allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

抱擁のかけら(2009)

LOS ABRAZOS ROTOS
BROKEN EMBRACES

メディア映画
上映時間128分
製作国スペイン
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月2010/02/06
ジャンルドラマ/ロマンス
映倫PG12
愛から逃げて、愛と出逢う
抱擁のかけら [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,160
価格:¥ 1,255
USED価格:¥ 3,542
amazon.co.jpへ

 Photos

【解説】
 「ボルベール <帰郷>」に続いて4本目の共作となるペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルス主演で贈る愛と再生のドラマ。生涯をかけた愛が崩壊して以来、視力や人生までも失った映画監督が封印していた悲劇の記憶を解き放ち、再び生きる道を見出していく姿をミステリアスかつ情感豊かに描き出す。共演に「バッド・エデュケーション」のルイス・オマール。
 2008年のマドリード。かつて映画監督として活躍していたマテオ・ブランコは、14年前のある事件で視力を失い、以来ハリー・ケインと名乗って脚本家となり、当時の記憶を封印して違う人生を生きていた。そんなある日、ライ・Xと名乗る男がハリーの前に現われ、自分が監督する映画の脚本を執筆してほしいと持ちかける。やがて、男が自分の封印した記憶に深く関わっていることに気づくハリー。それは、甘美な恋と激しい嫉妬、恐ろしい裏切りに満ちた愛の物語だった──。1994年、新進監督だったマテオは、オーディションに現われた美女レナに一瞬で恋に落ちる。しかし、彼女は富豪エルネストの愛人だった。2人の関係を疑うエルネストは、映画の出資を申し出る一方で、息子のJr.を監視役として送り込むのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:ジーナ投稿日:2011-02-17 18:30:55
妬みや秘密や憎しみなど愛情のダークサイドを情熱的に描いたコッテリ味のラブストーリーです。
現在と過去が交錯する構成に込み入った人間関係、おまけにサスペンスタッチなので単純で分かりやすい作品とはいきませんのでベタなメロドラマが観たい方はご注意ください。
ヘヴィーな内容ながら、スムーズなストーリー展開とシニカルでユーモラスな演出が重たさを解消しています。
独占欲の強い年寄りなんてホラーですよね(爆)

映画製作のシーンは興味深く鑑賞できましたし、盗撮のようなハンディカメラの映像は緊迫感があり、、一つの映画をいくつもの視点から描いているのが変化に富んでいて良かったですね。
コミカルな映画撮影とドキュメンタリー調のハンディカメラの映像・テイストの対比は効果的だったと思います。
ポップな色使いと自然美の融合もお見事でした。
映像的には結構クラシカルな雰囲気だったかな。

「エレジー」に続き今作でもペネロペ・クルスがキラキラとまばゆい光を放っています。
明るく可憐でセクシーでキュートな女性を演じさせたら右に出る者はいないのでは?
シリアスな演技もコミカルな演技も堪能でき、魅力的な表情と美ボディも拝めるのでファンならずとも要チェックです。

レナの家族やエルネストと息子の関係など主人公以外のドラマ部分が雑な事とレナの感情の動きが伝わらない事が大きなマイナス要因でした。
レナの心情が伝わってこないのでレナの行動が唐突に感じてしまい共感できないのが残念でした。
マルテルの息子にいたっては、意味ありげな存在にも関わらず必要性を感じないキャラのまま終了してましたね(笑)

無駄と不足が混在しているので完成度は高くないですが、圧巻のペネロペに貫禄ある演出は素晴らしかったです。
愛憎劇ではなく主人公の再生物語としても引き寄せられる内容でしたし、好き嫌いはあるでしょうが観る価値のある作品だったと思います。
投稿者:has42120投稿日:2010-08-12 20:56:51
ペネロペ・クルス
投稿者:uptail投稿日:2010-07-28 09:27:58
ペネロペ・クルス
投稿者:ローランド投稿日:2010-04-05 10:44:56
 ここの「ギャラリー」でのスチール写真を眺めて、ペネロペ・クルス
は見栄えが良いのだけど、そのうえ演技力も図抜けている、こういう
のを爛好拭辞瓩箸いΔ里世蹐Δ福 それがアルモドバルの美術と
相俟ったなら・・・・と、いつものことながらすぐには鑑賞できない
田舎住まいを悲しんでいたら、遅ればせながら当地でも上映してくれ
るということで、これは嬉しいとワクワクイソイソ足を運んだのであり
ます。

