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K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝(2008)

メディア映画
上映時間137分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月2008/12/20
ジャンルアクション/アドベンチャー/ミステリー
怪人二十面相は誰だ!?

違う!オレは二十面相じゃない!
K-20 怪人二十面相・伝[Blu-ray]
参考価格:¥ 5,040
価格:¥ 3,400
USED価格:¥ 1,230
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 Photos

【クレジット】
監督:佐藤嗣麻子
アクション監督:横山誠
小池達朗
製作:島田洋一
阿部秀司
平井文宏
島谷能成
島本雄二
亀井修
西垣慎一郎
大月昇
島村達雄
高野力
エグゼクティブプ
ロデューサー:
阿部秀司
奥田誠治
プロデューサー:安藤親広
倉田貴也
石田和義
原作:北村想
『完全版 怪人二十面相・伝』
脚本:佐藤嗣麻子
脚本協力:山崎貴
撮影:柴崎幸三
美術:上條安里
編集:宮島竜治
音響効果:柴崎憲治
音楽:佐藤直紀
主題歌:オアシス
『ショック・オブ・ザ・ライトニング』
VFXディレクタ
ー:
渋谷紀世子
VFX協力:山崎貴
照明:水野研一
三善章誉
製作統括:堀越徹
装飾:龍田哲児
録音:鶴巻仁
助監督:川村直紀
出演:金城武遠藤平吉
松たか子羽柴葉子
國村隼源治
高島礼子菊子
本郷奏多小林芳雄
益岡徹浪越警部
今井悠貴シンスケ
斎藤歩
木野花
飯田基祐
猫田直
藤本静
大堀こういち
高橋努
田鍋謙一郎
神戸浩
市野世龍
要潤
串田和美
嶋田久作
小日向文世
大滝秀治
松重豊
鹿賀丈史謎の紳士
仲村トオル明智小五郎
【解説】
 江戸川乱歩が生み出した希代のダーク・ヒーロー怪人二十面相を巡る様々な謎をユニークな解釈で解き明かす劇作家・北村想の同名ミステリーを、金城武と松たか子の共演で映画化した痛快冒険活劇。第二次世界大戦を回避した架空の日本を舞台に、二十面相に嵌められ、濡れ衣を着せられた曲芸師の男が、自らの汚名をそそぐべく奔走する姿を、レトロな味わいの中、ユーモアを織り交ぜつつアクション満載に綴る。監督は「エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS」の佐藤嗣麻子。
 1949年、第二次世界大戦を回避した日本の都市、帝都。そこは、19世紀から続く華族制度により極端な貧富の格差が生まれ、ごく一部の特権階級が富を独占する社会となっていた。折しも巷では、そんな富裕層だけを狙い、鮮やかな手口で窃盗を繰り返す怪人二十面相、通称“K-20”が出現し世間を騒がせていた。ある日、サーカス団に所属する天才曲芸師・遠藤平吉は、見知らぬ紳士から羽柴財閥の令嬢・羽柴葉子と名探偵・明智小五郎の結納の儀を写真に撮ってほしいとの依頼を受ける。しかし、それは二十面相の罠だった…。
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
428 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:UFO投稿日:2013-10-24 22:06:37
普通に楽しめる。
投稿者:nabeさん投稿日:2013-05-26 10:39:25
なんとも痛快なエンターテインメント作品である。
日本が真珠湾攻撃を回避する架空のニュース放送から始まるオープニングから、佐藤嗣麻子監督のセンスが光る。この前提条件のおかげで、すんなりと東京をゴッサム・シティに作り上げてしまうのだ。
主演の金城武扮する二十面相は、和製バットマンとしてはいささか頼りないが、このコミカル風な演出も今後シリーズ化していくには親しみがあっていいと思う。松たか子、益岡徹、國村準、高嶋礼子と脇役もキャラクターが明快で楽しい。
公開から早4年が過ぎているが、早く第二作が観たい!
投稿者:bond投稿日:2013-02-24 10:36:49
子供向け、怪盗映画。ワイヤーアクション駆使しての演技は頑張っている。薄々オチはわかってしまう。
投稿者:terramycin投稿日:2012-10-15 21:57:34
第二次世界大戦が無かったという設定は斬新でよかったと思う。

