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大いなる西部(1958)

THE BIG COUNTRY

メディア映画
上映時間166分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(UA)
初公開年月1958/12/25
ジャンルドラマ/西部劇
映倫G
大いなる西部 [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,057
価格:¥ 927
USED価格:¥ 3,702
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【解説】
 西部の町に、東部から優男がやって来た。そこには湧き水の所有を巡って対立する二つの家があり、片方の牧童頭は都会育ちの青年に敵意を向ける。W・ワイラー監督の大作西部劇で、二つの家の抗争を中心にしながらも詩情豊かに西部を描く。野性味たっぷりの牧童頭を演じた若き日のC・ヘストンが強烈な個性を打ち出している。
 テキサスの有力者テリルの娘パットと結婚するため東部からやって来たジェームズ。そんな彼は、パットに恋していたテリルの牧場の牧童頭スティーブには敵意を向けられる。また、テリル家が地元の勢力を二分している大地主ハナシー家と水源地の所有をめぐって対立関係にあることも知るのだった。しかし、この水源地の現所有者で女性教師のジュリーは、騒動を避けようとどちらにも売らない姿勢をとっていた。ところが徐々に両家の対立は激化。そこでジェームズは、平等に水供給したいと自ら土地を買い取ることに。だが、その後、ジュリーがハナシー側に監禁される事態が起きてしまう…。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
12114 9.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:アキ投稿日:2016-10-15 13:21:25
これを単なる西部劇のジャンルに閉じ込めてはいけない。真面目なラブストーリーなのだ。フランス生まれのワイラー監督は、ローマの休日、これ、ベンハーと偉大なラブストーリーを連発した。冒頭のBig countryを駅馬車が疾走し、あの壮大なテーマ音楽が流れる。もうのっけから、あの世界に引き込まれうっとりしてしまう。狭い世界・価値観にしか生きられない婚約者から心が離れ、広くやさしい心をもったジーン・シモンズにひかれていくくだりは自然で、快い。柔軟に優しく皆のために生きるか、頑固に執着して自分のために生きるか、そんな古くて新しい人生の深い構図を、美しい映像で見せてくれる。ワイラー監督に感謝!
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-04-08 20:12:14
まさに「THE BIG COUNTRY」。その大いなるテキサスの平原をコンパスという文明の利器を手に小憎らしくも迷子にもならず馬を駆る、キザで頑固で見かけによらずタフな東部男をまさにはまり役のペックが演ずる。そんなペック演ずるマッケイに振り回されるパット(ベイカ−)とスティ−ブ(ヘストン)が仕舞いには気の毒になるほどだ。男の誇りを賭けて、大草原を背景に延々と繰り広げられるマッケイとスティ−ブの殴り合いのシ−ンが、いかにも良きアメリカを信じていた時代の映画らしくて好ましい。反目する二人の牧場主がライフルで撃ち合う最後の決闘も、俯瞰する眼差しで描写されるために大らかな叙事性を感じさせてくれて、後味の良い作品になっている。急いで付け加えておかなければならないが、女教師ジュリ−役のジ−ン・シモンズの知的な佇まいが、男たちの争いの血なまぐささを和らげてくれていたことを言っておかなければなるまい。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2013-10-05 23:26:29
ウィリアム・ワイラーはあまり音楽に関しては
うるさくない監督だったらしいですが、
印象的なテーマ曲から始まる
冒頭の西部の描写から画面に引き込まれます。
牧童頭を演じたヘストンは、主演する作品とは
いささか趣が違いワイルドで魅力的です。
早朝にいい音を立ててジーンズをはく場面が
好きです。登場する人物が皆「男」を感じさせる
顔で、古き良き時代のアメリカを感じさせます。
投稿者:Bill McCreary投稿日:2012-08-01 21:59:41
この映画はグレゴリー・ペックが製作もしています(ウィリアム・ワイラーとの共同制作)。そう考えると、ペックらしい良識があふれた映画かもしれません。時代に遅れた西部の男の悲劇…なんてのは西部劇の毎度おなじみのパターンですが、この映画は主人公がなんとか時代を現在(その時代設定での「現在」ですが)の価値観に引き戻そうとして、半分成功、半分失敗した、っていうところでしょうか。やはりペックは良識がある人物でなければならず、非常識な役をやるわけには(少なくとも当時は)いきませんよね。

