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ミスト(2007)

THE MIST

メディア映画
上映時間125分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ブロードメディア・スタジオ)
初公開年月2008/05/10
ジャンルホラー/ミステリー/ドラマ
映倫R-15
この子と約束した
必ず守ると──

霧(ミスト)の中には“何”が待っていたのか──
映画史上かつてない、震撼のラスト15分
ミスト Blu-ray
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,136
USED価格:¥ 1,950
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 Photos

【クレジット】
監督:フランク・ダラボン
製作:フランク・ダラボン
リズ・グロッツァー
製作総指揮:リチャード・サパースタイン
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
共同製作:デニース・ハス
原作:スティーヴン・キング
『霧』(扶桑社刊『スケルトン・クルー1 骸骨乗組員』所収)
脚本:フランク・ダラボン
撮影:ロン・シュミット
クリーチャーデザ
イン:
グレゴリー・ニコテロ
ハワード・バーガー
プロダクションデ
ザイン:
グレゴリー・メルトン
編集:ハンター・M・ヴィア
音楽:マーク・アイシャム
出演:トーマス・ジェーンデヴィッド・ドレイトン
マーシャ・ゲイ・ハーデンミセス・カーモディ
ローリー・ホールデンアマンダ・ダンフリー
アンドレ・ブラウアーブレント・ノートン
トビー・ジョーンズオリー・ウィークス
ウィリアム・サドラージム・グロンディン
ジェフリー・デマンダン・ミラー
フランシス・スターンハーゲンアイリーン・レプラー
アレクサ・ダヴァロスサリー
ネイサン・ギャンブルビリー・ドレイトン
クリス・オーウェンノーム
サム・ウィットワーウェイン・ジェサップ
ロバート・トレヴァイラーバド・ブラウン
デヴィッド・ジェンセンマイロン
ケリー・コリンズ・リンツステファニー・ドレイトン
フアン・パレハ
メリッサ・マクブライド
ブライアン・リビー
ジャクソン・ハースト
ブランドン・オデル
スーザン・メイラースタイン
ウォルター・フォントルロイ
アミン・ジョセフ
【解説】
 原作者スティーヴン・キングとフランク・ダラボン監督が「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続いてコンビを組んだ驚愕のホラー・ミステリー。人々が突然町を包み込んだ濃い霧とその中にうごめく不気味な生物たちの恐怖でパニックに陥っていくさまを描く。主演は「パニッシャー」のトーマス・ジェーン。
 のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日、デヴィッドは湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら息子と共にスーパーマーケットへ買い出しに出掛けた。するとやはり、その濃い霧は間もなく買い物客でごった返すマーケットに迫り、ついには町全体を飲み込むように覆っていく。人々がマーケットに缶詰状態となる中、霧の中に潜む不気味な触手生物を発見するデヴィッド。彼を信じた者たちはただちに店のバリケードを作り始め、武器になる物もかき集める。その一方、骨董品店の女主人カーモディは狂信めいた発言で人々の不安を煽ってしまう。そして夜、突如として霧の中の生物たちが襲撃を開始、店内は大混乱となるのだが…。
<allcinema>
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ザ・ミスト(2017)同一原作
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[001]A告発のとき (2007)
[002]Aおくりびと (2008)
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[006]A父親たちの星条旗 (2006)
[007]A硫黄島からの手紙 (2006)
[008]Aエスター (2009)
[009]A題名のない子守唄 (2006)
[010]Aルワンダの涙 (2005)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
20158 7.90
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【ユーザーコメント】
投稿者:イエガー投稿日:2016-11-24 00:06:12
だね。そんな感じを受けました。救われないラストもそうだよね。ナイト・オブ・リビング・デッドを思い出してしまったよ。何回も見たくなる映画ではないよね。リビング・デッドはたまに見たくなる映画だけど・・・、その違いって大きいかも。マーシャ・ゲイ・バーデンって、凄いなあ(笑)
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2016-04-18 11:08:31
不快なラストシーンが有名なホラー映画。最近テレビドラマ化されることが決まったのだとか。

不条理系のホラーで、今見ると「CGだな」ってシーンも多いけど、なかなか良く出来た作品。
霧に包まれる謎めいたシーンからパニック映画に転換するあたりも上手いし、
その後の人間の怖さや集団心理も自然に描けていたと思う。
そしてやはりラストシーンの不快さがこの映画を唯一無二にしている。
投稿者:きこう投稿日:2016-01-06 23:25:57
「ありきたりにしない」っていう目的しか感じられない作品でした。

追い詰められた人間の心理描写が見所なんでしょうが、演技を注意深く見ない限りコメディです。
いろいろ考えさせようとしてるくせに「お約束」を散りばめるので、わりとクライマックスで笑ってしまいました。

ラスト15分は衝撃には違いないけれど、それは一瞬のこと。
「そういえばキング原作だったな」と思い出させてポカーンとしてるうちにエンド。
記憶には残る映画です。
投稿者:vida_21101981投稿日:2015-11-08 05:43:39
【ネタバレ注意】

原作:スティーヴン・キング『霧』。

ある町が濃い霧に包まれる。
その霧の中に、ムカデのでかいやつ様の怪物や、イナゴが巨大化したもの多数、プテラノドン的な飛ぶ恐竜様のもの数匹、巨大化した蜘蛛多数…等々おり、人々を襲う。
巨大化した動物等が人間を襲うというのはパニック映画でありがちな、B級ホラーな展開。

パニック状況では、人間は不安、恐怖に駆られ、何かにすがりたくなる。
そういう時に、狂信的な宗教信者が居ると危険だ。
今回カーモディ夫人(マーシャ・ゲイ・ハーデン)がスーパーに避難している皆に宗教を説き、外に居る怪物に生贄を出すまでに至った。
怪物よりも何よりも、結局のところ一番怖いのは極限状況での人間の心だなと思う。
狂って来ている。

終盤、主人公・デイヴィッド・ドレイトン(トマス・ジェイン)は、息子のビリー(ネイサン・ギャンブル)、教師のアマンダ・ダムフリーズ(ローリー・ホールデン)らカーモディに洗脳されていない者と共にスーパーを脱出します。
車で行けるところまで行こうということになったのですが。
ついにガソリンが無くなって車は停止。
そこで彼らが取った行動、彼らの決断。
私は、納得行かないな。
確かに絶望的な状況だけれども、特に主人公のデイヴィッドはタフな人で、みんなで生きようという方向でここまで積極的に皆を引っ張って来たじゃない。
車が止まったのなら、皆で歩いて行けるところまで行こうとするのでは。
とにかく、できるところまで諦めない、と思うんですけどねー。
実際は、車が止まってしまって、タフなデイヴィッドでさえも、もうこれ以上は頑張れない、と観念してしまった、感じでした。
濃い霧の中=先行きが見えない不安の中、化け物の恐怖にさらされ、ずっと緊張感が続いて、憔悴し切っているし、タフな人でも、もう駄目だと弱気になってしまったということなのかなあ。

結末は悲惨…。
もう少し待てば良かったね、ということに(タラレバだけど)。
終わり方は原作とは違うらしい。
フランク・ダラボン監督が新たなエンディングを追加したようです。http://cipher-annex.seesaa.net/

投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-09-01 02:47:24
これは何?
投稿者:リベルタド!!投稿日:2015-02-05 15:02:32
【ネタバレ注意】

キングの原作「スケルトン・クルー」に収録されている中編「霧」の映画化。
原作が大好きだったので映画化は楽しみの反面、不安も大きかった。ところが、脚本・監督のダラボンの手腕はさすが!「ショーシャンク」「グリーンマイル」に引き続き、キング作品に命を吹き込んだ。

