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ICHI(2008)

メディア映画
上映時間120分
製作国日本
公開情報劇場公開(ワーナー)
初公開年月2008/10/25
ジャンル時代劇/アクション/ロマンス
映倫PG-12
その女、座頭市。

なに斬るかわかんないよ、見えないんだからさ。
ICHI [Blu-ray]
参考価格:¥ 7,140
価格:¥ 5,599
USED価格:¥ 1,251
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【解説】
 勝新太郎や北野武が演じて世界的にも人気を博した異色ヒーロー“座頭市”を、設定を女に変えて綾瀬はるか主演で映画化したアクション時代劇。自らの身を仕込み杖に隠した剣のみに頼り、孤高を貫き生きる女、市が男たちと繰り広げる壮絶な闘いと、初めて出会った運命の男との切ない恋の行方を描く。共演は大沢たかお、中村獅童。監督は「ピンポン」「ベクシル 2077 日本鎖国」の曽利文彦。
 市は瞽女(ごぜ)と呼ばれる盲目の女芸人。かつては他の仲間たちと一緒に旅をしていたが、ある時男に襲われた市は、男と関係してはならないという掟に従い一座を追われ、“離れ瞽女”となった。以来、三味線を手にたった一人で旅を続ける市。ある日、道中で市がチンピラに絡まれていると、一人の侍、十馬が止めに入る。しかし、十馬はなぜか刀を抜くことが出来ず、モタモタしている彼をよそに、市は仕込み杖から抜いた剣でチンピラたちを容赦なく切り捨てる。十馬は剣の腕はありがら幼いときのトラウマが原因で刀を抜けず、一方の市は居合いの手練だった。やがて2人は辿り着いた宿場町で、町を仕切る白河組2代目虎二と無法者を束ねて町を荒らす万鬼の激しい抗争に巻き込まれていく。そんな中、互いへの秘めたる想いを募らせていく市と十馬だったが…。
<allcinema>
【関連作品】
座頭市物語(1962)シリーズ第1作(勝新太郎主演)
続・座頭市物語(1962)シリーズ第2作(勝新太郎主演)
新・座頭市物語(1963)シリーズ第3作(勝新太郎主演)
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座頭市血笑旅(1964)シリーズ第8作(勝新太郎主演)
座頭市関所破り(1964)シリーズ第9作(勝新太郎主演)
座頭市二段斬り(1965)シリーズ第10作(勝新太郎主演)
座頭市逆手斬り(1965)シリーズ第11作(勝新太郎主演)
座頭市地獄旅(1965)シリーズ第12作(勝新太郎主演)
座頭市の歌が聞える(1966)シリーズ第13作(勝新太郎主演)
座頭市海を渡る(1966)シリーズ第14作(勝新太郎主演)
座頭市鉄火旅(1967)シリーズ第15作(勝新太郎主演)
座頭市牢破り(1967)シリーズ第16作(勝新太郎主演)
座頭市血煙り街道(1967)シリーズ第17作(勝新太郎主演)
座頭市果し状(1968)シリーズ第18作(勝新太郎主演)
座頭市喧嘩太鼓(1968)シリーズ第19作(勝新太郎主演)
座頭市と用心棒(1970)シリーズ第20作(勝新太郎主演)
座頭市あばれ火祭り(1970)シリーズ第21作(勝新太郎主演)
新座頭市 破れ!唐人剣(1971)シリーズ第22作(勝新太郎主演)
座頭市御用旅(1972)シリーズ第23作(勝新太郎主演)
新座頭市物語 折れた杖(1972)シリーズ第24作(勝新太郎主演)
新座頭市物語 笠間の血祭り(1973)シリーズ第25作(勝新太郎主演)
座頭市(1989)シリーズ第26作(勝新太郎主演)
不知火檢校(1960)
座頭市(2003)北野武監督作
ICHI(2008)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
11 1.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2019-01-07 18:00:20
興行では惨敗、世評も芳しくないこの作品。確かに真剣に観る類の作品ではない。何せ瞽女の姿は篠田正浩監督の名作『はなれ瞽女おりん』そのまんまだし、宿場での中村獅童たちが現れるシーンはあたかも黒澤明監督の『用心棒』。ここまで来るとパロディとしかいいようがないのだが、変にストーリーがマジだから困ってしまう。
とはいえ綾瀬はるかはそれなりに頑張っていると思うのだ。居合抜きのシーンがどうしようもないという声はあるとして、彼女をヒロインにした点でそこは仕方がないと諦められる。
