ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007)THERE WILL BE BLOOD
【クレジット】
【解説】 「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」のポール・トーマス・アンダーソン監督が名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、石油を掘り当てアメリカンドリームを実現した男の欲望と裏切りの人生模様を骨太に描く一大叙事詩。原作は、シカゴの精肉業界の実態をあぶりだした『ジャングル』などで知られる社会派作家アプトン・シンクレアが27年に発表した『石油!』。ダニエル・デイ=ルイスは本作の演技で全米の映画賞を席巻、アカデミー賞でもみごと主演男優賞に輝いた。 20世紀初頭。一攫千金を夢見る山師の男ダニエル・プレインヴュー。孤児を自分の息子H.W.として連れ歩く彼は、ある日ポールという青年から自分の故郷の土地に油田があるはずだとの情報を得て、西部の町リトル・ボストンへと向かう。そして、すぐさま土地の買い占めに乗り出す。そんな中、ポールの双子の兄弟で住人の信頼を一手に集めるカリスマ牧師イーライが、ダニエルへの警戒を強めていく。 【ウェブリンク】 オフィシャル・サイト http://www.paramountvantage.com/blood/ (英語) オフィシャル・サイト http://www.movies.co.jp/therewillbeblood/ 【ユーザー評価】
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。 【受賞履歴】 (■=受賞、□=ノミネート)
【ソフト】
【レンタル】
【ニュース】
【その他のおすすめ】
インタレストマッチ - 広告の掲載について
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド をamazon.co.jpで検索【Music】 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド2008-04-23¥ 2,680円 → ¥ 2,306円 中古: ¥ 1,950円 【DVD】 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]2008-08-20¥ 3,990円 → ¥ 2,394円 中古: ¥ 2,285円 【DVD】 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [Blu-ray]2008-08-20¥ 4,935円 → ¥ 3,800円 中古: ¥ 2,980円 【Toy】 【映画パンフ】ゼア・ウィル・ビー・ブラッド ダニエル・デイ・ルイス中古: ¥ 600円 【Book】 石油!2008-04-18¥ 2,520円 → ¥ 2,520円 中古: ¥ 1,050円 【Book】 キネマ旬報 2008年 5/1号 [雑誌]2008-04-19¥ 880円 → ¥ 880円 中古: ¥ 520円 【Book】 多聴多読マガジン 2008年 06月号 [雑誌]2008-05-07¥ 1,380円 中古: ¥ 800円 ![]() |
注目のDVD ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.[DVD]2010-05-26¥ 5,985円 → ¥ 4,429円 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE. [Blu-ray]2010-05-26¥ 6,090円 → ¥ 4,507円 ヴィターリー・カネフスキー DVD-BOX2010-04-24¥ 12,600円 → ¥ 9,324円 2012 エクストラ版 [DVD]2010-03-19¥ 2,980円 → ¥ 2,184円 2012 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]2010-03-19¥ 3,990円 → ¥ 2,925円 