実は、話題になった“衝撃のラスト”は原作にはない映画オリジナル。だけど、そのラストが原作をさらにスペシャルな作品に引き上げることに成功したと思う。

ダラボンはその後「ウォーキングデッド」を手がけるが、キャロル、アンドレア、デールが「ミスト」にも出ていたことを発見。

余談。「マンハッタン奇譚クラブ」映画化されないかなぁ。

投稿者:こじか投稿日:2014-10-28 23:00:28
【ネタバレ注意】

変なの出てきたからスティーヴン・キングなりの”IT”の逆襲かと思った(笑?) 妙にTV映画っぽく余り”おぉ!”とはならなかったけど、いい意味では80年代ホラーの様で楽しい。意気込みは好き。

投稿者:ピースケ投稿日:2014-02-01 01:59:16
勇敢で冷静で判断力もある主人公が、最後にあんな事になるとは。
まあ絵に描いたようなハッピーエンドよりは印象に残るかな。
投稿者:つむじまがり投稿日:2013-07-23 11:14:57
【ネタバレ注意】

いい意味で不愉快!
わざわざ映画館で見るより、家でぐだぐだしながらニヤニヤ見る方がしっくりくる。
この駄目駄目さ!
「ミスト見た?(笑)」って誰かに言いたくなる。

投稿者:真壁 六郎太投稿日:2012-09-06 00:18:58
【ネタバレ注意】

最近増えてきた不条理SFものです。謎の敵が襲ってくるが敵に関する説明は一切無い。テーマも不明です。
内容は「ザ・フォッグ」プラス「宇宙戦争」と思ってください。

投稿者:それが俺の名だ投稿日:2012-04-07 14:39:55
**ネタバレ注意だぜ**

 最初に家に帰りたがっていた女だが、「子供にすぐに戻ると言ってきた」と言いながら「誰か私を家まで送って」って、図々しいにも程があるだろ。第一、自分はどうやってスーパーまで来たんだよ。仮にバスだとしたら、次のバスが来るのは30分後だからそこまで切迫した状況ではないはず。というか、そんなに心配なら一緒に連れてくればよかったのに。なぜ子供たちを置いてきたのか。どこか体が不自由なのか。でも、最後に映った時は自分の足でちゃんと立っていたし。噂の娘も弟のことを忘れて遊び惚けるような感じには全然見えなかった。どう見てもしっかり者。
 事態が深刻化していくにつれて次第に冷静さを失っていくというなら分かるが、ジムにしてもノートンにしても、まだ化物の存在を確認していないうちから何であんなに疑心暗鬼なうえに喧嘩腰なんだろう。ノーム(濃霧?)が外に出る出ないを決めるところとか、黒人弁護士が「疑うなら倉庫を見てこい」と言われても頑なに拒否するところとか、不自然すぎる。人種的な被害妄想なのか。密室物は対立させないと始まらないのは分かるが、実際に自分が同じ状況に陥ったとしても、あんな風には騒ぎ立てないと思うし。そういう意味では、いまいち人物に感情移入(共感)は出来なかった。いずれにしても、弁護士=沈着冷静というイメージがあるから、冒頭からのあのキレっぷりには違和感を覚えた。別に職業は弁護士じゃなくてもよかったと思う。
 この映画が「ワンダと巨像」の前に制作されたものだったらなぁ、あの巨像の影にもっと衝撃を受けたんだろうけど、ゲームが映画を超えた瞬間を目の当たりにした後だから、特に何も感じなかった。まあ、霧で全体像を明らかにしなかったのは、この作品に限っては正解だったと思う。
 ところで、主人公は当然あの後に逮捕されたんだよね? 早とちりで人を殺しちゃったんだから。それも4人も。そう考えると、最後の絶叫は只々笑うしかなかった。一応、化け物には殺させないという約束は守ったことになるけど……。
投稿者:tomason投稿日:2011-09-05 14:09:21
キング原作の映画化はあまり良いのが無い。傑作なのはトビー・フーパー「死霊伝説」くらいだろうか。なのであまり期待しないでDVD鑑賞。ところが...これは良作。持病の映画睡眠症を発症する事も無く、最後まで一気に観れた。よく練れた脚本、センスの良い演出・特撮が○。人物描写もしっかりしていて気持ちよい。原作は未読なので分からないが、私的にはF・ボール・ウィルソンの「ナイトワールド」のアナザー・ストーリーを連想してしまった。
ただ....ラストはどうなのかな。車が光る絶望的なシーンでお仕舞いにした方が良かったと思うのだが。余計なシーンの追加で折角の緊張感が一気にダウンしてしまった様な気がする。この監督、次回作期待。
投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2011-08-05 01:14:38
【ネタバレ注意】

この類の作品(モンスターパニック系?)としては、この数年お目にかかった
ものの中ではダントツの面白さ!その後、これを越える作品に出会ってません。
やはりスティーヴン・キング(原作)は手堅く楽しませてくれます。

突然起きた霧の怪現象、見えない恐ろしい何かがいるらしい!?
スーパーマーケットに閉じ込められた人々の不安と恐怖の奮戦ドラマ。

やはりキングらしいと思わせられるのは・・・不安にかられた人間、群集、その不安を
解消しようと自己弁護したり、他人を攻撃したり、人間の心理描写が生々しく存在するところ。
この辺り、ただのパニック映画と一線を画してます。

最大の収穫だったのは、マーシャ・ゲイ・ハーデン!!
不安にかられた群集を、怪しい宗教観で誘導してしまうカルトなおばさん役。
この女優は只者じゃない、と思ったら、すでにオスカー助演女優賞を取ってる
実力者でした。さらには舞台でトニー賞も。その実力全開の怪演は一見の価値あり。

で、それまでおとなし〜い真面目な性格だったのに、突如、このうっとうしい宗教おばさんを、
黙れ!と撃ち殺しちゃう(カタルシス!)スーパーの店員を演じたトビー・ジョーンズも
個性的な風貌で、その性格を繊細に演じて印象に残ります。こちらもかなりの実力者とみました。

宣伝でラストのことを強調するあまり、かえって反動を食ってしまってるみたいですね。
たいていのこの手の作品なら、幾多の困難を乗り越えて奇跡の生還!となるところですが・・・。

投稿者:k4889投稿日:2010-06-11 11:58:36
【ネタバレ注意】

なんだったんだろうか?
追い詰められた時の狂気は、わかった。
だが、最後逃げて、ガソリン尽きて・・・

最後に出てくる「現代兵器」が蛇足だったなーと思う。
この情報化社会で、軍が失態犯したとしても、
即座に対応出来るハズである。

これが書かれた80年代の軍の対応なら、納得出来るが・・・

もしかして、コレが「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」!?w

投稿者:睦月投稿日:2010-05-29 21:13:09
キング作品の映像化(映画だけじゃなくTVM含めて)悪くないと思います。

得体の知れないバケモノより、追いつめられていった人間の方が怖いってことです。 
この作品はそれだけ伝わればいいんじゃないでしょうか。

まあ、ラストに救いがないとかいっても、最初に出て行った女性は子供達も含めて助かってたしね。
何を、どれを「正しい」と判断するか、その結果はこれなんだと見せつけられた気がします。

ただ、親が子供を殺してしまうという倫理観はどうなんだとか言うくらいなら、映画なんか見なきゃいい。
これがつまらないとか、分からないという人は、くだらないコメディや、ハッピーエンドのラブストーリーでも見てればいいのでは?
  