藤平十馬を演じた大沢たかおの存在も笑える。剣を抜けないふがいない剣豪(笑)。代わりに斬ってくれる綾瀬はるか(笑)。
中村獅童の役柄なんて笑うしかない。劇画じゃあるまいし。
ところどころ悪くないカットもあっただけに、中途半端な荒唐無稽さが惜しまれる。
瞽女と、勝新太郎の座頭市とではあまりに距離が離れすぎているが、その距離を縮めることを放棄しているのだから、それを潔いとみるか、つまらないとみるか。
投稿者:初代黒龍投稿日:2016-11-19 21:01:07
「一度堕ちた人間は二度と這い上がれないんだ。特に血の臭いのついた奴はな」
 クライマックスでの中村獅童のセリフ。
この作品、不満な点がやたらと多い。立ち回りのシーンはVFXがうるさ過ぎて、せっかく特訓したという綾瀬はるかの居合いが全然生かされていない(夜道で襲われるが、提灯を居合いで斬って相手の視界を遮るシーンは、VFX無しだったので、ここは良かった)。その綾瀬はるかのイメージを重視したのか、いつも乞食同然のボロの着物を羽織っているわりに、顔に汚れがまったく無いのは変だ。他の出演者達はそれぞれが勝手に演技していて、互いに絡む所が無い。窪塚洋介なんか単に口が悪いだけ(「座頭市」の奥村雄大もそうだった)だし、適役と思われた竹内力もいつの間にか画面から消えた感じだった。何よりもひどいのが大沢たかおで、トラウマの為に刀を抜けない武士という難役を、過剰で無駄な演技で台無しにしている。中村獅童の臭さは毎度のことだが、本作のは臭過ぎる。
 にも関わらず、実はこの作品のDVDを持っている。そんなに気に入らないなら観なければいいじゃないか、と言われそうだが、何故か何度も観直している。思えばこの作品の登場人物は、殆どが前述のセリフにある一度堕ちた血の臭いのついた輩ばかりだ。そして、その通り誰も這い上がれない。結局悪者は皆死んで街は平和になったが、親分は浮かない表情で彷徨うように歩いている。ラストで市はふたたび当てのない旅に出るが、別れ際に大事にしていた鈴を子供にあげてしまう。あれは死を暗示しているように観えた。這い上がれないと分かっていて観るのは、決して悲観的な意味でなく、実人生もそんなものだと観ているこちらが認識しているからだろうか。映画を観るということは時として自分を見ることにも繋がると思う。
 「めくらには境目というものが分からない」という市のセリフが印象に残ったが、同じセリフが「はなれ瞽女おりん」にもあった。旅に同行する男が脱走兵だったため憲兵に呼び出されたおりんが、浜辺で会っていただろうと詰め寄られて言う。「どこが海でどこが浜辺だか、めくらには境目なんて分かりませんよ」
投稿者:mototencho投稿日:2010-04-14 16:28:30
アイドル映画と侮るなかれ
新世紀の時代劇「ICHI」
VFXを駆使して描かれる
殺陣の迫力と悲しい市の物語は絶品
http://mototencho.web.fc2.com/2008/ichi.html
投稿者:sum7825投稿日:2010-03-26 19:19:52
比較的、世間の評価が厳しいことを承知の上で、DVDで観ました。
ストーリー、キャスト、クオリティー、ともにそれほど悪くないと思いました。
しかし、1点だけ、窪塚が最悪でした。あの配役が窪塚以外であれば、この映画の全体の印象が、もう少しまともだったろうと思い、残念でなりません。
投稿者:bond投稿日:2009-09-14 10:12:48
話はありきたり、殺陣もあまい、トレンディドラマ俳優で何ができんの。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-09-13 20:07:10
といった出来だった。ライオンも雄の方が遥かに強いから市もそうしたのだろうが、女のか弱さを強調した為に爽快感が余計削がれてしまった。獅童が予想以上に強かった後半からようやく映画らしくなって来たが、この監督にはとにかく精彩さが足りない。惹き付けろと言って置きながら自分達も走り出したりとか、勝負ありが相打ち、いや敵が元気にムックリなど非常にいい加減で、殺陣に限って言えば武の方が遥かにいい。湿っぽくてテンポもゆっくりで、おまけに凝った殺陣も見られない女座頭市じゃシリーズ化は無理(実際大コケしたし)。役者陣では大沢が微妙だし窪塚の演技は完全にハズしてた。あと竹内力も要らん。
投稿者:流氷一滴投稿日:2009-05-04 23:09:56
【ネタバレ注意】

