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マイレージ、マイライフ(2009)

UP IN THE AIR

メディア映画
上映時間109分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(パラマウント)
初公開年月2010/03/20
ジャンルドラマ/コメディ
映倫G
あなたの“人生のスーツケース”
詰め込みすぎていませんか?
マイレージ、マイライフ [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,571
価格:¥ 1,352
USED価格:¥ 380
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【解説】
 「JUNO/ジュノ」「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン監督がウォルター・カーンの同名小説を基に、現代人を取り巻く様々な問題をスマートに描き出すハートフル・ヒューマン・ストーリー。リストラ宣告人として全米を飛び回り、煩わしい人間関係を回避して身軽で気ままな人生を送ってきた主人公が、2人の女性との出会いをきっかけに、それまでの生き方や人とのつながりについて見つめ直していく姿を、シニカルな中にも優しい眼差しを込めて綴る。主演は「フィクサー」のジョージ・クルーニー、共演に「ディパーテッド」のヴェラ・ファミーガ、「トワイライト〜初恋〜」のアナ・ケンドリック。
 企業のリストラ対象者に解雇を通告する“リストラ宣告人”の仕事で年間322日間も出張しているライアン・ビンガム。自らの講演でも謳っている“バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない”をモットーに人間関係も仕事もあっさりと淡泊にこなし、結婚願望も持たず家族とも距離を置いたまま、ただマイレージを1000万マイル貯めることが目下の人生目標となっていた。だがそんな彼も、2人の女性と出会ったことで人生の転機が訪れる。ひとりは、ライアンと同様に出張で飛び回っているキャリアウーマンのアレックス。同じ価値観を持つ彼女とはすぐに意気投合し、互いに割り切った関係を楽しむことに。もうひとりは、将来を有望視され入社してきた典型的現代っ子の新人ナタリー。彼女は、ネット上で解雇通告を行い出張を廃止する、というライアンの立場を脅かす合理化案を提案、さらには彼女の教育係に当てられてしまう。しかしライアンは、そんな彼女たちと接していくうち、これまでないがしろにしていた人との“つながり”の大切さに気付かされていく…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
651 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:ビリジョ投稿日:2017-03-12 15:09:10
【ネタバレ注意】

 リストラと家庭の崩壊に揺れるアメリカ映画。そのアメリカ社会をたたくでもなく無批判に展開する緩いお話。

 かなりダルい映画だった。展開もダルいし出てくる人々もみんなダルげだった。途中の訳の分からんパーティーのとことか超ダルかった。結婚を躊躇する彼とかも。それと、そもそもキャラ設定が確立していない気がした。どの人もキャラ性格が揺れている。演出ミスだと思った。

 アナ・ケンドリックは可愛い。あと、途中で出てくるピアノが「KAWAI」だった。印象に残ったのはそれぐらい。

 巨大資本主義の元で、人々は諦めているわけで。ああそうなんですねと思った映画だった。力が入らん。力の入った映画ははやらんのかな。

投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-09-04 05:21:26
ちょっと大人の恋愛ドラマ。
投稿者:ピースケ投稿日:2014-08-09 23:46:11
前半はテンポ良く観れた。
さてこれからどんな落とし穴が主人公を待ち受けてるんだ?
と思ったら、なんだかモヤっと終了。
投稿者:ダークリーママ投稿日:2013-04-02 13:51:27
主人公の仕事ぶり、生活ぶり・・旅の達人ぶりの描写はよかったけど・・それだけ。https://sites.google.com/site/darklymama/home
投稿者:なりなり投稿日:2013-03-25 20:15:08
 クルーニー、ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック。それぞれ
の役者さんの良さがうまく出ていたと思うが、ストーリーがやや陳腐
で、物足りなさが残った。
投稿者:グレコ投稿日:2013-01-26 22:20:34
オープニングなど「すごい!」と思う部分がところどころあったけど、全体には何か薄っぺらい感じがしました。2人の女優は良かった。
投稿者:Normandie投稿日:2012-12-28 17:45:02
ジェイソン・ライトマンのテーマは常に同じく、ライアンが示す結末に表れている。
またもや邦題はイマイチ、「Up In The Air」の意味を汲み取って欲しい。

