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カールじいさんの空飛ぶ家(2009)

UP

メディア映画 Anime
上映時間103分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ディズニー)
初公開年月2009/12/05
ジャンルアドベンチャー/ファミリー/コメディ
映倫G
愛する妻が死にました──
だから私は旅に出ます。
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参考価格:¥ 4,320
価格:¥ 2,374
USED価格:¥ 2,280
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【解説】
 「ウォーリー」のディズニー・ピクサーが贈る感動のアドベンチャー・アニメーション。偏屈で孤独なガンコ老人が、亡き妻との約束を果たすべく2人の思い出が詰まった我が家に大量の風船をつけ、偶然乗り合わせた少年をお供に大冒険に繰り出す姿を、アクションとユーモアを織り交ぜエモーショナルに綴る。監督は「モンスターズ・インク」のピート・ドクター、共同監督にこれがデビューのボブ・ピーターソン。
 古いけれど手入れの行き届いた一軒家に暮らす老人カール・フレドリクセン。開発の波が押し寄せる中、頑なに家を守り抜いてきた。そこは、いまは亡き最愛の妻エリーとの素敵な思い出に満たされた、かけがえのない場所だった。しかし、ついにカールは家を立ち退き、施設に入らなければならなくなる。そして迎えた立ち退きの日の朝、なんとカールは無数の風船を使って家ごと大空へと舞いあがるのだった。それは、エリーと約束した伝説の場所“パラダイス・フォール”への大冒険の始まり。ところがその時、少年ラッセルが空飛ぶ家の玄関に。驚いたカールは渋々ながらもラッセルを招き入れ、一緒に旅をするハメになるのだが…。
<allcinema>
【関連作品】
晴れ ときどき くもり(2009)併映短編
ジョージとAJ(2009)スピンオフ
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
858 7.25
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【ユーザーコメント】
投稿者:ピースケ投稿日:2014-08-20 22:59:04
皆言ってるけど、冒頭の10分がすごく良い。
そこがこの映画1番の盛り上がりで、その後 下降線をたどる一方。
投稿者:jb投稿日:2013-04-24 11:12:17
そこまでハマらず。
投稿者:namurisu投稿日:2013-04-05 10:23:35
米のアニメはすぐに戦い。これでオスカーなら、風の谷から風立ちぬまで全部受賞だな。
投稿者:日商簿記2級投稿日:2011-02-10 11:26:05
3Dで公開された映画です。

私はDVDで鑑賞したのですが、2Dでも3Dっぽい効果のシーンがいくつかあったので、3Dで観てみたかったのが正直な感想です。


冒険に憧れるいつまでも少年の心をもった主人公と勇気はあるのだが、おっちょこちょいな少年が風船で空を飛び滝を目指す映画です。全体的な印象としては「インディ・ジョーンズ」よりも「80日間世界一周」に近い印象を受けました。といってもフランク・シナトラやマレーネ・ディートリッヒが登場したり(笑)はしないのだが、上から見下ろすシーンは迫力があり、またとてもきれいなグラフィックでアニメの世界に入ったような気分でした。

ラストもすごいよかったです。
投稿者:bond投稿日:2010-12-23 17:36:01
家ごと風船で飛ぶ、ありそうでなかった?話。スタンダードな出来だと思う。
投稿者:BLADE投稿日:2010-11-14 00:13:43
ついつい開始からもう、感情移入で泣いてしまったw
でも結構駆け足なのが残念だったけど、まあそれぞれ面白いシーンも多くて楽しかった。
犬ボスらしき人のボイスが壊れて高い声になってるのとか、笑ってしまうw

そして何より、主人公の爺さんを飯塚さんが演じてるって〜。
最近は、下手な芸能人ばかりにやらせていた中、ここはちゃんとした声優を起用したのはGJだよ。
ほんとに。安心した。
投稿者:nedved投稿日:2010-11-10 19:45:49
エドワード・アズナー ジョーダン・ナガイ ボブ・ピーターソン エリー・ドクター
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2010-11-08 12:29:55
良かったけどやや強引なアドベンチャーだった。一番良かったのはやはりサイレントの夫婦愛と家が飛び立つ所。それ以降の展開は家が高地にあっさり着いてしまったり、高地のジャングルに違和感を感じたのを始めとして、シーンによって笑えたりホロリとしたりハラハラしても、根本の部分でシラけてしまった。カールさんのかつてのヒーローがなぜか健在で悪役だったのも変で、犬に全ての雑事をやらせなくても、息子か現地の美女を助手にすれば良かったと思う。
投稿者:kinenchyu投稿日:2010-11-06 16:31:27
ストーリーがどんどん膨らむと言うよりは、どんどん横道にそれて、なんかしらないうちにエンディングで帳尻があってたって感じの作品でした。ところどころわくわくするところもありましたが、全体の構成としてはちょっと今一でした。
投稿者:こじか投稿日:2010-09-26 23:09:20
目指すラストに向けて途中のエピソードを挟み込んだだけで、
シークエンス毎の過剰な感動やスリルやおかしさ等、それぞれが強引な印象。
なんかザ・ロックとかその辺のPV風ハリウッド大作みたい。
そこで泣かせにくる?みたいな…。
決して面白くないわけじゃないけど、
特段気に入る要素が見つからない。
今回特に感じたことは、
CGアニメということが逆に障害になって、
まっとうに評価しにくくなっていた。
物語としてどうなのだろう。
ピクサー作品って、コンセプトやテーマなどの軸が
もっとしっかりしていたように思う。
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2010-09-08 23:14:54
良くない。ピクサー製とは思えないほど質が低い。
見所は序盤の10分だけ。それ以降は退屈であり苦痛。家が浮き上がったあたりでエンドマークを出すべきだった。

この酷い物語を、どうやって?誰が?楽しめるというのだろうか?
二階建て木造住宅があの程度の風船で、それも暖炉にくくり付けるだけで空を飛んでしまうという大嘘をこの映画はついている。しかし、それはもちろんかまわない。そういう設定の映画なのだ。
問題は、その大嘘をどうやって観客に信じ込ませるかだ。それには、大きな嘘を、多数の小さなリアリティで牽引するしかない。さらには、嘘に一定のルールや限界点をもうけるべきなのだ。「何でもアリ」にしてしまうとつまらないものになってしまうからだ。
ところがこの映画は、大嘘をさらに小さな嘘で塗り固めている。おまけに結末ありきのご都合主義でいっぱいだ。
普段杖をついて歩いているじいさんが、飛んだりはねたりのあのバトルアクションをこなさなきゃならないのは、脚本が破綻しているどころか、主役のキャラクター造形すらできていない証拠だ。

風船で飛んでいる家が嵐の中を進んでも、無傷で風船一個すら割れずに無事に嵐をくぐり抜けてしまったが、もしあのシーンで、嵐を避けるべく方向転換しながらも家が大破し、数が減った風船と暖炉とその周辺とソファー以外は消え去った家の残骸に二人がしがみつきながら秘境を目指そうとしていたならば、その後の展開がもっと良いものになったのではないだろうか。

投稿者:黒津 明二郎投稿日:2010-07-24 16:16:05
序盤のドラマパートとそれ以降の冒険パート、それぞれ単体として見れば面白いのだがミックスされちゃうと、どうにもしっくり来なくて惜しいピクサー謹製CGアニメ。
もちろん大金の掛かったサマームービーであり、メインターゲットであるお子様にも相応に目配せせねばならない事情はわかるのだが、妻エリーのキャラがいい感じだけに後半そこから乖離してしまうのが何とも・・・しかも子供の頃から憧れていた探検家(飛行船からしてドイツ系?)が単なる悪役キャラになってしまうのはご都合主義といわれても仕方ない。
もちろんいい箇所もあり、冒頭のニュース映画で‘Movie-TOWN-News‘と出ていたのは笑ったし、動物キャラの造形もさすがに手馴れたもので可笑しかった。
相棒のアジア系と思しき少年は孤独な境遇のようだが、そこで同じように孤独なカールとの触れ合いを設定したのだろうけど、どうもこのラッセル君に魅力を感じられなかった。
さて、本作はピクサー初の3D映画だが、レンダリングに時間がかかるためか背景があっさり風味になっているものの、風船においての物理シュミレーションの適用やいつもながらHDRライティングの素晴らしさはさすがによい。
投稿者:uptail投稿日:2010-07-12 09:34:28
エドワード・アズナー
投稿者:terramycin投稿日:2010-05-23 11:05:07
開始10分で妻エリーが亡くなってしまうが、結婚まで(恋仲になるまで)至るエピソードを入れて欲しかった。エリーも個性的な人物だったので物語に絡めて欲しかった。
 個人的には、駆け足に感じた。

空飛ぶ家の話は、CGアニメだからということですんなり受け入れられる人もいるとは思うが、おじいさんお旅に駆り立てるまでの物語はリアリティがあって感情移入が出来たからこそ、自分にとってはすんなり受け入れられず、ツッコミを入れたくなるような場面があった。実際に当てはめて考えると実行可能性ははるか0%で、「CGアニメだからねえ」で終わってしまうのが残念。リアリティは無かった。

 家を持ち上げるだけの風船を作る労力はどんなに大変だったのか、どのくらいの時間がかかるのか、全く描かれていない。空気の流れだけで上手いこと南米までいけるのか、数日でたどり着けるものなのか。
 丁度適当な浮力で家を引っ張って移動できているが、もし浮力が強ければ、体が持ち上がってしまうし、小さければ着地して引っ張れないのではないか。

 
 良い人物だと思っていたマンツとの戦いはいい展開だった。犬たちも可愛かったし、ダグやラッセルも時間を追うごとに親しみを感じてくる。

 ラストもハッピーで終わり後味も良かった。
投稿者:タニ投稿日:2010-04-19 01:17:35
いまや「大人から子供まで楽しめる」が売りのピクサーですが、『トイ・ストーリー』(95)の頃は正直あまりピンときていなかった。ちゃんと見ましたが、うん、まぁ...と口を濁す程度。そんな折、私にとってピクサーに対する評価(偉そうですね、すいません)の転換期となったのが『Mr. インクレディブル』(04)であった。職を失ったアメコミヒーローが家族を養おうともがく...。悲哀ですな。真正面からアニメとして描き切った現実的超非現実。おもしろかったな。
 そんなピクサーの、まさに老若男女かかってきなさい映画の決定版http://moviearth.at.webry.info/201001/article_1.html
投稿者:陸将投稿日:2010-03-02 15:34:03
【ネタバレ注意】

オープニング10分間。カールとエリーの出会い。そして結婚してからエリーが先立ってしまう年月を、台詞を一切使わず見せていく。その叙事詩のようなモンタージュ映像がなんと美しく、なんと感動的な事か。画面はまるで走馬灯のように2人を写し撮っていく。ポスト、窓、ネクタイなど小道具を非常に効果的に使い、そしてそれが後々の伏線となっていく。その10分間足らずの映像だけでエリーに対するカールの愛情、幸せな日々が手に取るように分かる。言葉なんて要らない。映像が全てを語っているのだ。その冒頭の流れるような映像があまりにも素晴らしくて、その後どんなに物語が盛り上がっていこうとも、どこか全体としては尻すぼみな感が否めない。それくらい映画史上に残るようなオープニングだった。しかし、本作の唯一の欠点(しかも非常に高いレベルでの欠点)はそれだけで、物語も本当によく出来ている。特に前述したように小道具の使い方が秀逸で、イスやアルバム、写真などを強調してカメラに収めることで、エリーを失ったカールの喪失感がひしひしと伝わってくる。また、カールがイスに座る際など、カールをフレームの中心ではなく、左端に収める構図も、隣にいつもいたエリーを失った空虚さを視覚的に示しており、非常に効果的だ。このように本作は、台詞でなく映像で語るシーンが数多く登場する。それがカールの心情を的確に表しているのである。さらに、本作ではアメリカ人の“家”に対する価値観のようなものも見て取れる。カールが家を追い出されるのを拒否し、家ごと旅に出るという発想。エリーとの思い出がたくさん詰まった家。自分とともに年月を歩んでいく家。どんなに周りが冷たかろうが、自分が孤独だろうが、唯一自分の事を温かく迎え入れてくれる我が家をカールは執拗なまでに離れようとはしない。たとえ老体に鞭打ってでも家を運び、火を放たれても命を投げ打って家を守ろうとする。だからこそ終盤でカールが家を軽くするために思い出の家具を外に投げ出していく様、さらには旅の目的地である滝へと落ちていく家を複雑な表情で見下ろす様には胸を締め付けられる。もちろんシリアスな場面だけではなく、ピクサーお得意の丁寧なキャラクター描写や、フィクション世界への愛ゆえのユーモアは満載である。ただ本作はカールの成長物語である。家という殻から開放され、新たな人生を歩もうとする様。過去との決別、そして未来への上昇が感じ取れるのだ。

投稿者:でんど〜投稿日:2010-02-15 23:19:39
遅ればせながら、「カールじいさんの空飛ぶ家 (Up)」をレンタル・ブルーレイで見ました。

いや〜、ホントよかったー。

ピクサーまたやってくれたな。ありがとー、って感じです。

冒頭の10分ぐらいのエピソードで、完全に胸キュンです。目頭熱くなりっぱなし。アニメ映像にはさらに磨きがかかり、完璧を超えています。3D版を劇場で見れなかったのが残念です。

世界興収はすでに700億円を突破。

アカデミーにも作品賞を含む5部門でノミネート。アニメが作品賞の候補になるのは、ディズニーの「美女と野獣」以来、史上2回目だそうです。

ピクサーには本当に感心させられます。これだけ質の高い作品をコンスタントに発表し続け、ぜんぶメガ・ヒットさせてしまう。ディズニーに買収されたあとも、しっかりその精神を受け継いで。スティーヴ・ジョブズの精神を。

ただ、最近ちょっとどうかなと思うところもありました。

「WALL・E(ウォーリー)」です。

あれは良くなかったですね。無理矢理のセンチメンタリズムに、ぜんぜん感情移入できませんでした。まさにディズニー的な「感傷」で、「こりゃやばいぞ、やっぱり買収されちゃったからだ」とも思いました。どんなにヒットしようが、アカデミー(長編アニメ映画賞)を穫ろうが、あれはイマイチでした。

ピクサーは、CGアニメの黎明期から無謀といわれるような冒険を続け、映像の革新を成し遂げてきました。

でも、常にそのコアにあるのはストーリーなんです。どの作品も、脚本を練りに練る。一本平均で2年はもみにもむそうです。だから面白いんです。だから感動できるんです(「映像」しかないアバターに反省してもらいたいです。しつこくてすみません)。

そう意味で、「カールじいさんの空飛ぶ家」のすごいところは、「おじいさん」が主人公ということでしょう。老人が主人公の映画で、これほどヒットした作品ってあったでしょうか?「ドライヴィング・ミス・デイジー」?。そこに、ピクサーの挑戦者魂を見ます。大きなリスクをとっています。

すべてを成功に導いたのは、やはりストーリーでしょう。(ただ、ちょっと課題はあります。冒頭のエピソードは最高なのですが、それ以降ややありきたり。それなりに冒険物語にしないといけないという、「おきまりの構図」。まあしょうがないですけどね。大ヒットを運命づけられてるんですから。)

オスカーの作品賞まで穫ることはないでしょうけれど、どこまで頑張るか。3月7日がまた楽しみになってきました。http://dendo.net/blog/
投稿者:黒美君彦投稿日:2010-01-01 23:43:32
【ネタバレ注意】

さすがピクサー、ディズニーの傘下になっても緻密な画は健在。私は2Dで観たのだが十分楽しめた。…ただ、すでにあちこちで指摘があるように冒頭10分のエリーとの出会いから死別までがあまりに良くできている。子供を待ち望みながら、それがかなわないことを知った悲しみ…少しずつ夢が色褪せ、それでも厳しい現実を寄り添いながら生きていく素晴らしさ。そんなものが短いシーンで見事に表現されていたと思う。
で、その後の冒険シーンはというとあまり印象には残っていない。最後にはあれほど大事にしていたエリーとの思い出を捨て去ることによって、新たな再出発があると暗示しているようにさえ感じたが考え過ぎだろうか。
もちろんアニメの完成度は高く楽しめる作品には仕上がっているのだが、どうもそのあたりに引っかかってしまった。緻密な風船の浮遊感は見事でしたけどね。

