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BOY A(2007)

BOY A

メディア映画
上映時間107分
製作国イギリス
公開情報劇場公開(シネカノン)
初公開年月2008/11/15
ジャンルドラマ
僕はここにいても、いいの?

【解説】
 少年時代にある罪を犯し、長い刑期を終えて社会復帰を果たした青年が辿る悲劇を、過去を少しずつ明らかにしていく構成と、青年の苦悩と希望を優しくエモーショナルに見つめた巧みな演出で衝撃的に描き出す問題作。主演は「大いなる陰謀」のアンドリュー・ガーフィールド、共演にピーター・ミュラン。監督は「ダブリン上等!」のマーク・オロウ。
 イギリス、マンチェスター。かつて“少年A”と呼ばれた青年は24歳となり刑務所から出所した。“ジャック”という新しい名前を与えられ、過去を隠して新しい生活を始める。ジャックは大人になってから初めて体験する外の世界に戸惑いつつも、ソーシャルワーカー、テリーのサポートを受けながら、少しずつ社会に溶け込んでいく。職場では親しい仲間も出来、やがて人生初めての恋も経験するジャックだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
655 9.17
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【ユーザーコメント】
投稿者:ジーナ投稿日:2009-12-09 03:28:56
少年犯罪を罰する難しさと赦す難しさを描いた作品。

刑期をつとめたから赦せるかと言うと、そう簡単にはいかないと思う。
2人の少年が育った家庭環境や心に負った傷を描いていたり、この作品の主人公少年Aの人物設定や心情描写から感情移入しやすくなっているので、、彼の味方につきたくはなりますが・・・実際のところは、それほど寛大な気持ちで彼らを受け入れる事ができるのか分かりません。
マスコミが過剰に騒ぐのは問題だと思いますが、やはりこれが身近な問題になったら作品内の同僚や恋人のような反応をしてしまうでしょうね。

正直、少年Aがこれほど可愛らしく純朴な青年でなかったら印象は大きく変わるでしょう。
もう一人の少年を主人公にしなかったのは、ある意味ズルい気がしましたね。
それに被害者側の視点が入って来ないのも対等に観れなくさせてるかなぁ・・・。
こういう問題提起をする作品は、どちらの立場からも苦悩を描くべきだし主観性より客観性を重視した作りにしたほうがイイと思います。
・・・とは言え、主人公が感情移入できる設定ゆえ複雑な感情を抱け深みを感じられる作品に仕上がっているのですが。

誰の判断で誰の責任で犯罪者が更生したと決めるのか定かではありませんが、本当に更生したと断言でき社会復帰させるのであれば犯罪歴は隠す必要があるでしょうね。
過去を捨て罪を隠す事で感じる苦悩も償いだと思って受け入れるしかない・・・。
う〜ん・・・でも、やっぱり難しい問題ですよ。

新しい人生に望みをかける気持ちと大事な人に嘘をついているようで抱く罪悪感など主人公の葛藤、後見人と青年の絆などドラマ部分はかなり見応えがありました。
それだけでなく、この後見人とその息子のドラマが入っていたのも効果的でしたね。
表向きの考えだけではどうにもならないと言う事が伝わるエピソードでした。

主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドのピュアな瞳はこの作品の一番の強みになっていますが、笑顔の裏側にある終始張り詰めたような精神状態を見事に表現しているのが素晴らしいです。
闇を醸しだしつつ、瑞々しさも出せる役者さんってなかなか居ませんよね。
後見人を演じたピーター・ミュランの哀切感もGOOD
どちらかと言うとビッチにしか見えなかったヒロインも、愛した彼が実は・・・というあたりで女性として共感できる役柄になっているので花が無いとか言えなくなります(笑)

淡々と進行していくタイプの作品ですが、ハリウッド映画ほど多くを語らず、、丁寧な演出や役者の表情でドラマを紡いでいく手法と時間軸をずらした構成や美しいカメラワークによって全く飽きずに鑑賞できました。
出所してから彼が住む事になった部屋の暗さや窓の小ささ、余計な物が一切ない簡素な部屋は刑務所を出ても尚同じ環境であると言う事が暗示されていて印象的でした。
他にも自殺した友人の不可解なシーンやラストの彼女のシーンなどストレートに表現するのではなく、匂わすような何かを暗示させるようなシーンが多いので分かりづらくなってしまった点が惜しいトコロ・・・。
観る人によって様々な解釈が出来る作りにあえてしたのかもしれませんが、私には逆効果だったカナ・・・。

