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イースタン・プロミス(2007)

EASTERN PROMISES

メディア映画
上映時間100分
製作国イギリス/カナダ/アメリカ
公開情報劇場公開(日活)
初公開年月2008/06/14
ジャンルサスペンス/犯罪/ドラマ
映倫R-18
ここでしか、生きられない。
イースタン・プロミス [DVD]
参考価格:¥ 1,296
価格:¥ 971
USED価格:¥ 838
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【解説】
 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のデヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが再びコンビを組んだ戦慄のバイオレンス・サスペンス。ロンドンの裏社会を舞台に、ひょんなことからロシアン・マフィアを敵に回してしまった女と、ロシアン・マフィアの一員でありながら非情さと優しさを併せ持つ謎めいた男の奇妙な心の交流を描く。共演は「マルホランド・ドライブ」「キング・コング」のナオミ・ワッツと「クリムゾン・リバー」のヴァンサン・カッセル。
 クリスマスを控えたイギリス、ロンドン。助産婦のアンナが働く病院に、10代の幼い妊婦が運び込まれる。少女は、女の子を産んだ直後、息を引き取った。少女のバッグからロシア語で書かれた日記を見つけ出したアンナは、孤児となった赤ちゃんのためにと少女の身元を調べ始める。ロシア語の分からないアンナは、挿まれていたカードを頼りにロシア料理の店を訪ねる。そしてその店の前で、運転手だという謎めいた男、ニコライと出会うアンナだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
868 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-09-02 21:27:28
クローネンバーグにしては真面目だが、最高傑作だと思う。
投稿者:クリモフ投稿日:2013-03-13 02:10:47
クローネンバーグ真面目路線第二弾(三弾か?)。ロンドンの裏社会に潜むロシアンマフィアってことでギャングものか、はたまた社会派なのかと思いきや、しっかりとしたドラマになっており、それには驚き。
孤児を軸に展開して、普段かかわる事のない世界を垣間見るというストーリーながら、数奇な運命のようなカタルシスは希薄で各人の人間性を対比させていくような渋い演出となっております。リアルな格闘シーンやらかなり直接的な暴力描写のあるんですが、派手さは全くなくひたすら激渋で進んでいくので個人的には起伏が感じられなく、上がりきる前に終幕。
この辺は好みでしょうが、もう一山あれば、大分印象が違ってくるような。緊張感による引っ張り方も「ヒストリー」の方が高い気がします。
うーん、つまらないわけではないのに、食い足りない気も。役者は皆好演。あと、チェルシーとアーセナルだからロンドンダービーだったのね。
投稿者:Normandie投稿日:2011-07-24 00:39:20
知らない間に心に語りかける技がずば抜けてるし、A・M・スタールは相変わらず恐いです。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-05-31 09:04:59
に尽きる。闇社会との接点。実写さながらの格闘シーン。かなり残虐。ヴァンサン・カッセルがキモい。
投稿者:nobiko.n投稿日:2011-04-18 01:16:42
外からはわからない、
また中にいる多くの人々も知らないであろうロンドンの裏社会を描く。
クローネンバーグの過去の作品達とは随分カラーが違うように思えるが、
日常のごく近いところにある
一度ずれた世界の恐怖というテーマはやはり彼のものという気がする。

東欧、人身売買、暴力、権力という内容もおもしろかったが、
ロシア人でもあるヒロインが、それまで全く知らずにいた
その社会に近づいていくという過程が興味深かった。
ヴィゴ・モーテンセンの迫力ある演技も堪能できるし、
なかなか見応えある作品でした。
投稿者:has42120投稿日:2010-09-14 23:18:00
ナオミ・ワッツ
投稿者:mototencho投稿日:2010-04-14 08:13:47
名優ヴィゴ・モーテンセンを得て、
クローネンバーグもいよいよ円熟期か?
「イースタン・プロミス」が描くのは
確固として存在する現実の闇
http://mototencho.web.fc2.com/2008/easternp.html
投稿者:namurisu投稿日:2010-01-31 14:51:55
死んだらみんな地獄逝きだろうな。そこまでやるか、捜査官!
投稿者:nedved投稿日:2010-01-03 22:06:49
ヴァンサン・カッセル
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-11-22 17:30:23
ストーリー的には色々な意味で弱かった。クローネンバーグはあまりロシアンマフィアについての下調べをしていない気がするし、外国で暮らすロシア人の気持ちが伝わって来なかった。クリスマスから大晦日にかけてのダークファンタジーなのは解るが、観たかったのとは違ったので、星一つ半。
投稿者:Bava44投稿日:2009-10-03 12:04:12
しっかりとした演出とキャストの好演で十分満足できる映画。脚本は多少結末が弱いし編集のせいか少し分かりにくいが、話自体は面白い。

