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マイマイ新子と千年の魔法(2009)

メディア映画 Anime
上映時間93分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月2009/11/21
ジャンルドラマ/ファミリー
映倫G
青い麦の海に飛び込むと、
キラキラの明日が見えるんよ。

マイマイ新子と千年の魔法

(C)高樹のぶ子・マガジンハウス/「マイマイ新子」製作委員会


 Photos

【クレジット】
監督:片渕須直
アニメーション制
作:
マッドハウス
演出:香月邦夫
室井ふみえ
製作:千葉龍平
野田助嗣
丸田順悟
岩田幸雄
企画:堀健一郎
吉田剛
丸山正雄
エグゼクティブプ
ロデューサー:
丸田順悟
原作:高樹のぶ子
『マイマイ新子』
脚本:片渕須直
キャラクターデザ
イン:
辻繁人
総作画監督:辻繁人
作画監督:浦谷千恵
尾崎和孝
藤田しげる
美術監督:上原伸一
色彩設計:橋本賢
撮影監督:増元由紀大
音楽:村井秀清
Minako "mooki" Obata
主題歌:コトリンゴ
画面構成:浦谷千恵
声の出演:福田麻由子青木新子
水沢奈子島津貴伊子
森迫永依清少納言・清原諾子
松元環季光子
江上晶真タツヨシ
中嶋和也シゲル
西原信裕ミツル
冨澤風斗一平
塚田正昭清原元輔
野田圭一小太郎
本上まなみ青木長子
【解説】
 芥川賞作家・高樹のぶ子の自伝的小説『マイマイ新子』を「時をかける少女」「サマーウォーズ」のマッドハウスがアニメ化した感動ストーリー。昭和30年代の山口県防府の美しい自然の風景をバックに、空想好きの少女が都会から転校してきた少女と友情を築き、仲間たちと元気に遊ぶ日々の中でゆっくりと成長していく姿を瑞々しいタッチでノスタルジックに綴る。監督は「アリーテ姫」、TV「BLACK LAGOON」の片渕須直。
 青い麦畑が広がる山口県防府市国衙は、多くの遺跡や古い地名が残る歴史ある町。おでこにマイマイ(つむじ)のある小学3年生の新子は、おじいちゃんから聞いた平安時代に思いを馳せては、千年前の都の様子や人々を空想するのが大好きな女の子。そんなある日、東京からの転校生、貴伊子がやって来た。どこか元気がなく、なかなかクラスに馴染めずにいた貴伊子だったが、好奇心旺盛な新子は彼女に興味を抱き、すぐに2人は仲良くなる。やがて、同級生のシゲルやタツヨシたちともに、用水路をせき止めて作ったダム池に夢中になる新子たちだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2015-11-04 04:00:11
やはり平安時代は後付けだった。
投稿者:maxpit投稿日:2012-06-22 00:13:43
テレビさえ、一般の家庭になかった時代の話である。だからこそ、このような
「空想」というものが、子供たちの遊びのひとつとして大きな割合をしめたの
であろう。しかも、なにもない田舎である。おじいちゃんや大人の話、仲間と
の会話などが子供たちの情報のほとんどである。そんな何にもない状態でも
楽しんでしまうのだから、物質文化に慣れてしまった自分に、忘れてしまって
しまった何かをふと気付かせてくれる思いがした。
子供たちが集まってダムを作ったりする遊び、果たして、今の子供たちはやる
のだろうか? テレビゲームや携帯などの電子機器が溢れる現代では、やはり
自然と遊ぶ機会は少なくなってしまったのだろうか? 田んぼや畑が少なくな
ってしまった都会近郊では、仕方ないことなのか? 古き良き時代とかいうもの
ではないにしろ、やはり、子供たちには、自然の中で感受性豊かに育って欲し
いものである。
投稿者:陸将投稿日:2011-05-11 00:15:38
【ネタバレ注意】