ところで、相手方の農夫をやった俳優は、「エデンの東」で保安官をやった人ですね。気づきませんでした。また、キャロル・ベイカーはこの映画では斬られ役でちょっとかわいそうでしたね。http://blog.goo.ne.jp/mccreary
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2012-01-15 17:03:30
駆け出しの頃、ユニバーサルで数十本に及ぶサイレントの短編西部劇を大量に撮ってたワイラーにとって、正に本作は、その集大成とでもいえそうな西部劇大作。
35ミリを横送りで撮影するビスタビジョンに、アナモレンズを付けて圧縮し、そのまま35ミリにプリントして、映写時に元の像に戻す「テクニラマ」作品だが、やはり解像感は甘い箇所が散見される。この辺り、70ミリにプリントした「スーパーテクニラマ70」方式がつまり映写時に戻す必要が無く、画質的に有利であろうが、それでも野外の大平原を捉えたパノラマシーンは中々の高画質だ。
5人の手になる、考え抜かれたシナリオがまず素晴らしいけども、ワイラーの悠揚迫らざる‘横綱相撲‘の名演出が冴えまくっている。前半などは、かなりゆったりとしたテンポなのだが、それがまた大西部の感覚を十二分に味わわせてくれる。
プラナーのキャメラも品があって、いかにも正統なウェスタン調だが、しかしこの理性を全面に出したワイラーらしい感じは、ほろ苦い辛口のラストも合わせて、多少堅苦しくて盛り上がりに欠ける印象があるかも。あるいは、続きは1923年制作のバスターキートン「荒武者キートン」でどうぞ!という感じかな(笑)あれも主役の名前はマッケイだしね。
それでも、モロスのあの名スコアに助けられて、まずはエバーグリーンな映画になったのは違いあるまい。
演技陣。ペックとシモンズは型通りだが、ヘストンとアイブスにビックフォードにベドヤそしてコナーズは皆それぞれ力演だ。でも、ここではあまり評判がよくないようだが、ベイカーのワイルドな西部女が一番良かったけどね!
投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2011-12-18 14:07:58
【ネタバレ注意】

グレゴリー・ペック、チャールトン・へストン共演。
ローマの休日VSベン・ハー(笑)!この二人の大草原の中でのぶん殴り合い!!

とはいえ、役者としては敵側の家長ヘネシーを演じ、アカデミー助演男優賞を受賞
したバール・アイヴスのキャラクターがひときわ光ってました。ヒット曲がたくさんある
歌手でもあるそうですが、単なる敵役に終わらず、気骨と男気溢れる人物を見事に
体現。ステレオタイプの登場人物が多い本作において、ワイラー監督の手腕による
人物描写はこの敵側の父親に集中しているかのよう。

そのドラ息子を演じたチャック・コナーもこの作品で初めて知りました。
なんて大きな人だろう!と思ったところ、プロ野球とプロバスケット両方で活躍した
アメリカスポーツ史上12人の選手の中の一人とか。しかも詩や小説まで書くという
繊細な側面もあったそうで、敵役として、主演二人に負けない存在感。
義を貫く父親の銃弾に倒れる最後も印象的。

グレゴリー・ペックは政治にもかなり関心の強い人物だったそうですが、
プロデュースも務めてるこの作品は、そのリベラルな価値観が色濃く表れてます。
原作との兼ね合いはわかりませんが、制作年代から察するに、
’56の第二次中東戦争(スエズ動乱)へのメッセージも含んでいるのでしょうか?

武力で他者を排除し、自分達の利害のみを守ろうとする価値観に対し、
水源をめぐって対立するテリル家とヘネシー家、両家長の共倒れという結末と共に、
その愚かさ、無意味さを描いてるようにも捉えられました。

そうしたペックと、後に全米ライフル協会会長にまでなり、ブッシュ政権に貢献する
ことになるへストンが、物語の世界とはいえ、恋敵として、また価値観においても
対立するこの作品の構図は興味深いところです。

ジーン・シモンズは初めて名前と顔が一致しましたが、とてもチャーミングな女優ですね!
ペックとのコミカルなやり取りは、「ローマの休日」を彷彿とさせ、ワイラー
監督好みの描写がわかりました。

映像的には、タイトルどうり、とにかくBIGな空間を疾走する馬や牛の大群!
広大な大自然が背景となっており、今はほとんどなくなりつつある千人収容規模
”シネラマ対応の大劇場のスクリーン” で、じっくり鑑賞したかった作品です。
それでこそ真価を体験できたことでしょうね。