空気人形 豪華版 [DVD]2010-03-26¥ 6,300円 → ¥ 4,618円 スペル Blu-ray2010-04-23¥ 4,935円 → ¥ 3,651円 スペル コレクターズ・エディション [DVD]2010-04-23¥ 3,990円 → ¥ 2,952円 空気人形 [DVD]2010-03-26¥ 3,990円 → ¥ 2,925円 2012 スタンダード版 [DVD]2010-03-19¥ 1,980円 → ¥ 1,451円 REC/レック 2 (Blu-ray Disc)2010-04-23¥ 4,935円 → ¥ 3,617円 溶岩の家 [DVD]2010-04-24¥ 5,040円 → ¥ 3,730円 狼の死刑宣告 [DVD]2010-03-19¥ 3,990円 → ¥ 2,952円 マイケル・ジャクソン THIS IS IT(特製ブックレット付き) [Blu-ray]2010-01-27¥ 4,980円 → ¥ 3,500円 カメラマン・コバック DVD-BOX 12010-03-25¥ 14,910円 → ¥ 11,033円 日本万国博 《40周年記念》 スペシャルDVD2010-03-25¥ 3,990円 → ¥ 2,925円 FRINGE / フリンジ 〈ファースト・シーズン〉コレクターズ・ボックス [Blu-ray]2010-03-10¥ 24,500円 → ¥ 18,129円 美しき諍い女 デジタル・リマスター版(2枚組) [DVD]2010-03-03¥ 3,990円 → ¥ 2,925円 アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ [Blu-ray]2010-02-12¥ 4,935円 → ¥ 3,617円 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||











![ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51E14RR2e6L._SL75_.jpg)
![ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51qnVQTxe0L._SL75_.jpg)


![キネマ旬報 2008年 5/1号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51jLWGFE6rL._SL75_.jpg)
![多聴多読マガジン 2008年 06月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51NX2YPmb7L._SL75_.jpg)




















このデータベースのデータおよび解説文等の権利はすべて株式会社スティングレイが所有しています。
私の大好きな「父の祈りを」のような感動作品を期待したが、肩透かし。
Lastもやり過ぎで不快感が残る。
ダニエルさんの演技は流石ですがね。
この作品を観る直前にDVDで鑑賞した「カリギュラ」の方がよっぽど見応え有り!
印象深い音楽は良かったですし、歪みきった人格の石油屋を演じたダニエル・デイ=ルイスはあっぱれでした。
彼の圧倒的な存在感のおかげで、かなりの恐怖感を得ることが出来ましたね。
感情を押し殺し人間味を一切感じさせない人物であったかと思えば、一気に決壊してキレる様など見事に演じきっておりました。
しかし、残念ながら一番の恐怖感をかもし出す事になってしまったのが伝道師イーライの存在。
石油屋プレインビューと伝道師イーライとの対立?に重点をおいているため、他の部分が影を潜めイーライの存在がドンドン前に出てきてしまいました。
こうなると地上げ云々、血に染まった石油の歴史云々よりも宗教臭さが全面に出てしまい、プレインビューの悪の部分をそれほど感じられないという結果に・・・。
主人公が人々を騙し成り上がっていくと言うよりも、主人公を騙し裏切る者の存在は決して許さないと言う脚本になっているので、、どう登場人物に感情移入して行けばイイのか混乱します。
正直、極端ではありますが偽善を許さないプレインビューに対して悪の部分を見出すほうが難しかったカナ・・・。
