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闇の子供たち(2008)

メディア映画
上映時間138分
製作国日本
公開情報劇場公開(ゴー・シネマ)
初公開年月2008/08/02
ジャンルドラマ/サスペンス
映倫PG-12
値札のついた命
闇の子供たち [Blu-ray]
参考価格:¥ 6,300
価格:¥ 4,380
USED価格:¥ 3,880
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 Photos
闇の子供たち闇の子供たち

【クレジット】
監督:阪本順治
製作:気賀純夫
大里洋吉
企画:中沢敏明
エグゼクティブプ
ロデューサー:
遠谷信幸
プロデューサー:椎井友紀子
原作:梁石日
『闇の子供たち』(幻冬舎文庫刊)
脚本:阪本順治
撮影:笠松則通
美術:原田満生
編集:蛭田智子
音楽:岩代太郎
主題歌:桑田佳祐
『現代東京奇譚』
照明:杉本崇
録音:志満順一
助監督:小野寺昭洋
出演:江口洋介南部浩行
宮崎あおい音羽恵子
妻夫木聡与田博明
プラパドン・スワンバーンチット
プライマー・ラッチャタナパポーン
豊原功補清水哲夫
鈴木砂羽梶川みね子
塩見三省土方正巳
佐藤浩市梶川克仁
外波山文明大山
【解説】
 「どついたるねん」「亡国のイージス」の阪本順治監督が、梁石日の同名小説を基に、タイで横行している幼児売春や臓器密売を巡る闇の実態と、そうした現実にそれぞれの形で関わっていく日本人の姿を妥協のない眼差しで描ききった衝撃の問題作。出演は江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡。
 日本新聞社バンコク支社の記者・南部浩行は、東京本社からの情報を基に、タイで行われている闇ルートの臓器移植の取材を開始する。同じ頃、東京の大学で社会福祉を学んだ女性・音羽恵子は、自分探しを目的にタイの社会福祉センターで子供たちのためのボランティア活動に従事する。やがて南部は、そんな音羽やタイでバックパッカーをしているフリーカメラマンの青年・与田博明と出会い、彼らの協力を得て危険な取材を果敢に進めていく。一方音羽は、タイの子供たちが置かれた悲惨な現実に打ちのめされながらも、最近センターに姿を見せなくなった少女・アランヤーの救出に奔走するが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:陸将投稿日:2011-10-24 00:01:50
【ネタバレ注意】

本作が取り組んでいる題材は、映画化しにくいような衝撃の実態である。
映画化すれば物議を醸すのは百も承知で、それでも撮ろうとする作り手の心意気には感服する。
なので、作り手は題材との距離感に十分注意する必要がある。
真摯な姿勢で取り組まなければ、観客の倫理観にそぐわない危険性もある。
よって、作品の推進力は必然的に、題材自体が持つ衝撃度に集約される。

確かに、本作で提示される「幼児売春」「臓器売買」の構造は、否応なく個人の倫理観や道徳観に照らされた「命」について考えさせられる。
それだけでも本作が作られた意義は十二分にあると思う。

しかし、その闇を暴こうとする人物描写に首を傾げてしまう。
特に宮崎あおいが扮するNGO団体に属する女性があざと過ぎる。
思ったことをそのまま何でも口にし、作り手が本作で提示したい問題点を代弁する役割を担っている。
だが、彼女から感情的に吐露される訴えは、本作を観ている者なら誰もが考えている範疇のものに過ぎない。
このような説明過多な描写は阪本順治が一貫して抱える欠点であり、特に本作はそのために尺が長くなってしまっている。

各々の人物が問題に直面し決意を持って行動を選択するラストも、ほとんどが付け足し描写のように感じ、問題をマスメディアの役割である「事実の提示」に集約させなければならないはずが、逆に物語が拡散してしまった印象を受けてしまう。
極めつけはエンドロールの桑田圭祐の歌。
あの挿入歌で完全に本作の今までのトーンが損なわれてしまう。

