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預言者(2009)

UN PROPHETE

メディア映画
上映時間150分
製作国フランス
公開情報劇場公開(スプリングハズカム)
初公開年月2012/01/21
ジャンルサスペンス/犯罪/ドラマ
いつか必ず光は差す
預言者 [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 3,694
USED価格:¥ 519
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【解説】
 「リード・マイ・リップス」「真夜中のピアニスト」のジャック・オーディアール監督が、非情な刑務所の中で生き残るために様々なことを学びながらのし上がっていく青年の姿を描き、カンヌ国際映画祭グランプリをはじめ数々の映画賞に輝いたフィルム・ノワール。主演は、本作の演技が高い評価を受けたフランス期待の新星、タハール・ラヒム。共演にニエル・アレストリュプ。
 19歳のアラブ系青年マリクは6年の刑に服して中央刑務所に送られる。そこでは、様々な勢力が入り交じり、互いに牽制し合いながら冷酷な弱肉強食の世界を築いていた。身よりもなく、仲間さえもいない孤独なマリクは、さっそく最大勢力のコルシカ・マフィアに目を付けられ、ボスのセザールから殺しを強要される。自分が生き残るために、やむなく初めての殺人に手を染めたマリク。こうしてセザールの保護下に入った彼は、読み書きとともに生き残るためのすべてをこの刑務所で学んでいくのだが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:nedved投稿日:2014-11-01 00:15:04
タハール・ラヒム
投稿者:bond投稿日:2013-07-11 10:06:51
とまどいながらも、刑務所の社会に飲み込まれていきつつ、逞しくなっていく。人種間の争いがピンと来ない。
投稿者:uptail投稿日:2013-03-05 08:40:16
演出:8
演技:8
脚本:8
音響:8
投稿者:Normandie投稿日:2012-12-29 01:06:13
預言者にまつわるダブルミーニングといい、彼につきまとう影の対比といい
ジャンルを超えた豊潤な映像と演出の魔法に飽きずに圧倒された150分だった。
ジャック・オーディアールはいよいよ凄い監督になってしまったようだ。
Jimmie Dale Gilmoreのカヴァー「Mack The Knife 」も意味深。
投稿者:藤本周平、投稿日:2012-09-11 00:04:22
面白かった。宗教的な部分もあるので、所々よくわからない箇所もあったが
一つのフィルム・ノワールとしてかなり完成されてる。これ観終わったあとは
無性にスカーフェイスを観たくなってきたぞ。
投稿者:maxpit投稿日:2012-05-25 01:21:17
2009年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品。セザール賞では、9部門の受賞。
監督は、あの「真夜中のピアニスト」「リード・マイ・リップス」のジャック・
オーディアール。フランスの刑務所映画は、古くはロベール・ブレッソンの
「抵抗」(1956)やジャック・ベッケルの「穴」(1960)などが有名だが、この映画
も、おそらく、それらと共に語り継がれることだろう。150分と長尺気味だが、
ストーリーが面白いので、苦痛は感じない。。
ムショ入りした19歳のアラブ系青年。そこではコルシカ系マフィアのボスが
仕切る場所で、いきなり殺人を依頼される。彼は、抵抗もできず、実行する
ハメとなるのだが。。弱肉強食の刑務所の中、彼は少しづつ裏の処世術や
ビジネスを学び、成り上がっていく。といった話。まあ、フランスと日本の
刑務所とでは、大分違うんだろうけど、米TV「プリズンブレイク」よりは、
かなりリアルに描かれていると思う。やはり、外国では人種や宗教の違いでの
対立が大きいんだろうな。マフィアのボスを演じるニエル・アレストリュプ
の演技が特に見もの。栄光の頂点から転落していく過程を哀愁漂う演技で見
せてくれる。
投稿者:陸将投稿日:2012-01-26 20:48:16
【ネタバレ注意】

本作はいわゆる「刑務所もの」である。
しかし、物理的に閉塞された環境ではない。
看守も囚人に買収され成すがまま。
食事や雑貨にも特別不便している様子も無い。
仕舞いには外出さえできるようになる。
そういう意味では、このジャンルでは異質と言えるだろう。
 
