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NINE(2009)

NINE

メディア映画
上映時間118分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(角川映画=松竹)
初公開年月2010/03/19
ジャンルミュージカル
映倫G
世界は、男と女と愛でできている。
NINE [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 1,040
USED価格:¥ 690
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【解説】
 イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督による不朽の名作「8 1/2」を基にしたトニー賞受賞の大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを、「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が錚々たる俳優陣を起用し映画化。新作の撮影を控えた一人の世界的映画監督が、その構想に行き詰まり精神的に追いつめられていく中、彼を取り巻く女性たちと繰り広げる混乱と混沌の行方が、華麗にして幻想的な歌と踊りで綴られてゆく。主演のダニエル・デイ=ルイスをはじめ、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレンと、オスカー俳優が6人も顔を揃えた豪華キャストが話題に。
 待望の新作「ITALIA」が撮影開始目前の世界的な映画監督グイド。ところが、脚本は未だ完成せず、頭の中も白紙状態。それでも周囲では準備が着々と進み、制作発表の記者会見はどうにか乗り切ったものの、いよいよプレッシャーは限界を超えてしまう。愛する女性たちに慰めを求めるも、罪悪感でさらに追いつめられ、ついには混乱の中で幻想の世界に逃避してしまうグイドだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
532 6.40
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【ユーザーコメント】
投稿者:ピースケ投稿日:2014-08-30 21:59:11
キャストは豪華だが、ストーリーつまんねえ!
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2013-12-31 21:38:20
おそらく、本作を制作した人たちにとって、「フェリーニ」もしくは「イタリア映画」とはすでに幻想であり、いわゆるファンタジーになってしまっているのだ。それらをいじくり廻し、こねくり廻し、引き裂き、叩き壊そうとも知ったことではないのだ。
ここにフェリーニはいない。イタリアさえ無い。

映画製作の苦悩は描かれない。あるのはアイディアが枯渇した凡庸な映画監督の女遊びの忙しさだけ。しかし、なぜか彼は周りからマエストロだなんだともてはやされる。どのようにマエストロなのかは描かれない。

本作の意図ははっきりしている。有名な女優たちを使って豪華なダンスシーンを作りたいだけ。そのためにフェリーニを出汁に使っただけ。
「またミュージカル映画作りたいな。女の子いっぱい出てくるやつ。」
「次はイタリア風でどお?しかもクラシックでゴージャスな感じで」
「いいね!イタリーと言えばフェリーニ。81/2。でも地味なんだよな」
「じゃあ、ゴージャス感プラスして9だ!」
「それいただき!」
投稿者:いまそのとき投稿日:2013-10-04 15:58:16
ダニエル・ルイスまで歌って、きっちりミュージカル。一番は超年増の貫禄ジュディ・デンチ。やってくれますねェ。ヨーロッパ有数の映画スタジオ、チネチッタ。その栄光の時代を支えたフェデリコ・フェリーニ。イタリアのこの巨匠に対する、リアルで最大級の賛辞だ。「道」から「甘い生活」頂点を極めたこの天才は、1963年「8 1/2」で、苦悩する自らの姿をパロディとして吹き飛ばし、イマジネーションの中に昇華した。半世紀経ったいま。敬愛するこの映画人を生々しく、親しみをもって描いた作品になった。イタリア映画といえば、やはりソフィア・ローレン。彼女が出てるから、感慨も増した。流石にブロードウェイ・ミュージカル。いかようにも加工できるエンターティメントの技。魅せる芝居にしたなぁと思う。賛否分かれる作品だろうけど、自分は好きだ。フェリーニとゴージャスな時代を感じたから。
投稿者:ringoringo投稿日:2013-06-24 04:15:50
ニコール、ペネロペ良かった!!  (@^▽^@)ゞ
 
僕のイメージしているイタリアの粋さが鏤められていた。
投稿者:gapper投稿日:2012-12-01 19:56:16
 推定予算8,000万ドル、総収益約2,000万ドル(米2010)。