阪本順治の映画は、前半はどれも非常に魅力的である。
だが、後半からラストにかけて、必ずと言っていいほどご都合主義展開が目立ち始め、纏まりのないまま終わりを迎える。
シビアな題材かつ完全なフィクションではない本作は、それらのアラが余計際立ってしまった口惜しい出来である。

投稿者:mototencho投稿日:2010-04-14 08:50:26
大人に見る義務がある映画があるとしたら
まさにこの一本ではないでしょうか
「闇の子供たち」
今年(2008年)の邦画ナンバー・ワン
http://mototencho.web.fc2.com/2008/yaminoc.html
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-08-28 16:44:03
【ネタバレ注意】

と感じてしまうのが本作を含めた今の日本映画の限界か。意図的に説明を排した描写(エイズに罹った少女が辿り着いたのは実家だったとか)は混乱するだけだし、あの男が裏切り者というのは車で到着した時点で分かるが(裏切りの裏切りだったようだが)、なぜ警官に向けて発砲したかが解らない。それに終盤で明かされ(るようでいてそうなって無い)江口の「罪」は余りに唐突で、彼の行動の動機に結びつかないフラッシュバックを挿入しても意味が無い。基本的な展開は力作と呼べる物だっただけにかなり惜しかった。
役者陣では、前半でそれぞれバカ女とヘタレという印象を観る側に与えて、後半でそれを払拭する行いをした宮崎と妻夫木が印象的。あとエンディングで桑田の歌を流したのは大間違いだった。タイが湘南になってしまう〜。

投稿者:bond投稿日:2009-08-25 09:35:34
【ネタバレ注意】

子を持つ親としては、後味悪い話。テーマが暗いので、陰鬱とした雰囲気で、結局システムを破壊する事はできない。でもって結局オチは江口も買春してて自殺したって事なのかい?

投稿者:gosto de cinemas投稿日:2009-05-14 11:58:11
最後に歌が出てきて、そのままエンドロールとは思わなかったけれど、あの調べは良いですね。大きな問題を突きつけられても、私たちはそれに一時的に怒る事はできても、日常生活のどこかに反映させる事はまず、出来ないだろう。ただ、脳の片隅にとどめおく、ある心情とセットにして。桑田のメロディはその心情を代弁した優れもの。一人の、傷を持つ人間=日本人である「私」に収斂して映画は終わり、それは今の「私たち」の限界点を表してもいる、その事が恐らく見終えた者の心に何かを遺す理由ではないかと。
そう、あれこれ言いたくなる映画であるのに。
また、長いコメントを書かせる「何か」がある。あちこち拙い演出の見える映画であるのに。
記者の来歴には殆ど触れられていない。観客は最後に至ってあれやこれやと想像をたくましくしなければならない。んで、エンドロールに追いつかない。演技、編集もろもろ、言いきれてない不親切な映画ではある。だが微細なリアリティを要求しはじめると作品の意味そのものに波及し、映画が告発できる限界を超えはじめるのではないか。あとは想像の領域でしかないが、どちらにせよ、この作品いやこのテーマはたかだかこの映画の中で昇華される類のものではないだろう。坂本監督がそのスタンスにしか立てなかったのだとしても、私はその事に不満を垂れるほど勇気ある人間でもない。
主要な役者たちの立ち方が辛うじて、目立たないけれど、映画を質の高いものにした。


投稿者:藤本周平。投稿日:2009-03-30 18:08:00
皆さんのコメントを見る限り結構不評なんですね。確かに幼児売春や臓器密売を扱った映画としてはもうひとつ何か足りない感じがしたけど(脚本が悪かったのかな?)、出演してる俳優は皆熱演だし、あまりタイの事情を知らない自分としては十分衝撃的だったんですけどね。あとこれをよく日本人が作ったよ。日本映画も捨てたもんじゃないです。
投稿者:takaya投稿日:2009-02-07 07:44:35
ロリコン、アジア蔑視など様々なテーマを抱えながら、本題の臓器移植の問題が何故かスルーされてしまっている。

