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アントキノイノチ(2011)

メディア映画
上映時間131分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月2011/11/19
ジャンルドラマ
映倫PG12
それでも、遺されたのは未来。
アントキノイノチ Blu-rax プレミアム・エディション [Blu-ray]
参考価格:¥ 7,128
価格:¥ 15,880
USED価格:¥ 2,141
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【クレジット】
監督:瀬々敬久
エグゼクティブプ
ロデューサー:
田代秀樹
関根真吾
プロデューサー:上田有史
辻本珠子
企画プロデュース:平野隆
下田淳行
原作:さだまさし
脚本:田中幸子
瀬々敬久
撮影:鍋島淳裕
美術:磯見俊裕
編集:菊池純一
音楽:村松崇継
主題歌:GReeeeN
『恋文〜ラブレター〜』
VFXスーパーバ
イザー:
立石勝
スクリプター:中西桃子
照明:三重野聖一郎
録音:白取貢
助監督:吉村達矢
出演:岡田将生永島杏平
榮倉奈々久保田ゆき
松坂桃李松井新太郎
鶴見辰吾古田
檀れい岡島あかね
(友情出演)
染谷将太山木信夫
柄本明井上正志
堀部圭亮大沢稔
吹越満永島信介
津田寛治萩原先生
宮崎美子美智子
原田泰造佐相
【解説】
 「余命1ヶ月の花嫁」のスタッフが、さだまさしの同名小説を「雷桜」「プリンセス トヨトミ」の岡田将生、「余命1ヶ月の花嫁」「東京公園」の榮倉奈々主演で映画化した感動ストーリー。それぞれに心に傷を持つ若い男女が、“遺品整理業”の仕事を通して“生と死”に正面から向き合い成長していく姿を描く。監督は「ヘヴンズ ストーリー」「感染列島」の瀬々敬久。
 高校時代の辛い記憶から自分を責め続け、心を閉ざす青年、永島杏平。彼は父親の紹介で、遺品整理業“クーパーズ”で働くことに。それは、遺族に代わって故人の部屋を片付け、遺品の整理をする過酷な仕事。それでも、先輩の佐相や久保田ゆきの下で仕事を学び、故人と遺された人々との様々な最後の別れに立ち会っていく。そんなある日、杏平はゆきの手首にリストカットの跡を見つけるが…。
<allcinema>
【関連作品】
アントキノイノチ(2011)
アントキノイノチ〜プロローグ〜天国への引越し屋(2011)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
215 7.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:nabeさん投稿日:2013-04-28 06:52:43
心に傷を持った男女のラブストーリーである。
高校生の時に心の病に陥った男女が、遺品整理の仕事をしながら社会復帰をしていく物語であるが、最初は顧客である大人の人々の身勝手さにスポットをあて、そこにやり場のない怒りをぶつける主人公の心の葛藤が中心になっているのだが、次第に恭平とゆきのラブストーリーに焦点が移ってしまうので、この原作が本来持っていた崇高なテーマが拡散してしまい、後半は単なる男女の哀しいラブストーリーになってしまうのが残念だ。全体を通して柱になるしっかりした脇役がいないので、良くあるお涙頂戴モノになってしまっている。
一方で、主演の岡田将生と榮倉奈々が初々しい演技を魅せているのが新鮮だ。いっそのこともっと軽い学園モノといったテーマの作品に作り替えて、二人のラブストーリーだけにした方が分かりやすくて良かったかもしれない。
投稿者:maxpit投稿日:2012-05-27 08:14:58
遺品整理のキーパーズ(映画での社名はクーパーズ)という日常生活では接しないような
仕事を題材にしているところは映画「おくりびと」的で興味深かった。トラウマをかか
えた男女のほのかな恋愛的、心の触れ合いをおり混ぜながら、死というものに身近に接
することで生への再生を図る感動物語を目指しているのだろうけど、いかんせん重い雰
囲気の中での感動話にはギャップがありすぎる。それに、さだまさしの原作は読んでい
ないが、書かれているエピソードはこの映画どおりなのだろうか? 押し付けがましい
話が多く、現実のキーパーズの仕事で、こういう人がいたら、ちょっと引いてしまうか
も(笑) 感動を狙ったものなら、それは小説的で現実感はない。
主演の二人は、どちらも熱演している。瀬々敬久監督作品としては同じ生と死を扱った
作品としては「ヘヴンズストーリー」のほうが遥かに出来はいいと思う。
投稿者:陸将投稿日:2011-11-24 23:13:32
【ネタバレ注意】

