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消されたヘッドライン(2009)

STATE OF PLAY

メディア映画
上映時間127分
製作国アメリカ/イギリス
公開情報劇場公開(東宝東和)
初公開年月2009/05/22
ジャンルサスペンス
暴くのか、逃げるのか──。

それは、一人の新聞記者が見た“現代アメリカ最大の闇”。
消されたヘッドライン [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,037
価格:¥ 1,484
USED価格:¥ 1,384
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 Photos

【クレジット】
監督:ケヴィン・マクドナルド
製作:アンドリュー・ハウプトマン
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
製作総指揮:ポール・アボット
ライザ・チェイシン
デブラ・ヘイワード
E・ベネット・ウォルシュ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
トニー・ギルロイ
ビリー・レイ
オリジナル脚本:ポール・アボット
撮影:ロドリゴ・プリエト
プロダクションデ
ザイン:
マーク・フリードバーグ
衣装デザイン:ジャクリーン・ウェスト
編集:ジャスティン・ライト
音楽:アレックス・ヘッフェス
出演:ラッセル・クロウカル・マカフリー
ベン・アフレックスティーヴン・コリンズ
レイチェル・マクアダムスデラ・フライ
ヘレン・ミレンキャメロン・リン
ジェイソン・ベイトマンドミニク・フォイ
ロビン・ライト・ペンアン・コリンズ
ジェフ・ダニエルズジョージ・ファーガス
マリア・セイヤーソニア・ベーカー
ヴィオラ・デイヴィス
ハリー・J・レニックス
ジョシュ・モステル
マイケル・ウェストン
バリー・シャバカ・ヘンリー
デヴィッド・ハーバー
ウェンディ・マッケナ
セーラ・ロード
ラデル・プレストン
ブレナン・ブラウン
シェーン・エデルマン
ゾーイ・リスター・ジョーンズ
スティーヴン・パーク
【解説】
 イギリスBBC製作のTVシリーズ「ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜」をラッセル・クロウ主演で劇場版にリメイクした社会派サスペンス。舞台をアメリカに置き換え、一見関連のない2つの事件を繋げる国家的陰謀を嗅ぎ取った新聞記者が、真相をめぐって巨大権力と繰り広げる熾烈な駆け引きとその真実の行方をスリリングに描く。共演に「デアデビル」のベン・アフレック、「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムス、「クィーン」のヘレン・ミレン。監督は「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴィン・マクドナルド。
 ワシントンDC。時を置かずに発生したある2つの事件。ひとつはドラッグ中毒の黒人少年スタッグが何者かに射殺された事件。もう1つは、国会議員スティーヴン・コリンズのもとで働く女性職員ソニア・ベーカーが出勤途中の地下鉄で不可解な死を遂げた一件。そしてソニアの悲報に、コリンズが衆人の前で冷静さを失い涙を見せたことで2人の不倫疑惑が浮上、マスコミの格好の餌食に。コリンズと大学時代からの友人である地元紙ワシントン・グローブの敏腕記者カル・マカフリーは、マスコミから逃げるコリンズを自宅に匿う。コリンズはカルに対して、ソニアの死は一般に報じられているような自殺ではないと主張。折しも、スタッグ殺害事件を追っていたカルは、図らずもスタッグとソニアの接点を突き止め、別々と思われた2つの事件がひとつの大きな事件に発展する様相を見せ始める。カルは真相を求めて、相棒となった女性記者デラとともにさらなる取材を進めていくが、その先には彼らに身の危険も及ぶほど巨大な陰謀がうごめいていた…。
<allcinema>
【関連作品】
ステート・オブ・プレイ 〜陰謀の構図〜(2003)TVシリーズ
消されたヘッドライン(2009)劇場版
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
325 8.33
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【ユーザーコメント】
投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-09-02 19:31:42
オリジナルはTVシリーズなんですね。
投稿者:ピースケ投稿日:2014-02-24 01:33:53
記者が、閃きと地道な聞き込みで
だんだん核心に迫っていくのは観ていて面白かった。
投稿者:つむじまがり投稿日:2013-07-10 00:42:15
【ネタバレ注意】