本家本元の座頭市の魅力は、勝新太郎演じる白目のとぼけた表情、一見丁寧な言葉づかい、しかし、斬り合いとなると滅法強いアンバランスにある。居合のスピードは超一流で、もちろんスローモーションなど使わない。
今度の「ICHI」は綾瀬はるか主演と聞いたから、トンデモナイものが出てくるかと心配していたが、予想以上のできであった。

確かに綾瀬の居合斬りは勝には到底及ばない。スローモーションやカット割でごまかしているところもある。しかし、剣術には全くの「しろうと」が演じたにしては、予想を上まわる出来だった。斬られ役や「血飛沫」の演出のうまさもあるが、本当に斬られたかのように錯覚する。
むしろ着目すべきは綾瀬の表情。いままでの「かわいさ」をかなぐり捨て、ダークで陰気な雰囲気を醸し出している。しかし、盲目の演技はまだまだ。ときたま感情が目に現れる(特にラスト)。
お相手の悪党連中も「マンガチック」だが、ストーリー自体がとぼけているので、むしろ合っている。そもそも、本家本元の座頭市もストーリーはないに等しい。勝新太郎の魅力だけでもっている映画だ(勝新の最終作と比較しての話)。

唯一、気になったのは、大沢たかおが演じる十馬のキャラクター。
少年時代のトラウマで刀を抜けないという設定があまりに非現実。真剣で人を斬れないなら、「みねうち」しかできないという設定があるだろう。だから倒したはずの相手が起き上がってきて、綾瀬が斬り捨てるはめに陥るというストーリーもあったはず。
大沢の演技をみていると、本当にイライラする。ここは、脚本の大きなミスだ。

この映画は、大沢と綾瀬のラブロマンスもテーマらしいから、綾瀬が無敵ではないのも納得できる。「サイボーグ」ではないのだ。
勝新の熱心なファンがみたら怒り出す内容だが、普通の人なら十分楽しめる。

投稿者:ghost-fox投稿日:2009-04-12 22:36:35
挑戦者、はるか
投稿者:ケイX投稿日:2009-04-03 23:52:14
綾瀬はるかのファンなので良い評価をしてしまいますが・・・(^・^)
普段のコメディ色の強い綾瀬はるかがシリアスな役を通しただけで最高でした。今までの座頭市同様、2大勢力の抗争が舞台になっているのですが今回は窪塚側は悪党では無い所がちょっと違います。
タケシの座頭市では黒幕だった柄本明、今回も・・・?と思いましたが、勘違いでした。でもちょっと出すぎかも。
大沢たかおも何時でも同じ人物像って感じがします。
とにかく大ファンの綾瀬はるかなので満点です。
投稿者:佐々木投稿日:2009-02-07 00:18:53
評価1

つくづく近年の邦画は終わったなと実感できる1本
こんなクソ映画よりも道端に落ちている犬の糞の方がいくらか
社会に貢献してると思う。
投稿者:replicant投稿日:2008-11-24 00:59:15
【ネタバレ注意】

オキニの綾瀬はるか主演の『座頭市』の女性版です。監督は『ピンポン』以来の実写映画監督作になる曽利文彦。つくづく宮藤官九郎は天才だと思いますね。今季のドラマ『流星の絆』を観ていても、そのセンスの良さに圧倒されますが、やはり『ピンポン』も『GO』と同じく脚本の力だったんですねぇ。まぁ、ある程度は分かっていましたから、いいんですけどね。\(^-^\) (/^-^)/ソレハコッチニオイトイテ…ストーリーは別に悪くは無いですけど、細部がねぇ・・・。まず、大沢たかおですが、ホントに存在感が無いですね。大して上手くなくても窪塚洋介の方が断然オーラがあります。登場キャラクターや衣装のセンスは手垢が付きすぎていて全く新鮮味がありません。だいたい、真剣が抜けなければ木刀で戦えばいいじゃん!思うに、大沢が演じていた役は窪塚がやって、真剣なんか抜かなくても雑魚なんか木刀でOK!でしょ!みたいな(虚勢を張っている)キャラにして、大沢は情けない跡取り息子にしたら良かったんですよ。曽利監督は動く映像を魅せるのは上手いので殺陣の見せ方は悪くないです。『あずみ』なんかよりは十分魅力的ですが、それだけじゃねぇ〜。ラストシーンのロケ場所もそこでいいのかよ!とツッコミを入れてしまいました。さて、主演の綾瀬はるかですが、『僕の彼女はサイボーグ』に続いて無表情役です。っつーか、それしか出来ないのかな?まぁ、それでもいいんですが、もっと汚して欲しかったですね。汚い方が色っぽくなるってのは、樋口真嗣もそうですけど、オタクには理解出来ないんですかね?だいたい、もっと慰み者になっちゃってた方がいいと思うんだけどなぁ・・・キョロ(T_T ))(( T_T)キョロ。そういう設定に出来ない辺りが今の邦画の限界なんだよなぁ・・・昔はそんなコト無かったのになぁ・・・・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ…で、最後はやっぱりICHIが切らなきゃダメでしょ!まぁ、仕方ないか・・・。

