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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008)

REVOLUTIONARY ROAD

メディア映画
上映時間119分
製作国アメリカ/イギリス
公開情報劇場公開(パラマウント)
初公開年月2009/01/24
ジャンルドラマ
それは──誰もが逃れられない<運命の愛>

あなたの最愛のひとは
あなたを愛していますか──。
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまでレボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまでレボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

【クレジット】
監督:サム・メンデス
製作:ボビー・コーエン
ジョン・N・ハート
サム・メンデス
スコット・ルーディン
製作総指揮:ヘンリー・ファーネイン
マリオン・ローゼンバーグ
デヴィッド・M・トンプソン
原作:リチャード・イェーツ
『家族の終わりに』(ヴィレッジブックス刊)
脚本:ジャスティン・ヘイス
撮影:ロジャー・ディーキンス
プロダクションデ
ザイン:
クリスティ・ズィー
衣装デザイン:アルバート・ウォルスキー
編集:タリク・アンウォー
音楽:トーマス・ニューマン
音楽監修:ランドール・ポスター
出演:レオナルド・ディカプリオフランク・ウィーラー
ケイト・ウィンスレットエイプリル・ウィーラー
キャシー・ベイツヘレン・ギヴィングス夫人
マイケル・シャノンジョン・ギヴィングス
キャスリン・ハーンミリー・キャンベル
デヴィッド・ハーバーシェップ・キャンベル
ゾーイ・カザンモーリーン・グラブ
ディラン・ベイカージャック・オードウェイ
ジェイ・O・サンダースバート・ポラック
リチャード・イーストンギヴィングス氏
マックス・ベイカーヴィンス・ラスロップ
マックス・カセラエド・スモール
ライアン・シンプキンスジェニファー・ウィーラー
タイ・シンプキンスマイケル・ウィーラー
キース・レディンテッド・バンディ
【解説】
 「タイタニック」以来の再共演となるレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが理想と現実の狭間で苦悩する夫婦に扮したヒューマン・ドラマ。原作はリチャード・イェーツの『家族の終わりに』。1950年代のアメリカ郊外を舞台に、一見理想的な夫婦が虚しい日々から脱却を図ろうともがく姿とその顛末を生々しく描く。監督はケイト・ウィンスレットの夫でもある「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス。
 1950年代のコネチカット州。“レボリューショナリー・ロード”と名づけられた閑静な新興住宅街に暮らすフランクとエイプリルのウィーラー夫妻は、二人のかわいい子供にも恵まれた理想のカップル。しかし、その見た目とは裏腹に、彼らはそれぞれ描いていた輝かしい未来と現状のギャップに不満を募らせていた。元陸軍兵のフランクは事務機会社に勤めるもセールスマン人生の我が身を嘆き、かつて女優志願だったエイプリルも大成せずに至っている。するとフランクが30才の誕生日を迎えた夜、エイプリルが、家族一緒にパリで暮らしましょう、と持ちかけ、パリでは自分が秘書として働くからフランクは気ままに暮らせばいい、と言い出すのだった。はじめは妻の突然の提案に戸惑うも希望を膨らませ、ついには移住を決意するフランク。それは間もなく、周囲にも知るところとなるのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
321 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:Ni-Ho=SAGARU投稿日:2014-02-10 16:42:30
ゾッド将軍に平凡な舟の乗客フゼイが勝つわけねえ。
投稿者:勝虎堂投稿日:2012-09-25 19:16:54
【ネタバレ注意】

衝撃的な家庭崩壊劇。映画の前半と後半がこれほど逆転する作品ももめずらし
いし、後味の悪さ重苦しさを残す物語もない。サム・メンデスは「アメリカン
・ビューティ」でアカデミー賞をとり「ロードトゥパーディション」で父と息
子の絶望的な逃避行を描いた後、この作品で50年代アメリカ社会のコミュニケ
ーション不全症候群をあからさまに描いた。1950年から55年にかけての物語で
ある。
アメリカは50年には朝鮮戦争で北朝鮮、中国連合と戦い55年にはソ連との冷戦
で第二次大戦後の祝勝気分から赤狩り等、人間不信、コミュニケーション不全
時代に突入した時期であった。

