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エッセンシャル・キリング(2010)

ESSENTIAL KILLING

メディア映画
上映時間83分
製作国ポーランド/ノルウェー/アイルランド/ハンガリー
公開情報劇場公開(紀伊國屋書店=マーメイドフィルム)
初公開年月2011/07/30
ジャンルアクション/サスペンス/アドベンチャー
逃げろ!!
エッセンシャル・キリング Blu-ray
参考価格:¥ 6,264
価格:¥ 5,043
USED価格:¥ 3,280
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【解説】
 「早春」「アンナと過ごした4日間」のイエジー・スコリモフスキ監督が、アメリカ兵の追跡から懸命に逃れ、荒涼とした大自然の中で極限のサバイバルを繰り広げる一人のアラブ人兵士の姿を、美しい風景描写を織り交ぜつつ、セリフを排したシンプルかつ大胆不敵な構成で描き出す異色のサスペンス・アクション。主演は「バッファロー'66」「ブラウン・バニー」のヴィンセント・ギャロ、共演に「潜水服は蝶の夢を見る」のエマニュエル・セニエ。2010年のヴェネチア国際映画祭では、みごと審査員特別賞と主演男優賞をダブル受賞。
 アフガニスタンで米兵を殺害したことで、米軍によって拘束された男ムハンマド。収容所で激しい拷問を受けた後、軍用機で別の場所へと移送される。やがて、護送車で移動中に事故が起こり、彼はその混乱に乗じて脱出に成功する。しかし、そこは右も左も分からない雪深い森の中。それでも、追っ手から逃れるべく、やみくもに逃げ続けるムハンマドだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:いまそのとき投稿日:2013-03-26 13:05:34
最近見た映画の中でその難解度、ドキュメントタッチの被写体を突き放す個性的な作風といった意味で、ニーチェの馬、無言歌と合わせて賞狙いの芸術作品3傑と思う。アフガンから凍てつくロシア圏の逃走。幻覚の木の実。白馬に吐血。サバイバルの死闘を捉えるカメラ。寡作映画作家、スコリモフスキーの極めて独創的、かつ独りよがりの世界。死にもがき苦しむ恐怖と苦痛を延々と描く。成る程これも映画なのだ。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2013-01-31 23:16:36
二度目の観賞で完走はしたけど、長編とは思えない退屈な出来だった。
投稿者:bond投稿日:2012-08-21 08:29:57
障害を殺害しながらの逃亡だが、盛り上がりがいまいち。両手上げながら近ずいたのに、気づかれず、銃を奪われたのは間抜けだ。ヴィンセント・ギャロってオッサンになったなー。
投稿者:uptail投稿日:2012-03-01 09:49:51
演出:8
演技:7
脚本:7
音響:7
投稿者:陸将投稿日:2011-12-21 22:02:54
【ネタバレ注意】

本作は“現在(いま)”を生きていくために必要なものだけを残し、無駄なものは剥ぎ取られた世界で展開される。
ヴィンセント・ギャロ扮する男の情報もほとんど観客に提示されることはない。
眼前の「生」に執着している者にとって、個人の生い立ちや職業、性格、思想といったものは全く重要な要素ではないからだ。

それらの中には言葉さえも含まれている。
人間と遭遇すれば殺し、奪い、貪る世界の中において、コミュニケーションのための道具を持ち合わせていても意味がない。
言葉を生み出す前から「人間」は存在していたという歴史的事実があるからこそ、本作は人類の原始的な姿をも想起させる。

追っ手の存在も徐々に薄くなり、音は消え、荘厳で静謐な世界に足を踏み入れていく男は、なりふり構わず虫や木の実や魚を喰らう。
動物を狩って調理するなどといった手のかかるサバイバル術は一切描かれない。
だが、それこそが窮地に追い込まれた人間が行うことだと思わず納得してしまう。

終盤に差し掛かっていくに従って、野生化した男は徐々に人間性を回復していく。
相手への同情や気遣いと言った、捨てきれないでいた人間性が顔を覗かせる。
けれども、それはこの世界で生きていくために不必要なものだ。
だからこそ、人間の優しさに触れた男は、白馬に乗せられ「死出の旅」へ誘われる。
男が口から吐く血によって、赤く染まっていく白馬の姿からは神々しささえ感じられる。

本作はどこか全編に神話的な雰囲気さえ漂わせた、「生」と「死」についての物語である。

投稿者:にゃんにゃん投稿日:2011-08-08 01:40:15
【ネタバレ注意】

ただひたすら追われ続け、ただひたすら生きるために行動する。
それ以外には何もない。シンプルな映画だ。
それなのに、映画からは力強い「生」のパワーを感じる。

舞台は極寒の雪山。
囚人として捕われていた主人公は、ふとした事故の隙に雪山に逃げ込む。
食料もなく、方向もわからないまま、極寒の土地をがむしゃらに逃げる。
生きるためならなんでもする。
腹が減ったら虫や木の幹でさえも食べる。
必要とあらば人殺しもする。
大自然の中、そのシンプルで動物的な行動にはもはや善悪など感じない。
ただひたすら生きるのみ、だ。

驚くことに、主人公は映画中に一言も言葉を発しない。
主人公の名前は何なのか、何者なのか、これまで何をしてきたのか、わからない。
わずかな回想シーンでは彼には家族がいる、ということがわかる。
青いヴェールの女性は彼の妻で、子供もいるようだ。
家族の存在が彼の力の源なのだろうか。
そんな彼の様子をカメラは淡々ととらえ続ける。

聞こえる音といえば、
彼を追ってくるヘリコプターや犬の鳴き声、
不協和音のBGM、
それに主人公の息づかいである。
劇中に何度か人が話しているところも映るのだが、
この映画では言葉が汚いもののように扱われている気がする。

唯一この映画に安らぎを与えてくれるのは、大自然の美しさと、途中で登場する女性である。
彼女はまるで天使のように主人公を助けてくれる。
どんな犯罪者かわからない男を手当して匿ってくれるのだ。
(彼女は口が聞けず、主人公と同じく言葉を一言も発しないのが面白い)
彼女の母性、優しさに触れたとき、主人公は唯一人間らしさを取り戻したようだった。

ひたすら逃げ続けた先には何があるのだろうか。
映画にはカタルシスもなければ明確なメッセージを見つけることも出来ない。
ただ、生きることに対しての強烈な力がみなぎった映画である。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 男優賞ヴィンセント・ギャロ 
 ■ 審査員特別賞イエジー・スコリモフスキ 
□ 撮影賞アダム・シコラ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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