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月に囚われた男(2009)

MOON

メディア映画
上映時間97分
製作国イギリス
公開情報劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月2010/04/10
ジャンルSF/ミステリー
映倫G
契約期間:3年
赴任地:月
労働人数:1人

このミッションは何か、おかしい。
月に囚われた男/ラビリンス  魔王の迷宮 [Blu-ray]
参考価格:¥ 3,065
価格:¥ 2,759
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【解説】
 地球に不可欠なエネルギー源を採掘するという3年契約の仕事に従事するため、たったひとりで月へと旅立った宇宙飛行士が、あるアクシデントを境に不可解な現象の数々に苛まれていくさまをサスペンスフルに描いたSFミステリー。主演は「コンフェッション」のサム・ロックウェル。監督はロック・スター、デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ。長編デビューとなった本作で新人監督賞をはじめ多くの賞に輝いた。
 近未来。エネルギーの枯渇した地球は、新たな燃料源が存在する月へその希望を求めた。そして、宇宙飛行士のサム・ベルが世界最大の燃料生産会社ルナ産業との3年契約により、エネルギー源ヘリウム3を採掘して地球へ送るという仕事のため月へたった独り派遣される。以来、彼は月面基地サラングを拠点として、人工知能を搭載したロボット、ガーティを相棒に月面での作業に取り組み、また唯一の慰めだったTV電話での妻テスとの会話も衛星事故で交信不能になった今では、孤独感とも格闘していた。だが、その苦痛に耐える任期もあと残り2週間となった時、作業中に事故を起こしてしまう。やがて、基地内の診療室で目覚め安堵した刹那、そこに自分と瓜二つの人間がいることに気付くサム。これを機に、彼は周囲で起きている出来事が果たして幻覚なのか現実なのか、判別が出来なくなっていく…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
753 7.57
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【ユーザーコメント】
投稿者:HABBY投稿日:2016-04-03 00:37:37
『第九地区』とほぼ同時期に公開され、一部で熱狂的支持を集めたB級映画(原題"Moon")。この邦題はなかなかハマってる。監督のダンカン・ジョーンズはデヴィッド・ボウイの息子との事。SF好きなんでこういう系統の作品をまた世に生み出してもらいたい。
投稿者:ローランド投稿日:2016-01-23 11:03:35
  三年間も一人で人里遠くはなれた月で働くということで、これはもう人間ではないと分かるわけだけど、案外、今の時代ひとりぽっちになりたくて、知能の高いロボットが何かと世話を焼いてくれるし募集したら人間の応募者がそこそこの数になるのではないかと、そんな気がするほどに舞台になっている月が穏やかで美しく6輪車の動きも長閑な楽しいものになってます。  

  そう数多くの映画を観てはいなくても直ぐに、あ、これは・・・ と複数の名作が思い浮かんで中でも「ブレード・ランナー」でのレプリカントを一番に意識させるのだけど、どちらもいまわの際では仏心が支配したと思わせる行動をとるアンドロイドの哀れさが心に残りますが、記憶まで移植されるということに、そうだ、悪い思い出は移植された記憶で実際にはなかったということにしようと、都合良く心安らぐヒントも頂きました・・・ 笑。   日常での楽しいことに辛いこと、気持ちよいことに苦しいこと、これらはみんな脳に移植された記憶で、お前は実際には眠り続けているのだよって、究極の現実逃避というような物語はありませんでしたっけ?。  

  この監督さんはデビット・ボウイの子息ってことで、やはり血筋は良く芸術的才能に秀でているようでして、無機質で単調な建物内もカメラアングルの工夫かよく見えるし月面の映像も綺麗だし物語りも単調なようでいてなかなか考えさせ楽しませてくれるし、この作品に監督新人賞を与えた英国アカデミーはお手柄です。
投稿者:あたごるん投稿日:2013-01-20 17:23:39
いろいろな映画の影響があるでしょうけどショーン・コネリーの「アウトランド」と続けて観ると面白いです。モニター越しの家族との会話やシャトル到着のデジタルクロックを使った演出など共通点が多い作りですがそれ以上に未来の炭鉱企業は悪いことばかりしとるな〜て感じになりまっせ。
投稿者:gapper投稿日:2012-12-01 19:59:09
【ネタバレ注意】