適切な臓器移植を受けられない日本の子供たちはタイの子供たちと同じく人権を持たない子供たちなのに。http://cinema-novo.blogspot.com/
投稿者:真壁 六郎太投稿日:2009-01-04 17:28:11
【ネタバレ注意】

この監督はほんとにダメだなぁ。がっくし。あのラストはなんだっ!江口がバカに見えるよ。江口は辛かっただろうに…。1点にしなかったのはタイ人の子役に免じて。

投稿者:replicant投稿日:2008-09-22 00:38:59
作る価値のある映画だし、観る価値のある映画だし、偽善的な結末でもないし、腑に落ちないシーン(銃撃シーンとか)とかはあるけれど、真摯な姿勢が十分感じられる仕上がりになっているのは間違いありません。それでも何故かもの足りなくなってしまうのは映画の難しいところです。まず、それぞれのキャラクターの存在感がイマイチ感じられません。特に移植を望む家族の描き方に不満が残ります。そういう事実を知ってまで移植を望むような親はほとんど居ないと思いますし、居たとしても、最悪のモンスターペアレントのような方達なんじゃないですか?っつーか、現在ではそういう事実で移植が行われるようなことはありえないでしょ!どうせなら、重要登場人物の“闇”の部分に焦点を当て、人間の底知れない“闇”の部分が“闇の子供たち”を産んでいるというアプローチに徹底した方が良かったような気がします。最後のシーン、記事の真ん中に鏡を置いた演出が良かっただけに、なんだかなぁ・・・の印象が残りました。

オイラのような出来そこないの人間はいつも心の奥底でとても人には言えないようなコトを考えたりしているのですが、どうにか理性で邪悪な欲望を抑えています。ところが、世の中にはオイラよりも“理性”の部分だけがちょっとだけ不出来なだけで“邪悪な欲望”を抑制出来ない人たちも居るワケです。邪悪な欲望は良い人、悪い人に関係なく心の中に住みつき離れません。今作は良い作品ですが、結局は問題提起だけに終わってしまっているのは否めません。人間の心の奥底に潜む“闇”の部分にもっと迫っていれば、もっと胸を切り裂かれるような気持ちにさせられたかもしれません。

最後に一言・・・血が流れ出てくるような幼稚な演出はして欲しくなかったですね。そんなシーンなんか要りませんよ!
投稿者:fuji3776投稿日:2008-08-23 00:04:56
看板絵に描かれた街のように、どうにも食べられないストーリーだった。まるで作り事のように進む物語が、解らなくなる。   
良心の問題でもなさそうだし、押さえ切れない暗闇の性の話題でもなさそうだし、南北問題とでも言いたいのか、我こそNPOなのか・・・5/10点。   

人に寿命があるように、田園調布の住人にもそれなりに定められた寿命が来る。臓器移植で最善を尽くして永らえたとしても、ましてや生きた子供の臓器では、真に生きていることにはならないだろうに。(この映画は、ここの住人の資本で出来たものか?)   
多摩川に映る夕日がまぶしい窓際で、家政婦の入れた香り高いコーヒーをすすりながら、病床にふせった我が子に「最善を尽くして何が悪い」と、タイの東北部の農村では子供を売った金で日本製電気製品をそろえる親の姿を経済こそが喜劇悲劇の源とうそぶく、出稼ぎの日本からの送金で、売られないまでもタニヤやラチャダーで働く多くの女性たちが性風俗で身を削る思いをして家を建て電気製品を揃え我が子と親兄弟を呼んで暮らすことに希望を「見い出すしかない」現状は、タイチェンマイに売られてくるラオスやカンボジアの男児・女児たちを重ねて見ると、東南アジアの竜・タイの経済格差が物語っているものが見えてくる。   
エラワンそごうの角の祠にたたずむと街行く女性たちの多くが手を合わせる仏教国にも、だからこそ、勝ち負け経済の厳しい現実が街のいたるところに待ち構えている。高層ビルから映画に映し出される線路脇のスラムやクロントイまでバンコクには何でも有りである。   
日本人学校への送り迎えに運転手を雇う駐在員たち、何人もの家政婦を雇って掃除も洗濯も料理も任せバーンカニタで午後のお茶会、売られた子供たちとはびこった性風俗と臓器売買、求めて群がる世界の多くの観光客、特権セレブの駐在員、一体全体ナニがなにやら・・・・・。   

