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落下の王国(2006)

THE FALL

ザ・フォール/落下の王国(ソフト題)

メディア映画
上映時間118分
製作国インド/イギリス/アメリカ
公開情報劇場公開(ムービーアイ・エンタテインメント)
初公開年月2008/09/06
ジャンルアドベンチャー/ファンタジー/アート
君にささげる、世界にたったひとつの作り話。
ザ・フォール/落下の王国 [Blu-ray]
参考価格:¥ 4,980
USED価格:¥ 9,430
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 Photos

【クレジット】
監督:ターセム
製作:ターセム
製作総指揮:アジット・シン
トミー・タートル
脚本:ダン・ギルロイ
ニコ・ソウルタナキス
ターセム
撮影:コリン・ワトキンソン
プロダクションデ
ザイン:
ゲド・クラーク
衣装デザイン:石岡瑛子
編集:ロバート・ダフィ
音楽:クリシュナ・レヴィ
出演:リー・ペイスロイ・ウォーカー/黒山賊
カティンカ・ウンタルーアレクサンドリア
ジャスティン・ワデル看護師エヴリン/エヴリン姫
ダニエル・カルタジローンシンクレア/総督オウディアス
レオ・ビルダーウィン/病院職員
ショーン・ギルダー
ジュリアン・ブリーチ霊者/オレンジ農園の使用人
マーカス・ウェズリーオッタ・ベンガ/氷配達人
ロビン・スミスルイジ/片足の俳優仲間
ジットゥ・ヴェルマインド人/オレンジ農園の使用人
エミール・ホスティナアレクサンドリアの父/黒山賊
【解説】
 「ザ・セル」の鬼才・ターセム監督が、世界24ヵ国以上でロケを敢行して撮り上げた絢爛豪華な愛と感動の映像叙事詩。事故で下半身不随となり、自暴自棄になったスタントマンと骨折で入院中の一人の少女の心の交流を軸に、スタントマンが少女に思いつくままに語るおとぎ話をエキゾティックかつイマジネーション溢れる映像美で描き出す。主演は「グッド・シェパード」のリー・ペイスとこれがデビューのカティンカ・ウンタルー。
 1915年、ハリウッド。撮影中の事故で重傷を負い病院のベッドに横たわるスタントマン、ロイ。身体が動かず自暴自棄となり、自殺願望にとらわれていた。同じ病院に入院中のアレクサンドリアは、家族を手伝ってオレンジを収穫中に樹から落下して腕を骨折した5歳の少女。じっとしていられず敷地内を歩き回っていて、ロイの病室へと辿り着く。ロイはアレクサンドリアを呼び寄せると思いつきの冒険譚を語って聞かせる。ロイの語るめくるめく物語にすっかり引き込まれていくアレクサンドリアだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
428 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2014-08-06 22:54:28
  これはすごい。 即興で作り上げたイメージをすぐに映像化したように新鮮な気持ちを維持させたままで二時間を魅せきってしまう。 ジャズの即興演奏ならば浮かんだイメージをすぐにその場で完成品にしてしまうことができるけど、映画なんだからあれこれ人の手が加わって新鮮さのエッジが甘くなってしまうだろうに、この監督さんの才能が非凡なのか、中盤あたりでおもわず経過時間を見てしまう、これだけ良いものを見せてしまって、ここまではいいけどお終いまでこれだけのものを維持したままで行けるのかとの心配もなんのその、密度は序盤よりも少し落ちるものの、子役が良かったせいか現実世界の描写に俗臭がなく空想世界との乖離を感じさせず、夢か現か幻か状態でエンディングを迎えます。  

  叙事詩の映像化と考えれば物語性もこんなもので充分で、かえってあまり辻褄が合っていたり感情的になるようなところがあったらせっかくの映像美の味わいを薄くすることになるし、個人的には現実世界の場面はもう少し減らしても良いとの気がしますが、それでは映画として短いってことなんでしょうね。 表題がないことから「ベト7」だなんて呼ばれている楽聖の音楽もいろいろにアレンジしてうまく使われているように思います。  

