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ゼロの焦点(2009)

メディア映画
上映時間131分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月2009/11/14
ジャンルミステリー/ドラマ/サスペンス
映倫G
愛する人のすべてを知っていますか?
ゼロの焦点(特典DVD付2枚組)<Blu-ray>
参考価格:¥ 6,300
価格:¥ 4,200
USED価格:¥ 2,043
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 Photos

【クレジット】
監督:犬童一心
製作:本間英行
製作プロデューサ
ー:
川田尚広
企画:雨宮有三郎
製作総指揮:島本雄二
島谷能成
エグゼクティブプ
ロデューサー:
服部洋
白石統一郎
市川南
梅澤道彦
企画プロデューサ
ー:
大浦俊将
原作:松本清張
脚本:犬童一心
中園健司
撮影:蔦井孝洋
美術:瀬下幸治
衣装デザイン:半田悦子
編集:上野聡一
音楽:上野耕路
音楽プロデューサ
ー:
岩瀬政雄
VFX:荒木史生
照明:疋田ヨシタケ
製作統括:亀山慶二
木下直哉
町田智子
宮路敬久
喜多埜裕明
石井博之
水野文英
吉田鏡
久保田修
大宮敏靖
井上義久
高田達朗
荻谷忠男
古田栄昭
戸崎和良
北村一明
装飾:遠藤雄一郎
録音:志満順一
助監督:熊澤誓人
キャスティングプ
ロデューサー:
田中忠雄
プロダクション統
括:
金澤清美
出演:広末涼子鵜原禎子
中谷美紀室田佐知子
木村多江田沼久子
杉本哲太鵜原宗太郎
崎本大海鳴海亨
野間口徹本多良雄
黒田福美上条保子
市毛良枝板根絹江
本田博太郎青木
西島秀俊鵜原憲一
鹿賀丈史室田儀作
【解説】
 松本清張の傑作ミステリーを豪華女優陣の競演で映画化した松本清張生誕100年記念作品。敗戦直後の混乱期を経て復興へと向かう昭和30年代初頭の日本を舞台に、結婚間もない夫の謎の失踪を発端として不可解な連続殺人事件に巻き込まれていく若妻が、やがて隠された衝撃の真実に直面していくさまを描く。出演は「おくりびと」の広末涼子、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀、「ぐるりのこと。」の木村多江。監督は「ジョゼと虎と魚たち」「グーグーだって猫である」の犬童一心。
 妻・禎子と結婚式を挙げて7日後の新郎・憲一は、仕事の引き継ぎで以前の勤務地・金沢へと旅立った。ところが、憲一はそのまま帰ってこなかった。見合いのため、夫の過去を全く知らなかった禎子には、失踪の理由も皆目見当がつかない。夫の行方を追って金沢へと向かった禎子は、そこで得意先会社の社長夫人・室田佐知子と受付嬢の田沼久子という2人の女と出会う。一方、時を同じくして憲一と関わりのある人物が被害者となる連続殺人事件が発生するが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
316 5.33
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【ユーザーコメント】
投稿者:ベン・ショックリー投稿日:2014-12-29 22:19:05
ヒロスエ=コナンくん。独白ですべて解決かよ!「人間の証明」思い出したよ・・・
7
投稿者:ピースケ投稿日:2013-04-30 19:48:21
赤いドレスの女がバタバタと闇の中を走るシーンがやたら怖い。
投稿者:寺尾おさむ投稿日:2011-12-22 13:05:56
犬童一心監督が、「ジョゼと虎と魚たち」で見せた、繊細な演出の切れはどこに行ってしまったのだろう。
ラストで、恒夫との幸せなときが過ぎ、脚の悪いジョゼが一人料理を作って、台所の椅子からダイブして大きな音を出すシーンでは、これから一人で逞しく生きていく女性の行く末を思い胸が熱くなった。

翻って、この作品の演出のなんと大仰なことか。
例えば、田沼久子(木村多江さん)が断崖絶壁から飛び降り自殺をするシーンや、室田佐知子(中谷美紀さん)が演壇で卒倒するシーンなど、あまりにデフォルメされ過ぎていて、何かのギャグかなと思ってしまうくらいだ。せっかく演技のうまい女優さんをキャスティングしているのだから、彼女たちの演技にすべてを語らせれば良かったのにと思うと残念だ。

室田佐知子が、日本初の女性市長の誕生を前に、「女の子も、あたしたちみたいな仕事をしなくていい時代が来る」と語っていたが、過去を隠蔽しなければ、現在の成功を維持できない人間の弱音が感じられてやるせなくなった。