 推定予算500万ドル、総収益約501万ドル(米2009)。

 最初の2、30分と言うのは作品を観客に心理的に導入すると言う大事な期間だが、ここに於いて失敗している。
 パクリ − いやオマージュだらけと感じさせテンションを下げてしまう。
 AIのガーディ(声ケヴィン・スペイシー)などは、「2001年宇宙の旅 (1968)」。
 主人公が幻覚を見るなどは、「惑星ソラリス (1972)」。
 基地での作業を淡々とこなす部分は、「サイレント・ランニング (1972)」と言ったところ。

 だが、ここでめげずに丹念に見ていくと徐々にこの作品のオリジナリティが出てくる。
 ハッキリと語られないがクローンに期限付きというのは、「ブレードランナー (1982)」。
 外に出られず管理されていると言う部分は「トゥルーマン・ショー (1998)」とオマージュが続くが、クローン同士が共同で解決に当たると言う部分はメージャー作品では思いつかない。

 制限的な空間と言う意味では、「救命艇 (1944)<未>」などかあるし一人での孤独と言う所では「キャスト・アウェイ (2000)」がある。
 しかし、これは定番的な素材でどう実現するかが見所でパクリやオマージュとは見られない。
 クローンによるモノローグ的なダイアローグなどを楽しむべきだろう。
http://gapper.web.fc2.com/

投稿者:namurisu投稿日:2012-04-01 13:53:22
描き込み6。CGではない、月、掘削車、運搬車、電波等、作業宿泊所の美しさは素晴らしい。
投稿者:クリモフ投稿日:2011-12-07 12:58:12
月に新たな資源が発見され、それを採掘する任務の一人の男。もうこういう設定なだけで、勝ったようなもんという映画ですな。正直目新しい設定ではないはずですが、しっかりディティールにこだわっているので、緊張感はあります。
まぁ、一番最初に思い浮かんだものは手塚治虫でそれから「2001年」「ブレードランナー」すこし「ガタカ」という感じ。SFファンならもっといろんなネタが浮かびそうな感じ。序盤の時点でどういう状況か読めてしまいますが、別に驚かそうと思って撮ってないので、問題なし。
派手な展開にしようと思えば出来たんですが、ミニマムにまとめてよかったと思います。この感じで風呂敷広げちゃうと、よほどの力量がないと失敗に終わっちゃうので(例、「アイランド」)地味に個人に収束して正解。最後の一連の台詞でスケール感を何とか出して、政治的にも汲めるようにしたのもオーソドックスですが、風刺・皮肉としてのSFの役割をしっかり守った形ですな。
おそらく低予算なので、工夫を凝らした宇宙の描写がなかなか楽しいです。引きの画で月面をのろのろ走る6輪車なんて、今じゃ逆に新鮮でうれしくなってしまいした。
別にびっくりするような作品じゃないですが、SFなんてアクションのカテゴリになっている現在で、有名人なしでこういう趣の映画を撮った志はやっぱ好きですな。
投稿者:ダークリーママ投稿日:2011-11-18 18:05:47
よくできてるとは思うが、ものすごく感動とかそういうのはなかった。ニコニコマークみたいなのがいい。表情だけでなく色も少し変化するのが凝ってる。https://sites.google.com/site/darklymama/home
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2011-10-23 23:25:16
主な出演者1人。舞台はほとんど密室。
まるでショートフィルムのような設定が面白い。

前半は宇宙での淡々とした日常を描いているが飽きさせない作り。
後半からはまさに謎が謎を呼ぶ展開といった感じでこちらも目が離せない。
もっと面白くできそうな要素もあったりするのが惜しいところか。
(あと最後の訴訟がうんたらというボイスは蛇足)

いろいろ惜しいところもあるが全体的には良い出来だと思う。
設定も面白いし、映像もセンスがある。
今後に期待の監督。
投稿者:トム・ルーズ投稿日:2011-06-28 06:43:22
【ネタバレ注意】