 「8 1/2 (1963)」のリメイクと知らずに鑑賞。
 それでも途中で気が付く。
 オリジナルも楽しめなかったが、ミュージカルにしたこの作品も楽しめず。

 マエストロ、マエストロとあげへつらわれながら創作に悩むと言うドラマには、感動することは無いと思う。
 生みの苦しみなどとも言ったりするが、それは当たり前で人様に曝け出すような物ではないはず。
 白鳥の水面下の足のように、人知れず行ってこそのものだと思っている。
 どんなに苦しもうと作品がダメなら賞賛する気は無い。
 お気楽に楽しみながら作っても作品が良い物なら賞賛する。
 映画の世界とは、そういうものであると思う。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2011-10-02 13:23:38
【ネタバレ注意】

女性達に比べて子供…っつーか優柔不断で愚痴っぽく、才能はある癖に自分を自分で救えない…まぁ思い当たる部分はあるんじゃないの?〜悩んでは絶望し世の中を呪う、逆に女性たちは強か、且つ現実と「そういう男って存在」を理解している。まぁ“8 1/2”は考えなくて良いでしょう。これは絢爛豪華な女性陣七人の唄とダンス〜そしてその演出を楽しむ映画です。

I love the dark handsome guys with their skinny little ties dressing mod looking out of sight〜ってあのスピードで唄えるっつーのが有り得ない(ってか相当練習したのでしょうが…)『ケイト・ハドソン』の唄はキャッチーな名曲です〜物語に余り絡まない(男を部屋に誘う雑誌記者)役どころですが、あの唄とダンスで強烈にアピールします。

物語的には過去から参戦する『ファーギー』のワイルドな唄、Be Italianも歌唱の迫力もさることながら、砂を撒き散らし、椅子を引き摺る演出がグレート。

『ペネロペ・クルス』の唄も素晴らしいですが、同時に敢行されるセクシーなダンスが見せ所。彼女は物語的にも男の愛人として重要なポジションを占めます。

その対極。男の妻役な『マリオン・コティヤール』〜重要な役ですが唄も素晴らしい。

『ニコール・キッドマン』〜役どころに填ってます。自身が唄う辺りでセレブの心情を熱演。
『ソフィア・ローレン』〜『ジュディ・デンチ』〜まぁ貫禄ですね。

そして主役、ダニエル・デイ=ルイス。
〜苦悩する男って存在の表現としては前作の様なエキセントリックなものは出してませんが、僕には強烈な個性がアピールされていると感じるのですが。唄も演技(セリフ)の延長線上にあるのか、相当な表現力です。

それぞれ唄の見せ場はあるのですが、物語を進行するのは普通のセリフ〜唄はアシスト。ミュージカルって言えるのかどうか…ただ、この映画の見せ場は、唄とダンスである〜それは事実でしょう。

まー音楽好きの人は、Kate Hudson - Cinema Italiano をYoutubeでチェックしましょう。砂の演出を確認したい人は Fergie - be italian 、ペネロペファンは Penelope Cruz - A Call from the Vatican。
リンク貼っても知らない内に消えちまうからね…

投稿者:ケラヒロミ。投稿日:2011-06-12 17:15:03
期待しちゃってた
ちくしょー何だこれ、つまんないじゃん
せっかくの豪華キャストの意味がない
ペネロペとマリオン
印象に残ったのは2人だけ
投稿者:ジーナ投稿日:2011-05-23 18:45:47
ロブ・マーシャル監督らしいダイナミックなミュージカルシーンと巧みな編集と粋な演出が堪能できる作品でした。
歌って踊るミュージカルが単純に好きな方には及第点以上の仕上がりだと思います。

しかし、何より女優陣の豪華さが傑出しています。
女性らしいボディラインがなまめかしいペネロペ・クルス・・・・感情的な女性を相変わらずのオーバーアクションで演じています。
彼女はビッチなアバズレちゃんがホントによく似合いますね(爆)
美しきニコール・キッドマン・・・彼女の美の追求には恐怖すら感じます(笑)
ケイト・ハドソンはこの作品をキッカケにサルサにハマったのか、サルサが踊れるから抜擢されたのか順番は分かりませんが、貫禄の舞は時折IKKOにさえ見えました(爆)
ミュージカルの雰囲気には合わなかったけれど強いオーラと繊細な鑑賞表現で魅了したマリオン・コティヤール・・・彼女にはにじみ出る清潔感があるのでどんなに刺激的な衣装をまとっても、良いのか悪いのか色気を感じられませんでした。
大御所ソフィア・ローレンや肉感的なファーギーなどもインパクト大でしたね。
トゲトゲした女性陣の中でジュディ・デンチが作り出す心地良さもたまりませんよ。
これだけ実力もあって華やかな女優たちが集まる作品なんてなかなか無いですから貴重ですよね。
一人ぐらい若い女子が居ても良かったと思いますが(爆)
名だたるキレイどころに愛されるという何とも羨ましい役を演じたのがダニエル・デイ=ルイス。
仕事は行き詰まりだけど女は大好きというダメっぷりを味わい深く演じていてスッカリ惹きつけられてしまいました。
ただ、ダメっぷりは見事ですが何故モテモテなのかは不明・・・。
もう少しセクシーだったりウィットに富んだキャラだったり、軽めで面白みのある人物だと良かったような気がします。
彼がイタリア人を演じる事にこれといって違和感はなかったです。

煌びやかで際立つ衣装は見ているだけで気分が明るくなりますし、洗練された色彩感覚や豪華な美術セット、イタリアのロケーションなど鮮明な映像を視覚で楽しむことが出来ました。
もちろん楽曲も印象的で耳でも楽しめますよ。

ストーリーは焦点が定まらずまとまりに欠けますし、女性ひとり一人のドラマどころか主人公のドラマでさえ深みがありませんがテンポは速いので飽きずに鑑賞できました。
万人ウケはしないかもしれませんが、個人的に「シカゴ」よりも気に入ってます。
ストーリー重視の方にはオススメしませんが、男女の事情をドラマチックに描いた大人向けミュージカルは観て損なしでした。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-03-21 22:16:24
フェリーニの映画に特別思い入れは無いけど、監督としての力量は雲泥の差。苦心の末に(本当は違うかもしれないが)生み出されたオリジナル版に「シカゴ」で得た名声だけで作られたリメイクが敵う訳が無かった。勿論フェリーニの幻想性は皆無で、マーシャル監督の映像はPVに過ぎない。今の男優でグイドを演じられるのはデイ・ルイスしか居ないと思うけど、彼を始めとする豪華キャストも結局持ち腐れ。ペネロペとマリオン・コティヤールが出てても星一つ半。
投稿者:yuusuke48投稿日:2010-06-02 22:10:10
この映画は製作が決まった段階から楽しみにしていたし、映画館から足が遠のいていた(4年ぶりくらい)僕の映画館復帰2作目となるはずだった作品である(1作目はシャッター・アイランドの予定だったが延期になったので今作は復帰作になった)。

とにかく俳優陣を見ただけで絶対観に行こうと思っていて『シカゴ』のこともあったし作品賞ノミネートが5→10作品になったこともあってアカデミー賞にノミネートされるんだろうなと思っていた。

ところがいざ発表されたのを見てビックリ!ノミネートされてないじゃないか。

おいおいもしかして駄作かという言葉が思わず脳裏を横切った。

それでも楽しみにしていたしとりあえず観に行ってみた。

そして始まると、ものの5〜10分で劇場から出たくなった。

我慢して最後まで見た感想は「まれにみる駄作だ」だ。

まるで脚本がなってないし豪華な俳優陣を使いきれてない。

これ以来また映画館から足が遠のいてしまっている…。

やっぱり近年の映画にちょっとでも期待した僕が馬鹿だった。
投稿者:cappy投稿日:2010-04-21 01:38:56
【ネタバレ注意】

いい歳こいてちゃらちゃらした映画監督のダメ男が女に縋りついて堕ちていくっていうただそれだけの話なんだけど、せっかくのミュージカル映画だし、キャストも豪華なので、そこは何とかカバーしされ、面白くなってるんだと思ってた。結果は期待はずれと言わざるを得ない。

まず、主役の俳優(ダニエル何とかだっけ?)からあれだけ魅力的な女性たちを引きつける(引きつけた)カリスマ性っていうのか、オーラが全体を通して全く感じられないんだよね。かっこいいっちゃかっこいいんだけど、いまいち地味だし、華がない。落ち目の監督役だからしょうがないのかもしれないけど。シカゴのリチャード・ギアの方がずっとセクシーでしたよ。

それから肝心の踊りのシーンもいまいち伝わってくるものがない。前の人も指摘してるけど、踊るための前提が薄いってのは確かにあると思う。みんな同じような踊りだし、歌も別に上手くないから、それがないと全然印象に残らないんだよね(覚えてるのはペネロペと奥さんのくらいですよ)。

シカゴは主役3人がしっかりたってて、それぞれ魅力的だったし、脇役も良かったんだけど、今作はキャストばっかり豪華すぎてバランスが悪い上に、俳優の活かし方も歌もダンスも中途半端。話の薄さと主人公のダメっぷりばかりが目について正直不快でした。

投稿者:なちら投稿日:2010-04-08 21:01:16
やはり、ファーギーは女優陣とは少し違う迫力があるね。自分は彼女のパートが一番好きだな。

分かりやすい立場でノリの良い曲調だったK・ハドソンは得をして、
二人の関係の説明も控えめで大人しい曲調だったN・キッドマンは損をしたなぁという印象。
M・コティヤールの限界に来た歌は、胸をかきむしる様な愛憎を感じて泣きそうになるよ。

監督の頭ん中グチャグチャ地獄を分かりやすく整頓して見せてくれた感じなので、
ずいぶん取っ付きやすかったよ。
投稿者:brightside投稿日:2010-03-31 23:58:40
公開中なのにコメント伸びてないかぁ…。さて、感想。
「シカゴ」ほどの神通力はなかったかな。「81/2」を下敷きにすること自体、かなり冒険なんだけど、今の時代的にはマニアックだったようだ。
個人的にはマニアック上等!だけど、60年代ルックの粗ーい粒子感とミュージカル要素に折り合いがついていない印象にも思う。
つまりみんなは、もっとパッキパキの映像による、パッキパキのシャープなダンスとストーリーを観たかったのかもしれない。シカゴのアップデートのようなね。
でも本作はそうではない。だって基が「81/2」だもん。そりゃそうだよねってことに観てて気付くはめにあう。
撮影がなんとなーく上手だとも思えず、肝心なダンスシークエンスだが、瞠目したのはケイト・ハドソン編のみ。あの押し出しの良さは観てて気持ちいい。
ジュディ・デンチとマリオン・コティヤールの役柄がおいしく、キッドマンは登場時間が少ないながらリッチ。ペネロペはシェイプしきれずだ。

うーん。なんだろね。
ある程度「踊る」ための「前提」が必要なはずだが、それが今作では薄いのだ。
それは登場人物の多さが一因だろう。もっとタイトなメンバーで構成して少し物語ってから踊れば意味も増すのだが、今作はまるで余興のようなダンスシークエンスだ。 かといってこのストーリーはサクセス物でもないから、じっくり描くわけにもいかず(くどいようだが基が「81/2」)、オリジナルの幻想的・呪術的ギミックをミュージカルに置き換えるにも筋が悪いのだ。 デイ・ルイスは無難にもキマっているが、マストロヤンニほどのユーモアはないわけで、物語はややシリアスに傾いてゆく。オリジナル屈指の「落下するマストロヤンニ」ほどの映像美が用意されているわけでもない。
空騒ぎが終わった後の、最後の「2年後」は観てて気持ちがようやく整理されて落ち着くモノがある。あのラストはそんなわけで重要だ。

「81/2」が久しぶりに観たくなった。あの「落下」をもう一度・・・。
そしてもうひとつ。「オールザットジャズ」のラストだけが無性に観たくなるぜ。
投稿者:ローランド投稿日:2010-03-22 09:13:02
 世間の評判はあまりよろしくないけど牴山擇發劉瓩蝋イだし、
それに、明るく元気が良くチャーミングでエッジのくっきりとした
存在感があり、顔を見せるだけで空気が華やぐペネロペ・クルスが
出演しているなら、評判はどうでも、視覚と聴覚だけスイッチを入
れて思考回路はオフにしておけば楽しさは大きいはずと鑑賞に向か
いました。 

 だがしかし、大画面高音質の映画館で・・・・の期待が大きすぎた
ってこともあるでしょうが、音楽密度の濃いエンドクレジットの数分間、
ここが一番楽しめたというと皮肉がきついけど、ミュージカルにして
は退屈な語りの場面が多過ぎて、自身の置かれた地位に耽溺して
周囲の事象に対する考えが甘くなってしまっている劇中の監督と、こ
の映画の監督のロブ・マーシャルが重なってしまったのであります。  

 フェデリコ・フェリーニの『8 1/2』を基にしていて、過去と現在、空想
と現実とが説明も無しに同時に展開され、そこから爐覆砲瓩魎兇
とらせるというフェリーの語りくち、それらしいのがこの作品にもあった
けど、男と女の物語なんか薄くして、その抽象的なものと音楽場面だ
けにしたほうが良かったのではないのかなって気がしました。 ↓の
人の言うように、ケイト・ハドソンが歌い踊る「シネマ・イタリアーノ」は
良かったし、そうしたらかなり面白くなったはずです。 ミュージカルと
して、ドラマとして、映像表現として、いずれも半端になってしまって
ました。
投稿者:ASH投稿日:2010-03-20 23:53:21
【ネタバレ注意】

 ずっと頭の中でケイト・ハドソンが歌い踊る「シネマ・イタリアーノ」が鳴り響いている。それだけ、この映画が放つ音楽のパワーが圧倒的だったということなのね。ミュージカルはどちらかと言えば苦手なジャンルだと思っていたけど、どうやらそれは単なる食わず嫌いなだけだったのかも。

 フェリーニの映画で最初に観たのが「女の都」(もちろん、このタイトルに惹かれて)。で、「8 1/2」は20代の頃に観て「よく分かんない」という感想を持って以来、避けてきたのでたいしたことは言えないが、フェリーニが映画で描いてきた「女性讃歌」をブロードウェイ・ミュージカルに仕立て、さらにこうして映画として躍動感溢れる作品に仕上げた。ロブ・マーシャル監督の本領が遺憾なく発揮されていて、やはり餅は餅屋なのだということを実感。ということで、豪華キャストばかりが話題になりがちだが、何が言いたい映画なのかとなれば「女性讃歌」でしょ。

 アイデアに行き詰まり苦悩する映画監督のグイド。映画を撮らなければならない、されどアイデアは浮かばない。そんな彼は、自分が愛した女たち、自分を愛してくれた女たちに救いを求める。女に対する男の身勝手さが如実に描かれていて、同じ男としてはなんだか複雑な気分。女に対して求めてばかりで、何も与えることもできない。当然、そんなグイドの元から女たちは次々と去ってゆく。

 男が女に求めるもの。それらを体現している7人の女たち。時には優しく包み込み、肉体の欲望を満たしてくれて、男の自尊心を煽り立て、叱咤激励をしてくれる存在。こういう恵まれた状況に甘えるだけで、彼女たちには何もしてあげられないグイド。自分を取り巻く状況が一旦、無になってしまったことで初めて女性たちの存在の大きさに気付く。そんなグイドの存在を救い、創作意欲への活力となるのもまた、女性たちであった…。と、なんともまぁ、あからさまな女性讃歌だこと!

 確かに、興味のない人には女に不自由しない映画監督のくだらん心情などはどうでもいいことなんだろうよ。そんなウジウジとした悩みを描くよりも、絢爛豪華なミュージカルにしておけばよろしいがな、という意見があるのも分かる。でも、それじゃあまりにも普遍的すぎるでしょ。この映画は、女性讃歌はもちろん、イタリア映画、というかチネチッタ撮影所への讃歌、フォリー・ベルジェールといったヨーロッパ文化への惜しみないリスペクト、それらをミュージカルという形で表しているのではないかと。

 それはともかく、この映画でオスカー助演女優賞にノミネートされたペネロペのなんと官能的なことか! 誰もが感じることかもしれないが(でもないか)、彼女が出てくるシーンが待ち遠しくなる、そんな役をお色気むんむん(死語?)で演じていて可愛らしいのなんの。その旦那さんがまた冴えないオッサンてのは、なんだか面白い。ああゆう女を嫁にしちゃうと、苦労が絶えないんだろうなぁ…。

 タイトルが「NINE」だけに、★(僕の場合、★の数は偏愛度、または二度・三度の鑑賞に堪えうる度数であって、必ずしも作品の完成度に対しての評価という意味で付けているわけじゃないよ)は9点にしてあげたいところだが、もう少し強烈なパンチが欲しいとこ。それに、もうすぐ公開される「第9地区」と「9」のために九つ星はとっておきたいから、この★数ということでね!!

 ニコールとペネロペがひとつの映画で見られるなんて! トム・クルーズの感想が聞きたいところ!

投稿者:movie_love投稿日:2010-03-13 05:59:22
【ネタバレ注意】

CM、予告は豪華だが実はそれはほんの1部、映画を撮れなくなった監督がなぜかよくわからず撮れるようになるまでを描くストーリーはこれだけ。ロブ・マーシャル監督の「シカゴ」も私はまったくダメだったが本作もダメ!いったい何をいいたいのやら。豪華競演陣はそれなりの役目をしてくれているのだからくだらん監督の心情を描くより豪華ミュージカルにした方が良かったと思う。良かったのはひさしぶりに元気な顔をみせてくれているソフィア・ローレン、あの年齢であの美貌は???ペネロペはところどころ見せ場があるがキッドマンはおまけ出演程度。たとえそうであっても豪華な映画を見たなあと観客に思わさせることが監督の役目だろう。撮れない監督の話なんてどうでもいいのだ。主な共演者のポスターが1人1枚あるのだけどペネロペのホスターは欲しいぞ。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 助演女優賞ペネロペ・クルス 
 □ 歌曲賞モーリー・イェストン “Take It All”(曲/詞)
 □ 美術賞ジョン・マイヤー 
  ゴードン・シム 
 □ 衣装デザイン賞コリーン・アトウッド 
□ 作品賞(コメディ/ミュージカル) 
 □ 男優賞(コメディ/ミュージカル)ダニエル・デイ=ルイス 
 □ 女優賞(コメディ/ミュージカル)マリオン・コティヤール 
 □ 助演女優賞ペネロペ・クルス 
 □ 歌曲賞モーリー・イェストン “Cinema Italiano”
□ メイクアップ&ヘアー賞Peter ‘Swords’ King 
□ 作品賞 
 □ 助演女優賞マリオン・コティヤール 
 □ アンサンブル演技賞 
 □ 撮影賞ディオン・ビーブ 
 □ 編集賞ワイアット・スミス 
  クレア・シンプソン 
 □ 美術賞ジョン・マイヤー 
  ゴードン・シム 
 □ 衣装デザイン賞コリーン・アトウッド 
 □ メイクアップ賞 
 □ 音響賞 
 □ 歌曲賞モーリー・イェストン “Cinema Italiano”
【ソフト】
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