allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

カティンの森(2007)

KATYN

メディア映画
上映時間122分
製作国ポーランド
公開情報劇場公開(アルバトロス)
初公開年月2009/12/05
ジャンルドラマ
映倫R15+
明日を生きていく人のために
そしてあの日 銃身にさらされた
愛する人のために
アンジェイ・ワイダ 追悼BOX (初回限定生産) [DVD]
参考価格:¥ 7,344
価格:¥ 5,358
USED価格:¥ 6,454
amazon.co.jpへ

 Photos
カティンの森

【解説】
 第二次大戦下、ナチス・ドイツとソ連の両方から侵略され、両国に分割占領されたポーランド。そんな中、ソ連の捕虜となったポーランド人将校のうち1万数千名の行方が不明となり、後にソ連によって虐殺されていたことが判明する。いわゆる“カティンの森事件”と呼ばれるこの悲劇は、ソ連の支配下にあった冷戦時代のポーランドにおいて語ることの許されないタブーとされてきた。本作は、自らの父親もこの事件の犠牲者の1人であるポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督が、そんな歴史的犯罪に改めて光を当てるとともに、国家の欺瞞に翻弄される犠牲者家族の苦悩を描き出す入魂の人間ドラマ。
 1939年9月、ポーランドは密約を結んだナチス・ドイツとソ連によって分割占領されてしまう。ソ連側では多くのポーランド人将校が捕虜となり収容所へと送られた。その中にはアンナの夫アンジェイやその友人イェジも含まれていた。一方、ソ連領に取り残されていたアンナと娘ニカは、1940年春にようやく国境越えに成功、アンジェイの両親のもとへと戻る。しかし、そこに義父の姿はなかった。彼はドイツ軍に逮捕され、収容所で命を落としてしまう。アンナは義母と娘と3人でアンジェイの帰りを待ち続ける。そんな中、1943年4月、ドイツ軍はソ連領のカティンで多数のポーランド人将校の遺体を発見したと発表する。その犠牲者リストにアンジェイの名前がなかったことに望みを託し、ひたすら帰りを待ち続けるアンナだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
217 8.50
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2014-11-28 11:23:12
演出:6
演技:7
脚本:6
音響:6
投稿者:いまそのとき投稿日:2014-01-29 10:28:23
今なぜこういう映画なのか。自国ポーランドの悲惨な時代と歴史を生きたアンジェイ・ワイダ。実写を交えた鮮烈なフィルムがタブーに切り込む。感情を排した即物的映像が生々しい。今なぜこういう映画か。決して忘れてはならぬ史実だが、やはり真相の核心は不明だ。この残忍で、悍ましい歴史の一部をこの老匠、描かずにはいられなかったのだろう。むなしく散った命の数々。繰り返し繰り返し、自国ポーランドの歴史をこだわり抜いて検証するワイダという人を心より敬服したい。
投稿者:藤本周平、投稿日:2012-03-23 00:08:04
事実を残すためという意味では非常に素晴らしい映画だったと思う。
しかし中盤、急に他の犠牲者の家族にも焦点を当てたからちょっと混乱してしまった。
これならアンナに焦点を当て続けたほうが感情移入ができたかもしれない。
まぁそれを差し置いても、ラストの虐殺でこの映画の伝えたいことは十分にわかった。
虐殺というか、あれはもう「処理」。人間が豚を殺すかのような・・・
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-09-26 14:15:37
【ネタバレ注意】

前半は解りにくい部分が多いし、群像劇として失敗してるが、
後半の墓碑銘に真実が刻めなかったエピソードなど、ポーランドの悲劇的側面を改めて教えられた。
ラストの問答無用の銃殺は、スピルバーグやポランスキーも霞む衝撃。

投稿者:ジーナ投稿日:2011-09-20 02:37:35
ユダヤ人やポーランド人を虐殺したヒトラーに比べ、語られる事のなかったスターリンによるポーランド人将校大量虐殺を描いた作品です。
ナチスが行ったとされていた虐殺の真相を興味深く鑑賞できました。
特に殺し方はインパクト大で衝撃的でしたね。
アウシュビッツの大量殺戮とは異なり、一人ひとりを淡々と素早く殺すその光景はまるで工場の流れ作業・・・。
役割分担をした工員が毎日同じ事を何時間だか繰り返しているその光景だけは、映画のストーリーを忘れようとも記憶されているであろう強烈な印象を残してくれました。