「砂の器」は、戸籍の焼失に乗じて、全く新しい人間に生まれ変わった主人公の挫折という、この映画と同じようなテーマを描いている。子供の頃から松本清張さんの大ファンであった私としては、野村芳太郎監督の「砂の器」を見直して口直しがしたくなった。
http://osamu-terao.jugem.jp/
投稿者:william投稿日:2011-07-26 12:14:15
そもそもオリジナル映画あってのリメイクにもかかわらず、この手抜き感…。
昨今の犬童作品は最早惰性。
この程度ならテレビムービーとしてやって欲しい。
投稿者:hayate9投稿日:2011-07-19 20:00:27
余韻を壊す主題歌、木村・中谷・西島の好演、広末のナレーションがイマイチ・・・という点は他の皆様がすでに書かれており、私も賛同致します。

あと杉本哲太が左手にお箸を持ってご飯を食べていたと思うのですが、あの時代だと右手を使うよう言われていたのでは?殴られるくらいうるさかったはずですが・・・。

この作品にかぎっていえば広末は外国人っぽい。(クォーターって噂ですが)
投稿者:terramycin投稿日:2011-06-02 07:08:27
序盤は松本清張の駅路に似ていた。
夫の死ぬ前の謎の行動から知られざる一面が次第に明らかになり、物語が進んでいく。とても物語に惹きつけられる。

夫以外の登場人物についても深く掘り下げられており、物語の面白さを深めている。

ただ、清張の作品はみ終えると細かい内容を忘れてしまう…。

久子が切なすぎる。男に裏切られ、女に裏切られ。切なすぎて泣けてくる。
投稿者:トム・ルーズ投稿日:2011-05-22 07:18:52
【ネタバレ注意】

今作は、松本清張生誕100周年を記念して作られた作品で、3大女優豪華共演が話題になった映画でした。

私自身はそれほど松本清張に関しては詳しくないもので、単純に3大女優の広末涼子、中谷美紀、木村多江の共演に興味があって当時劇場鑑賞をした作品でした。

私はテレビで子供の頃からよく2時間サスペンスを見ていたので、このような作品は基本的に好きです。
しかも、この映画は犯人探しの緊張感を保ちつつ、広末が演じた禎子、中谷が演じた室田佐知子、木村が演じた田沼久子の3人の女性の人生ドラマが見応えたっぷりでした。

3人それぞれの視点でそれぞれのストーリーを楽しめるのが、この映画の醍醐味でしょうね。

私自身の楽しみでもあった3大女優の演技。
これは劇場で金を払って観る価値のある演技でしたね(^O^)/
まあ大方の意見通り、まず中谷美紀の存在感は圧巻でした。
戦後復興間もない時代だったことを踏まえて中谷美紀が演じた室田佐知子の心情を想像しながら観ると、より感情移入してしまいそうです。
演技力と言う意味では、やはり抜けて凄いヽ((◎д◎ ))ゝ

そして木村多江。
3人の中で登場シーンは一番少ないものの、キャラの重要度としては、サスペンスの犯人探しとしてみたら一番鍵を握る人物だったのではないでしょうか。
回想シーンがメインでしたが、室田佐知子と田沼久子が終盤に崖で対峙するシーンは緊張感MAX!
戦争がもたらした2人の悲劇。
感情移入させられるのに十分な演技でした。
演技力なら中谷美紀ですが、木村多江からはどことなく温かみ、田舎臭さが感じられて私は結構好きです(〃∇〃)

最後に広末涼子。
中谷美紀と同じ画面に映ったら演技力は間違いなく劣るでしょう。
しかし、昭和30年代と言う時代背景から感じられる奥ゆかしさみたいなものは、逆に演技派には出せない味がありました。
賛否両論ではあると思いますが、この映画に関しては私はマッチしていたと思います。
中谷美紀と木村多江がいるので、変に演技派じゃなくて逆に良かったかも。

私は当然生まれてないので、知りようもない昭和20〜30年代。
この時代に生きた人々の苦労・苦悩が、この映画を見て少しではありますが垣間見れました。
こんな時代だったからこそ、過去の自分を消し去って、新しい人生を生きてみたい!
そう強く思ったのでしょうね。
まあ今の時代でもよっぽど幸せな人ではない限り、変わりたいとは少なからず思うところがあるでしょうけど。

戦争が狂わせた3人の女性の人生。
その人生が交わった時に起こった悲劇。
時代がそうさせたでは済まされないのでしょうが、なんとも切ないとしか言いようが無いです。
そして、こう言う時代があったと言うことを、忘れてはいけないと強く思いました。

主題歌の中島みゆきの曲も、力強くて良いですね!