投稿者:PhoenixMizu投稿日:2010-05-06 22:07:50
好きな女の子とキングファンのつながりでロードショーしているときに見ようということになったが、時間が合わず、結局このあいだDVDをレンタルして見た。

他の方の言うとおり、話の内容はラストシーンを筆頭にむちゃくちゃ。原作の方がよかった。
ただ!人間の怖さはリアルに描かれていて、すごいと思った。
マーシャ・ゲイ・ハーデンの演技のおかげかな。
まあ人間は哀れな生物ですね。

投稿者:namurisu投稿日:2010-04-13 14:49:16
「震撼のラスト」「衝撃のラスト」とか、もうやめよう!
投稿者:陸将投稿日:2010-03-02 16:36:55
【ネタバレ注意】

恐ろしい映画だ。それは本作をクリーチャーが出てくるパニック映画として評価しているのではない。人間の恐ろしさに完全に叩きのめされた。ショッピングセンターという閉鎖された空間に閉じ込められた人々。周囲は霧で覆われ、視界が遮られてしまう。ただ、その霧の中に確かに何かがいる。その掴みきれない、得体の知れない“何か”に怯える人々。ここまではホラー映画によくありそうな展開である。だが、観ているうちにフランク・ダラボンは全く違うベクトルに恐怖の対象を置いていることに気づく。それは、行き場を失い、極限状態に置かれて肉体的にも精神的にも追い込まれた、“人間”である。自分の命を守りたいという思い。何が正しい決断で、何が誤りなのか分からない状況で、何かにすがりつきたい思い。その“何か”を冗談だと思い込み、危険だと忠告を受けるが聞き耳を持たず、賛同する者たちと共に外へ出て行ってしまう現実主義的な弁護士。パニック状態の中で平気で転倒した女性を踏みつける人々。子供が待っているから誰か家まで送って、という女性の懇願に手を貸さない人々。生死の狭間で繰り広げられるエピソードの数々が、人間の心にある傲慢さや、自己愛など、様々な側面を鋭くえぐっていく。店内にいる人々はまさしく運命共同体である。だが、1人1人思想も、宗教も、人種も、価値観も違う。皆が同じベクトルを向かなくてはならないのに、なかなか揃わない足並み。そして、犠牲者が増えるたびに、始めは変わった人とみなされていただけの女が台頭していく。宗教めいた彼女の言葉に人々が扇動されていく。そんな人々の姿を通して、人間の弱さ、そして浅はかさを炙り出していく。劇中で“人間は2人以上いれば仕舞いには殺しあってしまう動物なのだ。だからそれを防ぐために政治と宗教がある。”という台詞があるが、そんな人間の本性が、あまりにも恐ろしい。無法地帯下での主導権争い。生と死が隣り合わせだからこそ、理性や倫理観が失われていき、人間の“怪物性”が露呈していく。もはやどちらがモンスターか分からないほど恐ろしい。ラストも、あまりにも悲惨すぎて絶句してしまった。霧というものにこれほど恐怖感を覚えたことはない。本作には希望や出口が見えない。モヤモヤした思いが胸の中に残る。まさに自分がまだ霧の中にいるような思いに駆られる。そして、人間という名の“怪物”に寒気がする。だが、その“怪物”は自分の心の中にもいるのだと思うと、より一層ゾッとしてしまう。

投稿者:nedved投稿日:2010-01-03 22:17:39
マーシャ・ゲイ・ハーデン
投稿者:きらきら投稿日:2009-12-23 11:26:16
「マジェスティック」がコケたものだったので、あまり期待せずに見たが、まずまずの感じです。
キングのシニカルな視点とダラボンのソフトな(ヒューマン・タッチとでも言うんでしょうか)視点は相性がいいのかもしれません。

フリッツ・ラングや溝口の作品を引き合いに出すまでもなく、霧というのは映画のなかでフィルター的な役割をする小道具として重要な存在です。それが前面に出る映画というのも珍しいかもしれません(「ザ・フォッグ」などもありますが……)。

薄ぼんやりとしか見えない外界。
閉鎖空間でのひと悶着(ひとに不安をあおって自分の重要性を強調する馬鹿が出てきますね)。
ホラーとSFとパニック、そして人間ドラマのブレンド具合は見事です。

落ちの子供の殺人に関してはいろいろと批判があるようですが、わたしはこれもありと見ています。
(ダラボン個人に子供がいるのかは知りませんが、)自分が子供をもっているからという理由で子供を殺す描写ができない、というほうがクリエーター失格のような気がしますね。
「人間」やっていたいんだったら、ものなんか作らないほうがいいと思いますがね(笑)。
投稿者:gapper投稿日:2009-12-12 13:53:21
【ネタバレ注意】

 類似の作品が結構ある感じだが、その中では最も良い感じ。

 SFファンとしては原因を映像化して欲しかったが、それではミステリーがなくなるのでしかたないところか。

 監督のフランク・ダラボンは、脚本も書くので台詞周りは良い感じだがカメラワークが弱い感じがする。
 フランス人のためか予算のためか、派手さに欠ける。

 カーモディ役のマーシャ・ゲイ・ハーデンは、結構怪演だ。
ただ、もう一つ過去や内面などが欲しかったところ。

 ジム役のウィリアム・サドラーは、ロズウェル以来注目しているのだが脇役としてがんばっている。
演技的には、さほど出ないが個性を気に入っている。

 ともかくこの作品は、ホラーやSF、モンスター物の類でありドラマではない。
ドラマの基準を当てはめての判断は、長さで重さを量るようなもの。
ラストも、その基準で判断すべし。

投稿者:AZ投稿日:2009-09-22 12:49:09
オチがさいあく、でもこれは良いオチだった。
投稿者:scissors投稿日:2009-09-04 06:38:17
はいはい米軍様が助けに来てやりましたよ〜、終了終了、みなさんはさっさと撤収されちゃってくださいね〜。

あれ?おまえこんなとこで何やってんの?
最初っからスーパーの中で菓子でも食いながらみんなで仲良く待ってりゃ良かったじゃん。
バカじゃねーの?



っていう映画。
投稿者:uptail投稿日:2009-08-01 21:58:56
アレクサ・ダヴァロス
投稿者:nightwing投稿日:2009-06-19 23:37:15
【ネタバレ注意】

怪獣映画ですか?コレ?
期待していなかったせいか、結構エグいシーンも多くて面白かったです。

ただ、前半に語りのシーンが多くて緊張感が続かず、そこが残念。
ラストも、自決を決意させる絶望感がイマイチ伝わってこない為に
なぜ死を選ぶ!?!?!・・・って思う感じが強くて惜しい。
個人的には、この後味悪いラストは気に入っているが・・・・。

投稿者:Virginia投稿日:2009-05-20 02:04:20
【ネタバレ注意】

中学生の頃、どきどきしながら原作を読んだ事を思い出しました。
原作では、「まだまだ冒険ははじまったばかりだぜ」的なラストだったのを、
映画で、ばしっと主人公の運命に決着を付けてきましたね。
ありがたいことです。

登場人物が無駄に多めで、個々の魅力は薄め。
いまいち感情移入できず、途中で「ハズレだったかな?」と思いましたが、
終盤の惨めな、不条理な展開に、思わずしんみりしました。
大団円にならないキング映画も、悪くありません。

投稿者:投稿日:2009-05-04 22:18:37
【ネタバレ注意】

あれだけ濃密なのはmistじゃなくてfogじゃねーの?というツッコミはさておき(それじゃ違う映画だ)、後味は非常に悪く、でも見る価値は大いにあるという珍しい映画である。

クリーチャーを叩きつぶしたり撃ち殺したりしたときよりも、あの狂信者が撃ち殺された時が一番スカッとした自分にイヤーな感じを抱いてしまった私は、製作者の意図に乗せられてる?それにしてもあのくだりは対テロ戦争に熱狂した共和党支持の福音派の人達はどう感じたんだろうか。

「衝撃のラスト」を含めて人の描き方が丁寧で、名作と呼べる出来とは思うが突っ込みたい所も結構ある。薬局であんなのが出てきたらその瞬間に速攻で逃げるだろ、とか、道中にガソリンスタンドはひとつもなかったんかい?とか、最後の場面だけ諦めが良すぎだろ、とか。