小説からの映画化なのでリアリティの中でドラマチックな展開をしていきますし、イギリス映画特有のジメジメした映像ではないので社会派ドラマやイギリス映画が苦手な方でも鑑賞できると思います。
ただ・・・余韻は胸が詰まるような重苦しさなので後味スッキリな作品ではありません。
・・・っていうか、引きずると思います。
私はすぐにレビューできず、一晩置きました。
それでも答えは出なかったです。
だから、安易にオススメはできません(汗)

余談;隠す事と嘘をつく事は違うって言うけど、どちらもバレた時には騙されたという同じ思いに辿り着く。
投稿者:なちら投稿日:2009-07-14 16:23:23
二人が犯行を犯した理由は、少年時代の回想から読み取れるが、そんなろくでもない殺人を犯した過去のある若者が、
例えば近所に住んでいるとしたら、ちょっと怖いのが本心。

だけど、その過去を騒ぎ立てて暴く必要は無い。更生施設の存在理由が、ただの偽善になってしまう。
これが現実なんだろうが、世間の悪意は酷すぎる。更正を認めないなら、終身刑か死刑しか無いじゃないか…。

子供じみた理由で復讐した息子、あいつはもう、父親との関係をそう簡単に修復できないだろうね…。
投稿者:さち投稿日:2009-06-26 11:02:27
傑作
投稿者:replicant投稿日:2009-01-26 00:54:51
【ネタバレ注意】

これは良く出来ています。良く出来ていますが、それだけです。観て損はないですが、何を感じるかは人によってかなり変わるような気がします。幼い時に犯した猟奇的事件・・・刑に服し、出所した後に社会はどう対応するのか?個人的にはソーシャルワーカーのテリー(ピーター・ミュラン)の背景があった方が良かったのかどうか微妙です。焦点がボケたような気がしました。しかし、こういう結末でいいのかなぁ・・・。

投稿者:ビリジョ投稿日:2009-01-11 14:27:21
【ネタバレ注意】

 生命感と緊張感にあふれた良い映画だった。主役の存在感がすばらしいし、あんまし美人でないヒロインの演技も良かった。ウナギを殺すシーンも良心的。
 しかし、終盤の展開は少々平板だったと思う。マスコミにせよ、会社にせよ、友人にせよ、もう少し人間味ある設定にできなかっただろうか。主人公が「主犯」でないという設定も不満が残った。

投稿者:Longisland投稿日:2008-12-03 23:32:42
罪に対して考えさせるストリーも、前半の散漫な展開は単調で辛い。
少年の犯した罪は何なのか・・・後半まで引っ張るも意外性は無い、興味本位のマスコミの描写も表層的、ケンローチばりのリアリズム云々てのは疑問。
英国映画らしく丁寧な作品だが平凡にして単調な作品。
投稿者:Stingr@y投稿日:2008-10-25 10:26:03
 少年時代に犯罪を犯した“BOY A”ことエリックは、顔などを直接知っている人のいない場所で、ジャックと名前を変えて社会復帰しようとする。ソーシャルワーカーのテリーは、離婚した妻が息子を引き取ったので、息子と会う機会のないまま年月を過ごしてきた。その代償行為としてか、ジャックとは父子のような関係を築きあげる。ところが、年長けて現れた実の息子とは打ち解けることができず、最後にはジャックに嫉妬した実の息子に裏切られる…。

 “BOY A”の犯した犯罪の詳細や、友人の死の真相は最後まで曖昧模糊として残される。ここで“BOY A”の過去を暴くことはできないが、要は、これらの事柄はこの作品のテーマではないということだ。この作品は、少年犯罪を犯した者が更生の道を歩もうとするとき、社会にはそれを許す寛容さがあるかどうかを問うている。名前を変えて社会復帰しようとしても、現在ではひとたび身元が暴かれてしまえば、インターネットで即座に多くの人の知るところとなる。社会に寛容さがない限り犯罪者の社会復帰は不可能だ。

 そうだ。嫌でも酒鬼薔薇を思い出さずにはおかない。被害者家族は彼の居所を知りたいと望んでいる。マスコミの名を騙(かた)るゴシップ屋が彼の居所を暴くことはしないだろうか?ゴシップ記事を喜ぶ興味本位の一般大衆は、いつまで彼を放っておいてやれるだろうか?被害者家族と一般大衆を同列にして語ることはできない。

 「ケン・ローチばりのリアリズム」「ガーフィールドの深く表現力に満ちた演技は賞賛に値する」「赦しと正義と人間の本質について考えさせられる」いずれも、作品のホームページに載っていたコメントだが、的を射ている。各人が心でこの作品をゆっくりでも消化していければ、心に残る作品となるだろう。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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