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ジェネラル・ルージュの凱旋(2009)

メディア映画
上映時間123分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月2009/03/07
ジャンルサスペンス/ミステリー
シロか、
クロか。
ジェネラル・ルージュの凱旋 [DVD]
参考価格:¥ 4,935
価格:¥ 3,046
USED価格:¥ 728
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 Photos

【クレジット】
監督:中村義洋
製作:加藤嘉一
島谷能成
劔重徹
當麻佳成
細野義朗
川合敏久
松田英紀
溝口博史
町田智子
仲尾雅至
企画:市川南
エグゼクティブプ
ロデューサー:
間瀬泰宏
プロデューサー:佐倉寛二郎
山内章弘
佐藤毅
アソシエイトプロ
デューサー:
津村有紀
ラインプロデュー
サー:
辻井孝夫
原作:海堂尊
脚本:斉藤ひろし
中村義洋
撮影:佐々木原保志
美術:金勝浩一
編集:阿部亙英
音楽:佐藤直紀
主題歌:EXILE
『僕へ』
スクリプター:杉山昌子
照明:祷宮信
録音:横溝正俊
助監督:菅原丈雄
出演:竹内結子田口公子
阿部寛白鳥圭輔
堺雅人速水晃一センター長
羽田美智子花房看美和護師長
山本太郎佐藤拓馬
尾美としのり三船啓二
貫地谷しほり如月翔子
正名僕蔵磯辺信也
林泰文小峰小太郎
中林大樹
並樹史朗
河原さぶ
中村有志
黒瀬真奈美
伊藤正之
山田スミ子
長江英和
岡安泰樹
市野世龍
大塚幸汰
古川りか
朝田帆香
根本美緒
吉井歌奈子
浜近高徳
千葉誠樹
谷藤太
加藤雄二
小林きな子
高嶋政伸沼田利博
佐野史郎垣谷雄次
玉山鉄二酒井利樹
平泉成黒崎誠一郎
野際陽子藤原看護師
國村隼高階院長
【解説】
 現役医師の作家・海堂尊によるベストセラー小説を基に、窓際女性医師・田口とキレモノ役人・白鳥の活躍を描いた「チーム・バチスタの栄光」の続編。原作シリーズ第3作目を映画化。再びコンビを組むハメになった田口と白鳥が、“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”の異名を持つ救急救命センター長・速水に浮上した黒い疑惑の真相に迫る。主演は引き続き竹内結子と阿部寛。今回の焦点となる速水役に大河ドラマ「篤姫」、「クライマーズ・ハイ」の堺雅人。監督は前作と同じく「アヒルと鴨のコインロッカー」「ジャージの二人」の中村義洋。
 東城大学付属病院の不定愁訴外来医師・田口はある日、院内の諸問題を扱う倫理委員会の委員長に任命されてしまう。そんな彼女のもとに一通の告発文書が届く。その内容は、“救命救急の速水晃一センター長は医療メーカーと癒着しており、花房看護師長は共犯だ”という衝撃的なものだった。速水は“ジェネラル・ルージュ”の異名を持ち、優秀だが冷徹で非情な性格から悪い噂が絶えない人物。すると間もなくして、告発された医療メーカーの支店長が院内で自殺する事件が起こる。院長からまたしても院内を探る密命を受けてしまう田口。さらには骨折で運び込まれてきた厚生労働省のキレモノ役人・白鳥と再会し、彼にも同じ告発文書が届いていたことを知る。こうして2人は再びコンビを組み、この一件を独自に調査することとなるのだが…。
<allcinema>
【関連作品】
チーム・バチスタの栄光(2008)第1作
ジェネラル・ルージュの凱旋(2009)第2作
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
536 7.20
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【ユーザーコメント】
投稿者:流氷一滴投稿日:2017-06-12 23:36:39
【ネタバレ注意】