平吉の成長ストーリーがはしょられていて、上達感があまり感じられなかったのが残念。

金城君の早く長いセリフはきちんと言えてなかったのが残念だった。
投稿者:jb投稿日:2012-07-26 18:14:31
金城武ハマらず。
投稿者:uptail投稿日:2012-07-23 10:56:02
演出:7
演技:7
脚本:7
音響:7
投稿者:radiocity投稿日:2012-05-25 00:04:23
【ネタバレ注意】

 個人的には戦前の建築などが好きなので楽しめました。しかし全体では気になるところもありました。一定数の日本人がもつ二十面相や明智についてのイメージとは、単なる悪とか正義でなく、その奥にミステリアスな部分がある、というものだと思うんです。ところがこの映画では明智=二十面相がやや平板な、「ただの悪者」になってしまっていて、今ひとつ深みがない。これは現実とは異なる歴史を舞台とした娯楽作品ですので、原作に忠実でなくとも良いのですが、やはり明智=二十面相には善悪を超越した何かを持たせて欲しかった。そして、はじめは「俺はサーカスに戻りたいだけなんだ」といっていたただのお気楽青年の平吉が、明智=二十面相との対決を通じて人間的に成長していく、というふうな話のほうが娯楽作品としてもよりスケールの大きなものになったかな?と思うんですが。あとこういうキャラをやったときの國村隼さん最高。

投稿者:土竜屋昌兵衛投稿日:2012-03-21 22:05:40
面白い。
レトロ感覚一杯の日本版スカイ・キャプテン的作りだが成功作。
脚本も良いし、乱歩作品の持ち味やメリットは然程生かしてはいないが、失敗しているわけでもない。
難点はあるが、戦後派の夢が詰まったバットマン&ゴッサム・シティとも言える。
求む、続編!次はより乱歩風味が加わると嬉しい。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-07-20 15:58:09
【ネタバレ注意】

かなりイイ線を行っていたし、面白かった。金城のアクションはスパイダーマン+ヤマカシか。個人的に一番疑問だったのはあの男の正体で、水戸黄門が幕府のスパイだったという位の設定変更で、乱歩先生以外の作家がやってはいけないと思う。あと松たか子はコメディセンスあるけど、財閥の令嬢をやるには年齢的限界を過ぎてた。佐藤監督は夫の山崎貴より才能あるかも。

投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2010-02-11 18:25:04
【ネタバレ注意】

最高です。(超絶コメディエンヌ)松さん。
良家の子女たる嗜みのオープンヘリ(オートジャイロか…)が格好良いのなんの!
実はカリオストロも未見なんですが最後の抱擁は良いですね。

乱歩好きの僕ですが、怪人二十面相は読んだことが無い。
石鹸で髪を洗えるんですか?〜「洗えるよ!」(ご一緒に…)

本家二十面相の罠に填ってニセ二十面相として大活躍の(僕と同じ名前な…ってか北野監督の方が有名っぽいが)金城武も誠実っぽいキャラでアクション全開です。本家との格闘対決…なんといってもグランドサーカスのスターですからね!
いや謎解きの結果に「これは壊せネェだろ?」…まぁ座標ゼロしかないんですけどね。

兎に角楽しい。
下層階級の死にゆく子供達は可哀相ですが、松さんのキャラが全てを帳消しにしてしまいます。明智引止めお色気作戦は大失敗でしたがね。

最後の種明かしは納得。そりゃあ、効率的だわ。
どんでんがえしとは言わないが、2転3転する展開に大満足なアクション「泥棒」ムービー。
大滝秀治さんの声は素晴らしいですね。ひとりシリアスな小林少年は怖ぇー。

投稿者:メカゴジラ投稿日:2010-01-26 21:51:15
 
「カリ城好きなら絶対面白いから」と、知人が強硬に薦めるので鑑賞。
おお、結構見れるじゃん!と感心。

脚本兼任の佐藤監督の作品って「エコエコアザラク」(結構面白かった)ぐらいしか知らないが、ありがちなお涙ちょうだいにせず「娯楽映画を作るんだ!」という固い意志が感じられて好感。まあ「カリオストロの城」やら、元ネタはアレだな、と思うところも多かったが、一本の映画として成立してるんだから文句はない。
スチームパンクというかレトロフューチャーな時代設定も面白かったし、テスラ装置をはじめ、ハッタリのきいた美術や風景も効果的だったと思う。
ドロボウ虎の巻で「直線で進む」シーンなど、アクションもなかなかだった。

しかしキャストは・・・やはり主演の男性二人が弱いと感じる。
金城武の滑舌のよくない棒読みの台詞回しで生きなかったギャグが結構あると思ったし、仲村トオル=明智小五郎は、もっと快活な男の方がラストも効果的だったと思う。
あと、松たか子さんはもっと綺麗に撮れたはずじゃねえかな?

