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白いリボン(2009)

DAS WEISSE BAND - EINE DEUTSCHE KINDERGESCHICHTE
THE WHITE RIBBON

メディア映画
上映時間144分
製作国ドイツ/オーストリア/フランス/イタリア
公開情報劇場公開(ツイン)
初公開年月2010/12/04
ジャンルミステリー/ドラマ
映倫G
美しい村 静かな暮らし 聴こえてくる魔物の足音
白いリボン [DVD]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,780
USED価格:¥ 2,581
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【解説】
 「ピアニスト」「隠された記憶」の鬼才ミヒャエル・ハネケ監督が、ナチス台頭の時代の大人たちが子どもだった頃の北ドイツの田舎町を舞台に、人間の心の闇を痛烈に描き出すミステリー・ドラマ。敬虔な村人が暮らす田舎町で次々と巻き起こる悪意に満ちた不可解な事件と、それによってあぶり出される村人たちの不穏な素顔を、全編美しいモノクロ映像で綴ってゆく。2009年のカンヌ国際映画祭ではみごと最高賞のパルム・ドールを受賞。
 第一次世界大戦前夜、北ドイツの小さな田舎町。地主である男爵が支配するこの町で、ある日、帰宅途中のドクターが落馬して大けがを負う。道に張られていた細い針金が原因だった。その次には、男爵の製材所で女性の事故死が発生する。さらに、男爵のキャベツ畑が荒らされ、挙げ句に男爵の息子が行方不明になる。犯人がわからぬまま、敬虔な村人たちの間に不安と不信が拡がり、次第に村は重苦しく張り詰めた空気に覆われていく。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
431 7.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:水ヒラ投稿日:2016-08-27 13:29:05
池には・・・

こと細かくいろいろ言いたい。
投稿者:nedved投稿日:2014-10-08 23:46:09
ブルクハルト・クラウスナー
投稿者:maxpit投稿日:2012-09-02 02:42:02
今までのように直接的な表現はないにしろ、良くも悪くもミヒャエル・ハネケ
監督らしく人間の陰湿な心の闇の部分を掘り下げた作品だと思う。
一見静かで平和に見える小さな村にも、階級やら男女の差別やらイジメやらが
裏では渦巻き、人間の嫌な部分が交錯しながら事件・事故を生み出していく。
そんな人たちが、子供に純粋さと正直さの教育をしたところで、単なる抑圧と
しか受け止められず、また上面だけの人間を生み出していくという負の連鎖。
「白いリボン」はまず、そこに住む大人が着けなきゃならないのだろう。
ミステリードラマではあるが、そこに主点を置いているわけではないので、
淡々とすすむ話に2時間半集中するのには、つらいところもある。私の場合、
DVDで、再度見返したりしてそれ以上の時間がかかった(笑)
投稿者:Bava44投稿日:2012-02-26 23:17:46
欧州映画にしては、お金をかけて製作しただけあって、美術のもつ雰囲気が半端ない。サイレント時代の映画に匹敵する、濃厚なドイツ文化の香りが漂っている。ハネケは毎回自分の作風を練磨し、向上しているが、この映画は今のところ彼の最高傑作である。内容的にはJ・G・バラードの「殺す」を連想させるほど野心的であるが、同時に映画的な完成度の高さも感じさせる。
俳優の演技にはもっと改良の余地があったと思うけど、良質の純文学に匹敵する出来に大満足だった。カンヌでの受賞も当然である。
投稿者:bond投稿日:2012-02-05 12:08:52
【ネタバレ注意】

出だしはいいのだが、村人の生活がダラダラと続き、謎も推察的に終わってしまう。なぜ、犯人はあのような事をしたのかが不明なままで、尻切れトンボ。

投稿者:ローランド投稿日:2012-01-22 11:19:37
  始まって間もなくの、医師、男爵、牧師、それぞれの家庭のエピソード
が断片的に綴られるところで、もうどれがどれか分からなくなったっていうの
に、その後も、医師が助産婦に対して言う猝曚辰道爐鵑任れよ瓩慮斥佞
すぐあとで、それとは関係のない出棺の場面を入れるなど、作品の性質上
の必然性というよりは、わざと鑑賞者を混乱させてやろうという意思があった
のではないかとさえ思えるところが他にも何ヶ所かあり、この監督作品観賞
の前作「ピアニスト」は難なく理解できたのだけどこの作品にはてこずりまし
て、二回目の観賞でようやく、上辺だけの理解のような気がするけど、こうい
うことかな? という感触を得ました。   

  赤ん坊の泣き声がより一層その場を暗くする、畑を荒らした息子を叱
責する小作人の家庭の様子をはじめ、登場する人物や情景のほとんどが陰
鬱な雰囲気を漂わせていて、それに、牧師の息子のマルティンが犲磴た
体が誘惑に負けないように瓩反欧襪箸には手をベッドに縛り付けられたり、
医師と娘や助産婦との関係など、「ピアニスト」にあったほどには露骨ではな
いものの性を暗くおぞましいものとして扱い、この監督は人間の牋鏑瓩良
分にかなりのこだわりを持っているのではないのかなって気にさせられます。   

  爐前は醜く汚く皺だらけで息が臭い甅犧覆死んで代わりの慰めが
欲しかっただけで、牝牛でもよかった瓩△欧には猝曚辰道爐鵑任れよ
と、医師が愛人の助産婦を悪し様に罵るところが凄く、「頼まれもしないのに
監督の心理分析をしてしまったよ」のお方に、そうかもしれないなと同意してし
まいました。

  この作品で唯一明るいキャラクターのエヴァが、いかにも素朴で人の良
い田舎娘役をやっているのだけど、この娘でさえも狠哭瓩箸いθ詭をもって
いるみたいで、はたして見かけどおりの好人物なのかな?って気持ちにさせ
られる。 なんせ、宗教絵画の聖母のように純真な顔立ちのアンナでさえあれ
なんだから・・・・ と、こんな人間不信的なことを考えることは監督の術中に
嵌ったってことかな。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-12-27 11:34:29
ここで起こった事件の数々。結局最後まで明かされなかった。ただ、ただならぬ不穏の暴力が目覚めてきつつあると想像できる。荘園で一方的に支配する男爵。頑なな信仰を押し付ける聖職者の父。ドクターの歪な性愛。大人社会の欺瞞不信を正そうとする子供たちの反乱劇。この息苦しさはこの時代に生きた人が肌で感じるものかもしれない。時代検証をあえてモノクロで、若い女性の息吹と闇の粛清を対照的に描いた。重く苦しい映画。
投稿者:has42120投稿日:2011-11-09 16:00:18
レオニー・ベネシュ
投稿者:黒美君彦投稿日:2011-08-15 00:18:01
【ネタバレ注意】

ミヒャエル・ハネケ作品は『隠された記憶』(05年)に次いで、二作目の鑑賞。相変わらず謎を示して観る者を突き放し、不安定な感覚を呼び起こすのが上手い監督(皮肉)。今回もまたもうひとつ入りきれなかったのだが、この作品の舞台となっているのが第一次世界大戦の前夜、北独のプロテスタントの村である、ということに大きな意味があるようだ。村を支配するのは荘園を持つ男爵(ウルリッヒ・トゥクール)、そして宗教上では牧師(ブルクハルト・クラウスナー)。そして唯一のインテリであるドクター(ライナー・ボック)。
他でも指摘されているように、「抑圧」がひとつのキーワードであることは確かだろう。大人から子供に、貴族から小作人に、男から女に。大人のずるい部分を見ながら(見習いながら)子供たちは育っていく。やがてこの子供たちが大人になった時、ドイツはファシズムへと邁進していくことになるのだが、そうしたナチズムの生まれる素地をここでは描こうとした、のだろうか…。
もしそうであるならば、M・ハネケ監督を見直したいところなのだが、正直観ている時はそこまで意識が働かなかった。
ラストの、悪を内在した子供たちの教会での合唱が印象的。突き放された感覚はしかし、どうも居心地が悪い…。

投稿者:幸村和投稿日:2011-08-12 23:26:34
【ネタバレ注意】

「ピアニスト」に続いてこの監督の作品、二作目の鑑賞です。
二作品を見てとにかく感じた言葉があって、でも単語ひとつで表してしまうのはそこから先は思考停止しそうなので、できるだけ避けたいのだけど、でもやっぱりこの監督の作品を観た感想はもうこの言葉しか思い浮かばない。それは「抑圧」。
なんなんだこの抑圧の嵐は。資本家が労働者を抑圧し、男が女を抑圧し、大人が子どもを抑圧する。大人に押さえつけられた子どもは腹の中に恐怖と憎悪を孕み、それは負のエネルギーとなって腹の中で膨れ上がり、どす黒さを増し、やがてそれは自分より更に弱い者に対する陰湿な暴力という形で産み落とされる。黒い塊を産み落とした後は一瞬の浄化が得られたような錯覚を起こすから、その浄化を味わいたくて、人は更なる暴力へと駆り立てられる…。それは大人が子どもにしたように。男が女にしたように。人間関係は抑圧、それしかないのかという陰鬱な気分になります。過剰な演出や音楽に頼ることなく、抑圧に歪む共同体の空気を余すところなく描ききっているのは、さすが。
牧師が息子を問い詰めるシーンなんか、暴力は一切ないのに息苦しいまでの緊張感と追い詰められる恐怖が伝わってきて、心を確実に蝕む心理的暴力の恐ろしさを感じました。唇を結び、堪えているのに横溢する感情で涙が頬を伝う少年の演技もすばらしい。が、「ピアニスト」同様、もう一回観たいとは思わないなあ。やっぱり希望がないと、辛いです。
ドクターが助産婦に聞くに堪えない罵倒をするシーンがあったけど(これがえげつなすぎて小学生レベルの悪口にさえ感じられて逆に笑えてくる罵倒)、同じように男性が女性を罵り倒すシーンが「ピアニスト」でもなかったか?この監督、母親とか恋人とかそういう身近な女性に同じようなエグい目に遭ったことがあるんじゃないか…?あるいは真性のサディストか、その両方か?とか、思わず頼まれもしてないのに監督の心理分析してしまったよ。なんかあるんじゃないかあ。辛い過去。

投稿者:さち投稿日:2011-07-23 20:53:41
よかった。
投稿者:クリモフ投稿日:2011-06-26 16:09:02
この監督の作品は「ファニー・ゲーム」しか見ていないんですが、人間のもつ暗い部分、それを妙に説得力のある語り口で描く故に気持ちの良い後味の悪さ(?)を狙っているんだなぁ、という感じですが、本作、見事に結実じゃないですか。
モノクロの格調高い映像で閉鎖的で外見ばかり取り繕っている村をじわりじわりと描き出して行くミステリー。とはいっても謎解きに重きを置いてない、というか最初から犯人探しをする風じゃないのが、やっぱりな、という印象。
村の各家が身分やら年齢やらであからさまではないバリアを張って、中身は嫉妬、憎悪、差別であふれているというのは上手くやっているんですが、なんか既視感があり新鮮味はあまりありませんでした。
歴史的側面については細かく述べられているし、重要なファクターなんでしょうが日本人からすると肌で感じることが難しいのはなんとも残念。第一次への不穏さから終戦、ヒトラー台頭からの第二次。カンヌで受けたのはこの辺も多分にあるのでしょうね。
非常に丁寧なつくりで、長尺たるまないのは流石ですが、ちょっと好みとは外れていたかな。クオリティとは別のところでやや乗れない感もありました。ただ、この題材でトリアーのように露悪的にならなかったのは好感が持てました。
投稿者:Normandie投稿日:2011-03-21 02:33:42
確実に見る人を選ぶ映画ですが、監督はそこを想像力で看破してほしいと思ってるのも事実。
アメリカ映画の大半は敷かれたレールの上で見せられてるしその事に気付かないで
いる人達には様々な意味でお灸を据えられるようでしょう。
インタビューでハリウッド映画に対する皮肉だと感じるが、
「見ていて自分が馬鹿のように扱われる映画が嫌いです」と仰るハネケ監督。
相容れないアカデミー会員には理解できないと思いました。
予想通りオスカー受賞ならず(祝?)やはりカンヌは大人の対応ですね。
その差歴然としてあると思います。
映像自体も隅々まで素晴らしかったがフィルムに少し傷がありそれが残念。
次回はブルーレイでぜひ!
投稿者:kuro投稿日:2011-03-02 23:28:47
下手なホラーよりも怖いサスペンス。
第一次世界大戦が始まろうかとしていた時代の社会の裏側を小さな荘園を舞台にえぐり出します。