物語は夜景のビル群の空撮から始まり唐突にディカプリオとウインスレットの
出会い、地名である「レヴォリューショナリーロード」に二人が居をかまえる
まで一気に能天気なラヴストーリーを展開する。
ここまでロジャー・ディーキンスのキャメラは明るい自然な照明で室内の隅
々までピントのいきとどく日光の差し込むリビングや男のオフィス、レストラ
ン内部を端正な画造りで人物像を明確に描きだす。景気の波に乗る夫婦は海外
暮らしを夢見ているのだ。目標はパリでの生活。
順風にみえる生活はある日を境に徐々に暗転していく。それは皮肉なことにデ
ィカプリオに昇進する可能性がみえ、ウインスレットは子を授かったことが引
き金になってしまう。暗転の兆候は不動産屋が精神的に問題のある息子ととも
に彼らのもとを訪れたときから始まっていた。
ディーキンスのキャメラは彼らの室内を同じ色調、同じアングルで撮っている
が夫婦関係は演出と二人の演技によって凍りつくような世界に変化する。
パリ渡航の行く、行かないのいきちがい。夫の会社に残る、去るのいきちが
い。子供を産む、産まないのいきちがいと夫婦の間にコミュニケーション不全
症候群があらわになってくるのだ。緊張感は増殖し先の見えない暗い生活の物
語となる。妻が隠していた当時の堕胎用器具を夫が見つけてしまってからの妻
の無表情に狂気の影が見え始め、不動産屋一家の訪問時には凄まじい言い争い
となり息子の口ばしる「その腹の子が一番不幸だ」の一撃に夫は暴言をはいて
しまう。
大衝突の翌朝、あの光り輝くダイニングキッチンで妻は無表情の上に笑みをは
りつけたような笑顔で朝の夫をむかえる。この日、夫が仕事を続けるか否かの
決定日だったのだ。それは妻にとって最良の人生であるはずだった「パリでの
生活」が絶望に暗転した日であった。
ここからの壮絶なシークエンスは見事である。妻は夫を送り出し一人堕胎用の
器具を持ち二階のバスルームへ。バスタオルをタイルの上に敷き白い扉を静か
に閉める。階段をゆっくりと下りてくる妻の白い足。リヴィングの窓へ蒼白な
顔色で近ずく。足元に血がしたたり、窓と妻の背中と床の血だまり。横向きに
ゆっくりと部屋を横ぎる妻。暗黒の木々の間を猛スピードで走る夫。室内の白
を基調にしたキャメラ、屋外の疾走する夫を黒でとらえたキャメラ。

ラストは中年女が「ロード」の室内で新しい夫婦に売り込みをかけている不動
産屋夫婦のリビング。女が前の住民の話をしている。夫のアップ。彼はうんざ
りした表情で静かに耳の補聴器をはずす。画面は無音となりコミュニケーシ
ョンが全く無くなった社会を象徴する結末で映画は終る。
サム・メンデスはホームドラマの姿をしたメッセージ性の高い作品を創りあげ
た。

ロジャ−・ディーキンスのキャメラで印象的な画は夫婦で過ごす休日の海辺の
シーンで、その空も海も白く表現し、絵葉書のような希望に満ちた青い空と海
ではなく、まるで彼らの心象風景というような砂漠色の世界をつくりあげたこ
とである。

投稿者:なちら投稿日:2012-08-08 15:46:32
普通の夫婦の話だよね、嫁さんが身の程を知らなかっただけで。

能力や程度はそれぞれ差があるんだし、そこを妥協しながら情熱を傾けるものを見つけて
生きるしかないと思うんだが…、理想ばかりで上手に生きられない人だったんだね。
結婚も妊娠も相手がいてもそれを選択した自分の責任なんだから、放棄して逃げるのはズルイ行為だよ。

傲慢な嫁を演じのけたK・ウィンスレットは流石の貫禄だったと思う。
投稿者:りちゃちゃ投稿日:2010-10-13 12:04:25
とりあえずパリに家族旅行にでも行けば良かったのよ。
投稿者:QUNIO投稿日:2010-02-18 19:18:36
【ネタバレ注意】