「消されたヘッドライト」だと思ってました。
いつになったら車に関連したなにかが起こるんだろうと思ってたらヘッドラインだったんですね、ヘッドラインニュースとかいう。
「消された見出し」じゃいけなかったんでしょうか。
別件ですが、洋画のコメディの日本語タイトルのセンスの悪さは見る気がうせる。

話は面白いし、出演者も良かった。
本作のラッセルクロウは「スリーデイズ」「ロビンフット」「アメリカンギャングスター」よりもいい。
肥えた体型に伸ばしっぱなしの髪、けだるい雰囲気に狡猾そうな口ぶりが面白い。
接点の無い二つの事件が通じるたび、全貌が明らかになるたびにいちいちびっくりして感心しました。
こんな説明しにくい話を分かりやすく見せたケヴィンマクドナルド監督はすごいね。
助手の女性は映画の添え物かと、意外と必要でした。
ヘレンミレンの編集長は男前でかっこいいです。
「あなたの道徳心よりも会社の利益よ」の一言は迫力がある。
苦手なベンアフレックも気にならない。公聴会での目つきは良かったなぁ。
見終わってみると登場人物全員欠点があって、それが人間らしくて見応えがあった要因かなと思います。
事件を暴くのはともかく人間ドラマとして面白いです。
オチはああすることで傭兵の切なさが増すけど、色々やるせないものがあって、観賞後もやっとしました。

投稿者:gapper投稿日:2012-09-06 23:23:16
 総収益約8,800万ドル(2009)。

 新聞記者が主人公の作品は「ヒズ・ガール・フライデー(1940)」、「群衆(1941)」など古くから作られている。
 もっと突っ込んでジャーナリズムを描いた「大統領の陰謀(1976)」と言うのもある。

 この作品もジャーナリズム系で巨悪を相手にカル(ラッセル・クロウ)が、新人を従えて奮闘する話だ。
 しかし、友情と絡めたためジャーナリズムとしては弱くなったし、友情物語としても巨大企業の陰謀の話で余り深くない。

【原題の考察】
 原題の STATE OF PLAY を”国家の振る舞い”の様に最初思ったが、内容からして合わない。
 ”国家安全保障を民間に”と言う台詞があり、これが主題ならおかしくないのだがちょっとSFで扱われるようなリアリティの無いもので主題たり得ない。

 STATE には、”異刷り”と言う意味があるので終盤の印刷を止めて記事を差し替える部分がクライマックスでありこちらの意味だろうと推測する。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:なちら投稿日:2012-04-23 22:45:51
陰謀渦巻く重くて面倒臭い話かなと思っていたんだけど意外と見やすいね。
監督や脚本家面々の過去作品からみると、ややこしげな題材を料理するのが上手い方々なんだろうね。
最後の女絡みのオチは軽すぎる気もするけどさ。

重要な役ではないけど、編集長のH・ミレンは売り上げとの板挟みになりながらも、
自社の記者を信じている感じがもっと欲しかった。そしたらチームで戦っている雰囲気が出たのに。
記者とは孤独なものなのか。
投稿者:namurisu投稿日:2011-04-26 13:03:59
記事か通報か、忠誠心か利権か、売上げか真実か、命か特ダネか、愛かスパイか、クビか締切りか。
投稿者:Kircheis投稿日:2011-04-21 22:49:51
【ネタバレ注意】

正直あんまり期待しないで見たんだが、意外と引き込まれた。

あっと驚くどんでん返しはサスペンスの王道。

おデブなラッセル・クロウがなんと言っても良かった。お菓子をドカ食いしながら運転する登場シーンなんか最高!

