ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON
【クレジット】
【解説】 「セブン」「ファイト・クラブ」に続いて3度目のコンビを組んだデヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演で贈る感動ヒューマン・ファンタジー大作。『グレート・ギャツビー』で知られる小説家F・スコット・フィッツジェラルドが1920年代に著わした短編を基に、80歳の老体で生まれ、歳を取るごとに若返っていく男の波瀾に富むも儚い人生の旅路が、第一次大戦後から21世紀初頭に渡る激動の現代史を背景に、最新のCG技術を駆使した驚異の映像で描かれてゆく。共演は「バベル」のケイト・ブランシェット。 1918年、ニューオーリンズ。ある一組のカップルの間に男の子が産まれる。しかし、その赤ん坊は80歳の老人と見まがうほど奇異な容貌をしていた。ショックを受けた男は困り果てた末、赤ん坊を老人養護施設に置き去りにしてしまう。そして、施設を営む黒人女性クイニーに拾われた赤ん坊はベンジャミンと名付けられ、献身的に育てられるのだった。成長するにつれ髪が増え、皺が減り、車椅子から立って歩けるようになるなど、普通の人間とは逆に若返っていくベンジャミン。やがて少年期を迎えた彼はある日、施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジーと出会う。それは、これから様々な経験を積み壮大な人生を歩んでいくベンジャミンにとって、今後かけがえのない存在となる女性との運命の出逢いだった…。 【ウェブリンク】 【ユーザー評価】
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途中、ちょこっと早回ししてしまいましたが、99.5%は、のめりこんで見ていました。見終わって、ジャケットで時間を確認してびっくりです。長時間を全く感じなかったです。
スピルバーグとトムクルーズでやっていたかもしれないとメイキングで紹介されていましたが、やらなくて正解。ブラットピッドで良かった。適役です。
CGを使っているのはもちろんわかりますが、その方法を知り、また感動です。
終わり方も、若返っていくというストーリーから予想はつきますが、それでも良かった。3時間近くを堪能しました。
ケイト・ブランシェットが事故るまでの細かい時間系列の演出も、かなり作家性を感じさせる。お見事。
今年のベスト4。3位は『セントアンナの奇跡』にしとく。
同じ脚本家や二人がくっついたり離れたりの話で『フォレスト・ガンプ』を連想させるが、個人的には『レジェンド・オブ・フォール』により似ていると思う。ブラピが放浪の旅に出るところや自分の運命に苦悩するところなんかそっくりだった。乗り物を馬からバイクに変えただけ。ジュリア・オーモンドが娘役だというのもグッと来る。観た事がある人への憎いキャスティングかもしれない。
また、フォレストのように歴史に足を踏み込ませずにベンジャミンを時代の中で生きた「普通の人」として描いてるところがいい。若返るということが違うだけであって、彼の人生には誰にでも思い当たることがあるのだ。
もっと歳を取った後に見たら、今とは別のシーンで感動するかもしれない。
ストーリー自体が分厚くて幅広くて面白い。 ベンジャミンが老年から生まれた設定が無くてもメロドラマとして上質なものになったはずだ。
例えば−
老人ホームで育てられた捨て子のベンジャミン、外の世界の憧憬から家出をしてインドなどを放浪、戻ってホームでの知り合いだったデイジーと恋をして同棲するが、彼女はバレエの世界を捨てられずに破局、その後実父のバトン氏と出会う。 ベンジャミン・バトンとして、勃発した世界大戦でチェルシー号に乗り組み船は沈没、疎開先のロシアでワケ有りの英国人妻とアバンチュールのひと時を過ごし、帰国後は育ての親クイニーとホームで働いて、やがて入所して来たデイジーと共に余生を送る。