主人公が無神論者であるのを表現するにしてもココまで比重を置く必要があったのか疑問です。
序盤は良かったのですが、途中から方向性が違ってしまったように感じました。
神の赦しとか悪魔がどうのよりも、社会派ドラマとして石油会社の欲と血にまみれた歴史を観たかったですね。
個人的にポール・トーマス・アンダーソン監督とは相性が悪いのですが、重厚で見応えのある社会派ドラマをウッカリ期待してしまったのが悪かった(汗)
とりあえず、ダニエルに評価はオマケ気味です。
そもそもなぜこの原作を映画化したいと思ったのかが解らないが、それはこっちが力道山とか群馬交響楽団を扱った映画をリメイクしてくれと願っても、他者には何を今更と言われるのと同じ事か。にしても前々作の「マグノリア」のように、監督は普通のドラマに宗教を絡ませれば批評家が実際以上に持ち上げてくれると踏んでこの映画を作ったのではという気もしてしまう。オスカー獲得が悲願なんだよ。日本にもカンヌ狙いが見え見えな人が居るけどさ。
話は「圧倒的に面白く」突然の事故は怖く「映像は素晴らしく」その音楽は不安な気持ちを掻き立てます。大河ドラマな作りはバリーリンドン程は波乱万丈って事はないのだが結構なもの。
が、死体の転がるラストシーン(あぁ済んだよ)から続く力強い音楽(ブラームスのヴァイオリン協奏曲ニ長調・作品77の第3楽章)…これがやたらと明るいので子供が聴力を失ったり、作業員が死んだり、自分を騙そうとする人間を2人ばかし殺戮したり…ってドラマがまるで喜劇であったかのよう。
成功した「石油屋」である、ひとりの男の生き様と、拘わる周りの人々を描くドラマ。
芸術性はノーカントリー(フォアオールドメン)よりも上かとも思うが、オスカーは芸術性の高い作品が獲得する賞って訳ではないので…うー、でもコッチかもですね〜実際面白いし、一般的にも、そして堂々とした映画ファンの為の傑作ムービーといえるのではないでしょうか?〜ダニエル・デイ・ルイス、凄いです。
60丁目あたりのアッパーイーストサイドの映画館。 お! やってる! と入った。
もちろん字幕なんかない。ひたすら、英語だ。
しかしそれは、ぼくの超リミテッドな英語ヒアリング力でも十分だった。
なぜなら冒頭の11分間は、科白がないのだから。
画と音の迫力で強烈に見せきるオープニングシークエンスはとにかく圧巻。
あとはまるでブルースリーのように「Don't Think,Feel!」の境地でこの映画を感じればよかった。
新作に出るたびに、英語圏の人々にモノマネされるダニエル・デイ・ルイスの演技。
しかし今回も影響度・衝撃度ともに満点の演技を披露する。あらかじめ汗をかくほどの体温、そしてあの声音。
それらはすべてそのキャラクターを的確に表現している。「I Own You!」
きっとデイルイス本人は低体温でか細い声だろうから、やんなっちゃうんだよ。メソッドもいいかげんにしてくれよ。(←誉めてる)
見た方はわかるはずだが、あのクライマックス。
その劇場内では女性の方が、ふつうに、たまらず席を立っていた。ぼくは、無理もないと思った。
アメリカという国を、権力というものを、豪腕のストレートで描いた作品だった。それはたまらなく暗くなくてなんだというだろう。
またそこがNYってのがキタ。鑑賞後ぼくも「病んでんなー・・・」そうため息をついた。
何がどう病んでるのか、自分なのか世界なのか、だれが、どうなのかはその喧噪にすぐかき消されたのだけれど。
H・Wをビジネスの道具として扱う彼、だが愛情はあり、一人では仕事が続けられないと
メンタルの弱さも見せる。
自分は、この作品を受け止めきれない。
ダニエルの様な愛情と狂気を複雑なバランスで持つ人物の心理を想像出来るほどの経験が無いから。
見終えて、その激しさにただただ呆然とするだけだよ。
米国における先住民の駆逐が最初の開拓だとすれば、ここに描かれているのもある種の「開拓」といえるだろう。一見貧しい土地で暮らす開拓民を巧みに騙し、地下資源を収奪する。それらが20世紀以降の資源大国としての米国の基礎を作り上げ、現代があるのだということを痛烈に示してみせたのがこの作品だ。
