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シリアスマン(2009)

A SERIOUS MAN

メディア映画
上映時間106分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(フェイス・トゥ・フェイス)
初公開年月2011/02/26
ジャンルコメディ/ドラマ
映倫PG12
人間のおかしさが、暴走する。

2011年2月26日よりヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー

シリアスマン

(c) 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved.


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【解説】
 「ファーゴ」「ノーカントリー」のコーエン兄弟が、実際に少年時代を過ごした中西部のユダヤ人コミュニティを舞台に描く異色のブラック・コメディ。ごく平凡な人生を送っていた真面目な主人公が、ある日突然次々と不条理な不幸に見舞われ、人生の坂道を怒涛の勢いで転げ落ちていく悲劇の顛末をシニカルなタッチで綴る。主演は舞台を中心に活躍するマイケル・スタールバーグ。
 1967年、アメリカ中西部ミネソタ州の郊外。平凡な人生を歩んできたユダヤ人の大学教授ラリー・ゴプニック。心配事といえば、大学が終身雇用を受入れてくれるかどうかと、13歳の息子ダニーが2週間後に行うユダヤ教の成人の儀式のことぐらい。しかし実際には、ラリーの知らぬところで家族はそれぞれに秘密や問題を抱えていた。そしてついには、ラリー自身にも思いも寄らぬ災難が立て続けにやって来た。落第点をつけた学生からは強引にワイロを押しつけられ、隣人は敷地の境界線を侵食し始め、挙げ句の果てに妻からは唐突に離婚を切り出され、すっかり混乱してしまうラリーだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-08-28 04:06:13
僕はこれ好きだなぁ。DVD化してくれないかなぁ。
投稿者:nedved投稿日:2012-01-27 00:52:04
マイケル・スタールバーグ
投稿者:bond投稿日:2011-12-14 08:32:01
【ネタバレ注意】

冒頭の話は引き込まれるが、その後の話にどう繋がっているのかわからない。コーエン節は健在だが、何を言いたかったのか?人生ケセラセラって事?

投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2011-07-27 02:08:09
主人公は、次々降りかかる災難に、どうしたらいいかと相談して回るが、何のことはない自分で学生たちに講義していることに立ち返るのが面白い。
自分ではそれに気づかない滑稽さ。
殺人事件のような大げさな設定を排したおかげで、コーエン節がストレートに楽しめる作品。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-258.html
投稿者:陸将投稿日:2011-03-09 19:11:42
【ネタバレ注意】

アメリカにおけるユダヤ人コミュニティの知識がないと理解できない映画なのかと身構えて観たが、決してそんなことはなかった。
これぞコーエン印の映画である。

冒頭から一気に心を鷲づかみにされる。
悪霊に関する、あまりにも不確かで不穏な寓話。
その雰囲気が、その空気感が彼らの映画だろう。

出てくる人物もまた、コーエン兄弟好みと言えるようなアクの強い俳優ばかり。
中年で、小太りで、神経質で、情けなく、それでいてどこか愛らしい。
そんな奴らの代表として、主人公である物理学の大学教授がいる。
この男、どうしようもないくらい真面目(serious)である。

よく「マジメすぎる奴は人生損をする」と言うが、まさに彼のような人間を指すのだろう。
普通に生きているだけなのに、職場や家族や近所といった周囲から、様々なトラブルが次々と降りかかってくる。

そんな“巻き込まれ型”で“雪だるま式”に災難が拡大し、悲劇へと繋がってしまう物語はコーエン兄弟の十八番である。
それが分かっているからこそ、観客も身に降りかかる災難に何もできず、ただ流れに身を任せる主人公の行き先を案じてしまう。

けれど、“運命”のようなその不可避的な力に抵抗すればするほどますますひどくなることも、彼らの作品の幾多の前例から知っている。
だから、主人公の一挙手一投足が可笑しくもあり、また哀しくもあるのだ。
そんな監督と観客の“相互理解”のような信頼があるからこそ、ラストの切り上げ方も成立するのだと思う。

また、本作ではユダヤ人コミュニティに対する、コーエン兄弟の皮肉めいた姿勢も見て取れる。
何かある度にユダヤ社会の一員であることを、ここに住む人々は強調するが、果たして一員であることに何の意味があるのだろうか。
逆らえない運命に主人公が直面している時に、コミュニティの仲間は、ラビ(師)は、そして神は一体何をしてくれただろうか。
救いの手を差し伸べるのではなく、むしろその運命を加速させただけであろう。