タイでは『相続税や贈与税は導入されておらず、所得税や土地にかかる税金も逃れ方はいくらでもあるようで、富裕層が公正不正に蓄財し、裕福であり続けることが可能な税制になっており、所得の再配分はほとんど実現されていない』(エンロンから再録)。   タイほどに経済発展してもなお収賄・ワイロ・不正・汚職、いわんや発展途上国においてをや・・。

低地を求めて水が流れるように、ラオス・カンボジア・バングラディシュ、インド、果てはアフリカ、安い産地と経済効率を求め、たとえ映画の話が本当であったとしても「闇の子供たち」を捜す魔手は移動していくに過ぎない。買う人あれば売る人来る。
しかしである、出来る事はしよう、そして思いが恥じる行いはすまい、それで心が静まるなら・・・。
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-08-19 00:44:57
【ネタバレ注意】

ドキッとさせられた。
買う側と買われる側。売る側と売られる側。センセーショナルでありながら、確かなリアリティを持ったこの作品は、まさに問題作。観る者に鋭い刃を突きつけてくる。サスペンスチックでありながら、安易な正義や感傷に走ることなく、最後まで乾いた筆致で描いたのは大したもの。
とはいえ、タイでのロケのせいか日本人俳優が最後までどこか浮いているのも確か。子供たちの目がとても痛々しい。
ところで、公園での集会にやって来たゲーオが突然警官を撃ったのはなぜ?NGOをつぶすのだったら、目の前のNGOメンバーを撃つ方が自然では?そこに少々違和感。だが映画として観たとき、まさに「問題作」と称すべき骨太な作品だと感じた。よく映画化できたものである。

こうした背景のもとで善意の第三者を装う輩はいつの世にもいるもので、中には児童買春を民間のODAだなどとうそぶく者もいる。鈍感であれば自らを加害者としてみなくていいのだから気軽なものだ。こうした映像で具体化しても何ら感受しない感性の持ち主が増えている現状にこそ私は危機感を強く持つのだが、そんなことをいわれても自らが世界の中心であり正しいと思い込んでいる(そのくせ傷つきやすい自尊心を抱えている)のだから、おそらくそんな言葉は通じないのだろう。
知らず知らず加害者の側に立っていること、認めたくない事実を突きつけられること、この作品はそんな毒を含んでいる。

投稿者:NYY投稿日:2008-08-14 15:32:22
【ネタバレ注意】

テーマがセンシティブだし、かなり真面目に作ってる作品なので
突っ込みづらいんだけど・・・
批判されることを覚悟で、あえて厳しく書きます。
 
社会派物を作ろうって志は素晴らしいし、途上国に悲惨な面があ
るのも分かる。
が、台詞で説明しすぎだし、NHKのドラマを見てるような作りで
良い作品とは思えなかった。
臓器売買を、子供を殺してやってしまうという衝撃で、138分
引っ張っただけと感じた。
終盤の迫力の無い撃ち合いは、あれは、遊園地の仮面ライダー・
ショーかなんかですか?w
 
特にラストで、江口がムニャムニャっていうのは、あざといと思う。
途中で、ヤクザに土下座するのは伏線だったのかな?
だとしたら、あまり上手くない張り方だし・・・
主人公・江口の立場で話を展開させて、観客を江口に同化させて
おいて、観客も罪の当事者なんだって意識を持たせようとしたの
かも知れないが、失敗してると思う。
当事者意識を持つことに、それ程の意味があるとは思えないし。
 
法整備は既にやっている訳で、それでも違法なことをする奴はどこ
の国にも一部いる。
そいつらが法を踏み越えたならば、後は警察の仕事です。
特に殺人なんて、昔から犯罪なんだから。
必要なのは、観客に当事者意識を持たせることじゃなくて、警察
に捜査をする意識を持たせることなんじゃないのかな?
 