だが、本作には間違いなく閉塞感が漂っている。
それは、主人公であるアラブ系の青年が、自らのアイデンティティを抑え込んでいるからだろう。
コルシカ・マフィアが牛耳る刑務所内で、いかにすれば生き残ることができるか。
その方法は、アラブ系としての帰属意識を殺して、コルシカ人の手下として働くしかないのだ。

青年が彼らに認められるために行う、依頼殺人の描写が凄まじい。
相手を殺さないとコルシカ人に殺される。
無事に殺せば、彼らの保護下で生き延びることができる。
極限状態に置かれた主人公が、それを成し遂げるまでのディテールの積み重ねが凄まじい。
口にカミソリを隠す練習の度に、自らの口の中を血だらけにする様は痛々しい限りだ。
その凶器により裂かれた頚動脈から噴き出す血の量、勢い、そして黒ずんだ色の何とリアルなことか。
返り血を大量に浴びた主人公は、血の海の中で、もはや後戻りできない状況を悟る。

けれども、青年はアラブ系としてのアイデンティティを失ったわけではない。
表向きはコルシカ人に従順な姿を装うが、それは彼の精一杯の処世術に過ぎない。
コルシカ語を学習し、刑務所内の権力構造を転覆させる瞬間を、虎視眈々と待ち構える。
たとえ、同胞のアラブ系から白い目で見られても、彼はその時を迎えるためにじっと耐える。
アラブ系とコルシカ系の狭間で賢く「サバイバル」する青年の心情を、過度に強調しないオディアールの抑えた演出が光っている。

そして、いよいよ「その時」を迎える。
今まで抑え込んでいたアラブ系としてのアイデンティティをようやく解き放つことで、刑務所内の「しがらみ」からも解放される。
だからこそ、まるで脱獄を果たしたような爽快感や開放感をラストで味わうことになる。

一方で、今まで自分が守ってきた居場所を失い、ひとつの時代の終焉を迎えたコルシカ系のボスからは哀愁が漂う。
彼が生き延びるためには、青年と同じように自らのアイデンティティを押し殺すしかないのだろうか。
互いのアイデンティティを尊重しながら生きることは、少なくとも刑務所内ではできない。
では、青年が踏み出した「外の世界」ではどうだろうか。
そんな民族の共存や共生という問題が、本作の根底に流れているのだ。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 外国語映画賞 (フランス)
□ パルム・ドールジャック・オーディアール 
 ■ グランプリジャック・オーディアール 
■ 助演男優賞ニエル・アレストリュプ 
□ 外国語映画賞 
■ 外国語映画賞 
□ 作品賞 
 □ 監督賞ジャック・オーディアール 
 ■ 男優賞タハール・ラヒム 
 □ 脚本賞アブデル・ラウフ・ダブリ 
  Nicolas Peufaillit 
  トーマス・ビデガン 
  ジャック・オーディアール 
 □ 撮影賞ステファーヌ・フォンテーヌ 
 ■ エクセレント賞Brigitte Taillandier 音響に対して
  Francis Wargnier 
  Jean-Paul Hurier 
  Marc Doisne 
□ 外国映画賞ジャック・オーディアール (フランス)
■ 作品賞 
 ■ 監督賞ジャック・オーディアール 
 ■ 主演男優賞タハール・ラヒム 
 ■ 助演男優賞ニエル・アレストリュプ 
 ■ 有望若手男優賞タハール・ラヒム 
  アデル・バンシェリフ 
 ■ 脚本賞アブデル・ラウフ・ダブリ 
  Nicolas Peufaillit 
  トーマス・ビデガン 
  ジャック・オーディアール 
 □ 音楽賞アレクサンドル・デスプラ 
 ■ 撮影賞ステファーヌ・フォンテーヌ 
 □ 音響賞 
 ■ 編集賞ジュリエット・ウェルフラン 
 ■ 美術賞Michel Barthlmy 
 □ 衣装デザイン賞ヴィルジニー・モンテル 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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