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運命のボタン(2009)

THE BOX

メディア映画
上映時間115分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ショウゲート)
初公開年月2010/05/08
ジャンルサスペンス/ミステリー/SF
映倫G
あなたなら、
押しますか?

ボタンを押せば1億円、
ただし見知らぬ誰かが死ぬ。
決断の期限は24時間──
運命のボタン [Blu-ray]
参考価格:¥ 4,935
価格:¥ 2,098
USED価格:¥ 375
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運命のボタン運命のボタン運命のボタン

【解説】
 リチャード・マシスンが1970年に発表した短編小説をキャメロン・ディアス主演で映画化した不条理サスペンス。ある日突然、24時間以内にボタンを押せば100万ドル(約1億円)が手に入るが、その代わりに見知らぬ誰かが死ぬという奇妙な箱を受け取った夫婦の運命をミステリアスに描く。共演に「魔法にかけられて」のジェームズ・マースデン、「フロスト×ニクソン」のフランク・ランジェラ。監督は「ドニー・ダーコ」のリチャード・ケリー。
 1976年12月16日、朝5時45分、ヴァージニア州郊外に暮らすルイス夫妻宅の玄関のベルが鳴る。しかし、妻のノーマが出ると、そこには誰もおらず、ひとつの四角い箱が置かれているだけだった。そして、夫のアーサーがその箱を開けると、中には赤いボタンが付いた奇妙な木製の装置が入っていた。午後5時、夫妻宅にアーリントン・スチュワードと名乗る男が訪ねてくる。男は夫妻に、赤いボタンを押せば2つのことが起きると告げる。第1にどこかで見知らぬ誰かが死に、第2に現金100万ドルが夫妻のものとなる。決断の期限は24時間。経済的に追いつめられていた2人は、やがて葛藤の末に、ついにボタンを押してしまうのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
742 6.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:さとせ投稿日:2013-02-16 22:08:55
妻C・ディアスは右足の先を失っていて歩くのにも事欠いていた。手術と足先の開発に精を出す夫J・マースデンだがお金にも事欠いている最中、セールスマンらしき男がやって来てボタン付きの箱を夫妻へ渡す。そのボタンを押せば1億円が手に入る替わりに自分の知らない誰かが死亡すると言い帰って行く。
馬鹿にする夫だが妻はボタンを押してしまい1億円が手に入るが・・・。

R・マシスンの超短編を映画化。最初はコミカルな感じで始まるが、ボタンを押してからはサスペンス風に展開され最後まで進んでいく。序盤の方でボタンを押してしまうのでそこから何故?の探索が始まるのだが115分もあるため長すぎて冗長感が出てくるのは仕方ない事でSFを絡めたのも個人的には失敗で、純粋にサスペンスだけでいってほしかった。
DVDでの鑑賞だがシネスコの映像が大作感を出していて5.1chの効果はホールでの音響が響く程度。分かっちゃいるけどラストはちょっと衝撃的でボタンを押した者には天罰が・・・。

原作「運命のボタン」(リチャード・マシスン・ハヤカワ文庫・評価2・5)からは設定のみ借していてこちらもボタンを押すが死んだのは皮肉にも夫という話。超短編の為かなり話を膨らませないと映像化出来ないのは致し方ない。
投稿者:namurisu投稿日:2012-09-06 10:28:01
水中ワープあたりからメチャクチャ。子の犠牲か?胸に1発か?低脳なヤツが発案したテスト。煉獄?
投稿者:真壁 六郎太投稿日:2012-09-06 00:34:46
予備知識なしで見たのが正解でした。
キャメロン・ディアスをキャスティングした人はすごい。
原作がリチャード・マシスンだと後で知って納得。
B級です。劇場で見たら座席から転げ落ちたかもしれませんが、暇つぶしで偶然見たので高評価。
投稿者:イドの怪物投稿日:2011-10-25 07:51:57
面白かった。
この種の映画で「キャメロン・ディアス」とはなかな面白い。まぁ娯楽映画華は必要だから、それはそれで分かる。
月並みな筋、月並みな結末、だけれど面白かった。
種明かしが無いのも良い。
投稿者:Cherry Blossoms投稿日:2011-07-04 01:37:59
【ネタバレ注意】