殆んどの日本人は子供なんて買ってないし、臓器移植もしてない。
タイなんかに行くのも一部の人だし、辛い物も食べない(たまに
食うかw)。
 
子供の臓器移植解禁の法改正をしても、子供の脳死者が出るのを
待たなきゃいけないし・・・
待てなくて、佐藤浩市みたいに違法と知りつつやる人も一部に出
てくるだろうが、子供の為だからといって皆が違法に走る訳では
ないから。
医師という専門家にやってもらうことだし、その判断を素人がどこ
までできるのか、また、どこまですべきなのかも疑問。
 
経済力? 確かに、途上国には悲惨な面があるのかも知れない。
しかし、先進国だってグローバル化したシステムの中で、生き残る
のに精一杯なんだから。
バブル後の10年不況で皆、苦しんだように。
最近だって、ガソリンの値段が上がっただけで大騒ぎしたように。
今の経済力は、何が何でも維持しなきゃいけない。
一般に日本人が当事者意識を持ってない訳でもないし、冷たい訳で
もない、皆、今のシステムで生き残る為に必要な振舞いをしている
に過ぎない。
その中で違法なことをした奴は、捕まえれば良いだけ。
この監督は、そのへんの理解が甘いというか、古いというか、
先進国→悪、みたいに単純に考えてるんじゃないかな。
可哀想な子供を見せて、安易に日本人全体が、先進国全体が悪っ
て雰囲気にしちゃってる。
そうではなくて、日本人だろうが、ナニ人だろうが、あくまで違法
な行為をした奴、そいつが悪なんだよ。
コンビニ弁当のナイルパーチが、途上国を不幸にしてるっていう
『ダーウィンの悪夢』なんかとも、これは違うから。
 
一部の人がやったことを皆で反省しろって、この発想は、戦時中の
ことについて、若い世代にも反省しろって言うジジイが、たまーに
湧いてくるのに似てると思うんだよな〜。
生まれる前のことを、反省できる訳がないのにw。
結局、安易で、古い、トンチンカンな説教映画だったとボクは思い
ました。
 
宮崎あおいの自分探しのアホ女と、妻夫木のボンクラなカメラマン
は上手かったけど、日本人→悪、若者→アホ、って思い込んでるの
かもねw。
もっと鋭い社会派物を期待してたんだけど、残念でした。 
 

投稿者:Longisland投稿日:2008-08-04 11:32:36
う〜ん志の高さは認めるも映画としてはどうだかな〜ぁ。原作もそうだが「幼児売春」と「臓器密売」という2つのテーマを軸に、加害者である日本人でありながら立ち向かうNPO女性と新聞記者の葛藤とあまりにも悲惨なタイの姉妹が描かれてゆく…其々が重いテーマをほぼ忠実に映画化。映画とするなら「幼児売春」「臓器密売」どちらかに特化したほうが良かったんじゃないか?重い2つのテーマを消化仕切れていない感が否めない。

それと、日本側演者とタイ側演者(子役)の演技に差が大きく違和感。よく言えば真直ぐ悪く言えば独善的で社会性に欠ける女性を宮崎あおいが見事に演じ、出番は少ないが難病の息子を持つ父親の達観した所作が見事な佐藤浩市。対して村に戻った少女の這うシーンはもう少し何とかならんかったのかなぁ。