ダニエル・プレインビューを演じたダニエル・デイ=ルイスは評判にたがわぬ好演(というか怪演)。誰も信じないモンスター的な男を見事に演じている。唯一愛したHWをめぐっても、接し方は屈折しているし、最後は「血」を理由に突き放す。
彼が信じるのは結局資本そのものだ。第三の啓示教会のイーライ・サンデー(ポール・ダノ)もまた困窮した挙句にダニエルの前にひざまずく。宗教の欺瞞を異常に憎み、「俺こそが第三の啓示だ!」と叫ぶダニエルは、資本家という名の神の信奉者であることを高らかに宣言してみせるのだ。こうした男たちの上に現代がある。
緊張感に溢れ見応えある作品を作ったポール・トーマス・アンダーソン監督の今後の作品も楽しみ。ジョニー・グリーンウッドの音楽も、久しぶりに迫力に満ちた「映画音楽」だったように思う。
やはり主演のダニエル・デイ=ルイスなしにはこの作品はなかったでしょう。その狂気さえ感じさせる野心あふれる男をリアルに演じています。この土臭いおっさんの貪欲さや怖さ、エゴなどを人間的に描けていたのはさすが。ここにリアリティがあるために見ている側がこの強烈なキャラクターにも振り落とされず見入ってしまう。個人的に牧師さんがちょっと胡散臭く感じてしまったけれど、あちらでは割と当たり前なんでしょうね。
そして全編に緊張感が張り詰めているし、映像も素晴らしい。火柱が上がるシーは秀逸。音楽と相まって釘付けになってしまいました。
深読みすると、現代のアメリカ、または行く末を象徴的に表現しているようにも取れるし、その辺はノーカントリーも似たような感じですね。
P・T・アンダーソンは苦手で、これも好きなタイプではないですが完成度の高い映画だと思います。傑作の評価も納得。
男臭い・ホコリ臭い・なんか全体的に暗い・・・のに美しいと感じてしまう
ヒゲ面のオッサンに魅入るhttp://love-cinema.jugem.jp/
エゴイスティックな人物像は珍しくないけれど、ここまで人格を掘り下げてみせたのは近年では極めて稀。
薄闇の中、火花を散らしながら岩を掘る男が穴から出て来て、その長躯を伸ばしたところでダニエル・デイ=ルイスと気づかせる辺りからして巧いのであるが、この主人公ダニエル・プレインビューは強欲な男で、仕事仲間の遺児H・Wを自分の息子として伴った交渉の席での、自分こそが石油屋で皆さんは手数料だけ取って行くニセモノに騙されてはいけない、の物言いはまんま自身の事だったろう。
自分は人の悪の部分を見抜ける、と言うのがこうした経験則から来るのは想像に難くない。 だから新しく掘る土地で霊験を顕わに信者を魅了する若き牧師イーライ・サンデーを見て即座に判断する。 "こいつも人を欺く男だ"と思ったに違いない。
彼は人を好きにならない、とも言っているがH・Wに対する態度は父性そのものだし意外にも仕事は堅実、死んだ部下がいればきれいにしてやる様に指示をしてもいる。 悪人て訳じゃなくて自分には嘘は吐かない人間なのだな。 H・Wが事故に遭った時や聴力失っての気遣いを見せもするがここまででは進んで愛情を示すシーンが無い。 大事にはしてるけど愛してるのとはまた別なんですね。
そこへ血を分けた異母兄弟のヘンリーが現れてH・Wは施設へ入れられる。 前述したダニエルの心情はヘンリーに語られていて、生家を飛び出した過去がありながら、また似た家を持ちたいとも言う、こんな傲慢な男でも一人では生きられないのか。
だがヘンリーの無気力ぶりから血縁で無い事が判ると躊躇いなく撃ち殺す。 実害は何もなかったはずなのだけれど信頼を裏切ったら容赦をしない。
タイトルにもあるとおり、本作での石油採掘シーンは大地からの出血や噴血を思わせる描写に描かれているが、殺したヘンリーを埋める穴にも水が湧いていて、これもやはり"blood"を強く意識させたものだろう。
一夜明けるとリトル・ボストンの街で一人だけ土地を売らなかった地主バンディが側に居て、イーライの教会で洗礼を受ければ話を聞くと言う、ダニエルはイーライに平手打ちを喰らいながら、息子を見捨てた、と絶叫。 H・Wを呼び戻すと、あれが俺の息子だ、と人に誇って溺愛する。
こうして話は25年後に跳んで、イーライの妹メアリーと結婚したH・Wはダニエルに独り立ちを申し出すると、お前は俺の血を継いでいないカゴに入ってた孤児のロクデナシだ、と罵倒して決別する。 そして酔っ払って荒れ果てたダニエルの元へイーライが現れる。