なんとも地味で、明らかに低予算なのが明白なSF映画でしたが、意外にもこれがシンプルで面白かったです!
金を掛けたから面白い物が出来上がる訳ではありませんし、ド派手な演出が多ければ面白いと言う訳でもないのが映画です。
今作は、シナリオと役者の演技が良ければ、いい物を作れると言うことを証明してくれた映画でしたね☆-( ^-゚)v
そして、子供の頃に想像したような宇宙・未来・月を思い出させてくれるような、何か懐かしい気分にさせてくれる映画でした。

この映画、何が凄いって、出演者はほぼサム・ロックウェル一人だと言うことです堯( ̄0 ̄;ノ
まあ一人二役的なところはありましたが、それでもサムのほぼ一人芝居。
チャップリンじゃないけど、サムの一人パントマイム的作品とも言えましたね☆彡
演技力がないと、とてもじゃないけどこの役は演じ切れなかったと思います。
元々サムの一癖ありそうな演技とちょっとおちゃらけたような演技は好きでしたが、今回の謎めいた役どころでのシリアスな演技もまた良いですね!

そのサム・ロックウェルが演じたサム・ベルは、ルナ産業と3年契約を結び、月の月面基地にてたった一人で地球にエネルギー源を供給する役目を担った宇宙飛行士でした。
妻子持ちのサムは、3年間月に単身赴任する訳ですが、何せ地球から遠く離れた宇宙の月ですから、我々が想像できる範囲の状況ではないですよね(゜д゜;)
しかも何故か基地の長距離通信機器が故障していて、地球と交信できない状況なのがまたなんとも・・・。
家族とも交信できず、まさに孤独との戦い・・・孤独が好きと言う方もいるかとは思いますが、さすがに地球から遠く離れた月で3年間1人と言うのは精神的に参ってしまいそうです(´□`。)
サム・ロックウェルは、そんな孤独感を強調するような演技が本当に秀逸でした!

この孤独な状況だけでも恐ろしいことなのですが、さらに驚愕の事実が発覚してしまいます。
ある日、月面にて事故を起こしたサムは、一命を取り留めたものの、目覚めた際に目の前に現れたのはもう一人のサムでした!!
自分がサムの状況だったら、どうでしょう???
自分の頭がおかしくなったか、宇宙の幻覚か・・・と思うしかないでしょうね。
まさか自分がクローン人間だったなんて、思いもしませんよね・・・。
結局、3年間が過ぎる(3年がクローンの寿命なのかな?)かクローン人間が事故により死んだ場合に、また新たなるクローン人間が作業を従事していたと言うことだったのでしょうね。
これはまあ映画の世界でしたが、仕事人間とか会社人間なんて言われている方は、もしかしたらあなたも会社が作ったクローン人間なのかも知れませんよΣ(~∀~||;)

クローンのサム同士が対峙する→ラストまでは、特に驚くような展開にはならなかったですが、社会派めいたメッセージであったり、それまでのシチュエーションであったり、クローン人間の悲哀と言った部分に関しては、本当に見応えたっぷりの映画でした!

感動物の映画ではないですが、同じ境遇におかれたクローン人間同士のちょっとした友情であったり、人工知能を搭載したルナ産業が作った怪しげなロボットのガーティが終盤サムを味方したりするシーンは、なんだかホロっとさせられました・・・。
それにしても、スマイルマークが印象的なガーティの声を担当していたのが、ケヴィン・スペイシーだったと言うのは何気に一番驚いたかも(ノ´▽`)ノ

やっぱり地球は将来エネルギー源が枯渇するんでしょうかね・・・がんばれ地球!がんばれ自分(←何で?)