相方のベン・アフレックも計算高い政治家役が妙にはまってた。

投稿者:scissors投稿日:2011-04-17 21:10:01
あのR・クロウと、あのB・アフレックなのに、二人ともダイコンに見えないのは珍しい。
投稿者:kopi投稿日:2011-01-02 12:54:41
ストーリー自体はよくあるような感じだが、演出と演技によって面白くなっています。ディティールにリアリティを感じるのもグッド!
サスペンスものでありながらスピード感があり飽きることなく観ることができたが、ちょっとスピード感がありすぎるようにも思う。
最後の「気づき」のシーン…新人のデスクから走り出すまで、もうちょっと溜めてもいいのでは?
投稿者:BLADE投稿日:2010-11-14 21:30:19
よく出来た映画。
最後まで飽きさせず、謎を一つ一つ解いていく。
アメリカのマスコミ、というかどこのマスコミでもジャーナリズムが問われるところはあるものの、こういう記者の奮闘で成り立っているところもあるといったところか。
最後の新聞が出来上がり、出荷されるところもいい。
投稿者:kataro投稿日:2010-07-01 21:07:51
この映画はオープニングとエンディングロールがいいな。
この部分がいいと、、、なかなかの出来だと思ってしまう。
オープニングの逃走シーンと最後の新聞の製版のシーンは最高。
最初と最後は映画の命だと思う。
この映画のストーリーは、まあ普通かな。。。
でもこれは言っときたい、、、という心意気があるかないか
で映画の面白さが決まる。
今の邦画はこういうのがないなあ。
投稿者:ジーナ投稿日:2010-06-12 03:46:58
関連の無さそうな2つの事件、それぞれの取材を担当している新聞記者2人、1つの事件から名誉を汚すことになった若手議員のホープ、事件を発端に同時進行で暴かれていく巨大企業の裏側など、序盤は何がなんやらですがどう繋がっていくのか引きつけられる構成になっています。

事件を追うのが警察ではなく新聞記者という設定もスリリングでGOOD
捜査令状も拳銃も無い中で事件の内情に迫っていく展開は、今までに無かった緊張感です。
欲を言えば時間の経過を感じ取れなかったのが残念だったカナ・・・。
何日目の出来事なのかと言うのはモチロンのこと、締め切りまで何時間なのか、を踏まえた上で観たほうがハラハラドキドキできたでしょうね。

民間企業の傭兵に対する視点や会社を牛耳る株主の存在などアメリカ社会が抱える問題点を非難的に盛り込んでいるのも効果的でした。
企業も企業だけど、戦争を業務委託する国家にもビックリですよね。

登場人物の関係性も広がりがあって良かったです。
議員と新聞記者のわだかまりのある関係、議員と妻の微妙な距離感、議員の妻と記者の親密な関係、ベテラン記者と新人記者の絆などそれぞれが絶妙に絡みあっていて良い意味で複雑な人物関係を楽しめました。
しかし・・・ごたごたモメている真っ只中で意外と冷静に対処している議員には違和感を抱きました。
妻への弁解やマスコミ対策、政界への影響やアレコレなどもう少しアタフタしても良かったのではないでしょうか?
新聞社の編集長ももう少し上と下の板ばさみで苦悩する描写があると深みが出たかもしれませんね。

もうチョット痩せて欲しいラッセル・クロウ、他の作品より優れた心情表現を見せているベン・アフレック、神経が高ぶっている上司を貫禄たっぷりに演じたヘレン・ミレン、フレッシュで可愛さもあるレイチェル・マクアダムス、いつまでも変わらないロビン・ライトなどキャスティングは見応えアリです。

最後の最後にチープな娯楽映画っぽくなってしましましたが、それを除けば盛り上がりのある作品でテンポも速いので飽きずに鑑賞できると思います。
リアリティもある力強い作品なので、ラストにもう一工夫あるか社会派のテイストのまま締める脚本であれば秀作になったでしょうね。
このオチにするのであれば、黒幕がどこまで把握しどこまで命令していたのかを明確にするべきだったと思います。
そのあたりが曖昧だったので、なんともスッキリしない後味でした。
社会派サスペンスとは言っても巻き込まれ型ですし演出は娯楽的なので、硬い話は苦手〜という方でも楽しめると思います。
逆に言うと重厚な社会派が好きな方には物足りないでしょう。
投稿者:nedved投稿日:2010-06-05 22:02:19
ラッセル・クロウ
投稿者:bond投稿日:2010-06-05 13:58:38
「大統領の陰謀」に構図が似てる。巨大企業の陰謀を暴こうともみ消す者の、緊迫感。オチは読めなんだ。
投稿者:mototencho投稿日:2010-04-02 10:05:46
旧ジャーナリスト(新聞記者)
VS新ジャーナリスト(ウェブ・ライター)物語でもあり、
どんでん返しもある多重構造の新型サスペンス
「消されたヘッドライン」
焦点が当てられているのはアメリカ最後の産業=軍需産業
http://mototencho.web.fc2.com/2009/headl.html
投稿者:ghost-fox投稿日:2010-03-07 22:01:03
緊迫感に欠く
投稿者:uptail投稿日:2010-02-12 22:28:20
レイチェル・マクアダムス
投稿者:nagasawa投稿日:2010-01-31 02:31:59
【ネタバレ注意】

ラッセルクロウ、最後くらい友達かばったれよ。友達の嫁とも寝たくせに。
なんやねん!一人で勝手に浸ってんな!と思ってしまった。
そやから新聞記者は嫌やねん。と思ったラスト。

投稿者:replicant投稿日:2009-06-12 00:48:40
【ネタバレ注意】

元はBBC製作のTVシリーズだそうで、ギリスを舞台にした社会派サスペンスドラマをアメリカに置き換えてリメイクされたモノなんですね。全く知りませんでした。監督が『運命を分けたザイル』『ラストキング・オブ・スコットランド』のケヴィン・マクドナルド。
脚本には『大いなる陰謀』『キングダム/見えざる敵』のマシュー・マイケル・カーナハン、『ジェイスン・ボーン・シリーズ』『フィクサー』『デュプリシティ』のトニー・ギルロイ、『ニュースの天才』『アメリカを売った男』のビリー・レイと、そうそうたるメンバーが名を連ねています。これで面白くないワケがない!というワケで、その名に違わず緻密な展開が緊張感を生み、最後まで飽きさせません!事件が複雑に絡み合う瞬間とか、後輩記者の才能に気付くさり気無い描き方とか、上手いですよ。民間軍事会社やCIAの民営化、戦争や諜報活動のアウトソーシング化が進む中、タイムリーなテーマなんですが、だからこそ!エンディングに異議を唱える人もいるでしょう。オイラは“ある”と思います。この描き方が70年代の社会派サスペンスからさらにヤバくなっている現在の状況を切り取っているように理解しました。70年代には、まだ“正義”に望みがありましたが・・・。ラッセル・クロウにベン・アフレック(元々はブラッド・ピットとエドワード・ノートンだったらしい)というコトで食指が動かない人も居るかと思いますが、観て損はありません!ピリっとしない男性陣の代わりにヘレン・ミレン、レイチェル・マクアダムス、ロビン・ライト・ペンの女性陣が良い味出しています。

投稿者:QUNIO投稿日:2009-06-11 13:12:25
冒頭の少年が殺されるとこで「おっ!結構凄いんでは?」と思わせたが、あとはトニー・ギルロイの『フィクサー』の焼き直しとしか思えない展開になりさがり、せっかくのハラハラも長続きしなかった。役者陣は充実していて見所も多いんだけど、後半での伏線の解き方には納得できないんだな。ネタを詰め込みすぎて不自然さが目立ってしまった。それにあのオチはないだろう。
投稿者:ビリジョ投稿日:2009-06-09 23:16:35
【ネタバレ注意】

 ジャーナリストものはいい。権力に対しては無力ながら、こつこつと歩き、こつこつのネタをつかんで、事実の集積で追い込んでいく。「こつこつ」がいい◎。
 ラッセル・クロウの汚さがいい。映画の主人公はやたら小奇麗でいやになることがある。肥っていて、女好きで、酒好きで、いい記者ですねえ。好きです。
 女性記者は、もう少し「経験がない」感を強調してもよかった。編集長(?)も、もう少しかつての記者魂を醸し出してほしかった。

投稿者:ローランド投稿日:2009-05-25 07:58:34
 冒頭、何が起こったのかと思ったら、ただ追われる者が必死に
走って逃げるところでした。  それが斬新な手法に思えるほどに観
る者をビックリさせてくれるのだから、作品数は少ないながらこの
監督はなかなかのものだぞって期待は膨らみ、その期待通り、
カーチェイスなど物理的破壊によるカタルシスもないし、
近頃定着した、映画ならではの二時間余りでまとめなければならな
いという制約のために組み立てに少々甘いところがあるけど、
物語が緻密で、だれるところが少しもなくエンディングまで楽しませ
てくれました。  