−こうやって並べ返してみるとエリック・ロス脚本の「フォレスト・ガンプ/一期一会」にいよいよ似てきます。
映画では成長の逆転の設定を、見るものに自然な認識に促す工夫が施されていた。 老人ホームの設定は病院というのも有ったろうと思うが、育つ場所、終の住処として巧い落とし場所だ。 巡り会う人物としてはピグミー族のオティなどは重要な存在で、彼は奴隷として連れて来られサル一緒に檻に入れられたりした自分の身を哀れまない。 今を生きて将来の希望を持っている。 ベンジャミンの人生の師は彼だろう。 そしてベンジャミンは船で世の中に出る。 海にはまだ冒険が残っている時代。
ロシアで外交官の妻エリザベスと深い仲になるシークェンスも、深夜のホテルの寒々しさと落ち着きが大人の恋を演出してシックで良い雰囲気だった。 戦後に故郷でデイジーと再会した時に、誘ってくる彼女に焦る事は無いよ、と言ってしまうのは経験から来る大人の態度なのだが、相対するケイト・ブランシェットが普通に成人女性に見え、ティーンエイジャーの背伸びに見えず、ここが些か残念。
本作の要旨を象徴した言葉
「人は何も持たずに生まれてきて、何も持たずに帰る」
「永遠は在る」
デイジーとベンジャミンの人生が重なるのが20代中間から30代半ばぐらいで、子供の頃には憧れて、年を取っては悔いや喜びに思い返す年頃、になりますか。
その頃をボタンと穴の大きさや位置がピッタリ合うようにして、同じ価値観で新しい時代を迎えていく生活を二人は続けていきますが、これは人生の絶頂期である事、大切な時期である事を強調しています。
子供が出来るとベンジャミンは父親として存在出来ない自分を苦慮し始めます。 彼には理由が有りますが、そうでなくても父親に成る自覚の無い人との生活はやっぱり壊れてしまうんじゃないでしょうか、ふとそんな事を思いました。
一旦は愛娘の記憶に留まらない内に去ったベンジャミンでしたが、数年後思い立ってデイジーの前に現れて最後の逢瀬を重ねる、すっかり中年女性のデイジーと少年の様なベンジャミン。 ブラッド・ピットが特殊メイクの後ろから常に切なさを漂わせていました。
中間期を過ぎて黄昏て、デイジーは今老衰の死の床にいる。 そして、時がこぼれていく、と呟きます。 子供は年相応分のみで記憶が少ない。 老齢にあっては脳の器質が失われて思い出を無くして行ってしまう。 人は何も持たずに産まれた所に帰るんですね。
放浪児としてホームに保護されたベンジャミンは赤子にまで戻り、老いたデイジーの腕の中で亡くなりますが、その姿に何一つ違和感は有りませんでした。
人の一生が頂点を持つ正弦曲線だとすると、死を迎えて無に帰したならば再び有へ転ずるはずです。
冒頭で時計職人ガトー氏の息子が戦死して、彼は針が逆転する時計を製作しました。 時間が戻れば息子たちは死なずに別の人生を歩めたかも知れない、と。
ベンジャミンはそんなガトーの息子の転生として産まれたので年を逆に重ねる生を受ける。 人は輪廻転生する。 デビッド・フィンチャー監督はそこに永遠が在る、と言っているのです。 映画のラストでも時を重ねていた時計。 人生と言うものの不思議を思わない訳にはいきませんでした。
雷に7回打たれた爺さん
屋根を直していて/郵便受けで/牛の番で/車を運転していて/犬との散歩で/柵の前で
後一回がどーしても思い出せない。 見落としたか? 俺の記憶もどんどんこぼれいく…
ただ、老人メイクの時にどうしても現在の顔が浮かんで比較してしまうので、主演の俳優は無名の人の方が良かったかなと思います。
それにしても、老人メイクは何となく分かるとして、再会した中学生ぐらいになってるブラピは一体どうやったのでしょう?