  XPパソコンが駄目になって買い換えたのだけど、Windows7の「デスクトップのカスタマイズ」にある「風景」写真が綺麗で気に入り、一分ごとに切り替わるようにして眺めて楽しんでいたりしている人間の観賞記なんで評価に偏りがあるかもしれないです。  

  これまではノート型でもいつも同じ場所で使っていたことだしとディスクトップ型にしたら、これがまぁ値段は安いのに性能がよくて速いこと速いこと、クリックと同時に画面の変わる快感に何でもっと早くにとの思いがしたのだけど、ディスクトップ型にはブラウン管モニターのイメージが頭のどこかに残っていて、置く場所が・・・と躊躇していたみたいです。バカだね・・・。 
投稿者:リベルタド!!投稿日:2014-03-02 22:45:19
世界中でロケしまくった景色、石岡瑛子の衣装、音楽が、極上の映像美と世界観を醸し出す。理屈ではなく感性の映画。
そして、クライマックスには大いなる“映画愛”を奏でる。
個人的には“ケチャックダンス”がお気に入り。
投稿者:こじか投稿日:2013-10-09 18:23:55
【ネタバレ注意】

普通に観れました。諸々惜しい気が。

投稿者:gapper投稿日:2012-08-06 18:37:52
 衣装デザインが石岡瑛子でアート感覚な映像が特徴の作品。

 「ドラキュラ (1992)」でアカデミーの衣装デザイン賞を取った石岡瑛子だけあり、中世代あたりを感じさせる衣装はアート感覚のいいものだった。
 特にタイトルは、アート感が溢れていてすばらしい。

 反面、子供に聞かせる話を映像化しているので話が変わってしまったり現実が入り込んだりとストーリーとしては弱い。
 主人公のロイ(リー・ペイス)の失恋とスタントマンであることが基本設定で、そのため病院で子供に話を聞かせることになる。
 その肝心な部分においては、後方に回っていてストーリー重視の人には向かない。

 世界各国をロケしているという。
 確かに見目麗しいが、疫病が蔓延したときの助言を求めるためのケチャ(43分頃)がなんら関係なく使用されているのが作品を浅く感じさせる。

 所謂ベト7(ベートーヴェンの交響曲第7番)の第2楽章がタイトルに使われているが、この辺も安易に感じる。
 確かに合って入るが、こういった有名な曲は個人個人で異なる既存のイメージを持っている。
 必ずしもイメージが一致するとは限らないし、オリジナルな曲ではいけなかったのか気になる。

 サイレンと時代のスタントマンの話で個人的には興味深く、惜しい感じがする。

 映像に拘るのは良いが、映像のみと捕らえられるという危険もある。
 総収益約230万ドル(米2009)。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:mototencho投稿日:2010-04-14 09:28:45
「ザ・セル」の映像世界を
更に進化発展させたターセム
絢爛豪華な映像美に酔う「落下の王国」
しかも心温まる感動作になっているのです
http://mototencho.web.fc2.com/2008/fallen.html
投稿者:genocide投稿日:2010-02-23 01:29:50
猫も杓子もCGという時代に、
あえて、この挑戦は斬新かつ成功だと思います

