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ウルフマン(2010)

THE WOLFMAN

メディア映画
上映時間102分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(東宝東和)
初公開年月2010/04/23
ジャンルホラー/サスペンス/アクション
映倫R15+
今宵は満月。月が欠けるまで、悲鳴が止まらない。
ウルフマン [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,037
価格:¥ 929
USED価格:¥ 299
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【解説】
 「トラフィック」のベニチオ・デル・トロと「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンスの2大オスカー俳優共演で贈るホラー・サスペンス。ユニバーサル・モンスター映画の古典「狼男」をリメイク。仇敵である殺人鬼ウルフマンに襲われ、皮肉にも自らがその怪物になってしまった男の宿命と苦悩を描く。共演に「サンシャイン・クリーニング」のエミリー・ブラント、「マトリックス」のヒューゴ・ウィーヴィング。監督は「ジュマンジ」「ジュラシック・パーク III」のジョー・ジョンストン。また、ウルフマンの特殊メイクは巨匠リック・ベイカーが担当。
 1891年、舞台俳優として活躍するローレンス・タルボットは、兄ベンの婚約者グエンから兄が行方不明になったとの報せを受け、25年ぶりに英国ブラックムーアの生家タルボット城に帰ってきた。そして、母の死を機に疎遠となっていた父ジョンに冷たく迎えられ、無惨な姿に変わり果てた兄の遺体と対面する。悲しみと怒りに震え、自ら犯人を突き止めようと、兄が流浪民から買った遺留品のメダルを手掛かりに彼らのキャンプへ向かうローレンス。しかし、今宵は満月の夜。村には満月の夜に謎の殺人鬼が出没するという不吉な伝説があった。はたしてそれは現実となり、流浪民のキャンプが襲撃され、ローレンスも瀕死の重傷を負ってしまう。何とか一命を取り留めるローレンス。しかし、彼の体にはある異変が起きていた。ローレンスを襲った謎の殺人鬼の正体はウルフマンで、彼も満月の夜にウルフマンに変貌する宿命を負ってしまったのだ。そんな我が身に抗えず翻弄されるローレンスには、さらなる過酷な現実と驚愕の真実が待ち受けていた…。
<allcinema>
【関連作品】
狼男(1941)オリジナル
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
422 5.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2013-09-06 11:47:23
 推定予算15,000万ドル、総収益約6,200万ドル(米2010)。

 かなり変えられているが、「狼男(1941)」の正当なリメイクと言えそう。
 雰囲気重視で金持ちの一族やジプシーなど大枠が共通している。

 ただ、撮影方法などが独特だったオリジナルと比べ、真面目に作ってはいるが最近の取り方そのままの本作は評価が低くても仕方がないだろう。
 派手さも少なく、雰囲気重視なので良いとも言えるのだが、それなら息子のローレンス(ベニチオ・デル・トロ)の心理中心に描くべきだった。

 ロレンスの心理も描かれているがあまり深くなく、父や弟の恋人のグエン(エミリー・ブラント)も同じように出て来て没入感を阻む。
 ローレンスの視点から描くなど、観客の心理を考えての組み立てがなされていない。

 ホラーの中でも怪奇ものであるモンスターの系統はかなり好きなので楽しめたが、最近の作品中心に見ている人に評価が低いのは当然の気がする。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:uptail投稿日:2011-11-19 09:38:51
エミリー・ブラント
投稿者:トム・ルーズ投稿日:2011-05-23 07:09:20
【ネタバレ注意】

満月の夜になると狼男になってしまう話って有名だと思うのですが、そもそも私は何からその知識を得たのだろうか?
今作はその古典モンスターホラー映画のリメイク版なのですが、正式に映画として狼男を見たのはおそらくこれが初めてのような気がします。
私が知っている狼男は、アニメ『怪物くん』のウォーでかんすの狼男だったのかな≧(´▽`)≦
まあとにかく狼男(ウルフマン)は、映画を普段見ない人でも誰でも知っている有名人(獣)ですよね。

オリジナル版が1941年作と言うことなので、なんとなく映画としての古臭さは否めませんが、時代設定が19世紀末と言うことなので、古臭さが妙に映画にマッチしていましたね。
舞台になるブラックムーアと言う場所は英国の田舎町なのでしょうか・・・怪しい雰囲気が漂う古城が佇んでいたり、閉鎖的な街の雰囲気がなんともホラーっぽい!