本作は決して完璧な映画ではない。
だが、不思議な魅力が確実に宿っている。

物語はいたって単純だ。
田舎の子供たちが経験する、幾多の出会いと別れ。
唐突な別れが彼らに降りかかってくる終盤の展開には少々戸惑いを感じたが、あくまでもその別れを子供たちがどのように消化し、乗り越えていくかに焦点が絞られているからこそ、不思議と不快な感じはしない。
現実で生きていく中で避けられない別れではあるが、その場面でも必要以上にシリアスになったり、ベタな演出をせずに、さらりと描いていることに好感が持てる。

妄想や空想や絵空事といったものは、時に現実逃避の道具として非難されることがある。
ただし、子供たちにとってそれは、現実をさらに豊かにする“魔法”である。
感受性や想像力を働かせて、世界を空間的にも時間的にも無限に広げられる可能性がある。
そんな経験を、かつて子供だった人間なら誰もがしていると思う。

本作は一貫して子供たちの視点で描かれている。
まだまだ人生経験が浅く、純粋無垢な心に次々と芽生える好奇心や冒険心や恐怖心。
そこで子供たちは痛みや悲しみを知り、成長していく。
自分もかつてそんな頃が必ずあった。
そんな潜在的な記憶が呼び起こされる。

そのように子供から大人へと成長していく人間を、美しく瑞々しい大自然が、これまでも、そしてこれからも、優しく見守り続けている。

投稿者:はこまる投稿日:2010-04-03 22:25:17
2009年のマイマイと言えば、シャフトの『化物語』における八九路真宵ちゃんでしたが、こちらのマイマイも素晴らしい。映画館で観れてよかった。これは間違いなく日本アニメの秀作です。監督は宮崎駿直系で佳作「アリーテ姫」を作っている片渕須直。なるほど、トトロが出てこない『となりのトトロ』クラスの作品です。
真っ直ぐで清らかな風、きらめく小川、そして、人々の変わらぬ営みを見つめてきた優しい自然。そしてその中を走り回る子供たち。この豊穣な描写の数々はどうでしょう。映画の神が細部に宿ってキラキラと輝いています。

2009年にマッドハウスにより製作されたアニメと言えば、ロングランヒットとなり数々の映画賞を受賞した細田守の『サマーウォーズ』がありましたが、海外市場、もしくは普段アニメを見ない人用に作られたあれなんかよりも、ずっと本作の方がアニメとしての純度が高い。小さいコミュニティーで九歳の少女が見つめる世界。それが無限の広がりをみせて見る者の想像力を刺激します。ここには世界を救うなんて白々しく大袈裟な物語はありませんが、出会いと別れが幾度となく繰り返されながら前へ進んで行く物語。地味ですが私としてはダンゼンこちらが好みです。

また、これはどうでもいい話ですが、汚い無精ひげを伸ばして、マキャベリスト気取りで「ミヤサ〜ンミヤサ〜ン」と長年巨匠に寄生し、上から目線で現在の日本アニメを見下して老害を晒している、元雑誌編集者出身の某スタジオの代表取締役なんかは、本作の爪の垢でも煎じたお茶でも飲み、一からの出直し、または引退されることをオススメします。どうせまた聴くに堪えない下手クソな吹き替えでオッサン臭い自分探しのお話でもやるのでしょうが、夏の新作の興行は70億から80億の間と予想します。これを切ってくるといよいよ組織として危険水域に入るでしょう。

閑話休題。細部と言いましたが、本作の舞台となった時代は、私はまだ空気以前だったので、それぞれの小道具そのものに懐かしさを抱くことはなかったのですが、日本人の原風景描写にはまったく唸らされました。子供たちが集まってダムを作るシーンがありましたが、ここなんかは『トトロ』より優れています。

文部省特選。子供の頃に学校の体育館に座らせられて観たような内容の映画ですが、子供からお年寄りまで多くの世代に広く見られるクオリティの高さと心を持った愛すべき作品だと思います。BDは買います。我が家の殿堂入り決定。
投稿者:ASH投稿日:2009-11-23 18:50:27
【ネタバレ注意】

 同じマッドハウスの「サマーウォーズ」にはあんなにコメントが集ってるてのに、コチラは寂しいですねぇ…(って、まだ公開3日目だけど)。というか、アチラは「時かけ」の監督さんということで注目と人気を集めているだけなんでしょうけど。かく言う僕も、マッドハウスがどういう集団なのか実はよく知らん。「ジブリ」みたいなもんか? そんなわけで、マッドハウス云々といったことや、アニメの技術的なことはナシね。