ストーリーに共感できなくとも、映像のみで感動できるはず

自然の底力を見よ

個人的にはストーリーも○
号泣でした
投稿者:eva投稿日:2009-12-27 11:47:21
何の映画かも知らず、映画情報のコメントだけを頼りに録画をしておいたのを
ぼんやりと見始めて、驚くことしきり。
衣装や映像の色が私好みなので、見入るように画面を追っていました。
そして、あらゆるシーンで、もしかしたら、この監督は過去の好きな映像を
自分風にアレンジして挿入したのか、それともまさか私の頭脳の中を覗き込んで、それを映像にしたのじゃないでしょうね、と疑うほど。
トルコのスーフィーの旋回舞踊はあの映像どおりのCDも持っているし、
象の水泳は餌を求めて、向こう岸まで次々と泳いで渡るシーンも観た事あるし
黒人の男の角のついた被り物も、とても素敵だし
お姫様の衣装など、どの年代のどこの国の人も、余りの完璧な美しさで
しかもあのシーンはどう見ても、ギャツビーじゃない!
誰もが望む世界遺産での美しいロマンと、訳の分からないストーリーこそ
憧れそのものではないでしょうか。
少女と自殺願望のいい男の組み合わせにも、もう奮い表現だけれど、しびれる。
コメントを書いてくださった皆様、衣装も石岡暎子さんと教えてくださって
ありがとうございます
この映像は私の数少ないコレクションの1つとさせていただきます
石岡暎子さんの企画構成したNUBAも最高です。homepage2.nifty.com/y-cinamonmama/
投稿者:ジーナ投稿日:2009-09-23 02:34:09
すきっ歯が印象的な決して可愛いとは言えない子役の登場に冒頭のテンションは相当低かったです(爆)
丸々肥えているから苦労してそうな雰囲気でもないし(笑)
しかし、子供なりに考えての健気な行動や仕草に思わず目を細めてしまう瞬間が多々ありました。
カメラアングルを意識したキメ顔を持っているハリウッドの子役にはない親近感のある笑顔に好感も持てましたね(爆)

衣装も含めた色使いやファンタジックだけどCGを使っていない映像はとにかく見事。
特に像の遊泳シーンは感動モノでしたね。
芸術写真を見ているような映像だけでも一見の価値アリでしょう。

青年の自殺願望の原因が失恋ってあたりにどうにも感情移入できませんでしたが、子供との交流によって前向きになっていくと言うベタな展開をこれだけ独創的に仕上げた点は素晴らしいと思います。
病院での日常とお話の世界も上手く融合してましたし、どちらか一方に傾くことなくバランス良く構成されているので集中力も持続できました。
お話の世界では映像部分での見せ場が盛りだくさんですし、現実世界ではストーリーに盛り上がりを持たせるなどメリハリがあって良かったと思います。

ただ・・・お話の世界のほうにストーリーのまとまり感みたいなのが無かったような気がします。
登場キャラ全てにもっとキャラクター性があったほうが面白みがあったかな・・・。
まぁ、子供に聞かせる即興のお話だから完成度が低いぐらいがリアルなのかもしれませんがね(笑)

もう少し邦題のセンスがあると手に取る人も多くなったのかもしれませんが、印象深いこの世界観を埋もれさせておくのは勿体ない限りです。
投稿者:bond投稿日:2009-09-21 11:46:45
序盤の雄大なる映像美は圧巻だが、尻すぼみになってくような気がした。現実世界での話しがいまいちなので、感動まではいかない。
投稿者:pn投稿日:2009-09-13 16:38:19
素晴らしい映像に圧巻の一言です。
下記コメントにもありますがまさに動く写真集です。
こんなに映像に感動したのはブレードランナー以来です。
投稿者:mari投稿日:2009-06-09 00:40:01
トルコ/スーフィーの旋回舞踊、
石岡瑛子の美しい衣装、
移り変わるシーンを彩る象や猿や人間たち、
主人公の少女のキュートな居住まい…
そして最後の最後に少女が語る言葉、映像!

圧倒的な映像美に、うならされ泣かされます。

http://d.hatena.ne.jp/xxborgesxx/20090505
投稿者:なちら投稿日:2009-05-15 22:06:27
【ネタバレ注意】

嘘みたいにキレイな空想の世界の冒険をアレクサンドラと同じ気持ちになって聞きたくなるね。

彼女自身も魅力的で、会話が噛み合わなかったり聞いてなかったりする様子は、
演技じゃなく素なんじゃないだろか?
その素の魅力が爆発するのはラストだよね。
自殺願望なんて分かっていないんだろうけど、物語を通して彼に生きろと訴える姿は、
つられてウルっと来ちゃう。

