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かいじゅうたちのいるところ(2009)

WHERE THE WILD THINGS ARE

メディア映画
上映時間101分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ワーナー)
初公開年月2010/01/15
ジャンルアドベンチャー/ファミリー/ファンタジー
映倫G
かいじゅうたちのいるところ/チャーリーとチョコレート工場 Blu-ray (初回限定生産/お得な2作品パック)
参考価格:¥ 2,592
価格:¥ 1,980
USED価格:¥ 1,788
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【解説】
 モーリス・センダックの世界的ロングセラー絵本を「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」の鬼才スパイク・ジョーンズ監督が実写映画化。ひょんなことから不思議な島へとやって来た感受性豊かな少年が、ちょっとこわいけれど愛嬌あるかいじゅうたちと繰り広げる冒険の数々を、イマジネーションあふれる世界観の中、スパイク・ジョーンズならではのユニークな映像センスで描き出す。主人公の少年役には本作が映画デビューとなるマックス・レコーズ。
 やんちゃな8歳の少年マックスは、シングルマザーの母と姉との3人暮らし。最近、姉も母もかまってくれず寂しさがつのるマックス。ある日、大好きなオオカミの着ぐるみを着て悪さをしていたマックスは、ついに母を激怒させてしまう。自分の気持ちを分かってくれない悔しさから、マックスはそのまま家を飛び出してしまう。無我夢中のままボートに乗り込み、大海原へとこぎ出してしまったマックスは、やがてどこかの島へとたどり着く。なんとそこには、大きな体をした不思議なかいじゅうたちがいっぱいいた。そして、ひょんな成り行きから王様として迎えられたマックス。さっそく、みんなが幸せになれる王国づくりに乗り出すのだったが…。
<allcinema>
【吹き替え】

劇場
※このデータは放送当時の情報です。
加藤清史郎
高橋克実
永作博美
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
535 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:o.o投稿日:2017-06-12 03:15:54
これまた奇妙で特異な子供向け映画でした。少年が出会ったこのやたらに陰鬱でどこか暴力的なものを秘めた「かいじゅうたち (The Wild Things )」はいったい何者で、彼らの背景にある物語はいかなるものなのか。また、結局のところ少年が彼らとの交流で得たものは何なのか。そういったことは何だかよく分からないまま終わってしまいます。

しかし、このよく分からないということが重要なのかもしれません。考えてみれば、子供時代の体験というのは、やれ友情の大切さだとか、やれ家族が大事だとか、やれ命は尊いだとか、そういった大人にとって腑に落ちるよう教訓的な意味を持ったものではないはず。少年は何か不思議な、生涯を通じて心に残る大切な経験をした。それで十分だ、ということじゃないかなと思います。

アンバランスに顔がでかい不細工な「The Wild Things」たちは、「かいじゅう」というより、「妖怪」と呼ぶのがいちばんしっくりくるような気がします。実際、砂かけ婆や子泣き爺といった、水木しげるが描く妖怪たち (とくに原作漫画の) のセンスと通じていなくもありません。これまで「王」にしたものは、すべて最後は喰っていたそうだから、少年はけっこう危険なものと触れ合っていたということになろうかと思います。

宮崎アニメみたいなのは、子供向けを偽装して、実は老人を満足させるためのものだろうと常々思っています。我が邦でも、もっと (大人にとっては) ナンセンスで、不可思議で、不気味で、それでいて楽しく、一生忘れがたい、そんな経験を子供にさせる映画が製作されることを希望する次第です。
投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-10-04 04:18:21
かいじゅうたちの声優が豪華ですね。
投稿者:ピースケ投稿日:2012-06-16 23:48:19
『食べたいほど好き』 っていうセリフにはドキッとしたが、そんだけ。
投稿者:ジーナ投稿日:2011-01-08 02:34:57
少年と怪獣たちの心の交流を描いたファンタジーです。