ロシア映画を見慣れた目には仕草や感情表現に不満があるが、良く出来ている。
ヴィゴ・モーテンセンが全裸で大立ち回りする見せ場は文字通り出血大サービスで楽しめる。ナオミ・ワッツはいつも通り好演だが、バイクにまたがる彼女を後ろからなめるように撮る演出はどうかと思う。
悪役親父セミョーンにアーミン・ミューラー=スタール(東ドイツ)、その愚息でインポのキリルがヴァンサン・カッセル(フランス)、ヒロインの伯父にイエジー・スコリモフスキ(ポーランド)と国際色豊かなキャストがよかった。過去にKGBを演じたことのあるスコリモフスキだが、あの設定は冗談かと思った。
7+
投稿者:メカゴジラ投稿日:2009-09-03 10:00:06
 
DVDにて鑑賞。

・・・何があったのクローネンバーグ?と思った。もっと生々しくオドロオドロしい作品かと思っていたが、前作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」よりもさらに淡白なアッサリ風味。なんというかクローネンバーグの作品じゃないよ、と言われたら信じてしまいそうな。ホントに枯れちゃったのかな。

グロテスクな要素やバイオレンス描写が控えめなだけでなく映画自体も淡白。
ニコライが実は・・・(ここのコメント読んでなかったんで以外とビックリ)というストーリーなら、ボスの逮捕と、その後の体制の中、後継者であるボスの息子を利用して頭角を現す主人公、という所まで見せてくれないとなんとも中途半端に感じる。

話題になったサウナでの全裸アクション。素肌にナイフで実に痛そうなんだが、正直なところナニをブラブラバタバタさせながらの立ち回りは「凄い」というより「異様にマヌケ」だと思ってしまった・・・。

キャストではボスのバカ息子を演じたV.カッセルの情けなさが最高。いい奴なんだけど、この先いいように利用されちゃうんだろうなあ。
投稿者:ジーナ投稿日:2009-09-01 01:39:14
人間の体温や優しさを感じられないデヴィッド・クローネンバーグ監督作品とは相性が悪かったので今作も期待しないで鑑賞しましたが、これまでの彼の作品の中では一番観やすかったですかね。
病院で死亡した妊婦が持っていた日記から「事」の真相が見えてくる構成はチョットしたサスペンス気分が味わえましたし、ナオミ・ワッツ演じる助産師の視点から描かれるドラマにも感情移入しやすいなどメインがマフィアモノとは言え広がりのある内容なので女性でも無理なく鑑賞できる作品に仕上がっています。
特に助産師とマフィアの運転手ふたりのやり取りは決してセリフが多い訳では無いのですが、何か通じ合える波長が観ている側にも伝わってきますしクローネンバーグ作品には珍しく温かさを感じられる瞬間だったと思います。

ロシアンマフィアに関しては、タトゥーに込められた意味について細かく(確か過去の犯罪歴や収監された刑務所までタトゥーを見れば分かるらしい)見せて欲しかったですし、人身売買についてももっと深く追求した内容になっていると満足度が高かったでしょうね。

舞台はロンドンですが、ほとんどがロシアンマフィア内でのいざこざですし登場人物もロシア人という設定なのでロシアが舞台でも違和感がないほどロケーションが生かされていませんでした。
そういった点で、もう少しスケールを大きく描ければ良かったかもしれませんね。

ラストもスッキリしない幕切れなので、それまでのインパクトあるストーリー展開とはウラハラに意外と印象に残らない終わり方になってしまったカナ・・・?
実際、数時間前に観たにも関わらず、、どんな終わり方をしたのか思い出せません(爆)