本作は<生>と<死>について扱った作品だ。
特に<死>については、グロテスクで目を背けたくなる描写が含まれているので面食らった。
例えば、孤独死した家の中に湧き出るウジ虫の大群やゴキブリ。
あるいは、ワンカットで映し出される飛び降り自殺。
いかにも<死>を真摯に扱っているような姿勢だ。

けれども、それはただの欺瞞的な姿勢だと思わずにはいられない。
学校の屋上から自殺した生徒は前のめりになって飛び降りたはずなのに、次のカットでは仰向けになって血を流して倒れている場面が象徴的だ。
確かに、役者の顔が見えないと撮影側からすれば不都合であろう。
だが、本作の核となる<死>を直接的に描く重要な場面で、整合性が取れない演出を平気で行う作り手。
要は、そこまで作り手の神経が行き届いていないのだろう。
にもかかわらず、<死>を正面から描いている態度に腹立たしさを覚える。

この<死>についての扱いに終始違和感がある。
どこか<生>を引き立たせるためだけに、<死>を描いているようにしか思えないのだ。
特にラストシーンのあまりにも軽率に描かれる<死>、さらにその<死>の対象には正直落胆してしまった。
極端に言えば“「アントキノイノチ=犠牲になった他人の命」があるからこそ、今の自分の命がある。だから命は繋がっているのだ”という論理を証明したいがために、文字通り人間の命を犠牲にしているようにさえ見えてきてしまう。

この「自分本位の思考」が至るところで透けて見えてくるからこそ、胸糞悪い気分になってくる。
例えば、遺品整理を通して自分たちの過去と決別しようとしている主人公もそうだ。
職域を越えてまで遺族に自分の思想を押し付けるために、家まで手紙を届ける場面などその極みだろう。
たとえ主人公にどんなトラウマや背景があろうと、だからと言って何でも許されていいということでは決してないと個人的には思う。

他にも欠点を指摘すれば枚挙に暇がない。
序盤に無駄に画面をグラグラと揺らし、素人のようにパンやズームを繰り返す手持ちカメラによる撮影。
不安定な青年の心情を表現したげな演出は、もはや使い古された手法であり、ただただ見にくいばかりである。
終盤の“ココで泣いてください”と言わんばかりの大音量BGMにも辟易してしまう。

また、「ネット=悪」「アダルトビデオ=悪」という一元的な思考しかできない作り手。
しかもそれを“生きることは、恥ずかしいことだ。”という台詞だけで片付けようとする雑すぎる演出には、観ているこっちが恥ずかしくなってくる。

さらに、自棄に高さを強調する頭上アングルや、自己を開放する描写として叫ぶ・走るという描写を入れるのに文句はない。
だが、それをワンパターンで何度もやられると、作り手の引き出しの少なさを疑わざるを得ない。

脚本も練り上げ不足と言われても仕方ないだろう。
<生>と<死>についての意味ありげな台詞を広げるだけ広げておいて、その風呂敷を結局上手く畳むのを困難にしている。
だからこそ、あのような安直な<死>によって物語を閉じざるを得なかったのだろう。

柄本明が登場する場面も本当に酷い。
気の抜けたトーンの回想場面や、柄本明の泣き演技(そもそも柄本明に泣き演技をさせてはダメ)は、その場面の重みと全くバランスが取れていないように感じる。

欠点を思いつく限り並べてきたが、ここで挙げた演出方法や、「自己本位」「無神経」といった作り手の姿勢は、昨今の邦画でよく見られる風潮である。
そんな邦画の悪しき要素がふんだんなく盛り込まれた作品、それが本作と言っても仕方がないような出来だ。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ ベスト10第2位
【サウンド】
『恋文〜ラブレター〜』
歌 :GReeeeN
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