投稿者:ジーナ投稿日:2011-06-12 02:18:01
月でエネルギーを掘り出す任務に一人で励む男の姿を描いたSFスリラードラマです。
月での風変わりな日々や不思議な近未来の世界観など発想がとにかく面白かったです。
新人監督ダンカン・ジョーンズのシャープな感覚が隅々まで冴え渡っている強烈な作品でした。
緊張感のある演出も良かったですね。

高評価の立役者と言っても過言ではない、一人で何役もこなしたサム・ロックウェルの巧みな演技は要チェックです。
人工知能ロボット「ガーティ」の声を担当したケヴィン・スペイシーのメリハリのある声も癒し効果があってGOOD

派手なSFが好きな方には不向きかもしれませんが、なんとも言えない恐怖感と終盤に見せる哀切感が素晴らしかったです。
分かりにくいところもありますが、何回か見たくなるような作品でした。
欲を言えば、もう少しガーティに焦点をあてて欲しかったカナ・・・。
サムを心配するガーティの表情(スマイルマーク)など愛らしいキャラに仕上がっていたのでもう少し見ていたかったです。
ちょっとした社会派の要素が入っているのは良かったと思います。
斬新なSFを観たい方よりも昔ながらのオーソドックスなSFが好きな方にオススメですね。
100分弱の作品なのでもう1本借りたい(観たい)時に是非どうぞ。
投稿者:blacus投稿日:2011-04-27 13:20:41
【ネタバレ注意】

これは秀作。
全編ほとんどサム・ロックウェルひとりで演じるというミニマムな作りで、閑散とした月世界の表現が見事。
ヴィジュアル・エフェクトが安っぽいと言う人もいるようだが、個人的にはむしろ逆で、細かいところまで目配りの利いた最上級のエフェクトだったように思う。月世界は人を寄せ付けないながらもどこまでも美しい。
話自体は、もしかするとSFでは先行する作品があるのかもしれないけど、十分に驚きがあり、また全体の仕掛けがわかったあともクローンの悲哀がきっちり描かれているので、まず先にどんでん返しありきの作品ではない。

ルナー社の幹部とライブで会話しているガーティが、サム・ロックウェルの味方をする点に関しては確かに疑問を感じたが、よく考えてみると、ガーティが原則的にはサムの味方をするようにプログラミングされていたとしても決しておかしくはない。そのようにプログラミングされていないと、サムの信頼はうまく得られないだろうし。コンピューターでもある程度複雑になると、ふたつの相反するコマンドの間で板挟みになって、一見すると理にかなわない行動をすることはありうるのではないかと思う。

同じ監督の長編第2作Source Codeが最近アメリカで公開されたようだが、こちらも楽しみ。

投稿者:りちゃちゃ投稿日:2011-04-06 19:45:10
電話のシーンがとてもせつなかった。
投稿者:bond投稿日:2011-04-01 10:43:32
【ネタバレ注意】

過去のSFのいろんなところをヒントにしたような感じだが、クローンの悲哀をうまく描いてる。HALみたいな存在が会社よりクルーの味方になったのが幸い。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-03-31 22:08:17
【ネタバレ注意】

月面を舞台にしたSFを観たかったので、個人的には楽しめた。ガーティが都合良くサムの味方をしてるように見えたり、娘と地球で会うシーンが無いなど、突っ込み所も少なくないけど。サムの一人が罹る宇宙病(?)がこのご時世に観るとシャレになってない。

投稿者:ASH投稿日:2011-03-21 00:14:04
【ネタバレ注意】

 たったひとりで月の裏側で採掘作業だなんて、普通ならば孤独に押し潰されちゃうよ。その孤独から精神に異常をきたして、サムは幻覚を見るようになってしまった。と、そんな話の映画だとばかり思ってた。基地内で出会ったもうひとりの自分。それがいったい誰なのか、謎が謎呼ぶ語り口が素晴らしい。

投稿者:uptail投稿日:2011-01-18 09:40:13
サム・ロックウェル
投稿者:karr投稿日:2010-11-26 17:31:35
【ネタバレ注意】

他の自分に苛立ち、他の自分に怒り、他の自分を殴る。
他の自分に殴られ、殴り返す。
他の自分を哀れに思い、そして、他の自分の幸せを願う。自分の犠牲を惜しまないほどに。
もちろん、他の自分とは他人であるが、自分と同じなのだ。