まあホラー映画としては、音の怖さやグロ描写は勿論あるのですが、思ったほど怖さは感じませんでした。
おそらく狼男の特殊メイクを、古典ホラーのリメイクと言うこともあってか、CGチックではなく着ぐるみチックにしたからなのでしょうかね?
それと、凶暴な狼男の話と言うよりは、人間だと思っていた自分がまさか狼男に変身してしまう上での苦悩・葛藤・せつなさをメインにした話と言うところもあるのでしょうね。
自分も含めて、良いのか悪いのかホラー系が苦手な人でも普通に見れてしまう映画でした。

怖いのは、内容ではなくむしろアンソニー・ホプキンスとベニチオ・デル・トロが演じたタルボット親子そのものですよΣ(゚д゚;)
アンソニー・ホプキンスと言えばやはりレクター博士ですが、そこまでのレベルではないですが最初から怪しさ満点。
ただ、案外中盤であっさりとホプキンスが演じたジョンの秘密が明かされてしまったのは少々惜しいですね。
まあ秘密と言っても、きっとそうだろうなとは思っていましたが(・_・;)
他の俳優がジョンを演じていたらどうなっていたんでしょうかね・・・アンソニー・ホプキンスだからこそ楽しめたところがあったような気がします。

主人公は息子のベニチオ・デル・トロが演じたローレンスでした。
ローレンスは狼男を退治する側でしたが、父ジョンにしてやられ自分が狼男になってしまったと言う話でしたね。
ローレンス自身が狼男になってしまった苦悩・葛藤を表現する演技は、さすがデル・トロと言ったところでしょうか。
ただ、俳優頼みの演出になってしまっているところはもう一工夫ほしかったですし、見終わって思ったほど余韻が残らないところから、やはり何かが足りないのでしょうね・・・。

それから、ローレンスと殺された兄の婚約者グエンがなぜ惹かれあったのか・・・もう少しその辺の詳しい心理描写があれば、もっと入り込めたかもしれませんね。
まあ私はグエンを演じたエミリー・ブラントが大好きなので、単純に見とれてしまいましたが。
愛と恐怖に揺れるグエンの表情がたまりませんでした(/ω\)

まあ何にしても、ホプキンスとデル・トロが親子と言う設定だけでホラーってことですね(・∀・)/

投稿者:ジーナ投稿日:2011-05-17 17:12:47
満月の夜に狼男へと変身する古典的ホラーのリメイク作品です。
映画自体を観た事がなくても狼男は知っているという方がほとんどでしょう。
私もオリジナル版は観たことがなく、狼男が乱暴者なのは知っていましたがこれほど凶悪だとは知りませんでした。
あまりに無慈悲でむごたらしく、グロ系が苦手な方はまともに見ていられないシーンがあるかもしれません。

狼男としての苦しみは役者力もありよく伝わってきましたが、もっと父親の葛藤や苦悩に時間を割いたほうがドラマに深みが増したと思います。
狼男の謎を交えたストーリー展開はサスペンスタッチになっていて面白かったです。
謎が明かされる過程は緊張感もありましたし、意外性もあって良かったと思います。
暗いストーリーに実らない恋を入れる事でラブストーリー仕立てにもなっています。
・・・とはいってもハッピーではなく、空しさを感じる事でしょう。
アクションに関しては迫力がありましたが、ゴシックホラーに派手なアクションが必要だったのかは疑問です。
ホラーとサスペンスにラブストーリーにアクションと盛りだくさんですが、逆に言えば焦点がぼやけてしまった印象をぬぐえませんね。

特殊メイクの完成度が秀逸かどうかは分かりませんが、変身の過程は良かったと思います。
狼男の動きも素晴らしく、スピーディで丁寧な映像になっていました。

ベニチオ・デル・トロはゴシックホラーにミスマッチだったものの見事な心情表現でカバーしていました。
アンソニー・ホプキンスの落ち着いた演技はどことなく恐ろしさがあってGOOD
エミリー・ブラントもコスチューム劇に違和感なくハマっておりま。
正直、このキャスティングじゃなかったら及第点も無理だったでしょう(爆)

なんとなく寂しげな邸宅の雰囲気や陰気なイギリスの街並み、うっとうしい空気やゴシックな世界など映像は良かったですね。
しかし・・・リメイクする価値があったかというと微妙なところです(爆)
投稿者:scissors投稿日:2011-05-01 02:14:22
映像、音楽、台詞、演出、全て過剰。過剰なばっかりで薄っぺらい。
大金かけたのに大コケしたのも納得の駄作でありました。