もっと子供向けの温かくて柔らかくて甘い作品だと思っていたので、スパイク・ジョーンズのシャープすぎる切り口に唖然でした。

ストーリーのほうもイマイチ少年の成長を感じられず消化不良です。
気分屋で手の焼ける少年と同じキャラを怪獣のキャロルに与え『人のふり見て我がふり直せ』的に少年を悔い改めさせようとしたのでしょうが、成長したというよりはこっちの世界も面倒くさくなっちゃったから帰ろって感じに見えちゃうんですよね。
このあたりの心情描写を丁寧に描いてくれれば印象は大きく変わったと思います。
もう一つ・・・少年の内面を怪獣達の個性に反映させた事で、怪獣達がやたら人間臭くなってしまい、、ファンタジックな世界を描いているにも関わらず下世話な内容になっているのが残念だったカナ。
ダークファンタジーでも無ければ可愛いファンタジーでもない、ただ夢の無いストーリーを非現実的に描いているだけに映ってしまいました。
テンポは悪くメリハリもないですし、ストーリーも無駄が多くてダラダラ長いので何度も眠くなっちゃいました。
正直、2時間以上観ているような感覚でしたよ。

怪獣たちのキャラクター性は個性的で味わい深いのですが、万人ウケは難しいでしょうね。
中にはひょうきんで憎めないキャラもいるのですが、ビジュアルも含めて大概が気色悪いです(爆)
微妙にリアルなんだけど微妙にチープな怪獣たちに私は生理的な拒否感を覚えました。
なんか・・・臭ってきそうな感じがイヤだったなぁ(爆)

主人公を演じた子役君はなかなかキュート☆
子供嫌いには全く受け付けられないような子供を演じていましたが、彼自身が可愛いのが救いでした。
これが見た目も憎々しい子供だったらどうなっていた事か(爆)
母親を演じたキャサリン・キーナーの深みのある演技は作品に奥行きを与えていました。
チョイ役だったのが勿体ないぐらいですね。
声優陣はかなり豪華ですが、怪獣達のキャラに入り込めなかった私にはその豪華さすら味わう余裕がありませんでした。

怪獣達の住む島のロケーションはGOOD
音楽も素晴らしかったです・・・が、チョットうるさく感じたシーンもあったので流し方に配慮があると良かったですね。

ファンタジック映画らしい可愛い世界観ではなく、それどころかちょっとグロテスクな怪獣達に子供がショックを受けないか心配(笑)
子供向け作品とは安易に言えないインパクトのあるビジュアルとどこかレトロな映像は何を狙っての事なのでしょう? 
この不思議な場所に行った理由も説明も無いので大人向けとも言えないし・・・なんだか観客層が絞れてない作品になっちゃいましたね。
小学校入学前ぐらいの子供が『協調性』を学ぶのにふさわしい教材映画として、お子様が楽しめるような世界観のショートムービーにしてくれれば文句なしでした。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2010-11-21 22:37:42
かいじゅう達が作った砦やキャロルの作ったミニチュアなど、美術が素晴らしかった。原作を読んだ事が無いので、筋やかいじゅう達の関係など解りにくい所があるのでもう一度観てみようかな。ただこれでは内容的に凡庸と言われても仕方無い。星三つ半。
投稿者:ghost-fox投稿日:2010-06-13 22:40:42
天ぷらと西瓜
投稿者:陸将投稿日:2010-03-02 15:15:37
【ネタバレ注意】