難解に聞こえるかもしれないが、実はこの映画、至極分かりやすいのである。
しかも、静かな感動を与えてくれるのだ。

卓越した発想力。
そのダンカンジョーンズの才能に父親の影を感じてしまうのは、まあ、彼に一生つきまとう天災のようなものであって、あきらめてもらうしかない。
なにはともあれ、その着実で丁寧な仕事ぶりを見ても、今後を期待せざるを得ない才能の持ち主である事は確かである。

実は、サム・ベルが二人になった時、不安がよぎった。
また、謎が謎を呼ぶ、難解な話になるんじゃないか、と。
だが、違った。
話が進むにつれ、次第に、人間の本質をえぐる鋭いテーマが首をもたげてきたではないか。
その意外性は、私の興味を最高潮に持ち上げ、その落としどころも申し分ない。
人間の尊厳、生命の意味、また、思いやりとは、他人の痛みを自分の痛みのように感じることが根本であるが、それを分かりやすい角度から切り込もうとするおしゃれな試み、クローン技術の行き過ぎに対する警告や、大企業の利潤追求の弊害、などの様々なテーマが次々と見る者に迫り来る。
SF映画では久々の名画である、と、そんな大それた発言をあえてしてみたい衝動に、私は突き動かされた。

ある夕べ。
「2001年宇宙の旅」をデビッドボウイと一緒に、ああだこうだ言いながら観ていたダンカンジョーンズ。
ふと、思いついた。
HALにもっと人間性を与えたら?
心優しいコンピューターっちゅうのもオモロいんちゃうか?
そして、ガーティの誕生、…なのかどうかは、知るよしも無い。

投稿者:なちら投稿日:2010-11-25 20:09:23
【ネタバレ注意】

ミニチュアっぽさあふれる月面の質感に胸キュン。
乗り物のタイヤもやたらでっかくてゴロゴロとスピードが出なそうに回転する。
旧式な雰囲気に切なくなるなぁ、なんて思って見ていたら内容まで切ないじゃないか。

自分は3年の消耗品である事。心の糧である妻は亡くなり、愛する娘はオリジナルと地球で暮らしている。
待つ人も無く、生き延びる事も出来ないクローンが反旗を翻すが、
寿命の尽きる前に問題はおそらく解決しないだろう。
どうにもならないあがきがやるせなかった。

投稿者:秋彦投稿日:2010-10-17 14:45:54
【ネタバレ注意】

「自分独りしかいない筈の月基地でもう一人の人間を発見する、そいつは何者で何故月に現れたのか」と言うSFミステリー(ツタヤのレンタルDVDの推薦文では『○○と出会う』と思い切りネタバレしているが)普通は最後に謎解きが有り良く出来た映画なら観客が『アッと驚く』訳だけど、多くの人は映画を見る時「この後の展開はこうなるだろう」とストーリーを先読みしながら見ているので、最後に意外な結末がと言う宣伝文句(ほとんどのミステリー映画についているが)に惹かれて映画を見たときに、何だこんなオチかよと思うことも多い。
この映画の作り手もそこらへんを想定してか、話の謎の部分は途中でばらしてしまい「この後二人(?)がどうなるか」に焦点を当てた話にしている。

主人公サムの日常生活を描写した前半の部分(基地での生活や月面での資源回収作業)が良いこういう部分で退屈させないのは上手いなと思う、(日本映画だとここが下手で見てられない作品が多い)又色々なSF作品からの引用が指摘されているが特にジェリーアンダーソン作品の影響が大きいと思えるのはイギリス映画だからか、月面基地のセットは『謎の円盤UFO』だし、月面を自動で走り回る巨大な資源採掘機械は『サンダーバード』のイメージ(その採掘機械に巻き込まれて事故を起こすなんてモロにそうだ)。

