クローズZERO II(2009)
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【解説】 鬼才・三池崇史監督が人気コミック『クローズ』の前日譚として完全オリジナル・ストーリーで実写映画化したバイオレンス・アクションの続編。前作から数ヶ月後、鈴蘭高校の前に因縁深いライバル高校が立ちはだかり、新たな頂上決戦が繰り広げられる。小栗旬、山田孝之、やべきょうすけの主要キャストが再集結するほか、ロックグループRIZEの金子ノブアキと「恋空」の三浦春馬がそれぞれライバル校のリーダーとルーキー役で出演。 鈴蘭制覇を狙い、最強の男“リンダマン”こと林田恵に頂上決戦を挑むも、敗北を喫した源治。それから数ヶ月後、未だ統一者の存在しない鈴蘭に新たな脅威が出現する。鈴蘭に“殺しの軍団”と言わしめる鳳仙学園が刺客を送り込んできたのだ。両校はかつての“血の抗争”によって哀しき因縁を生み、以来、休戦協定が固く結ばれていたはずだった。しかし、トップの鳴海大我率いる鳳仙の侵攻が始まったことで、再び壮絶な抗争の火蓋が切られてしまう。ところが鈴蘭側は、空中分解寸前の源治とG・P・S、沈黙を続ける芹沢軍団、好き放題の1年グループ、といったバラバラな状態で戦いを迎えることに。またそんな中、1年にして幹部入りを果たした鳳仙のスーパー・ルーキー、美藤竜也が虎視眈々と暗躍し始めていた。 【ウェブリンク】 【関連作品】
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ただ難点も少しある。
やべきょうすけのエピソードは正直一番の感動シーンだ。
それゆえ一番の盛り上がりであるはずの抗争シーンが少し薄くなってしまう気がするので無い方がよかったのかも?
あと三浦春馬は宣伝では準主役ばりに名前を挙げられてたのに実際はちょい役だったのが悲しいところ…小栗とのバトル観たかったなぁ!
ものすごく面白かった一本目の続編ということで、逆に期待しないようにしながら観たが、まあ予想外の面白さ。
滝谷、芹沢など前作からの主要キャラクターに加え、原作にも登場する「殺しの軍団」鳳仙の面々のキャラがいちいち立っていて敵役の貫禄十分。キャラクターが立っている同士の抗争だから盛り上がること。
前作からのキャラクター同士のつながりが細かく描かれている(伊崎と戸梶とかね)のにも感情移入しまくり。
強大な外敵に対抗するため、群雄割拠の鈴蘭の面々が団結して立ち向かう・・・という展開は燃えるんだが、源治が校内放送(笑)で「力を貸してくれ」と呼びかけて・・・あたりの展開がややもたつくのが難点かな。
ただ、とんでもない人数同士の殴り合いが延々続くクライマックスの大活劇は迫力十分。
「卒業」できっちりラストを締めたのもいい判断だと思う。
面白い映画が三作目、四作目と劣化していくのは見たくないしね。
ホント面白い二部作でした。
普段、面白い邦画アクションになかなか恵まれないアクション映画ファンとして、作り手に心から感謝。
それに登場人物は、一部の不心得者を除き、任侠道に通じており、そこら辺のツッパリとは一緒にできない。
「本物の男の匂い」がする、滝谷源治(と言うか、小栗旬)のスタイルの良さには惚れ惚れするし、飄々とした芹沢多摩雄(山田孝之)、超然とした、リンダマンこと、林田恵(深水元基)、「殺しの軍団」、鳳仙学園の鳴海大我(金子ノブアキ)、「鈴蘭(男子高等学校)の芹沢を倒した男って呼ばれたい」、「イカれ野郎」、漆原凌(綾野剛)、金髪に、綺麗な顔立ちがカリスマ性を発している「1年坊主」、美藤竜也(三浦春馬)など登場人物は、皆、個性的。
パワフルなアクションは相変わらずだが、総勢500名による、鈴蘭と鳳仙の乱闘は、見せ方に工夫が足りず、些か、単調。源治と鳴海の屋上でのタイマンも盛り上がりに欠けるが、多摩雄が凌に見舞った飛び蹴りは決まっている。
また、アクションシーンに前作みたく、逢沢ルカ(と言うか、黒木メイサ)の歌を使用しなかったのは正解。
源治がウジウジする件が、やや、ダレるのと、川西昇(阿部進之介)が、滝谷英雄(岸谷五朗)を襲撃するエピソードが必要だったかは疑問。客層を考えたら、133分は長尺の部類だろうから、削っても良かったのでは?
http://blogs.yahoo.co.jp/popcornandfella
ただ、前作に引き続き私好みのいい男(そうじゃないのもいるが)が更にたくさん出て来るので、個人的にはかなり楽しめたのも事実です。彼らの凛々しい顔が熱い拳により歪んでゆく様は相変わらず痺れるほど魅力的。三浦春馬クンが活躍しないのが少し残念ですが、あの美しい顔に傷が入らないでよかったかも(笑)。
リンダマンとのタイマンが続く滑り出しは悪くないのですが、むしろ続編ものらしく『AKIRA』みたいに夜の繁華街で鈴蘭と鳳仙が大乱闘を繰り広げるオープニング、休戦協定を結んだはずの両校が何故・・・みたいなお話の進め方の方が盛り上がったような気がします。直接主人公たちに絡まないサイドストーリーとなる鈴蘭OB川西のエピソードを導入部に持って来ているため、その後の展開がややとって付けたような形になっています。結局、これが映画の勢いを削ぎ、足を引っ張ってしまっている為、中盤までやや鈍い展開となり、やっぱり続編ものは難しいなと少し落胆しかけることになります。しかし、終盤に至ってようやくアクションシーンに移ると爆発的に盛り返すのですから、この辺り欠点であるはずのタメを生かした律儀な演出によるペース配分の妙味は、名実共に現代日本映画を代表する監督となった三池崇史の面目躍如といったところでしょう。こういった脚本に綻びが垣間見える物語を、とぼけたスローカーブと凄みを感じる重い速球で切り抜けるところはさすがです。
ただ、考えてみれば、かつて続編ものが体現していた王道というのは、パターンをなぞる趣向という名の反復作業なわけですから、本作に抱いた単調な印象もその辺りから来ているのかもしれません。
「ここは俺に任せてお前は先に行け!」みたいな若い人よりむしろ中年世代が大喜びしそうな昭和テイスト溢れる黄金パターンが続きますが、この古臭い展開が映画として説得力を持ち得るのも演出とキャスト次第。今回、鳳仙トップ鳴海大我役の金子ノブアキが小栗旬クンを食ってしまう存在感を見せていたのも嬉しいサプライズでした。
最初に言ったように、映画のマジックが生まれた前作には及びませんが、続編ものとしてはかなり高レベルな一作。観て損はないでしょう。今年に入り『ヤッターマン』に続き再びヒット作を放った三池崇史ですが、映画作家として両刃の剣となる安定感がいよいよ円熟の兆しを見せ始め、こちら映画ファンとしては寂しさと喜びの複雑な感情が入り混じります。しかし、映画は稼いでナンボ、人様に観られてナンボ。まずはこの安定感を受け入れなければならないでしょう。