 文部科学省選定映画だし、どうみたって子供向けのマイルドな、大人の鑑賞に耐えうるような映画じゃないだろうとタカをくくっていたら、お見事に裏切られた。こりゃ、若年層には受けないだろうし、かといって子供向け映画の皮を被った大人の受けを狙ったような映画とも違うし…。あえて言うなら、子供特有の感性を理解できる人や、そういった感性を心のどこかにしまってあるような人の琴線に触れる映画とでも言えばいいのか…。

 ここで言う子供特有の感性とは、日常の風景や事象から物事を空想するという、誰もが幼い頃には一度はやっているあのこと。子供だけにしか見えない世界を、主人公の新子も頭の中で作り出している。その子供らしい世界にも、成長するに従って体験する厳しい現実が少しづつ介入してゆく。大人からすれば日常茶飯事な出来事が、新子の世界にも足を踏み入れてくるのだ。

 空想に耽ることは決して悪いことではない。東京から転校してきた貴伊子は、新しい環境に溶け込めずにいたが、新子と仲良くなり、新子の空想の世界の住人に彼女も加わる。誰かと出会うことでお互いが成長するというプロットの映画は多いが、この映画でも新子と出会ったことで貴伊子は次第に子供らしい感性を取り戻してゆく。その過程が、とても微笑ましい。田舎の自然に触れたことで、本来の子供らしさが貴伊子の中にも芽生えてゆく。

 空想がヘンな方向へ捻じ曲がっちゃうと「乙女の祈り」みたいになっちゃうが、アレほど突飛なわけでもないし、「テラビシアにかける橋」ほど残酷な現実が突き刺さるわけでもない。ごく普通にある出会いと別れを、2人は経験してゆく。そうやって誰もが成長してゆく姿を、瑞々しく描いているところにこの映画の良さがあるのだと思う。なんであれ「夏」の映画とは、観る者の心の中に特別な感情を呼び起こす何かがあるもんだ。上手く説明できないけれど…。

 新子が思い馳せる空想の世界とは、おじいちゃんから聞かされた千年前の防府の町の様子であり、そこに暮らす女の子の生活。本来なら新子にしか見えない世界なのだが、新子といつも遊んでいた貴伊子にもその世界が影響を及ぼしてくる。「感性」や「感受性」を育んでゆくには、ひとりではなく誰かの介在がなければなし得ないということの象徴なのかもしれない。この部分に説得力を感じないとシラケてしうまうんでしょうが。

 よもすれば、「ALWAYS」辺りから始まった昭和ノスタルジー懐古ブームに今頃になって乗った映画だと斬り捨てられかねない危険性があるが、「あの頃ってよかったよねぇ」的な映画とは違う気がする。確かに、あの当時の風景や生活様式が克明に描かれていて、リアルタイムに生きた人には懐かしい気持ちを想起させる映画になってはいると思うが、これは単に原作に即したからからではないかと。原作を読んだわけではないので、その辺は定かではないのだけれど。

 昭和30年代の街並みや生活をリアルに描いたディティールもさることなが、非常に印象に残るのがスキャットとオーケストラ演奏を巧みに合わせた音楽。優しい気持ちに浸れるかのようで、映画の内容とお見事にマッチ! カーペンターズの「シング」のカバー(モロに少年少女合唱団による歌唱!)や、エンド・クレジットに流れるコトリンゴの歌もいい感じ。

 ウィスキーボンボンのくだりが最高! あんなに喰ったら急性アルコール中毒になっちゃうんじゃ…。新子の妹の光子の反応がまた可笑しい! それにしても、福田麻由子ってのはすごいね。声優でもこれだけの表現力があるんだから。そういえば、森迫永依と福田麻由子って、ちびまる子とお姉ちゃんじゃん!! 忘れちゃいけない、本上まなみのあのおっとりとした喋り方もいい感じ!

 データには載ってないけど、新子の頑固なおじいちゃんの声を当てているのが野田圭一(ガンツ先生!!)。

【ソフト】
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