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仏陀再誕(2009)

メディア映画 Anime
上映時間114分
製作国日本
公開情報劇場公開(東映)
初公開年月2009/10/17
ジャンルドラマ/ファンタジー
映倫G

仏陀再誕

(C)2009 IRH Press


 Photos

【クレジット】
監督:石山タカ明
企画:大川宏洋
製作総指揮:大川隆法
原作:大川隆法
原案:大川隆法
脚本:大川宏洋
作画監督:佐藤陵
須田正己
美術監督:佐藤勝
音楽:水澤有一
声の出演:子安武人空野太陽
小清水亜美天河小夜子
吉野裕行海原勇気
置鮎龍太郎ハリー・ハドソン
三石琴乃木村真理
銀河万丈荒井東作
白石涼子天河瞬太
三木眞一郎謎の僧侶
【解説】
 大川隆法の同名小説を長編アニメ化。ジャーナリストを目指し、新聞記者の金本に憧れる女子高生・天河小夜子は、金本が汚職スキャンダルに巻き込まれて自殺したことにショックを受け、以来霊が見えるようになってしまう。やがて、見えない世界の真実を探り始めた小夜子に、何者かの魔の手が次々と襲いかかるが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:popcorn投稿日:2009-10-30 18:33:20
【ネタバレ注意】

仏陀、悪魔、天使がモザイク的に混在してはいるが、それでも、『丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる』シリーズのようであった、『永遠の法 The Laws of Eternity』ほどトンデモな印象はなく、冷やかしの身としては些か、期待外れ。

「今回は若い人たちがより共感できる映画にしたいというのがあったので」(石山タカ明談)、絵柄は女子アニメっぽく、深夜に放映していたら、一見して、布教目的のアニメとは気付くまい。

私立桜岡女子学園の2年生、「謎の美少女」/「救世主」こと、天河小夜子(小清水亜美)、17歳は、とてもファッショナブルで、四肢もステキにスラリとしており、絶対領域が眩しい。

小夜子の「元カレ」で、「仏陀の教えを広めている」、真理団体、TSIのメンバー、海原勇気(吉野裕行)、21歳も、金髪の無造作ヘアのイケメン。ペンダントをしていてオシャレだが、彼女と違って、いつも同じ服装である。

絵と字が、「下手っぴ」だと、小夜子に指摘された勇気が、「心の三毒(「貪ってはならない。怒ってはならない。愚かであってはならない」)」に反して怒る折と、彼に、「馬子にも衣装」と言われた、彼女のリアクションの際のデフォルメ表現も、宗教作品的でない。

VFX(クリエイティブ・ディレクター、栗屋友美子、同スーパーバイザー、オリバー・ホッツ)が多用され、全体的にデジタルな風合いで、作画は、安心して鑑賞していられるレベル。

ストーリー展開は直線的で、構成も巧みさに欠けるが、脚本を執筆したのがシロート(大川隆法の息子、大川宏洋。企画も担当)であるのを考えれば、なかなか、大したものである。

意外なほどツッコミどころは少ないが、明白なものとしては、「UFOパニック」は幻覚であったはずだのに、動画撮影されているのはおかしい点が挙げられる。(好意的に解釈すれば、念写の一種か?)。

冷たい眼差しが怖い、TISを主催する、空野太陽(子安武人)、33歳は、自称、「仏陀の再来」/「仏陀の生まれ変わり」である、大川隆法をモデルにしているが、偉く、美化されている。それに、「空に浮かぶ太陽の如き存在」といった意味であろうと推測されるネーミングは、手前味噌で気持ちが悪い。
空野が、「超能力」/「霊能力」を発揮しているのを観ていると、オウム真理教が自主制作したアニメ、『超越世界』の中で、麻原彰晃(本名、松本智津夫)が、現実にはできない、「空中浮遊」をしていたのがダブる。

また、オーストラリアからの留学生にして、TSIのメンバー、ハリー・バドソン(置鮎龍太郎)、24歳が、病室の壁に、空野が、「ドーム球場」のフェンスに、それぞれ悪霊/「阿修羅霊」と悪魔の霊力によって押し付けられると、そこが球状に凹むのは「童夢」のパクリ。

「悟りにチャレンジ」(歌詞、大川隆法、作曲、水澤有一、歌、ウ・ソンミンによる、メインテーマソング)とは、凄まじい言語感覚であるが、「空には青空」といった重複表現、「ありがとう仏陀」/「さよなら仏陀」との電波系の歌詞には苦笑を禁じ得ない。

宗教的な側面からすると、人気女優で、TISの中核メンバー、木村マリ(三石琴乃)、28歳は、「恐怖による支配には屈しない」と啖呵を切るが、仏教における地獄こそ、それに他ならない。

しかし、悪魔に、「仏陀の証明」を求められた空野が、「その時代の価値を決め、その時代の正しさを決め、その時代の善とは何かを決め、その時代の真理とは何かを決める者、それが仏陀である」と答えるのは興味深い。
これは、仏陀、つまり、大川隆法の、「心の教え」を全肯定するための詭弁に過ぎないが、結果的に、道徳は普遍的なものではなく、根なし草であるのを突いているからだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/popcornandfella

投稿者:はこまる投稿日:2009-10-23 23:09:00
小清水亜美さん扮する女子高生のヒロインが、ふとしたきっかけから信仰に目覚め自らの使命を自覚。家族を巻き込んで宗教に首までどっぷり浸かってしまうという展開から、本作はホラー映画として見ることも可能かもしれません。が、宗教というかなりデリケートな内容を扱っている為、ちょっと真面目にコメントしたいと思います。

今年は選挙もあったし、ここ数年公開がなかったようなので、もう映画製作からは手を引いたものと思っていましたが、やはり3年周期でちゃんと公開されました。
幸福の科学による劇場用長編アニメというのは、94年に公開された『ノストラダムス 戦慄の啓示』(配収7億)から今回の作品で第6作目になるようです。当然ながら毎回動員(前売り)も大きいので、数年に何本かしかない東映の貴重な秋のオアシス(収入源)となっている訳ですが、どうやら初日の上映館を見る限り大ヒットしそうですね。ただ今回の作品はそれまで作られたものとはちょっと毛色が違うようです。
私は特定の宗教を信仰していないので、映画の中に出て来るような信者さんの集会には行ったことがないのですが、8割方埋まっていたシネコンの館内はなかなか静かな熱気に溢れていました。客層も比較的若い世代を中心にかなり幅も広く、中にはスクリーンから放たれる光に向かって手を合わせる方もいらっしゃいました。

お話の方は、混迷が続く現代日本にシッダールタの生まれ変わりが現れ悪魔と戦うというお話です。幽霊の存在や謎の奇病。UFOの攻撃、大津波の襲来、そして超能力バトルなどプロットがかなり複雑ですが、お金をかけて本気で作ってある宗教映画なのであまり退屈はしませんでした。ただし例によって宗教という言葉は最初から微妙にオブラートされ、いよいよ後戻りできない状況で真の姿を現します。この辺りの力業は映画としてなかなか見応えがあると言えなくもありません。
しかし、私はやはり人として未熟。「空野太陽(そらのたいよう)」という名のシッダールタの生まれ変わり、つまり大川総裁と思わしき人物(声:子安武人)が現れ、人々に真理を説きはじめる大事なシーンで連日のゴルフの疲れもあり爆睡。目が覚めたらいつの間にかお話が終わっていました。

ただ、気になるのが総裁の教えとは正反対である攻撃的な内容です。善良な人々を騙し、恐怖と不安で支配を行う巨大宗教団体が出てきますが、これが完全な悪として描かれています。おそらくモデルは創価学会と池田名誉会長だと思いますが、あまりこういったやり方はフェアではないでしょう。歴史が教えるように、自分の価値観と異なるものを「悪」と決めつけ身内の結束を図る、というやり方は結局のところ何も生み出しません。また、そういった感情で結びついている者同士というのは仲間とは言わないと思います。もちろん、公明党が下野した今、現在は新たな信者獲得のチャンスであり、その為の切り崩し工作は確かに必要かもしれませんが、お互いに傷つくのは本気で信仰心を持つ末端の信者だけなのです。大川総裁の心境に何があったかは知りませんが、シッダールタの教えは敵愾心を煽ることではないはずですから、こういったやり方は今後慎まれた方がよいでしょう。

話は変わりますが、先頃、リーフェンシュタールが35年に撮ったドイツ/ナチス賛美映画『意志の勝利』をスクリーンで目にする機会がありました。映画が時代の生き証人となった迫力。そしてその圧倒的なスケールと生命力に衝撃を受けたのですが、映画の持つ役割についてあらためて考えさせられました。もちろん、この映画の対岸(向こう側)には、ドイツとユダヤ人双方に大いなる悲劇が待ち受けていたわけですが、そういった歴史的教訓が示すように、やはり映画を煽動装置と仕様する場合は細心の注意をはらうべきでしょう。パンドラの箱を開けた者は必ずや報いを受けます。映画自身の強大な炎にその身を焼かれることになるのですから。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【Blu-ray】仏陀再誕 the RIBIRTH of BUDDHA2010/05/25\5,695
 【DVD】仏陀再誕 the RIBIRTH of BUDDHA2010/05/25\4,743
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