サスペンスよりも、人生ドラマが見応えたっぷりでしたv(^-^)v

投稿者:GRIFFIN投稿日:2011-04-30 01:17:52
み〜〜んな死んじゃうんだもんなぁ。。。
時代も自分も「Reborn」っていうテーマなのに、結局誰も・・・。

それにしてもどうした?犬童監督。
主人公の女性人たちの苦労(過去)を直接的に描かないから、深みも共感もない。
広末涼子の探偵モノにしたってダメでしょう。

夫を追う執念とか、未来を拓きたい薄幸さとか、何も感じられないし。
CGもなんだかなぁだし。
急に婦人思いになる室田富豪も、唐突過ぎるし。

冗長な推理ドラマで、かといってドンデン返しもない。http://www.geocities.jp/griffin0623/
投稿者:scissors投稿日:2011-03-19 00:05:47
原作モノだしリメイクだしストーリーはさておいて、というかストーリーがどうの以前の酷い出来。
時代の再現にちょっとだけ金かけてみましたよって以外は昼ドラ程度にしか見えない安っぽさ。

こんなものを宣伝しまくってアカデミー各賞ノミネートなんてやってるあたり、今の邦画がいかにつまらなくてくだらないかよくわかる。
投稿者:kuro投稿日:2011-03-09 13:16:23
広末涼子、話し方やしぐさに守ってあげたい男心そそる可愛さがある女優だが、泣く練習ぐらいして欲しいもの、ラストの嘘泣きで興ざめ。
人気のピークはすぎていると思うのに肌は荒れているし。
テレビドラマと思っていたら映画なのですね。
どおりで、最近のテレビドラマは背景や道具に金かけていると思っていました。
できのほうはテレビドラマ並みでした。

投稿者:bond投稿日:2010-10-13 10:18:03
原作はいいし、オリジナルも良かったがこのリメイクは大根達が台無しにしてる。日本の役者はいまやタイプキャストばっかり。
投稿者:ビリジョ投稿日:2009-12-04 01:26:05
【ネタバレ注意】

 松本清張って面白いのかなあ。「点と線」の「飛行機」とか、「砂の器」の「超音波」とかさあ。どうなのよ。砂の器なんて、前半はともかく、後半はほとんどトンデモ小説でっせ。
 で、「ゼロの焦点」だ。ひょっとして面白いのかと思って映画館に足を運んだが、案の定つまらんかった。これでは2時間ドラマではないか。いや、ひょっとしてこれは2時間ドラマなのか。原作を読んだときは、主人公が何もしないのに勝手に謎が解決していく展開に唖然としたが、同時に「2時間ドラマ向けかもね、この話は」とも思ったのを覚えている。

 せめて、女性たちの過去をもう少し穿り出して、克明に描いてはどうだったか。

 一番変なのは木村多江だ。何で死ぬんよ。

 「このドラマに描かれた女性の『苦悩』は、男目線でしかない」という女性からの批評が、もっと聞こえてきてしかるべきではないか、と思った。

投稿者:NYY投稿日:2009-12-02 23:10:38
【ネタバレ注意】

昨日の映画の日に見たい作品が無くて、レイトで見られる物の中か
らリストアップして、最終的に長澤まさみの「曲がれ!スプーン」
とどっちにするか迷って・・・
           <(^O^) テヘ!
 
開始時間の関係で仕方なくこっちを見てきたんだけど、当たり!
なかなか良かった。
完全に中谷美紀の映画ですね。怖い女を怪演。これ、ホラー映画だ
よね?
          (つд⊂) エ-ン コワイヨ〜
 
時代に翻弄された3人の女達をメインに描いた作品なんだろうけど
ボクは西島秀俊に共感しました。
戦争で死んだ仲間達のことを思うと、自分は一生結婚したり幸せな
人生を送ることなんてできないと思っていたのに・・・
お見合いで出会った女に心から惹かれてしまって、
「新しい時代は、もしかしたら、こんなオレにも新しい人生を生き
直すチャンスを与えてくれたのかも知れない」と思った(正確な
引用ではないですよ)。
 
とっくの昔に終わっていた筈の下半身の疼きがグッと甦った感じw。
いー女に、ときめいた時にのみ、男の中に起こる奇跡の瞬間ですな。
そーゆーストレートなシーンは無かったけど、想像したら感動した。
 
しかし、その、いー女が何で広末なん?
子持ちで中古で明らかに劣化してて、致命的なミスキャスト。
あそこは、一度終わってしまった男の人生観をひっくり返すような
ピッチピチで奇跡のようないー女じゃなきゃ駄目なんだよ。
 
