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黄金時代(1930)

L'AGE D'OR

ルイス・ブニュエルの 黄金時代(ビデオ)

メディア映画
上映時間60分
製作国フランス
初公開年月不明
ジャンルアート
黄金時代 [DVD]
参考価格:¥ 5,040
価格:¥ 3,998
USED価格:¥ 5,980
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【解説】
 「アンダルシアの犬」と同じく、ブニュエルが画家ダリと組んで脚本を書き、演出した前衛映画。パトロン、ド・ノアーコ侯の援助一万フランから自由に作られた、シュールレアリズムの悪夢。しかも音つき。しかし、「アンダルシア…」と違って、一応の筋のようなものはあり、彼の後期作品により近い。のっけから、サソリがネズミを襲う映像で挑発し、何やら学術的解説が被って、ブニュエル一流のまやかしのムードふんぷん。廃人のごとき匪賊たちの納屋での語らいと砂漠への自殺的逃亡の合間に海辺の岩場でミサをあげる大司教たちが映り、そこへ人々が船で上陸すると、骸骨が転がって驚かす。人々の中の女に飛びつく狂人。彼は連行され、愛玩犬を蹴とばし、甲虫を踏み潰す、そしてヴァイオリンでドリブル。女は侯爵の娘で彼とは恋仲で、化粧鏡に沸く雲をみる。その家ではパーティが行われ、居間に牛が、客間に馬車が…。トイレに腰かける女は男を幻視する、マグマの映像と共に水洗を流す音。女は涙し、たなびくトイレット・ペーパーは海草である(書いてると気が狂いそうだ!)。特にエピローグは以上の文脈から更に逸脱し、ワケわからんちんなのだが、暗喩とか小むづかしいことは考えずに、みだらにそのイメージに淫すれば、得るものも多いだろう。狂愛の挿話を彩るのはもちろん(?)、ワーグナー作曲『トリスタンとイゾルデ』だ。
<allcinema>
評価
【関連作品】
アンダルシアの犬(1928)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
312 4.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-06-05 20:33:02
批評家連には評価の高い作品だが、一観客としては訳の分らない作品であって、その深い意味を悟れぬのだといわれれば一言もないのだが、敢て言えばこれは愚作である。スタイル的にもサイレントとト−キ−の手法をごちゃまぜにしていて垢抜けないし、主演の男女の狂恋にはまったく感情移入することが出来ないし、特にこの女の下司な色気には吐き気さえ覚えて、思わず早送りのボタンを押してしまったのだった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2010-07-03 16:29:33
 ちょっとふざけ過ぎているとは思うが面白い。サソリについての記録映画風の出だしの後、フォーカスインして海岸、断崖上の銃を持つ男の俯瞰カットになるが、これがいいカットだ。こゝで既に全体のクオリティを推し量ることが出来る。全編殆どサイレント期の演出で科白があるのも特定のシーンだけだが、本作の意味の豊かさには圧倒される。糞尿や男根の隠喩といった部分はまあ下品ではあるのだが、シュールリアリスティックな演出や唐突な暴力の演出はどれも「笑い」には機能しないが面白い。ガストン・モドーの意味不明な暴力性が映画を牽引する。また少年と兵士の一挿話の徹底性も本作を象徴する。
投稿者:時空争奪投稿日:2008-09-22 00:16:22
この映画をみると、映画はホラーかコメディに尽きると思う。
ブニュエルはやはり偉大だ。
投稿者:Ikeda投稿日:2007-11-07 11:13:41
「アンダルシアの犬」に比べると多少、筋があるため余計、理解しにくい映画です。男(ガストン・モド)と女(リア・リス)とが愛し合うけれども、社会環境によって阻害されるというストーリーのようですが、それは、あまり関係なくて、シュール・レアリズムを表現しようとしただけの作品に思えます。
最初にブルニエルのナレーションによるサソリの生態の説明があるように、彼は小動物を毛嫌いしているのではないかと思えるようなシーンがありますし、子供を殺したりや盲人を突き飛ばしたりさせるのは、わざと異常さを見せるだけの演出に思えます。この当時デカダンスという言葉がありましたが、それに乗ったとはいえ、私を含め、一般的に、この作品を良いと思う人は少ないと思います。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2007-08-29 16:28:11
冒頭から、すさまじい睡魔が襲いかかる。ならいっそ、一旦寝てしまったほうが良いのだ。
やがて目の覚めたところで再挑戦。事実、そうやって初めて、鑑賞態勢が整う映画というものが存在する(パラジャーノフなどもそうである)。

まったく眠気の無くなった頭脳をもって、ひたすら理解に努めてみても、逆に「難解さ」を甚だしくするだけのことだぜ、といって我々の理性をあざわらうかのような作品。
しかし、だからといって「ナンセンス・ギャグ」としても片付けられず(全く笑えず)、「アンチ・モラル」の生真面目さとも無縁なので、ここは一瞬一瞬忘却しながら、固唾を飲んで見つめるしかない。
じっさい、刻一刻直前のシーンを忘れ去ることを許す(奨励しさえする)という点に、こうした前衛映画の「寛大さ」があるわけで(逆説的だが、前衛作品は間口が狭いが、ふところは広い)、ストーリーに執着しながらあくまで整合的全体像へとまとめあげようと(出来ずに苦悩)するのは、あまり気の利いた鑑賞法ではない。

見終わった後、そのすべてを完全に忘れることができる、という意味で、「夢」に似ている(注意しておくが、断じて悪夢ではない、ごくフツーの夢である)。
私自身、何年かぶりに見たが、細部までほぼ完全に忘却していたことに驚いた。

こう言いつつも、面白かった部分を書きとめておくのは矛盾しているか?
ラスト・シーンに移行する際、非常に長い「ト書き」のようなものを読まされることになる、その文章のみの画面がカットで繋がれていくにつれ、まさか映像を放棄して「小説」で終わりにするんじゃなかろうな、とビクビクさせられたのは、忘れがたい経験だった。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-06-10 09:55:08
とりあえずガストン・モドが出ているシーンにはストーリーがちゃんとあるな、と感じた。リア・リスの唇がやけに色っぽく見えた。
投稿者:4531731投稿日:2001-10-06 00:41:38
 人道主義使節の男の話。...だったら子犬蹴り上げるなって.....いきなり目の不自由な老人を蹴り倒すなって(笑)。仲良しの大人と子供(小人?)がいます。楽しそうに駆け回る子供(小人?)を撃ち殺すなって.....極悪ですねぇ。ワインこぼしたお婆さんぶん殴ったり。ブニュエルは最初から極悪だったのだ。あらゆる偽善、権威や社会風潮、全てを笑い飛ばそうと言うのだ。神をも恐れぬブラックユーモア!
 そう言う意味で極悪、というか勇気あるよなぁ。あの幾分ダリに似ている”人道主義使節”の男がやることなすこと大笑い出来ます。ギャグ大会。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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