サウンドトラックは相変わらずセンス抜群。
「北北西に進路を取れ」のようなカッコいいオープニング、
観客にこれから始まる物語へと自然に着陸態勢させるように
本編も滑走路に降りていく構成は本当にうまい。座布団一枚!
バックに流れるはウディ・ガスリーの労働者ソング「This Land Is Your Land 」
シャロン・ジョーンズ・アンド・ザ・ダップ・キングスのカヴァーで始まり
素朴でアコースティックなタイトル曲で終わる。
同時にさり気ないエンディングはこの監督ならではのもの。
そしてエンドクレジットは最後まで「聴く」方がいいと思う。
投稿者:江川良名投稿日:2012-04-01 21:38:35
独身貴族の男が、素敵な女性と出会い、結婚を決意するが、苦い結末が待っていた。一口で言えば、それだけの話だが、映画はストーリーだけじゃない。
ジョージ・クルーニが抜群のはまり役で、恋人のヴェラ・ファーミガに振られるカッコ悪さがいい味を出している。若手のアナ・ケンドリックの初々しさも忘れられない。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-12-29 22:47:46
ネタは悪くはないが、J・クルーニーが若い娘にリストラされるパターンだと少し面白くなったかもしれない。自身の恋愛も思惑ありげで引っ張った挙句、相手が亭主持ちというこの結末もやっぱり楽しくない。家庭回帰にしたかったのかいまいち中途半端なつくりかた。しかし、バッグパックの整理は試してみるべき価値はあると思う。整理する、捨てるという決断は人生の選択で重要だと思うから。
投稿者:カムストック投稿日:2011-07-02 23:05:19
【ネタバレ注意】

何にって「偶然の旅行者」に。両方の主人公とも飛行機で方々を飛び回る仕事。スーツケースの荷造りに、自らの人生哲学が反映されてる。「余計な荷物は持つな」。それは人間関係や家族観において、必要以上にコミットしない生き方。
でもそれが自分と多分ひと回りは歳が下の女性によって、価値観に揺さぶりをかけられることに。「マイレージ」のクルーニーは、新米の女性社員に、「偶然の旅行者」のウィリアム・ハートの場合は、ペットショップの女性店員に。妹の結婚におけるエピソードも同じ。クルーニーは、式直前に自信がなくなりドタキャンしようとする新郎に、「妹には、俺の副操縦士になってくれって言えばいい」とアドバイス。ハートの方は、自分の妹と結婚したばかりの、編集者(ビル・プルマン)から、「彼女が実家の兄弟の面倒見に帰ったきり」と聞かされ、「妹は物事を管理するのが生きがいだ。だから、君の会社の仕事を管理してくれと言えばいい」とアドバイス。どちらも丸く収まる。
それからどちらの映画の主人公も、終わりの方で、自らのスーツケースを手放す場面がある。
「マイレージ、マイライフ」のラストの空の上から、そのまま「偶然の旅行者」のオープニングの空の上につながって見えたりもする。双子のような映画だね。
ゼロ年代のクルーニーという役者も、80年代のウィリアム・ハートも、スーツ姿がビシッと決まる大人の男。ハリウッドには意外と少ないんだよ、いつの時代もこのタイプは。

投稿者:has42120投稿日:2011-06-06 09:41:43
アナ・ケンドリック
投稿者:モジラ投稿日:2011-05-30 09:21:48
ここに登場するすべての人物の人間性が浅い。              ここで発せられるすべてのセリフが安っぽい。                                   
投稿者:bond投稿日:2011-04-19 08:31:51
独身貴族も若いうちはいいが、老いてくると人寂しくなるものだ。1000万マイルを達成したら、次の目標はどうする。じわーっと沁みます。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-04-17 07:56:52
【ネタバレ注意】

クルーニーの妹の婚約者が式をドタキャンしそうになったり、リストラした女性が自殺した後に辞めた新人がもう一度同じ職に就いたりと、唐突かつ説得力の無い描写が少なく無かった。クルーニーの最後の言葉も捨て台詞なのかどうかとモヤっとした物が残る。ファーミガに貫禄さえ感じたのは気のせい?