もしかすると奥さん殺したのはディカプリオなんじゃないかと思ったが、意図的にこういう事をできる監督は凄い奴なんじゃないだろうか。いわゆるメロドラマじゃねえだろ、これ。絶望感に満ちた秀作。

投稿者:ジーナ投稿日:2010-02-10 03:42:31
そもそも良き妻、良き母には向いていない女は必ずいると思う。
女だから自分よりも子供中心で生きられる母性があって当たり前、女だから保守的で献身的な妻になって当たり前・・・なんて事は絶対にない。
・・・と今なら言える訳ですが、この作品の時代設定は1950年代。
良妻賢母は当たり前、な時代です。
で、無理して家庭に引っ込んだら病んじゃったって話なのですが、、この病み具合が中途半端なんですよね。
元々こういう人間性だったとも取れるし、病気とも取れる微妙なトコロなんですよ。
段階を踏んで病み具合を悪化させるような描き方にするとか、最初からキャラクターだと思わせるかハッキリさせて欲しかったです。

非現実的な願いで現実から逃げようとする妻、真っ当なように見えてどこかズレている旦那・・・この二人の心に生じる迷いは観ていて興味深かったです。
しかし、この夫婦には最初の出会いから最後まで愛を感じませんでした。
基本的にいがみ合っているからというのもありますが、幸せそうな瞬間にも作られた感が出ていますし、、肝心な事は話し合えず傷つけ合う(もしくは沈黙)だけの二人に愛し合う夫婦を見出すのは難しいでしょう。
相手を思いやる努力をしているのは見て取れましたが、感情移入する隙がないほど憎みあっているとしか思えませんでした。
愛し合っている時代があって、日々の不満が溜まってギクシャクする・・・という展開ならドラマ性もあったでしょうが最初から不自然な空気だったので夫婦の深みを感じる事が出来ませんでしたね。
それから子供たちの存在もビックリするぐらい薄い。
母性に乏しくストレートにイラつく母親を見せるためだったのかもしれないけれど、あまりにも家族としての実体がなさ過ぎでしょう。
母親として、父親としての二人をもっと描き入れてくれれば、、胸の締め付けられるようなラストを味わえたかもしれません。

ケイト・ウィンスレットのうつろな表情の中にある喜怒哀楽は恐怖を感じるほどの凄味がありました。
いまだ子供に見える瞬間のあるレオナルド・ディカプリオも、妻に疲れてうんざりする表情など魅せてくれましたね。

自分の理想や目的を成し遂げるか、はたまた自分を偽って理想の朝食を日々作るのか・・・
とりあえず、どちらを取るかではなく妥協点を探すのが先決だったか。
メインの二人だけではなく、その友達夫婦とキャシー・ベイツ(不動産屋?)夫婦が描きこまれているのはGOOD
二組とも妥協の連続をしている夫婦例として登場しているのが手厳しい視点で面白かったです。
決して気分のイイ作品ではないのでオススメはしませんが、もし借りて観る時は軽めのハッピームービーも一緒に借りておいたほうがイイでしょう(笑)

結論;真実は必ずしも口に出すべきではない。決して感情にまかせて本音を言ってはいけない。真実を話す時はじっくりゆっくりタイミングを計ること。
投稿者:スレイヴデイトン投稿日:2010-02-08 14:56:22
WOWOWで鑑賞。

全く予備知識なしで観たのだが、最初の内は、類まれな才能を持っていると勘違いしている馬鹿夫婦のParisへ移住なんて言う非現実的な夢を追いかけるくだらないお話かと思いきや、段々とSeriousな流れとなっていくので、グイグイ引き込まれる。

「男が女を愛する時」と続けて観たので、特に思うのだが、アンディ・ガルシア演じる夫もディカプリオ演じる夫も世間一般からみれば、十分合格点を挙げられるだろう。
なのに、自分を理解していないと言う理由だけで、夫に対し拒絶反応を起こす妻たち。
これじゃ夫婦なんてやってられないね。
こんな事は映画の世界だけにして欲しいものだ。