スパイク・ジョーンズが監督ということで覚悟はしていたが、前二作同様、またしても奇想天外な映画である。とにかくかいじゅうたちが走る、跳ぶ、壊す。そのダイナミックな躍動感に胸がすくわれる。その1つ1つの動作から身体の原始的な力を感じる。また本作で描かれる感情も、全く混じり気がない、純粋なものがスクリーン上に乱雑に刻まれている。喜怒哀楽という単純な心情だけで突き動かされ、爆発的に動く身体。細やかな心理描写があるわけではないが、そのかんしゃく玉のように爆発するエネルギーが殴り書きのように映像化されている。それが本作を小さくまとまったものではなく、広がりを持たせることに成功している。そして本作で繰り返し描かれる、作る・造る・創る→壊すというプロセスがとても印象的だ。物質的にもそうだが、友人や恋人、家族といった人間関係をつくりあげていくのはとても時間がかかり、根気強さや忍耐が必要だ。だが、綿密につくりあげられたように見えるものを壊すのはとても簡単なのである。そんな脆さを含んだものを大胆にぶっ壊す姿。その残骸は無残である。だが決して本作は悲観的には描いていない。
”壊したなら、またつくり直せばいいじゃん”と言われている気がする。自分の感情を飾ったり、隠したりせずにありのままの感情をぶつけ合う姿に、どこか懐かしさ、羨ましさを覚える。だが、そんなことでは人間関係は築けない。そう思った自分に対して、とうとう自分も大人になったのだなと実感した。

投稿者:のど飴投稿日:2010-02-09 20:40:44
「子供向け」って言われる定義は何だろう?かわいらしくて、わかりやすくて、空想的で、道徳的で、教訓的とか?
この映画は空想的でかわいらいいけど、わかりやすくないし教訓的でもないな。だららといって子どもには向いてないわけじゃないと思う。
この主人公の男の子は変にデフォルメも理想化もされてない等身大のガキだし、直面してる問題もすごくリアルなもの。
だから大人が「あー、昔こんなことあった、あった」と思ってみるんじゃなくて現に今問題に直面してる現役の子供に観てもらえばすごく有益なんじゃないだろうか。
原作者のおっちゃんも「子供にディズニーの甘ったるい映画ばっかり見せてたらアホになる一方」って言ってたし。たしかに子供の時に観た教訓的な映画とかアニメも今振り返れば「アホか、ふざけんな。」って思うようなのがいっぱいあるよな。

冒頭の雪遊び雪合戦のシーンは戦争映画ばりに鬼気迫るものがあったし、かいじゅうたちが暴れる場面はトランスフォーマーより迫力あったと思う。
投稿者:Charlie Lime投稿日:2010-02-08 18:19:02
【ネタバレ注意】