雰囲気の良い前半に対し後半ネタをばらしてからはイマイチ、ラストのサプライズを無くした代わりに途中のサスペンスが必要になるのに、サムがもう一人の人間の正体を知ったのに余り驚かないのは不自然だし、最初から全てを知っていて会社側の指令で動いている筈のガーティがサム達の行動を監視したり妨害しようとしないのは何故だと疑問がわく(それが有ればもっとサスペンスが生まれるのに)、全体に余り話を詰めて考えないで雰囲気で作っているので後半緊張感が無くなってしまったと思う、そうなってくると「地球との交信を邪魔するだけの為にあんな大きな施設が必要か」とか「資源を地球に送り出すカプセルに人間が乗るのは無理だろう」といくつも粗が見えてくる、。
前半の描写が良かっただけに後半失速したのは勿体無かった。

投稿者:イドの怪物投稿日:2010-09-26 20:42:33
地味ながら深みのある作品で、英国製なんだね。だからドタバタが無いのか。
こういうSFファン向けに作品に久々に出会った。
基地内のやり取りは「2001年宇宙の旅」、せつなさは「サイレント・ラニング」、テンポの悪さはイギリスかな。
ともかくこの「静かさ」は秀逸。
投稿者:藤本周平、投稿日:2010-09-01 13:40:52
なかなか面白かった。というよりも悲しかったなぁ
これを観るとやはりクローンなんてものは作っちゃダメだなと心底思い知らされる
実は黒幕がガーティかなと思ってしまったが、普通に良い奴でした。ごめんよ、ガーティ
投稿者:メカゴジラ投稿日:2010-08-31 14:39:22
DVDにて鑑賞。
確かによくできたSF短編のような映画。
根本のアイディアは「ブレードランナー」かなあと思うが、同一人物同士が存在を賭けて戦う!とかではなく、奇妙な友情や献身を描いていて不思議なテイスト。

個人的に思い出したのは星野之宣さんのSF短編で、時間が地球の数十倍で過ぎる星に不時着した女性飛行士の話。救助は呼んだものの、その星では自分が数日のうちに老衰で死ぬと悟った主人公は、自分の細胞からクローンを作り、クローンに自分のすべてを伝え、育て、死んでいく。そしてそのクローンもまた・・・という話だった。

採掘基地を仕切るロボット・ガーティは、主人公を抹殺しようとする悪役だろうと思ったら以外にいい奴だったね。どっかで聞いた声だと思ったらK.スペイシーか!
派手な見せ場はないけど、しみじみとよい映画でした。
投稿者:黒美君彦投稿日:2010-06-20 23:45:27
【ネタバレ注意】

よく練られたショートショートのような趣きのSF佳作。CGを多用するのではなく(使ってないわけではないが)、ミニチュアを駆使した特撮シーンはひと昔前のSF映画の薫りが漂う。しかも舞台は「月」。次元を超え、銀河を超え、時空を超えてSFの舞台は最早収拾がつかなくなった様相すら呈しているが、ここで地球に最も近い天体が舞台として選ばれているのには、SFの原点に回帰したいというD・ジョーンズの思いが込められているように思う(ただ単に予算がなかっただけかも知れないけど…苦笑)。「自分」とは何者か…という、大袈裟にいえばアイデンティティや人間の定義のゆらぎをSF的に捉えた作品だともいえる。

サム・ロックウェルのひとり芝居は秀逸。“HAL”の役割を果たす「ガーティ」(声・ケヴィン・スペイシー)もこの作品では「よき友人」である。クローンたちとコンピュータの奇妙な友情が爽快だ。
数々の新人監督賞をとったD・ジョーンズ監督、次回作が楽しみだ。

ちなみに月面基地の名称は「サラン」でハングル文字が添えてある(韓国語で「愛」)ところをみると主人公サム・ベルが勤めている「ルナ産業」は、どうも韓国系企業らしい(途中「いってらっしゃい」のところで「アンニョンイガセヨ」とも言っていたし)。ひと昔前なら日本語だったのに(苦笑)。
日韓の国際社会での経済的地位がこんなところにも反映されているとは。

投稿者:ビリジョ投稿日:2010-05-07 11:19:08
【ネタバレ注意】

 何というか、もうひと越え、欲しい感じ。
 この設定だったらもっと面白い映画に出来たのではないか、という錯覚をついつい感じてしまう。もっと徹底的にやった方が良かったのではないか。何をだよ。

