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小川の辺(2011)

メディア映画
上映時間104分
製作国日本
公開情報劇場公開(東映)
初公開年月2011/07/02
ジャンル時代劇
映倫G
愛する人を
斬ることなど、
出来るのか。
小川の辺 【初回限定版】 [DVD]
参考価格:¥ 6,480
価格:¥ 3,974
USED価格:¥ 2,400
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【解説】
 藤沢周平の同名短編を、「山桜」に続いての顔合わせとなる東山紀之主演、篠原哲雄監督で映画化。藩命を受け、妹の夫である親友を斬らねばならなくなった下級武士の過酷な運命を静謐に描く。共演は「バベル」の菊地凛子と勝地涼、片岡愛之助。
 ある日、直心流の遣い手である海坂藩の下級武士・戊井朔之助に、藩政を批判して脱藩した佐久間森衛を討つよう藩命が下る。しかし、佐久間は妹・田鶴の夫。しかも、佐久間の批判は民を思えばこその正論だった。そして、揺れる朔之助にとって何よりも気がかりなことは、気の強い田鶴が、必ずや手向かってくるに違いないこと。場合によっては妹も斬らねばならないと覚悟する朔之助。彼は、そんな田鶴を秘かに想い続けていた奉公人の新蔵を伴い、佐久間討伐へと旅立つのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2018-01-26 17:52:33
【ネタバレ注意】

上意を果たすために、昔なじみで妹の夫でもある脱藩武士を斬りに向かう海坂藩士戌井朔之助(東山紀之)。
この映画の大半は、討つ相手である佐久間森衛(片岡愛之助)と、その妻で妹の田津(菊地凜子)の潜伏先に向かう朔之助と奉公人の新蔵(勝地涼)の道中であり、その意味でいえばある種のロードムービーと言える。
朔之助はそこで、幼い日々の田津と新蔵の姿を思い浮かべたり、佐久間の脱藩に至る顛末を語ったりする。

回想シーンは叙情的に描かれ、これはこれでありなのだが、原作が短編小説であるせいか冗長な感じもする。1時間ドラマなら丁度良かったかも知れないが、100分余りに引き伸ばすのは少々無理があるように思った。
藩命を受けて、親友を討たねばならない武士の運命。殺らなければ、戌井家もまた断絶の憂き目に遭わないとも限らない。上意には逆らえない現実を、朔之助は受け入れているように思える。彼が気がかりなのは妹の田津のことなのだ。
そして後半になってようやく姿を現す田津。正直いって菊地凜子がどうしようもなくミスキャスト。この配役はないだろう。
まだ朔之助の妻を演じた尾野真千子の方が適役だったかも知れない。
観終わって改めて感じたのは、小説であればすんなり入ってくるであろう思いの機微が、映像化されたことによって断絶される難しさだった。

それにしても道中、すれ違う人が多すぎる。ここは繁華街か。当時の交通状況を考えれば、簡単に藩境を越えて行き来する人がそれほど多いとは思えない。エキストラとして起用せざるを得なかった、ということかも知れないけれど。
武部聡志の音楽はどこか冨田勲を思い起こさせたが、それにしてはやや陳腐。東山は悪くないだけに、全体としてやや残念な出来だった。

投稿者:いまそのとき投稿日:2013-10-10 18:38:02
数ある藤沢周平ものの中で残念ながら一番ラジーか。45分のテレビドラマでも十分の内容だ。ほとんど見所がない。まずもって、小川の辺、上意討取りの場面に緊迫感がないのが最大の難。役者の中では松原智恵子に軍配。68歳(失礼ながら)にて、画面に負けぬ絵姿。勝気な武家の妻役で、これはこれはという収穫だった。
投稿者:bond投稿日:2013-04-24 08:48:10
いまいち盛り上がらない、サントラBGMがジョビンの「おいしい水」にソックリ。
投稿者:maxpit投稿日:2012-06-21 01:05:38
藤沢周平の原作の中では非常に地味なストーリーだと思う。
篠原哲雄と東山紀之のコンビでは2008年の「山桜」のほうがいい。
ただ、非常に日本を感じさせる自然の風景、生活感あふれる江戸
の町のセットは大変よかった。殺陣のシーンは、カッコいいとは
決して言えないが、かえってリアル感があった。
菊地凛子は今ひとつ、時代劇には向いてないような気がする。
演技ではなく、雰囲気がね。東山紀之は清潔感があって凛々しい。
投稿者:トム・ルーズ投稿日:2011-08-02 07:24:15
【ネタバレ注意】