アンディもそうだったが、ディカプリオも妻の事を愛していたのが、子供の遊んでいる姿を眺めながら、瞳を潤ませている事で解るのだ。

映画ばっかり観ている、行かず後家はどうでも良いが、世の女性たちよ。
自分の事ばかり主張せず、もう少し相手の事も慮って上げましょう。
でないと、恋愛関係であろうと夫婦関係であろうと直ぐに破局しまっせ!
投稿者:ghost-fox投稿日:2009-07-12 22:23:59
R35
投稿者:ケラヒロミ。投稿日:2009-02-18 00:47:33
【ネタバレ注意】

主演2人の演技が凄い!
理想と現実のギャップの描き方も見事!!
2人の言い争いのシーン、本当に辛かった
ラストは衝撃すぎて心臓がやばかった…自分でおろしちゃうなんて…
辛いでしょう痛いでしょう
本当に悲しくて涙が止まりませんでした

投稿者:ぽっぷ投稿日:2009-02-12 01:23:51
【ネタバレ注意】

くすぶった印象しかないです。
魅力的な登場人物がいない映画は好きじゃないので。
テーマはハッキリしてるはずなのに、ピンボケしてるような。。。
何のために要るの?ってシーンが多かったです。

主役の2人とも、シリアス系の映画には不向きだと思います。
演技が何とも・・・仰々しいというか白々しいというか・・・
いっそのことアメリカンビューティとキャスト総入れ替えしたら
面白いかなと思いました。

投稿者:投稿日:2009-02-08 18:42:12
輝かしい未来を夢想した夫婦が、ものの見事に崩壊していくドラマ。
トレーラーを見ての予測のとおり舞台劇のような造作で、とても感興した。
結婚を控えたカップルにはお勧めできないとの向きもあるが、悪夢には精神的な浄化作用もあるそうなので、お気遣いなく。
繊細な演出が心地よく、ラスト近く朝食のシーンでのウィンスレットの目線の揺らめきが素晴らしい。
キャシー・ベイツ夫妻の会話シーンによって、夫婦が長続きする極意が示される秀逸なラスト・カット。よく解るが、悲しい。
でも、そのとおり。
投稿者:260投稿日:2009-02-05 11:10:35
【ネタバレ注意】

私も、ずいぶんと子供の存在が薄い映画だなあと思った。子供がいる家っていうのは、部屋も空気ももっと乱雑で、毎日子供に引っかき回されるものだ。でもこの映画では、子供はいつもカヤの外。その分夫婦が前面に出され、浮かれ、追いつめられていく感じだった。
夫婦喧嘩がエスカレートしていくと、言ってはいけないことまで口走ってしまう。それが本音だろうと、はずみだろうと、相手にとっては決定的なダメージになることだってある。私は立場的にはエイプリルに近いのだが、フランクを気の毒に思った。
フランクは”一般的な良い夫”の範囲内だと思う。たまにキレはするけど、妻に手をあげる訳でもない。とりあえず妻をなだめ、理解を示し、歩み寄ろうと努力する。そういうところがいちいち妻の癇に障るとしても。
最後の方で、エイプリルを持て余し途方に暮れるのも気の毒だ。そして、朝食を作る妻を見て安堵するところも。私も、ほかのどのシーンよりもこの朝食のシーンが一番怖かった。このままで終わるはずないんだから。
エイプリルがなぜそうしたか、フランクにはずっと分からないだろう。きっと自分のせいだと責めるんだろうな。女友達は、次は重くない映画ね!と言っていたが、私はこういうのも好きだなと思った。

投稿者:ビリジョ投稿日:2009-02-05 01:08:49
【ネタバレ注意】

 衝撃作、と書くと大げさか。でも、結構ショッキングだった。
 空気の映画、だと思う。台詞が非常に多いのだが、その台詞と台詞の合間の、何とも言えない沈鬱な空気。濃くて重くて、気圧で潰れてしまいそうだった。
 監督と、二人の名優(と、あえて呼ぼう)とが織りなす化学反応。二人が演技する表情が、言い回しが、しぐさが、空気を重ねるように絵画を描いていく。傑作映画は、こうして誕生するのだ。この映画を傑作と呼ばずしてどうするというのだ。