 原作と比較するのは、この際無意味なことであろう。
 ただジョーンズ監督がセンダックの絵本を下敷きにして、いったい何を訴えたかったのか疑問が残るのである。
 父親のいないマックス少年は、姉に疎まれ、母を困らせる。空想癖もあるようでお話作りにも長けている。このように冒頭に描かれた、構ってもらいたい年頃の少年の孤独感を描いた一連のシークエンスが、かなり紋切り型である。
 では、マックスが漂着した島“かいじゅうたちのいるところ”に移ってからはどうか。画面の色調は暗いトーンが引きずられ、そこではかいじゅうたちの「トラブル・ストーリー」が展開している。マックスという「外来種」が訪れることにより、彼中心の新たなストーリーが始まるのではない。元から繰り広げられてきた(そう考えるしかない)「トラブル・ストーリー」に、出任せから王として君臨(?)することになったマックスが参加するという形である。かといってこの映画は「オズの魔法使い」や「千と千尋の神隠し」のような冒険譚やファンタジーにはならない。マックス少年の成長を描いたビルドゥングス・ロマンといった趣とも異なる。「異世界」でありながらも「こちらの世界」にいる人間たち同様に、鬱屈としたもめ事・悩み事を抱えながら生きているかいじゅうたちのもとで、いっしょに悩んで翻弄されるのだ。
 実はここが原作とは大きく異なる点である。原作においては、マックスと戯れるだけの愉快で可愛らしい単純明快な存在でしかなかったかいじゅうたちが、映画では名前が与えられ、英語でしゃべり、性格付けまで施されている。マックスの妄想(あるいは夢)の産物であろう「異世界」は、「こちらの世界」と何ら変わらない悩み多き社会として描かれている。つまり、身近な人間たちの悩みやもめ事を常に目撃し、自分自身も傷つけられてきたマックスのその体験が、「異世界」のかいじゅうたちにそのまま乗り移っているのだ。
 小さな共同体の中で、仲間との協調性や自らの居場所について悩むかいじゅうたちの姿に、私は最後まで違和感を抱き続けていたのだが、何よりもこのかいじゅうたち、卑屈なもの、内向的なもの、自分勝手なもの、嫉妬深いもの…みんなあまりにもネガティヴで暗すぎる。マックスには、そんなかいじゅうたちの共同体を巧く治める力など持ち合わせていない。原作では、自由自在にかいじゅうたちを操れる文字通りの小さな王様だったマックスも、映画では最終的にただの子供として何も変えられないまま去っていくことになる。ここに至るまでの他愛のない悪ふざけ(?)が深刻めいた話の展開にそぐわず、空回りしていてまだるっこしい。
 最後に一つマックスが気付いたこと。それは、もめ事を解決させる最終手段にはママの存在が必要なこと。マックスにとって唯一信頼できるのは、一番近しく愛しい存在であるママであって、ママこそがマックスの「王」であるということ。
 さて、マックス自身のホームシック(「おうちに帰りたい」「ママに会いたい」という望み)はあまりにもあっけなく解決するが、(妄想の中の)かいじゅうたちの「トラブル・ストーリー」は、諦念と共にやるせなく放り出されたままになっている。これではこの作品から完全なカタルシスを得ることは叶わない。
 生きづらく、悩みだらけの人生を受け入れて強くなれというのが監督のメッセージなのか。
 しかし、殺風景な舞台で、生活感を感じないかいじゅうたちに、人間性を持たせて演じさせるのには相当な無理があると云わざるを得ない。私が最後まで違和感を抱き続けた所以である。お話作りに長けたマックスであれば、もっと破天荒なストーリーが展開されてしかるべきだと思うのだが…。
 ティム・バートンが描くような、極彩色のファンタジーにはしたくなかったのだろうが、それならばもっと観る者をぐっと惹き付ける、ジョーンズ監督なりの仕掛けがあってもよかったのではないか?
 かいじゅうたちの着ぐるみの出来や雰囲気が良かっただけに、勿体ない限りである。
 とんでもない大失敗作!!!
 



投稿者:replicant投稿日:2010-02-06 03:05:49
【ネタバレ注意】

初めて予告編を観た時から物凄く期待していたのですが・・・。簡単に言ってしまえば、母親は忙しいし、姉は遊んでくれないし、近所に年の近い友人もいない・・・だから自転車で隣町まで遊びに行ったら、同い年くらいの子供たちがたくさんいて、最初は「誰だお前!」と突っ込まれたけど「オレは隣町の番長だ!」と言ったところ一目置かれて仲良く遊んだんだけど、疲れたから帰って来た!って、話。この隣町の子供たちが怪獣なだけです。なんだかなぁ・・・でした。やはりスパイク・ジョーンズとは相性が悪いようです。原作である絵本に忠実なのかもしれませんが、何が面白いのかサッパリ!でした。かいじゅうたちに出会って暫くは良かったのですが、途中からドタバタしているだけで飽きてしまいました。ジム・ヘンソンが手がけた“かいじゅうたち”は見るべき価値十分でしたが、それだけでしたね。この絵本が大好きな知り合いは「絵本の世界を無理やり広げたことで台無し!」と言ってました。ああ、やっぱりそんな感じなのね。

