彼女はいつか別の経路で同じ行動をとったかも知れない。映画の結論としては、そこに落ち着いたようであった。
が、この映画の最大のナゾかけは言うまでもなく「接吻」というタイトルだ。どこでどう接吻が出てくるか、相手は豊悦か、仲村か、脳裏を過ったのは(女性の残酷さの表現として)最後に身動きできない坂口の前で弁護士と濃厚な接吻を交わし、坂口の「生への欲求」を残酷に突き放すという(手の込んだ)報復。だが、それは無いな。どっちにせよ、「接吻」の結末を知りたくて最後まで見てしまう。売り手の作戦勝ちのようであるが、どうだろうか。狙いはこうだろうか・・京子は「先へ行ってしまう」坂口に追いつくべく自らも殺人を犯す、かつ坂口を自分に引き戻すべく自らの手で死刑を執行する、だがまだ足りないと思い弁護士に刃先を向ける(ここが僕の理解を超えてしまうのだが)、だが狙い外れて為す手を得ず、何を思ってか接吻の挙に出る。この意味だ。タイトルにもなっている、接吻の意味だ。
彼女にとって、あの状況での行為はまず「攻撃」だった、相手を犯す、愚弄する、という行為であった、と言ってみる。だが、殺人という衝動が「空白を埋める行為」いわば「人との関係を強奪する行為」として過激に現われたのだと解釈すれば、深層心理では「殺す」と「接吻」は同質の行動だったと、監督は見せたかったのではないか。編集はホラーチックであったが、意味合いはそうであったと考えれば、一応ここで筆を置き、漸く眠りにつくことが出来そうだ。

投稿者:マジャール投稿日:2009-04-06 11:49:48
【ネタバレ注意】

あたしゃ、てっきり仲村トオルの舌噛み切って殺すのかと思ったよ・・・・・!

ううう・・・・・遅ればせながら、観た、観ました。
いやぁ凄かったし面白かった。
こういうの(特に前半は)私の好みなんですよね。ポランスキー『水の中のナイフ』から45年を経て、ついに日本映画もここまできたか、って感じです。

冒頭から豊川逮捕までの静かにして淡々と進行していく狂気と禍々しさも良かったが、その後の小池、仲村、篠田によって交わされる台詞劇、ダイアローグの緻密さにはゾクゾクしました!
野外ロケ・シーンよし、撮影よし、音楽さらに良し!! 

と、ここまでが素晴らしかったのに、変な夢の場面あたりから、ちょっと違う映画になってるんじゃないか(Jホラー?)という違和感が出てきて、最後を「衝撃の結末」で終わらせるような安っぽいことはして欲しくなかったです。・・・残念

でも全体の雰囲気もいいし、相当作り込まれた作品。面白かった。
(点数はけっこう甘くしました)

投稿者:ghost-fox投稿日:2009-03-21 22:16:26
エゴエゴアザラク
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-06-02 23:53:36
【ネタバレ注意】

2006年の作品ということは2年間もお蔵入りしていた、ということだろうか。その理由は詳らかではないが、最後まで緊張感の途絶えない作品であることは確かだ。
死刑囚との獄中結婚を望む女性が、果たしてこの作品の主人公遠藤京子と同じように妄想癖を抱いた偏執狂的キャラクターかどうかはわからないが、禍々しい罪を犯した者に、自らに潜む暴力性を見出し、共感するというのはありそうなことだ。

ただ、この作品でいうとディテールに少々難がある。世間の耳目を集めた事件の公判が、あんな狭い法廷で行われることがまずあり得ないし、被害者側(親戚とか)が法廷に全く登場しないのにも違和感。
そして賛否分かれるラストだが、うーんどうだろうか。坂口秋生(豊川悦司)を京子(小池栄子)が刺す、というのは完全に読めたし、長谷川(仲村トオル)の鞄から何か出してきたところで普通は拘置所職員が止めるだろう(だいたい、刺した後も妙に冷静な職員たち…君ら責任問題だぞ。あり得ん)。

豊川悦司は台詞の少ない役を巧演。小池栄子も地味で陰気なOLを予想外に好演している…が、演技もさることながら隠しきれない豊満な胸が目立って仕方ない。一か所くらい「陰気だといわれて、話題にされるといえばこの胸のことくらい…」みたいな台詞があれば納得できたのに(苦笑)。
長谷川弁護士がくらくらしたのも、結局小池栄子だからであって、もっと本当に地味なOLだったらどうなんだよ、とひねくれ者の私などは考えてしまうのでした。

「接吻」というタイトルから想像していた「接吻」は、そう来ましたか、という印象でしたが、あんな暴力的な接吻は勘弁してほしいな。つまりあの接吻はいったい何だったのか、ということについてはいまだに納得のいく答えを見出していない。妄想が暴走した果ての、救いを求める手立て?とも思えず。
禍々しさが禍々しいままにぽんと放り出された、そんな印象を受けた。
面白くはあったが、一方で理解したくもない心性の発露を観てしまった、というのも正直な感想である。

投稿者:リEガン投稿日:2008-04-04 14:39:59
【ネタバレ注意】

何故か無差別に一家を惨殺してマスコミを呼び、公判では黙秘を続ける男。笑みを浮かべながら逮捕される男に自分と同じ姿を重ねて盲愛する女。女を心配するあまりか、その思いをなぜか深めてしまう男の弁護士。「ソコ」へと至るそれぞれの心の在りようが全くわからないままラストの「接吻」となり、『何で?』で終わってしまった。澱が残る。

投稿者:シンネマン投稿日:2008-03-19 23:01:42
【ネタバレ注意】

黒沢清と共に立教ヌーヴェルバーグの狼煙をあげた万田邦敏。
立教の後輩で妻の万田珠実と共同脚本の傑作『UNloved』でデビューし、一昨年は阪神大震災を中心に据えた良作『ありがとう』を発表。
劇場3作目の『接吻』までハズレなし。その演出力は本物である。

まずは誰もが抱くであろう感想「小池栄子ってこんなに演技できたのか!」を述べておこう。
トリュフォーによるアデルや、イーストウッド『恐怖のメロディ』の女などが「妄想女の狂気」を描いた映画としてパンフなどでは指摘されているが、私は個人的に青山『シェイディー・グローヴ』の理花ちゃんを思い出した次第。
確かに、映画史に残るレベルのインパクトある演技をしている。

ぶらぶら散歩したり近所の人に「こんにちは」と挨拶したりしていた豊川悦司が突然、たまたま鍵が開いていた家の家族3人を殺害する冒頭の演出からして驚異的なまでの緊張感があって凄まじいのだが、この緊張が最後まで緩むことはない。

自らマスコミを呼び出し、笑顔で逮捕される坂口(豊川悦司))をTVで見て、自分と同じだと直感した京子(小池栄子)が、裁判を傍聴に行き、差し入れをし続け、ついに獄中結婚に至るという話だ。
池田小事件の宅間守も逮捕後に複数プロポーズされて獄中結婚したらしく、それが元ネタになっている。
この2人に、坂口の国選弁護人で京子の相談役にもなる長谷川(仲村トオル)が絡む。

私は本作は恋愛の不可能性についての映画ではないかと思った。
小池が豊川に対して抱く感情は、妄想かもしくは恋愛として解釈されているようだが、その2つは結局同じことで、京子は同じ世間から虐げられてきた人間として坂口に同士愛を抱き、彼のことなら何でもわかるとのたまう。
彼女は坂口についての生い立ちから何からあらゆる情報を集めノートに集約していく。
本作は当初『Notebook』というタイトルだったらしい。
それらの中で創り上げられていく坂口秋生はどこまでも京子の妄想の産物で、同じ者同士というのも京子のナルシシズムとエゴイズムを投影した幻想に過ぎない。
京子自体はそれまでの鬱屈した人生から解放されて、ポジティブにそしてより美しくなっていく。
坂口がしばらくまったく喋らないのも京子の妄想を促す大きな理由だ。
坂口が京子の願いを受け入れ、法廷で初めて発する「ありません」の一言が、この映画における感情的交流のピークだろう。
その後2人が面会するようになってからは予想通り、京子の妄想は少しずつ裏切られ、現実へと引き戻されていくことになる。
逆に坂口は、京子という自分に好意を寄せる相手が現れたことで世間に対して少しずつ心を開いていくようになる。
その過程は「死刑にしてくれ」と懇願する坂口に対して後悔の念を読み取った長谷川が「控訴の手続きを取るからな」と言って去っていくシーンでピークに達し、こちらも涙なしには見られない名シーンになっている。
しかし世間とのパイプを開いてしまった坂口は、京子にとってもはや「同じ」ではないのだ。
直接的な交流が2人の距離を逆にどんどん遠ざけていくという逆説が、ここにはあまりにも見事に表現されている。

ここからは「衝撃の結末」と宣伝されている部分に突入するので未見の人はご注意!