ストーリーのほうは、希望を捨てず待ち続ける家族を軸にドラマ展開していきます。
戦後になっても尚カティンを口に出来ないポーランドの事情までを描いているのは良かったですね。
女性たちの引き締まった表情も胸に響きました。
決して美人とは言えない女性も含めて、みなさん美しかったです。

演出自体は地味ですが、オープニングから居心地が悪いほどの緊迫感を味わえます。
ドイツからもソ連からも攻め入れられたポーランドの苦境が序盤のシーンで見事に表現されているのも要チェックですね。

派手さはないですが、エンディングからエンドロールへの流れ方なども含めてズッシリくる作品でした。
ただ、登場人物が多いのでドラマとしては感情移入しにくいですね。
監督の父親が実際にカティンの森の犠牲者という事で、あえて客観的に事件を描こうとしたのかもしれませんが、もう少し主観的な視点でドラマを紡いでも良かったのではないでしょうか?
広く浅くではなく、深く濃いドラマが観たかったな・・・。

カティンの森事件自体の知識は無くても大丈夫ですが、それほど説明的な作風ではないので第二次世界大戦のドイツ・ソ連・ポーランドの関係などは予備知識として持っていたほうが良いと思います。
投稿者:トム・ルーズ投稿日:2011-07-09 16:42:14
【ネタバレ注意】

過去に何本も戦争に関する映画は見てきましたが・・・ここまで重い戦争映画は初めて見ました。
興行収入等の絡みもあるので、どうしてもアメリカ映画の戦争映画だとエンタメ性を盛り込んでの製作となってしまうところもありますが、ポーランド映画の今作は徹底して悲劇・事実を伝えた映画でした。

1939年と言うと、第二次世界大戦時になるのでしょうか。
ポーランドはドイツとソ連の両国に侵略され、捕虜になったポーランド人将校の約1万〜1万5千人が大量虐殺されたそうな・・・。
これが後にカティンの森事件と言われることになるのですが、なんとなく聞いたことはあったのですが、こうして映像で見てしまうと本当にやりきれない思いで一杯になりますね(´_`。)
無抵抗の捕虜を・・・ですよ・・・。
戦争自体許せない行為ですが、すでに侵略は終わったのに何で無抵抗の人間を1万人以上も虐殺しなければいけないのか・・・。
やりきれませんよね(ノω・、)

この映画の監督さんは、ポーランドでは相当有名な監督さんなんですってね(ハリウッド映画&邦画ばかり見てるせいか、全く知りませんでした(・・;))
アンジェイ・ワイダ監督は撮影時80歳・・・渾身の作品ですね!
実際にカティンの森事件で親を亡くしたとか。
遺族だけに、この作品に懸ける思いがヒシヒシと伝わってきました。
エンタメ性を排除して、真実を伝えたいと言う思いのみ。
過去の戦争映画のような生ぬるいものではなくて、真実のみを描いた作品・・・特にラストは強烈に見る者に語りかけて来るようなラストでした(*_*)

悲劇と言っても、ただの悲劇とは違うやりきれない悲劇の多重層でしたね。
ポーランドは、ドイツ・ソ連両国に攻め込まれたこと自体悲劇。
そして、ソ連によるポーランド将校大量虐殺カティンの森事件の悲劇。
そのソ連は、ドイツによる凶行だと罪をなすりつける始末。
戦争が終わっても、ポーランドでは真実を語ることはタブーとされる悲劇。
真実を語ったらいけないなんて・・・墓石に死亡日時を書くことすら許されないなんて!
こんなことってあるのでしょうか?
ロシア(ソ連)が事件を認めるまでに50年の歳月が掛かったとか・・・。
戦争は当然悲劇ですが、戦争が終わってからもずっと悲劇が続いていたなんて、平和な日本に住んでいるとまったく想像もつかないですよね(;^_^A

しかし、こんな風にソ連やドイツ等の国々を批判してしまいましたが、じゃあ日本はどうなのかと言われると、実際どうなんでしょうね?
いまだ語られていない日本の暗い(黒い)過去も、実際のところは多々あるのでしょうね(^_^;)
日本に侵略を受けた国の人々は、カティンの森事件のソ連と同じ目線で日本を見ているのかもしれませんよ・・・。

とにかく、全ては戦争が招いた悲劇・・・・。
戦争さえなければ、こんなカティンの森事件のような悲劇は生まれなかったのは間違いないです。
いまだに世界のどこかで戦争は起こっています。
第二、第三のカティンの森事件が起こるのを何とか食い止めないといけませんね!
私1人がどうこう騒いでも変わるものではないですが、せめてこう言う事実があったと世界の人々が知ることで、何かが変わってほしいと願わずにはいられません。
まずは知ることから始めましょう!