投稿者:uptail投稿日:2011-04-01 11:16:26
アナ・ケンドリック
投稿者:blacus投稿日:2011-02-24 17:03:10
最初に言ってしまうとこの映画は嫌いになれない。

実際にクビを切っているのは企業で、クビ切り宣告人はそれを伝える役目を果たすに過ぎない。仮に彼がクビ切りを宣告しなくても、同じ人がクビを切られる事実はなんら変りない。それにクビ切りといえば聞こえは悪いが、社会そして解雇された人が前に進んでいくための手助けをしているのだ…。というふうに自分の仕事の正当化をできるとはいえ、クビ切り宣告人という仕事が他の人の不幸無しでは成り立たない仕事というのも事実だ。それに、映画の中で実際に起こるように、クビを切られた人が自殺などをしてしまった場合、そこにやはり何らかの罪の意識を感じないではいられない。もしかするとクビ切り宣告の仕方によってはその人の命を救えたかもしれない…。

クルーニー演じるクビ切り宣告人は永遠に答えの出ないそんなことをかつては恐らく何度も考えたかもしれないが、今ではあくまでプロに徹してそんなことはおくびにもださない。
映画の中でいくつも出会いと別れがあっても最後にはまた自分の仕事に戻っていく。
しかしこれが彼が他の人間と深い関係がないということなのかというと、そういうわけでもない。
彼の若い女性部下との間のように、そこには確かに何らかの信頼関係が成り立っている。
自分の住処というものを持たず(あるいは持ちえず)、ずっと宙に浮かんだままで生きていかないといけないという浮遊感(この点の表現において、『ロスト・イン・トランスレーション』に少し雰囲気が似ている)。

映画中でクビを切られた何人もの人がしゃべる映像は、本当にクビを切られた人たちに演じてもらったそうだ。確かにドキュメンタリー的なリアリティを強く感じさせていたように思う。
投稿者:徘徊爺投稿日:2011-02-14 23:46:20
ジョージ・クルーニーが、かっこ良すぎる。こんな女ったらしみたいな二枚目にリストラ宣告されるくらいなら文書で通告されたほうがマシだ。
そもそも、リストラ宣告人なんて職業があること自体が理解できない。そんな人を雇うカネがあるのなら、その分を退職金に回してほしい。文書通告だけで結構ですから。
投稿者:黒美君彦投稿日:2010-08-22 23:56:17
【ネタバレ注意】

ジェイソン・ライトマン監督作品で評価の高い『サンキュー・スモーキング』(06年)『JUNO/ジュノ』(07年)がいずれも個人的には絶賛するほどではなかったので、好評の本作品には期待していたのだが…。
まあ、面白くないことはない。G・クルーニーがなかなか渋い役どころだが、ところどころクスッと笑わせてくれる。