キャストもいかにもすぎだなあ。
特にA・ホプキンスのこの手の役はもう見飽きた。
投稿者:nedved投稿日:2011-03-31 20:50:45
エミリー・ブラント
投稿者:bond投稿日:2011-03-30 10:54:15
オリバーリードの狼男を思い出した、CG駆使してオリジナルに忠実にリメイクしている。奇をてらわず、スタンダードでいい。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-03-20 22:59:47
デル・トロに過酷な「治療」を施す精神病院の連中はホプキンスとどういう繋がりがあったんだ?。あと科学者の集まった会場で狼男に変身するシーンが一番の見所なんだけど、此処にしても「キング・コング」だし、映像的には過去の作品の引用、ストーリー的にも新鮮味はゼロだった。そこそこ楽しめるけど。
投稿者:kopi投稿日:2011-03-14 22:07:27
【ネタバレ注意】

親父かい!って思いました。
エミリー・ブラントってあごが割れているよね?それでもきれいだけどね。

投稿者:nightwing投稿日:2011-02-13 12:39:40
ゴシックホラーを現代風の美しくもおぞましい映像で仕上げた
努力は買うが、音で脅かす手法が多すぎて幻滅。
もっと心底から恐怖を煽る演出でジックリ怖がらせて欲しかった。
最後の肉弾戦もいつものCG合戦で、あぁまた始まったか・・・感が
否めず、期待していたので少々消化不良。

しかし、デルトロの顔はまさにホラー顔でよろしい。
「オペラ座の怪人」のファントムも素顔で出来るんじゃね??
投稿者:藤本周平、投稿日:2011-02-11 13:04:26
まぁ普通に楽しめる出来。
メイクアップをリック・ベイカーが担当しているため狼男の造形はやはり素晴らしい。
R指定だけあって、容赦ない残酷描写にも好感が持てた
投稿者:namurisu投稿日:2011-01-28 14:26:22
丁寧に作られているが、メイクが「猿の惑星」と変わらん。
投稿者:のど飴投稿日:2010-05-19 19:02:58
最近の映画の狼男はいつでも好きな時に変身できて変身中でも自我を保つことができるインスタント狼男ばかり。古典ホラーの遺物として飼い慣らされた感がある。そんな中で狼男の原点に戻った映画。

何年か前にこの映画の狼男に変身したデルトロの写真を見て、「これは観に行かな!」と思った。デルトロが狼男ヲタというのは前から耳にしていたからやってくれると思ってました。

グロシーンも割と品のある悪趣味さで、オフザケ感が感じられてよかった。最近の映画のグロ描写は見てられないものが多くて・・・

期待していたヒューゴさんは、いちいちカッコつける割に結構オマヌケ警部なのが逆に良かったかも。絶対ないと思うけどヒューゴさん主演で続編期待してます。
投稿者:なちら投稿日:2010-05-05 20:04:09
【ネタバレ注意】

よくあるスマートなビジュアル系狼男ではなく、
鼻っ面の短い「〜がんす」って言っちゃうタイプの狼男像が何だか新鮮で面白かった。

実際に変身するならこんな風だと言わんばかりの、ボキボキ骨が変形して行く過程は見応えがあるね。
怖さの面では変身が解けた血まみれデルトロの方が不気味だけどね!

長男と婚約者と親父の確執がさらっと流れた事や、老女に存在感の無い事が多少不満だけど、
A・ホプキンスの狼男が見られるとは意外だったし、面白かったよ。

投稿者:タニ投稿日:2010-05-05 10:18:48
 映画を見る理由はたくさんあるけど、その一つに役者の顔、がある。

 その傾向が色濃く反映するのがホラー、とりわけモンスター映画だと私はちくと思った。
 クラシカルに刷り込みされたベラ・ルゴシのドラキュラ伯爵、ボリス・カーロフのフランケンシュタインの怪物といろいろあるが、そういった刷り込みを経て私たち観客はモンスター映画に足を運ぶ気がする。
 
 そして今回はベニチオ・デル・トロの、狼男。
 いいじゃない。ぴったりですね。もともと怪奇俳優な顔(失礼!)してますから、とても楽しみに映画館へ向かった。いざ、満月!