説明不足とまではいきませんが、脚本が少々雑になっている部分があったのでソコを丁寧に作られていたらマフィア映画の秀作になっていたでしょう。
あまり重過ぎる作品にならないようドライにサラッと描いたのかもしれませんが、娯楽性が出るような内容ではないのでトコトン重厚な作品にしても良かったような気がします。

ナオミ・ワッツもヴィゴ・モーテンセンもロシア人という設定に驚くほどハマっていましたが、ただ一人ヴァンサン・カッセルだけ浮いてしまったのが残念でした。
しかしヴィゴのクールで陰のある雰囲気とマフィアの非情ぶりが見事にマッチしていましたし、タバコを吸っているシーンが多いですがその全てがシャープな渋み満点でウットリしちゃいました♪
オールヌードによるファイトシーンも臨場感たっぷりなので要チェックです。
正直、この作品が高評価につながった要因はヴィゴ・モーテンセンの演技力と存在感によるものが大きかったでしょう。

グロいと感じるシーンは無かったと思いますが、社会派ともとれるマフィアの世界を描いているのでリアルな冷酷非道ぶりを目にしなければなりませんから気軽な気持ちで手に取るのはやめたほうがイイと思います。
逆にマフィアモノとは言っても銃撃戦がある訳ではないので、そういう抗争劇を期待するのも止めたほうがイイですよ。
投稿者:スレイヴデイトン投稿日:2009-08-31 13:04:03
WOWOWで鑑賞。

映画そのものは地味で、暗ーい物語だが、Lastが明るいので後味は良い。
まぁ予想できた範囲内ではあるが。
「ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス」の方が暴力描写は過激だったし、後味が悪い分、強烈な印象を残す。

しかし、ヴィゴ・モーテンセンって役者は毒気のある役者だなぁ。
そこが良いのかも知れないが、あれじゃOfferも偏るだろう。
ヴァンサン・カッセルはなんか太って魅力なくなっているし。
ナオミ・ワッツは美人だけれど、よーく見れば、顔が左右対称じゃないもんなぁ(要は鼻が歪んでいるって事)。
投稿者:bond投稿日:2009-08-30 11:57:14
【ネタバレ注意】

ヒストリー・オブ・バイオレンスに比べると地味でいまいち、でもって、皆ロシア系の俳優だったのかい?潜入捜査判明後の展開が短い。

投稿者:りちゃちゃ投稿日:2009-08-29 01:49:27
N・ワッツを気にしなければ、なかなか面白い。ニコライが恐すぎて、お腹からビデオテープが出てくるんじゃないかと思った。
投稿者:uptail投稿日:2009-06-23 21:00:46
「ロード・オブ・ザ・リング」ではよく分からなかったヴィゴ・モーテンセンは実は渋い役者だったのだなぁ。いかんせん100分では物足りない。ナオミ・ワッツが生かしきれていない気がする。
投稿者:Ryup投稿日:2009-06-10 16:12:34
本物のユニフォームを使えなくて残念。さぞ悔しかっただろう。
投稿者:QUNIO投稿日:2009-04-15 17:41:15
話のベクトルがどこに向いているのかよく分からなかった。正直ラストは「?」だった。
ヴィゴ・モーテンセンは貫禄があって渋い。暴力描写も圧巻だが、いかんせん構成が甘かった。クローネンバーグにしては小品レベルの作。

#ナオミ・ワッツは演技が上手いのか下手なのか微妙な女優だ。あとスコリモフスキー監督が父親を演じているのには驚いた。新作が観たいってばよ! (NARUTO風に)
投稿者:ローランド投稿日:2009-04-03 23:22:41
 犹爐盟阿ら土に埋れていた って言葉が象徴するような、
暗く悲惨な運命の14歳の少女に、爐泙聖爐未覆茘瓩箸慮斥佞鬚
けられてしまう虚無感漂う娼婦。  それに、 優しさの仮面をか
ぶった冷酷非情なマフィアのボスに、 そのドラ息子 (これが見か
けも演技もいかにも嵌っていた)に 、 そしてそして、 運転手とい
う使用人の立場で侮辱的な命令をされながらも、 智慧も喧嘩もこ
いつが一番と思わせるだけの存在感を持つ、ヴィゴ・モーテンセン
演じる主人公。  それらが織り成すミステリアスで非情な物語が、 
説明され過ぎず、 それでいて話の流れを混乱なく咀嚼できるつく
りの良さで、 非日常的暗黒世界に引き込まれてしまい、 不思議
な余韻を味わいながらエンド・クレジットの悲しく美しい音楽を耳に
しました。 映画ならではのご馳走です。