全く違和感が無かったのですが、あんな事も出来るんですねぇ。
しかし、傑作のごたぶんにもれず、日本語と原語とで世界観が微妙に違う。
そもそも、なんでボタンの話なのに、名前だけが「バトン」なんだ。
ボタンで通じるんだから原語どおりに
「ベンジャミン・ボタン」でいいじゃないか。
それを指摘したら、連れに
「それじゃ、あまりにマヌケに見えるからだろう」と言われたが、
マヌケなところがミソなのだと思うが。
そういうのがさみしい。
英語で観ている人と日本語で観ている人との
友達同士が、恋人同士が、夫婦が、
隣同士の席で、違う物語を観る羽目になる。
原語のひねった言い回しや、さまざまに解釈できるセリフも
解釈を大幅に狭めたうえで字幕に現れる。
さみしい。
ただ、それでもなお、感動とメッセージを伝える力が
この作品にはあるのが救いである。
インターネットで軽く調べてみると、“ボタン”派はかなりいるようだ。
『ナポレオン・ダイナマイト』だって、ファンの声に押されて
題名を変えたことだし、この映画も、DVD化される頃には、
本題に戻っているといいんだけどなあ。
何かに似ているなと思えば脚本がエリック・ロスで
「フォレスト・ガンプ」なんですね…
あのヒット作をもう一度とか考えたんだろうか…
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
はっきり言ってあんな我侭で頭が悪いだけの馬鹿女に
ベンジャミンが一途になる説得力が無く全く共感も出来ないし
感情移入も出来ない…
「フォレスト・ガンプ」でフォレストがジェニーに一途なのには
子供の頃の思い出やジェニー自身にも身の上の事情があって同情も
出来たりするが「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」にはそういった深い
ストーリーが無くお粗末な映画に成り下がっているのではないでしょうか…
ベンジャミンが若返る奇抜さだけという一転突破な映画
わざわざお金を払って見る程の価値は無い。
ずぅ〜っと見たかったんですよ〜
・・・その期待が高すぎたのかな・・・w
ちょっとCMとか、予告を見過ぎちゃったな・・・w
いやぁ〜でも面白かったですねぇ〜♪
特殊効果ってすごいなぁ〜っ!て思わずにはいられないって位、
幻想的な映像でしたね!
数奇な人生を見ているのに
温かい気持ちになりました。
前半は、映像のすごさに感動。
後半は、お話の深さに感動。涙
ファンタジーなので感動はないと思っていたけれど
良い意味で期待を裏切られました〜
出てる人達みんな好きなので★一つ多めで・・・w
最初の1時間半ぐらいは、いろいろな世界、珍しい人生、
様々な人々、素晴らしい景色を、たっぷりと堪能させてくれる
まさに”これぞ映画!”と興奮するファンタスティックな時間だったわ!
でもね、後半なんとなくその興奮が失われていくの。
それはきっと、ケイトブランジェット演じる女性。
彼女の一体なにが人々の興味をひきつけるの?
ケイトブランジェットは素晴らしいのよ。
でもなにか、女性が生き生きしてないの。
多感で奔放なキャラクター。でもそれがどうにもリアルじゃないのよ。
そうなるとなぜ、ブラピとケイトが惹かれあうのか分からないのよ。
もちろん小さい時に、自分の正体を一目で見抜いた女性に心うばわれた、
そのきっかけはいいとして、その力を継続させるほど
女性が魅力的に思えなかったわ。
これって脚本がフォレストガンプと一緒の人、と聞いて少し納得よ。
あの映画とヒロインの描き方がだいたい一緒なんですもの。
生き生きしてなくて、ぐずぐずで、魅力的じゃなかったわ。
この映画だったら、ホテルのロビーで逢瀬を重ねた女性のほうが
ずっとずっと魅力的でミステリアス。そして人間的に魅力的に思えたの。
だから、後半ブラピとケイトの絡みばかりが話の中心となってくると
面白さが半減しちゃったと思うのよね。
だから、時間順な女、時間逆転な男の人生の交差、なんていう
文学的なプロット作りにこだわらずに、
ブラピが歩む人生の多彩な彩りを、もっと鮮やかに表現してくれていたら、
私、きっと大好きな映画になったと思うわ!