秋の収穫の祭りを地主と共に喜びあう素朴な人々ばかりのはずであった穏やかで平和な村に潜む、村人の赤裸々な妬み、恨みといった感情。
もっとも穢れのないはずの存在に潜む悪魔。
誰もが持つ心のなかの善と悪を見事に描ききっています。
この映画の前では、正義の味方と悪者を単純に描き分ける映画ばかりのハリウッド映画なんてお子様ランチに等しいです。
封建社会の矛盾、それがいかに人々の心に傷を与えていたかを、懐古的な郷愁に浸って旧制度を美化したり、復活を唱える現代人たちに警告する映画です。
今、求められている映画だと思います。
ただし、私みたいに映画に感動を求める者や勧善懲悪が好きな向きには不向きな映画で、良い映画とは思いますが、いつか再度観たいとは決して思わないだろうと感じた映画でした。
投稿者:QUNIO投稿日:2011-02-06 10:26:17
【ネタバレ注意】

いきなり回想から始まり「は?」となったが、この監督としてはわりと説明的で一番見るのが楽かも。全編モノクロ。なんかドイツの農村というよりアメリカの大昔の西部劇を思わせる風景である。

個人的には作品中、唯一狂言回しみたいなヘタレ教師が村を覆う悪意を暴くミステリー映画として楽しめたが?。あの教師、村でただ一人のいい奴じゃん。ああいう感情移入できるキャラクターがいないと映画的に盛り上がらないのを監督はよく分かってる気がする。ハネケの前作『隠された記憶』はわざと曖昧にして逃げた感じが駄目だったが、本作はラストでちゃんとネタ明かししてるので、はるかに面白い。

これって2ちゃんの精神構造をそのまま映像に託したような感じもしたけど、正しい人が一人も存在しないまさに不毛地帯である。

投稿者:FFF投稿日:2011-01-23 00:51:22
【ネタバレ注意】

ラストシーンに近づくにしたがい、あ、やっぱこのまま放置されるんや・・・という諦めの空気が場内に蔓延。あれから1週間以上経ちましたが確かに後からきますね。
人間の根源を垣間みる1級のホラー映画。

投稿者:ビリジョ投稿日:2011-01-14 09:18:38
【ネタバレ注意】

 評判にたがわぬ傑作。展開が読めず、モノクロ画面にくぎ付け。

 私が好きな「人間の邪悪」がテーマ。しかも「子供の邪悪」がギラギラと描かれる。人類はナチスという過去を背負ってしまったがゆえに、その描写は異常に生々しい。

 ただ、個人的には、少し登場人物が多すぎるのではないか、と感じた。2時間半で物語るには、この人物関係設定は多様複雑に過ぎるのではないか。

投稿者:陸将投稿日:2011-01-11 21:19:23
【ネタバレ注意】

ミヒャエル・ハネケ。
個人的にはこの人の作品との相性はあまり良くなかった。
観客にショックを与えるような即物的な暴力描写が生理的に受け付けなかった。

それがどうであろう。
本作はハネケの手腕が円熟味を帯び、傑作としか言いようがない出来に仕上がっている。

ある男爵が支配する1つの村の中で次々と起こる事件。
真犯人は分からない。
ただ、それを実行した者、知っている者、隠している者がこの村の住人であることは確かである。

美しく、静かな田舎を包み込む不穏な空気。
個々の不信感や不安が村中に伝染していく。
そんな1つの共同体を覆い隠すくらいの息苦しい雰囲気を、ハネケ特有の冷徹な視線で捉えている。
派手な動きがないカメラは、村をまるで傍観しているように映す。
モノクロで映し出されるそれは、冷ややかであり、美しくもあり、危うさも孕んでいる。

そんな環境で息づく人々。
ただ、生命力や人間が持つ温かみのようなものは感じられない。
彼らの心にあるのは欺瞞や裏切りであり、嫉妬や不信である。
“人格は環境が決定する”と聞いたことがあるが、まさしくそのような言葉を感じずにはいられない。

そしてそれが、世代間でも伝播していくのである。
純真で無垢な心が徐々に侵食されていく様。
通史的に見れば、それが彼らの将来であるナチスの悲劇へと繋がり、さらに未来の人類のあらゆる悪行へ繋がっていくように感じてしまう。
だからこそより一層恐ろしい。

ハネケ作品としては暴力描写も控え目だと思う。
しかし、村人たちの心には暴力性が植えつけられ、確実に育まれているのだ。

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