   くわえ煙草で、家事をやるような軽さで死体処理を行
うニコライ、 この額に深く刻まれたシワに、 画家のエゴンシーレ
やフランスのサルコジ大統領を思い浮かべたのだけど、 偉才の
象徴みたいでカッコいいですね。  

   それにしても、 素っ裸での乱闘シーン、あとでボカシがかか
ることになっていたとしても、 ヴィゴさんさぞかしやりにくかったで
しょうね。  観ているほうも、ワッ、ぶつけるなよ!って、 ハラハラ
してしまった(笑)。 

     ヴィゴ・モーテンセンが「刑事ジョンブック・目撃者」に出演し
ているってことで見直してみたら、 ほんの脇役でチラとしか映って
いないながら、 いい顔立ちで将来性を感じさせていて、 誰かに
雰囲気が似ていると思ったら、 クリストファー・ウォーケンだった。  
クローネンバーグはこういう、 ニヒルで狆亟薛瓩苦手そうな男優
が好みでしょうか?。 ヴィゴを開花させた功績は大きいですね。  
続編を計画しているとのことだけど、 とても楽しみなことです。 

    5月25日追記     クローネンバーグ監督はヴィゴを開花
させたうえに、この作品でアーミン・ミューラー=スタールにも表舞台に
出るきっかけを与えましたね。  この作品に出演の後 「ザ・バンク 
堕ちた巨像」 でもなかなかの存在感をみせ、近作 「天使と悪魔」
では完全に一流俳優の仲間入りを果たしている。
投稿者:藤本周平。投稿日:2009-03-14 16:13:17
ヒストリー・オブ・バイオレンスを観たときも思ったんだけど、まさかクローネンバーグがこんな正統な映画を撮るとは思わなかった。面白かったことは面白かったんだけど、あまりにも普通すぎてちょっと期待してたものとは違ったかも。でもまぁ演じてる俳優達の演技がみんな良かったので飽きることなく楽しめました。
投稿者:新・映画の都投稿日:2009-02-18 00:57:54
ロシア系のマフィアを描いたとは言え話はシンプル。だが面白かった。ニコライを演じるビゴ・モーテンセンが良かった。彼の代表作になる1本だ。彼は語学力にも優れているんですね。
投稿者:ghost-fox投稿日:2009-01-04 22:29:47
【ネタバレ注意】

生ぬるい、潜入捜査も薄々予想が付く

投稿者:aaf投稿日:2008-11-26 02:33:07
良かった。
人間の複雑な感情とシンプルな人間構成。
それが上手に表されていますね。

主演のヴィゴ・モーテンセンが格好いいですね。
男の憧れるヒーロ像だと思います。女性にはわからない
でしょうね。きっと。

惜しむらくは女優のナオミ・ワッツですね。
もちろん演技自体にはなんの問題もありません。上手です。
ですが女性の母性愛とか慈愛がテーマとして流れないと
いけない筈なのですが脚本や演出がその点だけおざなりに
なっていると思います。
だから観客はこのヒロインに対して感情移入できない。

やはりハリウッドのトップ女優さんなのだから男性には
わからないその点を指摘してあげるべきだと思います。

作品としては彼女はずーっと出ずっぱりなのに存在感が希薄なの
ですね。彼女の叔父や叔母の方がよほど存在感があります。

これはここぞと言うところで感情を面に表していない為です。
少女や赤ん坊に対する無念を全面に出すような演出に
なっていないのですね。

それがあれば完璧だと思います。ですがそれを差し引いてもこの作品は
面白いですね。

主人公の無表情だった感情が見終わったあとから手にとるように
わかってくる。そういう余韻に浸れます。
ラストの引き際はお見事としか言いようがない。
投稿者:投稿日:2008-11-15 18:16:54
クローネンバーグはこんなに映画が上手。秘密をストーリーの牽引力にしない、ガツガツしていない、犬食いでない映画の品の良さが素敵だと。時間の進行のなかで謎を残していかない上品な作りは、出来そうで出来ないよ。
投稿者:三葉十四郎投稿日:2008-08-08 01:24:48
【ネタバレ注意】