『武士と言うものは、誠に難しいものだな・・・』
劇中で、東山紀之が演じた主人公の戌井朔之助がつぶやいた一言です。
この一言が、この映画の全てを物語っていたと言っても過言ではなかったですね☆-( ^-゚)v
武士と言うものは、藩主の命の下、民の平和を守る為に存在するものです。
己が忠誠を誓う藩主の命令は絶対。
しかし、それは時として悲劇を生むことになるのですね・・・。

朔之助は、海坂藩で1番と言われる程の剣の使い手でした。
ある日、朔之助に藩主から藩命が下ります。
それは、藩主を批判し脱藩した片岡愛之助が演じた佐久間森衛を、討伐せよとのこと。
佐久間森衛とは、朔之助の親友であり、尚且つ菊池凛子が演じた朔之介の妹である田鶴の夫・・・つまり義理の弟に当たる訳です。
藩命に逆らえば、そこに待つのは戌井家一族の死あるのみ・・・。
藩で1番の剣の使い手であるが故の悲劇・・・。
まさしく、武士とは誠に難しいものだなとなる訳ですね(ノ_-。)
しかし、藩主の意向で、佐久間を討伐すれば妹も一族もお咎めなしと言われれば、やるしかない・・・それが武士の定め。
何とも言えない切なさ、もどかしさ、やりきれなさ・・・。
しかし、これぞ藤沢周平原作映画の真骨頂とも言えましょうか。

この映画の見せ場は、何と言っても朔之助と佐久間が繰り広げる殺陣のシーン。
回想シーンでの殺陣も、小川の辺で繰り広げられたクライマックスの殺陣も、まさに圧巻でしたね!
東山紀之と片岡愛之助が奏でる、まさに息を飲むような緊迫感!
素晴らしかったです(*^o^)乂(^-^*)
それにしても、東山紀之は脱いだら凄いんです!じゃないけど、むちゃくちゃマッチョですね。
爽やかな顔立ちで、体はマッチョ・・・少年隊ならぬ中年隊40代中盤でこの体って、化け物ですねΣ(゚д゚;)
片岡愛之助も負けず劣らず爽やかでしたけどね!
歌舞伎役者は藤沢周平時代劇に映えますね(\'-^*)/

しかし、この映画のメインは、この2人の対決だけではありませんでした。
予告編でも佐久間が斬られるシーンが映っているぐらいですから、そこがメインではないのは明白でしたね。
朔之助の妹の田鶴も、なかなかの剣の使い手。
妹は、夫を殺された恨みとばかりに、兄に弔い合戦を挑みます。
何故、兄と妹が戦わなければならないのか、切なくて泣けてきます(ノω・、)
ただし・・・菊地凛子が時代劇に全く染まっていなかったと言うか、ぶっちゃけミスキャストだったような(・・;)
カツラが似合わなすぎて、顔の大きさだけが強調されてしまい、どうにも感情移入出来ない・・・。
東山紀之、片岡愛之助、勝地涼と、相手役が皆顔が小さかったこともあって、余計にね( ´艸`)
個人的には、朔之助の妻を演じた尾野真千子が田鶴役だったなら、結構嵌ったんじゃないかなと思いましたけど・・・。
逆に、しおらしい朔之助の妻役と言うのが、尾野さんは似合っていなかった気もしました(・_・;)

ただ、私的にベタだけどむちゃくちゃ感動させられてしまったのが、身分違いの恋の結末ですよ!
朔之助の佐久間討伐の旅に同行した、戌井家の奉公人である勝地涼が演じた新蔵の秘めたる思い。
元々は、子供の頃から新蔵と田鶴は両思いの仲。
しかし、当然武家の娘である田鶴と奉公人の新蔵が結ばれることはありえません。
兄に向かって来た田鶴を退けようと、朔之助が構えた際に一瞬見せた新蔵の刀を抜くしぐさ・・・そのしぐさに新蔵の覚悟を見た朔之助がとった行動は・・・。
お〜〜素晴らしい!ベタだけど泣けたな〜(´□`。)
佐久間森衛はちょっと可愛そうだったけど、なんだか幸せな気分でエンドロールを迎えられましたよ!
これぞ日本の文化、これが時代劇じゃ〜い(^-^)/
ところどころ説明不足(佐久間の脱藩描写等々)な部分もあったし、勝地涼も菊池凛子もカツラが似合ってなかったけど、終わってみればなんとなく良かったよ(´∀`)