何となく希望を感じさせるラストも良かったよ。

投稿者:幸村和投稿日:2009-03-07 23:43:55
この作品は殆どが空想の映像化に費やされている。
人の語って聞かせる物語を映像化しているという意味では例えば「ウォルター少年と夏の休日」を思い出したんだけどこちらは「生の謳歌」で輝いているのに対し、本作は「負の感情」に支配されている。そらそうだ。語っている主人公は人生に絶望しているんだから。この際失恋くらいで、なんていうのはグッとこらえよう(もしかして半身不随の畏れもあるのだし)。

しかしその負の感情に支配されているせいでしょうか。辻褄の合わない作り話に少しも入り込めず。映像美は確かに素晴らしい。目だけは惹きつけるものはある。それにアレクサンドラも凄く可愛い。ほっぺたなんかチューしたいくらい。
作り話の部分は適当な部分が多すぎて(そもそも目的が物語と別の所にあるわけだし)退屈でした。それでも主人公の心の動きにこちらが同調できればまだ良かったんだけどどうしてもそこまでも行き着けず。

ラストのアレクサンドラの語りは主人公のことに触れていたのか、スタントマンという職業の人全てに触れていたのか。前者なら怪我が治ってよかったね。
投稿者:あさ投稿日:2008-11-06 21:53:46
 チラシから期待していたグラフィックのイメージとは少しちがって、ところどころ人の手を感じさせるユルさ(劇中劇の衣装など)があたたかみを出してた。


投稿者:ジョー樋口2世投稿日:2008-11-04 12:18:20
不細工だがどこか愛嬌のあるヒロインが素晴らしい!!
むちゃくちゃな筋だが圧倒的な映像美が逆にこの映画を魅力的にしている。
看護師エヴリンとエヴリン姫を演じた女がスゲエ綺麗だった。
投稿者:replicant投稿日:2008-10-21 01:20:47
グラフィカルですねぇ。美しいですねぇ。初っ端からブルース・ウェーバーが撮ったカルバン・クラインのCMかと思いましたよ。全編に渡って、計算されつくした構図に生々しい描写を避ける為のスローモーションを多用しており、まるで動く写真集を観ているような気分にさせてくれます。現実のシーンでもほとんどの登場人物が映画的な佇まいを見せる中で、重要な役どころである少女アレクサンドリアだけが唯一不細工なんですね。言い方を変えると、不細工だけど、鼻をクシュクシュと何度も擦ったりして、実にリアルな子供の可愛さを振りまいています。例えばあの少女がダコタ・ファニングだったらどうだったでしょうか?おそらく、この映画の魅力は半減すると思います。アレクサンドリアの存在はカレーに於ける福神漬け、牛丼に於ける紅生姜、餡子の甘さの強調する為の塩みたいなモノです。彼女が登場する度にこの映画を観ている者は「おお、そうだった!これは動く写真集じゃないんだ!映画なんだ!」と思わせてくれるワケです。つまり、映画の中での語り部はロイですが、観客にとっての語り部は彼女なのです。話は逸れますが、同じようにグラフィカルな映像が強調されていた『HERO』は登場人物のルックスに愛嬌あるので、特にアレクサンドリアの役柄は必要ありませんでした。まぁ、ジェット・リーがアレクサンドリアという見方も出来ますが・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ で、何が言いたかったのかと言うと、ターセムの計算されつくした演出は美しい映像や切ないストーリーだけでなく、不細工なルックスまでも含まれていたということです。さすがに世界の一流は違うなぁ・・・。そして、そのアレクサンドリアは当然の如くこの映画の観客でもあるのです。つまり、私達!映画好きなら映画の中の登場人物になりたいと思ったことは少なからずあるはずです。不細工であろうと少女アレクサンドリアが夢を見るのは当然のことでしょう。夢を見るのは人間だけに許された贅沢です。彼女が手に入れた宝物は私たちにとってそうであるように、人生を豊かにし、ある時は心の支えになるでしょう。エジプト第二の都市アレクサンドリアは嘗て“世界の結び目”と呼ばれたそうです。少女アレクサンドリアも映画の中の世界と観客を結び付けてくれたのかもしれませんね。それにしても、これだけグラフィカルな映像を駆使して描いた作品が身体を張ったコメディへのオマージュとは!一見“美”とはかけ離れた世界に位置する“ドタバタコメディ”ですが、考えてみれば人が一生懸命に頑張る姿が美しくないはずはありません!映画の中に入り込んだ少女アレクサンドリアがロイの為に頑張り、最後には登場人物としてのオーラを身につけたのも当然のことでしょう。アレクサンドリアが歓喜したエンディングはオープニングに繋がり、ドタバタコメディの美しさはループになり、その美しさは途切れることはありません。アクロバティックコメディは永遠の輝きなんでしょうね(ダイヤモンドかよ!)
投稿者:はまま投稿日:2008-09-20 12:19:35
後半、繰り返される負の連鎖が私にはあまりに痛々しくて、結末に至っても気分を取り戻せませんでした。ロケーションと衣装と映像(特に、極端に遠近を駆使した演出!)の素晴らしさを堪能しきれませんでした。生理的なものでしょうか。それとも作り手がまじめすぎるのでは。この映画は、もっとやさしくあってもらいたかったのですが・・・残念!
投稿者:Longisland投稿日:2008-09-17 15:47:09
ハリウッドメジャーデビューの次回作に自己資金で作りたい映画撮っちゃいました・・・、ターセム監督ってやるね〜ぇ。つうか元々はCM畑で評価を受けていた御仁とか・・・。そんでもって過去仕事で訪れた世界各国をCG使わず見事な映像で綴ってゆく。う〜ん、ロケハンしてたのね(笑