軍隊が後ろからやって来るのも妙。焼き払いながら徒歩でやって来る兵隊が、いくらゆっくり走ってるとは言え車に追いつくってどういうこと?後ろから来るのに意味があるとすれば、あのままあの町で待っていれば良かったのに、と絶望感をより深くする効果ということだと思うが、個人的にはもう少し進めば良かったのに、という絶望感の方が深く感じる。この辺は考え方の違いか。

結論としては、謎のクリーチャーを扱っても、エボリューションのような底抜けに能天気な奴もあれば、こんな後味の悪いのもあるという良い見本の一本。

投稿者:ジーナ投稿日:2009-04-29 22:43:06
謎に包まれた生物に襲われる田舎町、危機的状況に陥った人間の行動、恐ろしい群集心理など終始スリリングな状況で十分に楽しめるパニックムービーです。

クリーチャーに関しても霧をうまく使えていました。
霧に覆われている事で謎の生物の全体像をクリアに見ずに済むので安っぽさが出ていなかったですし、霧があることでミステリアスな雰囲気が漂い美しさすら出せていたと思います。

しかし、メインは謎の生物ではなく、、とにかく怖いのは同じ空間に居る人間たちのほう・・・。
特に宗教に傾向していく人々の姿が怖かったですね。
静かにお祈りしている分には害のない信者も過激な発言や不安な状況に置かれ神に頼る人々が増えるほど、危険な集団になっていく様子が如実に描かれています。
一見すると単なるパニックホラーなのですが、人間とは・・・と言う部分に深みと重みのある作品に仕上がっています。

何故トーマス・ジェーン演じる主人公が皆をグイグイ引っ張るキャラになっているのかは不思議。
頼りがいは確かにあるかもしれないけど、あの状況なら普通軍人さんたちに群がっていかないか・・・?
マーシャ・ゲイ・ハーデンの地味でアブないオバちゃんぶりは最高!
このイッちゃってるカルトなオバちゃんのウザさが随所で効いています。
ついでに言えばタフガイぶったウィリアム・サドラーもウザウザ(笑)
田舎に必ずいますよねぇ・・・呼んでもいないのにドコにでも顔を出しては偉そうな口を叩くくせにイザと言うとき行動力のないオヤジ(爆)
弁護士役のアンドレ・ブラウアーは後々なにかしらストーリーに絡んでくるのかと期待しましたが、最後まで登場せず・・・。
せめて消息を掴めたら良かったけど、それも無いのであれば彼自体ストーリーに必要だったのか疑問に感じます。

ラストの展開も含め、決して後味の良い作品では無いですが一瞬も退屈せずに鑑賞できました。
謎の生物がどうのこうのというよりも、恐怖に直面した人間たちの怖さを味わう作品ですね。

※多少のグロさがあるので苦手な方は御注意ください。
投稿者:スレイヴデイトン投稿日:2009-04-28 14:05:36
化け物映画としては普通。但し、霧絡みではカーペンターの「ザ・フォッグ」よりは面白い。
化け物襲撃前の人間描写が見応え有り。
ウィリアム・サドラーや、マーシャ・ゲイ・ハーデン、アンドレ・ブラウアー、皆、良い味だしてまんなぁ。
あんな修羅場で、知性のあるなしを声高に言い放つ黒人弁護士はどう見ても、アホだが。

それにしてもトーマス・ジェーンってクリストファー・ランバートに似てんなぁ。
投稿者:bond投稿日:2009-04-28 10:02:11
キングの長編小説は深いテーマがあるが本作のメッセージは何だろう。「フォッグ」の姉妹版みたいな映画だが、クリーチャー登場でややしらけた。そっち系だったのね。異次元って恐竜時代?ガソリン切れたからってすぐ心中しなくたっていいでしょ〜。
投稿者:フルメタル爺さんは、投稿日:2009-04-28 06:59:18
★元々ホラー畑で仕事をしていた監督の作品とは思えないほど一般客への目配せが行き届いたメジャーらしい作りで、それがマーケティング面での成功を収めた要因になっていると同時に、恐怖物にしては雰囲気作りがヌルいと感じさせる欠点にもなっている。「たかがホラーに終わらせない。」一般作の成功で得た名声によって築かれるそんなプライドは、往々にしてホラーの勘を鈍らせ、恐怖の醸成に不要なぜい肉で作品を飾る行為に走らせる。それは筋金入りのホラー映画狂である原作者のキングが最も嫌っているケースなはず。
★大仰な演出と荘厳な音楽で画面内はどんどん盛り上がるものの、観ているこちらは気恥ずかしさで徐々にテンション下降気味。衝撃のラストの頃にはすっかり冷め切って、主人公の悲痛な叫びも煩わしいノイズにしか聞こえませんでした。容赦ない結末は、ソリッドな演出の積み重ねが有ってこそ初めて活きて来るものだと改めて実感。
★素晴らしかったのは、ラスト前に地表と異界がつながったシーン。辺り一面に霧が立ち込める中、天突く巨獣が地響きを立てながら悠然と主人公の前を通り過ぎる絶望的なまでに神々しい光景(まるでダリの絵画に登場する脚長象の様!)には、映像の持つ圧倒的な力を感じた。あんな凄い物に人間の兵器が敵う訳はないと思うのだが…。
投稿者:irony投稿日:2009-04-28 02:24:56
 個人的には○ッドエンドは・・・大好きなので◎ 効果音にたよらない恐怖の演出はいいねぇ 息を飲む(殺す)感じがビシバシ来ました 

 マーシャ・ゲイ・ハーデンは流石に上手いです ミスティック・リバーも印象に残る演技してましたし・・出て来られる役者さん全員頑張ってましたです、ハイ
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-04-28 01:53:10
【ネタバレ注意】

「トレマーズ」を絶望的な展開にしたような作品(他にも「鳥」「エイリアン」、毒グモ映画など様々な恐怖映画の要素あり)で、面白いけど二度観たいとは思わない。一番正しいというか仕方が無い選択をしたと思っていた主役を奈落の外に突き落とすラストの光景は深い余韻が残った(大袈裟?)。が、子供を助けに外に出た母親が生きてたのには納得行かなかったし、それなら黒人弁護士の行方も知りたかった。

投稿者:mari投稿日:2009-04-13 23:31:37
【ネタバレ注意】

クリーチャーの造形が良かった。
蛸やら鳥やら虫やらいろんなバージョンで襲い来るのが怖い。

ラストに向けてストーリーも加速度を増し、ついに巨大なエレファント・クリーチャーが!?
思わず口の開く驚きの世界が広がり、それからあの「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」が――。

観たくないし観ても嫌な気分になるだけなのに観て正解だったという、変な映画。

http://d.hatena.ne.jp/xxborgesxx/20090413

投稿者:sflover投稿日:2009-04-12 22:53:51
意外なラストでどっちかというと拍子抜けしてしまったのだが
極限状態の人間の選択は尋常ではないと良く分かる作品。

それにしても狂信女役のマーシャ・ゲイ・ハーデンが圧巻。
超実力派オスカー女優の彼女にかかれば主役も食われる。
「ジョー・ブラックをよろしく」での父親思いの娘役がとても印象深くて
好きな女優の一人。
投稿者:きも投稿日:2009-03-17 05:14:18
これまでのキング原作モノ、及びパニック映画のセオリーを覆すラストに
呆然としました。
主人公となる人物は常に勇敢で冷静で正しい判断を下す、ではない。
人は辛い時、怖い時に宗教や思想にすがり、これは神からの試練なのだと
自分に言い聞かせ頑張ろうとする。
しかしそれは現実主義者からするち、愚かな行為にも見えがちである。
で、行動に移し行き詰まって絶望して自滅…
どんなに辛くても人はいつか勝手に死ぬので、それまで何が起こるか
生きて見届けたいと思った。
とはちょっと大げさだけど、お決まりのラストを想像していたので
驚かされました。 意外と深い作品だと思います。
投稿者:paris1895投稿日:2009-02-15 22:03:59
ダラボン監督の演出や、キャメラの事、クリーチャーのデザイン、物語の展開、といったそういうことには触れないでおく。