1年322日を出張に費やし、各地で“解雇”を言い渡すのが彼が演じるライアン・ビンガムの仕事。そこに「解雇言い渡しをネットを使って行えば経費削減が可能」と優秀な新卒社員ナタリー(アナ・ケンドリック)が現れる…。
奇妙なのは主従の逆転だ。「解雇言い渡しはネットで十分」というナタリーに対して、ライアンは「そんな簡単なもんじゃない」とばかりに、彼女を現場に連れて行き、解雇言い渡しの現実を見せつける。状況や相手の心理は間近で接しなければ読めない、というように。
ところが、ライアンの“casual”な相手アレックス・ゴーラン(ヴェラ・ファーミガ)との関係や妹夫婦の結婚式を通じて、今度は奇妙な「家族信仰」とも呼ぶべき思いを抱くナタリーがライアンを叱責する。
実はこの関係の逆転が唐突でもあり、陳腐でさえある(と私個人は感じた)。
少なくとも人間関係に関してはライアンの方が実績があるだろう。それが新卒の夢みたいなことしか考えていない小娘にあっさり考えを改めさせられるだろうか。以前から仕事や自分の半生に迷ったり悩みがあったというのならわかるが、前半の主人公は自らの半生に自信満々だったではないか…。

J・ライトマン監督は、作品で「家族」に異様なこだわりを見せる。『サンキュー…』ではロビイストの父と息子、そして『JUNO』ではティーンエイジャー娘の妊娠と、それを取り巻く大人、家族がストーリーの主要なテーマになっている。それは父アイヴァン・ライトマンとの関係性を示唆しているのかも知れないが、間違いなくいえるのは彼の国で最大の危機が「家族崩壊」にあるということだ。だからこそ「家族の重さ」「絆の大切さ」を表現したこうした作品が高く評価されるのだろう。
結婚していても、孤独な男は孤独なのだ、ということも現実なんだけどね(苦笑)。

投稿者:幸村和投稿日:2010-08-17 23:42:14
【ネタバレ注意】

煩わしい重い人間関係に縛られず身軽に生きてきてそんな生き方に疑問のなかった主人公ライアン(J.クルーニー)。
そんな彼が変化していく色々をまとめると、デジタル世代のナタリーに出会い、自分のアナログな部分に目覚めた、気の合う女性アレックスと出会った、ナタリーとのリストラ宣告行脚の旅とその旅でナタリーにアレックスに対する関わり方を責められた、妹の結婚式、といったところなんだろうけど、どれも平凡で、物語の展開も先が読めすぎるくらい読めるし、新しさを感じない、どころか使い古されたようなエピソードばかりの印象でした。

ナタリーに責められるシーンでもまるでライアンがその気になりさえすればアレックスはYesとでも言うかのような物言いにどこまで青臭いというか物事を一面でしか見てないかウンザリしつつも、まあナタリーは学生上がりだから、と思っていたら、ライアン、心に波風立ててるし。50前の男がこんな青臭い人生経験ペラペラの娘に責められてその気になるなよ。

そして妹の結婚式当日、ライアンが妹婿にした説得がすごい。「人生の副機長」?いくら方便でもちょっと陳腐なんじゃないの?と思ってたら妹婿、感動してまんまパクって妹に「僕の副機長になってくれ」…どうやらマジメに使ってる。今時こんなセリフを現代の設定で耳にするとは。家庭を築くにあたってどっちが機長とか副機長とか序列で考える時点で時代遅れも甚だしいのにいまだにマジメにこういうセリフが出るシーンに別の意味で感動。

更にアレックスの真実を知り、傷心の帰りの機内シーンも、アレックスと深い対話をすることもなしに勝手にその気になった勇み足勘違い男のトホホな失恋=平凡な展開とも思えます。それまで一人で大丈夫だもん、と意気がっていた男が、50を前にしてその気になれば出鼻をくじかれ哀れと言えば哀れですが、なんかテレビドラマで使いまくられていそうな話です。その前にアレックスという人間を知ろうとしていなかったんだろって。

更にリストラされた人々がその苦難をどう乗り越えたのか、乗り越えつつあるのかを語らせているところも気になります。
みんなが口々に言うのは「妻がいたから乗り越えられた」「子どもが支えだった」「どんな暖房器具より私を温めてくれたのは夫の腕だった」etc…なんかこういう監督の魂胆が見え見えの演出には生理的に嫌悪感を覚える。夫や妻や子どもがいりゃいいってもんじゃないだろう、とケチさえつけたくなる。あんたがただのヘソ曲がりなんだ、と言われればそれまでだけど、でもひとくちにリストラと言っても、それに遭遇した人間の数だけ辛苦があれば、乗り越え方もあるでしょうが。しかしそんな人間の多様さは無視してまるで家族がいないとリストラ(を含むつらい出来事)が乗り越えられないかのような演出。ここ、一番ムカムカしました。