ともあれ二時間以上の邦画、しかも娯楽作品でなかなか面白いんだから大したもんだ。満足。
投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 09:52:27
松たか子
投稿者:ginza7投稿日:2009-04-16 21:41:30
これくらいのクォリティであれば見に行った甲斐もあります。
ほぼ全編を何らかのパロディにしているのがちょっと気になりますが。
やはりオリジナルで勝負する気構えが欲しいです。
投稿者:かっこう投稿日:2009-02-14 14:10:08
映画館では、満員のため1つ後の上映に入らざるを得なかったほどの混みようだった。平吉もいいけど、何よりとぼけたお嬢様が魅力的。度々口にされる「良家の子女のたしなみです!」というセリフが面白い。第二次世界大戦を回避した日本の都市・帝都という独特な世界観も面白い(別に、普通に戦後とかに設定してもいい気もするが)。アクションシーンもかっこよく、笑いも適度に入って、なかなかに楽しめた。明智のキャラが感じ悪すぎなのが残念。こちらはこちらで魅力的、というような描き方の方が、色々な意味で楽しめたハズ。
投稿者:Longisland投稿日:2009-01-06 00:33:43
昨今の(実写)邦画を振返るにヒット作は、TVドラマの映画化、古き良く時代へのノスタルジー、難病援交だぁレイプだぁ出生の秘密が云々・・・と十年一日で食傷気味。そんな中、本作は『娯楽』を前面に押し立てた稀有な、そして見応えある作品、いいですね〜ぇ。
第二次世界大戦が回避された昭和、冒頭の帝都の俯瞰CGシーンから引き込まれる(ツカミは見事)。行過ぎた階級差、大量破壊兵器、911の様な高層ビル崩壊・・・バーチャル日本近代は現代の暗部を投射しているかのよう。
絵画「バベルの塔」ってのは若干やりすぎに思えるが(笑

義賊に間違えられる青年とオキャンな令嬢の淡い恋愛という映画ド定番設定を肝としながら、乱歩の極めて亜細亜風というかウエットなオドロオドロしさい味付け(薄味ですが)。確かにバットマンだぁ、スパイダーマンだぁ、宮崎・大友アニメだぁ・・・どこかで観たような設定&シーンもありますが、全体の雰囲気は日本でしか作れない映画でしょ。

佐藤監督の過去作品については不勉強で未見、経歴を調べるに英国で映像を学ばれたファンタ系作品を撮っている異色監督なんだとか。最近の邦画界女性監督に注目してたんだけど完全にノーマークでした(恥 
なんぞ通常なら劇場鑑賞スルーしてしまう作品だったんですが、普段から尊敬する各位のコメントに触発され新ピカにて鑑賞。
特にはこまる氏の昨今女性監督についてのコメントは(競馬知識無く例えを理解できたか疑問ですが)面白すぎ。  

金城武のバタ臭い姿に反したコメディーキャラのギャップが生かされ、あいかわらずの棒読み風セリフもほほえましいく好感。対する中村トオルも過去ある男を懸命に演じてるんだが、人の良さと生真面目さが滲み出ちゃてる。思うに、日本映画中堅男優で演技の下手さ加減では1・2位の2人競演させる大胆かつ冒険的なキャスティング(失礼 しかしこの賭けはマズマズ成功。
育ちのよさと世間知らずな一途な華族令嬢演じる松たかこも好演。
不安定な主役3人を支える助演陣が豪華?かつナイスサポート。映画って集団演劇なんだと再確認。