 ※しかしながら、下の人も書いているように、普通の夫婦であれば、二人も子どもがいるのなら、その目標は夫の夢よりも、子供の将来にシフトするが普通である。この映画は、二人の子供の存在感がいくらなんでも希薄すぎる。「ああ、子育てって大変だ」感がない。そこの白々しさがマイナス2点だ。

投稿者:hayate9投稿日:2009-02-02 20:21:18
【ネタバレ注意】

作品のクオリティーは高いです。本当は7つくらい星あげてもいいんだけれども・・・。
なんか思い出してひきずって陰鬱な気持ちになってしまうんで、もう2度と観ないと思います。

それにしてもディカプリオはもっと評価されてもいいのでは?
若くして「ギルバート・グレイプ」ですごい演技をみせてしまったからですかね・・。
映画を観て何日も経って思い出すのは、ケイトやマイケル・シャノンの達者な演技よりも、家族がサプライズで誕生日を祝ってくれたときに見せたディカプリオの涙を浮かべた笑顔です。

投稿者:replicant投稿日:2009-02-02 01:11:24
【ネタバレ注意】

若いときには誰もが思う・・・“自分はスペシャルなんじゃないか?”と、しかし、いつしか現実を知り、分相応の生活を目指し、ささやかな幸せを手に入れる。そして、自分の叶えられなかった夢を子供に託す。でも、その子供が旦那だったら・・・話は複雑になっちゃうよなぁ・・・。

先日の日曜日、仕事の都合でダンススクールの近くのファミレスで昼食を取ってたら、ダンススクールに通う母子連れがぞろぞろと入って来たんだけど、ステージママとスーパーモンキーズ(安室奈美恵とMAX)みたいでした。昔は子供が「大きくなったら野球選手になるんだ!」とか言ったら、親が「バカ言ってんじゃないよ!さっさと宿題やっちゃいな!」と言われたもんですけどねぇ・・・今は、親が子供に夢を託しちゃってるんですかね?って、話が大きく逸れてるな(苦笑)。っつーかね、日本の主婦だったら、旦那のことなんか相手にしないで、サッサと子供へ夢を託すと思うんですけど、それが旦那へ向かうところがアメリカっぽいよなぁ・・・やっぱり、夫婦が基本なんですね。まぁ、個人的には穏やかな朝食で終わって欲しかった。後は観客に委ねる・・・って、感じでね。

とりあえず、批判を承知で言わせてもらえば、タイトルを『エイプリルの真骨鳥』とかに変えた方がいいんじゃないですか?“燃え尽きるまで”って言われてもなぁ・・・こんな燃えつき方って、オレは嫌だな・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ…

投稿者:ASH投稿日:2009-01-25 23:13:56
【ネタバレ注意】

 レオ&ケイト、「タイタニック」の2人再び!! てなわけで、甘ったるいラブ・ストーリーを予想したのだが、コレがエラく重たい映画なんでびっくり。

 絵に描いたような理想的なカップルが結婚に至ったとしても、お互いの価値観が相違すればその結婚生活は破綻する。現実にもそういうことはよくあるわけで、この映画でも結婚の理想と現実のギャップから生まれるすれ違いをまざまざと見せつけてくれる。大人向けの良作に仕上がってはいると思うけど、悲劇的な結末は見ていてやっぱり辛いよね。まあ、俺の趣味の映画じゃないんだけど、いろいろ考えさせられんのよ。

 内容からすると、メンデス監督の「アメリカン・ビューティ」の設定を50年代に置き換えたような印象を受けるが、アチラはまだコメディとしての要素が強かったけど、コチラはもっとずっとシリアス。フランクとエイプリルの夫妻は、家庭のためにそれぞれの夢を犠牲にしたと感じているため口論が絶えないカップルなのだ。タイトルが出る直前で、いきなり大喧嘩をおっ始めるんだもの。

 専業主婦として、家庭という環境に囚われの身になったようなエイプリルの現状打破への提案は、確かにバカげている。若気の至りと言ってしまえばそれまでだが、でも、僕は彼女の気持ちは分らなくもない。ここに共感ができるか、できないかでこの映画の評価はスッパリと分れてしまいますね。ハタから見れば何ひとつ不自由がないように見えるけど、エイプリルには華やかな夢があったわけだから、それが実現しなかった今の生活は退屈なものでしかないと。