「チームバチスタの栄光」の続編です。よって、どうしても「チームバチスタの栄光」と比べてしまう。性格が対照的な「切れ者」の厚生労働省役人の白鳥(阿部寛)と「おっとりした」心療内科医?田口先生(竹内結子)の「掛け合い」は同じです。違うのは描かれているもの。

「チームバチスタの栄光」はミステリーです。殺人犯の動機は万人が納得できるものではありませんが、犯人を特定したやり方は極めて理にかなっています。犯行動機も伏線としてしっかり描かれていました。
「ジェネラル・ルージュの凱旋」は殺人犯を見つけ出すミステリーとしては、はっきり言って「落第」です。殺人犯の動機があまりに希薄。彼の頭の中味は「空っぽ」です。医者になるほどの頭があれば、自分からこれほど余計なことをすることはありえない!
謎の告発文書の件も、ある人の自作自演だから真相が明らかになっても驚くに当たらない。病院内の権力闘争も「よくあるパターン」でしかない。

この映画で描きたかったのは、救命医療の実情でしょう。少々コメディーチックに描かれていますが、「よくこれで廻っているな」と思えるほど大変な職場。事実はこの映画より深刻かもしれない。ジェネラル・ルージュというあだ名をつけられた速水センター長(堺雅人)の演技は巧い。副センター長(山本太郎)も看護士長(羽田美智子)も演技はよかった。彼らは完全に主役を食っていた。本当に救命センターのスタッフに見えるから。監督もこちらの方に力を入れたのは明らか。

社会派ドラマとしては評価できるのですが、娯楽性では前作の「チームバチスタの栄光」の方が「よくできている」と思います。

投稿者:キリンメロン投稿日:2015-03-10 22:53:37
バチスタは権力闘争の闇を阿部寛が金田一の如くトリックを暴く金と名誉の物語でありふれた内容だった。
堺雅人が出てるので楽しみにしてたが、自ら癒着を発したあたりから堺雅人が
半沢直樹のように描写される。そう堺雅人は真剣に医療に向き合っていたので
あったと。
病院の腐敗に以前から辟易としていた堺雅人の好演が光る。

正義と法律と倫理をからめた本当に人間が本来なすべきことをこの映画は
語っている。
もちろんフジ系から発したドラマなのでエンタメ要素も盛りだくさん。
阿部寛より堺雅人が主人公の映画でした。

悪魔の手毬唄のラストなら
阿部寛が堺雅人に
「堺さん、あなた羽田さんを愛しておられたんですね」
と市川崑は撮っていたのだろうか
投稿者:黒美君彦投稿日:2014-01-01 23:25:18
【ネタバレ注意】

ミステリーと医学界の抱える問題が上手く絡んでくると面白いのですが、さすがにこの作品では少々その辺がかみ合っていないようで。
主役の竹内結子と阿部寛を食ってしまった救命救急センター長の堺雅人のひとり勝ち。
そうそう都合よく救命救急センターが大活躍する大事故なんて起きてくれないわけで、そこはあまりにご都合主義。
どこの病院でも救急部門は人手がかかる割に儲からないわけで、そこをどうすべきかは結局提示されることもない。個人が一生懸命やるだけでは医療の世界はそう簡単には変わらないのですが。

投稿者:jb投稿日:2012-10-30 17:11:04
そこまでハマらず。
投稿者:Ni-Ho=SAGARU投稿日:2012-10-24 20:39:52
結局医学界にたいする不平不満がメインなので、ストーリーとしては何か違う感じを受ける。そうじゃなくて何かちがう方向にならないんかと。
投稿者:ピースケ投稿日:2012-06-16 01:51:29
堺雅人の印象が強くて、主役のお2人 影が薄いです。
投稿者:bond投稿日:2012-01-09 13:13:05
救急医療の陰はうまく取り扱っているが、それ以外は凡庸で、キャラも2回目だと飽きる。
投稿者:Kircheis投稿日:2011-08-05 19:43:35
【ネタバレ注意】