真実ついでに言えば、恥ずかしい話ですが人物関係をいまいち把握しきれないままエンドロールを迎えてしまいました(・_・;)
エンタメ性排除しすぎて、若干映画的に分かりづらい所はあったかなと思うのですが、もちろんそれでもこの映画が放つメッセージは十分伝わりました。
夫の帰りを待つ妻子達、生き残ったことに苛まれ自ら命を絶った大尉の親友等々、どの角度から見ても切なくやりきれない思いしか残らない作品でした。

無音のエンドロールに込められた思いには・・・まいりました・・・。
見終わってから、しばらく動けませんでしたよ(ノ゚ο゚)ノ

投稿者:bond投稿日:2011-04-15 09:08:46
【ネタバレ注意】

ポーランドがそんな悲惨な目にあってたとは知らなかった。登場人物の人間関係が明確に描写されず、やや消化不良だが、ラストシーンはインパクトある。

投稿者:has42120投稿日:2011-02-05 15:29:32
ダヌタ・ステンカ
投稿者:Normandie投稿日:2010-06-03 23:50:30
今まで見て来た戦争映画が殆ど娯楽の域を出ていない事に気付いた。
本来なら「椅子から立てなかった」と言うべきはこれでしょう。
これキネマ旬報はベストテン圏外、あの雑誌はアマチュア同然の集まりになった。

ハリウッド映画に毒されてる人ほどこの映画は分からない。映画商売人たちにいかに絵空事を掴まされてきたか・・
・シンドラーのリスト
・ライアン二等兵
・硫黄島の手紙
・ブラックホークダウン
・イングロリアスバスターズ・・などなど

やれやれ上記の映画を狂気乱舞して面白いリアルだと言う、あなた戦争経験者?アンジェ・ワイダは甘ったれるなと言ってるんだ。
今の世の中を当たり前だと思ってる、平和のありがたみが分からない人間は徴兵制が復活したらどうぞ戦場に行ってみるといい。

安全なカリフォルニアの青い空の下に住んでる人間とは違う、暗黒のポーランドに居続けるアンジェ・ワイダにこそ最敬礼すべきだ。

この映画の力に太刀打ちできない自分に呆然自失。
これに関わったすべての人は本当に歴史に立ち向かおうとしたのではないか・・・。
他国の苦難に鈍感な人は自国のそれにも鈍感である。今は一人一人が知恵を持たなければいけない時代なのに。

2010年公開映画ベスト1位。
投稿者:ghost-fox投稿日:2010-06-02 22:25:51
挿話が唐突
投稿者:黒美君彦投稿日:2010-02-04 00:34:11
【ネタバレ注意】

1939年9月1日独軍が、同月17日ソ連軍がポーランドに侵攻し、ポーランドは独ソに引き裂かれた。ポーランド軍将校はソ連の捕虜となり、1940年4月、虐殺事件は起きた…。
1926年生まれのアンジェイ・ワイダが80歳を過ぎてようやく製作することができた思い入れの深い作品。ワイダの父、ヤクプ・ワイダ大尉(1900〜40)もまた、この「カティンの森」事件の犠牲者だった。
1941年、ソ連領に侵攻した独軍によって発見された虐殺現場だったが、ソ連はただちに「ナチスドイツの蛮行で虐殺された」と主張、自らの虐殺を全否定した。実際には現場で見つかった将校の日記から「1940年」の凶行は明らかだったのだが。
第二次大戦後、ソ連の衛星国となったポーランドでは事件について自由に語ることも許されず、「1940年死去」と墓石に刻むことすらできなかった。「1940年死去」はすなわち、ソ連軍による虐殺を意味するからである。
ソ連崩壊後の1992年、ようやく公開された秘密警察長官からスターリンに宛てた書簡でソ連軍による将校虐殺が明らかになり、ロシアもようやく虐殺を認めた。将校虐殺は、一説には1919〜21年のポーランド・ソヴィエト戦争でポーランド軍が優秀であることをソ連が恐れたからだとされる。だがそうした事実が公式な歴史となるには、事件から50年以上の歳月が必要だった。

