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ラビット・ホール(2010)

RABBIT HOLE

メディア映画
上映時間92分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ロングライド)
初公開年月2011/11/05
ジャンルドラマ
映倫PG12
大きな岩のような悲しみは
やがてポケットの中の小石に変わる。
ラビット・ホール ブルーレイ [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,430
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ラビット・ホールラビット・ホールラビット・ホールラビット・ホール

【解説】
 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」「ショートバス」のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が、「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマンを主演に迎え、愛するわが子を失った母親の悲痛な再生への道のりを繊細に描いたヒューマン・ドラマ。共演にアーロン・エッカート、ダイアン・ウィースト。本作の脚色も担当したデヴィッド・リンゼイ=アベアーの手によるピュリツァー賞受賞の同名戯曲を映画化。
 閑静な住宅街に暮らすベッカとハウイーのコーベット夫妻。彼らの幸せな日常は、ある日突然一変してしまう。最愛の一人息子ダニーが、自宅前で交通事故に遭い亡くなってしまったのだ。以来、夫婦は同じ喪失感を抱きながらも、悲しみとの向き合い方は対照的で、次第に愛する2人の間にも溝が生まれていく。絶望の大きさを受け止めきれないベッカは、気遣う周囲にも辛く当たるようになる。そんなある日、彼女は息子を轢いた少年を偶然見かけ、思わず彼を尾行してしまうのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
216 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2013-07-09 10:54:44
演出:7
演技:7
脚本:7
音響:7
投稿者:Normandie投稿日:2012-10-23 01:14:44
何をもってしても誰であろうと代わりにはなれない事、ただ別の拠り所を見つける事しかできないのでしょう。
難しくて答えは生きてるうちに見つかればいいが、すべてに深くてずっしりと重い荷物を背負った気持ちですね。
まず舞台劇の原作者であるデヴィッド・リンゼイ=アベアー(43才)の鮮度ある脚本が素晴らしい。
またもや一筋縄ではいかない映画を見てしまったという印象が強く残り、相当引きずりそうです。
演技陣、製作まで買って出たニコール・キッドマン渾身の最高作。
(オスカーは取れなかったがN・ポートマンより彼女の方が遥かにいい)
共演者を支えて自身も咲いたダイアン・ウィースト、
相変わらずさり気なくて熱いアーロン・エッカート様、
加害者役のマイルズ・テラーは今後要注目。
子どもを亡くしたという意味では他にダルテンヌ兄弟の佳作「息子のまなざし」や「ドア・イン・ザ・フロア」「イン・アメリカ」もあり、見比べるのも面白い。
悲しみからの再生という不可能な命題を瑞々しく提示したジョン・キャメロン・ミッチェル、ただ者ではない。
投稿者:黒美君彦投稿日:2012-06-03 23:22:57
【ネタバレ注意】

“悲しいのはお前だけじゃない”…そんなことは何の慰めにもならない。
わが子との突然の死別は家族の形も壊し、世界のありようそのものも変えてしまう。
突然息子を喪った悲しみから立ち上がれず、世界中に怒りをぶつけるかのようなベッカ(N・キッドマン)と、その妻を持て余しつつやはり息子との日々を辿ってしまうハウイー(A・エッカート)。
どこにもぶつけようのない怒りや悲しみや絶望が、繊細な演出で伝わってくる。結局周囲には何もできないのだ。だから腫れ物に触れるようなやりとりしかできない。そこにまた苛立つ夫婦。
加害者少年との交流でベッカーが安らぎを得るというのは、ありなのだろうか…理屈ではない一方的な怒りが生じてもおかしくないのだが、そこは知性豊かな高所得者層(何せ家の敷地が3000平方メートルある)だから寛容になれるのか…。ジェイソン(マイルズ・テラー)が少年ではなく、中年だったら許せたのか…まあ、どうでもいいことですが。

母親のナットを演じたダイアン・ウィーストもまた重要な役。
喪失の悲しみを見事に表現していた。
救いは結局あるとはいえない。しかし、遺された者は一生忘れられない悲しみを抱えたまま生きていかなくてはならない。
この世界はどれだけの悲しみに満ちていることだろうか。

N・キッドマンは絶望した母親を熱演。A・エッカートもいい。
監督のジョン・キャメロン・ミッチェルは、14歳の頃、10歳の弟を心臓病で亡くした経験があるのだとか。そんなこともこの作品には活かされていると感じた。

投稿者:maxpit投稿日:2012-04-22 22:53:51
いいですね、二コール・キッドマン。年齢を重ねて円熟味を増した
分、演技に深みがでています。夫役のアーロン・エッカートもいい。
映画中盤での二人の口論は、まさに迫真の演技だと思います。
悲しみというものを小石に例えた、おばあちゃん役のダイアン・
ウォーストの台詞も泣かせます。きっと長い人生経験からの説得力
なのでしょうね。地味で、淡々とつづく話なので、決して涙が溢れ
出るような場面はないですが、息子を事故で失った夫婦の深い悲しみ
がジンジン伝わってくる作品です。
子供を亡くした夫婦が離婚に至るパターンが多い中、何故、悲しみ
を共有することができないのか? を取り上げた作品。人の悲しみの
重さは、本人しかわからない。だから、共有するのではなく、
それぞれが自身で乗り切れるように支えあう。そんなことを訴えて
いるように感じました。
投稿者:陸将投稿日:2011-11-09 23:02:57
【ネタバレ注意】

「Accident(事故・偶然)」によって突然失われてしまった息子の命。
責めるべき明確な対象が分からないからこそ、残された夫と妻はぶつけようのない想いを募らせていく。

本作は息子の死とどのように向き合い、新たな一歩を踏み出すか探ろうとする映画だ。
夫と妻は夫婦である以前に、別々の人間である。
だからこそ、悲劇への向き合い方は異なる。
「二人三脚」などという言葉はただの理想に過ぎない。

2人は悲しみのあまり、自分の殻に閉じこもることはしない。
むしろ、考え得る様々な方法でそれを乗り越えようとする。
しかし、身内や友人の気遣いに頼ろうとしても、スポーツで汗を流しても、同じ境遇に置かれた人々と感情を共有しようとしても、思い出の品を捨てて忘れようとしても、ドラッグで現実逃避に走っても、愛し合い新たな命を授かろうと試みても、それでも悲しみは消えるどころか、より一層強くなっていく。

相手の思いに応えられないどころか、むしろ反発してしまうことに対し自責の念をも募らせていく彼らの姿に胸が痛む。
それと同時に、彼らがいかに息子を愛していたか、そしてその愛情の強さゆえに苦しんでいることが、繊細な演技と演出の積み重ねによって、手に取るように伝わってくる。

結局、彼らの悲しみは軽減されることはあっても、完全に消え去ることはない。
この問題を根本的に解決することなどできるはずがない。
映画だからといって、必ずしも安易な着地点を用意していない作り手の、題材への真摯な姿勢に好感が持てる。

強いて挙げれば、妻と夫が寄り添うこと、そして「ラビット・ホール」=平行世界(パラレルワールド)の存在を信じることこそが、辛うじて心の癒しになるかもしれないと作り手は提示している。
けれども、息子を轢いてしまった青年や、息子を事実上道路へ連れ出した犬に寄り添い、現実世界でないものを想起しなければならない夫や妻の姿を見ていると、この悲劇の根深さを感じざるを得ない。

【ソフト】
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