堺雅人は実に存在感があった。
いろんな役をやっているが、どれも自分流で演じてしまう。個人的に今の日本で最も好きな男優だ(ちなみにこれまでは佐藤浩市でした)。

良い人間だけどトロい竹内結子と性格悪いけどキレ者の阿部寛のコンビは前作に続いて面白い。
しかしストーリーの面白さは前作に軍配が上がると思う。

第一容疑者が自ら調査を促すのは前作と一緒だし、殺人の動機の薄さも前作と一緒なんで殺人犯が分かっても衝撃はない。

それに堺雅人もチュッパチャップスを経費で購入してたら、たとえ少額だとしてもあかんでしょ〜(-_-;)懲戒免職でもおかしくないよ。
あの大惨事の最中、現場のトップがヘリポートにヘリを見に行ってるのもあかんだろうし、あんなに仲の悪かった堺雅人と山本太郎が事件後急速に仲良くなってるのもご都合主義だと思う。

最後のオチも前作の方が好きだな…

と、文句ばかり書いたけど娯楽映画としてはそこそこ楽しめたんで嫌いではない。

投稿者:nabeさん投稿日:2010-12-19 13:40:05
名作「白い巨塔」以来、このテの病院ものはいくつかあるが、そのほとんどすべてが内幕暴露的な内容であり定番となっている。
救急医療を純粋に追及する速水センター長を演じる堺雅人は、やや演技過剰ではあるがこの作品にはドンピシャリとはまっている。彼を支える花房看護師長役の羽田美智子も成熟した女の魅力を白衣に包んでいてなかなかイイ。
しかしやはりこの作品の魅力はトボけた竹内結子とコミカルな阿部寛とのかけ合いだろう。この二人のからみは非常に劇画チックではあるが、脚本が丁寧に練られているので、全体のストーリー展開は破綻しない。むしろこの二人の庶民臭さがあるおかげで、観ていて疲れないとも言えるだろう。それだけ他の登場人物は濃いキャラクター設定になっている。
ラストに描かれる速水センター長がとてもカッコ良くて感動的だ。
投稿者:hayate9投稿日:2010-03-26 19:39:43
普通の役をやるとハマりますね。

今作品、TVで西島秀俊がやるというので観てみました。
堺雅人は微妙に作品によって体型を変えてますね。料理人の役の時は太ってたけど、こちらは多忙な医者役なんでかなりスリムです。
聴聞会(だっけ??)の緊張感あるシーンはよかったけど、駐車場とあだ名の理由が解明されるシーンは“ちょっとどうなのぉ??”
竹内結子と阿部寛(ガリバー呼ばわりに爆笑)の掛け合いは楽しかったです。
ただし、「チーム・バチスタ〜」は未見なので、観ていた方が楽しめただろうなぁと思います。
投稿者:くろぶた投稿日:2010-02-14 14:09:38
初見ではバチスタ〜に比べ、さほど面白みにかけると思ったのだが
二度目にみてみたら、後半のクライマックスは中々の見せ場で見入ってしまった。
映画て自分の見る状況によって変わるのだなとつくずく感じました。
投稿者:半熟卵投稿日:2010-01-02 21:27:45
竹内結子
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2009-09-20 18:50:21
【ネタバレ注意】

バチスタは、ミステリーを竹内〜阿部の魅力でコミカルに描く〜医者不足やなんかの重い問題も多少は絡むのだが、概ねサイコなミステリー(但しドラマのエピソードは楽しい)である。
本作は…業者癒着の告発などから始って、救急医療の対応など緊迫したシーンは有るのだがテイストは前作同様…と思っていたら…

怪文書のミステリーが明かされ、テイストが一変する〜ジェネラル・ルージュ再び。
医療の戦場における非情な判断、1人でも多くの人を救う為に切り捨てられるブラックカード…何で!まだ生きてるのに…泣き崩れる家族……号泣。