  友情と愛情が程よく絡み合った三角関係四角関係が、事件抜
きにしたドラマ仕立てにしても良いではないかと思ったほどなんだけ
ど、どうしてどうして、それほど単純ではなく、人間関係も物語も
二転三転する。  でも、そのどんでん返しを知ってしまっても、
二度目の鑑賞の方が楽しめるかもしれないと思うほどに、密度の濃
い作品でした。  

  TVシリーズの映画化だそうだけれど、なるほどね、職場の
ディスク周りも車の中も整理整頓という言葉の欠片もないほどに
雑然としていて、ラッセル・クロウのむさ苦しい見かけがいかにも
馴染んでいるのだけど、見かけとは違って頭脳と人脈と行動力は抜
きん出ている。  TVシリーズのキャラクターとしてはもってこいなん
でしょうね。  

  このラッセル・クロウ、我が周辺ではあまり人気がないのだけど、
太り気味が良くないのでしょうか。 それともふてぶてしい顔のせい
かな?。  個性的で、実力派としての質量の大きい俳優だと思うので
すけどね。  競演のレイチェル・マクアダムスって女優はこれまで知ら
なかったけど、ここでの役どころが良かったせいか、とても良い印象を
のこしてくれました。  

  ラストに流れるヴォーカル、これはCCRのジョン・フォガティーでは
ないかと思ってはみたものの、はるか昔の記憶で自信なし。  でも
良かったことは間違いなしです。
投稿者:ASH投稿日:2009-05-23 00:03:33
【ネタバレ注意】

 残念ながら、オリジナルのTVシリーズである「陰謀の構図」は未見。ゆえに、この映画版がどのくらい元のTV版からトレースされているのかは見当も付かないので比較はできないが、その代わりに、用意された「どんでん返し」の結末を知らないで観ることができるという利点がある。

 さて、共同脚本にギルロイが参加しているだけに、この映画にもそこはかと70年代の映画のテイストが漂っているね。全盛期のシドニー・ポラック、シドニー・ルメット、アラン・J・パクラ辺りが好んで取り上げそうな題材を、2000年代の映画のフォーマットに当てはめて作られている。社会派ドラマの体をなしてはいるけれど、あくまでもメインはエンタメ志向。真面目な社会派ドラマを期待しちゃうと失敗するけれど、陰謀の裏に隠された真実が次第に明かされてゆくというその手の映画の醍醐味が存分に堪能できて、面白かったよ。ケビン・マクドナルド監督にこんな正攻法なエンタメ志向があったのが、意外かもしれないけれど。

 多少なり、人物関係の繋がりに作劇上の都合のよさを感じる部分もあるけれど、スリリングな展開には最後まで目が離せなくなる。無関係と思われた2つの殺人事件の接点から、その裏に隠された軍事産業の恐るべき野望が次第に明るみになってゆく。しかし、主人公のカルはそんな巨悪を暴こうと正義感に燃えるジャーナリストというよりは、陥れられた旧友のコリンズ議員を助けようとする、友情に厚い男としての一面が強い。記者としての経験で身に付いた持ち前の情報収集能力を駆使して友人の窮地を救おうとするのだが…。

 カルは根っからのブン屋ゆえに、すべての陰謀の黒幕が分ったとしてもその真実を包み隠さず報道しなければいけないという強い職業意識と義務がある。こういう職業とは、情にほだされるようではいけないのだ。真相の記事を書くカルが、どうして涙を浮かべるのかはコチラにも痛いほど伝わる。これが報道に携わる者の正しいあり方なのだ。最後に「送信」ボタンをカルがクリックせずにデラに譲ったのにも、ちゃんとした理由があるわけだね。

 サスペンス的な要素もふんだんに盛り込まれていて、カルが暗殺者と対峙してしまうくだりの異様な緊張感には手に汗握るハラハラ感が存分に味わえる。地下駐車場に追い詰められたカルが、いったいどうやってこの窮地を脱するのか、観ているコチラにもその緊張感が伝わる。社会派ドラマにこういう展開を持ってくるのって、70年代の諸作によく見受けられたもんだよなぁ。ギルロイとカーナハンの脚本の特徴は、こういった70年代テイストの再現にあるのだと思う。一種のこだわりってやつだね。

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