のかなって、あまり観る気はしなかったのだけど、アカデミー賞候補に
なっているみたいだし、そのせいか世間の評判も良いし、ということで
観てきましたが、とにかく長く長く感じられて、一瞬黒いところが出
たときには、これで終わりかとホッとしてしまったくらいで、面白いと
思ったのは終いの10分間くらいだけでした。
読書が好きでも、読むのはノンフィクションか歴史小説で、
純文学というものをあまり読まないから、こういう映画を鑑賞する能力
に欠けてしまったのかな?だなんて、自身の感受性に疑問を持ってし
まうほどに退屈してしまったのだけど、物語り自体が、なんか老いが
気になる世代を狙ったおとぎ話みたいで、アカデミー賞の有力候補に
なっているのは、選考委員そのほかに、老いが気になる世代が力を
持ってしまっているからではないのかな?だなんて、下衆の勘ぐり
的な思いまでしてしまったのであります。
でも、逆回りする時計の発想は面白かったです。
高価な時計を見せびらかす人間に高価い時計をしたら一日が25時
間になるっていうのなら価値あるけどね≠セなんて冗談を言ってたこ
とがあるけど、今度は・・・・時間が逆転するってことなら価値があ
るけどね≠ノしましょうか。
たくさん映画を観過ぎたせいか、この映画で描かれていることが
フツー過ぎちゃって・・・。
いや、そのフツーにこそ価値を見出せないとダメってことでしょうか?
フツーを描くっていうんならとことんフツーにこだわって欲しいって
思いますけど・・・。
結局若返っていくというアイディアは単なる客寄せでしかなかったな
と思います。
エンドロール入って"directed by David Fincher"という字幕が出て
非常にショックを受けました。
『ゾディアック』からフィンチャーのテイストがガラリと変わった気が
します・・・。今のフィンチャー気に食わないです、正直言って。
画で勝負しろ!と言いたい気分。ワンカットワンカット、こちらの
イマジネーションを刺激するような演出をして欲しい。
演出もフツー過ぎて、中盤寝ました。
人が死んだり生まれたりするが、主人公がそのたびに成長したり、あるいは退化したり、ってのも無い。何のために彼は若返らなければならなかったのかが分からなかった。個々の場面場面は悪くないんだけれど、若返る、という縦線と、それぞれの横線との交差点が見えにくい映画だった。
眩しいほどの美しさを振りまいていたデイジー、その老体を見つめるベンジャミンの脳裏には何が浮かんだんでしょうね。容赦の無い時の流れかもしれないし、容赦のない時の流れを一緒に歩けなかった悔しさかもしれない・・・。『男』は夢見がちで『女』は現実的なのかもしれないし、こんなことを言ったら怒られそうですが、『男』は一生“子供のまま”で、『女』は男にとっては“いつでも母親”なんですかね?
この世に永遠のモノはありません。だからこそ、人は求める。その先にあるのが無常だとしても、夢を見続けることが大切なんでしょうね。原作はフィッツジェラルドの短編だそうですが、ストーリーはむしろスティーヴン・キングのヒューマンドラマに近い印象でした。そういう意味ではキングご用達のダラボンが作っていたら、もっと老若男女を問わず感動させる出来になっていたかもしれませんが、オイラにはフィンチャーのクールな作りがツボでした。ただ、この映画はある程度、年輪を重ねた人間の方がピンと来るかもしれません。オイラみたいに人生の半分を過ぎてしまった人間にとっては自分を重ね合わせる部分もあり、何処で感動した!とかじゃなくて、途中からウルウルしてしまい、そのままエンディングを迎えてしまいました。“しみじみ”ってこういうことを言うんですねぇ。ひょっとしたら、この映画はオイラにとって残りの人生で何度も観たくなるような作品かもしれません!既にリピートしたい気持ちになっています(苦笑)。
ケイト・ブランシェットもブラッド・ピットも本当に素晴らしく、圧倒的な存在感でスクリーンに登場しています。光り輝く若かりしケイトも、皺ばかりになったケイトも凄みがありましたが、永遠の少年として登場したブラピは男から見ても美しかったですね。クイニー(タラジ・P・ヘンソン)、エリザベス・アボット(ティルダ・ウインストン)、マイク船長(ジェレッド・ハリス)、トーマス・バトン(ジェイスン・フレミング)等、心に残るキャラクターも多く、名も知れない“雷打たれ男”などは副産物なんでしょうけどメチャクチャ魅力的でした。また、背景に描かれる80年間の時代の出来事(第二次世界大戦、ビートルズ、ハリケーンによる大洪水、ロケット打ち上げ等も押し付けがましくなく上手かったと思います。娘が母親のダンスのことを知らなさ過ぎるのが珠に瑕かな(笑)。
個人的にはタイタニックのカップルより、バベルのカップルに軍配が上がりました!