医療器具屋さんの死なぞはサイコ的な不幸とはいえるのだが…
緊急医療チームは感情を露わにしない…チームを率いる人間は1人でも多くの人を救う為なら自分の評価などどうでも良い〜そういう役に堺雅人。結構な成長の跡もある部下に山本太郎。母の様に我儘将軍を支えるしっかり者に羽田美智子。彼らは求められた要求(役柄)に応えていると思うのですが。

阿部寛も少ない出番で味は出しており…いや竹内ファンには彼女の変顔を見てるだけでも幸せな気分になれます〜セリフ周りで時間を取って何かを描こうとする間とか絶妙なのではないかと。
今回のドラマに関しての中心は竹内…ってよりは医療そのもの〜そして救急救命チーム…ってかジェネラル・ルージュその人。対する反対勢力としての尾美としのり、高嶋政伸(不満が無いでもないが)その他、って図式かと。

医術とは病を癒し命を救う技である。精密な彫刻を創る等の技術も相当な努力が必要だろうが、相手は命を持つ(自分と同じ)人間じゃない。膨大な知識と繊細な技術を身に付ける努力は並大抵ではない…ただ金の為に目指せるものかね〜親の病院を継がされる等は別として人を救いたい想いが有って頑張る筈だ。それが何処かで(理想が崩れて?…病院も営利組織…人間関係に政治まで絡む)ズレてゆく場合がある……イーサンホークのトレーニングデイじゃないんだが。

※(関係ないが)ナイチンゲールの沈黙、読了しました。
多少超能力的な歌唱才能を持つ伝説の歌手(酔いどれ迦陵頻伽…肝硬変で死に掛け…が病室でスペシャルアンプルNo.8(ウォッカ)ご注文…)と看護師の歌姫(暗い過去を持ち真面目で一心に患者を思う…)の存在が素晴らしい〜彼女等の唄は(小説なのに)泣けます!〜そして過酷な運命を背負ったクランケな子供達〜ファンタジーな様で現実に帰結するストーリーは遣り切れません。
推理小説的には解剖した内臓で部屋を装飾する殺人事件のアリバイ崩し…それはどうでも良いこと。音楽の奇跡…人間のダークサイドを引き出す怨念の如き異常な楽曲「ラプソディ」。速見先生は脳内では堺雅人…ドンピシャ。男な田口先生は竹内って事は無いが。
「失われた時を求めて」は僕も最初だけ〜全巻は自信がないが1〜2巻位は何時か読むつもり。しかし漫画で小説ってシリーズはストーリーと関係のない描写が重要な作品には全く役立たずですね。

※(更に関係ないが)螺鈿迷宮、読了しました。
田口先生はラスト10頁を切った所で一瞬登場するだけ…が、泣かせてくれます。
舞台は桜宮病院…物語も天馬大吉なる医大生の巻き込まれ型ミステリーで、彼も幼馴染みな彼女も憎めないキャラなんだが、修行完了?した「氷姫」の潜入捜査開始だ。記憶型アンドロイド?なドジっ娘で、火喰い鳥(小説ではタッパは無い)と共に活躍。
前作を読んだ身には、解剖助手がいなくなって…とか、既出の桜宮病院関連エピソードの全てが語られる楽しみもあるのだが、何より犯罪天国になり得る病院という存在、そして因縁、怨恨、強運…桜宮病院の人達のキャラも秀逸に描かれており、番外編と切り捨てられませんね。

※原作読了。ナイチンゲールの沈黙と時間軸が同一!(歌手の入院から始まる)そして「氷姫」の看護師修行と活躍。
映画ではナイチンゲール部分はカット、氷姫の部分はカット&人物統合。
ルージュは翔子が…花房師長(婦長)が彼への気持ちを諦めたりします。
何より(幼児虐待死以外の)殺人は起きず、自殺、ヘリポート、豆を挽くヤツ?なぞは映画的な脚色です。
いや原作を読むと改悪も?…が、改変がプラスに働いている部分も有りますね。