誰かも書いてたけど、なんか、終盤には広末が名探偵コナンになっ
てるし・・・
ま、暗い過去を暴かれたくないってのは、松本清張によくあるパタ
ーンでそそるもんがあるね。
西島は他人の弱みを暴露したりするようなセコイ男じゃないんだけ
ど、疑心暗鬼になってしまった女の情念は誰にも止められないんで
す。
          (つд⊂) エ-ン コワイヨ〜
 
ていうか、内縁の妻がいたって別に良いじゃん。この作品の木村多
江は、そんなの気にしないタイプだろうし。男は2人の女を同時に
同じくらいに愛せる生き物なんだよ。
過去を暴かれるのを防ぐ面もあっただろうが、若い女に浮気した男
に怒って突き落としたようにも見えて、それってこの時代とは何の
関係も無い、単なる女の身勝手な振る舞いだと思うよ。
 
 
日本初の女性市長誕生! 新しい時代だ〜!とか、アサヒっぽい
安っぽいリベラル臭が鼻についたのが難。
日本は戦前から民主主義だったのに、どのへんが新しいのかね?
女性の参政権が認められて12年って点を言いたいのかも知れない
が、昭和21年に既に女性の国会議員は誕生してるし・・・
民主主義はヒトラーを生み出したりもしてるし、理想を実現する
薔薇色のシステムでも何でもなくて、比較的マシなシステムってだ
けだし。
新しい時代ってのは、経済の面の話だと思うんだけど・・・
 
あと、「新しい時代には、私達みたいな職業に就かなくても良くな
る」って・・・
ボクの気のせいかも知れないけど、現代の女性は自らの意思で援交
とか風俗バイトとか活発に活動されてる気がしますぞな。
 
この中谷とか西島は、新しい時代、新しい時代って何度も繰り返さ
れる記号に過剰に期待してしまったことによる振る舞いで不幸にな
った感じがして、作品の意図とは別の意味で哀しかった。

投稿者:replicant投稿日:2009-12-01 01:57:15
【ネタバレ注意】

いやぁ、驚きました!『ジョゼと〜』以来、精彩を欠いていた犬童一心でしたが今作では今までとは別人のような力強い演出を見せてくれます。今の日本の監督でここまで正統な清張映画(TVドラマには居るのに・・・)が作れる人間がいるとは思いませんでした。ラストでドタバタしたのがちょいと残念でしたが、市長選を背景にした脚本は実に良く練られています。思ったほど市長選の効果が感じられませんでしたが、その心意気は買えます。久々に力のある邦画を観た気がしました。『沈まぬ太陽』も良かったんですが、題材が膨大過ぎて散漫な印象を残すのに比べて、映像化し易い利点を考慮してもこちらの方が好きです。まぁ、比べるのは酷ですが・・・。ただ、惜しまれるのは、箱入り娘で世の中のことを何も知らないで育った禎子、負け組みに転落した才媛・佐知子、生まれながらに不幸な生い立ちの久子、その3人の(女性としての)人生の描き方が不十分な印象が残りました。そのせいか、せっかくの女性初の市長誕生というサイドストーリーがいまいち生きてない気がします。もちろん、加賀丈史を始めとする男性陣の描き方も弱いと思いますが・・・。それでも、この作品には映画しか持ち得ない重量感が感じられまし、十分に魅力的です。

昭和32年の金沢の町並み(立川も)を再現したセットは韓国・富川ファンタスティックスタジオに作られたそうですが、素晴らしいです。日本海の描写もいかにも清張ですし(笑)、見応え十分!だけんどもしかし!木村多江と中谷美紀が火花を散らしてる中、どうしても広末の稚拙さが際立ってしまいます。『おくりびと』よりは随分と成長しましたが、いかんせん、あの声がいけません。あまりに幼い!もっと勉強して下さい。

しかし、犬童一心という監督はかなり脚本に左右されますね。今作は、もう少し脚本を読めるようになれば化ける可能性は十分だと、感じさせる力作でした。とりあえず次作が楽しみ。

点数は大甘で!