まあ、そんなこんなでケチをつけまくってしまったのですが、物語の内容は平凡とはいえ、そのすすめ方は音楽をうまく使ってリズミカルで飽きない作りになっていたと思います。
特にライアンの出張の達人ぶり(荷物の詰め方、飛行機のチェックイン、チェックアウトetc)の動作はキビキビしつつ優雅でまるで社交ダンスを見ているようで引き込まれました。

投稿者:なちら投稿日:2010-06-24 22:37:20
過去作の印象から、J・ライトマンとは感覚の違いを強く感じてた。
いまいち受け入れられなかったんだよねー。
そんなだから今回はかなり構えて見たんだけど、意外に良くって驚き!あの生意気な貴方は何処へ?

どん底に落ちる展開は先読みが苦手な自分ですら読めちゃったが、
そこから大して浮上しない点が現実的でかっこ悪く、好感度大!
他人に力添えする内に人間関係強固になるから頑張れと応援したくなる素敵な作品だったよ。

でも、S・エリオットとJ・K・シモンズの贅沢な使い方は、まだちょっと生意気かもねー。
投稿者:リEガン投稿日:2010-06-04 16:00:58
面白くて身につまされた一編。そっか、宙にフワフワ浮かんで地に足が着いていないのだな、なるほど。「トワイライト」シリーズでベラの友人役を演じているアナ・ケンドリックがかなりスリムになっていてびっくり。
投稿者:ginza7投稿日:2010-04-27 21:51:16
リストラを言い渡すのが仕事・・・それ自体が良いのか悪いのか?
結局それがどちらであるかが映画そのものの評価になるような気がします。
僕自身はそんな商売は悲しいしムカつくと思う。
投稿者:mototencho投稿日:2010-04-20 22:36:01
個人的には10割ヒッター、 ジェイソン・ライトマンの新作 「マイレージ、マイライフ」 定番をスカす“悲喜劇”だけど、 現時点で彼の最高傑作だと思うhttp://mototencho.web.fc2.com/2010/upintha.html
投稿者:QUNIO投稿日:2010-04-01 12:21:50
見たけどまあまあだった。主演ジョージ・クルーニーよりヴェラ・ファーミガとアナ・ケンドリックのほうが光っていたように思う。二人とも素晴らしい女優さんである。

リストラ宣告人の葛藤があまり描かれていないような気もしてこういう中途半端な慰み方では心に残るものも少ないと思うが、キャスティングが良いのには感心。重苦しく描くには辛い題材だと思うので軽快なノリにせざるを得なかったんだろうが、「この程度?」という詰めの甘さは残るかなぁ・・・・。
投稿者:陸将投稿日:2010-03-23 18:38:33
【ネタバレ注意】