投稿者:映画で元気投稿日:2010-01-25 09:55:29
 ファンタジー映画は難しいと思う。
 実写化するとずいぶんグロテスクであったり、夢とロマンに重点を置くと、やたらと定番なメルヘン物になったりと、個性的なファンタジーは、本当に難しいと思う。
 この「かいじゅうたちのいるところ」は、そういう意味では、大変成功している。
 今まで観たことのない、グロテスクでもメルヘンタッチでもないファンタジーである。
 着ぐるみの怪獣たちにして、グロテスクさをなくし、そのくせ表情や動きは極めてリアルであり、怪獣らしさが画面いっぱいに出ている。絵本から抜き出た、という感じたろう。
 手に汗握る場面があるわけでもなく、涙の出る場面があるわけでもなく、スカッとするわけでもなく、淡々とした映画ではあるが、飽きさせることなかった。
 ただ強烈な印象の残る映画ではない。
投稿者:なちら投稿日:2010-01-21 00:27:24
幼稚園でつい手に取っちゃうお気に入り絵本は「すてきな三にんぐみ」か「かいじゅう〜」だった。
あの不気味な絵が大好きでねぇ。映画なりに不気味さが表現されていて安心したよ。

かいじゅうたちはあんな体なのに飛んだり跳ねたり大迫力!
感情もむき出しに暴れるから怖いくらいだよ!
(そんな時に流れるanimalって曲、あれ良いね。)

景色や遠吠え、表情が切なくて、何度か涙が込み上げて来た。
マックスはもうママに噛み付いたりしないね。
投稿者:メカゴジラ投稿日:2010-01-17 01:10:47
【ネタバレ注意】

 
字幕版をレイトショーにて鑑賞。

人気者のこども店長くん(見るたびイラッとする)の吹替版もあるが、この映画、吹替版で子供が観て熱中するような映画なのか疑問だ。少なくとも作り手に、ディズニー的というかスピルバーグ的な甘ったるい冒険ファンタジーを作る気はなかったと思う。

主人公は普通の子供。といってもモテカワ愛されタイプの子供ではなく、ナチュラルに自己中心的で、周りに構われたいけど、自分の思うとおりにならないとすぐ泣いてかんしゃくを起こす。ああ自分が小学校低学年のころはこうだったよなあ、としみじみ思い出すリアルな子供だ。
そういうガキな彼は母親とケンカして家を飛び出し、船に乗って海に出る。わかりやすいファンタジーだと、「ここから主人公の空想ですよ」みたいな演出があるもんだが、この映画にはそれがない。観終わって気づいたが、この映画の映像は(一人称視点ではないが)全部「主人公が見ている世界」そのままなんだな。

「かいじゅう」たちは原作の挿絵をそのまま立体化した、ゴン太くんとかガチャピンとかムックを思い出す着ぐるみ。半端に生物っぽいアレンジをしなかったのは立派。「着ぐるみ」といってもジム・ヘンソン・プロがやっているだけあって、動きや表情など実によく出来ており、手持ちカメラを多用した画面、自然光・ロケでの撮影もあって異様にリアル。矛盾しているようだが「子供が見ている世界」を「現実感をもって再現」している。
というかホント、不思議な、いままで観たことのない実にすばらしい映像だった。

主人公はガキ特有の口からでまかせで「かいじゅう」の王様になるんだが、やっていることは砦作りだの戦争ごっこだの、ガキらしいグダグダ、ユルユルなことばかりなのが楽しい。
自分の感情のままに生きてきたガキは、「かいじゅう」の島での体験を経て、他人にも感情があること、他人を思いやることを理解する。
だがそれも台詞でわかりやすく説明することをせず、疲れて眠った母親に対する彼の視線だけで語る。この監督すごいわ。