ミステリー・サスペンスものかと思ってたらSFも絡んでた。
(↑だけで言えば「フォーガットン」っと同じ印象)
そういう意味では、ちょっと残念。最初から、そっちが絡んでると知ってれば印象は違ったかも。
ドニー・ダーコの監督なんですね。これも、知ってて見たかった情報です。
良く分からない所があったりする映画って事で・・・^^;

マースデンとキャメロンが、いつも明るい役のを見てたので
二人ともこういう役なのは新鮮というか・・・違和感が^^;
でも共演が見れたのは良かった。

>見知らぬ誰かが代わりに死ぬんですよ?人間として許されますか
欲の為だけじゃなく、
「本当に第三者が死ぬかどうか分からない」というのも頭にあるから、押してしまった。
っていう感じがしましたが・・・
箱の裏を取ったら発信機などなかったし。
まぁ結果的に押してしまったけど。

自分もこの映画はちょっとイマイチだと思ったけど、
映画だからいろんなテーマがあって良いと思ってます。

投稿者:ケラヒロミ。投稿日:2011-06-12 17:21:46
劇場で観なくて良かったー
意味不明な展開でした
投稿者:トム・ルーズ投稿日:2011-05-25 06:58:32
【ネタバレ注意】

ボタンを押したら無条件で1億円が手に入る。
その代わりに見知らぬ誰かが死にます。
さあ、ボタンを押すのかどうするか、24時間以内に決断してください・・・。
このストーリーが気になりつつも、あまりに世間の評価が低いので見るのを躊躇していましたが、見てみたら思いのほか奥深いテーマが潜んでいる見応えのある映画でした!

ただし、良く言えば奥深いテーマ+ドキドキのサスペンスフルな映画なのですが、悪く言えば説教臭くて終盤は訳の分からないSFテイストな映画になってしまうところがあるので、その辺が低評価な理由なのでしょうかね。
前半はかなり面白かったし、人間の欲望について赤裸々に描いた興味深い内容だっただけに、もう少し万人向けに分かりやすく作ったほうが良かったような気はしますね(・_・;)
私自身も、よく分からなかったシーンが多々ありました・・・。
今作を監督したリチャード・ケリーは、あの『ドニー・ダーコ』を監督した方なので、なんとなくこんな作風なのは納得は納得なんですが、マニアックですね☆-( ^-゚)v

主人公のキャメロン・ディアスが演じるノーマとジェームズ・マースデンが演じたアーサー夫婦は、息子の学費にも困窮するぐらいのギリギリの生活をしている夫婦でした。
まあ突っ込むなら、それほど貧乏そうには見えなかったのですがσ(^_^;)
そんな夫婦の前に、フランク・ランジェラが演じる顔の一部が雷に打たれて欠損しているスチュアードと言う人物が謎の箱を持って現れます。
もうこのフランク・ランジェラ自体が怪しすぎて噴出しそうになりましたが、さすがの演技でまともではない雰囲気を醸し出していましたね。

さあ、ボタンを押すか、押さないか。
まあ案外序盤であっさりノーマがボタンを押してしまってビックリなのですが、人間って金に困った時って、案外あっさり欲に負けてしまうものなのかもしれませんね。
しかし、見知らぬ誰かが代わりに死ぬんですよ?
人間として許されますか?

東日本大震災でも、自分だけ助かればいいやと、水を買い占める一部の東京都民がいましたが、その水が無いことで被災地で誰かが死ぬかもしれないんです。
良いんですか?
でも、人間って果てしなく欲深い生き物なんでしょうね・・・案外欲にあっさり負けてしまうのかもしれませんね(>_<)

しかし、人間は悪いことをしたら、必ず自分に帰ってくるもの。
許しを請うなら、結局その罪を償わなければいけないんです。
ちょっと説教臭くカルトっぽいのは気になりましたが、人間の行動には必ず責任が伴うと言うことを改めて教えられる映画だったのではないでしょうか。

ただ、サスペンスやヒューマンドラマとしては見応えがあったのですが、なんでか中盤から思いっきりSF映画になってしまってちょっと混乱しました(+_+)
我々は宇宙人に生かされているのでしょうか・・・。
地球人がどんな行動するのか監視しているの?
マニアックすぎて多少付いて行けなかったところも(゚ー゚;

今回主演のキャメロン・ディアスはいつものはじけた演技ではなく、しっとりとした演技を見せてくれました。
ただ、やっぱりこう言う役どころは似合わないかな。
『X-MEN』シリーズでおなじみのジェームズ・マースデンとの夫婦役は、今一つ相性も良くなかった気もしましたしね。