のめり込んでしまった。デビットフィンチャーはセブン以来の深みのある演出だったろうか。ブラビもケイトブランシェットの演技もすばらし。今年のアカデミー賞は激戦ではあるが何部門かは受賞してもらいたい。
デヴィッド・フィンチャーって鬼才じゃなかったの?
『ベンジャミン・バトン 幸福な人生』。
この映画を見終わってすぐにこの言葉を思い出しました。(誰の言葉だったかは覚えてませんが・・・)
八十歳で生まれ月日が流れるごとに若返っていく、普通の人とは真逆の人生を送るベンジャミンも、様々な歯車によって廻っている。どんなに他の人と違っても、人生の廻り方は変わらない。出会いと別れによって廻っていくんだなと再認識しました。
デイビット・フィンチャー監督作品ってコトで色々と毒の効いたモノになるのかと思いきや、随所に流れる穏やかな音楽に乗り、まったりと進むとても穏やかな映画になっていて結構驚きました。三時間があっという間に終わる、すばらしい映画でした。
一番お気に入りな登場人物は雷おじさんです。
から、ボクのツボにハマっただけかも知れないけど・・・
時計職人は人生の針を戻そうとしたが、人は誰も過去に戻ることな
んてできなくて、人生が美しく輝くのはほんの僅かの間だけ。
「人生とは崩壊の過程」であって、人は皆、最後には醜く老いて苦
しみながら死んでいく存在なのだが、その過程は愛しいもの。
限りのあるものだからこそ愛しい。
自分ではどうすることもできないものに左右される、生まれてから
死ぬまでの人生というものを、美しい時も醜い時も丸ごと肯定しよ
うしているようだった。
ベンジャミンが、デイジー以外の多数の女とも関係を持っていたと
ころには好感が持てた。
デイジーに一途な世間知らずな男をモデルに人生を語っても説得力
が無いから。
ただ、フィンチャーの作品にしては、言いたいことが分かり易すす
ぎる気がした。
こんなに分かり易くしちゃって、バチが当たらないかね?
周りの人達の死をさらっと流すところ等は、フィンチャーらしくて
好感が持てたが、全体的にややあざとい作品(泣いたけど)。
ブラピだから美しかったけど、あれが若返ってもブサイクな男だっ
たら救いがないね〜w。
「人生は最初から最後まで醜い、でも素晴らしい?」ってなってい
たかも。
あと、ベンジャミンが女を知らないと聞いて、売春宿に連れてって
あげる船長、あれは話の分かるいー奴だね〜。
ちょっと感動した。あーゆー人に出会えて幸せだよ。
悪いことを教えてくれる先輩っていうのは、男の子が成長するには
欠かせない貴重な存在だよね。
泣けた所と言えば、前半の絵本を読み聞かせるシーンがあったからこそ、後半での絵本のシーンは胸にきました・・・
ケイト・ブランシェットのバレエの立ち姿などは、凛とした雰囲気があって良かった。年老いたおばあちゃんの役も暖かさがにじみ出ていて良かった。ブラピも素晴らしいけど、ケイトはそれ以上だと思う。(*^ー゚)b グッジョブ!!