投稿者:あぼん投稿日:2009-12-25 20:12:25
始まりの10分だけで成功していた筈なのに尺の関係からか長編となり、不遇の作品となってしまった。映画に何を求めるのか?という事で各々の意見は変わるでしょうが、技術を愉しみたいなら、
『アバター』でも観ればよろしい。あれも技術だけは満足出来るのだが、核となるストーリーが酷い物だ。いつから映画は技術の見せびらかしの場になってしまったのか?
たしかに3Dで鑑賞したが、デジタルアニメの技術は前作『ウォーリー』も素晴らしかったが、それだけではないか。核のストーリーに至ってはある作品の盗作であるし、こざかしい。こんな物で満足出来る人間ばかりになってしまったのは流石に許す事ができない。
アメリカのアニメの世界はインスパイアされた物が多く、『アトランティス』『ライオンキング』
『ウォーリー』・・・ドレモコレモ有名作品のぱくりばかりだ。
投稿者:S&H投稿日:2009-12-17 15:38:54
そういう印象。
世界的に有名になった作品を組み合わせただけのように思える。
かつてはアニメで先端をいっていたディズニーなのに。
宣伝で、宮崎駿のコメント使うなど、姑息になりましたね。
投稿者:五輪山投稿日:2009-12-08 17:37:47
【ネタバレ注意】

主人公は邦題にあるように「カールじいさん」とは呼ばれません。旅のお供となる、朝青龍みたいな顔の少年ラッセルが何度も「フレドリクセンさん!」と呼びかけるのです。「何でこのおじいさんはフレドリクセンという名前なんだろう」と観ながらぼんやり考えてました。単に北欧系だから?そこではたと気づきました。このアニメとよく似た展開の映画を前に観たことがあるのを。

94年に公開された『春にして君を想う』というアイスランド映画。監督の苗字がフリドリクソンなんですね。こじつけのように聞こえるでしょうが、このサイトの同作品の解説を読んでみてください。『春に…』が長年暮らした家から老人ホームへ→そこを逃走。『カールじいさん』は老人ホームへ送られる寸前に、長年暮らした家ごと逃走。『春に…』のおじいさんは、ホームで再会した幼なじみの女性の望みを叶えるため、彼女の故郷を目指します。『カールじいさん』の場合は、長年連れ添った亡き妻との約束の地である、南米のパラダイス・フォールを目指して旅に出ます。南米の地に降り立ってからは、風船つきの家を、目的地まで手綱一本で引っ張って運んでいきます。あの家は最愛の妻そのものなんですね。
無論ピクサーのアニメだから、おじいさん一人の旅では絵づらも地味になっちゃうので、子供やら動物やら、後半は賑やかになってくし、3D効果が発揮される飛行船でのアクションなど、十分エンターティンメントしてますが、着想の根っこには、あの映画があるんじゃないかと。
ただ『春に…』の旅は死への道行きという意味合いがあったけど、それを新しい人生への旅に反転させているのは脚本の巧さです。
『春に…』は92年のアカデミー外国語映画賞の候補にもなってるし、ピクサーのクリエイターたちが、以前どこかで観てても不思議じゃない。で、ささやかな敬意の印として、フレドリクセンという名を主人公に冠したのではと、憶測してみました。