 ただ、見ていてこの映画は楽しい。決して完璧な褒め言葉ではないが、この映画は楽しい。


投稿者:Edward投稿日:2009-02-14 14:00:30
【ネタバレ注意】

普段は、うだつの上がらないスーパー店員が、
実は射撃の州チャンピオンで、ピストル片手に大活躍!ってな
映画ならではのエピソードが随所にあって面白かった。
ひとりひとりのキャラ設定がほんとうによくできていますね。

投稿者:vegirama投稿日:2009-02-05 13:19:53
おもしろい
投稿者:さち投稿日:2009-01-13 10:12:03
すばらしい
投稿者:kopi投稿日:2008-12-31 16:51:03
【ネタバレ注意】

前半は二番せんじのクリーチャー&チープなCGだけに関心がいってつまらなそうと感じていたが、異常な状況下での人間の子細な心理面の描写に引き込まれていきました。原作は未読だが、読んでみようかな・・・。
ラストの霧の中から出てきたものをみたときは、(心を動かされたという意味で)あっけに取られてしまった。

投稿者:なちら投稿日:2008-12-15 23:27:02
【ネタバレ注意】

なんという…絶望に次ぐ絶望…!確かにこの映画は子供に見せちゃダメだよ、教育に悪いや。
諦めるなって思うけど、あれほど巨大でどうにもならない物を見てしまっては、仕方が無いよね…。
死ぬも生きるも同じ事だもの。

W・サドラーが薬局に行って恐怖体験をした後に心が壊れてしまったのは、ちょっと面白かった。
宗教ってやっぱ、そういう心の傷に心地良いのかも。
何かとイラっとするM・G・ハーデンが撃たれたシーンはスッキリしたよ。

投稿者:ghost-fox投稿日:2008-11-16 22:19:33
ラストの決断が性急過ぎるが、オチは嫌いじゃない
投稿者:ケラヒロミ。投稿日:2008-11-09 16:33:42
【ネタバレ注意】

ほんと怖いですね
極限の人間の行動がとてもよく描かれていたと思う

最初に子供が心配で出てった女性が生きてたのが…なんだか悔しい

投稿者:だやちゃん投稿日:2008-10-27 17:56:21
期待する化け物自体はほとんどでてこない。

でも、観終わった後心にズドンと残る作品。

うぎゃ〜わ〜ぎぇ〜みんな殺されちゃう〜〜!!みたいなものかと思いきや、もっともっと深いところで人を不快にさせる、妙に気持ち悪い恐怖感がまとわりついてくる。

まぁでも最後みんなのツッコミは「なんでもうちょっと待てへんのや〜〜!!」ってとこに尽きるね。普通だったらイラッとくる終わり方だけど、この作品の場合納得してしまうところに監督のキラリと光るセンスを感じるのです。

役者の迫真の演技に敬意を表して★9つ。
投稿者:J投稿日:2008-10-23 03:40:40
【ネタバレ注意】

原作「霧」が好きだった私は、映画と原作の違いも楽しめました。
原作では心理的な怖さや人間関係のこわさを主に描いている印象でしたが、
映画では気味の悪い生き物で驚かせてくれるような怖がらせが目立つ印象でした。
ラストが原作と映画ではまったく違うので驚きました。
なにはともあれ(怖がるという意味で)楽しめた作品です。
マーシャ ゲイ ハーデンがすごい上手いと思いました。

投稿者:hiropon2007投稿日:2008-10-21 05:41:33
【ネタバレ注意】

視界の届かない霧の中で人間はたくさんの間違いを犯す。ましてやその霧の中に未知の魔物が潜んでいるのだとすれば……。試練としての「霧」とは、つまり何のことだろうか。

物語の重要なモチーフになるのは、旧約聖書の黙示録的世界観だ。狂信的な巫女(マーシャ・ゲイ・ハートが熱演)が叙述する聖書の終末感と魔物の襲撃は照応し、住民の多くはその女の扇動に巻き込まれ、魔物を鎮めるために住民のなかから生け贄を差し出そうとさえする。

監督や脚本家の宗教的態度はよくわからないが、扇動家の女が脱出派の手によって最後には撃ち殺されるところをみると、そこには魔女狩り的な観念や原理主義的なものへの嫌悪感があることはたしかだ。それはおそらく、ブッシュ政権を支えてきたアメリカの保守的なキリスト教原理主義への皮肉だ。

しかし、物語の主軸は前近代的な宗教原理主義に対する近代科学的合理主義の対立などではない。

なぜなら、主人公デヴィッド・ドレイトン(トーマス・ジェーン)に率いられるグループとて、脱出の先に何があるのか合理的な判断を下しているわけではないからだ。ただ、マーケットの中で座して待っていたのでは、巫女の呪縛にとらわれて、殺されるかもしれないし、そうでなくても人間性を失ってしまうという危機感があるのみである。ドレイトンはその恐怖から人々を救い、出エジプトのモーゼのように霧の中に道を開かんとする、もう一人の預言者にすぎない。

となれば、マーケットの中で起きつつあったのは、壮絶な宗教対立なのではないか。あるいは、この映画は、人類史において宗教というものが発生する際の、宗派間対立をあえて戯画化したのではないか。たえず繰り返される旧い宗教に対する新しい宗教の対立。この映画では、新教の勝利を一度は匂わせておいて、実はそうはならない。新教の神もまた残酷な試練をドレイトンに課し、彼はそれに慟哭と共に耐えなければならなかった。

……なんちゃって書いていますが、何もこの作品を宗教映画だ決めつけるつもりはありません。そこそこよくできたSFパニックホラーでしょう。ただラース・フォン・トリアー監督の『ドッグヴィル』にも似た、鋭利な社会批評と哲学的な香りはします。

投稿者:クリモフ投稿日:2008-10-11 02:52:46
知らないうちに霧で覆われて、訳のわからないまま、訳のわからないのが襲ってくるって話で、そのままホラーとしても十分に楽しめるんですが、やはり醍醐味は密室劇でしょうな。
極限での人間同士のやりとり、少しのことで状況が変わったり、協力できずにいがみ合う。使い古された題材だけどやっぱり脚本と演出が巧みだからハラハラしながら見れます。終末観漂う世界も良い、あのでっかいのは息を呑みました。原作はあそこで終わりらしいので、その方がすっきりする気もしないではないです。
あと最近のアメリカ映画同様に現代アメリカ社会を風刺していますね。宗教や銃の介在、アイロニカルなラスト。なんかこの映画、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」にとても似ている気がするんだけどどうかな?社会風刺も似通ってるし。まぁ、メジャーで堂々とこういうのが撮られるってのは、アメリカが岐路に立っているって証拠なんだろうな。
投稿者:psycomu投稿日:2008-10-04 14:40:26
【ネタバレ注意】

本当は劇場で観たかったけど、近所で公開してくれなくてDVDで観賞、、、
個人的に篭城モノのシチュが大好きでして、今作も大いに楽しめました

原作でのラスト、デカイ足がズドンと現れるシーンも見事に再現
特に羽根付きのクリーチャーが随伴している画はゾクゾクしましたよ
そのまま煽りのカットでエンディングかと思いきや、さらにシニカルな展開に、、、
「何もしなけりゃ助かったのかよ?」と大いに疑問を持ってしまいますが、取り返しのつかない選択の結果としての、なんともしれんやり切れなさが堪りませんね
個人的にはこのラストでもOKでした