大不況、リストラ、人間関係の希薄さ、デジタル化社会。本作で散りばめられているのは現代社会が抱える、非常にタイムリーな問題だ。だが、そんな深刻な問題を取り上げながらも、本作にはいい意味での軽やかさや小気味よさがある。肩肘張らずに、社会派映画としてではなく、娯楽作品として作り上げたライトマンの手腕が光る。リストラ宣告人によってリストラという事実を突きつけられた人々が次々に画面に映し出される。その人々の表情が面白い。唖然とする者、泣き崩れる者、怒り狂う者・・・。人生最大の危機にいきなり立たされた人間たちが見せる、リアルな感情の爆発。そんな人間模様に思わずニヤリとしてしまうが、同時に自分もそんな状況にいつ立たされてもおかしくない現代が、重たく胸にのしかかってくる。このように本作は重いテーマをさらっと描いているのだ。
また、映画中でキャラクターが生き生きと描かれている。ジョージ・クルーニー、アナ・ケンドリック、ヴェラ・ファーミガ。誰もが人間臭く、そして魅力的だ。一見完璧な人間が、失恋により一気に崩れ去るケンドリックの若い女性が持つ脆さ。それに対して、大人の女性の魅力を放つファーミガのしたたかさ。そして、自分の信念を貫くクルーニーの孤独。そんな個性的な3人がストーリーに活気を与える。ベテランVS新米の、アナログとデジタルの戦い。そんな世代間のギャップを生かしたやりとりが実に面白い。人間とのつながりを拒むクルーニーが、リストラは相手に直接面と向かって告げなければならない、と言ってケンドリックと争うのも、とても皮肉的だ。
 本作の最大の魅力は、そのテーマやキャラクターに誰もが共感できる点にある。実際、クルーニーのような男と似たような考え方を持つ人も少なくないのではないか。結婚とは?家族とは?人々とのつながりとは?そして自分の本当の帰る場所とは?人は孤独な生き物であり、寂しがりやだと思う。ただ、クルーニーのような人生を送ることが決して強い人間であることではないと思う。むしろ、強がりかもしれない。クルーニーが時折見せる、寂しげな表情がそれを一段と物語っている。だからこそ、ラストで勇気を持って行動に移した彼に待っている、哀しい現実に心が痛む。やはり彼の居場所は空港なのだろうか。現代を生きる全ての人々に、様々な問題を問いかける傑作である。

投稿者:ASH投稿日:2010-03-20 13:59:41
【ネタバレ注意】

 こうして、観てきたままのことをダラダラと書くに当り、思い返しながらも改めて感動が甦る映画には年に何本かはお目にかかれるもんだが、コレなんかまさにそんな1本!! 主人公が自分の生き方を見つめ直すという映画には秀作が多い。まあ、僕がそういった類のお話が好きなだけなんだけどね。

 リストラ宣告を専門に請け負う会社があるってのも面白い話だ。長引く不況で企業は事業仕分けを強いられるハメになり、不要となる職務を閉鎖し、そこに就いている職員を解雇しなければならないという現状は、よくよく考えると恐ろしいことだ。企業による解雇者が多くなればなるほど、ライアンが勤める会社にとっては利益が上がり、ライアンの出張日数も増え、彼のマイレージも貯まる。会ったこともない人に解雇を言い渡したところで、ライアンは「お仕事」をこなしているだけだから悪いことをしているわけでもない。

 結婚願望もなく、家族を持つことにも興味がなかったライアンは冷徹なまでに自分の職務をこなしてゆくのだが、2人の女性と出会ったことで彼の人生にちょっとした転機が訪れる。人との繋がりを拒み、女性とは気楽な関係しか築けないでいるライアンの生き方に納得できないナタリーと、そんなライアンが初めて親密な関係になりたいと思えるようになったアレックス。今までの自分の人生が何だったのかを、この2人と知り合ったことで見つめ直す。

 年間322日も出張し、飛行機に乗ってばかりの宙に浮いている(Up in the Air)男が、アレックスとの出会いと、妹の結婚式に出席したことで地に足の着いた生活を望むようになる。アレックスが自分にとってかけがえのない存在だったとライアンは気付き、彼女の自宅を訪れるのだが…。マイレージを貯めることに固執していたライアンが、そういうことにこだわっていたお陰で人生を無駄遣いしていたことにようやく気付く。人との絆、家族との絆は大切。それを修復するのに遅すぎることはない。

 解雇された人たちの言葉が、まるでインタビューの質問に対する回答のように最後にまとめられているのだが、そこではそれぞれが家族への想いを切々と語っている。企業が解雇者を出さなければいけなくなった、こんな経済状況にしてしまった人たちに見せてやりたいとでも言わんばかりに。ライアンという一個人を主人公にした映画ではあるが、その実、現在のアメリカ社会の実情が見えてくるという仕組み。「オスカーと言うほどかなぁ?」と思う人は、いま一度この辺を考えて観てみましょう!(って、余計なお世話か)。