投稿者:ノブ投稿日:2009-12-05 17:05:13
【ネタバレ注意】

「カールじいさんの空飛ぶ家」(監督:ピート・ドクター 103分 http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/enter/)
話の内容は死に別れた奥さんとの約束を果たす為に、空飛ぶ家に乗って南米の滝までいくおじいちゃんの話。
小さな子供の頃の、活発な女の子に振り回される男の子という演出は基本的だった。
カールじいさんの奥さんとの半生をサイレントでテンポ良く撮っていた所は基本的演出の積み重ねでウマイと思った(ポストにペンキを塗っていて、ペンキがついていた手でポストを触ったらポストに手形がついてしまうというような演出。それをみて奥さんもペンキに手を触れて二つの手形がポストに残るという演出。さらに奥さんに死に別れた後、カールじいさんが折にふれてそのポストの奥さんの手形に手を合わせる演出はカールじいさんの奥さんへの愛情の深さを見事に描いた演出だと思った)
家のドアにたくさんの鍵を取り付ける事によって、カールじいさんが誰にも心を開かない頑固ジジイである事をうまく暗示していた。
家が風船で飛ぶという発想もとても面白かった。空を飛ぶシーンも風船が現れ家が浮かび上がる所や道路に空を飛んでいる家の影が映る所など基本的な演出や撮り口を細かく繋げていたのでとても楽しく観れた。
誰にも心を開かないカールじいさんがラッセル(子供)との交流を通じて心を開いていくという基本的演出も上手くできていた(最初はラッセルを冷たくあしらうが、最後には命がけで飛行船のラッセルを助けにいくなど)。
マンツ(カールじいさんが憧れていた冒険家)は最初とても優しそうだったのに、珍しい鳥(昔この鳥の骨を持っていたら世間から偽物と言われて不遇になったので、その鳥を生け捕りにして世間を見返そうと躍起になっている)の事になると人が変わって酷い人間になる所が人物描写が複雑でオモシロイと思った。
ラッセルがマンツをおっかけて風船で飛んでいったのを追う為に、奥さんとの大切な思い出が詰まった家財道具を全部投げ捨てて飛ばなくなった家の中を軽くして再び家を飛ばしてラッセルを追いかけるシーンはジーンとくるものがあった。
飛行船でのマンツや手下の犬達との戦いはハラハラドキドキで面白かった。
最後飛べなくなって雲の下に沈んでいった空飛ぶ家がきちんと希望の滝の所に落ちて、カールじいさんの目的は適ったというシーンを入れていた所がウマイと思った。
最後ラッセルに奥さんが子供の頃にくれた「エリー(奥さんの名前)バッチ」をあげる所も基本的だが本当にうまいと思った。
全般的に
3Dメガネをかけて観たので、映像が飛び出てシーンに迫力があった。映画館で観てよかった。
本当にウマイ基本的な演出の積み重ねで最後までとても面白かった。
吹き替え版を観たのですが、客寄せ用のヘンな有名タレント声優を使わず、プロフェッショナルな声優を揃えていたのでとても楽しく観れた。
「昔の思い出もとても大切だけれど、未来や新しい人との関係はもっとスバラシイ!!」という前向きなメッセージ性もとても良かった(*昔の汚名をそそぐ為に珍しい鳥に固執していたマンツは最後は死に、奥さんとの思い出を断ち切って(奥さんとの思い出の詰まった空飛ぶ家とも別れる)ラッセルや犬達との新しい関係を大切にするようになったカールじいさんは幸せな未来を手に入れるという描き方がとても良かった)
3Dアニメという技術だけでなく、映画の内容も21世紀にふさわしい「未来型」のとても良くできた作品だった。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:ASH投稿日:2009-12-05 12:44:11
【ネタバレ注意】

 正直に言うと、疑問となる部分があるにはある。でも、それは大人目線での斜めな観方であって、そういう部分が気になっちゃうと最後までノレない映画なのかもしれないが、そんなことを帳消しにしちゃうくらいの仕掛けがキチンと用意されているのは、さすがピクサー。

 さて、物好きな僕はいつものことながら3D版の方をチョイスしたのだが、本作では飛行シーンにおける臨場感が3Dで味わえるのだから堪りません。飛行フェチの気がある僕は、あの浮遊感だけでも満足なのだが、クライマックスには手に汗握る展開がちゃんと用意されているので恐れ入ります。高所恐怖症の人が見たら卒倒しかねないようなシーンまであるんだから!! 奥行きを表現するには3Dは最適なので、高所でもそれが遺憾なく発揮されるわけね。

 偏屈ジジィが家ごと空を飛ぶという、昔いた風船おじさんみたいな映画なんだろうというコチラの予想は、いい意味で外れた。表面的には奇想天外な冒険物語ではあるが、お話の骨子は最近よく見かける「喪失からの再生」をテーマにしてあるんだね。フレドリクセンさんは、エリーとの想い出の中にだけ生きてきたような人物だったが、この一件で新しい人生を歩む決意をする。子供向けの映画を装いながら、こういう深遠なテーマを扱っているのには感心することしきりです。まあ、子供にはどうでもいいことだろうけど。

 冒頭で、エリーとの想い出の日々を数分で見せ切り、なぜフレドリクセンさんが心を閉ざした老人になったのかが描かれる。彼がエリーとの想い出が詰まった家を手放したくない理由もすぐに分る。家に閉じこもり、外の世界へ出ようともしないフレドリクセンさんの元にラッセルという少年が現れたことで彼の人生に転機が訪れる。そのやり方が、ピクサーらしい奇想天外さを伴っているだけなのだ。

 喪失の悲しみは辛いことだが、その悲しみにいつまでも暮れているわけにもいかない。残された者は、前へ踏み出さなければいけないのだ。そんなフレドリクセンさんが前へ踏み出すきっかけを与えてくれたのがラッセルなのだ。まるで天国のエリーが、塞ぎがちなフレドリクセンさんへ差し向けたかのように。ラッセルと出会ったことで命からがらの大冒険を繰り広げるハメになるが、お陰でフレドリクセンさんにはかけがえのない生き甲斐ができたたことになる。それがラッセルと、フレドリクセンさんのことを「ご主人様」と慕う喋る犬のダグ。

 あんなにエリーとの想い出の品々にこだわっていたフレドリクセンさんが、勝手に飛んでったラッセルを追うために、家具を外へ出して家を軽くさせるシーンが印象的だ。荒っぽいやり方だけど、フレドリクセンさんの「再生」を意味する重要なシーンなのだ。無造作に放り出されたかのように見える家具だけど、夫婦が使っていた2つのソファだけはキチンと並んで置かれているのにはグッときた。どんなことがあっても、2人は一緒なのだ。

 とまあ、地味になりがちなお話を涙よりも笑いと手に汗握るアクション満載で描いたところが、ピクサーの真骨頂なのかも。ここ最近のトレンドとしてピクサーもとりあえず3D作品に参戦したかのような気がしないでもないが、この映画に関しては3Dはそれほど重要でもないかもしれない。クライマックスが空中を舞台にしてあるので、そこでは素晴らしい効果を上げてはいるが、このストーリーならむしろ2Dの方がシックリするのかも。

 「喪失からの再生」でフト思い出したのが、「扉をたたく人」。妻に先立たれて塞ぎがちだった初老の男性が再生するまでを描いた映画なのだが、その映画の監督であるトム・マッカーシーが、なんとこの「カールじいさん」の原案を手掛けているということ。それを知って観ると、描き方はまったく違えど、根底のテーマは実は一緒だったということに気付く。

 夢のないツッコミとしては、チャールズ・マンツ。あんた何歳だよ?! あんな首輪を作れるんなら、怪鳥を探すよりも大金持ちになれたと思うぞ。というか、探検家としてのプライドなんだろうけどね。僕も、甲高い声で喋るアルファの方が好き! 命令に忠実なだけで、根は悪いヤツじゃないのね。

 日本語版のフレドリクセンさんの声を当てた飯塚昭三(ドルゲ!!)、ピッタリ!

投稿者:常さん投稿日:2009-12-05 11:41:40
 アルバムとはその人の人生を記録する財産なのだと改めて知りました。過去の自分や愛する人との思い出をしまっておくかけがえのない宝物です。そして、未来の夢を蓄える場所でもあります。
 デイズニーのアニメーションが子どもたちの夢から大人達の心のふるさとにどんどん進化しているように感じます。「レミーのおいしいレストラン」あたりからでしょうか。やさしさと切なさを兼ね備えた質の高い作品が次々に生まれてきています。
 今回の作品から3Dでした。3D効果をことさら強調した作品もありますが、この作品はより上品に3D効果をあつかっているように思います。3Dでなくても十分に楽しめる作品だと思います。
 作品の前に加えられたコウノトリさんの短編アニメも十分に楽しめました。
是非、ご鑑賞ください。
投稿者:racinkiz投稿日:2009-10-24 11:21:39
【ネタバレ注意】

昨日シドニーの映画館で3Dで見ました。
Rotten Tomato(アメリカ最大のレビューサイト)などで98%をとるなど友達からも評判は聞いてましたが、予想以上のよさにびっくりしました。
どこかでピクサーの中で一番良いと書いてあり、見る前は内心んなアホなボケ〜!!と思ってましたが、、ベスト10には入りました。(え、どういう事?)

起承転結がしっかりしてて、笑いあり、涙あり、感動あり、しかも3Dメガネ着用で立体映像、3DサウンドだったのでDVDよりも映画館で見る事をお勧めします。

個人的には始めの5分のショートフィルムと、本編の最初10分の回想シーンが印象的でDVDで何度もまた見直したいです。

あ〜、今思い出しただけで切なくなる、、、、涙

ピクサー、、頼むから俺を雇ってくれ!俺にも世界に感動をさせるお手伝いをさせて!!

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 脚本賞ピート・ドクター 
  ボブ・ピーターソン 
  トム・マッカーシー 
 ■ 作曲賞マイケル・ジアッキノ 
 □ 音響賞(編集)Tom Myers 
  Michael Silvers 
 ■ 長編アニメ賞 
■ 音楽賞マイケル・ジアッキノ 
 ■ アニメーション作品賞 
□ オリジナル脚本賞ボブ・ピーターソン 
  ピート・ドクター 
 ■ 作曲賞マイケル・ジアッキノ 
 □ 音響賞 
 ■ アニメーション賞 
□ 作品賞 
 □ オリジナル脚本賞ボブ・ピーターソン 
  ピート・ドクター 
 ■ 音楽賞マイケル・ジアッキノ 
 ■ 長編アニメ賞 
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ピーター・トラヴァース選定2010年ベスト10発表2010/12/09
アカデミー賞、栄冠は「ハート・ロッカー」に2010/03/08
英国アカデミー賞、結果発表2010/02/22
DVDリリース情報:「カールじいさんの空飛ぶ家」2010/02/16
アカデミー賞、ノミネーション発表2010/02/03
アメリカ製作者組合(PGA)賞は「ハート・ロッカー」に2010/01/25
英国アカデミー賞、ノミネーション発表2010/01/21
ゴールデン・グローブ賞は「アバター」と「ハングオーバー」が受賞2010/01/18
注目の放送映画批評家協会賞は「ハート・ロッカー」に!2010/01/16
アメリカ製作者組合(PGA)賞、ノミネーション発表2010/01/06
全米興行成績、「アバター」が「シャーロック・ホームズ」の猛追をかわしV2達成2009/12/28
ゴールデン・グローブ賞、ノミネーション発表2009/12/16
放送映画批評家協会賞、ノミネーション発表!2009/12/15
AFI(アメリカ映画協会)選定2009年ベスト10映画2009/12/14
LA映画批評家協会賞、結果発表2009/12/14
ピーター・トラヴァース選定2009年ベスト10発表2009/12/11
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞は「マイレージ、マイライフ」に2009/12/04
全米興行成績、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」がシリーズ最高のスタート2009/07/20
全米興行成績、サシャ・バロン・コーエン主演「Brüno」が初登場首位2009/07/13
全米興行成績、「アイス・エイジ3」と「トランスフォーマー2」が同点首位に2009/07/06
全米興行成績、「トランスフォーマー/リベンジ」旋風吹き荒れる2009/06/29
全米興行成績、サンドラ・ブロック主演ラブコメ「あなたは私の婿になる」が好スタート2009/06/22
全米興行成績、トッド・フィリップス監督コメディ「The Hangover」がV22009/06/15
全米興行成績、「カールじいさんの空飛ぶ家」が新作コメディを抑えV2達成2009/06/08
全閉興行成績、ディズニー・ピクサー「カールじいさんの空飛ぶ家」が好スタート2009/06/01
全米興行成績、「ナイト ミュージアム2」が「T4」を抑え初登場首位2009/05/25
ディズニー・ピクサー最新アニメ「カールじいさんの空飛ぶ家」、フルトレーラー2009/03/09
ディズニー・ピクサー最新アニメ「UP」、特報2008/11/10
ディズニー・ピクサー最新アニメ「UP」、特報2008/07/28
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