投稿者:jasmine投稿日:2009-06-28 00:39:23
【ネタバレ注意】

堺雅人さん、大好きですが、ちょっと救急救命医としては、線が細すぎる気がする。
もし自分が死にそうで救急室に運び込まれて、堺雅人さんだったら、うれしいけど、ほんとに大ジョブ?患者さん、よーいいしょってベッド移動やったら腕ぽきっと折れそう。
山本太郎は、救急救命医のぎらぎら感があって○

むしろ、チームバチスタの麻酔医の方が向いているんじゃないの?
するっとほほえんで、致死的な薬を使う方が。

作者はチームバチスタで麻酔医を犯人にしちゃったので、罪滅ぼしの意味でこの作品を書いたんじゃないかと思う。救急医のかなり多くが麻酔科の先生なので・・。


阿部ちゃんは、ほんとうに厚労省のひとかー?厚労省は骨折だけで入院するほど暇じゃないと思うが、捜査?内定?というシチュエーション上仕方なかったのだと思う。

一番、役とどんぴしゃだったのはメディカルアーツの方のようです。

投稿者:popcorn投稿日:2009-05-01 19:31:42
【ネタバレ注意】

竹内結子(ソフトボールのユニフォーム姿の膝小僧が眩しい)、阿部寛、堺雅人、羽田美智子、山本太郎、高嶋政伸、貫地谷しほり、野際陽子、國村隼ら魅力的なキャストが終結しており、中でも、竹内結子と阿部寛の掛け合いは、「トリック」シリーズの仲間由紀恵と阿部寛を彷彿とさせ、ユーモラス。(阿部寛の役柄が、権威を笠に着た自信家で、「ガリバー」扱いされるなんぞ、ほとんどそのまんまである)。

東城大学医学部付属病院、心療内科、不定愁訴外来、別名、グチ外来医師、田口公子=竹内結子ののほほんとした雰囲気には、自然と頬が緩む。院長、高階権太=國村隼に調査を依頼されると、「誰が?」、指を差され、「あぁ…… いやあ、あたしには……」といかにも自信なげに尻込み。ソフトボールの試合の画像が納められたCDを賄賂と早合点して、必死に、受け取りを拒否するのは微笑ましい。
メディカルアーツの支店長、磯辺信也=正名僕蔵の死は、「痴情の縺れ」と疑われ、事情聴取された田口と、不定愁訴外来、看護士、藤原真琴=野際陽子とのやり取りも可笑しい。(「いやあ、あたしがやりましたって、言っちゃうとこでしたよ」。「一晩牢屋に泊まって、風邪引いちゃったんですかね?」、「いや。っていうか、泊まってないし」)。

厚生労働省、大臣官房秘書課付技官、白鳥圭輔=阿部寛が、精神神経科准教授、倫理委員会副委員長、沼田利博=高嶋政伸に話を訊こうとすると、小峰小太郎=林泰文がコーヒーミルで、コーヒー豆を挽く音がうるさく、声が聞こえないのは古典的だけれど、面白い。

医療における経済優先主義に対する警鐘も打ち鳴らされ、社会派の一面もあり、演出(監督、中村義洋)は手堅く、安心して観ていられる。

だが、肝心のミステリーとしてはイマイチ。

クロスワード・パズルを利用して、白鳥が、救命救急センター、看護師、如月翔子=貫地谷しほりを口説いているのかと見せ掛けて、実は、筆跡鑑定をしていたのは、笑いどころなのだと信じて引っ掛かってしまったし、告発文を郵送した人間、告発文を書き足した人間、磯辺を突き落とした犯人を分散させたのも、事件の全容を見え難くしている点で賢い。

しかし、経済原理を優先する事務長の三船啓二=尾美としのりと沼田の陰謀でしたでは全く、意外性がない。しかも、田口と白鳥が鋭い洞察力で2人を追いつめるのではなく、磯辺から決定的な証拠を譲り受けているのも頂けない。

磯辺殺害の犯人が小峰だったとは予想していなかったけれど、予定調和というか、収まるところに収まった感じで驚きがない。(盗聴の件を、小峰が沼田に黙っていたのは、盗聴器を取り上げてから、報告するつもりであったが、殺人を犯してしまったために言い出せなくなった?)。