 雰囲気といい、狼男の造形といい、とてもクラシカルな一本。
 「狼男」というテーマで作られた一本、ではなく、ユニバーサルの『狼男』(41)をリメイクした一本だ。
 一番の見所(と私は言い切るが)である狼男への変身シーンは申し分なく、主役級の役者陣も達者で観ていて飽きない。あくまでホラー映画だと割り切って、流血に躊躇がないのも潔く気持ちいい。
 難点を挙げるとしたら脚本の練り不足(ラストがしまらない...)だが、ユニバーサルという大手で製作し、ユニバーサルが著作権のがんじがらめをしているホラーモンスターを正面から扱った、という意味では申し分なく及第点。

 やっぱり、満月に変身、って夢がありますよね...。http://moviearth.at.webry.info/201005/article_2.html
投稿者:ジャポニカ学習帳投稿日:2010-05-04 19:09:47
いやいや、内容は、ま〜噛まれたから狼男になるんですけど・・
凶暴っす今までの狼男と比べるとグッチョグチョのバッキバキのブッチブチで〜恐ろしかね〜。

音響がやたらでかかった!!音でびびったわ!!
投稿者:いっちーこ投稿日:2010-04-29 01:35:54
【ネタバレ注意】

他に見るものがなくてとりあえず見てみたんだけれど
デルトロはなかなか良かったわ。
あの顔でセクシーという、なんというか両立しなそうなイメージを
見事に体現しているのは彼ならでは、なんでしょうね。
相手役のエミリーブラントはなかなかの芸達者。
こんなぶっ飛んだ映画でもしっかり演技するわね。

でもね、父親役まで狼男にする必要あったかしら・・・。
いや狼男といえばこういうものだと言われればそうなんだけれど
イマイチ「ヤッツケ感」があるのよね。
必然性もないし・・・。

デルトロの苦悩をもっと見たかったけれど
最終的には父親との肉弾戦。
まぁ笑うところだろうけれど・・・。
ハリウッドで良くある「結局身内のケンカだった」パターンね。
デルトロがよかっただけに、もっとセクスィーな映画に仕上げられた感じもするのがもったいないわ。

投稿者:mototencho投稿日:2010-04-27 21:36:23
意外に“中の上”の作品を撮らせると
上手いジョー・ジョンストン
「ウルフマン」は2人の演技派を使って
過不足ない秀作に仕上げている
こういう作品を劇場で観るのは
昨今貴重な体験なのです
http://mototencho.web.fc2.com/2010/wolfman.html
投稿者:マジャール投稿日:2010-04-23 23:56:08
【ネタバレ注意】

狼男映画の新作が観られるなんてモウ最高!ってなわけで本日池袋の劇場へ。やっぱり娯楽映画のツボは狼男とドイツ軍だよなぁ( ←馬鹿)・・なんて思いながら、実はかなり期待して観に行ったんですがーーー
確かに作り手側の意欲や思い入れは全編に亘って感じることができました。(タイトル文字が石版に刻まれてるのなんて良かった)でも映画の出来はそれとまた別。(ごめん)
旧作オリジナルのデザインを踏襲した狼男メイクとか時代がかった舞台背景とか、ゴシック風を狙ったようで結局はアメコミ風になっちゃうというちぐはぐさ。いや、べつに狼男同士の戦いは、いいんですよ、あれはあれでまぁ面白かったし。
だいいち私は“狼男タルボット”が見たくて行ったのに、出てきたのはまるで超人ハルク(涙)。やたらマッチョなガタイにスピーディーな動き、振り返ったりするときいちいちズンッていう効果音入れるのも要らない。
で、なぜかいちばん印象にのこってるのは、殺戮の夜が明けて人間の姿に戻ったタルボットが返り血浴びた血みどろの格好で、白昼、村人たちに捕らえられる場面の、引きの絵なんです。引きの絵がもっと欲しかったな。
あと、精神病理学学会で博士が得意げに実験するところなんかも面白かった。
主役の人の、いかにも陰鬱そうな顔立ちも異様な感じで良かったです。


(何年か前に深夜TV放映で観た、G・ワイルダーの狼男映画(?)『呪われたハネムーン』は、かなり面白かったですね。まさしくゴシック風!)

投稿者:ASH投稿日:2010-04-23 21:21:10
【ネタバレ注意】

 同日公開された「ウルフマン」と「タイタン」。どちらを優先すべきか大いに悩むところだが、どうも前者は早々に上映が終わっちまいそうな気配だから、こりゃサッサと観とかなと思い立ち「ウルフ」の方をチョイス。で、またまたコメントが四面楚歌になることを覚悟の上で手放しで絶賛!! R15+という視聴制限に偽りがないくらいの、血飛沫が飛び散る凄まじい映画になってんだ、これが。

 「狼男アメリカン」直撃世代としては、リック・ベイカー先生が久しぶりに人狼メイクを手掛けたと聞けば観ないわけにはいかない。なんせ某インタビューでも自信のほどを語っていたくらいだから、すごいことになっているんだろうなと。CG全盛のこのご時世に、あえて特殊メイクで狼男を創り上げているんだから。というわけで、ベニチオが変身するシーンでは、出ましたよ! 「アメリカン」のときとは各段に進歩した凄まじい変身シーンが! 骨格が変形するときの♪メキメキという音、スゲェ! 「アメリカン」を観たときの、はたまた「スリラー」のPVを観たときのあの興奮が甦る!

 申し訳ないが、僕はオリジナル版の「狼男」にはそんなに思い入れはなくて、どちらかと言えば「かったるい」映画だという感想は今でも変わらない。先に「ハウリング」と「アメリカン」に出会ってしまったのがその理由なのだが、ベイカー先生も、主演と製作を兼務したベニチオも、オリジナル版を愛するがゆえのリメイクなのだという。そういう場合、作り手側の思い入れが強すぎて逆にシラケてしまうことがあるが、心配御無用! エンタメに徹した作りになっていて、観客を置いてけぼりにするようなことはしていないのね。

 ベニチオ演じる主人公のローレンスが、父親から呪われた人狼の血を受け継ぎ、満月の夜に狼男に変身する。この古典的なストーリー展開はそのままに、狼男になったローレンスが村人たちを襲うのだが、そのスプラッター描写が半端じゃないこと。腕は引きちぎれ、はらわたはブチ撒かれ、首はチョン切られと、凄まじい人体損壊描写。ローレンスには驚異的な俊足と跳躍力が身に付いているので、背後からゆっくり近づいてくるのではなく、急にガーッと襲いかかってくる。で、これが映画に異様なテンポを与えている。

 考えようによってはエンタメに徹した作りは悪い部分とも言えて、狼男になってしまったローレンスの苦悩や葛藤は割りとアッサリと描かれているので、そこに深みがなくて物足りないという意見もあると思う。父と子の確執をメインにして、呪われた血を自分に与えた、同じ狼男である父との対決をクライマックスに持ってきてモンスター同士を戦わせているんだから、深みもヘッタクレもありゃしない。モンスター映画の醍醐味は堪能できるが、それ以上のものを求めちゃうと期待外れになるという。僕は、モンスター映画に特に何かを求めているわけではないのでこれで大満足!

 荒れ果てたタルボット城の不気味な佇まいや、月明かりに照らされた森など、ゴシックな雰囲気が堪らない魅力を放っている。霧の立ち込めた森に狼の遠吠えが響く、それだけでもゾクゾクする。さすがはユニバーサル、モンスター映画で礎を築いた会社だけはある。古典的な雰囲気と、現代的なテンポの絶妙なマッチング。さらに過激なスプラッター描写を取り入れてエンタメ性満載のホラー映画に仕上げている。とはいえ、コアなホラー映画ファンにはこの程度じゃ物足りないんでしょうけど、知ったこっちゃないよ。

 それにしてもベニチオ。元から獣みたいな顔立ちだけど、そんな彼が狼男に変身するんだから、それだけで説得力ありまくり。役に入り込むためには4時間かかるメイクも苦にならないとは、なんとも頼もしい発言。ローレンスの父親を演じたアンソニー・ホプキンスも憎らしいまでの怪演。このジィさん、善人の役よりもこういう悪人の役の方がハマるわね。

 「プラダ」や「サンクリ」での小生意気な女性から一転、婚約者を失い、その弟のローレンスに複雑な想いを抱く女性の役をシットリと演じたエミリー・ブラント、好演! こういう女性の役は、やはり英国出身の人に演じてもらった方がいいです。ヒューゴ・ウィーヴィングは、誰かを追いかける人を演じるとカッコいい人なので、もうちょっと活躍して欲しかった。満月になると警部の身に何かが起こるのか? 意味深なラストは想像力を掻き立てられますわ。

 リック・ベイカー先生のカメオ出演に、泣け!

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ メイクアップ賞リック・ベイカー 
  Dave Elsey 
【ニュース】
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ユニバーサル、ベニチオ・デル・トロ主演で「狼男」リメイクへ2006/03/15
【ソフト】
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