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夏時間の庭(2008)

L'HEURE D'ETE
SUMMER HOURS

メディア映画
上映時間102分
製作国フランス
公開情報劇場公開(クレストインターナショナル)
初公開年月2009/05/16
ジャンルドラマ
映倫PG-12
誰にでも
思い出が輝く
場所がある。
夏時間の庭 [DVD]
参考価格:¥ 5,040
価格:¥ 6,480
USED価格:¥ 2,999
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夏時間の庭

【解説】
 急逝した母が遺した瀟洒な一軒家と貴重な美術品の数々を前に、母への想いと甘くない現実とのあいだで揺れる3人の子どもたちの姿を静かに見つめた家族ドラマ。主演はジュリエット・ビノシュ、シャルル・ベルリング、ジェレミー・レニエ。監督は「イルマ・ヴェップ」「DEMONLOVER」のオリヴィエ・アサイヤス。
 パリ郊外の小さな町ヴァルモンドワ。美しい庭園が広がる一軒の邸宅。そこは名のある画家だった大叔父が生前使っていたアトリエ。いまは母エレーヌが一人で住み、家と大叔父の膨大な美術コレクションを守っていた。そんなエレーヌの75歳の誕生日、3人の子どもたちが久々に顔を揃える。それぞれに独立し、忙しい日々を送る兄妹に負担にならないようにと、死後の準備を進めていたエレーヌ。彼女は長男のフレデリックに、自分が死んだら家も美術品も売却処分してほしいと頼む。それに対しフレデリックは、売却なんてしない、子どもたちで受け継ぎ守っていくと反発するが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
15 5.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:いまそのとき投稿日:2013-07-16 11:21:54
過去にいろんな名画があったフランス映画。この作品も歴史や文化的な美術趣向をベースにしていて興味深い。残った家族の遺産相続という場面になると、まぁこんなもんかという現実問題があって、これを見抜いた亡母は賢明だったということか。そんな重い話を、軽妙に淡々と描いている。カメラワークも実写スタイルで流れるようだ。しかし、その軽さが逆にテーマそのものを薄味にしていることも確か。最近の英国映画「家族の庭」のような人生観もないし、フランス映画らしい伝統的な文学的な香りが感じられなかったのが残念なところ。しかしながら、紋切り型にも見える個性的なカメラカットと編集は特筆したい。
投稿者:きらきら投稿日:2011-05-29 20:56:58
【ネタバレ注意】

裏「東京物語」のような作品です。
家族が集まるのは、親が子供を訪ねるのではなくて、子供が親を訪ねることによってです。
また親に一番良くしてくれるのが、実の子供でないのは「東京物語」と一緒ですが、本編ではそれはエロイーズという年老いた家政婦です。

子供たちは独立し、それぞれの生活を送っています。
母の死にともなって遺産問題が生じますが、三人兄妹で大きなもめ事までに至らないのは、それぞれの生活が大切なことをお互い尊重しあっているからです。
これは長年ヨーロッパで培ってきた個人主義とも別の態度です。
現代はやさしい時代です。
やさしくあることを強要されて、潰されてしまう時代でもあります。
「あなたはあなた。わたしはわたし、母は母」的な弟と妹の態度のなかで、齟齬感を抱きつつも、それを表明できないのは長男です。

けっして生活が破綻するわけではないものの、長男には、子供の窃盗・麻薬など、問題がないわけではありません。

さて、家族とは何なのでしょう?
というよりも、何が家族なのでしょうか?

個人の庭というには、広大な森を有する家で、長男の子供たちが最後にパーティーを行うのが、なんだかエンディングにふさわしくなく、妙な終わり方をしています。
それはどこか生活のなかに「物語」を見出そうとする観客への皮肉めいた示唆とも言えますが、亡くなった祖母の話をしながら、子供のひとりが恋人と森のなかへと歩いていくみずみずしさが、その皮肉めいた表現からも遠ざかっています。

いい作品だと思います。

投稿者:Bava44投稿日:2010-11-26 19:51:36
俳優の演技は上手く、スタッフもよい仕事をしているので、それなりに見ることができるのであるが、映画の方向性がどこにあるのかよく分からず漠然とした印象がある。何となくルイ・マルの『五月のミル』みたいな家族についての映画だということは分かるのだが・・・。
また、セリフが多く慌ただしく感じられるうえに、フェイド・アウトで場面終了している演出は、ちょっと間の取り方が上手くないように思う。
5+
投稿者:ジーナ投稿日:2010-06-06 03:14:29
清らかで自然豊かなどこまでが敷地なのか分からないほど大きな庭と画家だった大叔父が使っていたアトリエ、思い出の詰まった生家・・・この芸術と自然の美の融合が見事でした。
高価な美術品は飾る物ではなく、使う物だと考えている登場人物たちの感覚も素敵ですね。
欲を言えば、移り変わる時の流れをこの魅力的な家と庭を通して見れたら良かったかな。
せっかく素晴らしい環境が整っているのに、時間の経過が分かりにくいなんて勿体ないですよね。

母親が隠していた大叔父との関係などドラマチックな事は一切排除。
さらには、慣れ親しんだ実家の維持や莫大な相続税が負担になる現実などノスタルジックに浸るというよりは完全に遺産処理を見せています(爆)
もう少しモメても良さそうだけど、そんな派手さをフランス映画に求めても仕方が無いですかね(笑)

しかし、もう少し売却に賛成している二人の子供の心情を丁寧に描いて欲しかったカナ・・・。
子供達の重荷になる遺産の処理を心配していた母親の気持ちと同様に、愛する我が家を手放す苦悩や葛藤など心の機微を映し出すべきだったと思います。

それぞれの子供たちが中国やニューヨークなどフランスから出て生活しているのは現代的ですし、また孫にあたる世代も当たり前のように国から出る事を考えているのが興味深いですね。

エピソードとしては家政婦と花瓶のくだりが奥ゆかしくて良かったです。

またも等身大の役を演じているジュリエット・ビノシュですが、今作は雰囲気も若々しさがあって新鮮味がありました。
名前は分かりませんが母親役を演じた女優さんの上品で引き締まった気高い趣も印象に残っています。

ストーリーはあっさりしていますが、佇む母の姿や美術館のシーンなど切なさを感じさせる演出と陽光を巧みに取り入れた映像は一見の価値ありでしょう。
面白いかどうかはさておき、さわやかでほんのり心が温まる余韻に浸れる気持ちの良い作品ではありました。
さすがに美術館が譲って欲しいなんてモノは我が家にありませんし、相続税に困るほどのモノもないですが、、実家から巣立ち新たな人生を歩む子供たちと実家に残された親の姿と言うのは国が変わっても当てはまる家族の形だと思うので人物描写にもう少し力を入れていれば秀作になったでしょうね。

ゆったりと穏やかに展開する作風なので、メリハリのあるハッキリした作品がお好みの方には変化が乏しく面白みのない作品と感じてしまうかもしれません。

追記;観る人を選ぶ作品ですが実際の美術品を使ったセットなので、フランスの美術品に対して知識や理解がある方にはたまらない映像だと思いますよ。
投稿者:Normandie投稿日:2010-05-29 17:32:25
正直、オルセー美術館の全面協力はどうでもいい。
高い宝石のコレクターなどは本物は金庫に後生大事にしまって模造品を飾っている
と聞いた事があるがここに広がる物語はそんなものとは無縁と思いたい。
屋敷の家政婦エロイーズが、「使う度に思い出せるものを」と言って形見分けで貰ったものは・・・
迎えに来た甥につぶやく
「何か選んでと言われて平凡な品を、高価なものいただいても困るし・・」
と、ある物を大切に抱えて帰っていく後ろ姿が切ない。
売却も決まって閑散とした屋敷に一人訪れると、もう中には入れない・・一抹の寂しさを感じて去る。
本来は彼女に貰われた物の方が幸せかも知れないし、美術館にいる物たちは
味気なく感じる。
家だって長いあいだ住人がいなければ傷みやすい。
皆それぞれの事情はあるが思いは孫娘に継承されていく・・・。
トム・ハンクス製作、ビノッシュ再演でハリウッドリメイク決定だそうな・・。

エンドクレジットに流れる印象的なインクレディブル・ストリング・バンドの『リトル・クラウド』も胸をすく。
投稿者:uptail投稿日:2010-03-14 22:14:50
ジュリエット・ビノシュ
投稿者:ゆうじ投稿日:2009-07-25 18:27:30
【ネタバレ注意】

という訳ではなく、いたって淡々と流れるストーリー。世代を超えても本質的には変らない家族の絆を描きたかったのだと思うが、色々なエピソードを盛り込み過ぎたせいか、何となくピントのぼけたわかりにくいストーリーになってしまった。エピソードの変わり目毎に画面が暗転するのも、話の流れを切るようで気になる。

オルセー美術館開館20周年記念で作られたということが売りだったが、オルセーに関係する美術品はごく少数しか登場せず、オルセー美術館自体が舞台になるシーンもほんのわずか。「オルセー美術館の全面協力」という文句に惹かれて観ると肩透かしを食う。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 外国語映画賞 
■ 外国映画賞 
■ 外国映画賞 
□ 助演女優賞エディット・スコブ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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