そもそも、救命救急センター長、通称、ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)こと、速水晃一=堺雅人の動機が弱い。救命救急センターを建て直すためとしているが、マスコミに訴えるとか、あるいは、裁判を通じて実情(「ベッドは足りない、人も寄越さない」)をつまびらかにするのならまだしも、そんな気はなかったようだ。まあ、「あの人は、子供ですから」。

速水がメディカルアーツからリベートを受け取るのは、あくまで問題提起なのだから、1円たりとも個人流用してはならない。チュッパチャプスを購入するとは脇が甘過ぎる。速水の指示に反して領収書を保管しておいた、救命救急センター看護師長、花房美和=羽田美智子は当然、裁判が視野にあったはずで、不味いとは考えなかったのだろうか?

かようにミステリーとしては些か、苦しいが、エンタメとしては及第点である。
http://blogs.yahoo.co.jp/popcornandfella

投稿者:Beauvau投稿日:2009-04-16 10:16:23
【ネタバレ注意】

自分もこのタイトル見たときフランスの歴史モノと思いましたねぇ。
ミステリー部分は殺人は非常にチープだし告発文も自演オチだし・・・
ラストの事務長の処遇とかドクターヘリの購入の早さとかもなんだかなぁ。
取材したことを盛り込みたかったんでしょうが救急医療の実情を世に
知らしめようという意図がありありと感じられるのもどうもいけない。

そういう作品の弱さをカバーしたのが演技陣のがんばりでしょう。
ひとりだけ明らかにセリフが稚拙な人がいたけどそれ以外は皆よかった。
その中でもタイトルロールを演じた堺雅人は大河以外ではこれが代表作に
なるかもというくらいの入魂の演技、舞台俳優の実力を発揮してあくの強い
難役をテンションを落とさず見事に演じていてました。あ、最後の駐車場の
シーンでは落ちたかな?(笑)あれはなくてもよかったかも。
高嶋・山本・羽田・尾美も、前作からのメンバーも良し。
高階院長の気が弱そうでそれでもやっぱり院長先生な感じとか、
黒崎教授の歩きながらコート・スーツから白衣に着替えてひとりの医師となり
治療にあたるシーンとか好きですね。
貫地谷しほりはもっと上手く活用して欲しかったです。私見ですが若手では
抜群に上手いのにもったいない。
9点は高過ぎという気もするけど内訳は作品3点・演技に3点・堺単独に3点。

投稿者:replicant投稿日:2009-04-05 01:36:40
【ネタバレ注意】

しかし、もの凄いタイトルですなぁ・・・内容はというと、タイトルに大負けしています。ルージュの意味が分かった時には吹きだしそうになりましたよ。『チーム・バチスタの栄光』に比べると明らかに出来は落ちます。今回は謎解きと言うより、どちらかと言うと人間ドラマに重点が置かれているんですが、そのドラマは底が浅くてしょっぱいです。結局は、どっちつかずの印象が残りました。っつーか、救急医療のシーンがメインで、なんだかPR映画みたいです。まぁ、オイラは阿部ちゃんと竹内のヤリトリが好きですから、それだけでいいんですけどね。竹内結子って、コメディエンヌとしての魅力があると思ってますんで・・・。それにしても、このタイトルはどうにかならないんですかね?

投稿者:リEガン投稿日:2009-03-24 10:51:04
本作含め文庫本で上梓されているシリーズは全て読んでいるが、特に好きではない。でも映画よりは面白かった、ね。原作にないエピソードが至極残念。田口の寒気には寒気がしたな。続々と搬送されるケガ人を対処する救急救命のクライマックス・シーンと、好きな俳優である堺雅人のところどころは良かった。
投稿者:NYY投稿日:2009-03-14 19:24:07
【ネタバレ注意】

微妙な作品ですね。
前半のサスペンスは、テンポが悪過ぎて、緊張感がなさ過ぎる。
ま、ボクは竹内結子がいたから大丈夫だったけどねw。
後半に事故が発生してからは緊張感があったけど、前半の△なとこ
はワザとやってたのかね?
 