このように考えていくと、自分の妄想から乖離していく坂口を京子が止める方法は一つしかない。
今まで一度も報われたことのない京子には、坂口のような自分と同じ人が二度と現れるとは考えられないので、坂口が遠くに行ってしまう前に殺すしかない。
それがわかっていても「ハッピーバースデイ」を歌うシーンは強烈。
一家惨殺後に家族を食卓に座らせて「ハッピーバースデイ」を歌った坂口の行為をここで京子が反復する。
その京子に恋してしまった弁護士長谷川がまた狂気の淵にはまり込み、こうして狂気は連鎖していく。
ただ坂口だけでなく、死刑になるために長谷川まで殺そうとして失敗した京子が突然長谷川に接吻をかました理由がどうにも解せなかった。
タイトルの「接吻」の相手はトヨエツじゃなかったんですよ、お客さん!
「暴力行為に対する女性的な防衛本能が働いた」みたいに脚本家の妻は言っているがあんまり納得いかない。
むしろ私は長谷川を殺せないなら、坂口が死んでしまった今、いっそ長谷川を新たな狂気のループに引き込んでやるということだったのではないかと。
長谷川も殺して死刑になれない以上、また孤独になるより長谷川でも巻き込んでやるかと。
接吻後、長谷川は「僕が弁護する、いいね」と叫び、京子は「放っといて」と答える。
ホラホラこれって最初の坂口みたいじゃないの。

ま、これは勝手な解釈で、仲村トオルや小池栄子は「私は生きたい」との意志の現れだと思いながら演じたらしいが・・・

投稿者:Longisland投稿日:2008-03-10 00:23:26
1980年代、黒沢清・周防正行・塩田明彦・青山 真治等々を生み出した立教ヌーベルバーグの創始者?万田邦敏監督の新作。最近活躍が目覚しい豊川悦司が主演…なんか興味を覚えていたものの劇場で観るかビミョ〜だったのだが…公開前金曜日夕刊映画評をを読んでビックリ!
日経・朝日・読売各紙は絶賛に近い好評価、なんとアヤコたん(注 若尾文子)の「増村保造監督を想い出す云々」コメント(ここ数年著名人映画宣伝コメントで最大のインパクト)。 一刻も早く観るために会社を早退して日曜最終回のユーロへ…30代お一人様♂を中心に8割の入り。

万田邦敏監督って前作「ありがとう」は未見、「UNloved」は5年ほど前に観たもののなんか会話が重く女性主人公に共感できず。ノーチェックの監督でした(失礼

本作品は「UNloved」と同じ孤独で孤高な女性と彼女に翻弄される二人の男(仲村トオルがいい)の物語。音楽を極端に廃し端正にして美しい映像と緊張感マジやられました。
何より凄いのは小池栄子、グラビアアイドルの印象強かったが、本作では不気味とも感じるひたむきさを見事に演じ演技者としての図抜けた才能をビシビシを感じた。思えば登場シーンは少ないものの「恋愛寫眞」「犬猫」「男はソレ〜」でのインパクトは強烈決だったし、TVバラエティーでの頭の回転の速さは定評がある、今まで主演映画が無かったのが不思議。

田んぼで振り向くシーン、仲村トオルとの階段シーンの鋭さ、バースディーソングを歌うラストの緊迫感、震えるほど素晴らしいシーンの連続。

人物描写&説明を省略することにより観手の心を不安定にさせてゆく。その演出&脚本は見事としか言いようがない。

今年ってまだ1/4しか経過していないのに超弩級作品(邦画)が連発。
なんか空恐ろしいぞ〜。

追記 09.01.06
08年邦画 マイベスト1 
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 作品賞 
 ■ 主演女優賞小池栄子 
 ■ ベスト10第1位
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】接吻 デラックス版2009/02/25\4,700amazon.co.jpへ
【レンタル】
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