クリーチャーのデザイン、イイですね
CGじゃなくて全て80年代的なSFXだったら狂喜したんですが・・・

投稿者:FFF投稿日:2008-10-01 20:50:32
【ネタバレ注意】

あざといカメラと人物描写に辟易したがラストのNo marcyぶりは凄いと思った。

投稿者:ひめ投稿日:2008-09-29 09:35:13
【ネタバレ注意】

主役は彼だったのですねぇ。 海洋パニックの「ディープブルー」で魅せたあのかっこよさで惚れましたが、今回も勇敢で良いパパを好演してました。

・・・しかし、どうもこの主人公の行動には理解しがたい部分が。
外に出たら死ぬって自分でもよく知っているくせにやたらと外へ出たがる所。

大火傷をおって瀕死状態の人のために、となりの薬局へ薬を取りに大勢をひきつれて店の外に出た事。結果、一人の命を救うために出たはずが大きな犠牲を払って帰って来たこと。最後だって、もう少し大人しく店の中で待っていたら
助けが来たのに、無理して出るからあんな事になったんだ。

とまぁ、観た後はこんな感想が出てきました。
後味の悪い映画はもういいや。

投稿者:replicant投稿日:2008-06-12 17:07:45
席につき居心地の良い座り方を見つけ“暗くなるまで待てない!”気持ちでいると、やがて場内の照明が消えスクリーンに画が入る・・・そして、フと我に返るとエンドタイトルが・・・全身から力が抜けて一気に押し寄せる脱力感・・・もちろん、眠っていたワケではなく、最初から最後までほとんど同じ姿勢のまま釘付けになっていただけなんですよ!稀な現象なんですけど、極たま〜に遭遇します。例えば『エイリアン』を観た時なんかも、気がついたらほとんど最後まで微動だにしていませんでした。この作品はそんな経験を久々にさせてくれた映画でした。まぁ、それだけでも凄いんですけどね。

オイラも原作を読んでいたので、その終末観溢れる異様な光景を目にした時には心の何処かで「これで終りだな」と勝手に推測してしまいました。ところが、映画は新たなエンディングを用意していて(後で石松さんにボロクソ言われそうですが・・・)オイラは原作よりもう一歩踏み込んだ(ように感じた)このストーリーに唖然としてしまいました。もちろん、良い意味で驚かされました。この映画はパニックホラー映画の体裁をとりながら、人が日々の営みの中で様々な事態に遭遇した時に対応する、およそ人間の持っている総ての感情が描かれており、そんじょそこらの映画なんぞは足元にも及ばない人間味溢れる作品となっているのです。ちっぽけな人間の存在を強烈に意識させられる叫びのようなレクイエムが流れた時には鳥肌が立ったのですが、エンドタイトルに被さる効果音には人間の英知を感じさせられました。人は間違いも起すし、愚かでもあるけれど、捨てたもんじゃないのかもしれませんね。
投稿者:藤本周平。投稿日:2008-05-25 18:49:13
【ネタバレ注意】

後味が悪いっていうのでどんなものかなと思ってたけど、あのラストは自分の考えているよりもさらに上をいきました。唯一スカッとしたのが狂信者のババァが死んだことぐらいかな。あとキングって異次元とかそういうの好きですね。

投稿者:トッピング投稿日:2008-05-20 15:27:08
【ネタバレ注意】

燹舛靴し、これにはすっきりした結末があるわけではない。…犹笋燭舛目覚めたとき、ようやく州兵が救援にやってきた瓩箸、あるいは昔から好んで用いられる手、すなわち爐修靴凸椶魍个泙靴討澆襪函△垢戮討鰐瓦世辰燭里任△覘瓩箸いΔ茲Δ雰詼はないのだ。…爛▲襯侫譽奪鼻Ε劵奪船灰奪風の結末瓩箸いΔ里世蹐Α…どう終わるかを読者や観客の勝手な判断に任せる曖昧な結末のことである。父はそういう物語を牋造辰櫃ぜ駝瓩世噺世辰董軽蔑しか抱いていなかった〜瓠 悵任療戸会[1]/霧』 より

爛好函璽蝓次Ε謄螢鵐阿凌斥有瓩髪召錣譴襯ングが、結末についてここまで考えていたのに、映画化でこのようなエンディングを許しているのが不可解。

慟哭するデヴィッドが軍の車列とすれ違う時、最初に誰の助力も得られず幼い子供の元に戻って救出された主婦の冷たい視線に晒されるが、これは、マーケットに残った無為の面々もおそらく救出されることを示唆しているのではないかと思います。

この後、デヴィッドは発狂するか自殺するしかないように思われ、生きていたら、オリーも愚衆に指弾されて殺人罪に問われていたことでしょう。

このエンディング部分だけで、原作をほぼ忠実に描いてきたホラー・ミステリーとしての楽しみが全て消し飛び、後味の悪い妙なリアイティだけが残ってしまうのが残念。

このエンディングをキングが許しても、原作猝賢瓩魴羣遒世隼廚ζ票圓諒が許せない!(^^;)

投稿者:ローランド投稿日:2008-05-19 12:31:20
【ネタバレ注意】

 生態、形態、質感、そのどれもがおぞましい人食い触手や
バッタや蝙蝠のお化け、これらは異次元から来たフィクションの物体
と観過ぎてしまえばどうってことはないけど、現実世界の周辺にい
そうなあの狂信者の女を思い出すと怖くなる。名演でした。他にもそ
れぞれの人間性の描きかたにこの手の映画にありがちな軽さが
なくて、そのおかげでストーリーの無理っぽさやグロテスクな場面な
どもあまり気にならなかったのでした。

  冷静で思慮深い主人公が、怪物の餌食にはしないとの子供
との約束があったにしても最後に狒瓩泙辰伸畊坩戮鬚靴討靴泙Δ
だけど、これは爐匹鵑併でも絶望してはいけない瓩箸離瓮奪察璽
を伝えるためと受け取れるし、追い詰められた人間をマインド
コントロールして信者にさせることへの批判もあるし、製作者はかな
り宗教というものを意識していたように感じました。

  エンドクレジットに流れるヘリコプターや車の音、やはり劇場は
サラウンド効果がいいなってぼんやりと聞いていたのだけど、いちば
ん最後のヘリコプターだけが逆方向に進んでいたような?。なにか
意味があるのかなって考えてみるのも一興かも。

投稿者:サカスキ投稿日:2008-05-19 01:34:58
ラストに関しては色々な見方がありますし、特に触れません。
全体としては、人間の根底にあるモノを見せられたような気がして、見ごたえのある作品であると思います。考えを膨らませると、確かに戦争やテロにまで話が及びますか。
日常を過ごせているということに感謝をすること。その日常を広げるためには、どのようになればいいのか。

ホラー映画なのかな。とにかく見応えはあるから、迷ってる人はまず観て欲しいです。
ちなみに、「最後まで残っていた新任教師の先生役、小柳ゆきに似ている!」と思っていたのは、私だけでしょうか(笑)
投稿者:ものじ投稿日:2008-05-17 11:00:38
【ネタバレ注意】

スティーヴン・キングの原作の方のラストシーンの、霧の中を超巨大生物が道の上を横切って行く所までは中々の迫力であった。そこまで息を呑んで見入っていたが、その後の10分弱のつけたしの展開がものすごく後味悪い。友人の一人は「衝撃のラストシーン」と激賞だが、やはり何らかの救いは無いとね。大体が、あそこまで苦楽を共にした息子と旅の仲間をあっさりと「あんなふう」にできるか?ものすごく無理があるよね。

投稿者:たのきゅう投稿日:2008-05-16 11:02:56
【ネタバレ注意】

「STORM OF THE CENTURY」の結末同様、後味の悪いENDINGでした。霧の中で蠢く怪物に、幽かな希望を抱いて立ち向かう人々、傍観するだけで何もしない人々、絶望して命を絶つ人々・・。異次元の怪物に対する恐怖から来る精神的・肉体的な重圧。パニック状態に陥った人間が巻き起こす凶器のドラマが絶妙に描かれている。