如何にもな因業親父の末路だけど、これが全編通して組まれた優れたミスリードのさせ方で、H・Wが出て行った直後には、メアリーも含めた仲睦まじい頃が回想されているからダニエルは望んだ家族を持っていたはずだ。
それをああまで非情な態度で断絶した理由はイーライと自身をH・Wの身内から除去する為であって。 正体も無いダニエルを誘うイーライに、自分が偽善者である事を宣言させておいての、その反撃の何と痛烈なことか、痛快と言っても良い。 惨めに逃げ回るイーライを殴り殺すと、観客側に振り向き"終わったぞ"の一言が強烈なアイロニーを生む。
場面舞台が私設ボーリングレーンなのも何やら面白い。 やっぱり穴掘りのボーリングと掛けてるのかな。 これらも含めたスタッフの仕事はレベルが高く、クレーンを使った縦構図、レールを使った横移動で背景空間を広く撮ったカメラ、耳鳴りを思わせる弦楽器中心の音楽など個性的で無いものが見当たらない。
ポール・ダノの、あんな狂信ぶった牧師も実在するんでしょうね、とは言え信仰自体を疑わせる映画にはなってない。 ダニエルに神が命じてると言ってくるバンディ老人、あれは神の使いとしているのだろう。 アンダーソン監督は信心も普通にはやらないのだなあ。 ダニエル・デイ=ルイスは「クルーシブル」で神を裏切れない、と言って火炙りになったのに、ここでは"神なんかウソだ、って言ってみ"なんてやらせて楽しげで、しかもアカデミー男優賞まで得たのだから俳優の仕事も皮肉なもんだね。
水戸黄門のような、予定調和の作品が好きな人には好まれない作品です。主人公が意外に人間臭かったですね。
たった100年ほど前の話なのに、ぜーんぜん親近感がわきません。そりゃ、知り合いには石油掘りも宗教家もいないけどさ。ものすごく遠い異世界のお話でした。類似の映画って何かありますかね。ちょっと思いつきません。
油と、人間と、神と、お金と、土地と。盛りだくさんで胃炎を起こしそう。でも、女っ気が無かったりする。
蟹江敬三、もとい、ダニエル・デイ=ルイスが、成金で守銭奴で
カネの亡者(同じ意味かな?)のダニエルを熱演。
ていうか、怪演。
他人は、一切信用しない非道な男で・・・
最後の方では叫んだりして、イッちゃってます。
完成度が高くて、密度が濃くて、あっと言う間の158分なんだ
けど、↓の方も書いてるように、娯楽性が皆無で観客を突き放し
てるw。
世界の救いの無さを、これでもかって見せ付ける、純文学ってな
感じの作品。
前半、暗い穴の中で怪我しながら見つけた金は300ドル程度に
しかならなくて、ショボイ感じだったのが・・・
その後、石油を見つけて、投資を呼びかけたりとゴージャスな感
じになって、もっともっとゴージャスになろうとする。
そーやって、人は狂っていくんだってのが描かれていた気がしま
す。
石油をゲットすることは、誰かの血を吸うことだって言いたいの
かな?
グローバル化する世界で、勝つには他人の血を吸い尽くす吸血鬼
にならなくてはいけないってことか・・・
ダニエルとイーライは、悪どい商売をする似た者同士なんだけど
、非道になりきれないイーライは負けたと。
神を徹底的に否定する奴が最後に勝つと。
ダニエルは、孤独で不幸と言えば不幸な人なんだけど、そんなの
関係ねー、おっぱっぴーって感じw。
この世界には救いなんてもんは存在しないと、石油は他人の血よ
りも価値があると、悟ったからこそ、最後に下品な高笑いができ
る。
それが、アメリカン・ドリームだと。
『市民ケーン』は人間でアメリカン・ドリームの虚しさを描いた
感じだったけど、こっちは怪物でアメリカン・ドリームの闇(チ
ラシの文言)を描いたものでした。
周りの土地を掘って、他人の土地の下にある石油を吸っちゃった
って?
どさくさで、東シナ海での中国を批判するとは、PTA監督、な
かなかやるじゃんw!
え、違う? (・◇・)
あと、「悪魔よ、出てけー!」って気の触れたようなパフォーマ
ンスは、アメリカ南部のキリスト教独特のもので、ブッシュの支
持母体の宗教保守の集会なんかでは、今でもやってるよねw。
ま、笑ってあげましょう。
PTA:ポール・トーマス・アンダーソン
DDL:ダニエル・ディ=ルイス
PF:パーフェクト・フィルム
本編中の音楽は、武満徹?ぐらいの冗談しか言えないほどの完全無欠な作品。
人を寄せつけない、ような。