投稿者:ASH投稿日:2008-11-03 00:22:21
【ネタバレ注意】

 本年度、これにて2本目の綾瀬はるか主演作を鑑賞!! 大嫌いな三谷幸喜の「マジアワ」は面白くなさそうだし、主演じゃないしでスルーさせてもらったが、コレもねぇ…。シックスワンダフリーで観て大正解だったよ。彼女が主演じゃなきゃスルー確定だったな。

 堂々と原作に子母澤寛の名前を出すくらいだから、あの「座頭市」の女版を作ろうとしたという心意気は分るつもりなんだけど、なんだかカッコばっかつけてて、そのお高く止まった感覚がどうにも気に入らん。そういう意味では、エンタメに徹した勝新の「座頭市」シリーズは数こそ多かったけど偉大だったんだなぁと。もちろん、この映画と勝新版とを比べることはお門違いなのは承知の上ですって。

 綾瀬はるかって、クールなたたずまいが似合う娘だから、悪く言えば表情に乏しい娘だから、市というキャラクターに彼女を持ってくるのはアリなんでしょうけど、どうにも現代っ子ぽく見えてしまって時代劇にはあまり向いていないんじゃないかと。もっとリアルに薄汚れた市にしてもよかったんでしょうが、でも、それじゃ彼女を目当てで観に来た人が喜ぶかといえば、甚だ疑問だしで、難しいとこなんだよねぇ…。

 市を女性にしたことで、ダイナミックというよりは舞うかのような華麗な殺陣にしてあるのは悪くはないのだが、万鬼と戦う一番肝心のクライマックスでそれがまったく活かされていないのはどうしたことか? 十馬が幼少期のトラウマを克服して刀を鞘から抜くということに時間を長く費やしているが、観客が一番観たかったのは、市が悪人たちをバッタバッタと斬り倒す立ち回りなのではなかったのかと。ヘッポコ侍なんてどうでもよろしいがな。

 結局、厭世観丸出しの市に生きることの大切さを諭すために十馬が犠牲になったとしか思えない筋立てには、こんな時代に即したテーマなのかもしれんが、たかが映画ごときに今さらそんなこと言われたくないのよ。余計なテーマは要らんから、上映時間も90分くらいに抑えてアクション時代劇に徹した方がよかったんじゃないのかと。そういえば、最近の邦画って上映時間が長すぎんだよ。タイトにした方が締まる場合もあるんだよね。

 孤独と哀しみを湛えた市を、綾瀬はるかは上手く演じていたとは思うが、こういう映画よりももう少しコミカルで愛らしい彼女の方がいいね。て、それじゃあまりにも身も蓋もない言い方だけど。大沢たかお扮する十馬が、刀が抜けないというトラウマには説得力があるが、まるで鞘に刀が糊付けでもされているかのような仕草には、「本当に抜けないように細工してあるのか?!」と思ったくらい。

 割と意外な収穫がクボツカ。曽利監督の「ピンポン」におけるペコは画面に入ってぶん殴ってやりたくなるくらい醜悪なキャラだったけど、本作における坊ちゃん風情のヤクザが妙にハマっていてなかなかいいわ。獅童の悪役っぷりも、憎々しさ満載でナイス。でも、ありゃ少しやり過ぎだよね。万鬼一族のあの派手な衣装はよかったよ。

 そういえば、松山容子(ボンカレー)主演の「めくらのお市」っていう盲目剣士の映画があるんだけど、この映画を観る前に観とくべきだったなぁ…。

投稿者:はこまる投稿日:2008-11-01 22:45:46
ワーナーマークで始まる日本映画。観終わって「何だかもったいないなぁ・・・」という印象を持ってしまいました。まあ、この作品を往年の勝新のシリーズと比べる人なんか今更いないだろうとは思いますが、映画としての出来はともかく、期待のかかった若手女優綾瀬はるかによる金のかかったイメージビデオと思って見ればそれ程腹もたたないでしょう。1000円だったしね。