これ、主役は堺雅人なんだよね。
良い人か悪い人か分からない、やり手の救命医を熱演というか怪演
してた。サスペンスと見せかけた社会派だった。
 
しかし、テーマが弱いと思う。
「経済原理が全てじゃないんだ」とか、救命・小児科・産科が厳し
いとか、そもそも病院の経営が厳しいとか。
そんなことは全て、耳にタコだから。
皆が既に知ってることを繰り返すことを問題提起とは言わない。
財政難だったり、少子高齢化だったり、民間病院の45%が赤字だ
ったり、そうならざるを得ないような構造的な問題がある訳で。
「カネより命」みたいな今更かつ凡庸な説教で、一瞬そうだな〜と
観客に思わせて、自分を正しい側に置いて自己満足したところで
〜終了〜って感じ。
そのへんの浅さが結局、TV局映画なのかな。
 
「そんなもの、一体どこから?」「メディカルアーツですよ」って
言っても、談合的なものが、近代化した社会で正当化できる筈がな
いから。
談合的なもので助かる命があるとしても、談合ではない別の方法を
考えないといけないの。皆で談合して回ってた昔の時代に戻る訳が
ないの。
 
玉山鉄二と佐野史郎が、ちょこっとだけ出てきたのは良かった。
高嶋政伸と尾美としのりは、昼ドラとか見てるみたいでイマイチ。
他にいなかったのかな〜。
 
フザけた映画は嫌いではないんだが、今回は空回りしてるように見
えたし、説教とギャグの食い合わせがイマイチだったと思う。

投稿者:はこまる投稿日:2009-03-13 22:05:27
堺雅人という俳優さんは、舞台出身のようですが、自分だけ演技しているケレン味のある演技が何故か映画とマッチするなかなかの実力派。私も「新撰組!」の頃から注目し、嫌いじゃない役者さんです。
昨年(2008)は、あおいちゃんの大河ドラマでのバカ殿役や、原田眞人の『クライマーズ・ハイ』、そして、内田けんじの『アフタースクール』などの力作で一気にブレイク。俳優としての基礎を確固たるものにしました。

で、ちょっと作品的にもかなり苦しい本作がなんとか見られるのも、そんな彼の存在があったから。ミステリーとしても、問題提起作としても、映画としても落第点としかいいようのない本作。滑り出しからのあまりの展開の鈍さに眠気を誘われ、阿部ちゃんが出てくる頃にはウトウトしてしまい、目が覚めたら終盤の査問会のシーンでした。

前作『チームバチスタの栄光』は、この前テレビでやってたのでちょっと再見しましたが、多彩な登場人物をサクサク捌くテンポが魅力の作品でした。しかし、今回はキャストの統一感がかなり欠けていますし、ユーモアも不発、作品としての焦点(落としどころ)もかなりいい加減です。出来としては前回の五掛けくらいでしょうか。まあ、安く作ってあるようなので、興行的にそれくらい行けば御の字かもしれませんが、いつの時代も同じ過ちを繰り返し、自らが掘った墓穴に飛び込んで自滅していく訳ですから、この辺り、古の歴史に学ぶことのないテレビ映画屋の底の浅さがモロに露呈していると思います。

結局、あまり出番がない竹内結子はともかく、映画を堺と引っ張るはずの阿部ちゃんを車椅子に縛り付けてしまったことが本作の敗因のひとつかもしれません。まあ、安易な続編ものの典型的な例ですから、ご覧になる方は堺雅人のファンだけにしておいた方がよいでしょう。中村義洋監督は『フィッシュストーリー』の方に期待します。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 助演男優賞堺雅人 
【サウンド】
『僕へ』
歌 :EXILE
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】ジェネラル・ルージュの凱旋2009/09/09\4,700amazon.co.jpへ
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