ホームレス中学生(2008)
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【解説】 お笑いコンビ、麒麟の田村裕が著わし大ベストセラーとなった同名自叙伝をTVドラマに続いて実写化した感動ドラマ。突然我が家を差し押さえられた父親が家族の養育放棄を宣言して蒸発してしまったことからホームレス生活を強いられた少年とその兄姉の波瀾万丈な青春時代をコミカルかつハートフルに描く。主演の田村裕役には人気若手俳優の小池徹平。監督は「ロボコン」「さよならみどりちゃん」の古厩智之。 大阪の中学2年生、田村裕は一学期を終え、夏休みを楽しみに帰宅。ところが、玄関の前には“差し押さえ”のテープが貼られ、中に入れない状態となっていた。あまりに突然の出来事に、大学生の兄・研一、高校生の姉・幸子と共に茫然自失となる裕。すると、そこへ父親の一朗が自転車に乗って現われ、“これからは各々頑張って生きてください…解散!”とだけ言い残し、そそくさと去っていくのだった。7年前に母親を亡くし、借金が原因で親戚とも音信不通のため頼るアテのない田村一家。それでも裕は気丈に振る舞い、兄姉のもとを離れ独りで生きていこうと決意する。やがて、辿り着いた公園を住処にホームレス生活を始める裕だったが、近所の子供たちと激しい縄張り争いを繰り広げ、雑草やダンボールで空腹を凌ぐなど、その生活は過酷を極めていく…。 <allcinema> 【ウェブリンク】 【関連作品】
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あと工藤先生のくだりも原作のイチオシだったんですが、そこすら浮いていました。
原作は未読。というか、家に帰ったら、家人が図書館から借りて来てたものがテーブルの上に置いてありました。一応、パラパラと目を通しましたが中身は小学生の作文レベル。もしくは、酒の席でのヨタ話か。お読みになって感動した人(いるのか?そんな人が)には悪いのですが、こんなのがベストセラーなんて数年後には誰も覚えていないでしょう。主人公が置かれた境遇にも気の毒とは思いましたがかわいそうだとは思いませんでした。世の中には家族と生活してる方が辛い人だってたくさんいるのですから。(私は違うけど)
で、映画の方ですが、これがメタメタの出来。『奈緒子』でもそうでしたが、優しい視線だけじゃダメなんですよ古厩監督。
確かに、あんな原作で映画作れと言われた人(脚本家)も気の毒だし、どう見ても中学生に見えない徹平ちゃんや高校生に見えないチーちゃんのキャスティング で演出させられた人(監督)も可哀想なのですが、それにしてもデティールがお粗末過ぎです。「家族の解散」というさして新しくもない古ぼけたテーマには目をつぶるとしても、タイトルにあるホームレス生活にまったくリアリティが欠ける為、そのシークエンスだけ見ても、季節柄、少し頭のおかしい青年が子供相手に公園でハシャいでるようにしか見えませんでした。
作者側の苦肉の策として入院した母親のエピソードが出てきますが、古手川裕子が幼かった子供達の母親なんて年齢的に無理があり過ぎる。それに、黄色いジャージ着た石田あゆみが棺に入るなんてホラー映画みたいだったぞ。
結論として、見所は徹平ちゃんのかわいいお尻と脇の下が拝めるオールヌードのみ。物凄いスピードで移ろいゆく現代日本の流行の中で、それに乗り損ねてしまった可哀想な映画、 つまり、最初から映画にする価値のない原作を基にして、映画と観客をバカにした金の亡者が一山当てようと目論むも、その両方から強烈にしっぺ返しを食った作品、ということになります。製作は東宝、フジテレビ、吉本興業ほか。
また、劇中に三回出てくる長廻しは自分好みのいい味が出ているので、古厩監督は今後、なるべくセリフの少ない映画を撮ってくださることを希望します。個人的には応援してますので。