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恋の罪(2011)

メディア映画
上映時間144分
製作国日本
公開情報劇場公開(日活)
初公開年月2011/11/12
ジャンルサスペンス/ミステリー/エロティック
映倫R18+
ようこそ、愛の地獄へ
恋の罪 [Blu-ray]
参考価格:¥ 3,780
価格:¥ 2,811
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 Photos
恋の罪恋の罪恋の罪

【クレジット】
監督:園子温
製作:鳥羽乾二郎
大月俊倫
企画:國實瑞惠
プロデューサー:千葉善紀
飯塚信弘
脚本:園子温
撮影:谷川創平
編集:伊藤潤一
音楽:森永泰弘
照明:金子康博
録音:渡辺真司
出演:水野美紀吉田和子
冨樫真尾沢美津子
神楽坂恵菊池いずみ
児嶋一哉正二
二階堂智吉田正男
小林竜樹カオル
五辻真吾木村一男
深水元基マティーニ真木
内田慈土居エリ
町田マリーマリー
岩松了スーパーの店長
(友情出演)
大方斐紗子尾沢志津
津田寛治菊池由紀夫
【解説】
 「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」の鬼才・園子温監督が、90年代にマスコミを賑わせた“東電OL殺人事件”にインスパイアされて撮り上げた衝撃の問題作。表と裏の顔を持つ3人の女性を主人公に、一つの殺人事件を巡って浮かび上がってくる人間の心の闇を、激しい官能描写と共に圧倒的な筆致で描き出していく。出演は「七瀬ふたたび」の水野美紀、「閉じる日」の冨樫真、「冷たい熱帯魚」の神楽坂恵。
 あるどしゃぶりの雨の日、ラブホテル街の木造アパートで無惨に殺された女性の死体が発見される。事件の捜査に当たるのは、幸せな家庭がありながら不倫にはしる女刑事、吉田和子。捜査を進める中でやがて、大学のエリート助教授・美津子と人気作家の貞淑な妻・いずみの驚くべき秘密へと近づいていくのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
212 6.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:ピースケ投稿日:2014-02-07 00:58:14
冨樫真、この映画で初めて観たが、
薄化粧の時の透明感が深津絵里に似てる。
投稿者:dadada投稿日:2012-08-14 16:36:20
この監督の映画は何本かビデオ鑑賞しているが、いずれもワル乗りが過ぎて好きになれない。今回も同様。
しかしながら、毎回そのワル乗りの方向が少しずつズレているので、今度は何をやらかしてるかと気になるから不思議。
公開済みの新作は結構評判がよろしいようで...気が向いたらDVD借りてきて観ます。
投稿者:maxpit投稿日:2012-04-28 03:44:53
傑作「愛のむきだし」を生み出した園子温監督。
その鬼才ぶりは今回も絶好調のようである。
摩訶不思議なる女の性の本質を暴く衝撃作である。
。。。と言いたいところだが、前作「冷たい熱帯魚」
よりさらにエログロぽしようと思ったのか、ちょっと
設定が強引すぎて不自然ではある。
過度のSEXシーンも、見ている分にはいいが(笑)
作品としては不要な部分も多いような気もする。
要は、女性は男性と違い、精神的な充足感があってこそ、
肉体的な満足が得られるのであって、そうでない
SEXではお金を貰って当然なんだよね(笑)
まあ、園子温監督、独特の非現実的ワールドですが、
人間の心の闇の部分を強烈なパンチで訴えるところは
さすがです。水野美紀のヌードも話題になったが、
富樫真、神楽坂恵の狂気の演技も見ものです。
投稿者:真壁 六郎太投稿日:2012-02-21 18:57:14
【ネタバレ注意】

開始そうそう「雪乃さぁーん!!」と叫んでしまった。あまり必要性を感じないサービスショットだった。エログロでありながら純文学っぽい変な作品だ。ストーリーはほぼ予想通りで「冷たい熱帯魚」ほどの斬新さは無かったが園ワールドは健在だった。ただ、もう園監督作品は見るのをやめようと思う。見た後、精神的につらくなり、飯がまずくなる。作品の善し悪しとは別の問題だけどこればっかりは仕様がない。