 そもそも、一人で月で働くという設定自体、会社にとってはリスクが大きすぎるんでないの。っていう疑問が映画の間中、心のどこかに引っかかり続け、でまあ、何となく納得させられるわけだが、でもねえ。

 ポイントは「睡眠」と「記憶」でしょうか。

 人間は一人では生きられない。っていうことで。

 なかなか小粋なSFでした。

投稿者:投稿日:2010-05-02 18:06:42
クローン作業員の寿命は3年。ブレードランナー、ジェリー・アンダーソン、キューブリックからの引用などどうでもいい。死は必然であり、生の時間は限られている。偽の記憶は労働意欲のためであり、残された数日で、歯は抜け、手が震え、視界は霞み、足は衰える。老いへの畏れが迫りくる痛切な作品であり、まぎれもない「SF映画」である。
投稿者:amen投稿日:2010-04-30 02:01:06
マドリッドからヨハネスブルクまでフライト10時間。
機内の退屈しのぎに見たけど……

一人芝居がメインなので映像が地味すぎ。&特撮がちゃち。

わたくし的には「極めてつまらない」映画だった。


投稿者:五輪山投稿日:2010-04-11 09:05:15
【ネタバレ注意】

『謎の円盤UFO』の矢島正明ナレーションを聞きつつ「ムーンベースで紫の髪のお姉さんと働きたいなぁ」と思ってた子供には、月が舞台のSFというだけで堪らないものがありますね。
映画の中で重要な役割を果たす、人工知能搭載のロボット「ガーティ」の声をケヴィン・スペイシーに頼んだ時点で、「勝ち」が決まったような作品。耳当りはソフトだけど、有無を言わさぬ冷淡さも漂う、あの声は人工知能にぴったり。もし吹替版を作るなら、願わくば矢島さんにやってもらいたいですね。
その「ガーティ」は、HALを思わせるけど、性格づけには意外性を持たせてあるのが憎い。

監督は「スペース・オディティ」で宇宙飛行士の孤独を歌った父親の子ですか。たしかに父親が主演した『地球に落ちてきた男』や『サイレント・ランニング』『ダーク・スター』『惑星ソラリス』、或いは『THX−1138』など70年代SFの傑作に通低する寂寞感が、この映画にも色濃く感じられるんですよ。

自分ひとりしか居ないはずの月面基地内に、事故から目覚めた時、そこに居た、もうひとりの自分。これは幻覚なのか?いやどうもクローンらしい。クローンだと思うこの俺は勿論オリジナルだ。そうだよな?疑心暗鬼に陥る主人公とクローンを微妙に演じわけるサム・ロックウェルの一人芝居が見事!
前に出たSF『銀河ヒッチハイク・ガイド』では変装しすぎて本人と分からなかった。ニッケルバックのヴォーカルの人だと思ってたもの。

オリジナルとクローンという、過去にも盛んに描かれた相克の構図から、さらに先へと進む脚本にちょっと感動。主人公が目覚めの曲として、目覚まし時計にセットしてるのが、MJFの映画『ドク・ハリウッド』の主題歌でもあった「ワン・アンド・オンリー」。曲名もシャレが効いてる。エンディングに流れるループ・ミュージックなテーマ曲がいいですね。この映画のプロットに、決定的な影響を与えてると思われる『ブレード・ランナー』の、ラストに流れたヴァンゲリスの、あの曲の感じ。観た後しばらく耳についてました。

CGよりもセットとミニチュアにこだわり、俳優もほぼ独りという、ミニマルだけど、それゆえ作り手のSFマインドの高さがダイレクトに伝わってきます。『第9地区』と同じ日にハシゴできて、まさに充実の一日でした。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 新人賞ダンカン・ジョーンズ (監督)
 □ 英国作品賞 
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DVDリリース情報:「月に囚われた男」「書道ガールズ!!」etc.2010/06/25
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サム・ロックウェル主演SFサスペンス「Moon」、予告編2009/04/10
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