 とかく、主演3人のアンサンブルが素晴らしく、仕事一筋だったライアンの心の機微を巧みに演じたジョージ・クルーニーの上手さ。10,000万マイル(スゲェ!!)という夢を達成させたのに、アレックスの本当の生活を知ってしまったので心から喜べない。機長に「お住まいは?」と訊かれて、彼が答えた場所にコチラも寂しくなる。自分のため、ではなく、これからは少しだけ人のために何かをしようという心情の変化にジンときた。荷物をパッキングするシーンは、まるでダンスを踊っているかのようでカッコいい!

 ライアンを取り巻く2人の女性を演じたヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリックも名演。後腐れのない関係を望むアレックスは、男からすればかなり理想的な相手だが、それにはちゃんとした理由があるのが最後には明かされる。上品でいながらどこか妖艶な雰囲気を漂わせたアレックス。そういえば、ヴェラにはこういう女性が良く似合う。ひどく落ち込んでいるライアンに携帯で冷たい言葉を言い放つシレッとしたあの態度! 嗚呼、女って怖い!

 さて、「トワイライト」2部から目を付けていたアナ。ネット社会の申し子といった典型的な現代っ子で、勇んでリストラ宣告人という職に就いたナタリーだが、実際に面接して解雇を言い渡すことが、言われた方にしてみれば相当に酷なことだと思い知る。そんな女の子を上手く演じている。BFからメールで別れを告げられるってのも、哀しいねぇ…。彼女の溌剌とした感じが清涼剤のようで、いいアクセントになっている。カラオケで「タイム・アフター・タイム」を歌うけど、あんまし上手くないのはご愛嬌。

 ずっとパネルでしか出てこなかったダニー・マクブライドとメラニー・リンスキー。ダニー演じるジムという男、式の当日に結婚をやめるだなんて言い出す。その理由がガキっぽい。精神的に未熟な男を演じるとなぜかハマる。受け売りとはいえ、「僕の副機長になってくれ」の台詞には泣いた(泣くな!)。

 「しあわせの隠れ場所」に続いてヤングMCの「バスタ・ムーヴ」が! と思ったら、ヤングMC本人が登場!

投稿者:でんど〜投稿日:2010-02-17 10:54:49
とにかく注目はこのヒト、ヴェラ・ファーミガ(Vera Farmiga)。助演女優賞にノミネートされていますが、最近やたら印象的です。「ディパーテッド」とか「エスター」とか。ちょっと影のある、アンニュイな感じのお姉さんを演らせたら、いま一番じゃないでしょうか。はっきり言って好きです。。。