投稿者:黒美君彦投稿日:2011-12-25 02:07:27
【ネタバレ注意】

巷で最近何かと話題にのぼることの多い園子温監督の作品。実は彼の作品はこれが初体験。
最後までぐいぐい引っ張る力量は大したものだ。
この作品が一流企業の総合職の女性が売春をしていて殺された、いわゆる東電OL殺人事件に触発されたのは、渋谷区円山町を舞台にしているところからも容易にわかるが、それ以外事件とこの作品とは設定が大きく異なる。
作品の主人公たちは、状況に閉塞的に囚われている女たちだ。夫や子供もいながら、夫の友人との関係をずるずる続ける刑事(水野美紀)。有名作家の完璧な妻を演じながら肉体をもてあます妻(神楽坂恵)。大学教授だった父親を男として愛し、同じ大学で教鞭をとりながら夜な夜な春を鬻ぐ助教授(富樫真)…。
肉体で意味を求め、言葉を肉体化する。
動物としての欲求を解放したとき、現実は装いを変えるが、しかし非情な痛みもまた伴う。

地上波TVでは決して放送できない(カットばかりでわけわかんなくなっちまう)内容なのだが、形而下的な昇華、とでもいうか、ぎりぎりの線で生身の人間が描かれている…と思った。
なんじゃそりゃ、というコミカルな展開も含めて刺激的なのは間違いない。
ただ、物語そのものはやはり男目線のようにも感じるので、女性の感想も聞いてみたいところだ。
豊かな胸が目立った神楽坂恵は、この映画完成後、園監督と結婚したのだとか。ふーん。

投稿者:陸将投稿日:2011-11-17 23:00:08
【ネタバレ注意】

園子温は映画監督である以前に詩人だ。
詩は言葉に感情を乗せることで相手に想いを伝えるものだ。
けれども、どんなに感情に任せて殴り書きしても、丁寧に字を綴っても、印刷されて活字になってしまえば文字は統一化され、文字自体が持つ感情は排除されてしまう。
「だから、オレは映画という媒体を選ぶしかなかった」。
本作を観ていて、園子温があるインタビューで語ったそのような言葉を思い出した。

本作のキーワードは間違いなく「言葉」だ。
それは、実際の事件では東電OBだった美津子の職業を、大学の助教授という「言葉」を扱う仕事に変更した点からも見て取れる。
彼女は、言葉は「カラダ」が伴うことで初めて意味を成すと語りかける。

本作に登場する3人の女性は「愛」を求めている。
「愛」という言葉、それ自体は形を成すものでも、目に見えるものでもない。
だからこそ「カラダ」でその言葉を実感しようとし、「カネ」でそれを価値化しようとする。

社会的な地位を獲得し、世間からは幸せ“そう”に見られる女性たち。
けれども、空虚で退屈で永遠に繰り返されるであろう日常に身を置いて、そこに本当の愛や幸せが存在するのだろうか。
何処となく満たされない想いが、日常という「迷宮」を彷徨っている。

そこから脱出しようと、彼女たちは<素顔>と<仮面>を使い分ける。
ここでは<素顔>はウソや建前の姿を表し、<仮面>は性が解放されたホントの姿を表すという逆転が生じている。
それを園子温は過剰とも言えるほどの単純さで、<スッピン>と<メイク>を使い分け、視覚化しようとする。

現代の日本映画界において過剰すぎる演出は批判されがちな風潮があるが、園子温はそれこそが映画だと言わんばかりに堂々とやってのける。
しかも余白を埋め尽くさんばかりの過剰なエロやグロが不思議なことに、エンターテイメントとしか表現できないようなものに昇華されているところが凄い。
「言葉」や「感情」といったモノを、具体的な形として視覚化しようと試みること。
それは映像を媒体にする映画だけの特権だ。

けれども、彼女たちは堕ちて堕ちて、この世界の底に辿り着いても、本当の「愛」や「幸せ」を見つけることはできない。
第一、そんなものが世の中に存在するかさえも分からない。
だからこそ、園子温の映画で堕ちていく人物たちは滑稽であり、力強くもあり、同時に虚しくもある。

ここでの「世界」は我々が住む世界と地続きであることを、エピローグの「ゴミ捨て」の寓話から示唆される。
一見平凡で平和そうな家庭であっても、確実に渋谷の円山町のような世界と繋がっている。
その事実は「保守的」な現代の日本人、あるいは日本映画界に対しての、園子温から発せられる痛烈なメッセージなのだと思う。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 特別賞千葉善紀 「恋の罪」の製作に対して
 ■ ベスト10第4位
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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