「子供向け」ではなく「むかし子供だった人向け」の、不思議な、でも実にいい映画。
面白かった。

投稿者:五輪山投稿日:2010-01-15 23:04:21
【ネタバレ注意】

子供の頃はずっと団地で暮らしてて、同じ棟の子たちと遊んでたんだけど、その中に4つ下の癇癪持ちの少年がいました。最初の内は仲良く鬼ごっことかしてるんだけど、段々その子をからかい始めたりすると、ワァッと泣きながら石投げてくるんですね。「あぶねぇ!」とか言いながら逃げ回るわけです。何度もそうなる。わかってて泣かす。残酷ですからね子供は。
映画の冒頭でマックスが隣の家の兄弟たちと雪合戦して泣かされるシーン見ながら、その子のことを思い出してました。
母親に構ってもらえると嬉しいマックスが、自分の作ったお話を聞かせ、母親がそれをパソコンに打ち込んでくシーンもよかった。床に寝転がってテーブル越しに母親を見上げるアングルが、ホント子供目線。そんなことで、すんなり「かいじゅうの島」へと連れてってもらえました。
心を通わせたマックスとかいじゅうたちが、ドドドッと森を抜け、海岸っぺりで夕陽に包まれるシーンは、なんですかね、ちょっと涙出そうになりましたよ。孤独を抱えた癇癪持ちというマックスの心象を映した♂かいじゅうキャロルや、ニール・ヤングそっくりな心優しい♀かいじゅうKW。いろんな性格のかいじゅうたちの瞳が一様に寂しげなのもいいですね。
森と砂漠と海岸という、セットを組まなくても十分ファンタジーになってるのは撮影の素晴らしさにも拠るところ。

子供向けとはいい難いし、それでも配給会社は子供向けに売っちゃってるから、休日家族で観に行って、微妙な感じになるかも知れないが、それはそれでいいんじゃないか。マックスがなんで荒れてたのか、かいじゅうたちと暮らしながら、どんなことを知ったのか、親子で話することもいろいろあるんじゃないかと思うんですけどね。

投稿者:ASH投稿日:2010-01-15 22:42:01
【ネタバレ注意】

 田舎のシネコンでは加藤清史郎くんによる日本語吹替え版での上映が多くって、字幕版は夕方の回とレイトショーのみという有様。いや、清史郎くんに罪はないけど、あの子の声って舌ッ足らずで耳に残るじゃんよォ。劇中では主人公のマックスが大声を張り上げるシーンが多いんだけど、その声が清史郎くんだったらと思うと…。こりゃ字幕版をチョイスして正解だったわ!(最初から吹替え版を観るつもりはなかったけどネ)。

 冒頭のマックスが奇声を上げてすさまじい勢いで階段を駆け下りたり、かいじゅうたちがジャンプして体当たりしたり、泥だんごを投げ合って大騒ぎしたりと、それらのシーンを見て「嗚呼、ジャッカス…」と感じたのは僕だけではないはず。スパイク・ジョーンズの持ち味であるガキっぽいセンスがこんなところに活かされていたとはねぇ。ところが、お話は子供向けなんだろうと思っていたら、スパイクは明らかにファミリー層を狙っていない。そこがヒネクレ者のあの人らしい。

 ここ最近、無垢の時代の終わりというテーマを掲げたファンタジー映画が多くなってきたが、コレもそのうちのひとつでしょう。マックスは多動性障害なんじゃないかと思えるくらい落ち着きがなくわがまま放題な子供なのだが、「かいじゅうたちのいるところ」へ行き、そこで王様として君臨したことで社会構造が複雑なのだということを思い知る。かいじゅうたちもいろんな問題を抱えてあの島で暮らしているのだ。そんなところにポッと出の王様が来たところで、上手く統治できるわきゃないんだから。

 わがままで、性格的にはあまり可愛げのないマックスを見ていてイライラしちゃうと、主人公どころかお話そのものにも共感できるようなことは何ひとつないんでしょうけど、悲しいことに子供ってこういうもんなんです。思い付きでモノを言ったり、昨日と今日で言っていることがコロコロ変わったり。無邪気と言えば聞こえはいいが、そのお陰で周りの人を振り回したりするもんなんです。マックスはそんな自分の姿を、かいじゅうたちを通して思い知らされたとでも言えばいいのか。だから、自分が去ることで問題解決をしたのではないかと(それが正しい善処法だったかは別として)。