投稿者:NYY投稿日:2008-05-15 06:22:40
【ネタバレ注意】

ミスドっていうから、ミスタードーナツの映画かと思った。
嘘でーす。
 
これは、本当に衝撃作だな〜。
かなり面白かった。
↓の皆さんも書いてるように、霧の中にいる何者かよりも人間の
方が怖い。
パニック時には、わざわざ足を引っ張ってくれる人が出てくるん
だよね〜w。
 
軍や文明や科学を批判しつつ、神がかったウザいオバチャンが暴
走するところを描いて、宗教とか変な方向に逃げちゃう奴も批判
してる。
あのオバチャン、ヒトラーみたいになってたしw・・・
見てて、そろそろ忍耐力の限界だなあ〜と思い始めたところで、
消えてくれて良かった。 
 
 
ネタバレしないように書くのが難しいんだけど・・・
ボクは、あの結末は良いと思った。
「生き残れるかも知れないのに、生きようとしない奴にはバチが
当たる」とか、「最後まで諦めてはいけないんだ」っていう単純
な教訓のようにも見えるんだけど・・・
違うと思う。
 
オバチャンみたいに神を妄信すれば良かったのか?
違うと思う(オバチャンの気が触れた顔を見れば明らかw)。
 
その時には「正しいと思ってやったことが、間違いだった」って
意味なんじゃないかと思う。
正しいことをしたから人は救われる訳ではなくて、正しいことを
しても全然救われないこともある。
正気の状態で合理的な判断をしても、悪い結果になることがある。
つまり、「どんなことをしようが、人は間違っている」という、
「原罪」を描いたものなんだと思う。
 
最近、アメリカの自国批判映画が流行ってるけど、これもアメリ
カが「正しいと思ってやったことが、間違いだった」と、やんわ
りと批判してる映画なんじゃないかと。
↓に書いてる人もいるけど、エンドロールでヘリコプターの音が
入ってたし。
アメリカが、イラクとかにチョッカイ出しちゃうのは、善か悪か
、敵か味方かを分けて、善である自分達が悪を倒せば世界が救わ
れると考えちゃう、アメリカのプロテスタント独特の二元論が根
底にある訳で・・・
しかし、正しいことをすれば上手くいくなんて程、世界は甘くな
いぞって言ってるんじゃないかと。
 
霧の中の何者かよりも、気の触れた人間(オバチャン)は怖い。
しかし、正気の人間(主人公)が正しいことをしたつもりでも間
違ってしまう世の摂理というものは、もっと怖いと感じた。
あのオバチャンは、結局、主人公を正しい人に見せるための噛ま
せ犬だったんだろうな〜。
Rレッドフォードの説教臭いだけで何も言ってない映画とかと比
べると、凄まじい傑作だと思う。
 
 
モップに火つけて戦おうとしたけど、つまずいて火ダルマになっ
たシーンで、大爆笑しちゃったんだけど・・・
劇場内、誰も笑ってなかった。
 
     (・Θ・)

投稿者:shinji投稿日:2008-05-15 00:03:22
【ネタバレ注意】

 最近「クローバー・・・」も見てたのでまず比較して見てしまってました。当然フランクさんの映画、特に「ショーシャンク・・」は大好きですし・・見ておくか程度での鑑賞でした、なんかラストの衝撃見たいな宣伝なり、ネットのコメントなりであまり高尚な感じもせず(すいません高尚とはなんぞやという定義もなく何となく言ってしまってます)。
 まずパニック映画というまるまる括りで見ていて、そんな映画にうんざり感もありながら、うまく親子愛なり人の弱さなりを描いているなーと、「クローバー・・」よりも、もし自分だったらという感じにはなるよなーっと、入り込める感はあって。これで最後に「シックスセンス」的なものがあるんだよねーと見ていたのですが。まずこれにオチをつけられるのか?という意味不明の不安に捉われはじめて(当然予備知識がない方が楽しめます)。
 最後はやはり ハッ としてしまいました・・・、なるほど・なるほど・・・と エンドロール中色々思わされました、これはパニック映画仕立てにしてはいるが、もの凄く主張をしている映画なのだと気づかされて、「ショーシャンク」における希望・・その対比の絶望・・それって表裏一体でほんの少しの違いなのだと。単なるモンスター映画ではないと最後に気づかされて、期待をしてなかった分というのもあるし、わざとらしくない伏線もあったし、これはこれは・・今思うが傑作ではないかと思いながら書き込んでいます。モンスターのCGなどまったく意味のもたない最後の問いかけがこの映画の全てか・・っと思わされる。それ自体「傑作」です

投稿者:Longisland投稿日:2008-05-14 21:44:17
S・キング原作の映画化ってハズレ多し(全部観たわけではないものの)。
本作も期待半分で六本木シネコンへ…ほ〜ぉ、幅広い年齢層でほぼ7割の入り。

何気ない日常から突然恐怖のどん底へ…ってのは↓指摘も多い「クローバーフィールド」に通じるものを感じたが後味悪さは本作の方が一段上。

結局、未知なる化け物より人間のサガの方が怖いってこと。
投稿者:TOTOTOO2投稿日:2008-05-13 17:04:14
【ネタバレ注意】

絶望したこと。
神を信じきれなかったこと。
死を待つだけの状況でも、最後まで生きようとしなかったこと。

その報いがあのラストなのではないでしょうか。


ラストは別にして、破綻せずタイトにまとまった脚本と、
主要キャラがきちんと全員立っている演出に感服。
ものすごくよくできた「映画」であるように思います。

投稿者:ビリジョ投稿日:2008-05-13 14:45:13
【ネタバレ注意】

 ひとまず9点を投じるが、1点にしておくという選択肢もある。1点の方が、人間として軽蔑されないかもしれない。
 あのラストは、ジョージ・ブッシュとビンラディンがもたらした地獄だ。ひどいもんだ。こんなひどい映画、「9・11」後のアメリカじゃないと作れないだろう。
 ホラー映画を超えた歴史的名作。

投稿者:メカゴジラ投稿日:2008-05-12 14:16:52
【ネタバレ注意】

(5月23日追記)
近所のシネコンでレイトショーやってたんで再見。
二回目の印象は「マヌケ」。
あのとんでもない触手の先にいた奴も、オリーを殺ったハサミの奴も、
超々デカい六本脚も、一刺しで大人を即死させるハチみたいなのも、
巨大グモもぜーんぶアメリカ軍に退治されちゃって「もう大丈夫」?
あんだけ大暴れした、絶望的なほどに強力凶悪だったはずの怪物が、
軍隊が出てきたらイチコロ?

なめてんのか。映画の前半で描かれた脅威は何だったのよ。
登場人物がぜんぶマヌケにしか見えなくなるじゃん。

例えば「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」みたいな、ヒーローの
行動が裏目に出てバッドエンド、というラストにしたかったんだな。
原作を改変して、主人公を徹底的にリーダーシップを発揮するヒーロー
として描いていれば少しは違ったかもしれないが、オチ寸前まで原作を
忠実に映像化してたもんだから、よけいオチの唐突さとツジツマの合わ
なさが際立ってマヌケだ。

ありがちな映画にしないため だ け に、作り手が無理にラストを
ひねって取り返しがつかなくなった映画はよくある。A.アジャの
「ハイテンション」とか。
残念ながらこの作品も、そういうダメ映画の仲間入り。

キングがどう絶賛しようが知ったことじゃない。原作のファンとして
すべてを台無しにしたあのオチは認められないっす。マヌケなんだもん。

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キングのあの傑作「霧」がついについに映画化!しかも監督はダラボン!
キングファンの怪獣映画ファンとしては、それはもう期待して期待して
観に行ったわけなんですが・・・

