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キャタピラー(2010)

メディア映画
上映時間84分
製作国日本
公開情報劇場公開(若松プロダクション=スコーレ)
初公開年月2010/08/14
ジャンルドラマ/戦争
映倫R15+
キャタピラー [DVD]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 3,926
USED価格:¥ 1,584
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 Photos

【クレジット】
監督:若松孝二
プロデューサー:尾崎宗子
ラインプロデュー
サー:
大日方教史
脚本:黒沢久子
出口出
撮影:辻智彦
戸田義久
特殊メイク:中田彰輝
飯田文江
橋本隆公
美術:野沢博実
衣裳:宮本まさ江
編集:掛須秀一
音楽:サリー久保田
岡田ユミ
音楽プロデューサ
ー:
高護
主題歌:元ちとせ
『死んだ女の子』
VFXスーパーバ
イザー:
立石勝
VFXディレクタ
ー:
西尾和弘
照明:大久保礼司
録音:久保田幸雄
助監督:福士織絵
花木英里
小田総一郎
須田大介
出演:寺島しのぶ黒川シゲ子
大西信満黒川久蔵
吉澤健黒川健蔵
粕谷佳五黒川忠
増田恵美黒川千代
河原さぶ村長
石川真希村長夫人
飯島大介司令部軍人
地曵豪軍人1
ARATA軍人2
篠原勝之クマ
声の出演:小倉一郎
【解説】
 「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」の若松孝二監督が、戦争に翻弄された1組の夫婦の姿を通して戦争がもたらす愚かさと悲劇を語る。主演は本作の演技でみごと2010年ベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝いた寺島しのぶ。
 赤紙が届き、盛大な見送りとともに戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。だが、ほどなくして久蔵は生きてシゲ子のもとへと戻ってきた。ところが、その姿は四肢をなくし、顔が焼けただれたあまりにも無惨なものだった。村民からは武勲を讃えられ“生ける軍神”と祀り上げられるも、旺盛な食欲と性欲をひたすら世話するだけの介護の日々に戸惑いを隠せないシゲ子。やがて、勇ましい報道とは裏腹に敗色が濃厚となる中、戦場での記憶に苛まれ混乱していく久蔵の姿に虚しさが募るシゲ子だったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
430 7.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:nabeさん投稿日:2014-11-09 01:08:46
若松孝二監督の強烈な反戦映画である。
戦争で不倶者になるであろうことは誰でも想像がつくと思うが、それを映像の形で見せられるとさすがに強烈だ。さらにそれが死人とかではなく、通常の市民生活の中に生きる人間として突如現れるわけだから、そのショックさ加減は尋常ではない。その主人公を演じる大西信満と妻役の寺島しのぶのやり取りが、時には正視できないくらい凄まじいのだ。
寺島しのぶは本作品で、ベルリン国際映画祭の銀熊賞とブルーリボン賞の主演女優賞をダブル受賞しているが、それは当然の迫真の演技である。しかし、主人公の顔のヤケド跡がリアルすぎてグロテスク過ぎるのが難点だ。手足が無いだけで十分主人公の異常な状態は表現できるのだから、さらに輪をかける必要は無かったと思う。せっかくの名作を、ホラー映画にすることはないのだから。
投稿者:こじか投稿日:2014-10-29 22:52:13
【ネタバレ注意】

本編と別に、連合赤軍もそうだけど若松孝二のビデオっぽい映像はかなり違和感が、。お話しもうーむ、特に気に入る作品ではなかった。同種の題材では今村昌平のセプテンバー11がシンプルで強烈だったな。

投稿者:maxpit投稿日:2012-07-07 03:11:50
寺島しのぶが2010年ベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝いた作品。
江戸川乱歩の短編小説「芋虫」がベースとなっている。
反戦映画であるとは思うが、当時の女性の置かれた立場を考えると、
若松監督は、女性の本音と建前の部分を映画の柱として描いている
のではないかと思う。軍神と称えられる夫の裏で介護する妻の苦労
や心情の部分が中心に描かれており、夫をリヤカーに乗せて村を回り、
ささやかな復讐劇を楽しんだりするところは、男尊女卑がまかり通
っていた時代で、なかなかうまいやり方だと感心した(笑)
しかし、人間というものは、戦争に限らず、事故に遭ったとしても、
最後には「寝て、食って、Hして」これしか残らないかと思うとゾッ
としますね。
投稿者:江川良名投稿日:2012-03-31 21:21:45
江戸川乱歩の芋虫をベースにした若松孝二の反戦映画。傷痍軍人の日常の余りにもベタな描写と結末は強烈な反戦メッセージとなっているが、体質的には苦手な作品。
投稿者:ベン・ショックリー投稿日:2012-01-04 23:33:32
【ネタバレ注意】

無用と化した軍神サマはああなる他ない。
そして、寺島しのぶと篠やんが終戦を喜ぶラストは、当に狂気の終焉と女性の解放を暗示させる。
それにしても、篠やん見てたら「まぼろしの市街戦」を思い出したぞ。

投稿者:bond投稿日:2011-11-04 13:02:05
【ネタバレ注意】

あんな状態になれば、生理現象のみが残存する。まさに反戦ポルノ。ただし、かろうじて動けるので、自害する選択は残った。戦争の現実を家族側からの視点で描いた。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-10-31 03:52:43
【ネタバレ注意】

本筋であるHな介護と反戦(というより監督の皇国への強い憎しみ)のテーマを、力技とカラオケ映像みたいな元ちとせの歌で纏め上げた作品。でも若松監督の鋳型で作られたので、戦争体験者の感情を代弁した物とは言えない。男の死の選び方が印象的で、その前に水面をすいすい泳ぐ毛虫の映像を挿入したのが上手かった。

投稿者:scissors投稿日:2011-09-05 20:29:28
この映画とは無関係に江戸川乱歩についてネットを漁っていたら、本作の基となっているらしい『芋虫』についてこんなことが書かれてあった。
----------------------------------------------------------------------
この作品は反響を呼んで、左翼系から反軍国主義的作品と評され好意的に迎え
られたが、当の乱歩は、自分の作品は通俗的で面白ければよいのであって、イ
デオロギーのための作品ではないと言い切る。
----------------------------------------------------------------------
なるほど…。

「文学にみる障害者像 ―残酷趣味で描かれた障害者―」と題された記事であった。
投稿者:ghost-fox投稿日:2011-04-24 21:51:37
旧套
投稿者:nobiko.n投稿日:2011-04-18 01:14:54
【ネタバレ注意】

やりすぎでもなく、飽きさせもせず、
映像はよかったのだ。

しかし、監督が描きたかったものと、
私が観たかったものは全く違ったらしい。

原作の残酷さ、美しさ、あの澱んだ空気が
反戦メッセージでつぶされてしまっている。
許される怖さが、あの凄惨さがこの映画にはない。
戦争の恐ろしさを抜いたら、この映画には何も残らない。

これはこれでよい作品なのかもしれないが、
あの終わりをこそ私は観たかったのに・・。
原作が好きなだけに、なんだかなあ。

投稿者:ASH投稿日:2010-09-19 12:27:39
【ネタバレ注意】

 日曜日の朝の1発目から観るにしてはウルトラヘヴィな映画だが、いろんなことを考えさせられる作品だったな。鑑賞中はそれほどでもなかったんだけど、本編が終わって、元ちとせの歌が流れてから心に♪ズシン♪とキタわ。歌詞のテロップが出るもんだから、映画が伝えようとするメッセージコチラにもダイレクトに伝わってくるんだよな。

投稿者:黒美君彦投稿日:2010-09-12 23:42:34
【ネタバレ注意】

敗戦から65年も経てば、わかり過ぎるほどにわかりやすく懇切丁寧に時代背景を語らないとついていけない観客が少なくない…。わかりやすい(わかりやす過ぎる)描き方には、そんな作り手の思いが反映しているように思ったが、深読みし過ぎだろうか。
傷痍軍人の世話を見るのが当たり前とされた妻。夫を村に連れ出した時のみ人々から敬われ、気分が晴れる妻。四肢を失い、会話すらできない夫に求められながら、やがて妻は自由の利かない夫を逆に犯そうとする。その時初めて、夫の脳裏をよぎるかつて凌辱し殺した中国の女。自分が逆の立場になった時の恐怖…。
面白くないことはないが、わかりやす過ぎる図式が映画としてのダイナミズムを奪っているような印象を持った。
ラストの元ちとせの歌は強烈だが、果たしてこの作品とマッチしているかというとややズレを感じる。
反戦映画ではあるが、寧ろ女性映画と観た方がいいかも。寺島しのぶ、大西信満はそれぞれ熱演。

投稿者:悲しみジョニィ投稿日:2010-09-03 15:51:20
【ネタバレ注意】

例え戦争中であれ、家の中は最も戦場から離れた場所のはず。
一歩外に出れば婦人部は竹やりを持ち
疎開学生は労働をし、人々の会話は戦争を意識した物ばかり。

久蔵を送り出す重子の表情は明らかに戦争を拒絶した顔。
そして戻ってきた久蔵を最初は拒絶し、受け入れる事に恐る恐るであった妻・重子。
戦争から遠くはなれた存在の重子を、四肢を失った久蔵は求め続ける。
次第に一人では受けいれられなくなった重子は
軍服を着せ、「軍神様」をリヤカーに乗せ、村を回る。

家の中に送り込まれた久蔵は、戦場そのもの。
一人戦場と向き合う重子は
徐々に戦争に侵蝕されていく。
自ら勲章を胸につけ戦争を受け入れ、笑顔を見せる。
そして軍神としてあがめられている以上、
久蔵もまた戦場から永遠に離れられずにいる。

戦争の最も恐ろしいところは、感覚の麻痺だ。
人を殺すことが恐ろしい事だ、と言う感覚が
様々な状況下では麻痺してしまう。
戦場から傷ついて帰った人間は、病人でしかないのに
「軍神」にしてしまう。
この麻痺の行き着くところが、ダレカレ殺してしまう虐殺であろう。
映画は、この麻痺はいくらでも進行してしまう事をも語り
終わりを告げている。

投稿者:ジャンクさん投稿日:2010-09-01 00:12:34
【ネタバレ注意】

江戸川乱歩作、「芋虫」をモチーフにした作品との事ですが、クレジット無しなのは、要するにおカネが払えなかったという事。予算が無いのは、まあいいや。

冒頭における日中戦争でのレイプシーンは経緯が全く描かれていなかった為、「ふーん」でおしまい。要らなかった場面ですね。
ゲージツ家のクマさんは単なる置物。これも不要。

夫婦が情交を交わすシーンは横から固定で撮っただけ。絵的な面白さゼロです。ああ真面目。

実際の戦災映像をわざわざ挿入するシーンや、ラジオの戦局報道に合わせて、字幕を流す技法は非常にヤボで古臭く感じました。聞き取れますって充分。
こりゃあじいちゃんが撮った映画だし、しょうがないかな。(アイズ・ワイド・シャットを観たときと同じ感覚)

おどろおどろしさで読み手を引き込んで、かなしい、寂しい結末というのが原作のキモでしたが、グロさも悲壮さも中途半端。これはいけません。丸尾末広でも呼んで勉強すべき。

寺島しのぶの熱演は認めます。でも、それを全てチャラにするようなつまらない裸。オバサンだし、痩せ過ぎだし。脱ぎっぷりを売りにされても・・・

総括すると、芋が作った芋映画ですね。
乱歩作品だというのに四角四面、クソ真面目に撮ってしまったのが敗因でしょう。


ラストの元ちとせ、えっとコレ・・・カラオケ?

投稿者:kuro投稿日:2010-08-27 23:19:56
寺島しのぶ演じるシゲ子が、しだいに勝ち誇っていくところが、見事な演技で描かれていてすばらしいです。
映画の冒頭、四肢がなく、妖怪のような醜い顔になって帰ってきた夫をひと目見て、恐怖のあまりに逃げ出すシーンがあるのですが、いくらおぞましい姿になったとは言え、家族である夫が生きて帰ってきたのを喜ぶまもなく逃げ出すのを不自然に感じたのですが、その答えもきちんと用意されています。
観ている者を怪訝に思わせておいて、最後は納得させるシナリオの巧みさがいいです。
この映画は反戦を戦争の悲惨さを描くことで訴えるのではなく、戦争に走った国の社会に潜む、女性差別、階級社会を描くことで戦争に突き進んだ原因の社会背景を描こうとしたものです。
当時の日本社会の伝統的な風習や社会規範が、個人の当然の権利を無視した全体主義国家になる要素があったことを訴えています。
日頃から暴力を振るうような夫でも、女性側から離婚を言い出すことはできず、夫の出身が村内の名家であれば、夫の素性がどんな人間であっても、妻は不平を言うことは許されず、周囲から良い縁談だと持ち上げられ、個人の感情は封殺される社会。
そんな外面だけを重視する社会の極限の表現が軍神なのです。
社会の仕打ちに黙って耐え忍ぶしかなかった妻が、夫が動くことすらままならない障害者になったことで、それを逆手にとって反撃に転じる映画なのです。
ラストの終戦後の明るい笑顔が背筋に寒気が走るほど恐ろしい。
女を日頃虐待している男は、映画館を飛び出しかねません。
家族愛こそが反戦の原点なのですね。
あたらめて確認させてもらいました。
文句なしの良い映画です。


投稿者:glamfreak投稿日:2010-08-27 15:06:53
なんといっても、キャタピラー氏が魅惑的であった。しかも演じる大西信満は“身障者をそれらしく演じている”のではまったくなく、限られた健常な部分で、久蔵という人のこれまでの人生全体を物語る。なるほど、『Mの悲劇』の人であったか。あのときは単なるハンサムなガーディアンエンジェルだと思っていたけれど、この人が『キャタピラー』で目立った評価を受けていないのは本当にフシギ。

ちなみに、クマさん演じる変なおじさんは、実在の人物をモデルに作った、脚本にない登場人物だと公式パンフレットで知って、非常に興味深く思った。都合よく“うつけ”になっちゃう人って本当にいたのね。徳川家定もやっぱりそうだったのかなあ。
投稿者:ビリジョ投稿日:2010-08-25 12:54:54
【ネタバレ注意】

 別に、当時の戦争の映像をこんなにたくさん使わなくても、戦争の表現は出来るだろう。スコセッシ「タクシー・ドライバー」は、ベトナム戦争の映像をまったく使わずにベトナム戦争を描いていたではないか。
 勲章や、天皇皇后の写真、これほど頻繁に写す必要はなかったように思う。1、2回写すだけで十分に意図は伝わったはずだ。
 ゲージツ家クマさんの存在も、意図が分かりやすすぎる。ラストの反戦歌も余計な印象を受けた。ヒロシマで何人ナガサキで何人死んだって、言わずもがなではないか。
 
 すべてが過剰で、単純な映画だった。これだけ分かりやすい映画を観たのも、ちょっと記憶にない。あえてこうした手法をとった若松監督の意図を測りかねる。むしろアジ演説に近い一本。

 乱歩の「芋虫」は、反戦小説でも何でもないんだよな。そこが、違和感発生の第一歩だったか?

投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2010-08-19 13:35:18
戦場から戻った久蔵は、軍神さまと祭り上げられる。
神の誕生と没落の物語。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-145.html
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 銀熊賞(女優賞)寺島しのぶ 
□ 主演女優賞寺島しのぶ 
■ 主演女優賞寺島しのぶ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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