この作品は、殺される将校たちだけが主人公ではない。独ソ両国に蹂躙され、そのなかで夫や家族の帰りを待つ女たちが一方の主人公だ。真実を追い求め、再び絶望の淵に立たされる妻たち。生き残ったことに苛まされ、自ら命を絶つ大尉の親友。
戦争が終わった後も抑圧され続けたポーランドの人々。
大尉の妻には、夫ヤクプを待ちながら49歳で亡くなったワイダ監督自身の母親アニェラの姿が投影されているという。

問答無用で、「処理」するかのように穴の前でポーランド将校たちの頭を撃ち抜くソ連兵たちの沈黙が不気味だ。
20世紀、大国に翻弄され続けたポーランドの悲劇が、「1940年」という年号に象徴されている事実に私は打ちのめされた。
そしてそのポーランドで、半世紀以上にわたって映画という武器で闘い続けたワイダ監督に改めて頭が下がる思いでいっぱいになった。
映画は彼にとって武器であった。
この『カティンの森』は、そんなワイダ監督が描かなくてはならないと念願し続けた作品だった。歴史の証人として、この作品が誕生したことを私は忘れない。

それにしても、2007年に完成公開されたこの作品が日本で上映されるまで2年近くかかったというのはあまりにあまりに悲しすぎる…。

投稿者:ビリジョ投稿日:2010-01-25 15:19:15
【ネタバレ注意】

 ヒトラーもスターリンも「彼ならやりそうな虐殺」だ。
 そういえば、ヒトラーの非道を描いた映画は何本も見たが、スターリンの非道、ソ連の非道を描いた映画は、それに比してまだまだ数が少ない気がする。

 ラストの衝撃に向かって、人々が苦悩し、惑い、抵抗し、妥協する。人間の心が交錯する映画である。その抑えた筆致が、ラストに向かって突き進む。

 ヒトラーもスターリンも、ポーランドを我が物にしようと努めたが、遂に果たせなかった。この映画がその証明の一つだ。

 ※対面の映画館で、魔法少女なんとかかんとかというアニメ映画をやっていて、若い男性たちで満員、立ち見まで発生していた。平日なのに。大虐殺映画のすぐ外では、猛烈な異世界が展開中、何故世界はこのように重層的なのか、と一人しみじみとした。余計な感想だが。

投稿者:kuro投稿日:2010-01-20 20:31:20
二つの軍事大国の侵略に晒されて苦悩するポーランド国民を描いた映画。
R-15の制限があるのは惨いシーンがあるからかもしれませんが、戦争の現実を子供にも知ってもらうには、大変良い映画なのに制限があるのは残念です。
現実には惨くない戦争なんぞあるはずがありません。
戦争映画だが戦闘シーンは全くない。あくまで兵士と家族の思いを軸に描かれています。
この映画のすばらしいところは、観る者を可哀相と同情をさそって涙させるのではなくて、戦争の現実を兵士とその家族を淡々と描くことで伝えていること。
同情の涙なんぞ、平和な社会に生きている者だからこそ、対岸の火事であるからこそできることを伝えています。
この映画をもってして、ソ連の共産主義を責める材料にすることは間違いだと思います。台詞のなかにもあった「ドイツもソ連も同じ」こそが大事です。
軍事大国に侵略されて翻弄される被占領国民の苦痛を、二度と繰り返してはいけないことこそが、この映画の趣旨だと思うからです。
俳優に知っている者は全くいなかったが、鬼気迫る迫真の演技がこの映画をみごたえがあるものにしています。
投稿者:Longisland投稿日:2008-06-15 23:32:46
なんぞポーランド将兵他4,000名が殺された(桁間違ってません)カチンの森の虐殺をテーマにした作品だとか、ポーランドでは大ヒット、モスクワでも上映されたんだとか…マジ観たい。
ワイダ監督の父親も犠牲になってた、ウクライナのヴィーンヌィツャ虐殺と並ぶ旧ソ連の暗部を抉る作品。日本での上映はビジネス的に無理がありそうだが…観て〜ぇ!!
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 外国語映画賞 (ポーランド)
■ エクセレント賞マグダレナ・ビェドジツカ 衣装デザインに対して
【レンタル】
 【DVD】カティンの森レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION