アラトリステ(2006)ALATRISTE
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【解説】 17世紀スペインの史実をモチーフに、架空の主人公アラトリステの愛と冒険を描いたアルトゥーロ・ペレス=レベルテの同名大河ロマン小説を、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセン主演で映画化した歴史スペクタクル・ドラマ。監督は「ウェルカム!ヘヴン」のアグスティン・ディアス・ヤネス。 無敵艦隊を大英帝国軍に撃破されて以来、その栄華に陰りが見え始めた17世紀のスペイン。ここに、13歳より己の腕だけを頼りにたった一人で生きてきた孤高の剣士、アラトリステがいた。戦場では国王の傭兵として、また平時には最高の剣客としてその名を国中に轟かせていた。ある時、彼は戦場で命を落とした友の最期の頼みを果たすべくマドリードに戻ると、彼の息子イニゴを引き取り育てる。そんなアラトリステは、人妻でもある人気女優のマリアと許されぬ逢瀬を重ねていた。やがて、“イギリスから来た異端者ふたりを殺せ”という奇妙な依頼を受けたことから、思いもよらぬ陰謀の渦に巻き込まれていくアラトリステだったが…。 【ウェブリンク】 【ユーザー評価】 下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。 【ソフト】
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私は、この映画の日本語字幕に、大きな誤りがあると考えます。主人公アラトリステが恋人マリアにプロポーズするという印象を与える字幕は、間違っています。
アラトリステが首飾りを買う場面の、宝石商のセリフ、「その美しい方との将来を考えて…」は、プロポーズとも読める日本語です。しかし、本来のスペイン語は、「その方を繋ぎとめるため」程度に訳すべきセリフです。首飾りを贈って今の親密な関係を保ちたいという、遠回しの表現で、結婚を意味する言葉ではありません。これは、翻訳のプロやネイティブの方に確認した意見です。
原作によると、マリアはトップ女優の華やかな地位を維持するために、大勢の有力なパトロンと肉体関係を持っています。マリアと結婚する男には、世間から「寝とられ男」と呼ばれ、蔑まれる覚悟が必要です。
誇り高い剣士のアラトリステが、そのような立場を受け入れるはずがないことは、原作を未読の方でも察しがつくと思います。首飾りはプロポーズではなく、頑固で不器用な男の精一杯の愛情表現なのです。
マリアがアラトリステに、結婚の話を切り出す場面の、実際のスペイン語の意味を知れば、アラトリステの心情が更にはっきりします。
アラトリステは、「もし結婚したら、お前に近づく最初の男を殺す。誰であろうと。俺は殺人罪で絞首刑になり、お前は再び未亡人だ」と語っています。
妻を寝とられる屈辱に耐えるくらいなら、マリアのもとへ来た最初のパトロンを切り殺し、逃げ隠れせずに逮捕される。大勢の見物人が注視する中、広場で堂々と絞首刑になるという意味です。
対するマリアも、結婚相手に贅沢な暮らしを約束できる自分を、誇りに思い、まだまだ小娘どもにトップの座は譲れぬと語っています。そのために、パトロンの存在は欠かせません。つまり二人は、愛し合っていても決して結婚できない間柄なのです。
アラトリステ役の俳優ヴィゴ・モーテンセンも、来日の際のインタビューで、「マリアとアラトリステは、互いのプライドゆえに擦れ違い、引き離されて終る。それが、この映画の最大の悲劇だ」と語っています。
映画のDVD化では、字幕が監修されると聞き、修正後の字幕に期待しました。しかし、「プロポーズしようとした」という誤った設定は十分に正されませんでした。それが残念でなりません。
http://blogs.dion.ne.jp/mycin/
17世紀のスペインを舞台にした歴史スペクタクル。なんかスペイン版幕末物?「イースタン〜」「ヒストリー〜」と最近とみに男っぷりをあげてきたヴィゴ・モーテンセンがかっこよすぎなんだけど…いかんせんスペイン歴史知識がないと解り辛いく長すぎる感じで意識が途切れそうだった。
個人的には 本作から1世紀ほど後のスペインが舞台「宮廷画家ゴヤは見た」の方が映画としては良かったな〜ぁ
なんぞ原作はシリーズ物で5巻もあるらしいが…続きはあるん?