なるほど皆さんのコメントにもある通り、クローネンバーグ監督のリビドー、枯れてきているのじゃ無いかと僕も思った。 でも映画自体は上出来だから、ここは老成しつつあると言うべきではないかな。 

クローネンバークは様々な人の変質を描いてきた作家だ。 「ヴィデオドローム」や「ザ・フライ」では肉体が「裸のランチ」「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」では主人公の精神の歪みが日常を変質させていく。 
前作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でもヴィゴ・モーテンセンが隠して来た過去に拠って平凡な暮らしが一変し、普通の夫と思っていた男はストレンジャーに化ける。 

しかし本作のニコライは変らない男だ。 マフィアへの組織入りに入墨のイニシエーションを受けても本質には何の変化も来たさない。 組織の一員としても潜入捜査官としてもニヒルに構えて崩さない。 これはかなりダンディズムを感じさせる男性像だ。 こうした設定で"ニコライの素性がバレるか、はたして"なんて在り来たりのサスペンス入れなかったのも人物像を濃くしてる。 
モーテンセンは当たり役を経て、今クローネンバーグとのコンビで充実期を迎えているのだなあ。 

この映画は、そんな闇の世界に身を沈めた男が、アンナと言う普通の女性と、ただ一度キスを交わして、もう二度と会うことも無い、ある一つの純愛を描いた物語なんだ。 
だからナオミ・ワッツもアンナをキレイに創り込んでいる。 アンナも元々はロシア移民だけどレストランのオーナー、セミオンの"ダスビィダーニャ"の挨拶も彼女にはもはや外国語、そして最後にニコライとも"ダスビィダーニャ"って互いに言い合って別れるのだけど、ここでは表と裏の世界なんて無い、等身大の男と女である事を象徴した言葉になっている。 

小道具にも象徴的な使われ方がみられた。 入墨を入れる時に手慰みにしていたお守り(かな?)は、ラストショットでも、これからもアンダーカバーとして埋没していくであろうニコライの手に有って、それは彼の忍耐の象徴と言って良い。 任務の為にはキリルとも関係持っていったりもするのだろう。 

そのゴッドファーザーの息子キリル(ヴァンサン・カッセル)はファザコンでホモで酔っ払いの三重苦、やたらエキセントリックなのがマフィアの家督に生まれた抑鬱を窺わせていて、子供好きな所もちゃんと役に落としこんでいるのが立派。 
その親父セミオンのアーミン・ミューラー=スタール、これは怖かった。 終始良い人面を被ったままでいて、裏では同胞の女の子を奴隷にしてワインと交換したりしてる冷酷さがどんどん露出してくる。

彼の毒牙に掛かってしまったのがアンナに赤ちゃんを残して死んでしまうタチアナで、この14歳の少女が日記に綴ったモノローグが様々な場面に被さる。 "ロシア人は死ぬ前から地に埋もれている"と高い感受性を窺わせ、更にレイプで子供を孕み、麻薬で正気を失っていく様子が語られて痛ましい。 
だが、この独白が恐ろしいセミオンを追い込むのだ。 そしてニコライの忍従にも"報われ"が描かれていることが主人公の救いに繋がっている。

投稿者:ズンタ投稿日:2008-07-10 00:56:06
前作のヒストリー・オブ・バイオレンスでは銃。
今回はナイフのみ、銃による暴力描写は一切ない。

銃社会に疎い日本人だからかもしれないが、
ナイフによる描写は銃なんかよりも痛々しく、現実感がある。
(銃の方があっけなく殺せるってのもあるけど)

とても面白かったです。
安定したカメラワークは流石。

ニコライが手にしていたブレスレットのようなものが気になるなあ。
作中で意味ありげに写すショットがあったけど…
投稿者:Longisland投稿日:2008-07-06 02:11:46
もうクローネンバーグに変態性を期待したらアカンのかね〜ぇ。前作に引き続き極めて普通な映画なのがチト残念でもある(笑
予備知識無しで観たらクローネンバーグ監督ってわからんよマジで。

在英ロシアン・マフィアの実録物? 
ナオミちゃんは相変わらず美しく、チンピラを演じさせればピカイチのカッセル、そんでもってモーテンセンはフルチンでもかっこいい。
役者の持ち味を十二分にスクリーンに刻み込む職人演出なんだけどね〜ぇ。
やっぱりクローネンバーグには変態して欲しいぞ!

08-07.06
2ちゃんで指摘され訂正
恥ずかしながらクローネンバーグをクローデンバーグと勘違い。
つうか、ずーっとクローデンだと思ってました。
もっと勉強しないと駄目だね〜反省
「神様のパズル」タイトルのミス(既に訂正済)含め
ご指摘いただいた方に感謝すると同時に、私の駄文(自覚してます)を
読んでいただいていることに感謝します。

投稿者:replicant投稿日:2008-06-29 01:18:06
ひとことで言い表すとしたら“クローネンバーグっぽいけどクローネンバーグらしくない”作品です。だからと言ってダメなワケじゃないです!っつーか、かなりの好感触です!前作の『ヒストリー・オブ・バイオレンス』でも、それまでの作風から比べるとかなりオーソドックスになっていたのですが、今作はさらに進化?しています。今までの作品群は多かれ少なかれ人間の潜在意識に潜む狂気の部分が核にあったのですが、今回はそういう部分も絡めながらも人間ドラマに重点が置かれています。おそらく、クローネンバーグは“命”とか“生”とか、それ自体が“狂気”と捉えているのでしょう。そう考えると、実にクローネンバーグらしい作品と言えるかも知れません。全編から滲み出る喪失感には圧倒されますが、同時に生への執着とも言える力強さも感じさせてくれます。個人的にはとある秘密が分かるまでは上半期ベストかもしれないと考えていましたが、個人的にはあの設定はちょっと常識的過ぎたように感じてしまい、あまりにクローネンバーグらしくなかったので拍子抜けしてしまいました。もちろん、それでも十分魅力的な映画ですし、特にサウナ風呂でのシーンは映画史に残る名場面なのは間違いありません!全身刺青だらけで異様な存在感を放つニコライ役のヴィゴ・モーテンセンは噂に違わず素晴らしく、デイ・ルイスがいなければなぁ・・・と思わせてくれます。また、常に微熱状態で影のある役が抜群に似合うナオミ・ワッツ、屈折した感情に支配されるヴァンサン・カッセルと、相手役も申し分ありません。

今作は『セックス・トラフィック』というイギリスのTVムービーや、秀作『題名のない子守唄』等でも取り上げられた東欧からロンドンへの悲惨な出稼ぎがテーマになっていますが、これだけ描かれているってことは社会的に相当問題になっているんでしょうね。

それにしてもロシア語訛りの英語って分かり易いですねぇ!ドイツ語訛りの英語といい勝負ですね!っつーことは、日本語訛りの英語との三つ巴か?まぁ、どーでもいい話しでしたね(苦笑)。
投稿者:雪乃介投稿日:2008-06-22 16:14:48
クローネンバーグはシーバースをビデオで観て以来。

主役のヴィゴ・モーテンセンがやたらはまっているだけに序盤の期待度は高かったが話の展開として広がりに欠ける。

もっとえぐいシーンを観たい気持ちはあるが、まとまっていてこれはこれで良かった。
投稿者:ビリジョ投稿日:2008-06-20 21:08:31
【ネタバレ注意】

 クローネンバーグ。また、難解な映画かなあと思っていたら、わかり易い普通の映画だった。てゆーか、むしろ普通の商業映画だった。単館系でなく、シネコンでも良かったんでないか。

 ロシアマフィアは怖いなってことが良くわかる映画。それ以外は、割とよくある話。

投稿者:NYY投稿日:2008-06-18 07:07:15
【ネタバレ注意】

あれれ、コメントが1件しかないな・・・
結構面白いのに〜。
 
非常にダーティでバイオレンスなサスペンスって感じで、なかな
か楽しめました。
喉をスパッとか、指をバチッとか、R18のエグいシーンが少々
あったけど、変態クローネンバーグにしては、普通の映画になっ
てた。
かなりダーティな世界の話なんだけども、変態の話ではないので、
アブノーマルを求めて止まない方々には物足りない作品かもw。
ボクはノーマルな方なので、これくらいで十分ですw。
 
「イースタン・プロミス」ってのは、人身売買のことなんだそう
で・・・
ロシアン・マフィアって怖いな〜。
やはり、ウォッカで体の水分を補給してるような人達は、やるこ
とが違うねw。
『題名のない子守唄』にも同じような、シャレの通じないタイプ
の方々が出ておられたけど・・・
北方領土にもチェチェン・マフィアの方々が多数生息されてるそ
うで、日本には来ないで欲しいな〜。
ま、そーゆー社会派っぽい面もあるけど、刺身のつまで、娯楽と
して作ってある作品。
 
話題の全裸格闘は(あんまり話題になってないような気も・・・)
、なかなか見応えあった。
裸の時に襲われるって、嫌だな〜。
良い人か悪い人か分からないヴィゴ・モーテンセンが、圧倒的に
不利な状況で頑張って戦ってたw。
下半身の辺りで何かが、ブラブラしてたような気もしたけど、気
のせいだよ、気のせいw。
 
どいつもこいつも、カタギじゃない面構えなのに、スーツとかが
微妙にカッコ良かった。
特に、ボスのバカ息子のヴァンサン・カッセルのチンピラ加減は
ばっちり。
劣化が、とても心配だったナオミ・ワッツさんも、ギリギリでヒ
ロインOKでしたw。
やはり、金髪でお目々ぱっちりで、不安そうな顔もできると、こ
ーゆー役がハマりますw。
乗ってたクラシックな感じのバイクがカッコ良かった。
 
やっぱりな〜っていうオチもあったりして、全体的にかなり見応
えがある作品だった。
100分に、よくまとまっていたし、ボクは良かったと思う。
 
ヴァンサン・カッセルが、本当に嫌な奴で・・・
モニカ・ベルッチと結婚するような、とんでもない野郎はボコボ
コにやられちゃえば良いのにねw。
 

投稿者:にゃんにゃん投稿日:2008-03-18 16:35:45
【ネタバレ注意】

思ってたより地味な映画だったが、むしろそれが良かった。
ヴィゴ・モーテンセンの抑えた演技が素晴らしい。

ストーリーはなんてことはないが、映画の構成がしっかりしているので惹きこまれる。
14歳の少女の独白を適度に挟むことで話の中心を見失わせないし、
アンナが流産したというさりげない設定も非常に活きている。
キャスティングも完璧。

終盤のサウナでのバトルシーンは確かに凄い。
しかし、それまでが抑えた演出の映画だっただけにここだけ
激しすぎて映画のバランスが微妙に崩れそうになってる気もする。
中盤にも見せ場を挟むか、もう少し地味にしたら調和を保ったと思う。
でもヴィゴ・モーテンセン迫真のバトルシーンは一度は見ておいてもいい。
何が見えようとそれどころじゃないといった雰囲気がよく伝わる。

さっぱりとした後味ながらどこかもの悲しい映画。
ニコライは最後までロシアという地に埋もれていくのだろう。
秀作。

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DVDリリース情報:「イースタン・プロミス」etc.2008/08/28
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英国エンパイア映画賞発表2008/03/10
第80回アカデミー賞、結果発表2008/02/25
第34回サターン賞、ノミネーション発表2008/02/21
英国アカデミー賞、結果発表2008/02/12
英国エンパイア映画賞、ノミネーション発表2008/02/04
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第9回ゴールデン・トマト・アウォーズ発表2008/01/22
英国アカデミー賞、ノミネーション発表2008/01/17
ゴールデン・グローブ賞、結果発表!2008/01/14
アメリカ映画俳優組合賞、ノミネーション発表2007/12/21
トロント映画批評家協会賞は「ノーカントリー」に2007/12/19
英国インディペンデント映画賞結果発表2007/11/30
全米興行成績、「バイオハザード III」が初登場1位2007/09/24
クローネンバーグ監督&モーテンセン主演最新作、予告編2007/06/28
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