賛否が多いであろう新聞記者の過去(原作と唯一違う)はあれはあれで良かったと思う。

公開2日目の日曜最終回ライズは(こんなに地味な作品にもかかわらず)満員!なんぞ公開初日初回から全て満席だとか。2時間強の上映中身じろぎできないほどの緊迫感。

本作品は東急レク&東北新社他で立ち上げた新興ゴーシネマの配給第一作。興行会社のコンテンツ集め?などと映画業界を知らなド素人は勘ぐってたが、中々どうして骨太な問題作で勝負を開始とは。これからのゴーシネマに期待が高まる。
投稿者:た・ぴ・お・か投稿日:2008-08-02 16:32:29
 前評判は色々と耳に入ってはきたが、いざ観てみると正直な感想は「ピンとこない」だった。

 作品はタイを舞台に描かれているものの、こういった少女・少年の売買春や臓器売買はおそらくは東南アジアの縮図に過ぎず、それが今ひとつ現実味を帯びて感じられないのは、私が住む日本という国が「売る側」ではなく「買う側」であることに起因している気がする。

 タイと日本、売る側と買う側、その差はどこから来るかと言えば、言うまでもない金が「ある」か「ない」かであり、ひいては国力の優劣であることは明らかだ。決して綺麗事を言うつもりなどないが、人間一人の命の重さは人種や年齢・性別を問わずにおしなべて平等であると信じている、いや、信じたい。がしかし、現実にはすべての人間が平等であるという倫理観を凌駕・蹂躙する力が存在し、それ故に人の命に値段がつけられて売買される。そして、「値段が高い命」を救うために、「安い命」がいとも簡単に犠牲にされていく、そんな状況が東京から地図で20cmの場所で日常茶飯事で行われているなど、この平和ボケした日本で生活していては、現実感を伴わないのも仕方がないと言えばあまりに無責任に過ぎるだろうか。

 できれば、この作品で観たことはすべてフィクションであると思いたい。けれども、それらはまぎれもない現実の出来事なのだ。まさに「恐るべき暗闇」としか言いようのない救いのない現実の中で、それでも必死に生きようとする子供たちの目が非常に印象的な作品だった。http://www.tapioka1002.com
投稿者:irony投稿日:2008-02-22 01:23:23
【ネタバレ注意】

人身売買 臓器売買 人間の飽くなき欲望 必見の問題作 監督、どう撮るのか? あおい、ツマブキ?ちょっと不安だなぁ…。 で、この時期に何で上映するのかと思えば、児童ポルノ規制のプロパガンダ的な作品になるのかね?
んでもって観てみたら、原作とはちょっち違うのね 南部さん・・・(でも気色悪い日本人と一緒にされたくないとか言ってたけど、どうなんでしょ? 守りたい気持ちと本能から沸き上がるそれと相反する心との乖離に葛藤する心情 タイに来ると疼いてしまう性癖を自戒するために鏡に貼った事件記事と戒めの為のスペース)
彼は組織が潰れてしまって己の欲望が満たされなくなってしまう絶望感の果てに(死んでしまっては元も子もない…だから臓器売買だけを追いかける)・・ってそんなワケあるわけもなく自分の良心の呵責の果てにってのが普通の解釈なんだろなぁ 自殺なのか他殺なのかはハッキリしないままだけど・・。 アオイは見事に青臭い人物を演技していてお見事の一言です イメージとピッタリ合致(見ていて良い意味でイライラさせれた) 桑田の歌詞付きエンドはただのインストでよかったのでは? それと銃撃戦は何じゃソレ?って感じでクライマックスで失速の感が拭えず それにしてもピザった外国人には絵的に参りましたし、よく出演したと思う 江口もね・・。 この作品で興味を持って原作を読んじゃうと冒頭の部分でノックアウト食らうよ 悪趣味過ぎるし、描写もキツいから…。 それと気づいた点ですが、タイではタイガーマスクのアニメが放送されたのかな?ちょっと気になりました。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ ベスト10第6位
【サウンド】
『現代東京奇譚』
歌 :桑田佳祐
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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