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恋愛戯曲 〜私と恋におちてください。〜(2010)

メディア映画
上映時間106分
製作国日本
公開情報劇場公開(ショウゲート)
初公開年月2010/09/25
ジャンルロマンス/コメディ
映倫G
恋愛戯曲 私と恋におちてください。 [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 1,424
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【解説】
 劇団“第三舞台”を率いる人気劇作家・鴻上尚史の同名戯曲を鴻上尚史自らメガフォンをとり、「ヤッターマン」の深田恭子と「アウトレイジ」の椎名桔平主演で映画化したラブ・コメディ。全く書けなくなった女性脚本家と冴えないTVプロデューサーが繰り広げる波乱に満ちた仕事と恋の顛末をコミカルに綴る。深田恭子が現実世界の人気脚本家に加え、劇中劇に登場する生活に疲れた主婦とゴージャスな女性作家という計3役を熱演。
 脚本家の谷山真由美は関東テレビからスペシャルドラマの脚本を依頼されたものの、締め切りを過ぎてもいまだ1行も書けずに困っていた。たまりかねた局側は、冴えないプロデューサー向井正也を送り込む。何でもするから書いてくれという向井に、恋をしないと書けないからと、自分と恋に落ちてと迫る谷山。こうして、ようやく書き始めた谷山だったが、主人公の設定を勝手に“人気女流作家”から“くたびれた主婦”に変えてしまう。何とか思いとどまらせようとする向井だったが、編成部ではそんな谷山に見切りをつける動きも出始め…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
14 4.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:ASH投稿日:2010-09-26 14:07:38
【ネタバレ注意】

 というわけで、深キョン。「ヤッターマン」では主役とは言えないし、「ウルル」ではいなくてもお話が成立しちゃう役だしで、純然たる主演作がなかったところへこの映画。コーカミの舞台劇については存在すら知らんという体たらくだが、深キョンが主演となれば興味が沸く。てなわけで、イソイソと出向いたわけ。

 映画界の深刻なネタ不足を補うため、ここ最近は舞台劇の映画化が目立つようになったが、コレもそうしたことから生まれた映画なのかもしれない。で、舞台劇ってのは、その表現形式ゆえに物語を壮大に広げることができないので、おのずと限られた空間で繰り広げられる小ぢんまりとしたお話になりがちだ。室内劇のすべてが悪いとは言わないが、僕は映画における小劇団的なノリが実はあまり好きじゃなかったりする。狭い世界でちまちまやってるってのが、どうもねぇ…。

 コーカミのヒット舞台劇の映画化と聞いて、そんなちまちま感が全編に溢れかえっているんじゃなかろうか、という危惧は当らずしも遠からずだが、主役を務める深キョンのお陰でなかなか楽しく観られる映画になっている。演技者たちの魅力のお陰でなんとか、というのが偽らざる感想。実際の舞台劇では誰が演じていてどうなっているのかは、僕は知らん(調べてみたら、永作博美と筒井道隆。へぇ、そうなんだ)。

 わがままな女流脚本家の小娘にいい歳した大人たちが振り回されていて、人によってはムカつくのかもしれないが、こんな娘になら振り回されても悪くはないよなぁ、とMッ気がなくとも思わせるだけの魅力が深キョンにはあるのだからたいしたもの。でなきゃ、最後まで擬似恋愛のままで終わっちゃうでしょうが。コーカミがすごいのは、とにもかくにも深キョンを魅力的に撮っているってこと。まあ、彼女に興味がない人にはどうでもいいこった、てなもんでしょうが、シッカリとアイドル映画として機能しているのには驚いた。

 元ネタの舞台劇のことは措いといて、映画としては80年代末〜90年代初頭のバブル前後の頃のアイドル映画のノリを意図的に再現しているかのような印象を受ける。中山美穂と真田広之が主演で、金子修介が監督したような、あの観ていて恥ずかしくなるような独特の感じの再現。コーカミがそこまで狙っていたのかは定かではないが、僕はそういうアイドル映画の匂いを感じ取った。

 ツンツンとした深キョンにちょいとばかりイラッと感じ始めた頃に登場する劇中劇。これがなんともまぁ、すごいのよ。生活に疲れた地味な主婦と、ゴージャスな女流作家の2人を演じていて、深キョンのあの決して上手いとは言えない演技と相まってとびきりの可愛らしさを披露してくれるのだから、参ったわ。主人公をキュートに撮るってことでは、間違いなくこの映画は合格点。それに応えられるだけの素質が備わっているってことでもあるんだろうけど。

 さて、前作「アウトレイジ」では凶暴の限りを尽くしていた椎名桔平がこの映画では一転して、わがままな脚本家に振り回されるプロデューサー役でアタフタした演技を披露するのだから可笑しい。ダメ社員と言われた男が、なぜそこまでして彼女のわがままに付き合い、脚本を完成させようと奔走するのか、その理由が最後に明かされる。なるほど、恋愛モノの形を借りた、旬を過ぎた大物と落ちこぼれ社員の再生の物語だったわけだ。

 TV業界の思惑が絡む内幕モノ的な見方もできるけど、もしかして亀山某がかつてCXで連発していたギョーカイ系トレンディ・ドラマのノリも意識していたんだろうか? となると、元ネタの舞台劇は80年代アイドル映画と90年代トレンディ・ドラマへのオマージュ、あるいはおちょくり? と、無駄なことを考えちまったよ。舞台版を知らないと、勝手なこと想像できんだよ。

 「アウトレイジ」繋がりってわけでもないんだろうけど、椎名桔平と塚本高史が再共演。どちらも「アウト」では凶暴な役だったんだけどね。西村雅彦の舞台劇丸出しの台詞回し。わざとやってるんだろうけど、ちょいとやり過ぎ。

 中村雅俊の役名ってのが、ふざけちょる。

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