王様と私(1956)THE KING AND I
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【解説】 「アンナとシャム王」(46)のミュージカル・リメイクで、俳優Y・ブリンナーの「荒野の七人」と並ぶ代表作。王子や王女の教育係として、シャム王の宮殿にやってきたイギリス人女性アンナが、封建的で前時代的な王宮に、文化と愛情をもたらしていく様を描く。当たり役と言われただけに、ブリンナーの個性は強烈で、対するD・カーも上品な美しさと芯の強さを見せつける。この二人が『シャル・ウィ・ダンス』を踊るシーンは、やはり圧巻。 ![]() 【ユーザー評価】
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Shall We Dance?なんて最高に楽しいシーンになってましたね。
最初はぎこちない二人の踊りが、緩やかに調和されていく様など演出の上手さも光ってました。
子供たちを女性教師に紹介する場面もしきたりを見せながら王様の愛情を見せる工夫があって印象深いモノがありました。
劇中でパフォーマンスした「アンクル・トムの小屋」にいたっては、芸術的で感動モンです。
・・・というように歌や踊りだけではない繊細な演出が見事であります。
芯のしっかりした英国人女性とチョットお茶目な王様のバランスも良かったです。
二人の気持ちの変化が見てとれるデボラ・カーとユル・ブリンナーの丁寧な演技も素晴らしいモノでした。
だから、ミュージカルが苦手な私でも鑑賞できる作品だったんだと思います。
ユル・ブリンナーの顔立ちも凄くマッチしてたし、彼の踊り方や裸足のスタイル、威圧感もありつつ優しさが滲み出たキャラクターなど、とにかく必見な存在です。
デボラ・カーの品のある歩き方も滑らかで、膨らんだドレスが動く様子はまるでオルゴール付きのからくり人形のような華やかさがありました。
後半急ぎ足になってしまったのは残念ですし、アジアに対する描写にリアリティが無いなどの批判もありますが、そんなエトセトラは気にせず大らかに鑑賞する事をオススメします。
…加えて男前〜これは魅力的です。
自分と異なる文化を野蛮と決め付ける英国も英国らしいね。
そして魅力的な家庭教師が宮殿に招かれて、劇中劇やら悲恋、一番スレた筈の大人が淡い恋愛の如きドラマを繰り広げるミュージカルなドラマが始まる。
あの一度振った筈の男とダンスをする(正直なところ頭の上がらない…でも国王が坐ったら坐るって約束は取り付けた)アンナに、誰もがひれ伏す国王がかなり妬いてるのが何とも。国王もお后達も王子王女も実にピュアで、それを野蛮という侵略者は何なのだろうかね?〜まぁそこ(悪賢さの欠落)が「野蛮」って事なのかもだけどね。外交官の眼鏡に怖がって下半身丸出しで逃げるお后達…まぁ美人揃いの後宮で御座います…お勤めも大変です。
最後に苦悩する王が信じていた幸せの定義が崩壊するのに押し潰されるのも可哀想だが、やはりあの有名な旋律「Shall We Dance」が流れて既に友達ではあるが、まぁよそよそしくもある2人がダンスするシーンは下のコメント達にも山ほど記載されている様に楽しいです。
…まぁ次の国王は土下座して貰っても嬉しくないけど、ボートレースは国民が生活に苦しんでても国王の権力でやらせるのかもだがね。…それも文化(跡継ぎには事欠かない…後宮に子供達が100人超…明るい未来)。
アンクルトム〜の劇中劇はトラディショナルでエキゾチックな演出〜また嵐の中を逃げたりして凝りまくり…舞台の役者達も身体能力が高く必見です。
勿論「シャル・ウイー・ダンス」は非常に有名ですし「Getting To Know You」も良い曲で、よく耳にしますが、あまりCDなどには入っていません。デボラの唄が翌年の「めぐり逢い」と同じくマーニ・ニクソンの吹き替えである事もその理由かも知れません。なお、マーニ・ニクソンは吹き替えで良く登場しますが、「サウンド・オブ・ミュージック」ではシスター・ソフィアとして顔を出しています。
驚いたのは劇中劇「アンクル・トマスの小屋」で、外国映画ではあまり見ない黒衣(くろご)が出てきた事です。調べてみたら、このバレーの部分はニューヨークにいた日本人が協力したようで、出演しているイライザ役のユリコ、天使役のイセリ・ミチコなどは日本人または日系人だと思います。
ドラマとしてはデボラ・カーが良いですが、何と言ってもユル・ブリンナーが適役かつ好演で、オスカー受賞が納得出来る演技です。ただ、この原作はアンナ・レオノーウェンズというイギリス女性の体験談を元にした実話だそうですが、ブリンナー演じるラーマ4世の描写についても、かなり話を歪曲しているようなのは気になります。映画だから仕方がないとは言っても、アジアで植民地にならなかったのはタイと日本だけだと言われるくらいの国だけに、タイで上映禁止になったというのは当然だと思っています。
‘シャル・ウィ・ダンス’を踊るシーンはワクワクしたし、
ちょっと感動的でもありました。
やはりミュージカル映画を代表する作品というのは納得でした。大好きな女優であるデボラ・カーはやっぱり美しい。そんなデボラが最初の方で歌う♪「I Whistle a Happy Tune」は心弾む素敵な曲で、この曲が流れた瞬間、もう本作は素晴らしい映画だ!と思いましたね。
ちゃんと見たのはたぶん初めてのユル・ブリンナーも予想以上に素敵な方で、なかなかコミカルな演技と歌声が印象に残りました。そしてリタ・モレノも出番が私的には多かったので嬉しかったですね。
後半にある♪「Small House of Uncle Thomas」のショーはなかなか見応えがあってダンスの表現と物語が結構斬新で良かったです。
ミュージカル作品として見やすく、役者の演技も素晴らしかったので飽きることなく楽しめたし、ラストの展開は少し悲しかったけど、でもあの子に頑張っていってほしいなと思いました。
そして有名な♪「Shall We Dance?」の場面は本当に綺麗で、デボラの美しいドレスとブリンナーの笑顔が忘れられないシーンとなりました。
とにかくミュージカル映画好きには堪らない名作!
王様が威厳ある中すごくかわいくて、リバイバルの
「アンナと王様」よりずっといいと思います。
shall we danceで二人が踊るところが、すごく
ステキで大好きです。
あんなに奥さんも子供もたくさんいて、本来ムカつきに値する王なはずが、
なぜかかわいい。不思議。
しかし、ユルブリンナーかっこいいなー。
最近では「アンナと王様」でも活躍したアンナ・ハリエット・レオノーウェンズは実在の人物です。未亡人の彼女は30代に入った頃の1862年、家庭教師としてシャム(現在のタイ)に渡り、当時58・9歳の国王・ラーマ4世に謁見します。ラーマ王は英語に堪能で西洋文化に通じた知識人で、即位してからはそれまでの鎖国政策を改めて、西洋諸国との自由貿易に乗り出しており、アンナは彼の君臨する宮廷で5年間教師として働きました。彼女がシャムを離れた翌年の1868年、国王は亡くなり、映画にも登場するチュラロンコン皇太子が15歳でラーマ5世として即位しました(彼の血統は現代まで続き、今のタイ・プミポン国王はラーマ9世にあたります)。
さてアンナはシャムを離れた後、1870年に自伝「シャム宮廷のイギリス人教師」を書き、その自伝をもとにマーガレット・ランドンが小説「アンナとシャム王」を書きました。その小説を原作に、1946年に劇映画「アンナとシャム王」が登場。さらに小説がミュージカル化されて「王様と私」になりますが、このミュージカルでの王様役候補には、最初1946年版映画で王様を演じたレックス・ハリソンが有力だったようです。しかしハリソンのスケジュールの都合がつかず、結局オーディションとなって、無名だった若きブリンナーが派手なパフォーマンスを見せて役を獲得しました。サハリン生まれの彼にはモンゴル人の血が流れており、その独特のエキゾチシズムも魅力的だったのかもしれませんが、ともあれ彼は舞台での熱演でロングランを果たし、映画化決定の頃、関係者にとって王様役は彼以外考えられないほどになっていたそうです。
国王がアンナのシャム滞在中に崩御することなど、史実との違いも指摘されているのでしょうが、やはり史実と娯楽は別ものかも、ということかもしれません。確かにラストシーンは感動的であるものの、史実と違うせいか、どうも唐突に感じられます。あと残念なのは、悲劇的な二人、タプティムとルンタの歌う美しい“I Have Dreamed”が映画版ではカットされ、メロディーが背景に流れるだけになっていることです。もちろん理由のあることなんでしょうけど…しかしそれらのことを含めても、この古き良きミュージカル映画の謳いあげる主題はやはり素晴らしく、色褪せていないと感じます。また、ロジャース&ハマースタインの名曲や、一世一代の当たり役となったブリンナーの王様役を入手が容易な形で保存できる手段としても高い価値があると思っています。この映画をミュージカル・エンターテイメントとしてとらえて、ドラマ部分を上記の「アンナと王様」で詳しく見てみる、というのも一つの見方かもしれません。
「王様と私」は日本でも広く愛されるミュージカルで、1965年から日本語上演も繰り返されています。初演から15年間王様を演じた市川染五郎版にはじまり(アンナは越路吹雪、草笛光子、安奈淳ら。染五郎氏は九世松本幸四郎襲名後にイングランドで英語版にも挑戦)、2代目国王の松平健と鳳蘭のコンビ、そして現在は1996年からの3代目、高嶋政宏と一路真輝のコンビが再演を重ねています。高嶋・一路のコンビは実況録音CDも出ましたが、機会があれば生で接してみたいです。