そもそも、いくら日本映画をめぐる状況が暗澹かつ混沌たるものであったとしても、凡庸たる私には、今現在「女優」として売り出し中のアイドル(若手タレント)に座頭市をやらせるなんて発想は到底思い浮かびません。全く期待していなかったぶん、映画が始まってしばらくはなかなか悪くないと思いました。しかし、あくまでも本作はそこまで。映画自体は最後までその発想から大きく飛躍することなくいつの間にか終わってしまい、稚拙な脚本も相まってタランティーノ映画の二番煎じの域に留まっています。
タランティーノ映画といいましたが、そういえば、以前、何かの本でタラは『キル・ビル』でラストめ〇らになったダリル・ハンナを主人公にアメリカ版「座頭市」を撮るらしい、という記事をかつて読んだ記憶があるので、実は、この映画の企画自体の成り立ちが剽窃の発想によるものかもしれません。

ただ、綾瀬はるかちゃんの名誉の為に言っておきますが、彼女は好演しています。男女を問わず割とクロースアップの多い映画ですが、『ピンポン』で中村獅童をブレイクさせた曽利文彦は役者の撮り方が案外上手く、とりあえずボロを纏い杖をつく彼女をとても魅力的に撮っています。今やたら劇場で矢口史靖の新作『ハッピーフライト』の予告編が流れていますが、今度はスッチーのコスプレ。何だか楽しみになってきました。

曽利文彦の演出については可もなく不可もなく、この映画で行った一癖も二癖もあるキャストを揃えた戦術はともかく、戦略的な失敗は、ドラマを描けない人が下手に市の心理にこだわってしまった為に映画の流れが停滞。いっそのこと、サム・ライミの『クイック・アンド・デッド』みたいな映画にした方がよかったんじゃないでしょうか。お久しぶりの窪塚洋介は中村獅童と共に『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ供戮澆燭い扮薺察B臑瑤燭おも好演。竹内力は出ているだけで笑えます。

セットも豪華だし、世界向け風な味付けがないでもないですが、バカっぽさを排除したがために「フツーの映画」になってしまった作品。曽利文彦は北村龍平、深作健太と合わせて現代日本映画三バカ監督の一人になりかけててかなり危険な立ち位置へ。
投稿者:リEガン投稿日:2008-10-29 17:12:14
08年は映画にTVにCMにとフル稼働の綾瀬はるかがやっぱり健気で愛らしい。「ハッピーフライト」も楽しみだ。ひどい作品もあるだけに、ホリプロさん、大切に育ててよね。映画はごく普通の時代劇で、「ピンポン」のような弾け方を期待するのは酷だった。
投稿者:フルメタル爺さんは、投稿日:2008-10-28 07:58:18
★想像していたより真面目に撮られていて、単なるアイドル女優お披露目映画に終わらせまいとする作り手の意気込みは感じられたものの、ヒロイン市のほぼ全ての殺陣をスローモーション処理でごまかしていたり、クライマックスの大立ち回りで肝心の市がほとんど活躍しない(!)etc…座頭市である以前に時代劇ひいてはアクション活劇としてもはなはだ疑問の残る仕上がりであった。なお余談だが、ちょっとエロいシーンも有るので、家族連れには注意が必要。
★市役の綾瀬はるかは、抑えた演技に徹する事で技量不足をカバーすると同時にクールさを上手く前面に出せていたと思うが、より難しい演技を求められるはずの大沢・窪塚・獅童の男性陣三人が文字通りの役者不足で、せめて内一人か二人はもっと芸達者な人に演じてもらいたかったところ。窪塚と獅童は共に本作の曽利監督の代表作『ピンポン』に参加した仲だが、これでARATAも出ていれば(ハマる役が有るかどうかは別として)ピンポンメンバーそろい踏みだったな。ただし、『幽閉者/テロリスト』、『実録・連合赤軍』、『蛇にピアス』と、コア街道まっしぐらのARATAにとって本作が食指が動く映画であったかどうかはかなり怪しいが。
★あと竹内力がしゃべり出すとVシネに見えるのはご愛嬌。
【サウンド】
『Will』
歌 :SunMin
【ソフト】
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