盲目の時計技師が戦争に送り出した息子を亡くして、時の逆転を願って造った大時計、その後行方不明になる。そうやって始まるファンタジーな映画なんだから、年老いた姿で生まれ捨てられ、老人養護施設の黒人介護士に拾われ育てられるという運命を背負った理由が欲しい。成人してからの親との出会いがあまりにも現実的、というか単に親の都合でしか描かれない。その他の多くの出会いと別れのエピソードも丁寧に描かれてはいるが寓話になっていない。ファンタジーならファンタジーらしくもっと人生観を決定づけるドラマが欲しい。「フォレスト・ガンプ」や「「グッド・シェパード」の脚本を書いたエリック・ロスらしさがでていない。メイキャップだけではなくCGまで多用して作り上げた顔など、画面作りには見るべきものは感じるが、どうもそちらに支点が寄っている感が強い。ファンタジックなドラマが欲しい!
生まれたときと真逆に逝くのなら、体型は老人、肉体と知能は幼児、そして最後に本能がデイジーを思い出す・・・というエンディングが欲しかった。
とはいえ、「不老不死願望」「若返り願望」、そんなことを願うより、「普通の人生」の喜びや悲しみを大事に、精一杯生きようと思った映画でした。
同じエリック・ロスが脚本を手掛けているということもあって、その構成は「フォレスト・ガンプ」と確かによく似ている。ベンジャミンのナレーションで語られてゆくという部分でも一緒だ。そのせいか、上映時間が長尺なのに対してそれほど長さを感じさせない。ベンジャミンが辿る数奇な人生の結末がどうなるか、そこまで観客を引っ張っていく力量はさすがフィンチャー監督。
実際、生きていくということは素晴らしいことの連続ではなく、辛いことの方が多いのが現実なんだと思う。それでも、与えられた命を精一杯生きなければならない。今さらこんな道徳的なことを映画で説かれても何も感じないハズなのだが、ベンジャミンの場合は普通の人と違ってその肉体が逆行してゆく。つまり、彼の生涯の最期は子供の姿であり、赤ちゃんの姿なのだ。
ベンジャミンの今までの経験や記憶が、子供へと向うにつれてなくなってゆく。そして最期は、デイジーに抱かれた赤ん坊として死を迎える。眠るように目を閉じる赤ちゃんベンジャミンの最期に、何か言いようのない人生の大切さを垣間見たような気がする。
しかし、ベンジャミンはデイジーと運命的な絆で繋がっているとはいえ、彼女の元を去ったり、戻ったりと忙しい。本当に彼女のことを愛しているのなら、どんな時でもずっとそばにいてあげるものだが、ままならないのもまた人生。特に彼の場合は、例え親になってもその責任を最後まで全うできないもどかしさがある。自分を含めて2人分の面倒をかけるわけにはいかないと、デイジーの元を去るベンジャミンにどうしようもできない人生のジレンマを感じた。
さて、本作でオスカー候補となったブラッド・ピット。殆ど全編、出ずっぱりでこの長尺映画を最後まで引っ張っている。取り立ててすごい演技を披露しているとは思わないが、それでも彼の存在感があってこその映画だと思う。年齢的には充分に壮年期なのだが、外見はどう見ても20代という姿には、特殊効果の助けがあったとはいえ少年みたいな輝きがあって驚かされる。
しかし一番驚いたのは、ケイト・ブランシェットのあの美しさ!! 「こんなに綺麗な人だったの?!」と驚愕するようなシーンがあるんだけど、アレも特殊効果だったのかしら? 若返るベンジャミンと、年老いてゆくデイジー。2人の人生が重なり合うつかの間の日々が短くも美しいのは、どんな人にとっても同じことなんだよね。デイジーが夜の公園で見せるしなやかな踊りが官能的であり、幻想的なシーンが素敵。でも、アレも吹替え?(野暮)。
深夜の人妻、エリザベス役でティルダ・スウィントンが登場。出番は少ないが、さすがの存在感を発揮。エリザベスが英仏海峡を泳いで渡るという長年の夢を高齢になってから叶えたのは、ベンジャミンとの出会いが影響しているんだろうな。人は人と出会うことで様々な影響を受けてゆく、そのことの象徴として。
雷に7回も打たれたおじいちゃんの話が可笑しい。その回想をいちいち映像化して見せてくれるんだもん!!