結果を言わしてもらえば、やはりあのオチは納得いきません。
というかゲンナリ。
正体不明の怪物に囲まれ、生き残った人間たちの間には狂気じみた争いが
起こるという絶望的な状況を脱した主人公が、それでもかすかに「希望」
を抱いて生き続けようとする。そういう原作のラストを、あえてこの形に
変える意味や理由や必要があったのかは大いに疑問です。

ダラボンは前作「グリーン・マイル」でも原作を非常に尊重した映画化
(脚本準備稿では、6分冊の原作に合わせて6章立ての構成だった)を
した人なんで、原作と似た筋立ての名作「ゾンビ」を、リメイク版の
バカ監督とアホ脚本家が「観た奴をイヤな気持にさせたいためのバカ
・バッド・エンド」にしてしまったような軽薄な了見ではないと思うん
ですが・・・。

映画のラストで事態が解決して軍隊が助けに来ました、というのも、
60年代の怪物映画じゃあるまいし、映画全体を軽くしましたね。
「何もしなかったら助かったのかよ!」って突っ込んじゃいましたよ。
というかこういうオチ、キングが自作の悪ノリバカ映画「地獄のデビル
・トラック」でパロディにしてたくらい、陳腐だと思ってたんですが。

DVD出すときは特典映像で「もう一つのエンディング」がつきますように。

投稿者:リEガン投稿日:2008-05-12 09:30:27
【ネタバレ注意】

わずかながらに『希望』を残した原作と異なる『絶望』のラスト。しかも、あのオチは凄い。見捨てた報いとは言え、そこまで地獄に突き落さなくていいものを。

投稿者:montag投稿日:2008-05-11 10:19:06
スーパーの中に立て籠もって、超自然の圧倒的な脅威から
身を守るという状況そのものが、現代文明の危うさを
象徴している、といううがった見方もあるだろうし、
戦う手段として、最終的にガソリンに頼らざるを得ない
(ラストのクレジットの後も執拗に続くあの音…)ところに、
何やら9.11前後の状況を揶揄しているという見方だって出来る。

でも、この映画の一番のポイントは、スーパーの中から外に
目を凝らす人々の目線が、初めは水平の方向に向けられているけれど、
やがて、それが下から上を見上げるという、垂直に上昇する動きに
変化していき、それにつれて、映画の中に全く別の次元の
恐怖が持ち込まれる、という点だと思う。

その見上げる視線は、ラスト近くのあの瞬間、
映画のもたらすものが、恐怖などとはさらに別の次元に
シフトしていくことのきっかけをも作っている。
投稿者:deepblue投稿日:2008-05-11 03:52:49
【ネタバレ注意】

 賛否両論のラストまでは、僕は「傑作だ!」と思いました。

映像化が不可能と言われたキングの傑作中編「霧」を、ここまで見事に原作の持つ恐怖感覚を映像化したって点では、凡百のホラー映画監督ではなく「ショーシャンクの空に」を撮ったダラボンならでは、だと思います。

とにかく先日観た「クローバーフィールド」よりも遥かに怖かった。

しかも、その恐怖の本質が、建物の外の霧の中に蠢く「バケモノ」ではなく、建物の中に閉じ込められた「人間」そのものであるって点、それを完璧に描き出した点は特筆すべきだと思います。

恐怖と不安に駆られた民衆を一気に惹き付ける、宗教狂いのオバサンを演じマーシャ・ゲイ・ハーデンが圧巻!
いかにもキングらしいキャラクターであり、それを中心に描いたのは大正解であったと思います。
軍人一人をいけにえにして、扉の外に放り出したシーンの恐怖感が、一番であったと思います。

ただし、ラストは賛否分かれるでしょう。
僕もあのラストには賛成2・反対8でした(^_^;)

あのラストはあまりにも救いの無い絶望的なラストであり、その意味ではハリウッド映画らしからぬ(褒め言葉です)オチなので僕も衝撃を受けました。

しかしその後、霧が晴れて、軍隊と救出された人々の乗るトラックが大挙して通り過ぎる風景を描いていた点は、大きくマイナスでした。

それまでの息も詰まるほどの「閉塞感」が素晴らしかったのに、ここに来て「開放感」溢れる映像を出したのは、それまでの恐怖を一気に和らげてしまったと思います。

あまりの絶望感に、薬で自殺する人や、軍人二人が首吊り自殺するほどの恐怖であったのに、しばらく待っていれば軍隊がバケモノを殲滅して助けに来てくれるって「災厄が解決する」って全体像を映像化したのは、失敗だった気がします。

ちなみに、主人公の車の「後ろ」から霧が晴れて軍隊がやってくるってのも違和感を感じました。
描くとすれば「進行方向」からでしょう。
主人公の車の「進行方向」から霧が晴れて来て、軍隊の姿が次第に見えてくる・・・で良かったと思います。


その点では、霧が晴れるかどうか?脱出した主人公らが助かるかどうか?をハッキリ描かずに読者にゆだねた原作の方が、遥かに良かった気がします。

おそらく、原作を知らずに映画だけを観れば、これは受け入れられるオチだったかも知れませんが・・・

ともあれ、現実離れしたバケモノが登場するにも関わらず、それを人間の内面が持つ原始的な恐怖感覚を描くドラマに昇華させた点は特筆すべきであり、その点では楳図かずおの「漂流教室」に通じるものを感じた次第です。

あと、本編とは関係ありませんが、テレビCMの宣伝には納得が行きませんでした。
「ショーシャンク」と「グリーンマイル」の名前を引き合いにだし、あたかもそれに続く「感動作」のように思わせるあのCMには、疑問を呈したいと思います。

投稿者:satokunn投稿日:2008-05-10 14:55:23
【ネタバレ注意】

スティーブンキングのホラーにもクジョーで男の子が死んでしまう悲惨な物語がありましたが、これは最悪ですね。本でも読んだし映像として観るとどうなるか興味がありました。ほとんど店の中で未知の恐怖に怯える人たちの心理状況が中々でした。特に狂信者のおばはんは良い味だしていました。
アレだけの恐怖を味わえば最後は仕方が無いのかな。しかしお父さんは気のどくだ・・・

投稿者:トマトケチャップ投稿日:2008-05-09 16:38:28
【ネタバレ注意】

面白かったです。「オレ、いい映画観たな〜!」みたいな感じです。
ちょっと前に観た「クローバーフィールド」で、物足りなさを感じてちょっと空腹感を感じてたんですが、コレを観て満腹になりました。ごちそう様です。

スティーブン・キング原作の映画はやっぱり面白いです。もともとオチがない原作で、監督がオリジナルのオチを作ったんですけど、このオチもよかった。どんな気味悪い怪獣よりも、やっぱ人間が一番怖くて、えげつないバケモノなのかな?なんて思ったり。狂信的な神論者のオバサンがいいキャラしてます。
この映画の一番のウリはやっぱり、「極限状態に陥ったときの人間の行動」これに尽きると思います。期待して観たんでハードルは高くしてたんですが、見事に飛び越えてくれました。観て損はないと思います。「クローバフィールド」もこれぐらい頑張ってほしかった(笑)

投稿者:29thFebruary投稿日:2008-04-30 02:55:22
【ネタバレ注意】

原作「霧」の邦訳が出てからもう20年以上にはなるでしょう。キングの小説の中でも、特にこれの映画化を待ち望んできた人は多いと思います。とうとう観てしまった感想を言わせてもらうと・・・スリルや恐怖を楽しみに集まったお客さんが、見終わった後にとことん嫌な気持ちになって帰宅の途につくような映画を目指していたのなら、この映画化は成功だった、と言えましょう。もともと結末というものがなかった原作に、ダラボンは新たな結末部を用意しているのですが・・・キング原作の映画化ではあの「ペット・セメタリー」とどっちが勝つか、というくらいの陰惨なエンディングを迎えてしまうのですよ、これが。

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