 一応、WBというメジャー作品だが、内容的にはインディペンデントの方が似つかわしい映画なのかも。しかし、これだけのかいじゅうを動かすには独立系資本の低予算でというわけにはいかないでしょう。スパイクが撮ったことでそんじょそこらのファンタジー映画とは一線を画す作りなっていて、逆にその部分に賛否両論が集りそうだが、僕はスパイクお得意のやんちゃな遊び心と摩訶不思議なテイストがいい塩梅に醸し出されていて、この映画のそんなところが好き!! 確かに、冒険ファンタジーを期待して鑑賞に臨むとなると、こりゃ面喰うわな。

 それにしてもだ、つくづく思うのがジム・ヘンソン・クリーチャーショップの素晴らしい仕事ぶり。「銀河ヒッチハイク」のヴォゴン人もそうだったけど、CG全盛のこのご時勢に、あんなかいじゅうを登場させたこと。お陰で映画にリアリティとぬくもりが出ている。表情はデジタル合成なんだろうけど、キャロルの悲しい遠吠えには、チビっとだけグッときた。また悲しそうな表情をするのが堪らないのよ。

 イキイキと動くかいじゅうたちの姿を見ていて、フト思い出したのが「ガチャピンチャレンジ」におけるガチャピン。夢のないことを言っちゃえば、着ぐるみのくせによく動き回ること。まあ、ガチャピンほどの運動神経があるわけでもないんでしょうが、コチラのかいじゅうたちも走るわ、跳ぶわ、ブン投げられるわと、ジッとしてるときの方が少ないくらい。その姿を見ているだけでも、この映画って結構愉しいんだよね。

 かいじゅうたちの声を当てた俳優陣も皆さん上手い。そういえばジェームズ・ガンドルフィーニって、感情が高ぶるとおっかなそうな感じの人だもんね。ちなみに、かいじゅうの中で一番好きなのは鳥のダグラス。暴走しがちなキャロルのなだめ役というのが泣かせる。それだけに、腕をもぎ取られちゃうのはショック!

 カレンOの楽曲は、感情を左右させられるのでズルい!

投稿者:マーサ19投稿日:2010-01-10 22:04:47
【ネタバレ注意】

映画の好みは、人それぞれだし〜見た人が感じればいいのですが。
大人の私には、よくなかった(はっきりごめんなさい)。
字幕版で見ましたが、なんか怖くって。
子供も(性格が)かわいくないし。
大人の視点で作ったような作品で、楽しめません。
「世界で一番読まれてる絵本」らしいので、
絵本なら、もっとかわいいのかな〜?
なので絵本は読んでみたいと思います。

ファンタジーなら、ナルニアとかワクワクがほしいですね。

悪いことは書きたくなかったけど、子供さんには、どうだろう?って思ったので。
ディズニーとか、そっちの方が楽しめるんじゃないかな〜

投稿者:lostinlord投稿日:2009-12-30 14:56:16
観客なめんてんのか・・・
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 音楽賞カーター・バーウェル 
  カレン・O 
□ 若手俳優賞マックス・レコーズ 
 □ 衣装デザイン賞ケイシー・ストーム 
 □ 歌曲賞Nick Zinner “All Is Love”
  カレン・O 
 □ 音楽賞カレン・O 
  カーター・バーウェル 
【ニュース】
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ゴールデン・グローブ賞、ノミネーション発表2009/12/16
放送映画批評家協会賞、ノミネーション発表!2009/12/15
ピーター・トラヴァース選定2009年ベスト10発表2009/12/11
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞は「マイレージ、マイライフ」に2009/12/04
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S・ジョーンズ監督『かいじゅうたちのいるところ』映画化、劇中画像2007/06/25
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