それにしても、ロケ地は山形でしょうか・・・佐久間夫婦の脱藩後の潜伏先であり、クライマックスのシーンで使われた小川の辺の風景が、本当に素晴らしくて心が洗われる思いでした!
澄んだ空気、小川のせせらぎ・・・まさしく日本の原風景ですね。
映画の内容と相まって、とにかく心が癒された映画でした。

投稿者:ノブ投稿日:2011-07-18 14:49:53
【ネタバレ注意】

「小川の辺」(監督:篠原哲雄 104分)
話の内容は、妹の夫を討つ兄の話。
妹の夫は文武両道で優しくていい奴なのに、上司(今回は殿様)の度量が小さい為に討たなければならなくなるという設定が面白かった(こういう所が年配のサラリーマンにウケるのかもねとボク的には思った)。
東山の嫁役の尾野真千子がとてもいい女だった(綾瀬はるかをシュッとして頭を良くした感じ)。
藤竜也はいい年の取り方をしていた(年取って丸くなったんだなぁと思った)。
松原千恵子はライオンとジャガーに齧られていた。じゃなかった。子供思いの母親役を上手く演じていた。
東山紀行は必殺シリーズよりも藤沢周平原作真面目時代劇の方が向いているとボクは思った。
相手役の片岡愛之助・家来の勝地涼も「誠実」な感じで良かった。
菊池凛子はゴツゴツのイカツイ顔でボク好みではなかった(しかし剣の強い勝気な女という今回の役柄にはあっていた)。
道中の東山と勝地が歩く色々な景色のシーンがとても良かった。
竹光仇討ち演出が微笑ましいコミカル演出で良かった。
利根川を船で下るシーンもいい感じだった。
行徳の町の人達の生活が上手く描かれていたのも良かった。
東山と片岡の二人の「小川の辺」での対決シーンの殺陣も良かった(その前の雨が降ってくる御前試合の殺陣も良かった)。
最後に妹の夫は死んだが、ナントカ丸くおさまって、ちょっとしたハッピーエンドなのも後味が良かった(なかなか咲かなかった花が咲く演出も良かった)。
全般的に
説明するのは野暮・口に出すのは野暮・「それをいっちゃあおしめぇよ」という感じの演出が良かった(微妙な人情の機微を楽しむ映画)。
景色もとても良かった。
役者さんが皆、役にあっていて良かった。
殺陣もきちんとしていたのも良かった。
ボクは娯楽時代劇の方が好きだけれど、「真面目時代劇」としてはナカナカ良く出来た作品。
http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:kuro投稿日:2011-07-05 20:01:33
【ネタバレ注意】

佐久間が脱藩に至った経緯の説明がありません。
原因の端緒は語られるのですが、政敵は思惑通りに公職追放になり、農民と一緒に必死になって暴風雨のなかで農地を守ろうとするところで終わってしまいます。
結局は洪水を防げずに責任を取らされることになったのか、後は観ている者の想像にまかせるだけです。手がかりは殿が気が短い方であるとの語りだけです。
その部分をもっと詳しく描いて欲しかったところです。
そのために上意成敗に至るまでの葛藤が描ききれていません。
単なる淡い恋物語になってしまって喰い足りない映画になりました。
主人公の武士は規律や理念には揺るがない強い信念を持っており、そのために他人にも厳しいが、自分にはより厳しい人物です。
反面、目下の者には優しく寛容で器が大きい人物です。
まさに藤沢周平が理想とする人物像でしょう。
考えてみれば、藤沢周平ワールドを期待して観にきた観客を裏切らない秀逸な脚本と言えるのかもしれません。
道中の山形県の美しい風景に心打たれます。
懐の深い人情と日本の原風景、これが揃っていれば藤沢周平ファンには完璧なのでしょう。
私はそこまでのファンではなかったためか、やや物足りなく感じてしまい辛い点数となりました。

【ソフト】
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