おもしろかった。↓みなさんに感謝。
投稿者:replicant投稿日:2009-01-05 01:54:42
観るに値する仕上がりだとは思います。映像も、音も、ストーリーも頑張っていますが・・・オリジナリティはゼロです!邦画に限らず、こんなハリウッド・エンタのモノマネみたいな映画って何処が面白いんですかね?っつーか、作っている方も面白いんですかね?観始めて、小日向文世演じるキャラが絡んで遠藤平吉・金城武の生い立ちとかが絡んでもっと邦画的なウエット演出なのかなぁ・・・と思っていたら、全然でしたし、オリジナリティが出しやすい“少年探偵団”も全くと言っていいほどおざなりでした。肝心の怪人二十面相のキャラがオリジナルとかけ離れていて面食らった分だけ、整理するのに苦労しました。どうせなら原作は元ネタだけにしといて、新たなキャラを創作した方が良かったんじゃないでしょうか?しかし、この内容で2時間を越えって長過ぎでしょ!“大作然”としたところを捨ててもっとサクサクっと作っていたのならモノマネ・エンタでも気にならなかったと思うんですけどね。最近気になっていた本郷奏多も出ていましたが、魅力ありませんでしたねぇ・・・『青い鳥』はキャラが彼に合っていただけだったんですね(苦笑)。
投稿者:はこまる投稿日:2009-01-03 19:59:00
お正月も映画館は盛況のようで何よりです。客席も七割りがた埋まっていて嬉しい。

泥棒(になってしまう)とお姫様の恋、ということでも分かるように、本作は宮崎駿の『ルパン三世/カリオストロの城』の実質的なリメイクと考えるべきでしょう。あの映画を見ているのと見ていないのでは楽しみ方がまた違ってくると思います。

シネスコサイズです。製作プロダクションはROBOT。製作委員会の幹事会社は日本テレビ。フジテレビとの共同作業ではろくな作品を生み出さないROBOTですが、本作は映画の王道を目指した見事な心意気と仕事ぶり。ここでのノウハウを更に生かして是非とも日本製娯楽映画の復権を成し遂げてもらいたいと思います。
こういった作品がビジネスとして成功するか否かということは、今現在混沌を極める日本映画にとって最も必要な部分であるのは間違いないわけですから、勢いのあるうちに、第二の矢、第三の矢を放つべきでしょう。製作は『オールウェイズ』の阿部秀司。私としては、映画を観る喜びのベクトルが「涙」ではなく「娯楽」へと向かっているのにも好感をもちました。

映画の王道と言いましたが、なんと、脚本/監督は佐藤嗣麻子いう女性(失礼!でも『エコエコアザラク』は見ています)。『メトロポリス』のバベルの塔をはじめ、確かにどこかで見たような展開や台詞、ショットが全編続きますし、冒頭の世界観を示す説明が具体的なショットによらないのも不満ですが、それぞれのキャストの好演もあり、ユーモアを交えながらクライマックスまで観る者をぐいぐいと引っ張っていきます。これはまったく大したものだと思います。137分という長尺ですが、私はほとんど退屈を感じませんでした。お馬さんに例えてまことに申し訳ないのですが、強いて言うと、昨年の有馬記念で並み居る牡馬を相手に楽々と逃げ切ったダイワスカーレットのように「別次元・・・」とも言える圧倒的な実力、というまでは行かないものの、良馬場で行われた日経賞や目黒記念あたりの長距離戦で、牡馬との叩き合いを制して人気薄ながら二着に突っ込んでくる、くらいの実力は感じました。もちろんこれは脚本の力も含まれています。ついでに言うと、現在の日本映画界でのダイワスカーレットは、その突出ぶりにおいて井口奈己。そのライバル、底光りする切れ味勝負のウォッカが西川美和。あとタナダユキが化ければヤマニンメルベイユ(笑)といったところでしょうか。

また、どうしても予算的な都合と思われる制約の為、痺れるようなロングショットが出てこないのは残念ですが、フレーミングもメタメタという訳ではなく、わりかし研究を重ねた後が伺えます。これで、無様な手持ちカメラがなければ、作品としての「格」はもっと上がっていたでしょう。また、プロダクション・デザインやセットの魅力が大きいのも本作の魅力ですが、クライマックスに登場する、ノーランの『プレステージ』にも出てきたニコラ・テスラの無線起電装置(テスラコイル)はマジで見ものです。ちなみに、この装置は2007年に横浜で開催された世界SF大会において巨大な実物が御披露目されました。