投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2011-08-22 10:01:52
ここには映画のすべてがある。
雄大な景色、張り詰めた空気、工夫されたアクションと起伏に富んだ物語、孤高の勇気と固い信念、ロマンチシズムと魅力的な役者たち。さらには、忘れられない印象的なテーマ曲。
冷戦下の寓話として発表された本作は、半世紀以上を経てもなお古びることのないテーマ性を持つ傑作である。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-262.html
投稿者:陸将投稿日:2011-07-31 02:16:32
【ネタバレ注意】

大いなる西部。
そこは法律の届かない場所であり、自分自身が“法”であり、自分の身は自分で守らなければならない場所である。
また、決闘と暴力が蔓延る場所であり、それから逃げれば腰抜けで臆病者だと罵られる場所である。

そんな世界に東部から移ってきた男。
本作はこの主人公と、教養ある牧場主の女教師の2人が観客の視点であると言ってもよい。
彼らはこの土地で唯一、真っ当な倫理観や道徳観を持った人間なのである。

この地で2人の長が率いる2つの家が対立している。
きっかけさえあれば、些細なことで相手に報復と復讐を吹っかける両家。
暴力を正当化するために、事実をすり替え、強引に理由付けしていく2人の老人。
これは明らかに私的感情による2人の個人的戦争である。

だが、この2人の存在が共同体内で絶対的な“法”となっている。
だからこそ、他の者たちは疑問を感じたとしても、従わざるを得ないのである。

主人公たちはそんな両家による戦争を止めるために行動するが、それが逆に対立を深めてしまう。
不寛容による、取り返しのつかない深すぎる溝。

だからこそ、最後はその絶対的な“法”は互いの手によって破壊され、この世界に一応の秩序や和解をもたらしたように見える。
この物語であれば、そのような落とし前しかつけられないように思える。

ただ1つ気がかりなのは、主人公の花嫁だった女の扱いである。
父親に従順な娘が、その絶対的な存在を失って、どのように自立していくのか。
少なくともその場面は描かれなければならなかったように感じる。
そこが本作の唯一の不満である。

投稿者:tea room投稿日:2011-02-22 09:21:39
久しぶりにこの“大作”を見て、こんなに冗長・退屈な作品だったかと正直唖然。あの程度の話に3時間近く付き合わされるのには参った。台本はあちこち突っ込みたくなるほど雑。それと男らしさとは蛮行ではないという主張はいいのだが、実際に描かれる主人公(ペック)の性格造形がどうにも偽善的身勝手に見えてしまうのも困る。

良かったのは広大な景色(と音楽)のみ。個々の役者はそれなりにそれぞれ魅せたのではあるが。
投稿者:日商簿記2級投稿日:2011-02-19 11:24:14
マカロニ・ウエスタンのような激しいファイトシーンの映画をここ最近は見てきたのでドラマ性重視のような本作をみるとちょっと物足りないようにも思ったのだが、これはそれらの作品とは違った人間味の溢れる味わい深い作品である。

 キャストの豪華さも魅力的だ。グレゴリー・ペックは本当にかっこよいし、ジーン・シモンズのスカーレット・オハラのような雰囲気、童顔のキャロル・ベイカーが大人の女性を個性的に演じ、あのチャールトン・ヘストンのクレジットが4番目になっているところがこの映画の豪華さを感じる。

 ジョン・フォードの作品とはまた違った優雅さもあり167分という長い時間を利用したシーンもあり(グレゴリー・ペックが馬を練習するシーンなど)長尺の映画もすっきりとした。やはり中たるみは否めないがそれを補うように個性的なキャストたちの演技と雄大な風景も魅力的マカロニ・ウエスタンに出てくる場所に非常にそっくり場所も多く出てくる。

時間のあるときにゆっくりと鑑賞してみてはいかがだろうか。
投稿者:masaji投稿日:2010-08-24 18:07:56
私がこの映画を最初に見たのは、1958年の16歳の時でした。当時はまだ映画の人気があり、松竹セントラル劇場はいっぱいの人で、扉も閉まらない中でこの長い映画を立ちっぱなしで見ました。今はDVDで家で寝ころんで鑑賞できるので、隔世の感があります。 私がこの映画を観る前はHestonを知らなかったのですが、この映画を見て初めてこの様な俳優がいることを知りました。何といっても、この映画で一番胸を打たれたのは、どなたかのコメントにもありますが、Charles Bickfordが部下に見放され単独で決闘に向かう姿を見てChuck Hestonが、一人後を追う場面です。 古い西部の頑固な体質は時代の流れで変わるべきと分かっていても、育ての親であるBickfordを見捨てることができないといった場面です。 これ以降に私はHestonの大フアンとなりました。彼の映画はDVDやVHSでほとんど持っています。日本で未公開の"The private war of Major Benson"をはじめ、昔見ることができなかった"
Dark City","The far Horaizon"を入手して楽しんでいます。大いなる西部は私のベスト1の映画です。
投稿者:gapper投稿日:2010-07-07 21:14:31
 ヘストンが、若手の様な扱いなのが新鮮。
 また、キャロル・ベイカーが”だれ?”という感じで、後年イタリア作品で活躍していた頃とは印象が異なる。

 話はペックの西部劇という感じがありありで、誠実、実直、静かといういつも通りの彼だ。
 製作に加わっているからだろうか。
 その押しが強すぎたのが、アメリカでは不評だったらしい。
 しかし、現在(2012/03/15)のIMDbでは7.8ポイントと結構高い評価。

 2家族の確執やジェームズ(グレゴリー・ペック)がパトリシア(キャロル・ベイカー)からジュリー(ジーン・シモンズ)に乗り換えるなど不謹慎に感じる部分もあるが、題名を常に念頭に置きそれを外さず見るべきだ。
 "大いなる西部"は、変わらず見守っている。

 やはり、巧く感じるのはジーン・シモンズ(ジュリー役)。
 パット(ベイカー)とジェームスとの別れた顛末を聞くところなど、巧く恋心を知らずに話していてパットに言われて気づくというところが大げさでなくよい。
 普通は、”はっと”する感じをあからさまに入れてしまうし、そうでなければ分からない演技になってしまう。

 美人とは思わないのだが、魅力的。
 ”聡明”というのがぴったり来るあまりいない女優。
 「青い珊瑚礁(1948)」が見れないのが残念。

【追記】2012/04/21
 誤解していると思われる向きがあるため詳細考察を書いたが、文字数制限の為 allcinema に登録できない為 KINENOTE に登録。
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=1296
投稿者:o.o投稿日:2010-02-08 00:19:43
東部は西部より偉い。この映画が言いたいことはその一言に尽きるようです。これはどう考えても西部劇の形を借りたアンチ西部劇で、この映画にかかれば、西部人とは、無知蒙昧で、問題を暴力で解決することしか知らず、権威に盲従し、いつも私利私欲に駆られて争い、夜郎自大で世界の広さを知らず、知性ある東部人に指導されなければどうしようない奴ら、というのだからたまりません。

とは言え、実に色鮮やかな映画で、雄大な西部の大地が非常に美しく撮られています。最初に思ったのは、真っ黄色な映画だなあということでした。ただ、綺麗過ぎるというか、要は、今まで見た西部劇と比べて埃っぽくないのでありまして、そういうところも、東部人の立場から作った西部劇という感じがします。ドラマの方はしっかり作られた骨太ドラマという感じで、退屈することなく見ることができました。

もう西部劇なんてやめろよ、ということなのだと思います。しかし自分は、少なくとも映画の世界においては断固西部の味方です。おのれ気取りくさったヤンキー (東部人のことです) どもめ、山高帽なんぞかぶりやがって、ヤンキー ゴー ホーム!
投稿者:TNO投稿日:2009-05-24 22:13:25
【ネタバレ注意】

牧場主テリル家とヘネシー家の確執の中に東部出身の実業家が割って入る。力が秩序の時代から法がそれに取って変わろうとしている時代をうまく描いている。両家長が共倒れした時点で力の時代は終焉を迎えたのだ。タイトルは、ソウル・バスだが、らしくない。ビクフォードのテリル家は、名家で、娘ベイカーを東部に留学させる資金力もあるが、家柄が卑しいヘネシー家を差別している。牧童頭のヘストンですら、自分が拾ってやったという感覚で差別しているのであろう。一方、アイブスのヘネシーは、痩せた岩山の一角に掘っ立て小屋の村を形成していて、明らかにテリル家よりも貧しいと思われるが、不条理な信念を持つわけではなく、考え方は一本筋が通っているように思える。テリル家のパーティー会場に単身乗り込んでヘネシーは、自分の牧童が悪さをしたことは素直に認めている。しかし、自分の村が襲われ何の落ち度もない女子供に乱暴を働いたことに対し抗議しているのである。ただ、欠点は、息子コナーズに極端に甘いことであった。ただ、この点は自身で毅然とした決着を付けている。シモンズの泉の所有者は、田舎育ちながら理知的で、最後に東部実業家ペックと結ばれることは必然だと思わせる。"黄金"のベドヤが、頭は弱いが東部客人のよき相談役のメキシコ人として儲け役を演じている。ペックとともにヘネシー家へ胸を張って乗り込むところは、ワイラーが彼のために用意した役だと思わせる。ヘストンは、既に"十戒"で主役を演じた後で、よくこの役を引き受けたと思われるほど、損な役だ。ベイカーは、父親の考えをそのまま受け継いだ差別主義に凝り固まる娘役。ペックに抱きつく演技は、堂に入っていて、後のイタリアお色気路線を先取りしている感じがする。コナーズは、アイブスのどうしようもないバカ息子役を演じたが、失態を見かねた父親に射殺されてしまう。アダムスは、アイブスの妻役で、テリル家がヘネシー家を襲撃する場面で気丈にビクフォードに抗議する女傑を演じた。しかし、その後何らかの事情があったのか、それきり物語には登場しなくなってしまう。

投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 11:25:58
演出:9
演技:8
脚本:7
音響:8
投稿者:アインスタイニウム投稿日:2009-03-15 16:46:13
無駄がない作品でした。166分という時間を感じさせないほど惹きこまれました。広大な台地での西部劇ですが、主に登場人物の人間関係から交わされるドラマにスポットを当てています。この作品の良さは、人間関係や人物の性格がわかりやすく、個々の人物の存在感が力強く印象に残ったことです。音楽もそれぞれのシーンに合っていました。
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2009-01-01 23:59:30
【ネタバレ注意】

今見ても色褪せることのない作品。
チャールトン・ヘストンの存在感は抜群。

投稿者:ジーナ投稿日:2008-12-12 02:19:29
まるで大陸移動しているかのようなスケールの大きさを感じられる西部劇でした。
全編を通してとにかく広大な土地で展開していますが、特に谷間を縫って馬を走らせるシーンが印象的だったかな。
人間たちの争いを横目に、悠々と流れる川も美しかったです。

いわゆる荒くれ者と保安官のパンパン西部劇が好きな方にどう評価されるかは分かりませんが、一族と一族、その中に属する様々な人間たちの交錯したドラマを堪能でき見応えがありました。
登場人物は多いですが、キャラ設定・ストーリーともに分かりやすくストレートに描いているので抵抗無く鑑賞もできます。
粗野な人間こそヒーローだ!みたいな西部の風習と東部からやってきた紳士のバランスも良かったですし、見た目は立派だが金の亡者である父親と見た目とはウラハラに意外と筋の通っている父親という対照的な二人も良いアクセントになってました。

グレゴリー・ペックの紳士ぶりは期待を裏切らない仕上がり♪
海を相手にしてきた男にとっては、西部の土地なんて猫の額のようなモノだったんでしょうね。
やっぱり男はこれくらい心が広く、懐が深くないとねぇ〜
婚約者も含めてどうしようもない奴らが多いので余計に彼の良さが際立っていました(笑)
キャロル・ベイカーのわがままっぷりにはイライラさせられっ放しですから(爆)
ハナシー一家の親父さんは、主役を抑えてしまうぐらいナイスなキャラでした。
本物の男とは、主役のグレゴリーかハナシーの親父かラモンかって感じです(笑)

オープニングから映像にマッチした音楽が流れると、この作品イケる☆って思えるのですが、この作品はその点でも完璧でしたね。

西部劇というと埃っぽくて荒っぽい内容をイメージすると思いますが、この作品はどこか品があって知的な雰囲気漂う作風なので女性でも鑑賞できると思います。
ただ、170分弱ですので時間がある時じゃないとキツイですね(汗)

余談;一番の演技派は暴れ馬のサンダーかもしれません(笑)
投稿者:bond投稿日:2008-12-09 09:22:43
西部劇だが主人公はガンを持たない。内面を強く意識した作品。でもジムの出現で両者の争いの均衡が崩れたとも言えるのでは?引きの画像が壮大で有名なBGM効果もあり、名画には違いない。
投稿者:quiet man投稿日:2008-11-08 12:24:27
中学2年の時に、感動して続けて2度見た思い出の映画です。
緩急のある見事な演出、それぞれの登場人物の心の変化を的確に演ずる俳優たち、タイトルシーンからワクワクさせる音楽と、ワイド・スクリーンの拡がりを存分に発揮したキャメラ・ワーク。
何一つとっても素晴らしい。
広いようでも狭い世間しか知らない住人たちが、よそものに次第次第に感化されていく様は、永遠の人類のテーマを敷衍しているような気がする。
好きなシーンはいっぱいあるが、特に峡谷での戦闘で、育ての親の牧場主に反撥しながらも、一人で峡谷の奥へ進み行く牧場主のあとを追ってゆく
C・ヘストンがいい。J・ギャバンとA・ドロンか、池部良と高倉健かと夢想するくらいの背中ザワザワシーンだ。
ヘストンもここが頂上間近だったのか、「ベン・ハー」で神の加護を受けてからはファンを満足させる映画に出ていない。
世評では大根といわれていたG・ペックは、決して下手な役者とは思わない。ただ、賢明な船長の彼が、なぜ世間知らずで我儘なC・ベイカーに惚れたのか
不思議だ。何度も観返したくなる、今でも大好きな映画のひとつだ。
投稿者:さち投稿日:2008-06-06 05:42:15
普通
投稿者:kinenchyu投稿日:2008-02-06 22:48:29
いわゆるマカロニウエスタンとはまったく別物の西部劇で、人間ドラマを中心に描いた作品ですね。グレゴリー・ペックがかっこよすぎて、ちょっと浮いてる感じが少し残念でした。
投稿者:ito投稿日:2007-10-17 20:59:09
ワイラー一流の人間ドラマ的な西部劇の名作。ビッグマディーの水利権をめぐるテリル家とヘネシー家の確執を描いたドラマ。ジム・マッケイ(グレゴリー・ペック)はビッグ・マディーの権利を手に入れ、両家に平等に水を与えて抗争に終止符を打とうと画策するのだが・・・。

冒頭のJ・モロスの音楽が何度聴いても魅力がある。なぜか主役のペックより脇のヘストンの方が存在感がある気がする(いかにも西部の荒くれ牧童といった感じが良く出ている)。ペックと格闘する前に(裸体も見事ですが)ズボンを一気にはいちゃって、にやりと笑い顔を浮かべるヘストンの姿が実にセクシー。この映画を観てもヘストンは「ベン・ハー」までの人だったと思う。以後は大した作品に出てないし「猿の惑星」だって別にヘストンでなくてもよいキャスト。結局50年代の俳優という気がする。それにしてもこんな役柄でヘストンを使っているのだから(当時もうベン・ハーのオファーを受けていた筈)贅沢というか勿体無い映画だ。ヘストンもよく引き受けたと思いますね。知的なジーン・シモンズと情的なキャロル・ベイカーの女優陣の対比もよい。ヘストンはジーン・シモンズを尊敬する俳優の一人に挙げているが私も好きです、ジーン・シモンズ。でもチャック・コナーズに襲われそうになったときはハラハラします。