神は人々を見捨ててしまったのか。
それを神との仲介者たちも薄々と感じてしまっている。
そんな“神の不在”を匂わせているからこそ、冒頭の悪霊の寓話が効いてくるのである。

どこまでもシニカルでブラックユーモアの散りばめられた、不条理な世界。
その中で、コーエン兄弟の持ち味が遺憾なく発揮されている秀作である。

投稿者:mototencho投稿日:2011-03-08 20:55:58
単純にコーエン兄弟のファンでなかったら、いったい何なのかサッパリ分からない。評論家受けというより連中を煙に巻くつもりかも・・・。でもたぶん本人たちは真剣なんだろうなぁ。 
http://mototencho.web.fc2.com/2011/seriousm.html
投稿者:Charlie Lime投稿日:2011-03-01 15:27:56
【ネタバレ注意】


寓話と覚しきプロローグ(実はコーエン兄弟の創作)や本編の途中で語られる曰くありげな「歯の話」にはオチがない。主人公が被るトラブルは雪だるま式に増えていく。雇用や健診結果、妻との問題、兄の苦悩や子供たちのいざこざなど、それらエピソードの数々は本編ではどれも解決に至ることなく物語は唐突に終了してしまう。悪く言えば尻切れトンボ。しかし、妙に納得できてしまう絶妙な「ブチ切り方」に思えた。
最後に顕れる黒々と空を覆い尽くしていく巨大な竜巻が、解決に至らないトラブルの連鎖を象徴しているようで不気味である。
それは「バートン・フィンク」も、謎を残した不思議な余韻が後を引くラストではあったが、それとは全く異質な印象を受けた。
あえて言うなら「ノー・カントリー」のそれに近いか?

ユダヤ・コミュニティの閉塞感や、ユダヤ民族に遺伝子的に組み込まれているかもしれない被害者意識を、自らもユダヤ系であるコーエン兄弟が、自虐的な笑いに転化してしまうブラック・ユーモア・ストーリー。
深い部分まで理解するのは困難であろうが、その物語の構築は非常に文学的であり、良質の演劇的な性質も備えていて、実に見応えのある一篇である。

たたみかけるエピソードの積み重ねは、ジョン・アービングの「ガープの世界」を彷彿とさせるものがあり、その不条理性は、やはりユダヤ人であるウディ・アレンやカフカ、ポール・オースターの作品にも通じるところがある。

コーエン兄弟のコメディ要素の強い作品では、「赤ちゃん泥棒」以来、久々に満足できる作品であった。

投稿者:でんど〜投稿日:2010-02-15 09:45:40
アカデミー賞候補にもなっている、コーエン兄弟の新作「A Serious Man」を見ました。

ひとことで言って、「ユダヤ漬け」の特異な映画です。

ユダヤ人であるコーエン兄弟が、アメリカのユダヤ人ファミリーを題材に、ユダヤ人の風習・風俗をおりまぜて、徹底的にユダヤまみれの世界を描きます。

ユダヤ人でない筆者には、ただ異様というだけで、ほとんど何も理解できない状態です。アメリカの批評家たちのあいだでも、「いくら何でもユダヤすぎる」「しかも、ユダヤ人を馬鹿にしてる」といった声が上がっているようです。

日本での公開予定も、まったく無いようですね。

なら、なんで、これがアカデミー賞候補なの?

ストーリーはいつものコーエン兄弟丸出しで、少し歯車が狂いだしたら、どんどんおかしくなって行き、最後は大きな悲劇が待っている(待っていそう)というもの。でも、全体的に、おもしろおかしく組み立てられて、摩訶不思議な気持ちになって、劇場をあとにするという。人間社会の不条理。ま、そういうことなんでしょう。

2007年、「ノーカントリー」でアカデミー賞3部門を獲得したコーエン兄弟。富も名声も完全に手中に収めました。

その彼らがシャレで作った映画。それが、この「A Serious Man」なんだと思います。完全に脱力気味に、深く考えず、作り飛ばしたと。

それでも、ここまでの完成度を達成し、一貫したメッセージ性を生み出し、オスカーにもノミネートされてしまう。

コーエン兄弟の底力、恐るべし・・・。http://dendo.net/blog/
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