「絶望先生」で“最低限文化的な水準”と揶揄されていた金城武の日本語演技はどうでしょう。私は上々の出来だと思いました。これだけ黒いマントが似合う日本人の役者さんはそうはいない。ヒロインの松たか子はあまり映画に向いている女優さんではありませんが、ここではヒロイン造形の分かりやすさもあり金城同様好演。この二人を國村隼が脇でがっちり支えています。上手いもんですね。

個人的に、懐かしの昭和を舞台にした映画にはまったく興味も思い入れもありませんが、こういった娯楽を目指した面白さなら大歓迎です。他のアジア諸国では受け入れられないかもしれませんが、この世界観を突き詰めスケールアップした続編を見てみたいもの。一寸先は闇なのはメジャーもマイナーも同じ。日本映画ファンとして応援したい一作です。必見。
投稿者:流氷一滴投稿日:2009-01-03 11:44:07
【ネタバレ注意】

「K−20(Twenty)怪人二十面相・伝」という表題からわかるように、怪人二十面相の謎を解きあかす活劇。映画自体のテンポが速く、アクションがすばらしいので、「下手な先入観」なしで観た方が楽しめる。

サーカス芸人の遠藤平吉(金城武)のめりはりのきいたアクションが最大の見所だが、舞台となる1949年の帝都がよくできている。レトロな雰囲気が香港アクション物とそっくりなのだ。なんと、ロケ場所は上海。

怪人二十面相が狙う令嬢の羽柴葉子(松たかこ)のおとぼけぶりも絶品。國村準の渋い演技も光っている。多彩なキャラクターをキチッと使っているのが、単なるアクション物との違いだろう。
唯一の難点は、名探偵明智小五郎(仲村トオル)。主人公の平吉(金城武)をひきたてるためにわざと「厭味」に描かれている。それがあまりに「わざとらしい」。
明智と葉子の結納の儀で、葉子が「黒いドレス」を着ているのも、この結婚に気がないことを示すために意図的にやったのだろうが、ここで物語のだいたいの方向がわかってしまうのだ。ここは黒でも白でもない、紫のようなミステリアスな色にした方がよかったのでは。

もともと、アクション主体のコメディーものだから、「謎解き」は付け足しでしかないのだろう。しかし、怪人二十面相の正体を隠し続けて、最後に観客を「あっ」と言わせる一工夫が欲しかった。
それを差し引いても、「おもしろい」と言わせる数少ない最近の邦画のひとつであることに変わりはない。

投稿者:hayate9投稿日:2008-12-21 18:34:53
【ネタバレ注意】

映画で元気さんが書かれていらっしゃるとおり、素直に観ると楽しかったですよ!
乱歩とか明智=天知茂とかこだわりは捨てて別モノとしてみると満足できるのでは?
わりと早いうちに二十面相の正体はわかったのですが、金城武が魅力的でそんなことは気にならないほど。ファンは観に行って損はないと思います。
女性の監督だから金城武の魅力を生かしてくれるのでは・・・と期待していましたが、期待以上。
松さんも仲村さんも見事でした。

ひたすら修行で平吉が真っ直ぐ疾走するシーンが一番好きです。
ちょっと明智が撃たれるシーンから二十面相の正体がわかるシーンまでは土ワイ臭がしたかな?(あの女性コーラスの音楽のせいかもしれませんが・・)

投稿者:映画で元気投稿日:2008-12-21 11:19:24
 面白いですよ。
 大満足です。
 創っている人が楽しくて仕方がない、というのが伝わってきます。
 社会派映画として観たら、安易なヒューマニズム、乱歩の交錯の世界を期待したら肩透かし、でしょう。
 でも、時代を仮想の時代とし、ノスタルジックさを背景にも人物設定にも、雰囲気にも残せたのは十分成功しているし、松たか子がはまり役の闊達なお嬢様を輝きながら演じているし、アクションも中国のダンスのようなアクションでもなく、アメリカのこてこてのアクションでもなく、スマートでありながら結構迫力があります。日本独特の殺陣の迫力でしょうか。
 ストーリーも息もつかせぬという疲れる展開でなく、メリハリをつけて最後まで楽しませてくれる。
 十分、昔の少年冒険活劇を映像で楽しませてもらった感じです。
「20世紀少年」とは比べ物にならないくらい、よい。
 うんちくの多い人には難しいかもしれませんが、素直に観れば、こんなに楽しい映画は久々です。
 アメリカのようなアクション映画を期待する人は、アメリカ映画を観ればよい、日本映画のよさが一杯詰まったアクション映画です。
 
投稿者:愛媛の伊藤投稿日:2008-12-21 01:27:28
コメディ映画として割り切ればそれなりに評価はできるだろう
金城武は日本語のセリフだと多少もたつきがあるものの
レッドクリフほどの評価はだせないがまあ、よくやってただろう

内容も二十面相の正体がなんとなくバレバレ
明智小五郎と少年探偵団とのつながりなどが見えてこなく説得力に欠ける

投稿者:hanya投稿日:2008-12-12 01:55:29
【ネタバレ注意】

甘っちょろいというか、もう5、6番煎じくらいの出というか。
小学生の頃、子供向け乱歩集を読みまくったあの感覚は味わえない。
なんかたまに描写に微かな悪意を感じてしまうし。
怪人二十面相という元ネタを使いきれてない。

役者さんたちが舞台系っぽくて、そのへんはいいんだけど。
トオルちゃんが、金城くんが化けてるバージョンの演技をしてるところが、ホントに金城くんっぽくって、うまい。
つか、金城くんはかわいい。そこを活かせた役は良い。
それが不必要なまでに痛めつけられてるのはいただけない。

まあでもこういうベタなヌルイのが観やすい人も多いのかもしれんし。
あんまり映画観ない人向き。とは思う。

投稿者:おしゃべりチャック投稿日:2008-12-11 23:09:07
内容は当初から平坦で中だるみしますが、最後の30分間がいい感じでした(この部分が見所です)。

怪人二十面相・伝とあるので大概の予想は付きましたが、ルパン三世の実写版ぽい感じだなと感じました。

アニメだとこうなるだろうとイメージが浮かんできます。

出演が金城武さん、松たか子さん、仲村トオルさん、鹿賀丈史さん、要潤さん、高島礼子さんなど豪華。これだけ豪華な顔ぶれなので期待しましたが、まあまあと言う感じでした。しかし駄作ではありません。

松たか子さんは華族のお嬢様を演じましたが好演。(ミュージシャンと結婚されてからはイメージがちょっと変わりましたが)

全体を通して特撮のシーンがすごかったです。

全体的にレトロなんですが(暗い画面が続きます)、客のターゲットはどの世代なのかちょっと考えてしまいました。

ジャンルとしては江戸川乱歩が生み出した怪人二十面相の話なので正統派です。また比較的分かりやすい作品でした。
投稿者:Stingr@y投稿日:2008-12-06 01:28:42
 承知のとおり、怪人二十面相は江戸川乱歩の『少年探偵団』に登場する怪盗だが、戦前の作では美術専門の盗賊であったが、戦後の作では着ぐるみ等を着て世間を驚かす愉快犯になった。北村想はこの矛盾を真面目に考え、怪人二十面相は戦前と戦後とで別人であるとする説を発表した。それが本作の原作。そもそも少年向けの探偵小説だし、戦前と戦後で、読者である少年たちの考えも違っているのだから、矛盾だとして真面目に議論しなくてもいいと思うのだが…。

 全体的に見てアクション好みの人には全く物足りないし、時代背景が貧乏ったらしいのも難点。何といっても、怪人二十面相が善良な一般人を罠にはめた、という悪いイメージが頭から離れず、痛快活劇としてのワクワク感がない。子供が楽しめるかどうか疑問だ。これは、原作が江戸川乱歩でないせいである。金城と仲村が頑張ってたし、ジャイロコプターに乗った松のとぼけた感じも好感がもてるのだが、ただ、本郷が出てくると一転して学芸会になってしまうので残念(※)。

 『ALWAYS 三丁目の夕日 (2005)』のスタッフによるVFX技術(実質は白組)というが、本作も、白組の山崎貴に監督してもらいたかった。山崎&金城の『リターナー (2002)』のリベンジということで…。そういえば本郷も出演してたね。

(※)本郷は本当に演技下手だねぇ。子役(もう子供じゃないだろ!)で終りかな?口が突き出しているので(失礼!)、どんな台詞を言っても不平不満を言っているようにしか見えないし…。
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