この映画の唯一の欠点は主役のペックが格好良すぎること。いくらなんでもあんな「紳士」は実在しませんよ。ペックが演じるから、なおさら気障に見える(別にペックが嫌いではありませんが)。ペックとヘストンの格闘の翌日、ヘストンの顔にはアザや唇を切ったあとがあるのに、ペックの方には傷一つ無くシモンズと会ってる。これは作りすぎ。でも、ペックが製作している作品ですから仕方ないですかね。
投稿者:マジャール投稿日:2007-03-07 02:27:59
ワイラー監督による、端正な人間ドラマ風ウェスタンですが、豪快な見せ場の連続で、飽きさせない娯楽大作です。
東部から来たインテリ紳士が主人公という、異色編で、やや優等生的、理屈っぽいところもありますが、それでも、雄大な開拓ドラマの醍醐味をたっぷりと味わえます。
ジェローム・モロス作曲の、師匠A・コープランドを思わせる西部劇音楽も、ゴキゲン。
ワイルドなチャールトン・へストンがカッコイイです!
投稿者:ONE投稿日:2006-12-16 17:05:50
表向きは、西部の新しい時代の幕開けの物語だが、当時の冷戦体制、雪解けを多分に意識した作品だろう。G.ペックの役どころが、「神の使者」のような感じはするが、作品自体、退屈しないで最後まで観られる。やはりジェローム・モロスのテーマ音楽はいい。
投稿者:tomtom94投稿日:2006-02-06 05:08:50
DVDで久しぶりに観ましたが、やはり名作ですね。東部の新しい考え方を代表するグレゴリー・ペック側と西部の古い考え方を代表するバール・アイブス/チャールトン・ヘストン側を対照的に描いて、非常に分かりやすいストーリーです。今回見直すと、最初1時間弱が少し展開がのろく、グレゴリー・ペック役の単独行動がちょっとなあ、と思いましたが、バール・アイブスが登場して急に引き締まり、殴り合いや決闘シーンなどの西部劇の常套を入れながら、ハッタリのない真面目なワイラー演出ですが、ラストに向かって相当盛り上がります。
他にもチャールトン・ヘストンの悪ぶった役は珍しいですし、ジーン・シモンズがきれい。対照的にキャロル・ベーカーは記憶にあるよりも可愛くないですね。あとはチャック・コナーズの馬鹿息子が楽しかったです。
あと、メイン・タイトルがソール・バスというのは知りませんでした。
投稿者:黒美君彦投稿日:2005-11-02 11:49:04
銃で全てに片をつける白黒ハッキリした西部劇とは一線を画した作品だ。
原題の“The Big Country”に相応しい広大なる大地が印象的。
東部で船長をしていたジェームズ・マッケイ(グレゴリー・ペック)が、テリル少佐(チャールス・ビックフォード)のひとり娘パット(キャロル・ベイカー)と結婚するために西部にやって来るわけだが、彼は基本的に暴力を好まない。そうしたところでパットに好意を寄せる牧童頭のスティーヴ・リーチ(チャールトン・ヘストン)から敵意をもたれるわけだが…。
名匠ウィリアム・ワイラーらしく西部劇でありながら、全編に気品があり、「真の男らしさ」が、西部の荒々しさではないと言い切るところは、アメリカの理想を示しているようだ。アカデミー賞助演男優賞を受賞したバール・アイヴス演じるヘネシー家の長、ルーファス・ヘネシーも一見粗野な荒くれ親父にみえるが、卑劣な行為に走る我が子を撃つ姿は、彼もまた正義を愛する「紳士」であることを示している。
少々上映時間が長いのが難だが、飽きずに観ることが出来た。
だが、こうした佳作も公開当時は興行的に失敗だったようで、残念だ。
…個人的に大根と呼ばれようがグレゴリー・ペックがとても好きなので、評価が甘くなるのは仕方ないが、私は大好きな作品だ。

追記:日本では大ヒットだったとのこと、ご指摘ありがとうございます。でも本国でもヒットして欲しかったと思います。
投稿者:Bava44投稿日:2005-10-29 17:06:52
日本公開当時、『「駅馬車」や「シェーン」に匹敵する西部劇』として、かなり大ヒットした作品。
大型画面を上手く使った画面構成は非常に素晴らしいですが、ワイラーの演出が古い。
ビデオがずっと廃盤になっていて、DVDで見る前はマイナー映画の予感もあったが、
ただ単に(悪い意味で)古いだけというのがわかった。

「古くてもOK」という人には秀作レベルの作品だと思う。

(追記)
上の方と事実がずれているように見えるので少し補足。
アメリカ本国での興行はコケましたが、日本では大ヒットしました。
ただ日本公開が12月の後半だったために興行成績が58年と59年に分かれて
しまった。それが現在からみると日本でヒットしていないと思われる原因だと思う。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-09-18 14:59:29
堂々たる西部劇だと思います。ペックの「海に比べれば、それほど広くない」という台詞もありますが、広大な草原、そして雄大な音楽は、この題名にピッタリです。その中で、本当の勇気とは、かくあるべしと描くのが巨匠ワイラーの考えだったのでしょう。
ペックについては、あまり評判が良くないようですが、私はこの控えめ過ぎるほどの実直な男を演じる俳優は彼をおいては、いないと思いました。チャールズ・ビックフォードとバール・アイヴスの両ボスも良いです。ただアイヴスについては、唄が聴けるような役でないのが、少し残念でした。
チャールトン・ヘストンとチャック・コナーズの息子役も好演ですが、キャロル・ベイカー、ジーン・シモンズの女優陣も、勝ち気な女性、誠実な女性をうまく演じています。特にジーンが素晴らしく、彼女を見ると、いつも「ハムレット」のオフェリアを思いだします。もと船乗りのペックが荒野へ出ていくときコンパスを使うのが新しいアイディアでしょうが、最後にヨーロッパ式決闘が出てくるのが伏線があるだけに面白いです。
投稿者:プンスカ投稿日:2005-09-12 22:29:34
十分名作と思いますが。
投稿者:佐藤紅茶投稿日:2004-11-26 04:48:03
かつて、増淵健氏(本当に西部劇をわかっている数少ない批評家の一人です。最近ある新書で下らぬ雑談をしている五人組など束になっても足元にも及ばない)がこれを西部劇のワースト・ワンとしていました。
私?こんなのを名作としている人の気が知れません。よかったのはメインタイトルだけ。
投稿者:イドの怪物投稿日:2002-09-10 23:57:15
ともかくこの映画好きです。 初めて見たのは渋谷パレス座で多分1975年頃。 つい続けて2回見てしまいました。 いつ見ても何回みても良い映画です。やはり圧巻はBGM無しに繰り広げられるリーチとマッケイの素手での格闘シーン。
投稿者:sonic投稿日:2002-03-17 13:46:16
登場人物それぞれの思惑が面白い。グレゴリー・ペックは男らしくない、バール・アイヴスの方がよっぽど男だよ。
投稿者:空 三郎投稿日:2001-06-22 23:22:20
1.スターが適材適所ですばらしい。演技も一流(G・ペックをのぞく)
2.原作もよいが、監督がまたよい。
3.音楽は、映画音楽の定番として現在もよく流れている。
4.西部劇の形式を取っているが、複雑な人間関(親子、上下関係、恋愛関係)が  分かりやすく上手に描かれている。
5.長時間を最後まで一気に見せる。(映画で一番大切なことです)
この映画は、「映画の中の映画」です。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-02-08 00:02:55
 この映画は、パール・アイブスとジーン・シモンズに尽きる。この二人が映画
の良識を担っているのであれば、ことは簡単だ。しかしながら、ワイラーはグレ
ゴリー・ペックをヒーローとして何の疑問も嘲笑もなく描いている。この嫌みで
胡散臭いキャラクターを一点の曇りもなく「男らしさ」の象徴として描くスタン
スには私は虫ずが走る。ワイラーが普遍的な(22世紀の映画ファンをも納得させる
であろう)人物造形を獲得し得ない点はこういうところにある。変に似非ヒューマ
ニズムなど描かず『必死の逃亡者』のようなピカレスクに徹したワイラーの方が
ずっと良いと思う。

 しかし、女優だけで言えば、廃屋のシーンのジーン・シモンズの可愛らしさは
ちょっと比類ない。キャロル・ベイカーなんて足下にも及ばないね。

投稿者:ゴーストタウン投稿日:2000-05-13 08:01:51
見事な映画。グレゴリ−・ぺック、アメリカ人の最も好きな正義感溢れる男らしい男。ナイスですね。チャールトン・へストン、日本人好みの男らしい男。自分も一旦は見放したにも拘わらず、部下全員に見放されたチャールズ・ビッグフォードを助けるため最後は一人従う姿。いいネ。その時唇を真一文字に結び表情一つ変えないビッグフォードの頑固な表情。男だね。長男の卑怯な行為を恥じ自らの手で撃つ父親役のバール・アイヴス、「ボロは着てても心の錦」ヨーロッパ騎士道精神を体現した男の中の男。グーですね。キャロル・ベーカー男っぽいね。ジーン・シモンズ心情はもっと男っぽいね。大平原の悠々とした風景とそれにピッタリの素晴らしいテーマ音楽が感動を盛り上げる「男の映画」正に"THE BIG COUNTRY"そのもののでした。「西部劇なんて」と思っている若い方、食わず嫌いはやめて是非見て頂きたいですね。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 助演男優賞バール・アイヴス 
 □ 劇・喜劇映画音楽賞ジェローム・モロス 
■ 助演男優賞バール・アイヴス 
□ 作品賞(総合) 
【ニュース】
名優グレゴリー・ペック逝く2003/06/13
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