まあ何にしても、私には関係ないと言って見過ごすような事柄も、いずれ自分に帰って来る可能性がありますので、責任を持って「生きる」ことを全うしましょうってことですね。

投稿者:scissors投稿日:2011-05-18 20:17:12
こんな駄作に制作費3000万ドル注ぎ込むんだもの、100万ドルなんてハナクソでしょ、ハリウッドじゃ。

原作の短編てどれくらいの長さなんだろう?
星新一なら数ページの話。
そんなものをダラダラ2時間に引き伸ばして良いものが作れるわけがない。
投稿者:こうずい投稿日:2011-05-18 18:26:06
アメリカは病んでいます。こんなテーマの映画をつくりだすなんて。時間の無駄だけど、録画した以上責任を持って最後まで見ました。お疲れさまでした。
投稿者:bond投稿日:2011-05-11 09:30:35
【ネタバレ注意】

理不尽なミステリーが展開し、どうなるのかと思えば、、、。宇宙人があんな陳腐なテストするかねー。フランクランジェラのメイク(CG?)は見事だった。

投稿者:hayate9投稿日:2011-05-08 16:41:39
【ネタバレ注意】

ボタンを押すまでの葛藤とかエピソードが話の中心かと思いきや、意外とあっさり押してしまってビックリ。
不条理物で宇宙がなんたらかんたらの話だとわかっていたら、私も苦手なジャンルなのできっと観ていなかったです。
主演2人のルックスがポップなので最後までなんとか鑑賞。ラストはわりと好きだけど、途中は早送りしたい衝動に何度かられたことか・・・。
ただ、“従業員”にいつでも見られているシーン(顔が映ってない緑のシャツの人が一番怖い)なんかは子供の頃にわくわくしながら観たB級映画を思い出しました。

投稿者:kopi投稿日:2011-02-27 20:52:37
観てみたら一番嫌いな種類の映画でした。
不思議ワールド、不条理脚本、人知を越えたよくわからない存在、意味深だけど意味不明な展開、つながらないストーリー…。
途中で観るのをやめようと思ったけど、どこまでつまらないかを知りたくて最後まで観てしまった。結果、相当つまらなかった…。
映画を観てはじめて「金返せ!」と思った映画です(レンタルだけど…)。
投稿者:ghost-fox投稿日:2010-10-30 22:04:18
たとえ火傷の男が運命「そのもの」だとしても、もっと運命に抗いやがれ
投稿者:たのきゅう投稿日:2010-10-22 21:48:14
【ネタバレ注意】

人間の心理を試す国家ぐるみの実験かと思いきや、宇宙を絡めた壮大な展開になるとは・・。大金が手に入っても知らない誰かが死ぬと言われたら、賢い人はこの言葉の持つ意味に気がついて押さない事が最良の選択とわかるはず。今日の他人は明日の知人になるんだから。

投稿者:FFF投稿日:2010-05-26 17:38:58
マシスンの短編をケリーがどう広げんのかというのが最大の興味でしたが小説のオチは早々にセリフで撤回され笑った。それにしても見事な展開で完全にドニーダーコの世界でした。
そう言う意味では途中親切に解説し過ぎというか、あの場面はもっとはぐらかした方がよかったと思う。
ラストは泣いてしまった。ちなみに私はこれまで30回ぐらいボタン押してます。

投稿者:vida_21101981投稿日:2010-05-23 17:51:10
【ネタバレ注意】

※HN「jesper」と同一です。コメント数に制限があったので、別HNで続きを書きます。

この映画は人間の欲望や心理がテーマになっています。「知らない誰か」の命と大金を天秤に掛ける。どちらを選ぶか。試されている。ノーマはボタンを押しましたが、後に家族のウォルターにまで危害が及ぶことが分かっていたなら、絶対押さなかったはず。スチュワードは最初の説明の時、そのことについては何も触れていませんでした。これに関しては詐欺だなと思いましたが…。
あと、いくら息子の為とは言え、アーサーはよくノーマを撃ったなと。あんなに仲むつまじくて、愛し合っていて、本当に理想的なカップルなのに、夫が妻を撃たなければならないなんて。悲し過ぎるし、できないと思うんだが。しかしながら、この状態のまま生きて行っても、ノーマは息子を見ているのがつら過ぎて、深い罪悪感から自ら死を選ぶかも知れないとも思う。アーサーがノーマを撃ったのは、深い愛故か…。
スチュワードや他の「従業員」のくだりはSFですが、この映画は飽くまで、人間の心理、「欲望に打ち勝つことはできるか」、「利己ではなく、利他であれるか」というテーマの方が重要です。ちなみに、私はボタンは押しませんね。誰かが死ぬと分かっていて押すことはできない。他人の命を犠牲にしてまで自分が金を得る為に押してしまったら、普通の精神状態の人なら、一生罪悪感に苦しむことになるでしょう。ノーマたちも、生活の為に思い切って押したけれど、後々気になって色々調べたりして、やはり平気で生きて行けるはずはない。平気でいられる人がいるとすれば、その人は本当の悪だと思う。あなたは、押しますか?http://cipher-annex.seesaa.net/