オスカーの行方は気になるところだけど、「スラムドッグ$」が強そうだからなぁ…。ブラピの主演男優賞は、ひょっとすると射程内かも。興行的にも1億ドルを突破したから、業界を活性化させたご褒美として充分にあり得るかも!!
この辺りの疑問を常にはらみつつ、延々とストーリーは進む。そして、若返る人間と年老いてゆく人間との交差を簡単に描いたのち、何のことはない、“10代にも見えるブラピを撮りたかっただけなんだ!”と気がつくと、そそくさと映画は終了。それにしても、異常なまでにメイクして、異常なまでにライティングに凝った、“あのシーン”すごい!根強いブラピ人気を改めて認識させるとともに、ブラピがいたから出来上がった作品とも言える。他の誰が、若返り物語に挑戦できるだろうか?
そして、最後の疑問。死ぬときは、生まれたときとは逆に、体の大きさは80歳、体の機能は新生児、でも、記憶は80歳…にならないとストーリー的には変なのだが?まっ、いいか!ファンタジーだから。現実に、記憶は冴えているのに体を動かせないという病気もあるので、脚本家の想像力を疑いましたね。“数奇な生涯”が主眼なので、“数奇な生涯を背負った苦悩”はチョッピリでした。こんな作品、何も考えなくてもいいんじゃない。なんてったって、ファンタジーだから。
“二人の子供(実際の子供と、子供みたいな旦那)”に手を焼く女性は多いのではないか?でも、元がブラピなら手を焼いても構わない、という女性も多いだろうなぁ…何か羨ましい気がしないでもない。それにしても、若返りよりも、オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」にしておけば良かったのに!ストーリーも特上だよ!
数奇な人生なのに、なぜここまで共感出来るんでしょうかね。
テーマ的にはフォレストガンプと同じ系だと思うけど
あっちが動でこっちは静といった感じ。
とにかく色々考えさせられる映画でした。
久々に映画らしい映画を観ました。
デヴィッドフィンチャーやるねえ!
とはいっても、幻想的で落ち着いた世界観は素晴らしかった。
「ゾディアック」でも垣間見えた編集の上手さがここでも際立っている。
2時間47分という長尺ながら最後まで飽きさせない作り。
主人公が旅先で出会う人々から得られるものも多くロードムービーの側面もあるだろう。
この映画の輝きはもちろん主演2人の魅力もあってこそで、
特にケイト・ブランシェットは内面に秘める気持ちまで上手く表現できていたと思う。
1つ評価がわかれるポイントがあるとすれば映画にのめりこめるかどうかだと思う。
主人公の老いの変化や数々の人との出会いは十分に魅力的だと思うが、
それぞれが割と丁寧に描かれているためこれらを楽しめないと
映画が凄く長く感じそうである。
80歳で生まれるという強烈なコンプレックスを持つ主人公だが、
映画は内容を暗くしすぎず、かつ下手に感動的にもせずサラリとした後味。
映画自体もサラリと印象に残らないかと思えば、なんとなく心に残るものがあった。
見たあとに人生を楽しもうという気にさせてくれる映画。
音楽はサン=サーンスの「水族館」ですね。よく合っていると思いますが、本編はどうなるんでしょうね。
オスカー有力候補と見られていますが、昔の毒っ気が薄くなりつつあるフィンチャーがどう演出いてくれるのか、期待でもあり不安でもあります。
なんというか曲と映像のマッチ具合がいい。一瞬曲が「美女と野獣」かと思ったが、まあ雰囲気に合ってるのでそこもよし。(メンケンでもエルフマンでもなかったけど)
トレーラーはセリフも無いし、映像だけで分かるようになってるので予告だけで結構お腹いっぱいになれます。
CMやPV出身の監督だからまとめやすくなってんのかな?
ストーリーは面白そうだけど、ラストをどうするか…で評価が分かれそうだなぁ。
むちゃくちゃ期待してます。のでオンタイムで日本でもやってよー!