ターセム監督の志の高さに共感した?石岡瑛子の衣装も本作の主役。
石岡瑛子の衣装って強烈なインパクトがあり、あのコッポラをしても使いこなせていない。若き印度出身監督はそのクセの強い衣装を見事に作品内に昇華させている。次々登場する衣装の素晴らしさだけでも金を払う価値がある、とにかく映像が見事としか言いようが無いずーっと観ていたい美しさ。
イタリア、スペイン、インド、フィジー、インドネシア、ルーマニア、アルゼンチン、南ア・・・計24カ国とは・・・世界各国の風景が贅沢に(撮影4年も掛かったんだとか)使われている。

ストーリー? まぁ、こんなもんでしょ。
配役?、主演男優は先物買いに成功したものの、主演?少女は曙(元横綱)似・・・ダゴダ姉妹とはいわないが、もっと可愛い子役はいなかったんか?

シネフィルとしてはニッケルオディオンやキートン、ロイドへの偏愛が感じられるラストも好きなんだな〜ぁ。
投稿者:投稿日:2008-09-06 18:45:33
一週間前に『地獄の黙示録』の巨匠による10年ぶりの新作をみて地団駄を踏んだ。しかし、今週もまた凝った映像の独りよがり映画をみてしまうのかという不安は杞憂に終わった。ありがたい。『落下の王国』は、血肉のかよった作品だ。精神が清澄で高貴で美しい。
無声映画のころのハリウッド。スタントマンの青年が列車から落ちて下半身不随になり、自死の願いにとり憑かれる。彼は謎めいた物語を聞かせて5歳の少女を操り、大量の睡眠薬を手に入れようとする。少女もまたオレンジ農場での過酷な収穫作業で梯子から落ちて腕を折り入院していた。彼女はインド系移民の娘だが、アメリカで育ったため年相応の英語を喋り、コミュニケーションは可能だ。青年が語る復讐譚のシークエンスは、青年と少女の直面している現実にオーバーラップして重層的で複雑な構造を紡ぎ、作品を構成する要素のデザインもすべて素晴らしく、さらにそれらを切りとった映像は抑制が効いていて、見る者をふたりの心のなかへ素直に分け入らせる。
必見。目眩めく傑作。
エンドロールのあと、音をたてないように拍手した。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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