投稿者:黒美君彦投稿日:2009-11-25 21:45:17
【ネタバレ注意】

昭和32年(1957年)という時代背景をしっかりと描き込んだ点にまず高い評価をしたいと思います。50年代から60年代にかけての世相はまだまだ敗戦の余韻を引きずっている時代であり、突然人が失踪する「蒸発」という言葉が日常的に使われていました。そんな時代の東京、金沢を映像化してみせた犬童一心監督の手腕にまず感心。
上野耕路の音楽も野村芳太郎の清張作品を思わせる重厚なもので、物語をぐいぐい引っ張っていきます。原作は、単なる謎解きに終わらない複雑に絡み合った人間模様と時代背景が清張サスペンスの真骨頂ですが、それに真っ向から挑んだスタッフの努力を讃えたいと思います。

キャストも中谷美紀と木村多江が画面を引き締めます。目に力のある中谷美紀が素晴らしいのはもちろんですが、薄倖を画に描いたような木村多江の存在感が実にいい。金沢弁も上手く活かされ、冬の日本海の凍えるような冷たさもひきたっています。
惜しまれるのは珍しく?笑わない役の広末涼子。彼女は彼女なりに頑張ったのだとは思いますが、何せ声が悪すぎる。甘ったれた舌足らずのナレーションが、残念ながらこの作品に合っているとは到底思えませんでした。ラスト近くで母親に呼ばれて笑顔で応えるシーンは思わずがっくり。それまでの物語を台無しにしてしまう芸のない相変わらずの笑顔に脱力(苦笑)。

この作品でも「はこまる」さんのコメントが殆ど言い尽くしていると思うので、さらに付け加えることはありませんが、60年代邦画の頂点ともいえる数々の清張ものの正統なる継承作であることは確かです。いい作品です。

投稿者:はこまる投稿日:2009-11-22 21:21:26
社会派という清張印はかなり薄まっていますが、力のこもった映画ならではのショットが続く魅力的な秀作です。スコープサイズ。
新妻役の広末涼子の目に余るダイコンぶりと、エンディングクレジットで余韻をぶち壊す場末のスナックでオッサンががなっているような主題歌(中島みゆき)を除けば、端正な犬童演出が堪能できるサスペンス大作なのではないでしょうか。また、女優を楽しむ映画としても出色。ヒッチコック、いやトリュフォーの映画がお好きな方なんかにもオススメできると思います。列車の中でのオーヴァーラップ。こういうクラシカルなスタイルの映画に私は弱い。

広末ダイコン云々と言いましたが、ここでの主役はやはり中谷美紀と木村多江。この二人のヒロインが物語を一気にさらい、久しぶりに運命の中で抗い破滅してゆく女の物語をじっくりと味あわせていただきました。クライマックスの雪のシーンや教室でのエピソードは名場面です。この辺りの味付けは犬童監督ならではでしょう。清張っぽくないシーンですが私は気に入りました。

波、崖、雪、そして東北。原作はもちろん既読、野村芳太郎版も見ています。出てくる記号が2時間サスペンスみたいですが、もちろんこちらが元祖です。今回の犬童版ではこれも原作に出てこない市長選挙を絡めた見せ場が終盤に待っていますが、ここも大いに盛り上がります。ただ、原作が発表され、野村版が作られた頃と違い、現在では戦争に対する記憶も消えかかり、昭和も遥か遠くなっています。悲劇の殻となる過去の亡霊、つまり犯罪へと誘う動機が、我々現代人にとってややリアリティを持ち得ず、「そうだったんだろうな・・・」という程度の実感しかないとしても、たぶんそれは致し方ないのでしょう。だからこそ、犬童監督は悲劇性の強いケレン味演出を用いて女優たちの物語を強く前面に出しているのだと思います。

キャストは前述のように中谷と木村が好演。広末は沈没、どうしても声がね・・・。西島秀俊は何考えているか分からない陰のある個性が役にマッチしています。実業家役の鹿賀丈史はキャラクターと行動が上手く捌ききれず、彼だけが物語から何だか浮き上がっていて少し残念。

パートナーをあまり知らないまま結婚してしまう昭和時代の「お見合い」という設定が、いささか古くなっているのが気になりますが、装置や美術関係の丁寧な仕事ぶりも嬉しく、犬童監督の映画的なセンスが堪能できる良作だと思います。個人的には『沈まぬ太陽』よりこちらの方が好みです。
投稿者:ginza7投稿日:2009-11-16 21:36:49
【ネタバレ注意】

内縁の妻を持つ男が若い女に目が眩んで結婚してしまった。そんな男には大抵罰があたる・・・ということですよね。
時代性とか面白くないわけではないですが特に勧めること理由もないです。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演女優賞広末涼子 
 □ 助演女優賞木村多江 
  中谷美紀 
 □ 監督賞犬童一心 
 □ 脚本賞犬童一心 
  中園健司 
 □ 音楽賞上野耕路 
 □ 撮影賞蔦井孝洋 
 □ 照明賞疋田ヨシタケ 
 □ 美術賞瀬下幸治 
 □ 録音賞志満順一 
 □ 編集賞上野聡一 
【ソフト】
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