 エイプリルの苦悩を「甘ったれるんじゃないよ!」と一喝しちゃうヤツには、この映画は無用の長物なんだろうよ。そう斬り捨てられるのは、自分の思い通りの結婚生活を送っている人か、さもなくば結婚をしていない人かのどちらかなんだろうな。「他人の悩みなんて知ったこっちゃない」と、そう感じるのなら、この映画は痴話喧嘩を延々と見せられるだけのシロモノになってしまうが、俺には、夫婦という名の他人は複雑な感情を抱えて共同生活を送っていて、それぞれが理想を求めてもがき苦しむ姿が痛いほど伝わり、考えさせられたわ。

 妻の妊娠と夫の昇進。本来なら夫婦にとって喜ばしいものが、エイプリルの理想の生活への妨げになってしまうという皮肉がなんとも辛い…。そのお陰で、彼女は最後にとんでもない選択をしてしまい、悲劇が訪れる。そこに至るまでの過程を冷徹に描いているもんだから、鑑賞後はなんともやるせない気分に陥るんだよね。

 主演の2人の熱演がすごい。お互いが感情を爆発させるシーンがとにかく多いのだ。特にすごいのが、終盤近くにある大喧嘩。夫婦にとって決定的な破綻が訪れたと観客はすぐに分るのだが、翌朝、エイプリルは穏やかな表情でフランクと共に朝食を摂る。この静寂さが、この後にどんなことが起こるのかの前触れになっていて、怖いんだよねぇ〜。

 不思議なのは、この夫婦には2人の子供がいるのだが、幼いとはいえ子供の視点で夫婦(つまり両親)を捉えたシーンが殆どないこと。夫婦が口論するシーンはよく出てくるが、それを子供たちが見てしまうというシーンがひとつもない。子供不在の状況での喧嘩が多いのは、何か意味があるんだろうかね?

 不動産屋のオバちゃん役でキャシー・ベイツが登場。意図したことなのか、「タイタニック」組が3人も揃ったことになる。このヘレンという人物、自分が仲介した物件に住む夫婦は、自分にとっての理想的な夫婦でないと気が済まないらしい。あの家に住む夫婦とは、幸せな家庭を築いている夫婦でないといけないと。そんなヘレンの愚痴に旦那さんが補聴器の音量を小さく絞るのがいいね。聞いているフリをするってやつだ。

 ヘレンの息子、ジョン役のマイケル・シャノンが本作でオスカー助演賞候補になっているけれど、出演シーンは意外と少ない。でも、出てくるたんびにフランクの神経を逆撫でするような物言いで、圧倒的な存在感を発揮。言っていることは確かに図星なんだけど、もう少し穏やかな言い方もあるだろうがよ。そんなジョンをヘレンは「息子は病気なのよ!!」と庇うけど…ねぇ。もひとり気になったのは、フランクの浮気相手のOLさん役で出てくるゾーイ・カザン。あの丸顔にトランジスターグラマーな体型にグッとくる。彼女はエリア・カザン監督のお孫さんなんだ、知らんかった。ということはギリシャ系なのね。

 自分のカミさんの濡れ場を演出するってのも、どんな気分なんだろね? サム・メンデス、そんなもんです。

 間延びした長文がオルシネ名物だとぉ?! こんなシロートの書いた駄文を読む暇があんなら映画観ろつーの。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 助演男優賞マイケル・シャノン 
 □ 美術賞クリスティ・ズィー 
  Debra Schutt 
 □ 衣装デザイン賞アルバート・ウォルスキー 
□ 作品賞(ドラマ) 
 □ 男優賞(ドラマ)レオナルド・ディカプリオ 
 ■ 女優賞(ドラマ)ケイト・ウィンスレット 
 □ 監督賞サム・メンデス 
□ 主演女優賞ケイト・ウィンスレット 
 □ 脚色賞ジャスティン・ヘイス 
 □ 美術賞Debra Schutt 
  クリスティ・ズィー 
 □ 衣装デザイン賞アルバート・ウォルスキー 
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