 「ボルベール <帰郷>」に「オール・アバウト・マイマザー」に続い
てこの監督の作品鑑賞は三本目で、これまでも美術センスはとても
良いのに今回は美術担当にアンチョン・ゴメスなる名前があり、
船頭多くして・・・にならなきゃいいのだが、の懸念があったのだけど、
前二作には劣るものの、まずは視覚の面での不満はありませんで
した。  

 だが物語のほうは、観終わってから考えればこういうことかと理解
は出来るものの、頻繁に時間が前後するうえに、日本人の感覚では男
と女の関係がすんなりと分別しにくく、それに、脇役の人間の行動や、
編集し直して優れた作品になったはずの劇中劇の牘撚茘瓩眤膸把で、
監督がペネロペをいじって楽しむ気持ちをいちばん優先した作品では
なかろうかと、こんな印象が強く残りました。  

 それにしても、日曜日の4時上映開始の回なのに場内空っぽ。 
他にだーれもいない。 ・・・・もう、マイナー作品が上映されないこと
に不満を抱くのはやめましたよ。 劇場経営者だってボランティアでや
っているわけでないのだから、これではね・・・・。 快晴という、
映画館にとってはありがたくない天気だったせいもあるかもしれない
けど、もすこし観客が入ってもよいと思う。 ペネロペがオッパイ丸出し
ですぞ(笑)。 と言いながら、これには否定的で、ここまで露出したら
かえってペネロペの商品価値が落ちてしまうのになって思いがあります。
投稿者:陸将投稿日:2010-03-02 15:20:56
【ネタバレ注意】

1人の女を巡って2人の男が繰り広げる、深すぎる愛情ゆえの憎悪、嫉妬、そして復讐。その女が美しすぎるために起こってしまった悲劇。男と女の中に眠る本能的な感情が、理性や思考を麻痺させ、直感的な行動を取らせてしまう。そんな人間の性(さが)を炙り出していく。何といっても、ペネロペ・クルスが美しい。オードリー・ヘップバーンのような可愛らしさを見せたかと思えば、ファム・ファタールのような謎めいた子悪魔的な一面も覗かせる。そんな魅力的な彼女に惹かれていく男たち。特に父親から彼女を監視しろと言われ、彼女に付きまとうエルネストJrの“覗き”にそれが顕著に現れている。そこには理屈や論理など存在しない。アルモドバルも彼女の魅力に取り付かれている1人なのだろう。彼女をできるだけ美しく撮りたいという意識が感じられる。そんな彼女への支配欲による愛憎劇は官能的であり、情熱的である。決して陳腐なメロドラマではなく、アルモドバル特有の赤を基調とした色彩に彩られ、人間の醜さや愚かさや毒々しさが露呈していく。だが、本作はそんな悲劇の愛の物語で受けた傷を乗り越え、また新たな一歩を踏み出そうとする人々を描いているのである。しかも、そんな過去を忘れようとするのではなく、むしろ再びその記憶を辿り、そして再生することでそれを図ろうとしているのが面白い。それを可能にしているのは“カメラ”である。本作ではカメラの視点により彼女を撮った映像が頻繁に挿入される。それは写真やフィルムに刻まれる。過去の一瞬の時間を切り取り、記録するというカメラという媒体の特徴を意識させる。ラストで細かく破られた写真を元に戻そうとし、また、撮影した膨大な数のショットを主人公が再編集しようとする。そこに刻まれている彼女を復元させることで、全てを受け入れてハリーではなくマテオとして人生を歩んでいく主人公の決意が表れている。そして、そんな“映像の力”をアルモドバルは改めて本作で提示したのだ。

投稿者:QUNIO投稿日:2010-02-28 11:23:58
実はアルモドヴァル作品を見たのはこれが初めてなんですが、フィルムノワールのような陰影の深い映像と謎が謎を呼ぶジグソーパズル的な構造に唸らせて頂きました。一回見ただけでは筋が理解出来ないので大した感想は書けないのだが、これも非常に重層的でヨーロッパらしい耽美ムードが大いに満喫できる。ペネロペ・クルスとの交わりには思わず「ムムッ?」となる。艶やかなセックスシーン。映画のシナリオライターと女優の愛を描いた映画では『孤独な場所で』が有名だが、流石にインテリはニコラス・レイを手本にするようだ。カッコつけやがってと蔑みつつ、またしても監督の罠にハメられてしまった。外見だけ見るとおすぎ(失礼)みたいな人だが相当巧い監督だと思った。
投稿者:投稿日:2010-02-13 12:55:28
朝の9時からアルモドバルの新作を見る。
出資者を是非儲けさせねばならない訳ではない。ペネロペがサクッと出演する。など、製作環境に葛藤がない映画監督の作品はおおらかで良いのだが、ナラティヴの巧妙さ以外に見るところがない。とも言い切れない。
のんびりとした土曜の朝となった。
投稿者:ASH投稿日:2010-02-10 23:32:56
【ネタバレ注意】