投稿者:jesper投稿日:2010-05-23 17:29:04
【ネタバレ注意】

1976年12月16日午前5:45、ルイス家の玄関に箱が届けられた。アーサー(ジェイムズ・マースデン)&ノーマ(キャメロン・ディアス)夫妻が開けてみると、赤いボタンの付いた木製の装置と、「午後5:00にスチュワードが伺います」と書かれたメッセージカードが入っていた。その日の夕方、時間通りにアーリントン・スチュワード(フランク・ランジェラ)という男がやって来る。彼は顔の左半分が火傷で欠損していた。彼はノーマにある提案をする。その内容は、「ボタンを押すと2つのことが起きる。その1、どこかであなたの知らない誰かが死ぬ。その2、あなたは現金100万ドルを手にする」というものだった。条件は3つ。その1、彼の雇い主についての情報は提供しない。その2、夫以外の誰にもこの提案を話してはいけない。その3、期限は24時間。翌日午後5:00に再度伺い、押しても押さなくても装置を回収する。装置はリセットされ、このチャンスをまた別の人間に提供する。
夫婦は話し合い、色々考える。夫はNASAに勤めていて、宇宙飛行士を目指しているが、最近受けた試験は不合格。現在の仕事では給料も低い。妻は学校の教師で、最近手当てを減らされた。彼女は17歳の時に事故で運ばれた病院側のミスで足の指4本を欠損しており、常に足を引き摺って歩いている。手術をしたいが、その金は無い。夫妻には一人息子・ウォルターがいる。生活は結構苦しい。ノーマは「100万ドルが手に入れば、生活が楽になる」と夫に話す。気持ちが、押す方に傾いた。
翌日午後4:45、ノーマがボタンを押す。「ただのボタンでしょ」。午後5:00、再びスチュワードが訪れる。アーサーが「誰かが…?」と聞くと、彼は「死んだ」と答える。そして、約束通り、現金100万ドルの入ったアタッシェケースを置いて行く。
アーサーは、刑事であるノーマの父にスチュワードの車のナンバーを伝え、所有者の調査を依頼する。結果、NSA(国家安全保障局)所有の車であることが判明。また、ノーマがボタンを押した時間に、ある女性が夫に撃たれ死亡していたことを知る。ノーマの父にその事件現場に連れて行ってもらうと、某図書館の所蔵本のメモが残されていた。アーサーはその図書館に行き、更にスチュワードや一連の事件について調べようとする――。

この辺りから、ストーリーはSF色が強くなります。まず、スチュワードは以前NASAに勤めていた時に落雷に遭い死亡。しかし、「何か」が乗り移った形で生き返ったらしい。彼自身言っていたように、「誰か」に雇われており、同じような「従業員」は、そこここにたくさん居るらしい。丁度火星探査が行われていた時期。逆に、宇宙人(火星人)が地球の探査に来ても、おかしくないと思われる。私は、未知のもの、謎のものを扱う"The X-Files"が好きですし、広大な宇宙のどこかに地球外生命体が存在しても不思議ではないと考える方なので、この展開も興味深いと感じました。
ルイス夫妻がノーマの妹の結婚パーティーに参加した折、ウォルターが誘拐される。夫妻が家に戻るとスチュワードが来ており、最後の選択について話す。「今ウォルターは目が見えず、耳も聞こえない状態にある。夫妻は100万ドルを持って、この状態の息子と生活して行くこともできる。しかし、この銃でアーサーがノーマを撃ち殺せば、息子は元の状態に戻る」という内容。夫妻は話し合う。ノーマは罪悪感が深く、「こんなことになったのは全てボタンを押した自分の責任であり、ウォルターの苦しむ姿を見て生きて行くのは耐えられない。私を撃って」とアーサーに頼む。二人は涙を流しながら抱擁し、アーサーは、ノーマを撃つ。実は丁度その時、別の夫妻があの装置を前にしていて、妻がボタンを押したのだった。この連鎖――。http://cipher-annex.seesaa.net/

投稿者:ビリジョ投稿日:2010-05-17 09:05:47
【ネタバレ注意】

 エンタメ映画、復権の時代だ。そうかあ? いやそれはともかく、面白いぞ。
 最初と最後はきちんと繋がっているが、途中の寄り道が激しい。先の予測がつかない仕上がりで、なかなかよく出来たエンタメ作品であった。

 にしてもこのケースだと、ボタンを押さない、という選択肢はなかなか難しいのではないか。だって、毎日毎日どこかで誰かが死んでいるわけでさ。実はああいう死に方なのだというデータが被験者には提示されていないわけで、ちょっとフェアでない気がする。

 設定の不気味さ、フランク・ランジェラの不気味さ、従業員の不気味さ。後味の悪さ、ラストの飲み込みにくさ。現代の混沌を象徴する傑作である。

投稿者:ASH投稿日:2010-05-08 23:48:22
【ネタバレ注意】

 原題が「The Box」なので、原題ママの邦題で「ボックス」でもいいとは思うんだけど、もうすぐ公開されるカブちゃんとかいうボクシング小僧が大騒ぎしている邦画の「ボックス!」と被っちゃうから、こういう邦題になっちゃったんだろうね。でも、「運命のボタン」の方が日本人には映画の内容が伝わりやすいのは確か。

 ボタンを押せば100万ドルが無条件で手に入る。でも、その代わりにあなたの知らない誰かが死ぬ。と、この情報だけを頼りに観ていると「トワイライト・ゾーン」の一編みたいな、あるいは「世にも奇妙な物語」のような深夜枠のTVドラマみたいな、はたまた「DEATH NOTE」のようなコミックみたいな映画なんだとばかり思っていたもんだから、この展開にはびっくり! なんともまぁ、壮大なお話へと広がっていくじゃないの!

 主人公の夫妻のもとへ箱を届けた紳士の目的と計画が途中で明かされるのだが、不条理劇の様相を兼ね備えていながらも、もっとハッキリとしたSF映画的なオチが用意されていたのには驚いたわ。もっとも、そういった展開を孕んだ物語になっているのだろうと予測させるだけの情報は映画の冒頭にはあるんだけど、このプロットと宇宙人陰謀説が結びつくとは、思いも寄らなかったもんでねぇ…。

 どちらかと言えばトンデモ映画に属するタイプだとは思うし、思わせぶりな演出で引っ張っといてあんなオチを持ってくるもんだから、そういうところに「なんじゃこりゃ!」となる人もいるのかとは思うけど、あの嫌らしいまでの引っ張り方が僕にはどうも心地よくって、すべての謎が解き明かされる結末がどうしても知りたくなる始末。ハマれば傑作だけど、シラケると駄作。と、かなり好き・嫌いが分かれちゃう映画なんだろうね。リチャード・ケリーの映画とは往々にしてそんなんばっか!

 「ボディ・スナッチャー」を髣髴とさせる、無表情の人たちに追いかけられる恐怖。自分の知らないうちに何かが身の周りで起こっているという恐怖。時代設定が1976年ということを考慮しても、全体的なトーンは70年代のSFホラー映画のテイストが濃厚。あえて古めかしい感じを出すために、時代設定を70年代にしたのではなかろうかとね。マシスンの原作の発表が70年代というのも関係しているんだろうけど、このお話ならば現在よりも70年代の方がシックリとくるわね。

 ボタンを押して死んでくれるのが、世界のどこかにいる見ず知らずの人ならば押しちゃう!!、ってな人はいるんだろうなぁ…。因果応酬じゃないけれど、結局は、自分に戻ってくるってのも怖い話だよ。良心の呵責で押さないって人もいるんだろうけど、たいていの場合は、そんな話は嘘だろうから押したって誰も死にゃあしないよと思って、♪ポンッと押しちゃうんだろうね。押されて引っ込んだボタンがゆっくりと元へ戻るのが、なんだか怖いよ。

 「私の中」に続いてシリアスなキャメロン・ディアス。ロマコメで見せるきゃぴきゃぴとした明るさは、当然、この映画でも封印。箱を届けたスチュアードさんが提案する恐るべき究極の選択を強いられる。種を蒔いたのは他でもない自分だし、愛する息子があんな状態でこれからの人生を送るハメになるのならば、ああするしか他にないのかと。そう考えると悲しい…。家族愛が報われる、そんな結末じゃないのが非・ハリウッド的。

 出番は少ないがインパクトは絶大なランジェラのオッサンが憎らしいほどの怪演を見せる。慌てず、騒がず、落ち着いた物腰であんな話を持ちかけられたら、そりゃ説得力があるわな。「従業員」をはべらせ先回りする抜け目のなさ、ムカつく!! 夫妻がボタンを押したら、さぁ、次の人へってのもね。

 ツッコミどころも多いけど、この映画って意図的に「分かりにくい」ようにしてあるから、多分、クソ映画と蔑まれるとも思うけど、なんともいえない味わいにハマるような人も出てくると思う。後にカルト化する可能性もあるけれど、それって狙ってやってるんだよね。

投稿者:青春映画投稿日:2010-04-13 14:12:55
予告編見る限りかなり期待してます!
結末が気になってしょうがない久々の作品です。

しかし、予告編字幕では「ボタンを押したら1億円」となってた。
100万砲犬磴世瓩覆痢
若者の洋画離れが言われて久しく、洋画でも吹替比率が上回ったりしてる
状況で苦肉の策かも知れませんが・・・。
そんなに馬鹿じゃないと思いますよ。
投稿者:五輪山投稿日:2009-11-21 01:55:56
【ネタバレ注意】

リチャード・マシスンの原作は、『新トワイライトゾーン』シリーズの一編「欲望のボタン」としてドラマ化されてます。ビデオにもなってるんですが、今や大手のレンタル店の棚はDVDで埋め尽くされ、観たくても見当たらない。中古ビデオ探した方が確率高いかも。

郊外に住む若い夫婦の元に、ある日、喪黒福造みたいなセールスマン風の男が訪ねてくる。男が手にした箱には大きなボタンがついている。
「このボタンを押せば大金を手にできるが、同時にあなたの知らない、どこかの誰かが一人死ぬ」と男は言い、1週間後に箱を引き取りに来ると言い残し、去って行く…。
「どこかの誰かが」というのが強烈なオチとなる、いかにもマシスンらしい短編ですが、このリメイク版の予告編を観ると、1週間という設定を24時間に縮めていますね。それとどうも謎の男の背後にある組織のようなものも描かれている様子で、その辺りの短編を長編に引き伸ばす要素が、映画として吉と出てるのか凶と出てるのか。『ドニー・ダーコ』の監督なんで、マシスンの不条理感とは相性合うような気がするんですが。
ちなみにオリジナル版のキャストは、平凡な主婦役にぴったりのメア・ウィニンガム(セント・エルモス・ファイア)と、ダンナ役に若死したブラッド・デイヴィス(ミッドナイト・エクスプレス)となってます。

そんな訳で実際どうなってるのか観てきましたが、そう広げましたか。もう片足は『フォーガットン』のカテゴリーに突っ込んでる感じですが、なんとか倫理観を巡る寓話に踏み止まったかな。
人間の暗黙の信頼を逆手に取った地球侵略を企てたメトロン星人(ウルトラセブン)とか、人の悪意を操って町の住民を破滅へ導く『ニードフル・シングス』の骨董屋なんかを思い出してましたよ。
それにしても何とも気の長い侵略方法と言おうか、「暇を持て余した神々の、遊び…」っていうモンスターエンジンのコントの決めゼリフみたい。

『フォーガットン』みたいなズバコーンなハッタリ描写はなく、『ドニー・ダーコ』同様、現実の中に不条理がジワジワと侵食してくムードがいいですね。70年代を舞台にしていて、当時の名撮影監督ウィリアム・A・フレーカーの画調のような、ソフトフォーカス気味で、寂しげな色あいのカメラに引き込まれます。

授業中に、キャメロン扮する女教師に、足の怪我を見せろと迫り、小指以外がない右足の足先を見て、邪悪な笑いを浮かべる男子生徒。フランク・ランジェラに引けを取らない不気味さで、ここのデータにも、パンフにも役者の名がわからない。IMDB検索したらジョン・マガーロという人らしい。映画のつかみとしては充分なインパクトありました。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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【書籍】
■原作
【文庫】 運命のボタン (ハヤカワ文庫NV)
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