一方、主演男優賞の方は競争相手があまりいないので、いよいよジョージ・クルーニーのものとなるかもしれません。

映画的にはグッド。ただし、オスカーというほどでは・・・。
http://dendo.net/blog/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞ジョージ・クルーニー 
 □ 助演女優賞ヴェラ・ファーミガ 
  アナ・ケンドリック 
 □ 監督賞ジェイソン・ライトマン 
 □ 脚色賞シェルダン・ターナー 
  ジェイソン・ライトマン 
■ 男優賞ジョージ・クルーニー 
■ 脚本賞シェルダン・ターナー 
  ジェイソン・ライトマン 
□ 作品賞(ドラマ) 
 □ 男優賞(ドラマ)ジョージ・クルーニー 
 □ 助演女優賞アナ・ケンドリック 
  ヴェラ・ファーミガ 
 □ 監督賞ジェイソン・ライトマン 
 ■ 脚本賞ジェイソン・ライトマン 
  シェルダン・ターナー 
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞ジョージ・クルーニー 
 □ 助演女優賞ヴェラ・ファーミガ 
  アナ・ケンドリック 
 ■ 脚色賞シェルダン・ターナー 
  ジェイソン・ライトマン 
 □ 編集賞デイナ・E・グローバーマン 
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞ジョージ・クルーニー 
 □ 助演女優賞アナ・ケンドリック 
  ヴェラ・ファーミガ 
 □ アンサンブル演技賞 
 □ 監督賞ジェイソン・ライトマン 
 ■ 脚色賞ジェイソン・ライトマン 
  シェルダン・ターナー 
 □ 編集賞デイナ・E・グローバーマン 
■ ブレイクアウト・スター賞アナ・ケンドリック 
【ニュース】
アナ・ケンドリック主演コメディ「ピッチ・パーフェクト2」、最新予告編2015/04/20
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ジェイソン・ライトマン監督群像ドラマ「Men, Women & Children」、予告編2014/09/18
ジェイソン・ライトマン監督群像ドラマ「Men, Women & Children」、ティーザー・トレーラー2014/08/20
アナ・ケンドリック主演コメディ「Happy Christmas」、予告編2014/05/21
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アナ・ケンドリック主演コメディ「Pitch Perfect」、予告編2012/06/15
DVDリリース情報:「マイレージ、マイライフ」「ウルフマン」2010/06/21
MTVムービー・アワード、結果発表2010/06/07
MTVムービー・アワード、ノミネーション発表2010/05/13
アカデミー賞、栄冠は「ハート・ロッカー」に2010/03/08
英国アカデミー賞、結果発表2010/02/22
アカデミー賞、ノミネーション発表2010/02/03
アメリカ監督組合(DGA)賞はキャスリン・ビグローに栄冠2010/02/01
アメリカ製作者組合(PGA)賞は「ハート・ロッカー」に2010/01/25
アメリカ俳優組合(SAG)賞、結果発表2010/01/25
英国アカデミー賞、ノミネーション発表2010/01/21
タランティーノ監督の2009年お気に入り映画トップ11が確定2010/01/20
ゴールデン・グローブ賞は「アバター」と「ハングオーバー」が受賞2010/01/18
全米興行成績、「アバター」の勢い止まらずV5で歴代3位に2010/01/18
注目の放送映画批評家協会賞は「ハート・ロッカー」に!2010/01/16
全米脚本家組合(WGA)賞、ノミネーション発表2010/01/12
全米興行成績、「アバター」が好調キープでV4達成2010/01/12
アメリカ監督組合(DGA)賞、ノミネーション発表2010/01/08
アメリカ製作者組合(PGA)賞、ノミネーション発表2010/01/06
全米興行成績、絶好調「アバター」が驚異の快進撃でV3達成2010/01/04
全米興行成績、「アバター」が「シャーロック・ホームズ」の猛追をかわしV2達成2009/12/28
ロジャー・エバート氏選出、2009年ベスト・ムービー2009/12/21
全米興行成績、ジェームズ・キャメロン監督3D超大作「アバター」が好スタート2009/12/21
アメリカ俳優組合(SAG)賞、ノミネーション発表2009/12/18
ゴールデン・グローブ賞、ノミネーション発表2009/12/16
NY映画批評家協会賞、発表2009/12/15
タランティーノ監督が2009年のお気に入り映画暫定トップ8を発表2009/12/15
放送映画批評家協会賞、ノミネーション発表!2009/12/15
AFI(アメリカ映画協会)選定2009年ベスト10映画2009/12/14
LA映画批評家協会賞、結果発表2009/12/14
ピーター・トラヴァース選定2009年ベスト10発表2009/12/11
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞は「マイレージ、マイライフ」に2009/12/04
ジョージ・クルーニー主演コメディ・ドラマ「Up in the Air」、フル・トレーラー2009/10/02
ジョージ・クルーニー主演コメディ・ドラマ「Up in the Air」、予告編2009/09/10
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