 そういえば、アルモドバルの映画って「アタメ!」を最後にどれも観てないなぁ。ちょうどその頃、ビガス・ルナと出会っちゃって、アルモドバルを追っかけるのやめちゃったからなぁ…。というわけで、普段はおちゃらけた映画を好んで観る僕だけど、実は狂おしいまでの愛を描いた映画も好きという軟弱者なんです。で、近場のシネコンで上映されることになったのでいい機会だから久しぶりにアルモドバル作品を鑑賞しようと思い立ったわけ。

 おそらくは、アルモドバルがペネロペを想定してアテ書きしたのであろうヒロインのレナ。劇中では「美しすぎる女」と評されるほどで、いい歳こいたオッサン2人が彼女を取り合い、結果として痛ましい悲劇がレナに訪れる。男たちの運命を狂わすほどの魅力をペネロペに感じないような人にはこの映画そのものが絵空事になってしまうが、愛が人を狂わせるというのは実際にはよくあること。ペネロペじゃ説得力がないと思うのなら、自分の好きな女性の顔を当てはめればよろしいがな(男性限定)。って、無理か…。

 愛の不毛を描く映画は数あれど、アルモドバルはそういう映画にはしていない。壊れた愛にも、再生への道は必ずあると描いている。この映画も主人公が「喪失」の悲しみから「再生」の道を歩む姿を描いているが、それがずっとラブストーリー寄りになっているだけなのだ。マテオが撮ったレナの主演作は酷い形で世に出てしまったが、それを見られるように修復して再び世に出すことが、マテオに残された再生への道。とりもなおさず、それがレナへの愛の再生になっているというなんともニクいオチ。

 タイプは違うがウッディ・アレンにも言えるけど、アルモドバルが描く世界を現実世界に当てはめるとリアリティに欠く場合が多いので何かとそのことを指摘する人もいるんだろうけど、僕はテーマを描く上でのアルモドバルが思い描いた世界が創造されていると解釈しているので、その辺はあんまり気にならない。いくら監督が気に入ったからとはいえ、ポッと出の素人を主演に映画を撮るだなんてリスキーなことはスペイン映画界とはいえどもないとは思うが…。

 レナも、マテオも、エルネストも、真面目に見ちゃえばみんな自分勝手。自分だけの思いを成し遂げようと見苦しいほどに躍起になる。そういう部分も共感を得にくいところだとは思うが、悲しいことに人間とはこういうものだったりする。愛されるために、愛を離さないために、ハタ目からはエゲつないことやみっともないことをしたりするもんです。エルネストが息子にレナの撮影現場の様子をビデオに収めさせて、その音声のない映像を読唇させて何を喋っていたのか知るくだりなんか、スゲェみっともない! でも、その気持ち、分る! 変態性がチラホラと窺える描写はアルモドバルならでは。

 アルモドバルがペネロペに対して特別な想いを抱いているのがこの映画を観るとなんとなく分る気がする。この映画そのものがペネロペへのラブレターみたいなもんだ。彼女にモンローみたいな格好をさせたりもするけれど、さりげなくオードリーへのリスペクトを映画で表明しているのも面白い。ところで、ハリウッド映画ではヌードを披露することがないペネロペだけど、この映画では…。

 アルモドバルの映画は、色使いがものすごくキレイ! 原色を基調としたカラフルな衣装や、家具や調度品など本当にオシャレ。それにカッコいい構図がバンバン出てくるんでいちいちシビレるわ。海辺の不思議な光景など、ストーリーももちろんだけどそういうところにも惹かれるもんがある。あからさまなヒッチ先生の模倣はご愛嬌ということで。こりゃ90年代以降の作品も観て遅れを取り戻さねばアカンがな!

 エルネストJRの髪型がおかっぱなのは、ハリウッドへ行っちゃったハビエル・バルデムへのあてつけ?(なわけない)。

 一度見たら忘れられない馬面のオバちゃん、ロッシ・デ・パルマ、出てる…。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【Blu-ray】抱擁のかけら2012/11/07\2,000amazon.co.jpへ
 【DVD】抱擁のかけら2014/09/03\1,800amazon.co.jpへ
 【DVD】抱擁のかけら2010/07/07\3,800amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【DVD】抱擁のかけらレンタル有り
【ミュージック】
【CD】 Los Abrazos Rotos
新品:
1新品:¥ 2,135より   3中古品¥ 1,784より 

【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION